奈良の小学校で男児に性的いじめ 学校が調査で「重大事態」と認定

奈良県内の市立小学校に通っていた当時6年の男児が男子同級生3人から複数回にわたって性的ないじめを受け、学校がいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」と認定していたことが16日、分かった。同級生3人について、男児の保護者は不同意わいせつ行為に当たるとして市内の警察署に被害を申告した。男児側の代理人弁護士が明らかにした。
この市の教育委員会は取材に対し「個別の事案のため答えられない」とコメントした。
学校が昨年12月にまとめた調査報告書や男児側の代理人弁護士によると、男児は同6~10月の7回、校内の男子トイレや修学旅行の宿泊先で、同級生3人の要求で性器を見せる行為などをさせられたとして、学校が同10月、調査を開始。学校は、男児や同級生側への聞き取りを基に4件がいじめに当たると判断し、残り3件は、同級生側と男児の話が一致しないことなどを理由にいじめとして認定しなかった。
調査主体となった学校のいじめ対策委員会は校長や教員ら計12人で構成され、男児の担任だけでなく同級生らの担任も含まれていた。

ヒグマに襲撃された男性、死因は出血性ショック 北海道・福島

北海道福島町の住宅街で新聞販売店従業員の佐藤研樹さん(52)がヒグマに襲われ、死亡した事故で、松前署は16日、佐藤さんの死因は出血性ショックだったと発表した。佐藤さんを襲ったヒグマの行方は分かっていない。
町ではヒグマがスーパーの敷地内などでごみ置き場を荒らす被害や、目撃情報が続いている。
16日午前1時半ごろには、同町三岳の「福島町生活支援ハウスやまゆり荘」近くの草むらにクマがいるのを車で通りかかった男性が発見し、巡回中の警察官に届け出た。
草むらは12日に佐藤さんがクマに襲われた後に遺体で見つかった場所で、クマは北側に隣接する福島商業高校の方向に逃げていったという。
同日未明には、同町月崎地区で住民がクマと思われる動物の声が聞こえるといった通報もあり、署は24時間態勢でパトカーによる警戒を続けている。
署や町は、ヒグマを引き寄せるごみの屋外保管をやめるように呼びかけるとともに、5基の箱ワナを設置し、クマの捕獲を試みている。【三沢邦彦】

小中教諭は理科で科学の根本教えて 「7月5日災害」流布で気象庁長官、デマ防止へ要望

気象庁の野村竜一長官は16日の記者会見で、日本周辺で大規模災害が起こると流布された「7月5日の予言」が外れたことに関し、デマ防止に向けた提案として小中学校で理科の授業を担当する教諭に「近代科学の根本部分を教えて頂きたい」と例示した。
予言を巡っては、漫画家の作品などがきっかけで「今年7月に大災害が来る」との情報がインターネット上で拡散。当初、発生日とされた7月5日に旅行を控えるなどの動きが広まった。気象庁は発生時間、場所、規模を特定する地震予知について「現代科学では不可能」と断定していた。
野村氏は7月5日の予言について「社会的影響があったのは確か。今後、大きい地震が起きた時に科学に基づかない情報が出回るのが心配になった」と指摘。その上で、防止策として小中学校の理科担当教諭に対し、「自然現象を見るときに観察し、分析して初めて分かるという近代科学の根本部分をぜひ教えて頂きたい。。科学は嘘を見抜く力。それを身に付け、何が起きても混乱しないようお願いしたい」と持論を述べた。

「真実明らかになっていない」 宮城・教諭パワハラ自殺 両親が会見

宮城県立高の30代の女性教諭が2020年に男性教諭からパワーハラスメントを受け自殺した問題で、県教育庁による「再発防止に関する検証報告書」を巡り、女性の両親らが16日、仙台市内で記者会見を開いた。父親は「公表されたことは再発防止につながる」と評価する一方で「真実が明らかになっていない」と憤る。遺族の代理人弁護士は県を相手取った国家賠償請求訴訟の可能性について「検討中」とした。
代理人弁護士は、報告書は客観性を担保するために複数人から同一の話がなければ事実認定しないルールの下で作られたとして、「被害実態を網羅したものとは考えていない」と検証が不十分だと指摘した。再発防止策についても「特に管理職がパワハラに加担しているケースで、相談しにくいことが想定される。独立した外部の相談体制を構築するといった検討が必要だ」との見解を示した。
母親は「広く先生たちに報告書を見てもらい、どうすれば自分たちの職場が良くなるのかを考えて対策をしなければ同じことが起きる」と訴えた。さらに、「少しの支えがあれば娘は死なないで済んだ。ぜひ、若い先生を支えるシステムを県教育庁や各学校で作ってほしい」と願った。
県教育庁が10日に公表した報告書によると、男性教諭は20年6月、他の職員もいる校内会議の場で、女性教諭の業務内容についてしつこく問い詰めた。2人は対面でのやり取りが難しくなり、メモで業務の伝達をすることになった。しかし、男性は7~10月、「私に対する態度は失礼」「仕事は一切お願いしません」と不満をぶつけたり、非難したりする内容の手紙を女性の机に置いた。最後の手紙が置かれた4日後、女性は自宅で亡くなっているのが見つかった。
男性教諭は24年2月、女性へのパワハラで停職3カ月の懲戒処分を受けた。遺族側の要望により行われた検証では、男性のパワハラ認定に加え、適切な対応を怠ったとして当時の校長ら管理職についても予見義務違反や結果回避義務違反が認められ、重大な過失があったと結論付けた。対策として、新任校長ら管理職へのハラスメント対策研修などを新設した。【山中宏之】
相談窓口
・#いのちSOS
「生きることに疲れた」などの思いを専門の相談員が受け止め、一緒に支援策を考えます。
0120・061・338=フリーダイヤル。月・木、金曜は24時間。火・水・土・日曜は午前6時~翌午前0時
・いのちの電話
さまざまな困難に直面し、自殺を考えている人のための相談窓口です。研修を受けたボランティアが対応します。
0570・783・556=ナビダイヤル。午前10時~午後10時。
0120・783・556=フリーダイヤル。午後4時~同9時。毎月10日は午前8時~11日午前8時、IP電話は03-6634-7830(有料)まで。
・まもろうよ こころ
さまざまな悩みについて、LINEやチャットで相談を受けている団体を紹介する厚生労働省のサイトです。年齢や性別を問わず、自分に合った団体を探せます。
・こころの悩みSOS
悩みを抱えた当事者や支援者への情報のほか、相談機関を紹介した毎日新聞の特設ページです。

参政、ロシアの支援を否定 把握せず候補者が取材受け

参政党の神谷宗幣代表は16日、金沢市の街頭演説で、党がロシアから支援を受けているとの見方があると明らかにした上で「根拠があるのか。選挙妨害に近い」と述べ、否定した。事前に把握しないまま、公認候補が国営メディア「スプートニク」のインタビューを受けていたことを認めた。
スプートニクはインタビューを交流サイト(SNS)に公開。「参政を含む特定の政党を支持したり、投票行動を呼びかけたりすることはない」と投稿した。
小泉進次郎農相は神戸市の街頭演説で「日本の民主主義の不安定化を意図し、外国勢力による攻撃の可能性が高いと思われるようなことが起きている」と指摘した。

東海沖、津波観測できず 最大7分遅れる恐れ

気象庁は16日、東海沖海底にある南海トラフ地震に備えた地震観測システムについて、海底津波計の観測データが使えなくなったと発表した。付近で津波が発生した場合、津波を観測できるまでに最大で約7分の遅れが出る恐れがある。復旧の見通しは立っていない。
海底で観測したデータを、ケーブルで静岡県御前崎市の陸上の観測所に送る仕組み。沖合3カ所の海底津波計データに正確な時刻が付けられなくなり、15日午後3時ごろから使えなくなった。
地震計のデータにも13日から障害が起き、緊急地震速報が平常時に比べて最大で12秒程度遅くなる可能性がある。気象庁はデータに時刻を付与する装置に異常があるとみている。

ミャクミャク大量万引き、容疑の大学生2人を再逮捕へ…「ネットで売る目的で限定グッズ狙った」

大阪・関西万博会場(大阪市此花区)にあるオフィシャルストアで、公式キャラクター「ミャクミャク」の関連グッズを大量に万引きしたとして窃盗容疑で逮捕された大学生2人について、大阪府警は17日にも、ほかにもグッズを盗んだ疑いで再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。
2人は調べに「ネットで売る目的で、会場でしか入手できない限定グッズを狙った」と供述しているという。
2人はいずれも大学生の男(20)(東京都北区)、男(22)(同板橋区)の両容疑者。ミャクミャクのぬいぐるみや扇子など計73点(約33万円相当)を盗んだ容疑で、6月27日に府警此花署に逮捕された。
捜査関係者によると、2人は盗品でかばんがいっぱいになると東ゲート近くのロッカーに移しながら、会場内の複数の店で万引きを繰り返していたという。

関東・東海で続く“警報級大雨” 局地的に激しい雨、道路冠水も

16日も、関東や東海を中心に大雨が続いています。局地的に激しく降るところもあり、道路が冠水するなどの影響も出ています。
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16日午後5時すぎの埼玉県川越市内は、帰宅時間になっても雨が降っていました。雨だけではなく風も…。同じ頃、神奈川県藤沢市では、路上の看板がかたかた音を鳴らすほど風が強くなっていました。
午後4時すぎの東京都府中市では…。
記者
「雨が強くフロントガラスを打ち付けてきます」
同じ頃、八王子市でも激しい雨が降り、車のワイパーが追いつかないほどでした。
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連日、不安定な天気が続いています。関東は今、梅雨の末期。“災害級の大雨”に警戒が必要な時期です。
不穏な雲の下、まっすぐのびる千葉県柏市の一本道を車で十数分走ると、激しい雨が降り視界が悪くなりました。天気の急変は、千葉県習志野市や千葉市でも見られました。
16日の関東には発達した雨雲が流れ込み続け、各地で一時、非常に激しい雨が降りました。
午前11時頃、千葉市幕張駅周辺で取材中スタッフが聞いたのは異様な音。
取材スタッフ
「排水ですごい音が鳴っています」
急な雨で排水が追いつかず、水があふれ冠水していました。
千葉市内の別の場所では、排水溝がまるで噴水のようになっていました。
雨だけでなく、風も吹き荒れた16日。埼玉県春日部市では横殴りの雨に、風もかなり強く吹きました。神奈川県横浜市でも天気が急変。高校生たち6人が、1本の傘をシェアして雨をしのいでいました。
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17日にかけても、関東から四国の太平洋側で、大雨となるおそれがあり、土砂災害などに注意が必要です。

“ごみが出せない”住民困惑飲食店も影響、ごみ処理施設火災から4日埼玉県戸田市と蕨市は今【Nスタ解説】

埼玉県・戸田市のごみ処理施設の火災から4日。付近の住民はきょうもごみが出せませんでした。“夏の暑い時期に収集されないごみ”。街は今どうなっているのか取材しました。
ごみ処理施設火災各地で相次ぐ
井上貴博キャスター: 埼玉県戸田市のごみ処理施設で火事があった影響で、戸田市と蕨市の全域でごみの収集が停止しています。
この火事は7月12日、戸田市の「蕨戸田衛生センター」のごみ処理施設で起きたもので、ごみを運ぶベルトコンベアから出火したとみられていて、14日~16日までごみの収集が一時停止しました。
収集できないごみが溜まり、住民からは困惑の声があがっています。このような場合、近隣の自治体にごみの収集を協力してもらうこともできるのですが、実は戸田市、蕨市の隣に位置する川口市のごみ処理施設でも1月に火災が発生し、現在も修繕工事中で、近隣の自治体などで処理をしてもらっている状況で、費用は約70億円にものぼっているというのです。
川口市のごみ処理施設の火災の原因はまだ特定されておらず、8月にようやく現地調査が始まり、9月~10月にゴミ処理を再開できるかどうかという状況だということです。
なお、戸田市と蕨市のごみについては近隣自治体と調整し、17日から回収を再開するということです。
火災の原因で多いのは『リチウムイオン電池』
東京消防庁によると、ごみ処理施設の火災は都内でも相次いで発生しています。
【東京都内ごみの火災発生件数(2023年)】 ・ごみ処理関連施設:25件 ・ごみ収集車:41件 (東京消防庁HPより 稲城市と島しょ部を除く)
原因は、『リチウムイオン電池関連』が多いということが明らかになっています。
リチウムイオン電池は暮らしの中の様々な場所で使われているものです。
【リチウムイオン電池が使われる主な製品】 ・スマホ、パソコン ・モバイルバッテリー ・ハンディファン ・電動シェイバー ・電動の歯ブラシ ・ワイヤレスイヤホン 適切に処分しないと火災につながる可能性
不要なリチウムイオン電池の適切な処分方法について、ごみ清掃芸人のマシンガンズ滝沢秀一さんに聞いたところ▼自治体が設置した回収ボックス▼不燃ごみに出す(自治体による)▼家電量販店などにある回収ボックスなどがあるということです。
タレント・プロゴルファー 東尾理子さん: 私は絶対に燃えるごみに入れてはいけない電池系のごみをまとめて捨てるようにしています。でもなかなか(回収ボックスなどに)行く機会がないので、電池系のごみは溜まってしまいますね。
ごみ清掃芸人に聞いた『リチウムイオン電池』の適切な処理方法
井上キャスター: ごみ清掃芸人のマシンガンズ滝沢秀一さんに『リチウムイオン電池の注意点』を聞きました。
【リチウムイオン電池の処理について】 ・他の不燃ごみと別の袋にいれる、袋に「リチウムイオン電池」と書く ・危険なので製品を分解して電池を取り出さないこと ・「塩水で濡らして捨てる」という説もあるが危険なのでやめること
電池以外のごみの処理方法についても聞きました。
<菓子や海苔などに使われる石灰乾燥剤> ・「燃えるごみ」 ・ただし水に濡れないように注意。発火する可能性も
<保冷剤> ・「燃えるごみ」 ・保冷剤の中身は「吸水ポリマー」。キッチンに流すとつまりの原因に
<匂いのついた石けんや洗剤の「箱」> ・「燃えるごみ」 ・匂いのついた箱はリサイクルできません
========== <プロフィール> 東尾理子さん タレント・プロゴルファー 米フロリダ大学卒業3児の母 不妊治療の経験を積極的に発信

元園長ら2人を在宅起訴=うつぶせ寝で男児窒息死―東京地検

東京都世田谷区の認可外保育施設「託児ルームバンビーノ」(閉園)で2023年12月、うつぶせの状態で寝ていた生後4カ月の男児が死亡した事故で、東京地検は16日、業務上過失致死罪で、元園長の男(59)と、長男の元職員(24)を在宅起訴した。認否は明らかにしていない。警視庁が今年3月に書類送検していた。
地検によると、元園長は23年12月13日、安全な寝かせ方に関する指導を徹底せず、元職員は窒息の危険があるのに、男児をうつぶせの状態で布団に寝かせ死亡させたとされる。
在宅起訴を受け、亡くなった男児の遺族は「裁判で事故の背景や経緯が明らかになり、同様の事故が二度と発生しないための教訓となることを願う」とのコメントを出した。 [時事通信社]