1966年の静岡県一家4人殺害事件で死刑判決を受け、再審無罪が確定した袴田巌さん(89)の姉ひで子さん(92)は25日、ローマ教皇レオ14世らが出席する国際会議に参加するため、羽田空港からイタリア・ローマへ出発した。28日午前(日本時間28日午後)、死刑廃止を訴えるスピーチをする予定。袴田さんは拘禁症状や体調を考慮し、同行しない。
ひで子さんは25日午前8時前、袴田さんと暮らす浜松市の自宅を出た。袴田さんに「あんたの代わりにローマへ行ってくるでね」と伝えると、「ああ、そう」と返答があったという。ひで子さんは空港で「巌が頑張ったことを伝えたい」と話した。
投稿者「F.Krueger」のアーカイブ
自維連立をゼロから構築 フィクサーは「泉州のおっちゃん」首相を「サナエちゃん」と呼ぶエンちゃんって誰
大阪・ABCテレビのニュース情報番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜・前9時30分)が25日、生放送され、高市早苗首相の内閣発足を取り上げた。自民党と日本維新の会とを連立政権樹立に導いた陰の功労者として、番組では、ある政治家をピックアップした。
維新は連立の枠組みの中で、閣僚、副大臣、政務官を出さない閣外協力を選択。一方で維新国対委員長の遠藤敬氏が「連立合意政策推進担当」として首相補佐官に任命された。政治ジャーナリストの青山和弘氏は「この人は、維新と自民との連立を完全に陰で成立させた最もな功労者。なので(維新としては)この人は官邸の中に入れ、連絡調整係をちゃんとこっち側…江戸に置いておくという感じですね」と解説した。
さらに松井一郎前大阪市長のX(旧ツイッター)による「(遠藤氏は)誰とでも友達になれる懐の深い人」という投稿を紹介。そして元衆議院議員の宮崎謙介氏が以下のように続けた。
「陰でエンちゃんと呼んでます。表では遠藤先生って言ってますけど。吉村(洋文・大阪府)知事の言葉を借りて言いますと、みんなの共通認識ですけど『泉州のおっちゃん』なんですよ。もうその辺にいそうなおっちゃん。誰とでも仲良くできるというのは本当にその通りで。私、(9月に)『(岸和田)だんじり祭り』に遠藤先生に呼ばれて行ったんですよ。『いろいろ盛り上がるメンバー呼んどいたから』って。私も妻(金子恵美氏)を連れていって。三浦瑠麗さん(国際政治学者)とかもいて、あと、あのエッフェ…エッフェル…何だっけあの人? あの、松川るいさん…」
話がそれかけたところを、MCの東野幸治に「何で『エッフェル』の方で覚えてるんですか」とツッコまれ、宮崎氏は両手を合わせて平謝りしつつ、言葉をつないだ。
「松川さん(自民党の参院議員)もいらして(笑)。でね、そこに保守ばっかり固めたのかなと思ったら、何と蓮舫さん(立憲民主党の参院議員)がいたんですよ。ちょうどその1か月前ぐらいに、メディア上で金子と蓮舫さん、バチバチやったってのがあって。すごい寒い空気になって。でも遠藤さんはひとり笑っているという。そういう、みんなと仲良くなれるのは政治の世界では大事」
遠藤氏が保革問わず、太く幅広い人脈を持っていることをうかがわせた。
続いて青山氏が以下のように述べた。
「最初、小泉さんと維新(が蜜月)って言ってたんだけど、ちゃんと遠藤さんは、総裁選の期間中に高市さんと飲んでる」
ゲストが「へ~!」と感心する中、宮崎氏も「『サナエちゃん』って呼んでるんですよ。『サナエちゃんが~』って」とうなずきつつ、以下のように暴露した。
「小泉さんじゃなくて高市さんになった瞬間に、維新がみんなガックリきたんですよ。もう本当に握ってたんで。小泉新総理で維新と連立って握ってた」
東野が目を見開いて「完全に握ってた?」と確認すると、宮崎氏は「私の取材では完全です。完全中の完全です」と断言。東野に「俺が言うのもナンやけど、口軽すぎるやろ」とツッコまれたが、こう続けた。
「これは『言っていい』って言われてるんで。で、エンちゃんに『高市さんになっちゃいましたね』って(メッセージで)言ったら、ガッカリマーク(の絵文字)が来たんです。でも、その日にもう萩生田さん(光一・自民幹事長代行)から…仲いいんですよね…エンちゃんとこに連絡がいって。そこからゼロから、エンちゃんしかいなかったんで(維新で)高市さんと話せる人が。そこから今のこの(連立)劇が始まったので、エンちゃんはすごいんです」
最後は青山氏が「で、補佐官になるということにつながるんですね」とまとめると、レギュラーメンバーのほんこんが「エンちゃん(番組に)呼んだらええねん」と笑わせていた。
遠藤氏は大阪・高石市出身で大産大付高卒。「サナエちゃん」と呼ぶ高市首相の8学年下の57歳。岸和田市、泉大津市、和泉市、高石市、泉北郡の泉州北部を区域とする大阪18区から、衆院選に比例復活なしで連続5回当選している。
ホテル問題の前橋市長、現時点での辞職否定「信頼回復に専念する」…来月にも公開型の市民対話集会
既婚の男性職員とホテルに10回以上行っていた問題を巡り、前橋市議会の7会派から辞職と出直し選への立候補を要求された小川晶市長(42)は24日、「自分の決断に基づき必要があればまた判断したい」と現時点での辞職を否定した。来月にも公開型の市民対話集会を開き、続投への理解を得たい考えだ。
小川市長はこの日の定例記者会見で、続投と給与減額の方針は変えず、「(市民の)信頼回復に専念する」と強調。7会派が「信頼回復は不可能」と主張する中、「いろいろな要素を含めて判断をしたいので、特に厳しい声は聞かせていただきたい」と述べた。ただ、賛否の割合を基に進退を改める考えは否定し、「最終的な判断は私が結論を出す」とした。
昨年の市長選で小川市長を支援した有志ら主催の市民対話集会(非公開)に出席したことへの批判を念頭に「支援者や近い方しか集まらない状況もあり、フラットな形で声を聞くのが難しかった」と釈明した。
一方、一部の市議が求めた第三者委員会に関しては「専門家に何を判断してもらうのかが難しい」と述べ、設置を見送るとした。男性職員の処分の公表については、任命権者の小川市長が最終的に判断する見通しで、市職員課は「懲戒処分になれば基準に照らし、公表する」としている。
中国念頭、ASEANと連携強化=高市氏、外交デビュー「大きな成果を」―26日首脳会議
【クアラルンプール時事】高市早苗首相は25日、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席するため、政府専用機でマレーシアを訪れた。26日にASEANとの首脳会議に出席。アジア太平洋地域で覇権主義的行動を強める中国を念頭に、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」や自由貿易の重要性を訴える。
首相にとって就任後初の外国訪問で、本格的な外交デビューの場となる。日本出発に先立ち、羽田空港で記者団に「ASEANはインド洋と太平洋の結節点、世界の成長センターで、日本が主導するFOIPの要だ」と強調。その上で「ASEAN首脳との信頼関係を深め、大きな成果を挙げたい。世界の真ん中で咲き誇る日本外交をしっかりと進めていく」と意欲を示した。
首相は24日の所信表明演説で、FOIPを「外交の柱として力強く推進し、時代に合わせて進化させていく」と宣言。中国の動向を視野に今後、基本的価値を共有する東南アジアの同志国との連携を深めたい考えだ。 [時事通信社]
「評価がダダ下がり」玉木雄一郎氏、煮え切らない“優柔不断”に支持率急落は当然の結果と国民納得
国民民主党の支持率が急落している。『読売新聞』が10月21日~22日に実施した世論調査で、9月の調査から4ポイント下げて5%となった。背景にあるものは、政局の激動で同党の玉木雄一郎代表が見せた“どっちつかず”の振る舞いだと指摘するのは政治ジャーナリストだ。
吹いていた“追い風”はこれまでか……
「10月4日に行われた自民党総裁選で、小泉進次郎氏が有利とも言われた事前の予想を覆し、高市早苗氏が当選しましたが、高市氏の保守色の強さに難色を示した公明党が連立離脱。野党への協力姿勢も見せたため、野党が結集すれば政権交代ができる可能性が生じました。そこで立憲民主党の安住淳幹事長が、国民民主党の玉木雄一郎代表を野党統一候補の名前に挙げるも、玉木氏は政策の違いなどを理由に固辞します。一方で与党の自民党側も、玉木代表を首相にかつぐ案もあったと取り沙汰されていました」
結果的に、日本維新の会が閣外協力の形で自民党との連立を組み、高市首相の誕生につながった。
今回の国民民主党の支持率急落は“決断できなかった”玉木氏への失望が反映されたものと見られ、ネット上でも厳しい声が並ぶ。
《当たり前ですな。正直がっかりしたわ。評価ダダ下がり》 《すべては玉木が煮え切らない態度取ったから自業自得》 《玉さん、右に左にぶ~らぶら本当に、信念もって政策を語ってよ》
こうした声が聞かれる理由を前出の政治ジャーナリストが指摘する。
「10月21日に行われた首相指名選挙で、高市さんは衆議院で237票、参議院の決選投票は125票を獲得しています。どちらも過半数をわずかに上回る数ですから、依然として安定した政権運営は難しい。玉木さんにとっては政策の違いが大きい野党統一候補の案に乗らずとも、維新とともに国民民主党が自民党との連立政権に入り、政策の一致点を見出す道もあったはず。どちらの案にも乗らず、さらには公明党との連携強化も表明したため、これまでの国民民主党の支持層にも失望を与えました」
国民民主党は2024年10月に行われた衆議院議員選挙で公示前の7議席から4倍増となる28議席を獲得。比例候補が足りず、他党に3議席を譲るほどの大躍進を見せた。2025年7月の参議院議員選挙では、17議席を獲得。非改選の5議席を合わせて、公示前の9議席から22議席となり、倍増を超える結果を出したのだが……。
今回、玉木氏が見せた優柔不断な態度で、これまで国民民主党に吹いていた“追い風”が失速するのは仕方ないのかもしれない。
中国人4人「やんばるの森」や離島で密猟か ビスケットと偽り絶滅危惧種のカメを大量密輸 ゆんたく通信(5)
世界自然遺産「やんばるの森」が広がる沖縄本島北部や離島で密猟し、香港に密輸しようとした中国人グループが摘発された。沖縄県警は24日、国の天然記念物で絶滅危惧種の「リュウキュウヤマガメ」などを捕獲したとして、種の保存法(捕獲禁止)違反容疑で中国籍の男女4人を再逮捕した。沖縄は独自の進化を遂げた野生生物の宝庫といわれる。希少な固有種は、種の保存法で捕獲や輸出入などが原則禁止されているが、海外では高値で取引されるといい、卑劣な違法採集が後を絶たないのが現状だ。
希少種のカメ107匹
再逮捕されたのは、中国籍の自称・環境研究者、林素怡(リンスウイ)容疑者(32)ら4人。再逮捕容疑は9月4日~10月3日ごろ、沖縄本島北部の国頭(くにがみ)村(そん)や離島の久米島町で、希少種のリュウキュウヤマガメ107匹、クメトカゲモドキ2匹、ホルストガエル1匹を捕獲したとしている。
捜査関係者によると、3人は容疑を否認、1人は黙秘しているという。
林容疑者ら男女3人は関税法違反容疑で逮捕され、残る男は西表(いりおもて)島(竹富町)で、国の天然記念物のヤエヤマセマルハコガメを採取して持ち運んだとして、文化財保護法違反容疑で逮捕されていた。沖縄地区税関は24日、このうち男女3人を関税法違反罪で那覇地検に告発した。
リュウキュウヤマガメは環境省のレッドリストで絶滅の危険が増大しているとされる「絶滅危惧Ⅱ類」に分類されている。世界でも沖縄本島北部のほか久米島、渡嘉敷島にしか生息しない国の天然記念物で、森林の中を歩き回って暮らしているとされる。
国内最大級の亜熱帯照葉樹林が広がるやんばる国立公園では、県警や県、環境省などによって密猟者の摘発パトロールも抜き打ちで行われているが、中国人4人のグループは今回、密猟の現場を押さえられたわけではなかったという。端緒はこうだ。
郵便局の段ボール箱から…
「不審な郵便物がある」
今年9月、国際郵便物が集まる那覇中央郵便局の局員が異変に気付いた。
段ボール箱の宛先は香港。内容物は「ビスケット」などと申告されていたが、沖縄地区税関那覇外郵出張所の職員がエックス線検査を実施したうえで箱の中を確認したところ、密輸が発覚した。郵便物からリュウキュウヤマガメの密輸が摘発されるのは全国で初めてだった。
捜査関係者によると、再逮捕された中国人3人は、久米島町内の宿泊施設に滞在していることを突き止め、今月3日、関税法違反容疑で逮捕していた。
県警や県によると、近年はヤンバルテナガコガネが密猟者に狙われているという。昭和58年に新種として発見された日本最大の甲虫で、国の天然記念物だ。生息範囲が狭く個体数を急速に減らしている。
豊かな自然が広がる「やんばる」や離島で、卑劣な密猟者からいかに固有種を守るのか。今回の摘発は氷山の一角の可能性もあり、抜本的な対策が求められている。(大竹直樹)
北海道キャンプ場にヒグマ 宿泊客避難、当面閉鎖
25日午前7時40分ごろ、北海道苫小牧市樽前のキャンプ場で宿泊客がヒグマ1頭を目撃した。キャンプ場によると、44人の宿泊客がいたが、全員が避難した。キャンプ場は当面閉鎖し、予約はキャンセルすることを決めた。
苫小牧署によると、テントスペースと林の境界付近で、体長約1.5メートルのヒグマ1頭が目撃された。通報を受けた署員が駆けつけた時には立ち去っていたという。
同日午前5時40分ごろには、知内町重内の老人介護施設で、日用品を保管するステンレス製のプレハブ小屋が破壊されているのを職員が発見した。引き戸にはヒグマによるとみられるひっかき傷があり、付近には足跡が残されていたという。
太平洋沿岸や前線、低気圧周辺では雷を伴う激しい雨の所も 西~東日本は26日にかけて 北日本では26~27日は土砂災害などに注意【3時間ごとの雨シミュレーション・25日正午更新】
きょう25日(土)は気圧の谷や湿った空気の影響を受ける見込みで、西日本や東日本の太平洋側を中心に雨となりそうです。また、あす26日(日)も北日本から西日本の広い範囲で雨となり、降り方が強まる所もありそうです。
気象庁によりますと、前線が南西諸島から小笠原近海に停滞し、暖かく湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となる見込みで、南西諸島などでは雷を伴った激しい雨が降る所がありそうです。
一方、前線はあす27日にかけて次第に本州に近づき、前線付近には低気圧が発生する見込みです。また、日本海にも低気圧が発生し、北日本に近づく見込みです。 このため、西日本から北日本では大気の状態が非常に不安定となる見込みで、太平洋沿岸や低気圧・前線付近では雷を伴った激しい雨が降り、所々で大雨となるとしています。
気象庁は、西日本と東日本では26日にかけて、北日本では26日から27日にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼び掛けています。
今後の雨のシミュレーションを見ると、きょう25日から27日ごろにかけて、西日本から北日本の広い範囲で雨となり、東海や関東甲信、北陸、東北などで雨の降り方が強まる所がありそうです。その後も北日本や新潟県では雨が続く所もある見込みです。
気象庁は、28日にかけて北日本では低気圧の影響で荒れた天気になり、低気圧の発達の程度によっては大荒れや大しけとなる恐れがあるとしています。
今後の気象情報に注意してお過ごしください。
横断歩道で親子2人はねられ母親重体、息子軽傷 車運転の男を逮捕(静岡・湖西市)
24日夕方、湖西市の横断歩道で親子が車にはねられ、母親が意識不明の重体となっています。
警察によりますと、24日午後6時20分ごろ湖西市鷲津の信号機のない交差点で右折しようとした軽バンが横断歩道を渡っていた親子2人をはねました。
この事故で、フィリピン国籍で近くに住む31歳の母親が頭を強く打ち意識不明の重体となっているほか小学生で10歳の息子が足に軽いけがをしたとみられています。
警察は、湖西市白須賀の衣料品販売業の男(64)を過失運転致傷の疑いで逮捕しました。
男は、警察の調べに対し容疑を認めているということです。
パチンコ景品交換所で金銭要求、火をつけて逃走…容疑者はヘルメット姿で上下とも黒っぽい服
23日午後7時45分頃、京都府向日市物集女町のパチンコ店に隣接する景品交換所で、ヘルメット姿の人物が、勤務していたパート従業員の女性(78)に対し、メモを見せて金銭を要求した。女性が応じずにいると、金銭を奪わないまま、景品交換所に火をつけて逃走した。窓口付近が燃えたが、店の従業員らが火を消し止め、女性や店内の客にけがはなかった。向日町署は強盗未遂容疑で捜査している。
同署によると、逃走した人物は性別不明で、上下に黒っぽい服を着用していた。液体のようなものをまいて火をつけたとの情報もあるという。
事件当時、店内にいたという京都市南区の50歳代会社員男性は「パチンコをしていたら店員から『火事です。逃げてください』と言われて外に出た。早く犯人が捕まってほしい」と話していた。