神戸市中央区のマンションで20日夜、女性が刃物のようなもので刺されて殺害された事件で、兵庫県警が22日、逃走した30代の男を兵庫県外で確保し、殺人容疑で逮捕したことが捜査関係者への取材で分かった。県警は現場から警察署に男の身柄を移し、詳しい経緯を調べる。
県警捜査本部によると、死亡したのは、現場マンション6階に住む会社員、片山恵さん(24)。
事件は20日午後7時20分ごろ、神戸市中央区磯辺通の9階建てマンションで発生。6階エレベーター前で、片山さんが血を流して倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。直前には、エレベーター内で男が羽交い締めにする様子を住人が目撃していた。
司法解剖の結果、死因は正面から胸など数カ所を刺されたことによる失血死で、胸の刺し傷は肺に達し、左胸の動脈と静脈が損傷していたという。右手には、身を守る際にできる「防御創」の傷痕もあった。
犯人とみられる男が女性の後をつけマンション内に侵入しており、その数分後、男が同じ扉から逃走し、北方向へ徒歩で逃げる様子が防犯カメラ映像などから確認されていた。
マンション北側の駐車場からは血のついた刃物が見つかっていた。
永平寺宿泊の女子高生14人、修行僧に尻を触られる…研修責任者「慚愧に堪えない」
曹洞宗大本山永平寺(福井県永平寺町)で6月末~7月上旬、20歳代の男性修行僧が、宿泊研修で訪れていた高校の女子生徒14人の尻を触り、被害を訴えられていたことが永平寺への取材でわかった。永平寺は事実を認めて学校や被害生徒、保護者に謝罪。8月1日付で男性を除籍処分とした。
永平寺によると、男性は女子生徒らの指導役で、布団の敷き方を教えていた際などに尻を手で触った。研修終了後、生徒が被害を申告してきたと高校から連絡があり、永平寺が経緯を調査。聞き取りに対し、男性は「同僚の発言に不満を抱き、イライラして触ってしまった」と説明した。男性は数年前から永平寺で修行していたという。
永平寺は、全国の曹洞宗系の高校から定期的に研修を受け入れているが、この事案のほかに被害は把握していないとしている。研修責任者は取材に「僧侶の修行の場としてあってはならないことが起き、慚愧(ざんき)に堪えない。二度とこのようなことが起こらないよう指導を徹底していく」と話した。
永平寺は、鎌倉時代の1244年に道元禅師が開いた。禅の道場として知られ、全国から100人を超える修行僧が坐禅(ざぜん)などの修行に励んでいる。
埼玉・八潮陥没事故 県が住民らに金銭補償を明言 大野知事「私達としては一歩前進」 現場周辺では今も交通規制や悪臭
埼玉県八潮市で道路が陥没し、トラックが転落した事故を受け、県は現場周辺の住民や事業者に対し、金銭による補償を行うことを明らかにしました。
今年1月、八潮市で道路が陥没しトラックが転落した事故をめぐっては、現在も復旧工事が行われていて、現場周辺では交通規制や悪臭が続いています。
こうした中、埼玉県はきょう、住民説明会を開き、事故の影響を受けた419世帯、90事業者に金銭の補償を行うことを明らかにしました。
埼玉県 大野元裕知事 「私達としては一歩前進したし、少しでも住民の皆様、事業者の皆様のご不安を解消できることができればというふうに考えている」
県は、現場からおおむね200メートルの範囲内に住む人などに対し、1人あたり2万円、一世帯あたり3万円を支払うほか、事業者に対しては10万円を支払うとしています。
また、現場により近い範囲の住民や事業者には、事故の影響で損傷した建物の修理費用を補償するということです。
また、復旧工事の交通規制の範囲内にある事業者が休業などで売り上げが減少した場合、損失分の補償を行うとしています。
今回示された補償内容以外についても、「相談をいただいたうえで補償すべきものについては適切に対応する」ということです。
岩手町長、平手打ちされる 自宅前、金銭要求か
岩手県岩手町は22日、佐々木光司町長(66)が午前8時半ごろ、自宅を訪れた男から玄関前で平手打ちされたと明らかにした。町によると、けがはない。2人は面識があるといい、町長は「男から金銭を要求され、居座られている」と話していたという。
通報で駆け付けた岩手署員が男を発見。刃渡り約10センチの刃物を持っていたとして銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕した。
署によると、男は同町土川の無職武田省蔵容疑者(69)。黙秘しているという。
羅臼岳で男性を襲撃したクマは“つきまとい”個体か 事故の数日前にも別の登山者に接近、クマスプレーを噴射されるも退散せず
14日、北海道知床半島の羅臼岳で登山していた26歳の男性がヒグマに襲われ死亡した事故。
駆除されたクマは、事故の数日前、別の登山者につきまとったクマと同一個体の可能性があることが分かりました。
知床財団などが行った調査によりますと、事故当時、男性は友人から離れ1人で走って下山している途中でクマと遭遇した可能性があり、クマ鈴は携帯していたものの、クマスプレーは持っていなかったとみられています。
国立公園の遊歩道沿いなどでは今年に入り、駆除された親子グマとみられるヒグマの目撃情報が30件以上、寄せられていました。
また、事故の数日前にも羅臼岳の登山道付近でクマが登山者に接近し、クマスプレーを使用したあとも登山者につきまとう行動が確認されていて、知床財団は見た目の特徴などから今回駆除されたクマと同一個体の可能性が高いとしています。
クマによる人身事故が相次いでいることを受け、北海道は秋の「ヒグマ注意特別期間」の前倒しを発表しました。
鈴木直道知事 「秋には、キノコ狩りなどで野山に入る機会が増えるということとヒグマも冬眠に向けエサを求めて活発に活動する。道では例年9月1日から始めていた秋のヒグマ注意特別期間を初めて前倒しすることにしました」
秋の「ヒグマ注意特別期間」は22日から10月31日までで、道は山に入る際は単独行動をせずクマスプレーなどを携帯するよう注意を呼びかけています。
副事務総長「協会内での周知不十分だった」 万博帰宅困難トラブル
日本国際博覧会協会(万博協会)は22日、13日夜に発生した大阪メトロ中央線のトラブルで、14日朝まで大阪・関西万博の会場に滞留したのは約1万1000人(推計)だったと発表した。万博協会は地下鉄のトラブルが発生した場合、会場がある人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)の対岸の舞洲(まいしま)(同)にあるパーク・アンド・ライド駐車場で、マイカーによる迎えを認めるなどの対策も公表した。
13日午後9時半ごろ、停電により、中央線は万博会場の最寄り駅・夢洲駅と長田駅(東大阪市)間の全線で運転を見合わせた。午後10時10分ごろ、夢洲駅と対岸のコスモスクエア駅(大阪市住之江区)で折り返し運転が始まったが、全線で運転を再開したのは14日午前5時25分だった。
万博協会は当初、13日午後9時半に約3万人が滞留していたと説明した。その後、客らの出入りや交通事業者の輸送データなどを基に精査し、13日午後9時半には会場一帯に約4万9000人いたことが明らかになった。バスやタクシーなどで帰宅途中だった約1万1000人を除いた約3万8000人が、地下鉄のトラブルの影響で足止めされたと推定した。14日午前0時に約3万2000人、午前5時に約1万1000人が会場一帯に残っていたという。いずれもスタッフの人数を含んでいる。
地下鉄のトラブルが発生した際の対策として、万博協会は原則として深夜帯は客に会場内にとどまるよう勧め、バスやタクシーは障害者らに優先利用してもらうよう呼びかける。一方で、夢洲から「夢舞大橋」を渡って舞洲へ徒歩などで移動した後、迎えの車で帰ることも認める。
客が必要とする情報をタイムリーに発信できなかった課題も挙げた。万博協会は、情報発信の責任者を決め、公式ウェブサイト・交流サイト(SNS)、場内アナウンスなどを活用し、日本語と英語で情報発信の頻度を上げるなどの対策も明らかにした。滞在場所の確保についても、収容人数などを踏まえて優先順位の高い施設を決め、事前に協議するとした。
高科淳副事務総長は「今回は災害並みの対応をとることとしたが、協会内での周知が不十分だった。関係機関との連絡体制を再確認し、有事の対応について改めて認識を共有したい」と述べた。【岡崎英遠】
「あなたは事件の容疑者になっている」急増のニセ警察官詐欺…実は多い若い世代の被害【Nスタ解説】
警察官を名乗って金銭をだまし取る詐欺事件の被害が去年から急増しています。しかも、この詐欺に比較的若い世代がだまされているというのです。「ニセ警察官」詐欺の手口と対策を掘り下げます。
画面越しだと動揺し気づけない?コスプレ「ニセ警察官」
日比麻音子キャスター: 特殊詐欺の都内の被害額は過去最悪を更新しています。
警視庁によると、ここ数年は100億円以下が続いていましたが、2024年は153.1億円ということで過去最悪でした。ただ、2025年は上半期だけでも、なんとすでに150億円を超えてしまっています。
なかでも多いというのが「ニセ警察官」詐欺で、約65%(97.5億円)と、もう100億円近い被害になっているわけです。おそらく、2025年は過去最悪をさらに更新してしまう可能性が高いとみていいと思います。
TBS報道局社会部 井上淳司記者: 「ニセ警察官」被害者の年代別割合(警視庁による)をまとめました。
●20代以下:17.8% ●30代:21.3% ●40代:16.0% ●50代:19.2% ●60代:19.0% ●70代以上:6.8%
一番多いのが30代で、全体としては20代・30代・40代が半分以上を占めています。そのポイントは「スマホ」です。
日比キャスター: スマホを使い慣れている20代や30代だからこそ、気をつけなければいけないそうですね。
南波雅俊キャスター: スマートフォンは当たり前に使っているので、もし自分が実際「ニセ警察官」をビデオ通話で見たら、そんなことはないと思いつつも、相当ドキッとしてしまったり、焦ってしまったりするのは想像できます。
日比キャスター: まさに、「まさか」と思っているからこそ危ないということですよね。
「ニセ警察官」詐欺の主な手口は、まず自動音声や警察官を装ってスマホに電話してきます。
そして「あなたは事件の容疑者になっている」などと言ってビデオ通話に誘導し、オンラインで“事情聴取”なるものをしてくるということです。犯人側も顔を出してきます。
実際に、鹿児島県警を装った手口があったということですが…。
TBS報道局社会部 井上淳司記者: 鹿児島県警の警察の方に問い合わせたところ、ビデオ通話の映像を一般の方が見ると「警察官だな」と思うかもしれませんが、プロが見ると「ちょっと違う」ということです。
映像では後ろに制服のようなものがかかっており、右胸に警察官の階級を表す階級章がついていますが、本当は右胸ではなく左胸につくものだといいます。
また、お腹のあたりに金色のボタンがありますが、こちらも実際にはないものだということです。
日比キャスター: つまり、完全に警察官のコスプレということになるわけですね。しかし、これが画面に突然出てくると、どうしても動揺してしまうと。
TBS報道局社会部 井上淳司記者: このあと「あなたの容疑を晴らすためにはお金が必要だ」というような話をされ、お金を振り込んでしまう形になっています。
南波キャスター: 目の前で対面だったら「ちょっとおかしいな」と思うかもしれませんが、画面を通すと、気づけない部分や本物だと思ってしまうような恐さがあると感じました。
日比キャスター: 画面と画面だと、かなり近い距離感でもあるわけですものね。
そもそも、捜査対象になっていると電話で伝えることはなく、個人のスマートフォンで突然ビデオ通話になることもないわけです。
新聞やテレビを見ず、詐欺の手口を知らない若者が増加?
日比キャスター: 大阪地検を名乗ってきたという「ニセ検事」のビデオ通話の例もあるので紹介します。
ニセ検事 「ご本人様にお間違いなかったですかね」
被害者 「はい」
ニセ検事 「ありがとうございます。私のほうは大阪地検特捜部検事の石野と申します。(身分証明書らしきものを見せ)こちら、もしピントが合ってない等ございましたらおっしゃっていただけますか」
被害者 「確認できました、ありがとうございます」
ニセ検事 「ではえー、ご不明な点等がございましたらお答えのほうさせていただきますがよろしいですかね」
被害者 「はい、大丈夫です」
日比キャスター: 身元がわかるようなものを、ビデオ通話で見せてくるというのはありえないことですよね。
TBS報道局社会部 井上淳司記者: そもそも、ビデオ通話で被疑者対象と何かするというのは、もうあり得ないことだと思っていただいて結構です。
日比キャスター: シチュエーションとしてあり得ないのに、なぜ若者は騙されてしまうのでしょうか?
TBS報道局社会部 井上淳司記者: 今の30代以下にとってはスマホが当たり前の時代で、ビデオ通話も簡単にできます。そのため「もしかしたら警察はオンライン捜査も行っているのではないか」と思ってしまうことが、被害者になる理由の一つに挙げられます。
また、スマホで自分の好きなことだけ調べればいい時代になってしまい、新聞やテレビを見ない人が多く、「ニセ警察官」の手口を知らないという背景もあります。
犯罪心理に詳しい立正大学の西田公昭教授によると、騙される人は「警察など、権威ある人物を前にして無意識に指示通りに行動してしまう心理状態」のようです。
日比キャスター: 確かに働き世代というか現役世代は、ビデオ通話にリモートワークなどで慣れているからこそ気づきにくいところもあるかもしれません。
では、騙されないためにはどうすればいいのでしょうか。
そもそも、電話やビデオ通話などで、お金や個人情報の話をするということはあり得ません。こういった話が出た時点で「おかしいな」「詐欺だな」と思ってください。
そして電話を一度切り、自分で調べた番号や、近くの交番の正しい番号にかけなおしましょう。
また、警察への相談専用電話として「#9110」という番号があるので、こちらにも相談してみてもらいたいと思います。
南波キャスター: 一つ気になるのは、これだけ詐欺が増えているということは、関わっている人数や組織も多くなっているということでしょうか?
TBS報道局社会部 井上淳司記者: 今は海外を拠点にして、闇バイト的に人をどんどん連れ込むのが多くなってきています。このような詐欺は、どこでもできてしまうということです。
日比キャスター: 最近は「+」から始まる、知らない国際電話番号からかかってくるケースも多いようですので、そちらにかけなおさないということにも気をつけたいですね。
========== 〈プロフィール〉 井上淳司 TBS報道局社会部警視庁担当 捜査二課を取材警察取材は常に緊張
26歳男性が襲われて死亡した羅臼岳近くでクマ出没相次ぐ 知床峠の駐車場を一時閉鎖“安全の確保が難しい”北海道開発局
今月14日、クマによる死亡事故が起きた北海道斜里町の羅臼岳付近の駐車場で、22日クマの出没が相次ぎました。これを受けて、この駐車場は22日夕方から閉鎖されています。
22日午前10時半ごろ、知床財団の職員が斜里町と羅臼町の境界にある知床峠(標高738m)付近をパトロールしていたところ、親グマ1頭と子グマ2頭を目撃しました。
その後、親子グマは峠の駐車場付近に何度も出没。
警察は、駐車場利用者に車から出ないよう呼びかけるなどしましたが、安全の確保が難しいため、駐車場を管理する北海道開発局は午後6時ごろ、駐車場を閉鎖しました。
駐車場の近くには、26歳の男性がクマに襲われ死亡した羅臼岳(標高1661m)などを見渡せる展望台があり、22日も多くの観光客らが訪れていました。
顧客から違法に預かった10億円以上の現金 客から借りた金だと装ったか 札幌市の男2人再逮捕
高配当や元本保証をうたい、顧客から違法に預かった10億円以上の現金を客から借りた金だと装ったとして、札幌市に住む男2人が再逮捕されました。
組織犯罪処罰法違反の疑いで再逮捕されたのは、札幌市の会社役員田口真也容疑者と、自営業の西川誠和容疑者です。
2人は国の許可を得ず、顧客から投資目的で預かった現金10億780万円を、犯罪で得た金ではなく客から借りたものだと装った疑いが持たれています。
警察によりますと、2人は道内外の顧客に対し「毎月5%から10%の配当がもらえ、1年後に元本も返ってくる」などと話し金を預かっていましたが、実際の配当は1~2回で元本も返していなかったということです。
2人は出資法違反の罪で先月、起訴されています。
警察は2人の認否を明らかにしていませんが、全国に200人以上の被害者がいるとみて余罪を追及しています。
自宅で暴れ警察の持ち物検査で発覚…拳銃1丁と実弾5個を所持した疑い 74歳無職の男を逮捕「忘れていた」
愛知県東浦町の自宅で拳銃1丁と実弾5個を保管して所持したとして、74歳の無職の男が逮捕されました。 警察によりますと、逮捕されたのは、東浦町の無職・種市博容疑者(74)で、自宅で拳銃1丁と実弾5個を保管して所持した疑いが持たれています。 今月16日に種市容疑者が自宅で暴れたため、同居の家族が通報し、警察が持ち物を調べたところ、実弾が含まれていることが分かりました。 その後、警察が種市容疑者の自宅を家宅捜索したところ、拳銃1丁が見つかったため、逮捕したということです。 種市容疑者は調べに対して、「拳銃と銃弾を持っていることを忘れていました」と容疑を一部否認しているということです。 警察が入手した経緯などを調べています。