自衛隊でもワクチン優先接種開始 医師や看護師ら1万4千人対象

防衛省は8日、医師や看護師などの資格を持つ自衛隊員らに対する新型コロナウイルスワクチンの接種を始めた。全国16カ所の自衛隊病院や埼玉県所沢市の防衛医科大病院の勤務者ら約6千人、災害現場の医療活動などに当たる衛生部隊や離島からの急患搬送を担う隊員ら約8千人の計約1万4千人が対象。今月から本格化している医療従事者向けの優先接種が自衛隊にも広がった。
防衛省によると、8日は皮切りとして、東京都世田谷区の自衛隊中央病院で福島功二病院長ら5人程度が接種。今後ほかの自衛隊病院や部隊でも順次進む見通しで、歯科医や薬剤師、臨床検査技師の資格を持つ隊員らも接種対象となる。

関東 冷たい雨いつまで 最高気温10℃に届かず 真冬並みの寒さ

きょう8日は関東には冷たく湿った空気が流れ込み、南部を中心に冷たい雨が降っています。このあとも気温はあまり上がらず、真冬並みの寒さでしょう。
冷たい雨 いつまで?

きょう8日は本州の南を低気圧が東へ進んでいます。また、日本の東の高気圧の縁をまわる冷たく湿った空気が関東付近に流れ込んでいます。 関東は南部を中心に冷たい雨が降っています。夕方にかけても東京を含めて広く雨が続くでしょう。東京などでは、夜は次第に雨はやみますが、千葉県や神奈川県では夜も雨の降る所がありそうです。雨具の手放せない天気が続くでしょう。
真冬並みの寒さ

午前11時の気温は東京都心は6.7℃、横浜市や千葉市は7.1℃、さいたま市は7.4℃、宇都宮市は6.2℃と冬のコートが必要な寒さとなっています。 このあとも気温はあまり上がらず、空気は冷たいままとなりそうです。最高気温は東京都心で9℃など、10℃に届かない所が多く、真冬並みの寒さでしょう。冷たい雨に濡れて、体を冷やさないよう、お気をつけください。

河井案里氏の当選無効で参院選…けむに巻く立民の「有力候補」郷原信郎氏

2019年の参院選を巡る大規模買収事件で公選法違反の有罪が確定した河井案里氏(47)(自民党を離党)の当選無効に伴う参院広島選挙区の再選挙は、8日で告示まで1か月となった。議席と信頼の回復を目指す自民党は、新人で地元出身の元経済産業省官僚の擁立を決定。一方、この機に乗じて勝ちたい野党側では候補者を絞り込めない党もあり、4月8日告示、同25日投開票の短期決戦となる再選挙の構図はまだ見えてこない。(飯田拓)
自民党が公認候補として立てるのは、元経産省職員の西田英範氏(39)。公認翌日の2月25日以降、西田氏は実家のある広島市安佐北区を拠点に連日、街頭で政策を訴える。党県連幹部は「クリーンさは申し分ない。ただ知名度が低い。本人もそこを理解し、顔を売るために頑張っている」と話す。
企業や団体へのあいさつ回りでは、県選出の党国会議員が付き添い、自身の選挙のように協力を呼びかけるという。4月3、4両日には県選出の国会議員8人がそろって広島入りし、西田氏と各地で街頭演説を行う予定。県連関係者は「新人と言っても、これだけサポートするのは異例。党として絶対に負けられないという気持ちの表れだ」と打ち明ける。
対する立憲民主党は、案里氏が議員辞職した翌日の2月4日から話し合いを重ねてきた。候補者を巡っては、弁護士やマスコミ関係者らの名が浮かんでは消えていく。その中で「有力」とされるのが元検事で弁護士の郷原信郎氏だ。広島地検での勤務経験があり、大規模買収事件への発言も続けている。
郷原氏は今月4日、広島市内で、事件と再選挙への影響について記者会見を開いた。報道陣に出馬の可能性を問われると、「現金を受け取った自民党議員が選挙運動に関わろうとしている状況では、公正な選挙はできない。この問題を県民に発信するのが今の私の役割だ。中でプレーするかは後の話」とけむに巻いた。
立民県連や連合広島などの内部には焦りも見えるが、立民県連幹事長の福知基弘県議は「早く決めて活動したい思いもあるが、ベストな候補者を選ぶことが何よりも大事」と話す。
再選挙ではこの他、NHK受信料を支払わない方法を教える党が新人で党職員の山本貴平氏(46)を擁立する予定で、日本維新の会やれいわ新選組も候補者を公募している。

午前3時の路上、高校生が警官殴り現行犯逮捕…大麻成分濃縮の液体も所持

広島県警広島中央署は7日、大麻取締法違反(所持)容疑で広島市中区の男子高校生(18)を再逮捕した。
発表によると、男子高校生は2月25日午前3時頃、同区の路上で警察官を殴ったとして公務執行妨害容疑で現行犯逮捕され、同署に連行された際、大麻の幻覚成分を濃縮した液体「大麻リキッド」が入った容器2本(計約2・6グラム)を所持していた疑い。調べに対し、「よく考えてから話す」と供述しているという。
男子高校生は当時、容器を16本所持しており、同署は残る14本についても鑑定を進めるとともに、入手の経緯を調べる。

6歳女児の服脱がせ体触り「しゃべったら母親とお前を殺す」…託児所バイトの男を再逮捕

アルバイト先の夜間託児所で預かっていた女児2人にわいせつな行為をしたとして、強制性交罪などで起訴されている保育専門学校生、吉田英典被告(28)(東京都八王子市)について、警視庁は8日、別の女児への強制わいせつ容疑で再逮捕した。
発表によると、吉田被告は2019年4~8月、勤務先の都内の夜間託児所で計9回、小学生の女児(当時6歳)の服を脱がせて体を触るなどした疑い。容疑を認め、「罪悪感はあったが、歯止めがきかなかった」と供述している。
吉田被告は1人で夜勤中、寝ていた女児を別室に連れて行ってわいせつ行為をし、女児が目を覚ますと「しゃべったら母親とお前を殺す」などと脅していたという。
吉田被告宅から押収したハードディスクから、この女児らへのわいせつ行為を映した動画が見つかった。警視庁は、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)容疑でも調べている。

サイバーは「公共空間」=コロナ禍で被害深刻化―警察庁有識者会議

有識者で構成される警察庁の「サイバーセキュリティ政策会議」は8日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う社会活動の変化でサイバー攻撃による被害が深刻化しており、サイバー空間を「公共空間」として安全確保する必要があるとする報告書をまとめた。
報告書は、昨年問題化した「ドコモ口座」などの電子決済サービスの不正出金に言及。テレワークの普及に伴うセキュリティーの弱点を突いたサイバー攻撃や、内部のデータをウイルスが暗号化するなどした上で金銭を要求する「マルウエア」(悪意あるソフト)も悪質化しているとした。
その上で、政府が掲げるデジタル化の推進で、今後、サイバー空間は地域や年代を問わず、重要な「公共性の高い場」に変化すると指摘。「普段生活する空間と変わらない安全の確保が必要だ」と強調した。
警察庁は報告書を受け、攻撃者の取り締まりだけでなく、組織や個人が被害に遭わないような安全対策を強化する。
[時事通信社]

国内感染者増加に転じる=直近1週間、8週ぶり―新型コロナ

国内で確認された新型コロナウイルス感染者は8日午前10時現在、クルーズ船の乗船者らを含め44万708人で、前週から7267人増えた。1週間の新規感染者は前週(7083人)まで7週連続で減少していたが、増加に転じた。
8日から緊急事態宣言が再延長された4都県では、直近1週間で4109人増え、増加幅は前週(4266人)を下回った。都県別では、東京都が1779人(前週1942人)、埼玉県が711人(同691人)、千葉県が844人(同819人)、神奈川県が775人(同814人)、それぞれ増えた。
[時事通信社]

接種前日にワクチン到着 新潟県接種第1号の病院長は長袖肌着を反省

医療従事者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの先行接種が2月下旬から、新潟県でも国立病院機構新潟病院(柏崎市)を皮切りに始まり、8日からは新潟大学医歯学総合病院(新潟市中央区)など県内5病院で優先接種も始まる。先陣を切った国立新潟病院では、国に承認されたばかりの米製薬大手ファイザー製ワクチンが同病院に届いたのは接種前日という慌ただしさだった。接種の現場を追った。(本田賢一)
1170人分搬入
2月18日午前、ヤマト運輸のトラックが同病院の玄関前に横付けされ、2つの医薬品用特殊冷凍コンテナが慌ただしく運び込まれた。厳重に封かんされたコンテナが開けられると、病院職員がデジタル温度計に表示されたワクチンのパッケージ周辺の温度を確認し、「マイナス78・9度。OK」と告げる。ファイザー製ワクチンは品質維持のため、同75度前後で管理するよう求められているからだ。
各コンテナには、ドライアイスで冷凍されたワクチンのパッケージがそれぞれ1個入っており、到着から15分ほどで保管用冷凍庫に移された。ワクチンは1回目の接種から3週間後に2回目を打つことになっており、運び込まれたワクチンは1170人が2回接種できる量だった。
肩が見える服装で
接種は翌19日午前11時すぎ、同病院のリハビリテーションフロアでスタート。最初に受けたのは同病院の中島孝院長(62)で、新潟県内での接種第1号となった。担当した内科医長が、利き腕と逆の左肩付近をアルコール消毒した後、注射器の針を入れ筋肉に注射。わずか5秒ほどで終了した。
同病院では、1つのバイアル(ワクチン入り容器)で6回注射できるシリンジ(注射筒)を使っていた。シリンジによっては1つのバイアルで5回しか注射できないものもあり、貴重なワクチンを有効に使用する点で課題になっている。
中島氏は「注射の痛さを心配している方は安心してほしい。全然痛くない」と感想を述べる一方、自らの服装で反省の弁も。「ワクチンは肩の近くの三角筋に打つ。私は今日、長袖の肌着を着てきたので、注射をしにくかったと思う。集団接種をされる方は肩がしっかり見える服装で来たほうがいい」と話した。
副反応を観察
接種後は約30分間、用意された部屋で待機。「(海外で)新型コロナのワクチンを接種した190万人に21人が、アナフィラキシー(全身性のアレルギー反応)を発症しているとのデータがあるため、30分間待機して副反応を観察する。ただ、アナフィラキシーはアドレナリン注射で基本的に治ると考えられており、当病院でも発症した場合はこの治療を実施する」(中島氏)
この日は医師8人、看護師9人、それ以外の職員7人の計24人が1回目の接種を受けたが、副反応を示した人はいなかった。念のため、待機後に発熱や痛みが出た場合に飲む解熱鎮痛薬が配布され終了した。
同病院の先行接種対象者は500人強で、3月5日までにほぼ全員の1回目の接種を終えた。今月末までに全員に計2回の接種を終える予定だ。
中島氏は接種後の会見で「通常の病院業務を行いながら、ワクチン関連の情報が確定しない中で先行接種への対応をスピードアップしなくてはならなかったことが大変だった」と振り返りつつ、「医療従事者が先行接種することで、ワクチンに対する社会の安心感につながれば」と期待。「接種を受ける人が一定割合より増えれば、社会全体として感染拡大への予防効果が生まれ、新型コロナのパンデミック(爆発的な感染拡大)は収束していく」という。

玉川徹氏、コロナ対策室の残業378時間に「ちょっと異常」羽鳥慎一アナも「健康を害するレベル」

8日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)では、内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室で1月の超過勤務時間が約378時間に上る職員がいたことを報じた。西村康稔経済再生相は5日の会見で謝罪した。
この問題にコメンテーターで同局の玉川徹氏は「ちょっと異常だと思います。378時間残業でしょ。僕は聞いたことがないですよ。徹夜も入らないとここまでいかないと思う。異常ですよね」とあきれた。
MCの羽鳥慎一アナウンサーも「健康を害するというレベルに入ってくると思う」と述べた。

妹と母を殺めた男性の、70年越しの告白

「妹と母を殺(あや)めたんです」。70年間、誰にも語ることなく心にしまった記憶を、村上敏明さん(86歳)は優しく、丁寧に語ってくれた。
1938年、村上さんが4歳のころ「より良い生活を」と家族で満州に移住した。妹も生まれ、満州に咲いていた「芙蓉の花のように美しく育つように」芙美子と名付けられた。可愛い妹を村上さんはよくおんぶして遊んだという。
45年8月9日。旧ソ連が日ソ中立条約を破り、満州への侵攻を開始。戦火が日常にやってきた。46年3月に入りソ連軍が満州から撤退を始めると、中国の国民党軍と共産党軍の内戦が本格化。今度はその戦火に巻き込まれた。そして、満州引き揚げが決まった。
引き揚げ直前の7月、夏のことだった。父がシベリアに抑留され不在だった家に突然、日本人会の男性が5、6人訪れた。男性たちに囲まれ母が話していた様子を今でも写真のように覚えているという。村上さんは母に呼ばれ、男性たちに囲まれながら、真ん中に座り、妹を抱く母の隣で、手渡された液体を自身の手でスプーンを持って妹の口に運んだという。
「芙美子の瞳が『お兄ちゃん、何すんの?』と言っているかのように大きく見開いて、そのまま死んでいきました」。そんな妹の瞳を村上さんは忘れることができない。
「引き揚げの窓口になっていた日本人会が、病弱な子どもたちをこのようにすることはどのように決めたのか、当時の記録を探しても見つからなかったですが、他にもケースがあったと思います」
村上さんの母は娘を失ったショックからか衰弱し、立つことすらままならなくなった。
数日間、列車に揺られ、ようやく引き揚げをする日本人が集められた葫蘆(ころ)島へたどり着くと、母親は病院に収容された。数日後、医者からいつもと違う薬を手渡され、何も考えずに母の口に流し込むと、すぐに泡を吹き亡くなった。最後の夜は母の亡骸の横で眠った。
「日本が二度と過ちを繰り返さないことへの思いを聞いてほしい」。そんな村上さんについての10分間のドキュメンタリーが2020年のTokyo Docs(※)で優秀作品賞を受賞した。「戦争の足音を止めるために努力を続けます」。村上さんの声が多くの人に届いてほしい。
※ドキュメンタリーの国際共同製作を含む海外展開を支援するための国際イベント。伊藤詩織氏が監督した『I Killed My Flowers』はヤフージャパンクリエイターズプログラムのHPで無料視聴可能。
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(ジャーナリスト 伊藤 詩織)