「娘の夫が血の付いた包丁を持っている」 同居する妻を包丁で刺して殺害した疑いで男(32)を逮捕 愛知・小牧市

同居する同い年の妻を包丁で刺して殺害した疑いで、32歳の男が逮捕されました。
逮捕されたのは、愛知県小牧市の職業不詳、清水利憲容疑者(32)です。
警察によりますと、清水容疑者は先月26日から翌27日までに同居する妻の彩佳さん(32)の首に包丁を突き刺し、殺害した疑いがもたれています。
彩佳さんの親から「娘の夫が血の付いた包丁を持っている」と110番通報があり、駆けつけた警察官が室内で倒れている彩佳さんを発見。
彩佳さんは意識不明の状態で病院に運ばれましたが、5日後に死亡しました。
清水容疑者も足にけがをしていて、警察の調べに対し「刺したことは覚えていない」などと容疑を否認しています。
清水容疑者は先月15日にも夫婦間のトラブルで包丁を持ち出したとして、警察から指導を受けていました。

自民、落選者20人から意見聴取…「党自体に嫌悪感持たれている」「首相が続けることが空白」

自民党は4日、参院選惨敗の要因を分析する総括委員会の会合を開き、落選者から意見を聴取した。分かりやすい政策を掲げられなかったことへの不満や、SNSの対策強化を求める意見が相次いだ。
この日は、森山幹事長ら総括委のメンバーが、選挙区と比例で落選した約20人から意見を聞いた。和田政宗前参院議員は会合後、記者団に「党自体が嫌悪感を持って見られている」と指摘し、長尾敬元衆院議員は「石破首相が続けることが(政治)空白だ」と語った。
総括委は都道府県連や有識者らへのヒアリングなどを進め、8月中に報告書を取りまとめる予定だ。

横浜みなとみらいの花火大会で火災、大会中止も暴発続く…花火師5人が海に飛び込み1人搬送

4日午後7時50分頃、横浜市のみなとみらい地区で開催されていた「みなとみらいスマートフェスティバル2025花火大会」で、花火を打ち上げる海上の台船から火が出ていると、横浜海上保安部に連絡があった。
同海保などによると、台船8隻中2隻に火がついた。このうち1隻には5人の花火師が乗っていた。全員が海に飛び込んで救助されたが、50歳代男性が病院に搬送されたという。花火大会は中止されたが、その後も残された花火に燃え移り、暴発が続いた。
同フェスティバルは、2018年から開催されている横浜の夏の風物詩。この日は午後7時半から25分間で約2万発の花火が打ち上げられる予定だった。

最低賃金、全都道府県で1000円超…過去最大の引き上げに首相は「成長戦略の要」と成果強調

今年度の最低賃金(時給)について、厚生労働相の諮問機関である中央最低賃金審議会の小委員会は4日、引き上げ額の目安を全国平均で過去最大の63円(6・0%)と決めた。今後、各都道府県の審議会で目安通りに改定されれば、最低賃金の全国平均は現在の1055円から1118円になり、初めて全都道府県での1000円台が実現する。
最低賃金は、企業が労働者に支払わなければならない時給の下限額で、都道府県ごとに定められている。労使の代表と学識者の公益委員で構成する小委員会が毎年、物価や賃金の上昇率などを踏まえて引き上げ額の目安を決定。各都道府県の審議会がその目安を参考に議論し、改定額を決める。
7月11日に始まった審議で、労働者側は物価高などを理由に全国平均50円(5・0%)と過去最大だった昨年を大幅に上回る目安を要求。一方、経営者側は抑制的な引き上げを求めた。労使の意見の隔たりは大きく、協議は1981年以来となる7回に及んだ。最終的に公益委員が双方の意見を踏まえて目安を示し、労使が折り合った。
目安は、47都道府県を物価水準などに応じて分けたA(東京など6都府県)、B(京都など28道府県)、C(秋田など13県)の3ランクごとに示された。AとBは63円、Cは64円。下位ランクの目安額が上位ランクを上回るのは初めてで、地域間格差を是正する狙いがある。
現在、最低賃金が1000円未満の自治体は、全国最低の秋田県(951円)を始め31県に上る。目安通りに引き上げられれば全都道府県で最低賃金1000円台が実現し、東京と神奈川は1220円超となる見込みだ。新たな最低賃金は10月以降に順次適用される。
政府は、最低賃金の全国平均を2020年代に1500円とする目標を掲げている。実現には毎年平均で7・3%程度の引き上げが必要だ。
石破首相、成果強調

今年度の最低賃金(時給)引き上げ額の目安が全国平均で過去最大となったことについて、石破首相は4日、首相官邸で記者団に「賃上げこそが成長戦略の要、という基本的な理念が着実に浸透し、成果を上げている」と強調した。
今後、各地の審議会を経て都道府県ごとに定められる改定額に関し、「国の目安を超えて引き上げる場合には、重点支援を講じたい」との考えも示した。

みなとみらい花火火災 作業員は海に飛び込み無事救助 台船から出火

4日午後7時50分ごろ、横浜市中区で開かれていた花火大会「みなとみらいスマートフェスティバル」の主催者から「花火を打ち上げる台船1隻が制御不能になっている」と神奈川県警横浜水上署に通報があった。横浜市消防局によると、台船で火災が発生した。乗っていた作業員5人は海に飛び込んだ後、全員救助されて無事だった。
横浜水上署などによると、花火大会は午後7時半に始まり、複数の台船から花火を打ち上げていたが、約20分後に1隻から出火した。火災を受け、花火大会は中止になった。
友達2人と一緒に来た横浜市の高校3年の男子生徒(17)は「急に花火が止まり、SNS(交流サイト)で調べたところ、火災を知った。花火大会が中止になって残念」と話した。【矢野大輝、横見知佳】

未明に公園から民家の敷地へ…逃げる男性を追いかけスマホ奪いケガさせた疑い 暴力団関係者とみられる男3人を逮捕

愛知県小牧市で8月1日未明、男性の携帯電話を奪ったうえ、転倒させケガをさせたとして、男3人が逮捕されました。 強盗致傷の疑いで逮捕されたのは、名古屋市守山区の自称会社員・牧野広紀容疑者(24)と、北区の自称会社員・櫻井昌眞容疑者(23)、豊山町の職業不詳の男(18)の3人です。 警察によりますと、3人は1日午前2時ごろ、公園にいた男性(19)を追いかけ、男性が逃げ込んだ民家の敷地内で持っていたスマートフォンを奪いました。 男性は逃げる際に転倒し、両足にケガをしました。 男性は3人と面識があり、公園から逃げる途中に「もめている相手が来た、連れ去られそうだ」と警察に通報していました。 逮捕された3人は暴力団関係者とみられ、警察は3人の認否を明らかにしていません。

減速をせずに左折する車を警察官が発見 酒気帯び運転疑いで米兵逮捕 沖縄署

沖縄署は2日、米軍キャンプ・ハンセン所属の海兵隊伍長の容疑者(22)を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。容疑を認めているという。
署によると2日午前2時45分ごろ、沖縄市上地の県道20号(ゲート通り)で酒気を帯びたまま普通乗用車を運転した疑いがある。ミュージックタウン音市場裏手から国道330号に出る際、減速をせずに左折する車を警察官が発見。その後、ゲート通りに進入して、嘉手納基地第2ゲート向けに走行していたところを職務質問し、発覚した。呼気からは基準値の約2倍のアルコールが検知されたという。

4人死亡の下水道、水深は1・8m…発見時に汚泥に埋まっていた作業員も

埼玉県行田市長野で2日午前、下水道管を点検していた作業員の男性4人がマンホールから下水道管に転落し、死亡した。八潮市で発生した県道陥没事故などインフラ(社会基盤)を巡る事故が相次いでいることに、住民からは不安の声が上がった。
行田市から点検作業を委託された土木会社の作業員から、119番があったのは同日午前9時25分頃。市消防本部によると、隊員が下水道管内に到達したのは午前9時52分だった。
下水の流れはゆるやかだったが、水深が約1・8メートルあったという。捜索と二次被害防止のため、業者に排水を依頼した。排水が終わり、命綱をつけた隊員が管内に到達したのは午後1時23分だった。
転落した4人のうち1人はマンホールの真下あたりに倒れていた。別の1人は汚泥に埋まっていた。残りの2人も近くで見つかったという。同市消防本部消防総務課は「下水道管の中はせまく、硫化水素と、たまっていた水が救出作業を難しくした」としている。
現場近くに住む無職の男性(61)は「普段にはない硫黄のような臭いを感じた。インフラに関連する事故が近くで起きたと思うと怖い」と話した。

煮え切らない野田立憲には“踏み絵”に…国民民主党と参政党が「首相問責決議案」提出で共闘か?【永田町番外地】

【永田町番外地】#37
臨時国会が1日、召集された。与党が衆参ともに過半数割れして少数与党に転落したのは、自社2大政党が長く対峙してきた55年体制以降、初めてのことだ。ついでに、与野党なれ合いや談合政治との決別も期待したいところだが、政権交代を望む国民有権者をさっそくもってガッカリさせてしまったのが立憲民主党の野田佳彦代表である。
野党第1党の立憲民主党は、本来、石破首相に退陣を迫り、自民党に政権の明け渡しを求める立場だ。ところが肝心の野田代表にその気がなく、自民党内が石破降ろしにガタつく中で自民党分裂をもいざなえる内閣不信任決議案の今国会提出を見送る意向を示している。
「野田は提出見送りについて野党共闘を固めることを優先すべきと言っていますが、先の通常国会会期末と同じで、本音は解散されると議席が減るから怖くて出せない」(全国紙政治部デスク)
実際、立憲民主党は今回の参院選で現有の22議席を確保したものの、比例得票数は昨年秋の衆院選から400万票も減らしており、今や支持率では国民民主、参政党にも抜かれて野党第3党にまで落ちぶれてしまった。党勢の衰退は誰の目にも明らかだ。
■さあどうする?
「野田にとって石破との緊密な関係は代表に居座るための必須の条件です。石破に続投してもらわなければ、自分が転ぶから、擁護することはあっても、足を引っ張ることは避けたいわけです」(前出の全国紙デスク)
だからか、野田は30日、記者団を前に自民党内で石破降ろしの急先鋒に立つ笹川博義農水副大臣について「首相に対して辞めろと言うのは、農水副大臣を辞めて言うべきじゃないですか。中途半端なことはやめた方がいい」と述べ、恥ずかしげもなく石破続投を援護射撃している。
もはや、政権交代を主導する野党第1党の地位を自ら放棄したにも等しい野田立憲民主党。これは、先の参院選で示された民意に背を向けることにならないか。
頼みの綱は国民民主だ。「玉木代表は、野田が内閣不信任案をためらうなら俺がやる、とばかりに水面下で参政党の神谷(宗幣)代表と接触。参院に首相問責決議案を緊急上程する可能性を探っていますよ」(国民民主党衆院議員)
問責決議案には法的効果はなく、直ちに内閣総辞職に追い込むものではないが、少なくとも今後の石破政権に対する野党各会派の立ち位置を国民有権者の前に可視化しておくことの意義は大きい。何より石破自民との消費税増税大連立が疑われる野田立憲民主には踏み絵となる問責決議になろう。
(特命記者X)

萩生田氏の政策秘書、略式起訴へ 特捜部、自民党裏金事件

自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、受領した約2千万円を政治資金収支報告書に記載しなかったとして、東京地検特捜部が政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で萩生田光一衆院議員=東京24区=の政策秘書を略式起訴する方針を固めたことが3日、関係者への取材で分かった。東京第5検察審査会の「起訴相当」議決を受けて当初の不起訴の判断を覆す。
一連の裏金事件で検審の議決を受け、刑事責任を問う方向に転じるのは初めて。略式起訴は、検察が罰金を科すよう求める手続きで、裁判所は書面だけで審理する。秘書の同意が得られなければ、公開法廷での審理を求め在宅起訴する見通し。
自民などによると、萩生田氏側による収支報告書への不記載額は2022年までの5年間で計2728万円。18~19年分は時効となり、再捜査対象は3年分の1952万円だった。
東京第5検審は6月の議決で秘書の常習性や領収書破棄といった証拠隠滅行為を指摘し、悪質性が高いと判断。「このような事案を起訴猶予にし続ければ、いつまでたっても虚偽記載はなくならない」と述べた。