万博帰宅困難トラブル、1.1万人が朝まで滞留 試算結果公表

大阪・関西万博の会場で13日夜から14日朝にかけて多数の客が帰宅できなくなった問題で、日本国際博覧会協会(万博協会)は22日、14日午前5時の時点で約1万1000人が一夜を明かしたとの試算結果を公表した。万博協会は14日午前0時時点では、会場一帯に約3万2000人が滞留していたとの推計も明らかにした。
13日午後9時半ごろ、大阪メトロ中央線が停電により、万博会場(大阪市此花区)の最寄り駅・夢洲(ゆめしま)駅と長田駅(東大阪市)間の全線で運転を見合わせた。午後10時10分ごろ、夢洲駅と対岸のコスモスクエア駅(大阪市住之江区)で折り返し運転が始まったが、全線で運転を再開したのは14日午前5時25分だった。
14日未明も大阪メトロ四つ橋線などが運転を続け、大阪市内中心部まで移動はできた。その先の交通手段がない人が、パビリオン内や大屋根「リング」の下などで夜を明かす選択をしたとみられる。【岡崎英遠】

伊東市長、メガソーラー問題投稿が物議 学歴詐称の論点ずらしか 一部で返信への制限解除

学歴詐称が指摘されている静岡県伊東市の田久保真紀市長が行った、大規模太陽光発電所(メガソーラー)に関するXへの投稿が物議を醸している。一部の投稿では、普段は設定されている返信制限が解除されており、返信には建設反対への応援や学歴詐称に関する説明を求める声が入り混じっている。議論を狙った意図的なSNS戦略が透けて見える。
田久保氏は7日以降、メガソーラーに関する投稿を繰り返している。11日は「今まで沈黙を通して参りましたが、私の意見は入れずに、事実関係のみに限定するように注意を払いながらこれから順次情報を公開していくことに致しました」と投稿。16日には「今回の騒動の全容がやっと見えてきました」と発信している。
20日から21日にかけては、伊豆高原での建設工事で、「前市長は事業者と秘密裏に確約書を結んだ」などと、計画の内容や差し止めに関する訴訟の進捗に関する発言が相次いだ。21日の2本の投稿だけは誰でも返信ができるように制限が解除されており、合わせて800件以上の返信が寄せられた。
利用者の反応には、全国のメガソーラー建設に反対する人からの応援が多く含まれている。中には「自分に都合のいいリプ(返信)がくると想定されるポスト(投稿)だけコメント欄解放」、「東洋大学の卒業証書とされるものを持っていることとどう繋がっているのか全く理解できません」など、冷静な声もみられる。
田久保氏は、学歴詐称の疑惑に対し、市議会の調査特別委員会(百条委員会)の証人尋問で、議長らに「卒業証書」を「19・2秒、見せた」などと証言。これまでの記者会見でも、事実関係の説明を避けている。
5月に行われた市長選の選挙公報で、田久保氏は自身の肩書を「伊豆高原メガソーラー訴訟を支援する会代表」としたものの、メガソーラー問題は4つ挙げた主要な公約に含まれていなかった。全国でメガソーラーの建設に対する反発が高まる中、学歴詐称問題の論点をはぐらかすためにSNSを利用しようとする戦略にも感じられる。自身の説明責任を果たしていない現状では、有権者はメガソーラーの反対運動に取り組んできた実績を手放しで評価することはできない。困惑は広がるばかりだ。(高木克聡)

参院選「事実上の敗北との認識が必要」立憲・両院議員懇談会で総括に相次ぐ厳しい指摘に大串代表代行が総括案修正の考え

参院選で議席を伸ばせなかった立憲民主党は、選挙の総括について両院議員懇談会を開きました。出席者からは「より厳しい総括にすべきだ」などの指摘が相次ぎました。
立憲民主党 野田佳彦代表 「様々な声を聞きながら(総括の)文案を作ってまいりました。きょうは文案に基づいて、さらに突っ込んだ総括をしていただければ」
きょう行われた立憲民主党の両院議員懇談会には、衆参あわせて89人が出席し、およそ2時間半、議論が交わされました。
執行部はこれまでに「野党第一党としての存在感が低下する選挙結果となった」などとする参院選の総括案をまとめていますが、出席した議員からは、「党の情勢が厳しい状況であることを認め、もっと強い危機感を表すべき」などの意見が相次ぎました。
終了後、大串代表代行は「事実上の敗北であったという認識を持たなければならない」と述べ、総括案を修正する考えを示しました。
来週26日にも取りまとめる予定です。

南海トラフ、事前避難者数を訂正=内閣府

内閣府は22日、20日に公表した南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)が出た場合に事前避難が必要となる人数を訂正した。全国で52万人超と説明していたが、「約51万6000人」とした。
事前避難対象地域を指定している16都県のうち、大分県の人数に誤りがあった。同地域には、全住民が対象となるものと、高齢者など要配慮者のみが対象となるものがある。全住民対象は「約300人」としていたが、同県内に指定されている地域はなかった。要配慮者対象は「約4100人」としていたが、「約300人」に改めた。
これに伴い、全国の事前避難対象者も、全住民対象は「約24万5600人」から「約24万5300人」に、要配慮者対象は「約27万4800人」から「約27万900人」にそれぞれ訂正した。
事前避難対象地域を指定している自治体数も、「130市町村」との説明から「129市町村」に改めた。また、全住民対象と要配慮者対象の2種類いずれも「検討中または未検討のため指定していない」のは、「195市町村」と説明していたが、「194市町村」とした。 [時事通信社]

東京都 エアコン購入費用補助を8万円に拡充 今月30日から高齢者・障害者が対象

東京都の小池知事は熱中症対策として、都内在住の65歳以上の高齢者と障害者を対象に、エアコンの購入費用を8万円補助すると発表しました。
エアコンを設置していない、故障などで使えないなどの理由で省エネ性能が高いエアコンを購入する場合、店舗で値引きが受けられるもので、8月30日から来年3月末まで実施します。
小池知事は、22日の定例の会見で、多くの高齢者が熱中症で緊急搬送されていることから、エアコンを使って熱中症を防ぐとともに、省エネ性能が高ければ電気代も節約できるとして、支援を活用してほしいと呼びかけました。
都では、現在、省エネ性能の高い家電に買い替えた都民に対して「東京ゼロエミポイント」を付与して購入費用を補助する事業を行っていて、エアコンの新規購入の場合、1万円分のポイントを付与して値引きしています。
エアコン購入費用の支援をめぐっては、今月18日に都民ファーストの会、自民党、公明党、国民民主党の都議会4会派が、熱中症対策として、高齢者や障害者世帯へのエアコン購入費の支援拡充を小池知事に要望していました。

参政党が注意喚起「悪質な広告詐欺にご注意ください」神谷宗幣代表かたった虚偽広告確認と主張

参政党の公式X(旧ツイッター)は22日、フェイスブック上に、神谷宗幣代表と著名芸能人をAIで組み合わせた虚偽広告が掲載されているのを確認したとして、注意を呼び掛けた。
「【悪質な広告詐欺にご注意ください】」のタイトルで「『必ず儲かる』などの言葉で投資やセミナーへの参加を勧誘する事例」だとした上で「当党がそのような案内を行うことは一切ございません。参政党の公式イベントや情報発信は、必ず参政党公式ホームページまたは公式SNSを通じて行っております」と、広告の内容を否定。「『広告だから信頼できる』と思い込まず、少しでも不審に感じられた場合は決してリンクをクリックせず、アクセスや申込をなさらないようご注意ください」として、注意を呼び掛けた。
SNS上での著名人をかたった虚偽広告をめぐっては、詐欺被害にあった被害者らがフェイスブックやインスタグラムを運営する米IT大手のMeta社を相手取り損害賠償を求める訴えを起こすなど、社会問題になっている。

N党立花氏が泉氏を告発 市長時代の発言問題視

政治団体「NHK党」の立花孝志党首が、参院議員の泉房穂氏に対する強要未遂容疑の告発状を兵庫県警明石署に提出し、22日に受理されたことが代理人弁護士への取材で分かった。泉氏が明石市長時代に、自身への問責決議案に賛成しないよう市議に強いる発言があったと主張している。
告発状によると泉氏は2022年10月、問責決議案への対応で市議2人に「賛成したら許さん」「選挙で落としてやる」と発言したとしている。
立花、泉両氏は今年7月の参院選で兵庫選挙区から立候補。告発状は選挙戦期間中に出していた。

富士山噴火に備え…AI動画公開 23区も降灰 交通に影響予測

東京都は富士山の噴火に備え、火山灰による被害を伝える動画を初めて制作し、22日に公開しました。
富士山大規模噴火の国の被害想定では、最悪の場合、東京の多摩地域や23区の広い範囲で、2センチから10センチ程度以上火山灰が降り積もり、交通機関がまひするなど深刻な影響が出るとされています。今月26日の「火山防災の日」を前に、都は、降灰による被害を多くの人に知ってもらうため、動画を初めて制作しました。
国の想定を参考にしたほか、被害の状況をリアルに表現するため生成AIを活用し、過去に発生した全国の火山噴火の情報などをAIに取り込み制作したということです。
動画では、降灰によるライフラインへの影響などを紹介し、日頃からマスクや食料を備蓄してほしいと呼びかけています。

薩摩地方では引き続き土砂災害に警戒を 鹿児島

薩摩地方では、22日夜遅くにかけて土砂災害に警戒してください。
薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の影響により、大気の状態が不安定となっています。
降り始めから22日午後4時までの総雨量は、鹿児島市喜入中名町で351.5ミリ、南さつま市加世田で346.0ミリ、指宿で323.0ミリと2日間で平年1か月の1.5倍以上が降りました。
薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、今後少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。
23日午後6時までに予想される24時間雨量は多い所で、薩摩、大隅地方で40ミリ、種子島・屋久島地方で30ミリです。
気象台は、土砂災害に警戒を、落雷、突風桜島では土石流に注意を呼び掛けています。土砂災害や浸水害、洪水災害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。

インド首相、29日に来日 石破氏と会談、宮城県を訪問

日本政府は22日、インドのモディ首相が29日から2日間の日程で来日すると発表した。29日に石破茂首相と会談し、夕食を共にする。両首相は30日に宮城県を訪れる予定だ。モディ氏の来日は、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に招待された2023年5月以来となる。
首脳会談では、インドへの民間投資を今後10年間で10兆円規模とする目標を設定し、成果文書に盛り込む見通しだ。08年に策定した「安全保障協力に関する共同宣言」を改定する方向で調整している。
インド西部で建設中の高速鉄道を巡り、JR東日本が開発を進める東北新幹線の新型車両「E10系」を採用することで合意するとみられる。