「news every.」の森圭介キャスターが、ニュースの気になる情報をお伝えする「なるほどッ!」。20日のテーマは、「砂浜が消滅のピンチ!? 海水浴場は…」です。
20日は「海の日」ということで、海へ取材に行ってきました。
茨城県の大竹海岸鉾田海水浴場。雲一つない快晴だったのですが、人の姿が見えませんでした。「立ち入り禁止」のコーンが置いてあり、「危険!およがないで!」と書かれた看板も。実は今年、海水浴場が開かれないというのです。
その理由は、「以前あった砂浜がなくなってしまったから」だといいます。さらに、秋田県の海水浴場も今年は開設を断念したといいます。
そして先週、海開きをした石川県の今浜海水浴場。海岸線をドライブできる砂浜なんですが、「浜茶屋」と呼ばれる海の家は、去年より1メートル下げた位置に建てられました。
今浜浜茶屋組合・定免武治組合長
「(今年は)下げて建てたけれど、それ以上はもう下がれない状況」
砂の消失は湘南や千葉県など全国的に起こっていて、砂浜のラインが陸地側へ後退しているといいます。
海岸工学が専門の東北大学大学院・有働恵子教授の研究では、全国の砂浜の幅、つまり波打ち際から陸地までの幅は、1950年ごろは平均66メートルだったのに対し、40年後の1990年ごろ(平成初期)には43メートルに。20メートル以上も減ったというデータがとれているのです。
さらにこの先、2100年(21世紀末)には、1990年と比べて「砂浜の6割以上が消えるおそれ」があるというのです。
そもそも、海岸の砂はほとんどが「山」から来ています。有働教授によると、雨が降ると山の土砂が削れ、川へ流れ込むといいます。土砂は川を下り海の方へ。山から川へ、川から海へ。こうして海岸が砂浜になっていくのです。
しかし、砂浜がなくなっている。その主な理由は、「山からの砂の量が減少したから」です。では、なぜ、山からの砂の量が減少したのでしょうか。
山に雨が降るという話をしましたが、いま、水を止めるため、ためるために、ダムを作っていますよね。神奈川県の担当者によると、これまで山から海に流れていた土砂が、このダムで遮られてしまって、土砂はダムの底にたまってしまうということでした。
さらに、街並みも人の営みによってどんどん都市化されていき、昔は土がむきだしだった地面がコンクリートなどで覆われることで、雨が降っても土砂が流れ込みにくくなっているということです。
そして、気候変動の影響もあるんです。台風がいま、大型化していますよね。海岸工学が専門の茨城大学・横木裕宗教授によると、台風が大型化した場合、打ち寄せる波も高く激しくなります。すると波が高くなり、海に持っていかれる砂の量が多くなるというのです。
山からも来ない、海にも砂が持っていかれてしまうということで、砂浜からどんどん、砂の量が減っていっているということなんです。
砂浜には、「波の力を弱める」防災の役割があると、横木教授は指摘します。砂浜があれば波が砕けて弱まり、海の近くの住居を守る役割もあるというのです。
一部の海岸で50年間で50メートルも砂浜のラインが陸地側に下がったという神奈川県の茅ヶ崎海岸では、2019年の大型の台風の影響で、海岸沿いに作られたサイクリングロードが高波ですべて崩落したことがありました。砂浜がなくなると、波が高くなった時に、海の近くの家や道路に簡単に打ち上がるようになってしまい、危険リスクが高まるといいます。
全国の各自治体はしっかりと対策を打ち出しています。台風の被害にあった茅ヶ崎海岸では、ダムの底にたまった砂を大きなトラックを使って定期的に海へと運んでいるといいます。この作業を2001年ごろから継続したことで、50年間で後退してしまった50メートル分の砂浜は確保できたというのです。
ただ、神奈川県によると、たとえ元に戻ったとしても、この砂を運ぶ作業を止めることはできず、今後もおこなって海の砂を守り続けていくということです。
(7月20日放送『news every.』より)
投稿者「F.Krueger」のアーカイブ
実質審議3日間の延長国会、4法案成立綱渡り…「副首都」は参院での可決成否が焦点
政府・与党は、25日まで会期を延長した今国会で「副首都構想」関連法案など4法案の成立に全力を挙げる構えだが、綱渡りの展開となる見通しだ。現状で法案審議を見込めるのは実質3日間しかなく、4法案は最後の平日となる24日の参院本会議での採決を想定する。副首都法案は少数与党の参院で可決できるかどうか予断を許さない状況で、成否が焦点となる。(長谷部駿)
「四つの法案は何としても成立させたいという強い意志があり、延長するに至った」
会期延長が議決された17日、自民党の磯崎仁彦参院国会対策委員長は国会内で記者団にこう強調した。
4法案は、議員立法の副首都法案と国民投票法改正案、政府提出の予防接種法改正案と建築物省エネ法改正案だ。副首都法案と予防接種法改正案は参院で審議入りできていない。野党の反発を考慮し、延長議決を当初の会期末だった17日の夕方とした影響もあり、審議に関する与野党協議は進んでおらず、21日に行われる予定だ。
政府・与党は22日から法案を順次審議し、金曜日の24日の参院本会議で採決する段取りを描く。25日は、国会が未明にずれ込むといった不測の事態に備える「予備日」とみなしている。
与野党の攻防が激しくなりそうなのが、副首都法案だ。与党は22日に参院沖縄・北方・地方特別委員会で審議入りさせたい考えだが、充実審議を唱える野党は、総務委員会との連合審査や参考人質疑を求めている。審議日程を差配できる特別委の委員長は立憲民主党議員が務め、与党が押し切るのは難しい環境でもある。
国民民主党の玉木代表は20日、沖縄県沖縄市で記者団に対し、「法律的な不備、穴が開いている点を埋めた上で秋の臨時国会で議論することも選択肢だ」と訴え、与党をけん制した。
そもそも、副首都法案に賛成している野党はチームみらいのみで、自民と日本維新の会の与党(計120議席)とみらい(2議席)の3会派では過半数(124)に届かない。与党は複数の無所属議員の取り込みに注力しているが、自民内に体調の問題で本会議を欠席する可能性がある議員を抱えるなどし、自民幹部は「ぎりぎりまでわからない」と漏らす。
与党は、参院で否決された場合は、衆院で「3分の2」以上の賛成による再可決というカードを持つ。与党内では「当然、再可決するべきだ」(維新幹部)との声が強まっている。
窮屈な日程であることは与党側も自覚しており、高市首相が出席する衆院予算委員会の集中審議は終盤の24日に回す方針だ。野党の追及と首相答弁が法案審議に影響を与えるリスクを軽減する狙いがある。参院自民幹部は「アクシデントがないよう、慎重な国会運営に努める」と語る。
不明前に相次ぐトラブル…通報も 奈良“親子”遺体 母親遺棄の疑いで交際相手(37)を逮捕
奈良市の川岸で親子とみられる女性2人の遺体が見つかった事件で、母親の交際相手の男が逮捕されました。男は容疑を認め、「2人を一緒に車に乗せて運んだ」という趣旨の供述をしているということです。
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、奈良市の会社員・今北享宏容疑者(37)です。この事件は今月17日、奈良市の名張川の川岸で、女性2人の遺体がシートにくるまれた状態で見つかったものです。
1人は三重県伊賀市に住む池田園美さん(44)で、もう1人は池田さんの娘で20歳の大学生とみられています。
警察によりますと、今北容疑者は今年2月上旬、池田さんの遺体を遺棄した疑いがもたれています。
奈良で家族と暮らしていた今北容疑者と、三重で娘と2人で暮らしていた池田さん。2人は交際関係にあったといいます。
男の人が出入りする様子を見たことがあるという、池田さんの近所に住む人は。
池田さんの近隣住民
「来ていましたよ。来て家の周りの草ひきとか清掃していた。しょっちゅう来てた。だからお母さん(池田さん)の彼氏だったのかな。(車は)奈良ナンバー。付き合っている方かなって、家の草むしりする仲なんだろうなと」
ただ…。
池田さんの近隣住民
「見ないようになった、急に」
事件当時、何があったのか。少しずつ状況が見えてきました。
警察によりますと、池田さんと娘の生存が最後に確認されているのは今年の2月9日。今北容疑者と3人で外出し、三重県内に一緒にいたということです。
ただ、その翌日の2月10日には池田さんと連絡が取れなくなり、警察が家を訪れましたが、不在だったといいます。
その際、池田さんの家の前には今北容疑者がいて、「私も連絡がつかない」という趣旨の説明をしたということです。
その後、5月15日に池田さんの親族から行方不明者届が。そして、捜査を進めていく中で、今月14日に今北容疑者から話を聞き、17日に遺体を発見。その日のうちに今北容疑者を逮捕しました。
今北容疑者は死体遺棄の容疑について認めた上で、「1人で遺棄した」「2人を一緒に車に乗せて運んだ」という趣旨の供述をしているということです。
2人の遺体は、最後に生存が確認されている2月9日から1週間以内に遺棄されたとみられています。
奈良市にある今北容疑者の自宅から、三重県伊賀市の池田さんの自宅までは直線距離でおよそ30キロ。今北容疑者が勤務している介護関係の会社も伊賀市内にあり、遺体が見つかったのは、その間にある道路沿いの茂みです。
今北容疑者の近所に住む人は。
今北容疑者の近隣住民
「(今北容疑者家族と)よくみんなで公園とかで休日遊んだり、今北容疑者の家の前でみんなで集まって遊んでいた。いろんな住宅の子と。めっちゃ相談とかも聞いてくれて、優しかったです」
――トラブルを聞いたことは?
今北容疑者の近隣住民
「一切聞いたことがないです」
一方、2人で暮らしていたという池田さん親子ですが、実は、行方がわからなくなる直前、池田さんの周りでは複数の不審な出来事が起きていたといいます。
行方不明の4日前の今年2月6日、池田さんから警察に「駐車中の車内をのぞきこんでいる男がいる」と通報が。さらにその翌日には、今北容疑者から「彼女(池田さん)が玄関先で男に液体を顔にかけられた」という通報が。
被害にあった池田さんが今北容疑者に連絡して助けを求め、駆けつけた今北容疑者が警察に通報したということです。このとき、池田さんは転倒して、頭を打ってけがをしたといいます。
そして、10日に警察はこの件で池田さんと被害届の手続きをすることになっていましたが、突然、連絡が取れなくなり、家からもいなくなってしまったということです。
池田さんが行方不明になる直前に起きていた別の傷害事件。警察は、この傷害事件の犯人を特定できていないといい、今回の死体遺棄事件との関連はまだわかっていないとしています。
行方不明からおよそ5か月がたって見つかった遺体。今北容疑者は、逮捕される4日前まで通常通り会社で働いていたということです。
警察は、今北容疑者が2人が死亡した経緯も知っているとみて捜査を進めています。
(7月20日放送『news zero』より)
コンビニに車で突っ込み「通報しろよ」と怒鳴る男…左手に包丁、右手にゴルフクラブ 警察が威嚇射撃後に逮捕 事件前には自宅マンションに火を?
20日未明、神奈川県相模原市のコンビニエンスストアに車で突っ込んだ男が、包丁を持っていたとして現行犯逮捕されました。さらに、事件の前、コンビニの向かいにある男が住むマンションの部屋で火事が起きていました。
20日未明、神奈川県相模原市で起きた事件の発生直後の様子。コンビニの扉を突き破り、店内に突っ込むオレンジ色の車。近くには警察官らの姿がありました。
警察によりますと、20日午前0時すぎ、店員から「店に車が突っ込んできた。男が包丁を持っている」と通報がありました。
店内にいた高校生(15)が車にはね飛ばされ、軽いケガをしたということです。
警察官ともめている男の様子を見たという人は。
事件後の様子を目撃
「車が突っ込んでいて、刃物持ってる人が駐車場の手前にいて、向かい側に警察がいて」
――(男は)どんな様子でした?
事件後の様子を目撃
「動きがまっすぐ歩くより、左右に揺れながら動いてる。『刃物離せ』って声にも対応もするわけでもなく」
近隣住民
「車とまってるでしょ、ああいうところにパトカーいっぱいいて。(午前)2時半に寝て、(午前)5時に目覚めた、まだやってた」
銃刀法違反の疑いで逮捕されたのは、自称・渋谷恭平容疑者(45)。
渋谷容疑者は、20日午前0時すぎ、相模原市内のコンビニに乗用車で突っ込んだあと、左手に刃渡りおよそ15センチの包丁と右手にゴルフクラブを持ち、「通報しろよ」と怒鳴りながら、歩き回っていたといいます。
近隣住民
「荒い声でした、男の人の」
渋谷容疑者と同じマンションの住人
「いろいろ怒鳴ってて、そのあとにパァンと聞こえて、その1回だけ。『押さえろ』『包丁』とか、いろいろ聞こえて」
かけつけた警察官は、駐車場にいた渋谷容疑者に対し、「武器を捨てなさい」と警告しましたが、渋谷容疑者が指示に従わなかったため、上空へ1発威嚇射撃を行い、取り押さえたということです。
刃物を持っていたことを認めているという渋谷容疑者。事件の前、コンビニの向かいにある自宅マンションの一室に火をつけたことをほのめかしたといいます。
渋谷容疑者と同じマンションに住む人が撮影した動画には、煙があがっている様子や消防隊員が消火活動を行っている様子が映っていたといいます。
渋谷容疑者と同じマンションの住人
「拡声器で『火災が発生したので退避してください』って」
渋谷容疑者と同じマンションの住人
「2時間くらいは外にいた、(家に)入れなかった。(渋谷容疑者のことは)車から降りてくるのを見たくらいで、挨拶もほとんどしないし」
マンションの住人によりますと、“近隣トラブルは聞かなかった”という渋谷容疑者。21日、検察庁に身柄を送られる予定です。
(7月20日放送『news zero』より)
中ロが日本のEEZ内で実弾演習を実施 小泉防衛大臣が明かす 防衛省がEEZ内で外国艦船の実弾演習を確認し公表したのは初
小泉防衛大臣”中国とロシアが日本周辺海域を航行し、実弾射撃を行った”
小泉防衛大臣は訪問先のイギリスで行ったスピーチの中で、中国とロシアが日本周辺海域を航行し、実弾射撃を行ったと明らかにしました。
小泉進次郎防衛大臣 「まさにこの瞬間も、中国とロシアの海軍艦艇が日本周辺海域で共同航行作戦を実施しています。中国とロシアは先週末、日本のEEZ(排他的経済水域)内で実弾演習を行いました」
イギリスを訪問している小泉大臣は、中国とロシアの艦艇が日本のEEZ=排他的経済水域の内側で実弾演習を行ったと明らかにしました。
中国とロシアの海軍艦艇あわせて4隻がEEZ内を航行した際に、中国の船が実弾射撃を行った
防衛省によりますと、今月19日の午前2時ごろ、中国とロシアの海軍艦艇あわせて4隻が東京・沖ノ鳥島の南西180キロメートルのEEZ内を航行した際に、中国の船が実弾射撃を行ったということです。
防衛省が外国の艦船が日本のEEZ内で実弾演習を行ったことを確認・公表したのは初めて
中ロは近年、日本周辺での軍事活動を活発化させていて、防衛省が外国の艦船が日本のEEZ内で実弾演習を行ったことを確認し、公表したのは初めてです。
“コンビニ馬鹿にすんな”経営者の夫婦逮捕 トイレ利用者を脅し…個人情報書かせようとしたか
コンビニエンスストアのトイレを利用した後、買い物をせず店を出ようとした客を脅し、連絡先などを紙に書かせようとしたとして、店の経営者の夫婦2人が逮捕されました。
20日のような祝日に家族や友達と車で小旅行。その道中、ちょっとトイレ休憩へ…。そんな誰もがとりがちな行動をきっかけに、事件が起きました。
現場は、栃木県宇都宮市のコンビニ。この店を経営する夫婦、矢内忍容疑者(48)と妻の美枝容疑者(49)の2人が19日、逮捕されました。
警察によりますと、矢内容疑者夫婦はコンビニのトイレの利用者に対し、個人情報を紙に書くよう強要しようとした疑いがもたれています。
一体、何があったのか。被害を訴えるのは、30代の男性と20代の女性の2人。
今月13日の午前4時すぎ、トイレを利用するためコンビニを訪れたといいます。すると、2人はトイレ利用後、矢内容疑者夫婦とは別の店員から“買い物をするよう”求められたということです。
この店のトイレには、「利用の方は商品の購入もお願いします」といった趣旨の張り紙が。
そこで2人は駄菓子を購入したといいますが、その態度に因縁をつけたというのが矢内容疑者夫婦。「損害賠償を請求する」「あなたを逮捕してもらう」「コンビニ馬鹿(ばか)にすんなよ」といった脅迫を繰り返したというのです。
矢内容疑者夫婦
「『氏名』『住所』『電話番号』を書け」
その後、矢内容疑者夫婦は「裁判を起こす」などとして、個人情報を書くよう強要したということです。
被害者の2人はその場で親族に電話で相談し、要求に応じることなく店の外へ。その後、警察に被害届を提出し、矢内容疑者夫婦の逮捕に至りました。
被害者と矢内容疑者夫婦との間に、面識はなかったということです。
実は現場のコンビニは、これまでも警察が駆けつけたことがたびたびあったということです。
コンビニの利用者
「お客さんとのトラブルはよくありました」
「よく駐車場に警察がきているイメージ」
矢内容疑者夫婦は、警察の調べに「連絡先を交換しようとしただけで脅迫はしていない」などと容疑を否認。警察が詳しい状況などを調べています。
「大きな声で名前を呼んでいた」黒部市石田浜できのう発生の水難事故 群馬県の小学生死亡 現場近くで手を合わせる人の姿も
きのう夕方、黒部市の海水浴場で群馬県から訪れていた10歳の男の子の行方が分からなくなりました。男の子は海の中から救助されましたが、その後死亡が確認されました。
死亡が確認されたのは、群馬県富岡市の小学4年生 畠山祐吾くん(10)です。警察と消防によりますと、きのう午後5時半すぎ、黒部市の石田浜海水浴場で「遊泳中の子どもの姿が見えなくなった」と、一緒にいた人から通報がありました。通報からおよそ50分後に、海上保安庁の潜水士が海の中で畠山くんを発見し救助しましたが、心肺停止の状態で病院に運ばれ、午後9時ごろ死亡が確認されました。警察がきょう司法解剖を行った結果、死因は水死とみられています。
救助の様子を見た女性
「引率者の方なのか先生なのか、見つかった時に大きな声で名前を呼んで叫んでいた。それを聞いているだけで胸が苦しくなった」
吉田記者
「男の子が見つかったのは、岸からおよそ5メートルの地点です。この海水浴場では陸地からは分かりにくいですが、急に深くなる場所があるということです」
発見されたのは遊泳可能エリアの外側で、岸からおよそ5メートル、水深およそ2メートルの場所でした。当時、ライフジャケットを着用していたかどうかはわかっていません。けさは黒部市の担当者が現場を確認しました。
黒部市商工観光課 上島晴香課長
「少し行くと深くなる地形になっていますので、そういう浜だと地元の方だと認識はあると思うが、県外とか他の方からすると初めてという方もいると思う」
畠山くんは、サッカークラブのメンバーと引率者あわせて18人でおとといから県内を訪れ、きのうは試合の後、海水浴場に来ていました。夕方、引率者が人数を確認した際、畠山くんがいないことに気付いたということです。この海水浴場では今月11日の海開きから毎日、午前9時から午後5時まで監視員1人が常駐していますが、きのうは監視員が帰った後に事故が起きたとみられます。
きょう午後には、現場近くで花を手向ける人の姿もみられました。
黒部市内の宿泊施設職員 寺田祐さん
「本当にかわいそうですし、そんな小さいお子さんをお持ちの親御さんがいまどんな気持ちでいらっしゃるか考えると、やっぱり他人事とは思えなくて」
「やっぱりこれからの若い命がちょっとしたことで失われるというのは、やっぱりなくなってほしいと思います」
黒部市内の父親(息子たちと)
「子どもたちもサッカーをやってて全く関係ないわけじゃない。歳も息子たちの間なので」
「自分も子供たちがそうなったら苦しいと思う」
当時、波は穏やかだったということで、警察は事故の原因を調べています。
「形見になるようなものがない、髪の毛も」 新名神の6人死亡事故から4か月 遺族が初めてカメラの前で心境語る 弁当を作って待っていたけれど…「主人は帰ってこない」
ことし3月、三重県亀山市の高速道路で大型トラックが渋滞に突っ込み、6人が死亡した事故。事故から4か月の20日、遺族が初めて心境を語りました。
(髙峰啓三さんの妻) 「主人の分の弁当を作って出す準備をしていたけれど、時間になっても全然連絡ないし帰ってこない」
埼玉県で単身赴任をしていた髙峰啓三さん。週末には地元のバレーボールチームの監督として活動し、毎週、兵庫県の自宅まで車を走らせていました。
しかし、その日は、いつになっても髙峰さんが帰ってくることはありませんでした。
原因はトラック運転手の“ながらスマホ”か 3月に新名神で起きた事故
ことし3月、3連休の初日。亀山市の新名神高速で、水谷水都代被告が運転していた大型トラックが渋滞に突っ込み、2台の車が炎上。あわせて6人が死亡しました。
事故の原因は水谷被告の「ながらスマホ」とみられています。
亡くなったのは、追突された乗用車に乗っていた 静岡県の松本幸司さん(45)一家5人とその前を走っていた髙峰さん(56)でした。
「形見になるようなものがない、髪の毛もない…」
事故から7月20日で4か月、髙峰さんの家族がカメラの前で初めて心境を語りました。
(髙峰啓三さんの妻) 「何も形見になるようなものがなくて、髪の毛もないって、何でこんな死に方をしないといけなかったんですかね…うちの主人」
「趣味の話もバレーボールの話も何もできなくなった」
髙峰さんと同じバレーボールチームでコーチをしていた四男(20)は、事故後、髙峰さんの写真の入ったペンダントを常に身に着けています。
(四男) 「人生の見本を、言ってしまえば取り上げられて、これから一緒にいる時間があったのに。趣味の話もバレーボールの話も、何もできなくなったというのが本当に悔しい」
過失運転致死の罪に問われている水谷被告。初公判では起訴内容を認めていて、次回の裁判では、被告人質問が行われる予定です。
遊泳中の22歳女性が友人男性が運転する水上バイクにはねられ重体 赤穂市恋ヶ浜のプライベートビーチ
20日正午過ぎ、兵庫県赤穂市の恋ヶ浜で、男性の運転する水上バイクが遊泳中の友人の女性をはねる事故がありました。女性は心肺停止で病院に搬送され、重体だということです。
事故があったのは、兵庫県赤穂市・恋ヶ浜のプライベートビーチで、20日午後0時20分ごろ、「水上バイクと女性が衝突した」と 関係者から消防に通報がありました。
姫路海上保安部によりますと、大阪府四條畷市の女性(22)が、浅瀬にいたところ、友人の20代の男性が運転する水上バイクにはねられたということです。女性は心肺停止の状態で、ドクターヘリで加古川市内の病院に搬送され、その後、心拍は回復しましたが、重体だということです。
女性は友人5人でプライベートビーチを訪れていて、関係者によりますと、水上バイクは現地でレンタルしたもので、事故当時は、20代の男性が3人乗りの水上バイクを1人で運転していたということです。
「ここは日本ですよね」16歳少女に起きた18日間の逮捕・勾留そして死…サンテレビ特集 遺族は違法性訴え
兵庫県の独立放送局「サンテレビ」の報道・情報番組「NEWS×情報 キャッチ+」は2026年7月14日、障害者福祉施設で働いていた「るな」さん(当時16歳、仮名)が兵庫県警に暴行容疑で逮捕・勾留され、釈放後に摂食障害などを発症して亡くなった経緯を約15分にわたって特集した。
遺族は「違法な捜査や身体拘束が死に追いやった」として国と兵庫県を相手取り国家賠償を求める訴訟を起こしている。
利用者1人の証言で逮捕…「ずさんな捜査による不当逮捕」
特集では、るなさんが2025年2月、勤務先の障害者福祉施設で、他の利用者にかみつこうとした重度の知的障害がある利用者を止めに入った際、「顎付近を複数回、手のひらで押さえつけた」などとして、25年6月に暴行容疑で逮捕・勾留された経緯を紹介した。
その後、るなさんは不起訴処分となったが、自白を強く迫る警察の取調べで精神的に追い込まれ、急性ストレス障害(ASD)や心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症し、摂食障害などに陥ったと報じた。釈放後も症状は改善することなく、25年12月、低栄養状態により16歳で亡くなったという。
番組では、るなさんの母親と姉が取材に応じ、
などと訴えた。
また、るなさんの弁護人を務めた向井義博弁護士は、現場にいた32人への聞き取りを行わず、知的障害のある利用者1人の証言をもとに逮捕に至ったことは「ずさんな捜査による不当逮捕だ」と主張。向井弁護士は「他の関係者への聞き取りや障害福祉の現場の実情をきちんと確認していれば、逮捕は必要なかった」と指摘。4か月前の暴行容疑で、しかも16歳の少女を逮捕・勾留し、勾留延長までしたことは、少年法の趣旨からも問題があると批判した。
さらに、特集では、警察に証言をした利用者が遺族に対して、
と書かれた手紙が送られてきたことも紹介した。
被疑者ノートに書かれた「ママに会いたい」
番組では、るなさんが留置中に記した「被疑者ノート」も紹介された。
ノートには、「本当はやったんだろう。正直に言え」「心わって話せ」「少年(院)に行きたいんか?」などと取調官から言われたとする内容や、「今言ったら楽になるぞ。〇〇は言ったぞ」とるなさんと一緒に逮捕された男性スタッフが「自供した」と嘘の説明を受けたという記述があったという。
また、「何もしていないのに。自由をかえしてほしいです」「ママあいたい。不安でいっぱい」「本当に10日間だけがいいです。なにもしてないのにショックで食べれない」などの記述も紹介された。
番組によると、るなさんは逮捕から17日目に留置場で倒れ、救急搬送されたものの、ストレス性胃腸炎と診断された後、再び留置場に戻されたという。釈放翌日に測定した体重は27.7キロで、18日間の身体拘束で約10キロ減少していたと報じた。
「大川原化工機事件に匹敵する」との弁護士の見解も
遺族は、2026年6月17日、違法な捜査や身体拘束が原因で死亡したとして、国と兵庫県を相手取り約1億1000万円の損害賠償を求めて神戸地裁に提訴した。
元検事の郷原信郎弁護士はサンテレビの取材に「これは許しがたい人質司法の事案だと思う」とし、
と述べた。
一方、兵庫県警は「個別の事件のコメントについては差し控えさせていただきます」、神戸地検も「個別事件の捜査の具体的内容に関わる事柄であり、訴状の送達も受けていないため、コメント取材をお受けすることは差し控える」と回答した。
「ここは日本ですよね、令和の時代ですよね」
取材した藤岡勇貴キャスターは、
とショックを受けた様子を見せた。
神戸新聞特別編集委員の加藤正文さんは「本当に法治国家としてこんな事案が起きていいのかと思う」と述べ、警察、検察に対して「裁判の結果が出てからじゃなくて、どんな捜査、どんな取調べをしたか、もう本当にきちんと公開すべき」と訴えた。また、勾留延長を認めた判断については「人権を侵害していると本当に感じた」と話した。