京都府警は14日、京都府南丹市の山林で13日に遺体で発見された市立園部小の安達結希(ゆき)さん(11)に刃物による大きな外傷などは確認できる範囲で見当たらなかったと明らかにした。今後については事件事故の両面から「捜査を進めて検討する」と述べるにとどめた。
安達さんは先月23日から行方不明となっていた。府警によると、遺体は今月13日午後4時45分ごろ、同校から南西約2キロの山林で、捜索中の警察官が発見。あおむけに倒れた状態で、何かで覆われたり埋められたりするなど、隠されたような形跡はなかった。死後相当の期間が経過しているとみられ、府警は詳しい死因や死亡推定日時などを調べるため、14日に遺体を司法解剖した。
遺体の発見現場周辺は民家や田畑が点在する地域で、見つかったのは農道から少し入った付近で、普段、外部の人が訪れることはあまりないという。
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中国大使館に包丁持ち込む 容疑の自衛官を再逮捕「自決のため」
中国大使館(東京都港区)に侵入したとして陸上自衛官の男性が逮捕された事件で、警視庁公安部は14日、陸上自衛隊えびの駐屯地(宮崎県えびの市)に勤務する3等陸尉、村田晃大容疑者(23)を銃刀法違反(携帯)容疑で再逮捕した。これまでの調べに「大使に意見が受け入れられなければ、自決するつもりだった」と供述しており、大使館敷地内の茂みから包丁1本(刃渡り18センチ)が見つかっていた。
再逮捕容疑は、3月24日午前8時55分ごろ、中国大使館敷地内で包丁1本を携帯したとされる。容疑については黙秘している。
警視庁によると、村田容疑者は23日昼に駐屯地を出て、高速バスや新幹線で上京。24日未明に都内の量販店で包丁を買ったと説明している。包丁はナップサックに入れて持ち込み、身を隠した茂みに放置したとみられる。
陸自トップの荒井正芳陸上幕僚長は14日の記者会見で、再逮捕について「誠に遺憾で、あってはならないことだと考えている。事実関係が明らかになり次第、厳正に対処する」と述べた。【最上和喜、宮城裕也】
発見遺体、不明の11歳と判明=DNA鑑定で、死因は不詳―3月下旬ごろ死亡か・京都府警
京都府南丹市で3月下旬から行方不明になっている市立園部小の安達結希さん(11)の捜索中に見つかった子どもとみられる遺体について、DNA型鑑定の結果、身元は安達さんと判明したことが14日、捜査関係者への取材で分かった。
府警は同日、司法解剖を実施。死後、相当期間が経過しているなどしており、死因は現時点で「不詳」とした。死亡時期は3月下旬ごろと推定されるという。発見現場周辺の状況を詳しく調べるための検証も行い、事件に巻き込まれた可能性を視野に調べを進めている。
府警によると、遺体は13日午後4時45分ごろ、同小の南西約2キロの山中で、あおむけに倒れている状態で見つかった。埋められた状態ではなかったという。
遺体は濃紺のフリースと灰色のトレーナー、ベージュの長ズボンを着用し、靴は履いていなかった。安達さんは行方不明になった日、黒いスニーカーを履いていた。 [時事通信社]
「なぜこんな」 身元判明に住民ら悲しみ 京都・南丹の男児遺体
京都府南丹市の山林で見つかった遺体について、京都府警は14日、行方不明になっていた市立園部小の安達結希(ゆき)さん(11)と判明したと発表した。「なぜこんな結果になったのか」。無事を祈り続けた知人や地域住民の間に深い悲しみと動揺が広がった。
「これから楽しい人生が待ってたはず。言葉が浮かばない」
南丹市園部地区に住む70代男性は肩を落とした。
安達さんが行方不明になってから3週間あまり、普段はのどかな山あいの地域住民らは、無事を願いながら不安な日々を過ごしてきた。
市内に住む70代女性は「11歳は可愛い盛り。本当に可哀そう。なぜこのような結果にならなければならないのか」と沈痛な面持ちで語った。
身元判明の一報を受け、安達さんの捜索に携わった男性は「覚悟はしていたが、残念な結果になってしまった」と言葉少なに語った。
安達さんを知る女性は「どうして亡くなったのか、原因を突き止めてほしい」と悔しさをにじませた。【安徳祐、川地隆史、資野亮太】
両陛下、日本国際賞授賞式ご臨席 最先端の研究で業績の科学者らたたえられ
天皇、皇后両陛下は14日、東京都渋谷区の新国立劇場で、世界的な科学者に贈られる「日本国際賞」の授賞式に臨席し、受賞者に盛んな拍手を送られた。天皇陛下は式典後、港区のホテルオークラで催された晩餐(ばんさん)会で、和やかに懇談された。
受賞者は、デジタル社会でのプライバシー保護などの研究で貢献した米ハーバード大のシンシア・ドワーク教授、病原体から体を守る自然免疫などの研究で貢献した大阪大先端モダリティ・ドラッグデリバリーシステム研究センターの審良(あきら)静男特任教授と米テキサス大サウスウエスタン・メディカルセンターのジージャン・チェン教授の3人。
陛下は授賞式のお言葉で「それぞれの研究を通じて、人々の暮らしの安全と利便性の向上、また、医療や予防の発展に大きく貢献されてきたことに深く敬意を表します」とたたえられた。
切符制度を利用した「ニセ警察官」詐欺広がる……小学生や中学生も
今春に入り警察官を装って金をだまし取る、いわゆる「ニセ警察官」による犯罪が多発している。きっかけ4月より施行された自転車における「青切符制度」(交通反則通告制度)であった。
栃木県では40代の男性が自転車に乗り走行していた際、普段着姿のニセ警察官に呼び止められ、違反を理由に罰金1万5000円をだまし取られた。
また、広島県では青色の作業服姿を来た警察官風の男が、高校生に対し「交通ルールに違反している」とし2000円をだまし取り、その場から逃走した。
これら交通ルールを盾にしたニセ警察官による詐欺被害は日本全国で発生しており、警察側も「警察官が現金を受け取ることはない」「現金ではなく納付書で支払う」と注意喚起を行っている。
一方でニセ警察官による「青切符詐欺」は完全には防ぎきれないのではないか、とする声も多い。14日現在、自転車における青切符は制度そのものが認知されていないほか、高校生など普通免許を持てない未成年にとっては、交通ルールを法律レベルで知る機会が多くない。そのため、今後高校生だけではなく、今後は中学生や小学生なども「青切符詐欺」のターゲットとなる可能性もある。
もちろん一部の学校では、交通ルールに加えて青切符の制度説明も行っている学校もあるが、生徒全員がきちんと認知できている訳ではない。そのためネットでは「未成年にも制度をきちんと学ぶ機会を」「ニセ警察官にだまされないルール作りをして欲しい」といった声も少なくないようだ。
川崎クレーン事故、重り内部掘削の解体工法採用は今回が初めて…受注の東亜建設工業が説明
川崎市川崎区扇島のJFEスチール東日本製鉄所京浜地区で解体中の大型クレーンから重りが落下して男性作業員5人が転落した事故で、工事を発注したJFEスチールと、受注した東亜建設工業が14日、東京都内で事故後初めて記者会見を開いた。東亜は、重機で重りの内部を掘削する解体工法を採用したのは今回が初めてだったと説明した。
神奈川県警は同日、業務上過失致死容疑で東亜の横浜支店(横浜市中区)と、工法を提案した1次下請けの「ベステラ」(東京都江東区)を捜索。関係資料を押収し、安全管理に問題がなかったか捜査を進める。
記者会見にはJFEと東亜の幹部計6人が出席し、東亜の木下正暢・執行役員専務は「被害に遭われた方々とご家族ら、多くの方々に心配と迷惑をおかけしていることを重く受け止め、おわび申し上げる」と謝罪した。
両社によると、船から鉄鉱石などを積み下ろしする「アンローダークレーン」(高さ54メートル、幅104メートル)の両端には、円柱状の重り(直径6メートル、長さ9メートル)と、積み荷を搬送する装置「バケットエレベーター」がそれぞれ付いていた。崩落防止のため、「支保工」と呼ばれる3基の構造物でクレーン全体を支えながら、先月25日から重りの解体作業を開始。重りとバケットエレベーターを交互に解体し、バランスを取りながら進めていたという。
東亜は当初、海上から船でクレーン全体を撤去する方法を検討したが、バランスが取りづらく、油の流出懸念もあると判断。ベステラから工法を提案され、採用したという。木下氏は「確実性や安全性を判断して、今回の方法が最善だった」と強調した。
5人は、転落防止柵に囲まれた重り上部の40平方メートルほどの平面部分で、重機(約10トン)で内部のコンクリートを削る作業などをしていた。当初500トンあった重りを400トンまで削った今月7日午後、何らかの原因で重りがクレーンから外れ、5人は重りとともに約35メートルの高さから落下した。落下時、安全帯を着用していたかは不明という。現場にはクレーンのバランスを常時計測する「荷重計」が設置されていた。
事故では、千葉市稲毛区の千葉ケン志朗さん(19)、同市緑区の小池湧さん(29)、千葉県市原市の上山勝己さん(43)の3人が死亡し、1人が重傷、1人が行方不明。記者会見で東亜などは、地上で作業していた男性1人が軽傷を負ったことも明らかにした。
不明作業員の捜索難航
事故から14日で1週間が経過したが、行方不明となっている男性作業員1人の捜索が難航している。重りの落下によって桟橋に開いた穴から海中に転落したとみられ、一緒に落ちたがれきが捜索の支障となっている。
東亜建設工業などによると、穴がある場所の水深は約10メートル。大量のがれきが海底に散乱しているという。そのため同社が水中ドローンで確認しながらクレーン台船でがれきを撤去。神奈川県警や川崎海上保安署も連日、船やヘリで捜索を続けているが、14日も発見には至らなかった。
森友文書、最終開示=佐川氏改ざん指示の経緯不明―財務省
学校法人森友学園への国有地売却に関する公文書改ざん問題で、財務省は14日、改ざんを指示されて自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(55)に関連文書を開示した。昨年4月に始まった文書開示は7回目で、主要な文書は今回が最後の予定だが、改ざんを主導したとされる佐川宣寿元理財局長の具体的な指示などは明らかにならなかった。
今回開示されたのは、近畿財務局が保管していたメールや応接録など約2万8000ページ。雅子さんはこの日、財務省で文書を受け取った後、報道陣の取材に「私が分かりたいことは何も分からない。本当に悔しい」と怒りをあらわにした。 [時事通信社]
妻と下山中に登山道から滑落…30mほど下の沢で倒れていた70歳無職の男性が死亡 登山歴は50年以上
12日午後、三重県いなべ市の鞍掛峠で妻と2人で登山をしていた70歳の男性が、登山道から滑落し死亡しました。 警察によりますと、12日午後1時過ぎ、いなべ市藤原町の鞍掛峠で妻(68)と下山していた名古屋市南区の無職の70歳の男性が登山道から足を踏み外して滑落しました。 妻が登山口まで下山した後、通報を受けた警察と消防が捜索したところ、約4時間後に登山道から30mほど下の沢で倒れている男性を発見しました。 男性は全身を強く打ったとみられ、その場で死亡が確認されました。 警察によりますと、男性は登山歴50年以上だったということです。 いなべ署管内では去年11件の山岳遭難が発生し、鞍掛峠のある鈴鹿山脈の竜ヶ岳では行方不明者と死者が1人ずつ出ているということで、警察は注意を呼び掛けています。
6割が入庁辞退の異常事態でも斎藤知事はどこ吹く風…大阪や京都と比べ突出して高い割合
兵庫県の採用試験に合格した人の6割近くが、入庁を辞退していた。県によると昨年行った職員の採用試験で「大卒程度の総合事務職」として合格したのは209人(早期SPI枠・通常枠の合算)だが、4月1日に入庁した人は86人だった。
123人が辞退しており、辞退率は58.9%と6割近くに達した。前年は46.0%だったので、数値が“悪化”したといえる。昨今の人手不足で公務員でも採用難だとはよく言われることだが、近隣府県の辞退率と比べると、そんな一般論で説明できるものではないことがわかる。
大阪府30.3%(合格175人/辞退53人)、京都府45.5%(合格156人/辞退71人)と、兵庫県が突出しているのだ。しかし、斎藤元彦知事は記者会見で「辞退率をふまえて、多めに合格を出している。そういった影響から辞退率が増えたと考えている」と語った。
この説明に対しSNSには、「そこじゃないんですよ。辞退率が高いということは、他に選択肢があれば兵庫を選ばないということ。『選ばれない職場』になっているということ。多めに取れば解決する話じゃない」と反論が多く見られた。
さらに、「何この永久機関のような破綻した説明。辞退される原因を直視せず、自分たちが水増ししたせいだと言い張るのは、自分の尻尾を食べて自滅するヘビのような、支離滅裂な言い訳」と知事の姿勢に強烈な批判もあった。
報道によると、公務員試験の講座を開く県内の大学生協では「兵庫県は複数の受験枠の併願ができるため、とりあえず受験する学生が多い」と分析しているという。さらに、告発文書問題の混乱を受け「学生が兵庫県への入庁に不安を訴えたり、親に『やめておけ』『他の所にしておけ』と説得されたりするケースが目立つ」ということだ。
昨年春は、2024~25年に兵庫県庁を自主退職した人が急増して大きな話題となった。教育委員会や県議会事務局などを除く知事部局の自己都合退職者は103人に上り、100人を超えたのは、行財政改革の一環で給与を削減した2007年度以来17年ぶりだった。増加の背景要因として指摘されるのが、文書問題に端を発する一連の県政の混乱だ。
「結局パワハラがあったかなかったはっきりしないと採用難は続くんじゃ?」
「解決策はトップがいなくなるか、文書問題について全面謝罪するか、司法判断を斎藤自身が仰ぐかかな」
現在2期目である斎藤知事の任期は2028年11月16日まで。来年春と再来年春、兵庫県への入庁希望者はどうなるのか。