映画プロデューサーの原正人氏死去=「戦メリ」など担当

原 正人氏(はら・まさと、本名山田良雄=やまだ・よしお=映画プロデューサー)17日、心不全のため東京都内で死去、89歳。埼玉県出身。葬儀は近親者で行った。
58年に日本ヘラルド映画に入社。81年に映画製作・配給会社ヘラルド・エース(現アスミック・エース)を設立し、「戦場のメリークリスマス」(83年)、「乱」(85年)など海外合作映画の日本側プロデューサーを務めた。
その他の主なプロデュース作品に「瀬戸内少年野球団」「失楽園」「金融腐食列島[呪縛]」「雨あがる」など。
[時事通信社]

内閣不信任案なら解散進言 自民二階氏、野党けん制

自民党の二階俊博幹事長は29日の記者会見で、菅政権に対する内閣不信任決議案提出に言及する野党をけん制した。「私は衆院解散権を持っていないが、不信任案を出してきた場合、直ちに解散で立ち向かうべきだと菅義偉首相に進言したい」と語った。
野党が不信任案提出に触れる場合は口先だけでなく、解散を覚悟した上で党の意見を述べるべきだと指摘。「不信任案はもちろん否決するが、解散を望むならばわれわれは受けて立つ。与党は解散に打って出る覚悟を持っている」と強調した。
不信任案を巡っては28日、立憲民主党の安住淳国対委員長がNHK番組で「重要な方法だ。準備したい」と表明した。

高齢者施設入所者の頭にトイレ用洗剤噴射 介護士に罰金30万円

勤務していた福岡県直方市の高齢者施設で入所者の頭にトイレ用洗剤を吹きかけたなどとして、飯塚区検は29日、同県福津市の男性介護士(40)を暴行罪で飯塚簡裁に略式起訴した。飯塚簡裁は同日、罰金30万円の略式命令を出した。
命令などによると、介護士は2019年7月、直方市内の高齢者施設に入所していた男性(当時90歳)の頭にスプレー型のトイレ用洗浄剤を噴射して吹きかけた他、同年9月、看護師として勤務していた同市内の病院で、男性入院患者(当時72歳)の下半身を介護用尿取りパッドの上からつかんだ。また、20年8月には、同病院で、男性入院患者(当時89歳)の口付近に注射器で高温の液体を吹きかける暴行を加えた。いずれも、患者らにけがはなかった。
直方署によると、同署が別の事件の捜査で押収した介護士のスマートフォンから、液体をかける様子などを撮影した動画を発見し、暴行容疑で逮捕。介護士は同署の調べに「むしゃくしゃしていた」と容疑を認めていた。【成松秋穂】

不倫教師カップル「コロナ有給」など不正取得

堺市教委は29日、コロナ禍による臨時休校措置に伴って子供の預け先が見つからない市職員や市立校教員らを対象に市が設けた特別有給休暇を不正に取得したとして、市立小学校の女性教諭(37)と同校の男性教諭(44)をそれぞれ停職6カ月とした。2人は同日、依願退職した。
市教委によると、2人は不倫関係。どちらも特別有給休暇の取得対象だが、子供の預け先があるにもかかわらず、女性教諭は昨年4月に約6日分、男性教諭は4月から5月にかけて約8日分の休暇を不正に取得していた。聞き取りに対し、「(2人で)会っていた」と説明している。休暇取得で得た20万円と30万円は返納するという。
女性教諭は通勤手当約4万7500円も不正受給。電車通勤と偽って昨年3月から今年2月にかけ、男性教諭のバイクに同乗して通勤していた。

犬山市「犬山城天守、現存最古」 専門家「勇み足」と指摘も

愛知県犬山市は29日、国宝犬山城天守(4階建て)で使用されている木材の年輪を調べた結果、1590年ごろまでに天守が建設されたことが明らかになったと発表した。現存天守で犬山城が最古かどうかは諸説あったが、市は「今回の調査で最古と明らかになった」と説明した。ただ「木材の伐採年代の特定だけで最古と言い切るのは勇み足」と指摘する専門家もいる。
建設時期は従来、1537年と1601年の2説が有力で、犬山城のホームページでは1537年を採用し「日本最古」とうたってきた。
名古屋工業大の麓(ふもと)和善教授(建築史)や奈良文化財研究所の光谷拓実客員研究員(年輪年代学)らが2019年9月~20年末、天守の木材39点の年輪を調べ、年輪幅などから伐採年代を特定。樹皮まで残っている1階の柱は1585年、4階の床のはりは88年の伐採と判定した。ほかの木材も85~88年の伐採と推定された。
また「1、2階建設後に3、4階を増築」が定説だったが、今回の調査で1階と4階の木材の伐採時期が近かったことから、麓教授は「1~4階は同時期の建設と考えざるを得ない」と説明した。
古い現存天守では、松本城(長野県松本市)が1593年ごろの築城とされている。麓教授は犬山城の木材が88年伐採であることから「伐採から完成までに5年も10年もかかるとは考えづらい。1590年ごろの完成と推測できるので、犬山城が最古だ」と述べた。
一方、城郭考古学の第一人者の千田嘉博・奈良大教授は「最古級であることは間違いないが、伐採年代が分かっただけでは建築年代の絞り込みまではできず、最古とは断定はできない。最古論争は続くだろう」と話している。【川瀬慎一朗】

河井元法相、亀井氏元秘書へ300万円認める

令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公選法違反の罪に問われた元法相の衆院議員、河井克行被告(58)の公判が29日、東京地裁(高橋康明裁判長)で開かれ、弁護側の被告人質問が行われた。克行被告は亀井静香元金融担当相の元秘書に現金計300万円を提供したと認め、「(代表を務めた)自民党広島県第3選挙区支部に秘書として入っていただき、地元における右腕として手腕を発揮してほしかった」と述べた。
克行被告から地元議員ら100人が現金を受領したとされるが、元秘書に対する300万円は最高額だった。克行被告は現金について、秘書として招くための「支度金や動機付け」とした上で、「敬意の一つとしてお金を渡した」と説明。金額について問われると、「有能な人材に対してはしっかりと対価を支払うべきだと、昔から一貫して信じている」と話した。

コロナ陽性と偽り休暇申請 大津市職員を減給 業務に一部支障

新型コロナウイルスに感染したと偽り休暇を申請したとして、大津市は29日、福祉子ども部の女性職員(38)を減給10分の1(2カ月)の懲戒処分にした。
市によると、職員は2020年9月17日に「新型コロナ陽性と判定された」と電話で上司に報告。「体調不良で休んだ15、16の両日を特別休暇扱いにしてほしい」と申請した。上司が詳細を確認すると、17日中に「実は陰性だった」と訂正。翌18日にはPCR検査を受けていないことも判明した。
職員が働く執務室の消毒を準備するなど、業務に一部支障が出たが、行政サービスの停止などはなかった。職員は「有給休暇が残り少なくなり、うその報告をした。本当に申し訳ない」と話しているという。【礒野健一】

感染判明の職員と時間外に食事、マスク外して立ち話も…内閣府で新たに職員3人確認

内閣府は29日、20歳代の男性職員3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも軽症で宿泊療養をしている。3人の勤務場所は内閣府庁舎、中央合同庁舎8号館、日本学術会議事務局と異なるが、24日に感染が判明した別の20歳代の男性職員と勤務時間外に食事をしたり、マスクを外して立ち話をしたりしていたという。

大阪府、まん延防止措置を要請へ 吉村知事「第4波に入った」

大阪府の吉村洋文知事は29日、新型コロナウイルスの感染者急増を受け「第4波に入った」との認識を示し、国に「まん延防止等重点措置」の適用を要請する考えを表明した。府庁で記者団に「2~3日中に正式に決める」と語った。要請すれば全国初となる見通し。
府は29日、213人の感染と2人の死亡を発表した。直近1週間の新規感染者は1933人で、前週の2.2倍と急増している。吉村氏は感染拡大は今週も続くとみており、週内に対策本部会議を開く意向。
まん延防止措置が適用された場合「(飲食店利用者に)マスク着用を義務化する。着用していない人の入店禁止を明確にしていく」とした。

福岡と広島で黄砂観測…ひどい場合は交通障害も発生

気象庁は29日午前10時40分、福岡市と広島市で黄砂を観測したと発表した。
福岡市中心部ではかすみがかかったような状態が見られた。同市での観測は今年に入って4回目。
気象庁によると、30日までは、西日本から北日本までの広い範囲で飛来が続く可能性があり、屋外での黄砂の付着や、ひどい場合は交通障害も発生するとして注意を呼びかけている。