磐越道21人死傷マイクロバス事故 若山容疑者を知る人「小股で歩くようになった」

磐越道で高校生など21人が死傷した事故で、マイクロバスを運転していた若山容疑者を知る人は「小股で歩くようになった」などと話し、若山容疑者の最近の歩き方に違和感があったといいます。
磐越道で北越高校・男子ソフトテニス部の部員を乗せたマイクロバスがガードレールなどに衝突し、21人が死傷した事故。
死亡した稲垣尋斗さんを悼み新潟市東区では9日朝、ソフトテニスの大会に参加した中学生たちが黙とうを捧げました。
一方、バスを運転していた若山哲夫容疑者は9日朝に送検されました。
捜査関係者によりますと若山容疑者はことしに入り、複数回の交通事故を起こしていて、今回の事故については「スピードを出しすぎてぶつかった」と供述しているということです。
警察は、若山容疑者が安全に運転できる状態にあったか調べを進めています。
また、若山容疑者を知る人は「小股で歩くようになった」などと話し、若山容疑者の最近の歩き方に違和感があったといいます。
<若山容疑者を知る人は>
「顔の表情が前に比べると全くなくなった。小股で歩くようになった。『大丈夫なの?』って思ってたけどまさかバス運転するなんて思ってないからさ」
<若山容疑者を知る人は>
「1週間くらい前に前のほうへこんだ車で、違う車が置いてあった。前の方ちょっとバンパーがめくれて上の方こう上がってて左側の。どっかぶつけたんでしょうね」
若山容疑者はかつて、別の高校で陸上部の監督を務めていて、客を運送して対価を得る「大型二種免許」は所持していないことがわかっています。

米軍による空襲など14映像公開 大分の市民団体、米から取り寄せ

戦時中の資料を集めて解析している大分県宇佐市の市民団体「豊の国宇佐市塾」は9日、国内外で撮影された14点の映像を報道機関に公開した。米国立公文書館から取り寄せたもので、米軍による国内各地の軍事施設などへの空襲や、フィリピン沖での特攻機に対する攻撃の様子などが収められている。
同団体の織田祐輔さん(39)によると、14点のうち、ソロモン諸島のガダルカナル島方面への出撃時に撮影された映像は、日本軍の搭乗員が爆撃機から撮影した。爆撃機は米軍による対空砲火で撃墜され、撮影者は戦死した。映像フィルムは墜落後の残骸から米軍が回収したものという。

中道内から旧宮家の養子容認案に反発、立民出身者の異論相次ぐ…枝野氏は強く再考求める投稿

安定的な皇位継承策を巡り、中道改革連合が示した党見解の原案に対し、党内から反発が出ている。慎重論もある旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える案を認める内容となっていたためだ。執行部は11日の会合での取りまとめを目指しているが、反対意見が強まる可能性もある。
党の「安定的な皇位継承に関する検討本部」で原案が示された7日、さっそく声を上げたのは、同党の前衆院議員で立憲民主党元代表の枝野幸男氏だ。養子案を容認する方向になったと伝えた報道を引用し、「ウソですよね?間違いですよね?」とX(旧ツイッター)に投稿した。「万が一にも天皇制を破壊しかねない旧皇族養子案を認めるなら、お付き合いはしきれない」と強い表現で再考を求めた。
7日の会合後、笠浩史本部長は記者団に、養子案を認める原案について「おおむね了とされた」との認識を示していた。会合に出席した西村智奈美副代表はXで、「少なくとも私は『容認』とは異なる意見を述べている」と不満をにじませた。
異論を唱えているのは、いずれも立民出身者だ。養子案に賛成していた公明党と異なり、立民では「門地による差別に該当する」など反対論も根強かった。
小川代表は8日の記者会見で「懸念の声が上がっていることは謙虚に受け止めたい」とする一方で、「一定の着地を図る方針に変わりはない」と強調した。
15日にも開かれる与野党の全体会議で党の見解を表明することが求められているためで、11日の検討本部で笠氏への一任を取り付けた上で、12日の執行役員会で党見解を決定する流れを描いている。

「リング」の鈴木光司さん死去 ジャパニーズホラーの火付け役

「リング」「らせん」などのホラー小説で知られる作家の鈴木光司(すずき・こうじ、本名晃司=こうじ)さんが8日午後5時ごろ、病気のため東京都の病院で死去した。68歳。浜松市出身。
1990年、「楽園」で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、デビュー。91年刊行の「リング」で人気を集め、続編「らせん」で吉川英治文学新人賞を受賞。貞子による「呪いのビデオ」の謎を追う「リング」と「らせん」は映画化もされて大ヒット。同シリーズは海外でもリメークされ、ジャパニーズホラーブームの火付け役となった。その他の小説作品に「仄暗い水の底から」「神々のプロムナード」など。

高市首相が今月後半に韓国訪問へ、シャトル外交の一環…国会日程など見極め最終判断

高市首相が今月後半に韓国を訪問し、李在明(イジェミョン)大統領と会談する方向で調整に入った。日韓首脳が相互往来する「シャトル外交」の一環で、イラン情勢や北朝鮮を含む北東アジア情勢などについて協議する見通しだ。国会日程などを見極め、最終判断する。
複数の日韓両政府関係者が明らかにした。首相は、李氏の出身地の韓国南東部・安東(アンドン)を訪問することを検討している。李氏は今年1月に来日した際、首相の故郷・奈良県を訪れていた。
首脳会談では、イラン情勢を踏まえた物資の安定供給や、北朝鮮の核・ミサイル開発など両国共通の課題を巡って議論する。今月14~15日に予定される米中首脳会談を踏まえ、日韓両政府の認識の擦り合わせも行うとみられる。

自民党内に首相支える新グループ「国力研究会」発足へ…麻生氏や茂木氏らが発起人に

自民党内で、高市首相(党総裁)を支えるグループ「国力研究会」が発足することになった。麻生副総裁や茂木外相ら実力者が発起人となり、21日に初会合を開く。派閥・旧派閥を超えて参加を呼びかけており、党内基盤が弱い首相の足元を固める狙いがある。
複数の党関係者が明らかにした。7日には所属議員にグループの設立趣意書や入会申込書が配布された。グループの略称は、首相が昨年10月の総裁選で使用したキャッチフレーズ「ジャパン・イズ・バック(日本は戻ってきた)」にちなみ、「JiB」とする。
設立趣意書では「政府と自民は一体となって政策を実行する」と強調し、安全保障や資源・エネルギー分野の課題に取り組むとしている。21日の初会合では米国のジョージ・グラス駐日大使を講師に招き、日米関係などについて議論する。首相本人は出席しない予定だ。
新グループの結成は、首相に近い山田宏参院議員が中心となり、萩生田光一幹事長代行らとともに準備を進めている。発起人には有村総務会長や松山政司参院議員会長ら党執行部に加え、昨年の総裁選に出馬した小泉防衛相や小林政調会長も名を連ねる。次期総裁選を見据え、有力候補を囲い込む狙いがあるとみられる。
新グループは派閥・旧派閥や衆参各院などの出身にかかわらず、広く参加を働きかける。2月の衆院選で初当選した新人議員にも入会するよう呼びかけ、規模を拡大させたい考えだ。
ただ、グループ結成が首相の党内基盤強化につながるかは不透明だ。「『高市派』の旗揚げと見なされれば、党の分断につながる」(首相周辺)との声もあり、グループの発足や拡大が党内の反発を招く可能性もある。

北越高校で説明会、保護者から不満の声も…「納得いかない」「なぜその運転手だったのか」

福島県郡山市の磐越自動車道で6日、北越高校(新潟市中央区)の生徒20人を乗せたマイクロバスがガードレールに突っ込み、男子生徒1人が死亡した事故で、同校は7日、校内放送や保護者向け説明会で事故の経緯を報告した。保護者からは「納得がいかない」との不満の声も上がった。
事故から一夜が明けた7日朝、生徒らは校門の周辺に立つ教職員に見守られながら登校した。
同校によると、午前中の校内放送では、亡くなった男子生徒(17)への弔意を示し、事故の経緯や生徒の心理的ケアについて説明。正午頃には灰野正宏校長らが遺族宅に弔問に訪れた。
夜には同校で保護者向けの説明会が開かれた。出席した40歳代の男性によると、学校側からは事故当日の経緯や今後の対策について説明があった。男性は取材に対し「もやもやして煮え切らない説明だった。みんな納得はしていなかったと思う」と話した。
この事故では、学校側の依頼を受けたバス会社の蒲原鉄道(五泉市)が貸し切りバスではなくレンタカーを手配し、社員ではなく「知り合いの知り合い」を運転手として紹介したことが明らかになっている。
1年生の娘が同校に通っているという50歳代女性は「なぜそのドライバーだったのか。普段からバスやレンタカーを同じように手配していたのか」と憤った。
県は7日、事故を受けて県内の高校100校に対し、部活の遠征などでバス事業者を利用する際は、契約内容の確認を徹底するよう文書で通知した。管理職を含めて組織的に対応するよう要請している。
ほかにも、乗車時のシートベルト着用の徹底や、運転手の負担を考慮した遠征計画の立案、事故に備えた保護者との連絡体制の構築を求めている。
通知は、県教育委員会保健体育課が県立高校80校に、県大学・私学振興課が私立高校20校に対して行った。保健体育課の志田哲也課長は「子どもの安全を確保するためにも、複数の大人の目で確認することが重要だ」と話した。

高市首相、昭和100年祝賀式典で見せた周囲との温度差 昭和ソングの演奏でノリノリの首相に対し、宮内庁職員は一切手拍子なし 式典の運営自体にも課題が残ったと指摘

歴史的な大勝利で政権基盤を強固なものにした高市早苗首相。しかし、最近はどうも行動と評価がかみあわない。両陛下との温度差が対照的だった記念式典の様子や官邸幹部が頭を抱えたドタキャン騒動など、首相の近況を詳報する。
身振り手振りでビートを刻む
昭和を彩った往年のヒット曲が次々と演奏され会場のボルテージが徐々に高まる中、ロックの名曲が流れると満面の笑みで拳を上げ、リズムをとる宰相。その姿に合わせ手拍子を打つ一団がある一方で、宮内庁の職員たちは感情を殺した視線を送り、その手は微動だにしなかった。それは彼らが、天皇皇后両陛下の”ある異変”を感じ取ったからかもしれない──。
4月29日、日本武道館には各界の著名人ら約5600人が集結。昭和天皇の誕生日で、「昭和の日」として親しまれているこの日に、内閣府主催で昭和100年を祝賀する式典が開かれたのだ。
「式典は今年が昭和元年から100年の節目となることを記念して、激動と復興の昭和の時代を顧み、日本の将来を考える機会として政府が企画したものです。両陛下だけでなく、衆参議長や最高裁判所長官らも招かれ、式典委員長には高市早苗首相が自ら就任。木原稔官房長官も副委員長として実務を仕切るなど、内閣総出の様相を呈していました」(自民党関係者)
高市首相は終始ご満悦で、冒頭のようにノリノリな姿も飛び出した。
「高市礼賛ムードの会場がいちばん高揚したのは、首相が好きなTMNETWORKの大ヒット曲『GetWild』が演奏されたときでした。ロックのリズムに合わせて出席者が手拍子を打ち、笑顔の首相を見て涙ぐむ人もいたほどです。首相は着席したままでしたが、弾ける笑顔に身振り手振りでビートを刻んでいました」(政治ジャーナリスト)
一方、会場にお出ましになっていた両陛下のお姿は高市首相とは対照的だったという。
「おふたりは壇上の中央にお座りになり、式典の進行を静かに見守られていました。ただ、首相のハイテンションに面食らったのでしょうか、時折、両陛下の表情が凍りついたように見えたという声も。両陛下の先人たちへの感謝や日本の発展を望むお気持ちは首相と変わりありませんが、一方で、昭和には戦争の時代という反省すべき側面があることを誰よりも痛感していらっしゃいます。
昭和の歴史を鑑みれば、ロック音楽にノリノリというわけにいかないのは当然でしょう。実際、両陛下のそうした感情を読み取ったのか、宮内庁の職員の中には手拍子を打つ人は1人もいませんでした。

iPS細胞の基盤特許5年延長、京都大学が申請へ…研究資金に割り当て

京都大は、iPS細胞の製造技術などの基盤となる特許が今年12月で切れることから、有効期間を5年間延長できるよう特許庁に申請することを明らかにした。6月までに手続きをする。
iPS細胞は、様々な臓器や組織の細胞に変化させることができる。山中伸弥教授がマウスで作製したことを2006年8月に発表した。京大は05年12月に出願手続きを始め、06年12月には国際出願した。
今年3月、パーキンソン病と心臓病に対する二つの製品が条件・期限付きで製造販売の承認を受けた。特許の有効期間は原則20年だが、医療現場で使われる場合などは特許期間が最長25年に延長できるようになる。
文部科学省などによると、24年度の京大の特許による収入は約13億8000万円。うちiPS細胞に関連するのは約10億5000万円で、京大の研究資金にも割り当てられている。
京大iPS細胞研究所の舘野美成子・医療応用推進室長は「延長期間も企業が適切な価格で特許を利用できるようにし、患者さんへ治療を届けられるよう後押ししたい」とコメントした。

視線感じて振り返ると「庭にいた」…サル出没相次ぐ周南市、子どもが両足つかまれる事案も

山口県周南市の市街地で4月以降、サルの出没が相次いでいる。周南署によると、7日までに目撃は156件にのぼり、人との接触も12件起きている。けが人はいないものの、子どもが足をつかまれるなど被害につながりかねない事案も発生しており、同署と同市が警戒を強めている。(内田詩乃、坂田元司)
「車から降りて、視線を感じて振り返ると、庭にいたんです」
同市秋月の主婦(62)は、4月9日にサルと遭遇した時のことを振り返った。サルは庭木の実を食べており、急いで家に入ろうとしたが、焦って鍵が開かなかった。後ろを何度も振り返り、やっと自宅に滑り込んだという。「怖かった。まさか庭にいるとは思わなかった」
周南署などによると、目撃されているサルはいずれも体長50センチほどで、1匹で行動しており、同一の個体の可能性があるという。出没しているのは、山裾に広がる市街地。住民の車に飛び乗ったり、家の周りをうろついたりしている。
12件の接触事案の多くは後ろからで、周南署には「スマートフォンを見ていると太ももを触られた」「足に抱きつかれた」「肩を触られた」との通報があったという。
出没しているエリアには市立秋月小があり、4月17日午後3時頃には、同小の男子児童と母親が、後ろからサルに両足をつかまれた。追いかけられた児童もいたという。近くに住む主婦(54)は同日、児童の下校中にサルを目撃。「危ないから早く帰りなさい」とせかした。1人の女児が恐怖で泣いていたという。
同小の荒木裕二校長は「子どものけがを防ぎたい」と話し、「遭遇時は目を合わさない」などの対応を児童に伝えている。校内への侵入を防ぐため、窓も極力開けないようにした。
県内では2022年7月、子どもや高齢者ら66人がサルにかみつかれるなどして負傷した。同市は「けが人が出る前に捕獲したい」とし、頻出するエリアに2か所、箱わなを置いた。同署と協力し、下校時間に合わせてパトカーや広報車で見回りをしている。
サルの生態に詳しい日本モンキーセンターの綿貫宏史朗企画広報課長によると、群れから離れた若いオスの可能性が高いという。「餌になる果樹や生ゴミを片付け、居着かない環境をつくることが大切。遭遇したら目を合わせず、背中を向けないよう後ずさりし、距離を空けてほしい」と話している。