自民・二階伸康さん「敗北の責任はすべて私にあります」…保守分裂の和歌山選挙区で落選

和歌山選挙区(改選定数1)では、自民党新人の二階伸康さん(47)が落選した。自民が同選挙区で敗れるのは1998年以来27年ぶりだ。
二階さんは元党幹事長・俊博さんの三男。昨年10月の衆院選和歌山2区で、参院からくら替えした世耕弘成・元経済産業相に敗れた。今回、改めて国政を目指したが、党の公認を争った無所属新人の望月良男さん(53)が世耕さんの支援を受けて出馬したことで保守分裂となり、支持層をまとめきれなかった。
落選が決まると、二階さんは和歌山市の事務所で「公認候補として議席を守れなかったことを深くおわびする。敗北の責任はすべて私にあります」と頭を下げた。

自民・西田昌司氏4選確実、京都 ひめゆり「歴史書き換え」で逆風

参院選京都選挙区で、自民党現職の西田昌司氏が組織票を一定まとめ、かろうじて4回目の当選を確実にした。派閥裏金事件に関わったほか、沖縄戦の慰霊碑「ひめゆりの塔」の展示説明を「歴史の書き換え」とした自身の発言で逆風の選挙戦だった。公示後は積極財政の持論に加え、自民議席の死守を説いた。
「歴史書き換え」発言は5月、党沖縄県連共催のシンポジウムで言及。西田氏は6月の国会で「結果的に沖縄県民、多くの方の心に傷を付けることになった」と陳謝する一方、5月発売の月刊誌への寄稿では「事実は事実」と正当性を主張していた。

維新の会・音喜多駿さん「反省すべきは私ただ一人」…東京選挙区

東京都港区の事務所で開票速報を見守った日本維新の会元議員の音喜多駿さんは、落選が決まると「これだけの方々が思いを託してくださったことを誇りに思う。反省すべきは私ただ一人だ」と述べ、支持者らに頭を下げた。
2019年参院選で初当選し、維新の政調会長に起用されるなど党の中心として活躍した。だが、昨年10月の衆院選で東京1区からくら替え出馬するも落選。党勢回復に貢献したいと参院選に再挑戦した。

参院「改憲勢力」3分の2維持 国会発議は困難変わらず

20日投開票の参院選で、自民党を含む憲法改正に前向きな「改憲勢力」の議席数は、非改選を合わせて国会発議に必要な定数の3分の2を維持した。ただ衆院側は昨年の選挙で3分の2を割り込んでおり、立憲民主党などを巻き込まなければ発議は困難な状況に変わりはない。各党の優先項目は一致しておらず、共通点の模索が続く。
参院の3分の2のラインは166議席。自民、公明両党に加え、日本維新の会や国民民主党、参政党など一部野党を含む改憲勢力は、非改選で97議席を有する。今回の選挙で69議席を確保すれば届く計算だった。
参院選公約では、自民と維新は自衛隊明記や緊急事態条項の創設を掲げたものの、立民は明確に反対した。共産党やれいわ新選組、社民党も憲法改正の阻止を訴えており、双方の見解の相違は埋まっていない。
改憲勢力内にも温度差がある。9条への自衛隊明記を巡り、公明は「多くの国民は自衛隊の活動を理解し支持している」と消極的な立場だ。国民民主も賛否を示していない。

【参院選】大阪選挙区で公明が議席死守 現職・杉久武さんが当選確実 3期連続当選 19人立候補の乱戦制す

7月20日投開票の第27回参議院選挙。改選数4の大阪選挙区で、公明党・現職の杉 久武さん(49)の3期連続の当選が確実となりました。
JNNの中盤情勢分析によりますと、改選4議席を19人で争う大阪選挙区では、日本維新の会の佐々木理江さんがリード。公明党の杉久武さん、参政党の宮出千慧さん、日本維新の会の岡崎太さん、自民党の柳本顕さん、国民民主党の渡邉莉央さんの5人が横一線で続く展開となっていました。
その中で、公明・杉久武さんの当選が確実となりました。2013年・2019年の参院選に続き、3期連続の当選となります。
大阪選挙区では他に、▽維新・佐々木理江さん ▽維新・岡崎太さん ▽参政・宮出千慧さんの当選が確実となっています。
自民党は議席を失いました。

石破首相、野党との連携「次の時代に責任持つ党と協力していく」…過半数届かない場合の枠組みに言及

石破首相(自民党総裁)は20日深夜のインターネット番組で、参院で与党が過半数に届かなかった場合の野党との連携を問われ、「人口減少、防災、安全保障をどうするかについて『一緒にやろう』と次の時代に責任を持つ党と真摯(しんし)に協力していく」と述べた。
テレビ東京の番組では、連立の枠組み拡大の可能性を巡り、「誰が一番、政策的に親和性があるのかということだ。本当に国の将来に責任を持つ方々と議論し、協調することは当然、選択肢としてある」と語った。

山本代表「確実に前進している」=マスコミ不信でライブ配信―れいわ【25参院選】

れいわ新選組の山本太郎代表は、党公式ユーチューブチャンネルなどのライブ配信で、「常に逆境の選挙だった。望むほどではないかもしれないが、確実に前進している」と語った。
同党は、既存のマスメディアへの不信があるとして、テレビカメラなど取材陣を入れた開票センターを設けずにライブ配信を実施。開票作業が続く午後10時半ごろ、「支援者のみなさま、ありがとうございます。おやすみなさい」と手を振って配信を終了した。 [時事通信社]

立民代表「政権交代目指す」=国民民主、政策実現へ攻勢【25参院選】

立憲民主党は改選議席の22をうががう。自民、公明両党は過半数維持が微妙な情勢で、野田佳彦代表は政権交代を目指す考えを表明した。野党連立政権を求める声が党内から出る可能性があり、石破茂首相の進退など与党の動向を見極めて具体的な対応を判断する。躍進した国民民主党は、看板政策の実現に向け与党に圧力をかける構えだ。
野田氏は参院選を、次期衆院選での政権交代に向けた「ホップ、ステップ、ジャンプ」の2段階目と位置付けてきた。消費税減税を訴える方針にかじを切り、政権批判票を一定程度取り込むことに成功。自公の議席大幅減を受け、衆院選を見据え攻勢を強める方針で、20日の民放番組で「首相はノーという国民の意思表示を受け止めるべきだ」と強調。自民との「大連立」は否定した。
野田氏は秋に臨時国会が召集された場合、ガソリン税の暫定税率廃止法案を成立に持ち込みたい考え。消費税減税で野党の具体策は異なるが、一致点を模索する。政策での協力で野党共闘の土台を築き、石破政権を追い込みたい意向だ。内閣不信任決議案の提出も視野に入ると言明した。
野田氏は「石破政権に代わる受け皿をどうつくるか検討しなければならない」とも語った。ただ、国民民主の玉木雄一郎代表は「政策本位で考える」との姿勢を崩しておらず、日本維新の会の吉村洋文代表も野党連立政権には否定的な姿勢で、野田氏の思惑通りに進むかは不透明だ。参院選で「台風の目」となった参政党とも政策的な隔たりは大きい。
昨年の衆院選に続いて「手取りを増やす」と訴えた国民民主は大幅に議席を伸ばすことが確実だ。主張が評価されたと受け止めており、玉木氏は記者会見で「一定の目標を達成することができた」と強調した。
玉木氏は石破政権との連立を否定。議席増を踏まえ、所得税の課税最低ライン「年収の壁」見直しやガソリン暫定税率廃止の実現を最優先する方針だ。
参政党の神谷宗幣代表は将来的に与党入りを検討する意向を示しており、国会での動向に注目が集まる。 [時事通信社]

大阪選挙区で自民候補落選、青山繁晴・府連会長が辞任を表明「敗北の責任は全て私にある」

参院選大阪選挙区(改選定数4)で自民党新人の柳本顕氏(51)の落選が確実となったことを受け、自民大阪府連の青山繁晴会長(参院議員)は20日夜、会長を辞任する考えを示した。青山氏は大阪市内で「敗北の責任は全て私にある」と述べた。
自民は昨年10月の衆院選で候補者を擁立した府内の15小選挙区で日本維新の会に全敗。府連からの要請を受け、同12月に全国比例の青山氏が会長に就任していた。

東京選挙区で山尾志桜里さん落選「伝える力が不足していた」

元衆院議員の山尾志桜里さん(50)は、東京選挙区から無所属で初の参院選に臨んだが、当選できなかった。
山尾さんは民進党政調会長を務めた後、立憲民主党を経て国民民主党に入党したが、2021年に国会議員用のJRの無料パスを私的流用していたことが発覚し、政界を引退。今回、同党から一度は比例選出馬の内定を得たものの、党内から反対意見が出るなどし、見送られた経緯がある。
山尾さんは、「伝える力が不足していた」と述べ、今後については「中道の政治が必要だという思いを深めている。(支持者らと)相談しながら考えていきたい」とした。