中道改革連合を離党した立憲民主党出身の衆院議員でつくる新党「民主改革の会」(略称・民主)が17日、総務省に結党を届け出た。代表に小川淳也・前中道代表が就任。幹事長に就いた階猛氏は届け出後、国会内で記者団に対し「中道政治を大きくすることで政権交代を目指す。そのために公明党や立民、他の野党と心を一つにして勢力を拡大していく」と述べた。
民主改革は小川、階両氏に加え、長妻昭元厚生労働相ら5人で届け出た。週内をめどに入党届を受け付ける。
綱領は中道を踏襲した。「持続的な経済成長への政策転換」や「現実的な外交・防衛政策と憲法改正論議の深化」などの5本柱を引き継いだ。その上で、立民が旧民主党にルーツを持つことを踏まえ「民主中道」の文言を新たに盛り込んだ。 [時事通信社]
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「取り調べ拒否」Tシャツ、敗訴 大阪府警留置担当者の対応は適法
留置場で「私は取調べを拒否します」と書いたTシャツの着用を認めなかったのは違法として、大阪府警に逮捕、勾留された男性が府に150万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で大阪地裁は17日、留置担当者の対応は適法として請求を棄却した。
判決によると、2024年12月、弁護人が淀川署で勾留中の男性にTシャツを差し入れた。署の留置管理課の担当者は刑事収容施設法の「留置施設の秩序維持に支障を生じる恐れがある場合」に該当するとして、着用を許可しなかった。
荒谷謙介裁判長は判決理由で、別の警察署の留置場で同じ文言のTシャツを差し入れられた人を、別の人がちゃかすような私語が生じた事案があったと指摘。淀川署の担当者の人数では口論などのトラブルに対処するのが困難だったと考えられ、判断に裁量権の逸脱があったとは認められないとした。
高市改造内閣に野党は… 「熟議の国会」求める声や“不記載議員”登用への批判も
第2次高市改造内閣の顔ぶれについて、野党からは「野党の意見も丁寧に聞く熟議の国会にしていただきたい」と求める声がある一方、政治資金収支報告書に不記載があった議員の登用については批判が出ています。
国民民主党・玉木雄一郎代表 「手堅い印象ですね。しっかり仕事ができる内閣として、日本のために頑張っていただきたい」
改造内閣について、玉木代表はこのように述べた上で「野党の意見も丁寧に聞く熟議の国会にしていただきたい」と求めました。
立憲民主党・水岡俊一代表 「高市総理には裏金問題を含む政治とカネに対する認識を問うていく必要があると考えます」
公明党・竹谷とし子代表 「組織的な行為であったということについて自民党として原因解明というものは進んでいない」
一方、立憲の水岡代表と公明の竹谷代表は自民党・旧安倍派の裏金問題をめぐり政治資金収支報告書に不記載があった関・文部科学大臣と簗・農林水産大臣の登用を批判し、水岡氏は「高市総理の説明責任、政治責任も一段と重くなる」と指摘しました。
民主改革の会・階猛幹事長 「維新の印がついた政策法案については、これから国会できちんと質していかなくてはいけない」
共産党・小池晃書記局長 「日本維新の会の入閣ということで、これまで以上に暴走を加速させる布陣になったというふうに言わざるを得ません」
また、民主改革の会の階幹事長は、日本維新の会は「実現を求めてきた政策について、自ら説明責任を果たしてこなかった」と指摘した上で、今回維新から入閣した中司・前幹事長との国会論戦に意欲を示しました。
参政党の神谷宗幣代表はコメントを発表し、「内閣改造も真新しさは特に無い。是々非々で向き合う」とした上で、来月召集される見通しの臨時国会では「消費税の一律減税の段階的廃止を求めていく」との考えを示しました。
障害者向けマチアプ利用し約300万円詐取か グループトップ逮捕
障害者向けマッチングアプリで知り合った男性に飲食代名目で計311万円を支払わせたとして、警視庁保安課は17日、住所不定、元バー経営者の男性(25)を詐欺と東京都ぼったくり防止条例違反容疑で逮捕したと発表した。出会い系アプリを使ったぼったくりグループのトップで、障害者を標的にしていたとみられる。
逮捕容疑は2025年2月、アプリで知り合った視覚障害者の20代男性や身体障害者の20代男性を、経営していた渋谷区道玄坂1のバーに誘い出し、飲食代名目などで、それぞれに68万4000円と242万7600円を支払わせたとしている。「どう関わったか覚えていない」と供述している。
警視庁によると、グループの逮捕者は今回を含めて計19人で、被害は57人(計8500万円)に上るとみられる。別の事件に関わったとされるメンバーの一人は「実家暮らしで金を持っているから障害者を狙った」と供述したという。【洪香】
北朝鮮、日本海に「船が沈没し4人が海中に転落」と通報…3人救助し1人は心肺停止
17日午前7時45分頃、北朝鮮の救難調整本部から「貨物船に引航されていた船が沈没し、乗組員4人が海中に転落した」と第8管区海上保安本部(京都府舞鶴市)に通報があった。現場は、島根県隠岐諸島西ノ島から西南西約104キロにある日本の排他的経済水域で、同本部が巡視船や航空機で捜索。
同本部によると、17日午後1時12分頃までに、付近の海域で3人を救助した。2人は意識があり、1人は心肺停止だったという。
引航していたのは、北朝鮮籍の貨物船「KUM YA」で、沈没したと通報があった船については調査中という。事故は、17日午前3時頃に起きたとみられる。
小泉防衛相、鳥取知事に謝罪 無人偵察機墜落への対応巡り
鳥取県の平井伸治知事は17日、同県沖で墜落した航空自衛隊の無人偵察機グローバルホークに関する対応を巡り、小泉進次郎防衛相から「ご迷惑をおかけしています」などと謝罪の電話があったと記者団に明らかにした。平井氏は16日の県議会本会議で「どこに危険な海域があるのかなど防衛省からきちんとした話が来ない」と述べ、防衛省の対応に不快感を示していた。
平井氏によると、17日午前8時半ごろ、小泉氏から直接電話があった。謝罪の上、「これからしっかり情報を鳥取県の方にも入れるように指示している」との旨を伝えられたという。
第2次高市改造内閣が発足=「決断と実行」主要閣僚留任―裏金議員起用、林氏は退任・維新から初入閣
第2次高市改造内閣は17日夕、皇居での認証式を経て発足した。高市早苗首相(自民党総裁)は要となる木原稔官房長官(57)に加え、茂木敏充外相(70)、片山さつき財務相(67)、小泉進次郎防衛相(45)ら主要閣僚を留任させた。昨年10月の就任以降初の内閣改造は、政権の重要政策実現に向けた継続性重視の布陣となった。昨年の自民党総裁選を首相と争った林芳正総務相(65)は退任した。
首相は認証式の後に記者会見し、「決断と挑戦、実行の内閣だ」と強調。人選に際して(1)本人の専門知識、課題意識、やる気(2)選挙の強さ(3)担当分野の継続性や重要性―を考慮して留任や登用を決めたと説明した。
初入閣は7人で、派閥裏金事件に関与した関芳弘元経済産業副大臣(61)を文部科学相に、簗和生元文科副大臣(47)を農林水産相に起用した。事件発覚後、関係議員の入閣は初めて。首相は「2回の衆院選を通じて国政に送り出していただいた」と述べ、みそぎは済んだとの認識を示した。
このほか総務相に藤井比早之元外務副大臣(55)、国土交通相に井林辰憲元内閣府副大臣(50)、デジタル相に古川俊治参院議員(63)を抜てき。笹川博義元農水副大臣(60)を環境相に起用し、クマ対策を兼務させる。閣内協力に転じた日本維新の会からは中司宏前幹事長(70)が規制改革担当相として入閣した。
閣僚経験者も登用。山下貴司元法相(61)が法相として再登板したほか、国家公安委員長に葉梨康弘元法相(66)を、復興相に細野豪志元環境相(55)を充てた。
親和性の高い業務を1人の閣僚にまとめるため、各閣僚の担務を整理。藤井総務相は首都機能を代替する「副首都」整備と地方創生の担当相を兼ね、細野復興相が防災担当相も務める。古川デジタル相は人工知能(AI)戦略も受け持つ。
当面の焦点となる消費税減税関連法案の担当相には片山財務相を充てた。
佐藤啓官房副長官(参院議員)は交代し、麻生派の中西祐介元総務副大臣(47)が後任となった。
首相は17日午後に維新の藤田文武共同代表と首相官邸で会談し、人事の狙いを伝えた。会見では中司氏の入閣について「自民・維新連立政権が新たな段階に進む象徴となる」と訴えた。 [時事通信社]
高市総理「実行力重視の人選」 第2次改造内閣について人事の基本方針を説明
第2次高市改造内閣発足を受けて、高市総理が記者会見を開いています。
高市総理は今回の人事の基本方針として、3つの点を強調しました。
1つ目に、▼党所属議員に配布したアンケートにつぶさに目を通した上で、専門知識・課題意識・やる気を吟味し、「この人物なら公約の実現に向けた政策を追加的に提案しつつ、前に進めていただける」という人であること。
2つ目に、▼おととしの衆議院選挙でも議席を獲得するなど選挙に強く、毎週のように選挙区に戻るのではなく、「腰を据えて政策を着実に検討・実行していただける」と思える議員を選んだこと。
3つ目に、▼外交・通商など外国政府などのカウンターパートとの人間関係の構築が大事な職務や、経済財政政策や成長戦略など、政権の最重要課題として取組を加速させていく職務など、「継続性の確保が重要な職務を担う閣僚」を留任させたことを明らかにしました。
そのうえで、アンケートで提案された政策や積極性と情熱を見極め、「実行力重視の人選」にしたと強調しました。
さらに、「新たな政策課題に責任を持って取り組むことや、専門知識や経験などを踏まえて、政権全体として力を最大限発揮できるように担務の見直しを行った」としています。
盗んだ時計「男に渡した」=逮捕のチリ人、中野の窃盗事件―警視庁
東京都中野区の商業施設「中野ブロードウェイ」の時計店から高級腕時計4本(販売価格計約2億円相当)が盗まれた事件で、逮捕されたチリ国籍のマンサーノ・ケサダ・ボリス・アレクシス容疑者(33)が「3本を大阪市内でスペイン語を話す男に渡した」などと供述していることが17日、捜査関係者への取材で分かった。
警視庁捜査3課は、盗品の回収役や処分役など仲間がいる可能性があるとみて詳しく調べている。
捜査関係者によると、一緒に逮捕された同国籍のピニャ・グスマン・ジェレミー・パオロ容疑者(24)は逮捕時、被害品の腕時計1本のほか、別の1本を所持していた。マンサーノ容疑者は見つかっていない3本について「逃走途中で落とした」などと話していたが、その後、「大阪市内の民泊施設近くの遊歩道で40歳ぐらいの男に渡した」と供述。防犯カメラには事件翌日未明にマンサーノ容疑者が遊歩道を歩く姿が映っていた。「男と面識はなかった」とも説明しているという。
事件は8月25日午前11時50分ごろ発生。マンサーノ容疑者とピニャ容疑者は、店のショーケースをハンマーで割り、高級ブランドの「リシャール・ミル」3本と「パテックフィリップ」1本を盗んで逃走したとされる。2人は2日後に大阪市内で逮捕された。
東京地検は17日、両容疑者を窃盗罪で起訴した。 [時事通信社]
パワハラ疑惑の宮城県議、自民会派離脱へ 議員辞職は否定
宮城県議会の最大会派「自民党・県民会議」の渡辺拓県議(50)によるパワーハラスメント疑惑で、渡辺氏は17日、報道陣の取材に、会派を離脱する考えを明らかにした。会派にとどまれば、他の県議や職員に迷惑をかけるためとし、議員辞職は否定した。
同日の会派総会で離脱の意向を示し、承認されたという。今後議会内の手続きを経て、正式に離脱する。
自民会派は県議の政治倫理に関する条例に基づいて、渡辺氏のパワハラ疑惑を調査する政治倫理審査会の設置を議会に求めている。横山隆光会長は「政倫審は(渡辺氏の)会派離脱と関係ない」と述べ、引き続き設置を求めていくとした。
一方、渡辺氏は「(政倫審は)真相究明に課題のある枠組み。法律問題として専門家による主張立証の積み重ねによって真実を明らかにすべきだ」と反論した。
渡辺氏によると、渡辺氏が複数の法律の専門家に見解を聞いたところ、「最低の課長だ」との自身の発言については「グレーゾーンで問題があり得る」との指摘を受けたという。これまでパワハラを否定していたが、「最低の課長だ」発言については「問題があったのだろう」と語った。【山中宏之】