7日午後7時半ごろ、群馬県沼田市恩田町のスーパー「フレッセイ沼田恩田店」の女性店員から「クマが客に覆いかぶさっている」と110番があった。県警沼田署と利根沼田広域消防本部によると、客の男性2人が襲われ、このうち70代男性は両腕を負傷し、市内の病院に搬送されたが意識はあるという。クマは店外に出て逃走したとみられる。
県警によると、2人のうち1人は店内、もう1人は店外で襲われた。もう1人は搬送されておらず、軽傷とみられる。クマは成獣で体長約1・4メートルという。【湯浅聖一】
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熊本県警サーバーに国外から不正接続、国内外にメール12万件送信
熊本県警は7日、県警のメールアカウントが不正に利用され、国内外に約12万件のメールが送信されたと発表した。県警のサーバーに国外から不正な接続があったという。同日時点で、情報流出などの被害は確認されていないとしている。県警は不正アクセス禁止法違反の疑いで捜査している。
県警情報管理課によると、6日午後5時頃、県警職員から「メールがうまく送信できない」と連絡を受けて調べたところ、同日午前4時45分頃から午後5時半頃にかけて、不正アクセスが確認された。
業務用のアカウント一つが利用され、送信された約12万件のメールのうち約1万9000件が送信先に届いていることが判明。不正利用されたアカウントは無効にした。メールの内容は不明で、調べている。
戦後80年見解、10日めど発表=石破首相、小泉談話たたき台に
石破茂首相は7日夜、小泉純一郎元首相らと東京都内の日本料理店で会食した。同席した自民党の山崎拓元副総裁によると、石破氏は「戦後80年見解」について、10日をめどに発表したいとの考えを示した。小泉氏が2005年8月に公表した「戦後60年談話」をたたき台の一つにしたいとの意向も明らかにしたという。
山崎氏は会食後、記者団の取材に応じた。石破氏は戦後80年見解について、作家で日本維新の会参院幹事長の猪瀬直樹氏の著書「昭和16年夏の敗戦」を参考にするとも説明した。会食には武部勤元幹事長、赤沢亮正経済再生担当相も同席した。 [時事通信社]
高市氏勝利の「最大の功労者」、キングメーカー・麻生太郎最高顧問…85歳なお壮健
[ドキュメント 自民新総裁]
キングメーカーが動き出した。
5日、自民党の高市総裁が新執行部人事を相談した相手は麻生太郎最高顧問だった。約1時間の会談を終え、党本部から出てきた麻生氏はトレードマークのハットに手をやり、満足げな表情で車に乗り込んだ。
麻生氏は「高市氏勝利の最大の功労者」(党関係者)だ。決選投票で自身が率いる麻生派議員(43人)に高市氏支持で号令を出し、国会議員票で小泉農相を上回る流れを作った。
政権の指南役としても期待がかかる。「首相経験者でキャリアが他の国会議員と違いすぎる」(若手)。安倍晋三・元首相と盟友関係を築き政権を支え、岸田文雄・前首相とは茂木敏充・前幹事長を加え「三頭政治」を敷いた。政権運営の要諦を熟知している。
一方で、党内唯一の派閥を率い、数の力で影響力を行使する姿は「古い自民党の象徴」に映る。石破首相に近い平デジタル相はかねて、麻生氏が流れを作る政治状況を「党が先祖返りする」と批判してきた。「国民から自民党は変わっていないと見られるのではないか」と不安がる議員もいる。
麻生氏は昨年の総裁選でも高市氏を支持したが、この時は石破氏に敗れた。挙党一致のため党最高顧問に就いたものの、事実上は「非主流派」だった。
今回は雪辱を果たした。同じくキングメーカーと目されていた菅義偉・元首相は支持した小泉氏の敗北とともに影響力低下が避けられない。麻生氏は先月20日、85歳の誕生日を迎えた。周囲はその壮健さに驚くばかりだ。
4日誕生した自民党新総裁を巡る動きを追う。
万博あと1週間、延長求める投稿続々も…吉村知事「国際条約で決まっており申し訳ない」
「6か月以内」の規定、変更はペナルティの可能性
閉幕まで残り1週間となった大阪・関西万博の会場では、夜になると、東西のゲート付近で何度も後ろを振り返って別れを惜しむ人の姿が絶えない。万博の思い出を語り合う閉幕後のイベントが予約で埋まるなど、早くも「万博ロス」のムードが広がっている。
SNS上では会期延長を求める投稿が相次ぐ。しかし、国際博覧会条約で、大阪・関西万博が該当する「登録博」の会期は「6週間以上6か月以内」と定められており、会期延長はできない。日本政府は、会期を4月13日~10月13日とする登録申請書を博覧会国際事務局(BIE)に提出し、承認されている。
経済産業省によると、会期の変更にはBIEへの申請が必須で、条約に反する会期変更は登録を解除されるおそれがある。日本政府は法令で、参加国が展示品を持ち込む際の関税やスタッフのビザ(査証)発給手数料の免除といった優遇措置を設けているが、登録が取り消されると、こうした措置も法的根拠を失う。
大阪府の吉村洋文知事は9月24日、X(旧ツイッター)に、「(延長を求める声は)うれしいが、国際条約で決まっており難しい。申し訳ない」と投稿した。
自民党が進める“日本維新の会との連立交渉”に2つの壁 維新が連立条件に掲げる「大阪副首都構想」は自民党内の大きな火種に、大阪で対立する公明も強い難色
自民党総裁選は高市早苗氏の勝利で決着がついたが、少数与党に転落している自民党にとって、”本当の権力闘争”はこれからやってくる。国会での多数派工作をめぐって壮絶な争いが繰り広げられることになるのだ。すでに総裁選を通じて党内対立はかつてないほどに先鋭化しており、その怨念が来たる首相指名で弾ける可能性がある。その驚くべきシナリオとは――。【全3回の第1回】
菅元首相と維新の会の秘密会談
今回の自民党総裁選によって、党内には修復できないほどの深い亀裂が入った。それは、総裁選の裏側で2つの連立工作が進められていたことからもよくわかる。
まず、日本維新の会との交渉を急進展させたのは、小泉進次郎陣営だ。
小泉氏は維新との連立について「その選択肢は十分あり得る」と語り、維新の吉村洋文代表(大阪府知事)も、自民党から連立参加の打診があった場合は「協議に応じるのは当然だ」と前向きな姿勢を見せた。
連立交渉に動いたのが小泉氏の後見人で維新とのパイプが太い菅義偉・元首相だ。
菅氏は9月24日に維新の遠藤敬・国対委員長と国会図書館で秘密裏に会談した。遠藤氏は維新創設者の橋下徹氏や松井一郎・元代表の側近で、菅氏が官房長官だった時代から維新の国対委員長を10年以上経験して親交がある。国会図書館は、菅氏が野党幹部との知られたくない会談に利用していた”密会スポット”だ。
会談では連立の条件やスケジュールについて突っ込んだ話し合いがなされたという。
「維新が連立の条件として考えているのは、大阪副首都構想について自公と政策協定を結ぶこと。その推進のために総務大臣ポストを要求している。それに対して菅さんは、総裁選後できるだけ早く自公維3党で連立合意を結び、臨時国会の首相(首班)指名選挙では維新に最初から新総裁に投票してもらって新たな連立政権を発足させたいと打診した」(維新関係者)
遠藤氏は翌日、自民党の森山裕・幹事長と坂本哲志・国対委員長の2人と会談して国会日程について意見を交わすと、小泉選対副本部長だった齋藤健・前経産相を訪ねている。自民党と維新の交渉で、総裁選後に連立交渉の時間が必要なため、首相指名の臨時国会は10月中旬以降に遅らせる方針が決まった。
そうした交渉の後、維新は9月30日に「副首都」構想に関するプロジェクトチームの会合を開いて国会に提出する関連法案の「骨子素案」をまとめると、吉村代表は、「(連立交渉で)自民党新総裁にぶつける」と言ってのけた。別の維新関係者が言う。
《前橋市長が利用した露天風呂付きラブホ》ベッド脇にローテーブルとソファ、座ると腰と腰が密着…「どこにどのように着席して相談したのか」疑問視される“部屋の構造”
9月24日の会見で、市幹部である既婚男性X氏と10回以上の”ラブホテル通い”を認めながら、「男女の関係はなく、仕事に関する相談や打ち合わせをしていた」と釈明した小川晶・前橋市長(42)。
『NEWSポストセブン』での第一報後にはニュース番組などで連日大きく取り上げられ、「仕事の相談なら市長室でできたのでは」「弁護士資格を持つ市長なら”ホテルに行ったが男女関係はない”との弁明が通用しないとわかるはず」と、疑問の声が多く上がった。
報道以来、対外的な公務を見合わせていた小川市長は10月2日、市議たちに2回目となる非公開の説明会を行なった。説明会後に報道陣に問われた市長はこう答えている。
「私自身の責任の取り方につきまして、本日もいろいろなご意見、厳しい声をいただいた。すべて受け止めて、その上で判断をさせていただきたい」
続投の意志を見せていたとする報道もあり、あくまで市長の地位にしがみつく姿勢のようだ。
改めて、会見で語られなかった”10回以上のラブホ通い”の実態を再現しよう。
取材班は、市長が公用車を降車後、周囲を警戒しながらX氏が運転する車の後部座席に乗り込む姿を確認している。小川市長自身、前述の会見で「平日は公用車で、土日は自分の車で」待ち合わせ場所の駐車場まで行ったと認めている。
2人が頻繁に利用したのは前橋市内のロードサイドにある低層のラブホテル。部屋ごとに専用ガレージがあり、車を降りた後は数歩で部屋のドアまで辿り着ける。
降車時にはX氏が周囲を確認してから後部座席のドアを開け、帽子やメガネを着用した市長が出てくる場面もあった。
人目を忍ぶ2人は「相談や打ち合わせ」をしていたと説明しているが、入っていった先はどんな部屋なのか。
取材班は2人が利用した「203号室」と同じ内装の部屋を訪れた。
1階ガレージ脇のドアを入るとすぐに階段があり、2階の居室に続く。10畳ほどの広さがあるものの、スペースの半分以上をベッドが占めていた。
ベッド脇にはローテーブルとソファが置かれているが、こぢんまりしていて2人が横並びに座ると腰と腰が密着するほどの幅しかない。
バルコニーには壁で遮られた”露天風呂”があり、浴槽脇にはコーヒーテーブルと椅子が1脚。テーブルは室内のものよりは脚が長いが、椅子は1脚しかない。
施設を利用したことがある男性はこう話す。
「以前、このラブホで携帯の充電が切れてしまって充電コードを借りようとしたら、『申し訳ないですが、ありません』と言われてしまった。仕事をするのは難しいのではないか。設備的には古い、老舗ホテルですよ」
涙を流しながら語った”決意”
台風22号(ハーロン)は進路は不確実性が大きい 日本の南でUターンか
10月6日(月)6時現在、台風22号(ハーロン)は小笠原諸島の父島の南をゆっくりと北北西に移動しています。
今後はしばらく西寄りに進んだあとは、高気圧の縁をまわって北上し、右回りにUターンする可能性があります。まだ進路が不確実ですので、今後の情報にご注意ください。
▼台風22号 10月6日(月)6時
中心位置 父島の南約250km
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 北北西 ゆっくり
中心気圧 994 hPa
最大風速 23 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 35 m/s
発達して非常に強い勢力になる予想
台風22号(ハーロン)は太平洋高気圧の南縁に沿って西に移動しています。この先も進路は高気圧の縁に沿うものと考えられ、8日(水)以降は徐々に進路を北寄りに変え、さらに東寄りに方向転換する可能性が高くなっています。
発達に適した海域を進むため、明日7日(火)には暴風域を伴い、8日(水)には「非常に強い」勢力の台風になる予想です。進路次第では南西諸島や西日本・東日本の太平洋側で荒れた天気となる可能性もあるため、注視が必要です。
予報円大きく、進路・速度ともに予測に誤差
7日(火)以降の予報円は5段階のうち最も広いCランクとなっています。予報円が広いことは、進路の確度が低いことを表しています。また、進行速度の予測にも大きな差がある状況です。
予報円の中心を通るとは限らず、場合によっては陸地にかなり接近することも考えられます。
参考 世界各国の気象機関が計算した進路の数値シミュレーション結果
この図の細い線1本1本は、台風予報の基礎となっている数値シミュレーションの結果をそのまま描画したものです。予測の不確実性を解説するために参考で掲載しています。
これらを比較すると、西進したあと転向する傾向は揃っているものの、どのあたりまで西進するか、どの程度北上するかの予想にはばらつきがあります。台風22号の進路には大きな誤差が含まれていることがわかります。
進路次第で影響が大きく変わります。日がたつにつれて誤差は縮小しますので、今後の台風情報にご注意ください。
台風の暴風域に入る確率
5日先までに台風の暴風域に入る確率が10%以上の府県予報区は以下の通りです。(気象庁)
宮城県 6 %
山形県 5 %
福島県 12 %
茨城県 22 %
栃木県 15 %
群馬県 15 %
埼玉県 20 %
千葉県 32 %
東京都
東京地方 22 %
伊豆諸島北部 38 %
伊豆諸島南部 59 %
小笠原諸島 46 %
神奈川県 26 %
新潟県
上中下越 9 %
富山県 8 %
石川県 8 %
福井県 10 %
山梨県 22 %
長野県 20 %
岐阜県 18 %
静岡県 31 %
愛知県 25 %
三重県 28 %
滋賀県 16 %
京都府 14 %
大阪府 17 %
兵庫県 14 %
奈良県 24 %
和歌山県 29 %
鳥取県 5 %
岡山県 8 %
広島県 6 %
徳島県 17 %
香川県 11 %
愛媛県 9 %
高知県 17 %
宮崎県 5 %
台風21号(マットゥモ)は中国華南に上陸 日本への影響なし
▼台風21号 10月6日(月)6時
中心位置 華南
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 西北西 15 km/h
中心気圧 990 hPa
最大風速 25 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 35 m/s
台風21号(マットゥモ)は昨日の午後に中国華南の広東省に上陸しました。今後は勢力を弱め、明日7日(火)までに熱帯低気圧に変わる予想です。
周辺の地域に渡航する方は台風情報にご注意ください。日本への影響はありません。
秋の台風は要注意
平年の台風発生数
台風22号で、今月2つめの台風発生になります。9月は平年と比べて発生数が多くなりましたが、10月もハイペースで発生が続いています。
台風発生数の平年値を見ると、10月の台風発生数の平年値は3.4個で、まだまだ台風の発生しやすいシーズンです。また、上陸数の平年値は0.3個で、およそ3年に一度、本土への上陸があることになります。
秋の台風は発達して急速に北上してくることもありますので、今後も台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風22号の「ハーロン(Halong)」はベトナムが提案した名称で、ベトナム北部の美しい湾の名前(ハロン湾)からとられています。
台風21号の「マットゥモ(Matmo)」は米国が提案した名称で、「大雨」を意味するチャモロ語からとられています。
《男性職員とラブホ通い》前橋市・小川市長の記者会見を見たオバ記者が実感「時代は動いているな」 選挙での女性候補者の“キラキラ”には警鐘も
“女性市長”による騒動が相次いでいる昨今。女性セブンの名物ライター”オバ記者”こと野原広子氏は、何を思うのか。複雑な思いを明かす。
小池百合子東京都知事誕生の時も、私は応援していた
伊東市(静岡県)の次は前橋市(群馬県)──両市とも女性市長がとんでもない理由で記者会見を開いて世間の耳目を集めている。
「だから女性をトップに選んじゃダメなんだよ」と昭和おじさんの得意顔が目に浮かぶようよ。でも、2人の市長に投票した人の気持ちが私にはわかるんだわ。
たとえば伊東市長の田久保眞紀さん(55才)。彼女にはどこか”苦労人のにおい”がするの。母ひとり子ひとりで育った、とご本人が話していたけど、父親不在の家庭は、経済的に困るかもしれないけれど女世帯特有の自由さがある。だから、大学時代は自分の生き方を探していて、卒業なんかどうでもよかったんじゃないかしら。そのまんまの自由な頭と感覚で市長になって、あるはずのない卒業証書をチラ見せして引っ込みがつかなくなった。自由人ゆえ、「ここが限度」の線引きが甘かったんだよね。
一方、前橋市の小川晶市長(42才)は、選挙戦のときの写真を見るとさわやかそのもの。生まれ育ったのは千葉県の米農家。弁舌さわやかな元県議会議員で、弁護士の資格もある。私が前橋市民だったら間違いなく投票したに違いないわ。
恥を忍んで言えば、いま週末ごとに「やめろー」という声の輪を大きくしている小池百合子東京都知事(73才)誕生のときも、私は彼女を応援していた。緑のチュニックを着て、街頭演説を何か所も聴きに行っている。
彼女がよかったというより、石原慎太郎や舛添要一の醸し出す「オレは男だ!」という”無神経な声なき声”に相当なアレルギーがあったんだよね。それと対極にある人が小池百合子さんで、彼女ならゆがんだ男社会の都政を変えてくれるんじゃないかと期待したわけ。なのに、再選後は「最初の公約? そんなの選挙用に決まってるじゃない」と言わんばかり。それで憑きものが落ちた。
「あの声で トカゲくらうか ホトトギス」
それでもね。時代は動いているな、とも思うのよ。
たとえば記者会見よ。強情っぱりでワンパターンの田久保市長の心境なら想像つくけれど、「妻帯者の職員とラブホテルに10回以上」の小川市長の胸の内は想像がつかないんだわ。記者会見の会場まで歩いていくときの心境を察するだけで、もう勘弁して!と思う。後からどんな責苦を受けようとも私なら逃げ出しているね。
《「非礼ではないか」の声も》宮内庁が回答した「一般の方々」の“撮影・投稿ルール” とは…佳子さま“どアップ”動画に称賛も、過去には“寝顔盗撮”が問題に
撮影と投稿が一体化した現在、一般人が皇族を撮った写真や動画がSNSでたびたび話題になる。
9月中旬には、鳥取県立美術館(倉吉市)を訪問した秋篠宮家の次女・佳子さま(30)の”どアップ”動画が話題になった。地元住民が規制線の内側で”出待ち”をしていたところ、佳子さまから「お近くに住んでいらっしゃるんですか?」と近づいてこられた様子を捉えたものだ。とっさの出来事に録画停止もできなかったため、佳子さまとのやりとりの一部始終が記録されたという。
撮影者がその動画をX(旧Twitter)に投稿したところ、〈このどアップで綺麗なままとかすごいなー〉〈お美しい〉〈もはや女神様〉と注目を集め、9万いいねを超える大反響となった。
こうした盛り上がりの一方で、疑問の声もあったようだ。皇室記者が語る。
「皇族の方々を撮影して、その写真や動画をSNSに投稿する行為をめぐって、ネット上で、”非礼ではないか”との声もありました。
今年6月には、ご公務でブラジルを訪問されている最中の佳子さまが飛行機でお休みになられたときの寝顔が撮影されて、SNSで拡散される騒動もありました。その際、宮内庁の黒田武一郎次長が会見で『再発をどう防ぐか検討しなければいけない』と問題視していたこともあり、”皇族の撮影ルール”が気にかかった人々が多いのでしょう。
また、”どアップ動画”の撮影者によると、出待ちをしている間、撮影OKとの説明があったといいます」
宮内庁が答えた「ルール」
このほかにも、大阪・関西万博を訪れた秋篠宮家の長男・悠仁さま(19)や陸上の世界選手権を観戦される天皇、皇后両陛下と愛子さま(23)など、SNS上には皇族を撮影した写真・動画が多数投稿されており、どれもいいねを集めている。撮影ルールはどのように定められているのか。宮内庁に話を聞いた。
「一般の方々が個人として奉迎等の機会に公の場でのご公務の様子を安全等に配慮して撮影し投稿することについて、宮内庁として特にコメントすることはありません。
なお、その際にも、一般論として、お休みになっている姿の撮影や投稿は好ましいことではなく、皇室の方々の撮影及び投稿に当たっても必要な配慮がなされるべきと考えています」(宮内庁の担当者)
あくまで常識の範囲内であれば、一般の人々が、公の場でご公務をしていらっしゃる姿を撮影・投稿するぶんには特に問題ないようだ。これからも、皇族を目にするという貴重な機会の”お裾分け”を楽しみにしたい。