東京都内の運送業者ら向けに販売する軽油の価格を巡ってカルテルを結んだ疑いが強まったとして、公正取引委員会は10日午前、犯則調査権に基づき、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで、石油製品販売会社8社に対し、強制調査の捜索を開始した。価格高騰が続く軽油を巡り、各社が安定的に利益を確保しようとしたとみて、検察当局への刑事告発を視野に調べを進める。
公取委は今年5月、今回の8社のうち6社について、神奈川県内の運送事業者に販売する軽油の法人向け価格でカルテルを結んだ疑いがあるとして、行政調査の立ち入り検査を行った。神奈川県内だけでなく、都内でも同様のカルテルの疑いが浮上したことで、全容解明には強制調査が必要と判断した模様だ。
この6社は、「東日本宇佐美」(東京)、「ENEOSウイング」(愛知)、「太陽鉱油」(東京)、「エネクスフリート」(大阪)、「キタセキ」(宮城)、「吉田石油店」(香川)で、ほかに「新出光」(福岡)、「共栄石油」(東京)を加えた計8社が今回、強制調査の対象になっている。
◆犯則調査権=裁判所の令状に基づき強制的に捜索や差し押さえができ、検察当局への刑事告発を目指して調査を行う。悪質な価格カルテルや入札談合などで、行政処分では改善が困難と判断された事案が対象になる。
自民党総裁選、日程は「22日告示・10月4日投開票」で正式決定…期間は規程最短の12日間
自民党は10日午前、党本部で臨時総務会を開き、石破首相(党総裁)の後継を選ぶ総裁選を「22日告示、10月4日投開票」の日程で行うことを正式に決めた。選挙期間は総裁公選規程が定める最短期間の12日間となる。
総裁選は、全国一斉の党員投票を伴う「フルスペック」方式で実施する。党所属国会議員295票と党員・党友票295票の計590票で争われ、過半数を獲得した候補が新総裁に選出される。
国会議員は10月4日に党本部で投票を行い、郵便による党員投票は3日必着で受け付け、ドント式で各候補に配分される。
「ポスト石破」候補の動きは活発化しており、茂木敏充・前幹事長(69)は10日午後3時に記者会見を開き、出馬を正式に表明する。茂木氏は同日午前、東京都内で記者団に「チャレンジャーのつもりで臨んでいきたい」と語った。
一方、立憲民主、日本維新の会、国民民主、れいわ新選組、共産、参政、日本保守、社民の野党8党と衆院会派「有志の会」は同日午前、憲法53条に基づき臨時国会の早期召集を政府に求める要求書を額賀衆院議長に提出した。要求書には、衆院の239人が署名した。
学歴詐称疑惑で不信任決議の田久保真紀・伊東市長、市議会を解散…議長「大義なく怒りしかない」
静岡県伊東市の田久保真紀市長(55)が「東洋大卒」と学歴を偽ったと指摘されている問題で、市議会から不信任決議を受けた田久保市長は10日、市議会を解散した。市議選は40日以内に行われることになる。10月19日実施の公算が大きい。
田久保市長はこの日午前10時、市議会議長室で、中島弘道議長に市議会を解散する通知を手渡した。淡々と「議会を解散する」と通知を読み上げただけで、理由などは一切説明しなかった。
伊東市選挙管理委員会によると、通知を受けた段階で解散となる。通知を手に中島前議長は「大義なき解散で怒りしかない。多くの市民も納得のいくものではない」と強く批判した。
その後、田久保市長は記者の取材に応じ、「議会の初日に不信任決議されたので解散を選んだ。最終日まで議会が審議をしていたら、違う判断もあったと思う」と語った。
地方自治法によると、市議選後に、議員の3分の2以上が出席し、その過半数の賛成で再び不信任決議案が可決されると、田久保市長は失職し、50日以内に市長選が行われることになる。
市議会は今月1日、市議会の調査特別委員会(百条委員会)での調査や東洋大の記録などから、田久保市長の証言を虚偽と認定し、不信任決議案を全会一致で可決。市長は11日までに議会を解散しなければ、失職することになっていた。
広陵硬式野球部暴力問題 加害側とされる生徒の代理人弁護士が名誉毀損罪で告訴状提出 SNS上での投稿に対し
広陵高校(広島)の硬式野球部で部内暴力が発覚し、先月の全国高校野球選手権を途中辞退した問題で、加害側とされた生徒の1人が10日、SNSでの書き込みにより名誉を傷つけられたとして名誉毀損(きそん)罪で東京地検に告訴状を提出した。投稿を行った被害生徒の親権者とされる人物や、SNS上で名誉を毀損する内容を投稿した人物が対象となる。
告訴するのは、広陵高校の3年生生徒。同校の硬式野球部では今年1月末ころ、複数の部員が下級生の部員1人に対して暴行や暴言を行ったとされる不祥事が発生。7月ごろからインスタグラムで当時の不祥事に関する投稿が行われ、広陵高校は甲子園2回戦を辞退した。
この日、東京地検に告訴状を提出した代理人弁護士は、SNSでの拡散については「学校側の説明会の資料をもとに、下級生の親権者とみられる生徒が特定できるような形でSNSに流した」と主張。「民事での訴訟も考えている」と述べた。中井哲之元監督ら広陵の指導陣については「(告訴した)生徒は悪い感情を全く持っていないと話している」とした。
【独自】万博の“2億円トイレ” 一部を大阪府立の植物園に移設する方針 関連経費約1600万円計上の補正予算を議会に提出へ
大阪・関西万博のいわゆる“2億円トイレ”の一部を、閉幕後に大阪府が府立の植物園に移設する方針を固めました。
万博会場にある建設費が2億円の公衆トイレ、いわゆる“2億円トイレ”は、閉幕後に引き取りを希望する自治体や企業などを対象に、今月4日から公募が始まっています。
大阪府の関係者によりますと、府はトイレの一部を河内長野市の植物園「府立花の文化園」で再利用したい考えで、関連経費として約1600万円を計上する補正予算案を9月の議会に提出する方針です。
万博をめぐっては閉幕後に施設が遺産=レガシーとして残されるのかが注目されていて、オランダ館は淡路島に、ミャクミャクのモニュメント2体は万博記念公園に移設される方針が決まっています。
悠仁さまの成年を祝う昼食会、三権の長や筑波大学長ら32人招待
秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さまの成年を祝う昼食会が10日、東京都港区の明治記念館で行われた。ご夫妻の主催で、皇室からはご夫妻と次女佳子さま、悠仁さまが出席。石破首相ら三権の長のほか、悠仁さまが通う筑波大の永田恭介学長ら32人が招待された。
昼食会では、石破首相による祝辞の後、秋篠宮さまが「ご祝意をいただき誠にありがとうございます」と述べられた。その後、出席者は赤坂仮皇居の御会食所として1881年に建てられた広間「金鶏」に移り、額賀衆院議長が乾杯のあいさつを行った。
悠仁さまは19歳の誕生日を迎えた6日、皇居・宮殿などで、成年式に臨まれた。皇室の祖先に式の終了を報告するため、翌7日に三重県伊勢市に入り、8日に伊勢神宮と奈良県の神武天皇陵を参拝。9日は東京都八王子市の昭和天皇の武蔵野陵を訪れ、玉串を捧げて拝礼された。
悠仁さまは16日、新宿区の国立競技場で、世界陸上の女子1500メートル決勝などを佳子さまと共に観戦される予定で、成年皇族として公務が本格化する。
被害総額約1億円…「フェラーリGTOを買って転売すると差額で儲けられる」詐欺容疑で不動産仲介会社社長の男(50)逮捕 警視庁
「フェラーリを買って転売すると差額で儲けられる」などと言い、顧客の女性から現金4000万円をだまし取ったとして、不動産仲介会社の社長が逮捕されました。
逮捕されたのは、神奈川県藤沢市の不動産仲介会社社長・柿本佳司容疑者(50)です。
柿本容疑者は2020年10月、東京・新宿区に住む顧客の女性(50代)に「フェラーリGTOを購入する権利を獲得したので出資して欲しい。転売すると差額で儲けられる」などとうそを言い、現金4000万円をだまし取った疑いがもたれています。
取り調べに対し柿本容疑者は容疑を認めていて、だまし取った金で高級外車マクラーレンなどを購入していたということです。
柿本容疑者は同様の手口で女性から現金をだまし取ったとして、これまで2回逮捕されていて、警視庁によりますと、被害総額はおよそ1億円に上るということです。
「お手振りがかわいすぎる」悠仁さま、伊勢参拝での神対応のウラに“自信&笑顔の大学生生活”
秋篠宮家の長男である悠仁さまは8日、成年式を滞りなく終え、無事に成年皇族の仲間入りを果たしたことを報告するため、三重県の伊勢神宮と奈良県の神武天皇陵を参拝された。
悠仁さまの“神対応”
「皇室の方々は成年などの節目を迎えると、皇室の祖先神とされている天照大御神が祀られた伊勢神宮と、初代天皇である神武天皇の陵を併せて参拝することを慣わしとされています。昨年は愛子さまも大学卒業と成年皇族になったことを報告するために参拝されました」(皇室担当記者、以下同)
成年皇族となられて初めての地方へのお出ましとなった今回、現地は祝意と歓迎のムードに包まれた。
「8日の午後5時ごろ、悠仁さまは近鉄の宇治山田駅にご到着。そのお姿をひと目見ようと多くの地元住民や観光客が出迎え、“悠仁さまー!”“おめでとうございます”といった声が上がったのです。悠仁さまは笑顔で手を振るなどして、歓迎に応じられました」
宮内庁はこのご様子を公式インスタグラムにてアップ。投稿の閲覧数は120万回以上、4万件を超える“いいね”も寄せられた(9月9日時点)。悠仁さまの“神対応”に、ネット上では好評の声が続々と上がっている。
《お手振りがかわいすぎる》 《高身長でハンサム!》 《笑顔が初々しくて素敵》 《優しそう。好青年って感じ》 《背が高くてスタイルがよろしいから、スーツがよくお似合い》
こうした温かい反響の背景には、悠仁さまの“変化”が影響しているのかもしれない。
「悠仁さまは高校時代から、ご両親の公務に同行されることがありました。その際の悠仁さまは緊張のせいか表情が硬く、あまり笑顔も見られず、出迎えた人々に手を振られるシーンでも、どこかぎこちなさがありました。
大学生になられてからは、公の場にあまり出ておらず、9月6日の成年式やその後の関連行事は、悠仁さまにとって久しぶりのお出まし。緊張されているのではと思いきや、成年式以降の悠仁さまの表情は自然で、とても柔らかく、自信さえ感じられたのです。この変化には多くの人が驚かされたのではないでしょうか」(前出・皇室担当記者)
変化の裏側にはこの春から始まった充実したキャンパスライフがあるようだ。
「悠仁さまは4月から筑波大学に進学し、サークル活動に打ち込んだり、ご友人とカラオケを楽しんだりと、学生生活を謳歌されています。悠仁さまの温和なお人柄に惹かれるご友人は多いようで、悠仁さまが所属するバドミントンサークルでは“悠仁さまのことを口外しない”という新ルールが設けられたほどだそう。
大学では高校時代よりも制限の少ない自由な環境下で、ご自分の意思やお考えのもとで行動し、そのうえで多くのご友人に慕われているということが、自信につながったのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)
悠仁さまの大学生活は始まったばかり。そこでの経験が、ひとりの青年として、そして将来の天皇としての成長を支えていくに違いない。
「物価高対策と財政規律の間の最適解」──ポスト石破に求められる最重要課題
冷泉彰彦<石破政権は、生活支援策だけでなく財政規律について国民に訴えることもしなかった>石破首相が辞任を表明し、自民党はフルスペックの前倒し総裁選で次期総裁を決めることになりました。野党との連携や、旧派閥間の駆け引きなど、色々なことが言われています。また、過去の首相が「密室コミュニケーション」には秀でていても、首相として「いきなり国民と向き合った」瞬間に、何のコミュニケーションスキルを発揮することもできず、そのまま短期で退陣してきた事実があります。この点については、今度こそ失敗は許されないとも言えるでしょう。そうではあるのですが、今回の政局は特別です。次の首相に求められることとして、一つの最重要項目があるからです。それは「国民への支援か、財政規律か」という問題に、自分の回答を持っており、それを国民に説明できるということです。現在の日本では、国民は物価高に苦しんでいます。正確に言えば、可処分所得と物価の関係から、生活水準の切り下げを余儀なくされており、このために大きな苦しみを抱えています。これに対して、政治は応えていかなければなりません。その場合に、次の問題に直面します。(1)「国民への支援を渋れば、国民の不満が政権に向かいます」(2)「国民への支援が大きすぎれば、財政は悪化して、国の破綻を早めてしまいます」非常に単純化して言えば、今年7月の参院選で自民党は、(2)を理由に(1)に対する対処が弱かったので大敗を喫しました。政権が崩壊したのはそのためと言って良いでしょう。ですが、だからといって野党の言うように減税を大きく進めて、財政が思いきり悪化すれば、最後に苦しむのは国民です。与党であれば財政規律維持の責任は免れないですから、誰が首相になろうと、「支援」と「財政規律」という矛盾する問題の間で「最適解」を見つけ、その「最適解」が文字通り「最適」であることを国民に対して説得しなくてはなりません。石破政権が崩壊したのは、正確に言えば(1)のためだけでなく、(2)の問題について国民に訴えることをしなかったためでもあります。そして、多くの野党が野党という地位に甘んじて、政権批判を続けることで選挙に勝ち続けているのは、(1)の問題だけを訴えていれば勝てるからです。ですが、自民党は下野するのでなければ与党であり、政権を担う責任があります。野党とは立場が全く違います。国民への支援だけでなく、財政に関する規律を維持する責任からは逃げられないのです。
言い渡し中に「やってません」と反論 狛江強盗殺人実行役に控訴審も無期判決
「ルフィ」などと名乗る指示役が起こしたとされる広域強盗事件で、東京都狛江市で発生した強盗殺人事件の実行役として強盗致死などの罪に問われた野村広之被告(54)の控訴審判決が10日、東京高裁であった。伊藤雅人裁判長は無期懲役を言い渡した1審東京地裁立川支部判決を支持し、被告の控訴を棄却した。
判決理由で伊藤裁判長は、共犯者らの供述を踏まえると、被告がバールで被害女性の腹部や背部などを多数回殴打したという1審の認定に誤りはなく、「身勝手な犯行動機に酌むべき事情は一切ない」という1審の判断は「不合理ではない」と判断。
量刑についても、被害女性の死に直結する暴行を加えた被告が「負うべき責任は重大」であるため、無期懲役は「量刑傾向を逸脱したものとはいえない」とした。
伊藤裁判長が「(被告が)バールを思い切り振り下ろして殴打することを6~8回繰り返した」と読み上げた際には、被告が「やってません」と声をあげ、裁判長に発言を制止される場面もあった。