東京都人事委員会は3日、「就職氷河期世代」を対象にした今年度の都職員採用試験の応募状況を発表した。計20人の募集に1142人が応募し、応募倍率は前年度より0・3ポイント増の57・1倍となった。
都は、就職氷河期世代への支援策として、2020年度から毎年、1970年4月2日~1986年4月1日に生まれた人を対象にした採用試験を実施。大卒程度が対象の「I類B」と、高卒程度が対象の「Ⅲ類」で、それぞれ10人程度を採用している。
都によると、今年度の申込者数は「I類B」が641人、「Ⅲ類」が501人。倍率はそれぞれ64・1倍(前年度比3・3ポイント減)、50・1倍(同4・0ポイント増)となった。今後、適性検査や面接を行い、12月11日に合格者を発表する。
両陛下、来月再び万博へ=京都も訪問―宮内庁
宮内庁は3日、天皇、皇后両陛下が10月4~6日の日程で、国際会議や大阪・関西万博のパビリオン視察などのため、京都府と大阪府を訪問されると発表した。両陛下の万博訪問は4月に続き2度目。
同庁によると、両陛下は10月4日、新幹線で京都市入りし、府立植物園を視察する。5日には同市の国立京都国際会館で開かれる「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム」開会式に出席し、桂離宮も見学する。
6日には大阪市の大阪・関西万博会場に移動。国連パビリオンなどを訪れ、夜に特別機で帰京する。 [時事通信社]
【速報】沖縄・南城市沖でパラグライダー落下、男女2人救急搬送 男性は死亡
3日午後1時25分ごろ、沖縄県南城市知念安座真のあざまサンサンビーチ沖で「パラグライダーが落下し、動きがなく、浮いている」と目撃者から118番通報があった。
中城海上保安部によると、40代男性と20代女性が午後2時過ぎ、心肺停止状態で救急搬送された。男性は午後2時55分ごろ、搬送先の病院で死亡が確認された。
男性はパラグライダー運行会社の社員で、女性は利用客だった。ビーチから約80メートル沖合の海上に落下したという。中城海保が詳しい事故原因を調べている。
茨城県・栃木県で猛烈な雨 記録的短時間大雨情報
栃木・茨城県境付近で局地的に雨が強まっています。
茨城県結城市・栃木県小山市付近では1時間に100mm以上の猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表しました。低地の浸水や土砂災害等に警戒してください。
気象庁が記録的短時間大雨情報を発表
▼茨城県で猛烈な雨
18時00分までの1時間に、
結城市付近で約120mm(解析雨量)
▼栃木県で猛烈な雨
18時00分までの1時間に、
小山市付近で約110mm(解析雨量)
記録的短時間大雨情報とは
その場所で数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測・解析をしたときに、気象庁が発表するものです。その基準は、1時間雨量歴代1位または2位の記録を参考に、概ね府県予報区ごとに決められています。
この情報が発表された地域の周辺では、災害の発生につながるような猛烈な雨が降っていることを意味しています。地元自治体の発表する避難に関する情報に留意し、早めの避難を心がけてください。
昨年衆院選、「合憲」確定へ=弁論開かず26日判決―「1票の格差」訴訟・最高裁
「1票の格差」が最大2.06倍だった昨年10月の衆院選は投票価値の平等を定めた憲法に違反するとして、弁護士グループが選挙無効を求めて全国14の高裁・支部に起こした訴訟の上告審で、最高裁第2小法廷(尾島明裁判長)は3日、判決期日を26日に指定した。結論変更に必要な弁論が開かれないため、全ての高裁・支部が「合憲」とした判断が確定する見通し。
最高裁は違憲判断を示す場合などに審理を大法廷に回付するが、同小法廷は今回のケースは当たらないと判断した。 [時事通信社]
「気をつけろ」首相官邸HPから埼玉県知事を脅迫か 容疑で43歳逮捕
首相官邸ホームページに大野元裕・埼玉県知事を脅す文章を送信したとして、県警は3日、東京都杉並区阿佐谷北5、自営業、高尾周二郎容疑者(43)を脅迫容疑で逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は7月8日午前9時25分ごろ、スマートフォンで首相官邸ホームページの「ご意見募集」フォームに、「県知事も気をつけろよ。寝首をかかれないように気をつけろ」などと書いた文章を送信し、大野知事を脅迫したとしている。
県警によると、同10日に県警へ情報提供があり、発信元を捜査した結果、高尾容疑者が浮上。「外国人の違法行為などに憤りを感じるようになった」と話しており、文章には違法行為に関する不満が記載されていたという。「首相官邸ホームページのフォームには毎日のように過激な文章を送っていた」とも話しており、県警が調べている。【加藤佑輔】
角川元会長、来年1月判決=五輪汚職、改めて無罪主張―東京地裁
東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会組織委員会元理事の高橋治之被告(81)=受託収賄罪で公判中=側に賄賂を渡したとして、贈賄罪に問われた出版大手「KADOKAWA」元会長の角川歴彦被告(82)の公判が3日、東京地裁(中尾佳久裁判長)であった。弁護側の最終弁論が行われ、角川被告は最終意見陳述で改めて無罪を主張した。審理は終結し、判決は来年1月22日に指定された。
検察側は角川被告に懲役3年を求刑している。
弁護側は最終弁論で、角川被告の故意や共謀を裏付ける証拠は一切存在しないとした上で、「誤った見立てに沿って、執拗(しつよう)な取り調べで作り上げた断片的な供述を基に強引に起訴した」と捜査を批判。「無罪以外にあり得ない」と主張した。
角川被告は最終意見陳述で「検察の主張する起訴事実は全く身に覚えがない」と説明。「私は無罪です。これは冤罪(えんざい)です」と訴えた。 [時事通信社]
各地を襲う“ゲリラ雷雨”関東に線状降水帯発生のおそれ「台風15号」今夜にも発生し6日にかけ列島横断か
関東の1都5県に線状降水帯が発生するおそれがあります。さらに、台風15号発生のおそれも出てきました。
突然、空気を切り裂くように轟く雷鳴。栃木県では大雨とともに雷も局所的に発生しました。
「ひさし」から滝のように流れ落ちる大雨。栃木県那須烏山市では午後3時ごろ、突然、激しい雨が降り始めました。撮影者は…
撮影者 「バケツをひっくり返したような雨でした」
報告 「先ほどまで晴れていましたが、突如、大粒の雨が降り始めました」
宇都宮市でも午後3時前、突然、前方の景色がかすむほどの大雨が降り出しました。
きょう(3日)は列島の広い範囲で大気の状態が不安定に。天気の急変が相次ぎました。
きょう、北陸や東北では秋雨前線の影響で、午前を中心に雨が降りました。新潟では床上浸水の被害も。
また、北日本から西日本では大気の状態が非常に不安定となっていて、関東地方できょうの夜にかけて線状降水帯が発生し、大雨による災害発生の危険も。
気象庁気象監視・警報センター 長田栄治予報官 「雨が強まる時間帯がちょうど夕方から夜の時間帯という、帰宅時間にも重なる可能性があります」
一方、東京都心は午前中から「猛暑日」に。これで今年は28日目となり、年間の過去最多をまたも更新しました。
東北から九州を中心に各地で猛烈な暑さが続いた日本列島。猛暑続きで農作物に異変が!
キャベツ農家野菜屋総合サービス 小沼香恵さん 「1週間から10日前に植えたキャベツ畑ですが、緑がほとんどない」
雨が降らないため、せっかく畑に植えた苗が枯れた状態に。
キャベツ農家野菜屋総合サービス 小沼香恵さん 「カリカリになっているところはダメかな。このまま雨が降らない状態のところが増えてきたりすると、値段が上がっちゃうような気がします」
“関東の水がめ”と呼ばれる利根川水系の水不足も深刻です。八ッ場ダムの貯水率は9月3日、15パーセントほどに低下。また、利根川上流にある9つのダムの合計貯水率はおよそ40パーセント。国土交通省は節水を呼びかけています。
さらに気になるのが、日本の南にある熱帯低気圧。今夜までに台風に変わる見込みで、いきなり、あす(4日)、九州に接近するおそれがあります。
“猛烈な暑さ”に“突然の大雨”。予測がつかないこの時期の天気に注意が必要です。
日豪、長射程ミサイル協力強化 2プラス2の共同声明原案判明
日本、オーストラリア両政府が5日に開催する外務・防衛閣僚協議(2プラス2)の共同声明原案の概要が判明した。日本が反撃能力(敵基地攻撃能力)に活用する長射程ミサイルとオーストラリアの長距離打撃力の整備に向けた協力強化を明記。自衛隊とオーストラリア軍の指揮統制の連携に向け、司令部間で連絡官を相互派遣する方針を盛り込んだ。外交筋が3日、明らかにした。
オーストラリア海軍の新型艦導入計画を巡り、海上自衛隊の最新鋭護衛艦「FFM」(もがみ型)の能力向上型が共同開発の最有力候補に選定されたことについて「過去最大の日豪防衛産業協力で、大きなマイルストーン(節目)だ」と位置付ける。
福島第一原発の作業員が体調不良で病院搬送後に死亡 体調不良が作業起因かは東京電力が確認中
東京電力は福島第一原発で廃炉作業に従事する40代の作業員が体調不良で病院に搬送され、その後、死亡したと発表しました。
東京電力によりますと、3日午前10時過ぎ、40代の男性作業員が第一原発の免震重要棟に移動中に体調不良を訴えました。
作業員は心肺停止の状態で医療機関に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
この作業員は午前6時ごろから1時間ほど、1号機の大型カバー設置工事の関連作業に従事していたということです。
体調不良が作業に起因するものかどうかなどについて東京電力は確認中としています。