緊急事態宣言発令から初の3連休初日は夜8時帰宅増「人が一気に減った」

政府による緊急事態宣言が発令されてから初めての3連休初日を迎えた9日、東京・渋谷の人通りは8日夜に比べ、まばらとなった。
友達と服を買いに来たという20代男性は「人は減っている感じがします」と話す。緊急事態宣言については「意識は少ししています。買い物は済んだので、飲食店には寄らず、このまま帰ります」と帰路に就いた。
飲食店の時短営業が要請されている午後8時近くになると、駅に向かう人の波は増え、スクランブル交差点はわずかに混雑を見せた。仕事帰りの20代女性は「朝も通ったが、普段とあんまり変わらない気もする」と話した。
デパートや高級ブランド店が並ぶ銀座。販売員の50代女性によると「人が一気に減った」。宣言前に予約した美容室に向かうという東京都墨田区の竹内優子さん(71)は「悩んだが対策を講じている店なので。終わったらすぐに帰ります」と話した。
NTTドコモがまとめた9日午後3時現在の人出は、全国の主要駅や繁華街計95地点のうち9割超の90地点で先月26日に比べて減少した。

不要不急110番、コロナでも=「県外の親戚帰宅させて」―警察庁

「コロナ禍の中で県外から来ている親戚を帰宅させてほしい」―。全国の警察が昨年1~11月に受理した110番のうち、こうした緊急性のないケースが147万6741件に上ったことが分かった。警察庁が10日の「110番の日」に合わせて公表した。
同庁によると、警察官による緊急の対応が必要でない要望や苦情のうち、新型コロナウイルス関連では「スーパーで間隔を空けずに並ぶ客がいた」「他都道府県ナンバーの車が観光に来ている」という事例があった。
「学校が休校になり、自宅待機している子どもの食事の世話をどうすればいいか」「新型コロナの相談窓口を教えて」などの問い合わせもあったという。
事件や事故以外で不要不急の110番は全体の約19%に上り、同庁は警察相談専用電話「#9110」などの利用を呼び掛けている。
[時事通信社]

時短営業店の取引先に給付金、中小最大40万円・個人最大20万円の方向で政府調整

政府は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令を受け、対象地域の東京など1都3県で営業時間の短縮要請に応じた飲食店の取引先に支給する給付金について、中小企業は最大40万円、個人事業主は最大20万円とする方向で調整に入った。
1月または2月の売上高が前年同月比で半減以下となった食材納入業者や生産者などが対象となる見通しだ。時短の影響が飲食店にとどまらないことを考慮し、1都3県の飲食店と直接取引している業者に加え、農家や漁業者など間接的な取引先も想定している。政府は近く詳細を発表する。

収賄疑いで林野庁職員を逮捕 静岡県警、現金数百万円

静岡県警は9日、林野庁発注の工事に関し、建設会社に便宜を図った見返りに現金数百万円を受け取ったとして、収賄の疑いで、林野庁天竜森林管理署(浜松市浜北区)総括森林整備官岩崎隆裕容疑者(49)=同区=を逮捕した。贈賄容疑で建設会社「佐野藤建設」社長後藤元光容疑者(74)=静岡県富士宮市=も逮捕した。
岩崎容疑者の逮捕容疑は2018年12月ごろ、当時勤務していた東京神奈川森林管理署(神奈川県平塚市)が発注し、佐野藤建設が落札した林道改良工事の事業費を増額すると示唆したことへの謝礼と知りながら、静岡県富士市内で現金数百万円の賄賂を受け取った疑い。

福井市で積雪100cmを超える 発達した雪雲が継続し夜間は外出危険に

日本海で形成された活発な雪雲の列が、北陸地方に流れ込みやすい状況が続き、引き続き大雪への警戒が必要です。雨雪レーダーの画像を見ると、日本海から東に伸びる雪雲が福井県と石川県の県境付近に向かい、さらに富山県から新潟県にまで広がっている状況です。濃いピンク色に表示されている活発な雪雲があちらこちらに見られ、こうした雪雲が通過することで、1時間に5cmを超えるような激しい雪となります。
大量の雪が積もり夜間の外出は危険
福井県福井市の様子
20時までの1時間に降った雪の量は、新潟県糸魚川市・能生で6cm、石川県加賀市・加賀菅谷で5cm、新潟県上越市・高田で4cmを観測しました。各地で積雪も増加しており、福井市で3年ぶりの大台となる103cm、上越市・高田は202cmに達しています。夜間帯に強い雪が降ることで、視界が悪くなることに加え、これまでに大量の雪が降ったことで、除雪されていない歩道は歩くことが出来ない状況になっています。福井市で撮影された写真でも、歩道が雪に埋め尽くされ、車道も雪によって道幅が狭くなっていることがわかります。夜間帯の外出は危険を伴いますので、できるだけ避けるようにしてください。
除雪作業は入念な安全確認を
10日(日)夜までの積雪の予想
強い雪は明日10日(日)の昼頃にかけて続く見込みで、24時間の積雪の予想は、北陸の山沿いで50cm以上、平野部でも20~50cmの積雪が予想されます。山陰から近畿北部、北日本の日本海側でも20cm前後の雪が予想され、強い風により吹き溜まりになるとさらに多くなる所があります。九州は今夜、一時的に雪の強まる可能性があり、山沿いでは10cm前後、市街地でも数cm程度の雪が積もる予想です。倒木や樹木の垂れ下がりによる停電や鉄道の線路支障が発生したり、積雪による線路のポイント故障や路面凍結によるスリップ事故の発生、都市高速の通行止め、立ち往生による大規模な車両滞留などに発展するおそれがあります。屋根からの落雪の危険性も高まり、山間部では雪崩に警戒が必要です。雪が落ち着いたタイミングで除雪作業を行う方が多いかと思われますが、大量の雪が降ったため普段よりも危険性が増しています。入念な安全の確保をした上で、作業を行ってください。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

秋田市で車立ち往生相次ぐ 大雪で終日運休の路線バスも

大雪の影響で秋田市では9日、車の立ち往生が相次いだ。秋田中央署には「車が動かせない」などの通報が60件以上寄せられた。秋田地方気象台によると、秋田市では午後4時現在で平年の5倍となる55センチの積雪を観測した。
また、秋田中央交通は、安全運行ができないなどとして市内の路線バスを終日運休とした。
8日に続き、秋田市は市内7カ所に避難所を開設。道路豪雪対策本部を設置し、市内全域で除雪を急ぐよう指示した。市中心部の秋田県庁付近でも、膝下近くまで積もった雪に苦労しながら歩く人たちの姿が見られた。

日本海側で記録的大雪 山形・大蔵で積雪280センチ

強い冬型の気圧配置が続き、9日も日本海側を中心に記録的大雪となり、山形県大蔵村で積雪が280センチに達した。新幹線の運行が乱れ、車の立ち往生も発生した。今後も10日にかけて大雪の恐れがあり、気象庁は積雪や路面凍結による交通障害に警戒を呼び掛けた。
この日、最深積雪60センチを観測した秋田市では車の立ち往生が続出したほか、秋田中央交通が事故を警戒して市内の路線バスを終日運休にした。富山県では除雪中の死亡・負傷事故が相次いだ。
東北新幹線は雪が原因とみられるポイント故障で一時運転を見合わせ、北海道、秋田、山形の各新幹線も遅れなどの影響が出た。

京都・大阪・兵庫の3府県「極めて厳しい状況」 西村担当相、緊急事態宣言要請受け

京都府の西脇隆俊知事は9日、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言の発令を大阪、兵庫の両府県知事とともに政府へ要請した。要請を受けた西村康稔経済再生担当相は、3府県の現状について「緊急事態宣言の発令が視野に入る極めて厳しい状況」との見方を示し、今週末の政府分科会に向け、感染状況や病床数などを分析して検討する姿勢を示した。
西村氏への申し入れは、非公開のオンライン会談で行われた。終了後、京都府庁(京都市上京区)で取材に応じた西脇知事は「新規感染者が急増している。京阪神は一体の都市圏なので、一体での宣言の発令をお願いしたい」と述べた。
西脇知事によると、会談で3府県側は宣言を踏まえた対策について、府県全域ではなく地域単位での柔軟な対応も可能とするよう求めたという。
一方、西村氏は3府県に対し、政府の基本的対処方針に基づき宣言発令前に取り組める対策の実施を要請。例として、飲食店の時短営業を午後8時までに繰り上げ(酒類の提供は午後7時まで)▽午後8時以降の不要不急の外出自粛▽出勤者数の7割削減―などを挙げた。3府県側は検討する方針。
また、要請前に開かれた3府県知事のオンライン会談で、大阪府の吉村洋文知事は「(感染者が)増えきってからでは対策の取りようがない」とし、宣言の必要性を強調。兵庫県の井戸敏三知事は「3府県が足並みをそろえ、対策についても一体的に動きたい」と述べ、連携を呼び掛けた。
通勤・通学などで住民の往来が多い3府県ではここ数日、新規感染者数が連日のように最多を更新。いずれも8日に緊急事態宣言の要請を決定した。

緊急事態宣言要請の動き相次ぐ 愛知など複数の知事が会合で言及

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて9日、国に緊急事態宣言の再発令を正式要請した関西3府県以外でも、要請に向けた調整を進めたり、独自の非常対応に踏み切ったりする動きが相次いだ。同日の全国知事会オンライン会合で、愛知、岐阜、栃木などの複数の知事が国に宣言を求める可能性に言及した。
知事会はこの日まとめた国への緊急提言で、7日に宣言が出た首都圏1都3県以外の地域でも、感染が拡大した場合は地元知事の意見を踏まえ、緊急事態宣言を迅速に出すよう要望した。
会合で大村秀章愛知県知事は「大変厳しい。愛知、岐阜で足並みをそろえて宣言を要請する調整に入った」と発言した。

12日(火)は関東など太平洋側も雨や雪 東京は初雪観測の可能性

一連の寒波は明日10日(日)になるとようやく落ち着きます。ただ、連休明けとともに低気圧や前線が日本付近を通過する見込みです。本州の南の海上を進む、いわゆる「南岸低気圧」の影響で、関東など太平洋側も雨や雪の降る所があります。東京都心周辺など関東の市街地でも一時的に雪の降る可能性がありますが、積雪に注意が必要なのは甲信地方など山沿いが中心です。
東京などは雨に雪が混じる程度
12日(火)午後の天気分布予想
9日(土)午後の段階でのウェザーニュースの見解では、低気圧が近づく12日(火)午後の関東平野は雨の所が多いと見ています。東京の多摩西部や埼玉県秩父など山に近い所では雪の予想です。甲信地方は広い範囲で雪が降り、積もる所があります。ただ、その前夜となる11日(月)深夜から早朝にかけても弱い降水が予想されています。気温の低い時間帯ですので、東京都心など関東南部の平野部でも一時的に雪に変わる可能性があります。南岸低気圧による雪や雨は、少し条件が変わるだけでも大きく変化することがありますので、最新の情報を確認するようにしてください。
東京は初雪の観測がまだ
初雪観測マップ
沖縄と奄美をのぞく全国の気象台、測候所で初雪を観測していないのは、東京のみとなっています。昨日8日(金)は東京都内でも弱い雪雲が発生し、23区内で雪のちらついた所がありましたが、気象庁がある虎ノ門周辺では雪は確認されませんでした。12日(火)に東京で初雪になれば、平年より9日遅く、昨季よりは8日遅い記録になります。気象庁は今年度に千代田区大手町から港区虎ノ門に本庁舎が移転しました。虎ノ門で最初の初雪観測になるか注目されます。