安倍氏追悼の献花台、トラブル続きで厳戒の手荷物検査 過去2回とも逮捕者や小競り合い

安倍晋三元首相が令和4年7月、奈良市内で参院選の応援演説中に銃撃され死亡した事件は8日、発生から丸3年となり、現場には今年も献花台が設けられた。過去の現場ではトラブルも相次いで起きており、訪れた人に対しては入念な手荷物検査が実施された。
献花に訪れたのは昨年に続き2度目という大阪市の大学4年、新武大悟さん(22)は「『天国から見守っていてください』と思って手を合わせた」と語った。また、10月に始まる山上徹也被告(44)の裁判について「被告本人がどんな思いだったのか真実を言ってほしい。騒動などが起きることなく、スムーズに進んでほしい」とし、「要人警護についても見直すきっかけになれば」と話した。
献花台が設置された令和5年7月には、近くで拳銃を模したものを振り上げたとして男が現行犯逮捕。6年もヘルメット姿の不審者と警察官との小競り合いが発生するなど、トラブルが続いていた。

モンゴル訪問中の両陛下、歓迎式典に出席 大統領夫妻と懇談

国賓としてモンゴル訪問中の天皇、皇后両陛下は8日午前、ウランバートル中心部のスフバートル広場で歓迎式典に臨まれた。出迎えたフレルスフ大統領夫妻と握手。巨大なチンギスハン像の前では笑顔で手を振り、集まった人々の歓迎に応えた。
広場にはよろいを着て馬に乗った儀仗(ぎじょう)隊が列を作った。騎馬民族の歴史を感じさせる雰囲気の会場に、両陛下は車で到着。大統領夫妻の出迎えを受けると、民族衣装の子供たちから花束を受け取った。
両国の国歌演奏に続き、天皇陛下と大統領は整列する儀仗隊を巡閲した。両陛下に紹介されたモンゴル要人の中には大相撲で活躍した元白鵬の白鵬翔さんら、元横綱3人の姿もあった。
広場から階段で続く政府庁舎前にチンギスハン像がある。両陛下そろって階段を上ると、像の前で一礼。振り返ってにこやかに手を振った。
その後、政府庁舎に入り、ゲストブックに記帳。庁舎内に賓客応接用として設けられているゲル(テント)の中で、大統領夫妻と懇談した。
元横綱3人は歓迎式典の終了後に取材に応じた。式典では小雨が降っていたが、水が貴重なモンゴルでは雨は縁起がいいとされており、元日馬富士のダワーニャム・ビャンバドルジさんは「今日はお会いできて、本当に光栄の思い。雨も降って、国民も大変喜んで、感激しております」と話した。
亡くなった父の指輪を着けてきたという白鵬さんも「モンゴルに来ていただいてうれしく思います」と喜んだ。元朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジさんは終始、満面の笑みを見せ「モンゴル人として誇りに思います」「感無量です」と話していた。
【ウランバートル山田奈緒】

悪石島、第3陣の5人が島外に避難へ 活発な地震活動続く

強い地震が続く鹿児島県十島村の悪石(あくせき)島について、久保源一郎村長は8日に記者会見し、第3陣となる島外避難を実施すると明らかにした。避難を希望しているのは20~70代の島民5人(8日午後5時時点)で、9日朝の村営フェリーで鹿児島市に向けて出発する。悪石島からの避難者は計49人となる。
トカラ列島近海では6月21日以降、活発な地震活動が続いており、8日午後5時までに観測した震度1以上の地震は1688回。3日には最大震度6弱の揺れを観測し、その後も最大震度5強や5弱の地震が相次ぐ。
村は希望する住民を村営フェリーで鹿児島市に避難させることにし、これまでに悪石島から第1、2陣で計44人、小宝島からは15人が自主避難していた。
悪石島では8日午前にも震度4の地震があった。【山口響、岡村崇】

《戦慄動画の存在》「言えないことがあるの」「うるせえんだよ、死んでくれ…」和久井学被告(52)が25歳女性の髪を掴んで引きずりメッタ刺しに【新宿タワマン殺人・初公判】

東京・新宿区のタワーマンションの敷地内で2024年5月、当時25歳だったガールズバー店経営者の女性・Aさんが刃物で刺され、殺害された事件。殺人などの罪に問われ起訴されていた川崎市在住・配送業の和久井学被告(52)の裁判員裁判の初公判が、7月4日に東京地裁で開かれた。被告は冒頭で、「間違いありません」と起訴内容を認めた。
事件現場となったのは、Aさんが住むタワーマンションのサブエントランス前だった。周辺に設置された3台の監視カメラには、被告がAさんを殺害するまでの様子が克明に記録されていた。【前後編の後編。前編から読む】
髪を掴み、マンションのサブエントラランスまで引きずって…
検察側・弁護側双方の冒頭陳述が終わると、検察側が事件当日の事実関係について確認した。
犯行日の前日となる2024年5月7日、Aさんは21時30分ごろから翌8日の午前2時58分ごろまでライブ配信をしていたという。配信の冒頭で、Aさんは「ライブが終わったらコンビニに行こう」と発言。被告はそれを聞いて21時58分ごろ、車で川崎の自宅を出発した。
8日の0時15分ごろには、Aさんは被告の名字とあだ名を呼んで、「画面録画してたんだって、超キモイよね。まあパクられたからいいけど」などと発言。被告人はマンション周りを移動し、配信終了直前となる2時55分、マンション前に停車していたことが、被告の車のカーナビの履歴からわかっている。
ライブ配信終了後、Aさんは自宅であるタワーマンションの一階部分に併設されているコンビニへ向かった。コンビニから出てきたAさんに、果物ナイフを持った被告が話しかけた。2人の様子は、マンション施設に設置されていた3台の防犯カメラに映像として残っていたという。その様子を、検察側は次のように説明した。
「被告人がAさんに話しかけたあと、Aさんは走って逃げ出した。Aさんが転倒すると、被告人はAさんを捕まえ、髪を掴みサブエントランスまで引きずって移動した」
その防犯カメラ映像が、法廷内で再生された。傍聴人は見ることができない。裁判員らが眉をしかめて映像を確認するなか、和久井被告はいっさい表情を変えず、鋭い眼光でモニターを見つめていた。
目撃者が撮影していた「殺害時の動画」
検察官が続ける。
「Aさんは手にしていたトートバックを投げたが、被告人はAさんをサブエントランスまで30秒ほど引きずった。何度か言葉を交わした後、少なくとも15回、Aさんに向かってナイフを振り下ろしました」
現場となったサブエントランス前には、複数の人が集まっていたという。ある目撃者がスマートフォンでその様子を動画撮影しており、その動画に、2人の会話内容が残っていたという。以下は、犯行直前に2人が交わしたとして、検察官が読み上げたやり取りだ。
Aさん「ねえ、ほんと話を聞いて。言えないことがあるの」 和久井被告「嘘つくな」 Aさん「ほんと、そうなの」 和久井被告「うるせえんだよ」 Aさん「やめて、やめて、やめて」 和久井被告「死んでくれ」
そして、被告はAさんに向かってナイフを振り下ろしたという。その直前までの映像も、法廷内で再生された。
Aさんには心臓・両肺・脊髄・胃などに何箇所もナイフの傷が残っていた。被告は持っていた1本目の果物ナイフが折れると2本目を取り出し、何度もAさんに突き立てたという。
和久井学被告は7月9日の公判で、自ら弁明するという。
(了。前編から読む)

“学歴詐称・卒業証書”疑惑も何のその、田久保市長が「ピンクジャケット再出馬会見」で示した“勝算”

「必要な手続きを終えましたら速やかに辞任をいたしたい。市民のみなさまの判断を仰ぐために私は再度、市長選に立候補をしたいと考えています」
7月7日の「七夕」の夜、自身の学歴詐称疑惑に関する会見を開いた、静岡県伊東市の田久保真紀市長。市議会で全会一致で可決された辞職勧告決議を受けて辞任を決めるも、再び行われる市長選挙への“出直し”出馬を明言した。
初当選後の市広報誌にも掲載された「東洋大学法学部卒業」の最終学歴が、実は「卒業」ではなく「除籍」だったことを告発され、一度は“怪文書”と退けながらも後に「事実」と認めた田久保市長。
それでも「詐称ではない」として、伊東市議会・中島弘道議長によって「偽物」と断じられた“卒業証書”も、公職選挙法違反で刑事告訴されたことを踏まえ、静岡地検に“証拠”として提出する意向も示している。
会見では、田久保市長の「私の中では本物」とする“卒業証書を披露する”、また“本物と比較する”との提案も報道陣から挙がるも、代理人弁護士と共に全て拒否。また入手経路についても「記憶が曖昧」と濁してみせた。
「ピンク色のジャケット」に違和感
全国紙・社会部記者は、市長の会見に何やら「違和感」を覚えたという。
「肝心な部分は“調査を委ねる”を連発し、論点をずらした回答を続けた。一方で、市長選への“再出馬”にはカメラを真っ直ぐ見据えて意思表示するなど、禊はもう済んだとでも言わんばかりの、“再出発”をアピールするための会見にも見えました。
それを象徴したのがピンク色のジャケット。謝罪や釈明なら黒色を着るところ、すでに彼女の“前向き”な気持ちが表れていましたね」
というのも学歴に“偽り”があったとはいえ、5月25日の伊東市長選で14684票の“民意”を得て当選した田久保市長。それまで2期、8年間にわたって市長を務めていた現職・小野達也前市長を破っての初当選だった。
「市長選の争点になったのが、約42億円の建設費用を投じての建設予定だった“新図書館計画”の是非。そしてもう一つ、田久保氏が市議時代から継続して反対運動を行なってきた、訴訟問題にも発展していた、市内におけるメガソーラー(大規模太陽光発電所)パークの建設計画です。
小野前市長も、初当選時(2017年)からメガソーラー計画自体には反対意思を示すも、翌年には“許可要件を満たしている”と法的には問題ないとばかりに事業許可を出しています。この“ダブルスタンダード”とも言える市政が怒りを買い、市民が“新しい風”を欲したとも言えます」(前出・記者、以下同)
再選の“勝算”があっての辞任か
市長選で「無所属」と謳っていた小野市長だが、実際には「自公推薦」での出馬だった。
「2023年の市議選で“滑り込み”の最下位当選だった田久保氏が、小野前市長との一騎打ちで勝てたのは、ひとえに反対派の市民を味方につけることができたからこそ。
そんな実績があるからこそ、再選される“勝算”があっての辞任なのでしょう。もしくは尽力してきた反対運動がメディアで、全国民に注目されれば、また別の有志が引き継いでくれたら、それで本望なのかもしれません」
再び行われるであろう伊東市長選。市民の願い事は、次こそ“まともな候補者”が出てくることか。

運送会社「軽急便」元所長ら逮捕、荷物とともに荷主従業員を無許可運送疑い 全国初摘発

依頼された荷物を貨物自動車で配達する際、依頼元の従業員を車に同乗させて無許可で人を運んだとして、警視庁交通捜査課は道路運送法違反の疑いで、運送会社「軽急便」(名古屋市中区)東京営業所元所長、橋川達哉容疑者(32)=埼玉県越谷市=ら2人を逮捕し、法人としての同社を8日、書類送検した。橋川容疑者は「得意先の要望に応え、専属的な契約を結ぶためだった」と容疑を認めている。
貨物運送業者が荷主を助手席などに同乗させて荷物とともに運ぶ「同乗案件」の摘発は全国初という。
軽急便は、軽ワゴン車などで荷物の配達を行う運送会社。同課によると、同社東京営業所では電気機器メーカー2社から依頼を受けてテレビモニターや作業用工具を配達する際、配達先で作業を行うメーカー従業員を助手席に乗せて荷物とともに運送していた。
自動車で人を有償で運ぶ場合は、国に「一般旅客自動車運送事業」の許可を得る必要があるが、軽急便は同事業の許可を得ていなかった。同社は平成31年以降、メーカー2社から違法営業によって計約1億円を得ていたとみられる。
橋川容疑者の逮捕容疑は共謀の上、昨年3月、国の許可を得ずに、依頼主の需要に応じて有償で人を運ぶ事業を計10回行ったとしている。交通捜査課は、軽急便東京支店長とドライバー、電気機器メーカーの契約担当者ら計10人も道路運送法違反や同幇助(ほうじょ)の疑いで書類送検した。
無許可営業「リスク多い」
軽急便などが届け出や許可取得を行っている「貨物自動車運送事業」は、タクシーなどが有償で人を運ぶために許可が必要な「一般旅客自動車運送事業」とは異なる。そのため、軽急便のような貨物運送業者や引っ越し業者などが、依頼主を行き先まで同乗させることは無許可の営業として違法になる。
本来、依頼主は貨物自動車に同乗せず、自家用車やタクシーなどで移動することが必要。交通捜査課によると、軽急便は郊外の支店では「同乗案件」を行っていなかったが、東京近郊においては需要に応じて依頼主の従業員を同乗させていた。東京近郊では駐車場代などが高額になるため、依頼主側も「同乗案件」によって経費を削減できるメリットがあったとみられる。
捜査幹部は「金銭を受け取って人を運送するためには免許や許可が必要」と指摘。「乗る側も幇助罪に問われる可能性があるだけでなく、事故が起きた際の補償問題など、多くのリスクがあることを理解する必要がある」と話している。

石丸伸二に「再生の道」参院選候補者が苦言「マイペースすぎる」「遊びまわって…」【音声入手】

〈 石丸伸二氏(42)「買収疑惑」釈明会見で明かされた“新事実” 〉から続く
石丸伸二氏が代表を務める地域政党「再生の道」。国政進出を目指し、10人を擁立して参院選に挑んでいる。だが、石丸氏が一手に担う党運営の現状に、内部からは不満が噴出しているようだ。
6月8日、再生の道の参院選比例候補者・小林学氏(51)は、YouTubeに登場し、石丸氏への思いの丈を50分以上にわたりぶちまけていた。アーカイブは残されていないが、今回、『 週刊文春 』はその音声を入手した。
「深夜、YouTubeチャンネルに『ボカシ』というニックネームで小林さんが登場した。視ていた人数はごく僅かでしたが、誰もが視聴できる空間だったので、驚きました。『ボカして話します』と、登場人物も隠語で呼んでいましたが、たとえば石丸さんを“師匠”や“社長”と、誰が聞いても分かる隠語で呼んでいた。石丸さんへの評価などについて、かなりぶっちゃけていました」(動画視聴者)
「HPもまだないんですよ」
例えば、石丸氏の仕事ぶりについてこう苦言を呈していた。
「師匠ね、合わせてくんないんですよね。マイペースすぎるから。困ってることとか、言っても合わせてくれない。(党の)ロゴとか本当は2月に出すって言ってたんですよ、記者会見で。だけど出てきたのはこの間の5月の終わりじゃないですか。みなさん気づいているか分かりませんけども、HPもまだないんですよ。それも師匠が握りっぱなしです」 (党公式HPはその後6月16日に公開)
「遊びまわってるんじゃないかって思わなくもないくらいなんです。(中略)ロゴだったりHPだったり、もうちょっと早くできるだろって。でもなにもしないから…」

石丸氏の組織の”社長”として適正があるかの話題になると、「もうぶっちゃけ…」と切り出し――。
現在配信中の「 週刊文春 電子版 」では、動画内での小林氏の発言や石丸氏による党運営の実態、そして小林氏の直撃取材について詳報している。 合わせて小林氏の赤裸々トーク を音声公開している。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル)

「人が倒れ全く動かない」50代くらい男性が水門の上で死亡、首にひも状の痕 兵庫・明石

8日午前5時5分ごろ、兵庫県明石市大久保町高丘付近の池の水門上で「人が倒れている。全く動かない」と通行人の70代女性から119番があった。兵庫県警明石署によると、50代くらいの男性がうつ伏せの状態で倒れており、その場で死亡が確認された。
男性は作業着のような服を着て、首にはひも状のもので絞められたような痕があった。同署は男性の身元確認を進めるとともに、事件の可能性も視野に捜査を進めている。
現場は、JR西明石駅の北約4キロの「岩蛇池」。

新潟・上越の市長、高校時代過ごした兵庫・三田市のコメ「まずい」と発言…抗議受け謝罪

新潟県上越市の中川幹太市長が今月、高校時代に住んでいた兵庫県三田市で食べた米を「まずい」「おいしくない」と相次いで発言したとして、三田市の田村克也市長が7日、「発言はふるさと三田を侮蔑(ぶべつ)する倫理観に欠けるものだ」などと記した抗議状を中川市長に送った。
上越市によると、中川市長は1日、ふるさと納税専門官に委嘱状を交付した際の懇談で、三田市などで生産される酒米「山田錦」で醸造した酒がおいしいと語った後、「でも、米はまずいんですけどね」と発言。3日には、上越市内の専門学校生に対する特別授業の中で「(三田の)米についてはあまりおいしくない」と語ったという。
田村市長は、新潟県内の報道機関から取材を受けて一連の発言を知った。抗議状では「三田米はふるさと納税の返礼品としても多くの人に選ばれている」とした上で、「三田米の価値を不当におとしめた」「農業者を愚弄(ぐろう)した」などと批判し、謝罪などを求めた。
中川市長は抗議を受け、「三田市並びに市民の皆様に不快な思いを抱かせてしまったことについて、心から深くおわび申し上げます」とのコメントを出した。

山上被告「(事件当時は)どうしようもなかった」 旧統一教会への“強い恨み”変わらず 安倍元総理銃撃事件から3年

安倍晋三元総理が奈良市で銃撃された事件から8日で3年です。山上徹也被告(44)は関係者に対し、事件当時について「どうしようもなかった」と話しているということです。
2022年7月、奈良市で参院選の応援演説中だった安倍元総理が銃撃されて死亡した事件では、山上徹也被告が殺人や銃刀法違反などの罪で起訴されています。
殺人罪の成立に争いはなく、裁判での主な争点は、旧統一教会の影響を量刑上どう判断するかや、銃刀法違反の成否になる見通しです。
関係者によりますと、山上被告は、公判前整理手続きの長期化を冷静に見ているということです。
また、旧統一教会への強い恨みは変わらないとされ、関係者に対し、事件当時について「どうしようもなかった」と話しているといいます。
初公判は10月の予定で、関係者によりますと、奈良地裁は年内に審理を終え、年明けに判決を言い渡す日程で調整を進めているということです。