ミャンマーで邦人1人死亡 大地震、40代男性

【ヤンゴン共同】ミャンマーの大地震で最大級の被害が出た中部マンダレーで14日までに、連絡が取れなくなっていた日本人1人の死亡が確認された。日本政府関係者が明らかにした。40代の男性で、倒壊した自宅マンションの下から発見された。今回の地震で日本人の死亡が確認されるのは初めて。
政府関係者によると、死亡が確認されたのは12日。現地入りした家族や大使館職員が身元を確認した。ミャンマー当局に捜索を要請していた。男性のマンションには、他にも中国人ら多くの外国人が住んでいたとみられ、捜索が続けられている。

広末容疑者、落ち着き戻る 検察、起訴の可否判断へ

交通事故後に搬送先の病院で看護師に軽傷を負わせたとして、傷害の疑いで俳優広末涼子容疑者(44)が静岡県警に逮捕されて15日で1週間となる。トップアイドルとして一世を風靡しただけに、勾留先の警察署には連日多くの報道陣が集まり、送検、家宅捜索、勾留請求と進展があるたび各社が速報した。広末容疑者の精神状態が安定せず当初は難航した取り調べは、今は順調に進んでいるとみられ、今後起訴の可否が判断される。
「置かれている状況を理解し始めているように感じる」。広末容疑者の近況を、県警幹部が打ち明ける。広末容疑者は事故後、車から降り走行車線に飛び出しそうになったり、当初の取り調べで大声を出したりと取り乱した状況が続き、捜査関係者は「十分に話が聞けなかった」と振り返る。
逮捕後の取り調べが不十分だったため、勾留が長引いているとみられる。現在は落ち着き、調べが進む半面、連日の報道を目にし「名誉が失われ、相当落ち込んでいるように見える」という。

森友公文書改ざん 開示文書に『4つの番号が欠落』弁護団が財務省に説明求める申し入れ「作成経緯や保存状況など疑義が生じている」

森友学園を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で、改ざんを命じられ自死した近畿財務局元職員の妻に財務省が新たに開示された文書について、弁護団が精査したところ一部のページが欠落していたとして、財務省に説明を求める申し入れを行いました。
近畿財務局の元職員・赤木俊夫さん(当時54)は森友学園への国有地売却をめぐる決裁文書の改ざんを命じられたことを苦に、2018年、自ら命を絶ちました。
俊夫さんの妻・雅子さんは改ざんに関して財務省が任意で検察に提出した文書などを開示するよう求めましたが、財務省は不開示としたため、雅子さん側が提訴。今年1月、大阪高裁は国に対し不開示決定を取り消すよう命じました。
財務省は今後1年をかけて、赤木さんに対して約17万ページに及ぶ資料と電子データを開示する方針を示し、4日、財務省は赤木さんに対して2013年から2016年にかけての森友学園との交渉記録や省内でのやり取りなど、土地取引に関する経緯の文書を約2000ページ分の資料を開示しました。
弁護団が分析したところ、開示された文書には順番に番号が振られているものがありましたが、一部、4つの番号が抜けているものがあったということです。
弁護団はこの番号が欠落していることは不自然だとして、財務省に、番号は「誰の指示でどのような目的で振られているのか」「番号が欠落している経緯やどういった文章が含まれていたのか」などの説明を求める申し入れを14日に行いました。
弁護団は「開示文書の作成経緯や保存状況などについて疑義が生じている。今回のような改ざんを将来に向けて防止し、赤木さんのような犠牲者を二度とうまないように、行政の説明責任が徹底されること、国会などにおいてガイドラインなどの運用に関して議論が行われることを強く求めます」とコメントしています。

海岸に女性保育士遺体、殺人事件と断定し捜査本部設置…勤務先の関係者「真面目な人だった」

13日午前10時10分頃、宮城県岩沼市下野郷の海岸で、通行人から「人が倒れている」と110番があった。駆けつけた警察官が、倒れていた仙台市太白区鹿野、保育士行仕(ぎょうじ)由佳さん(35)を発見し、その場で死亡を確認した。
胸などに複数の刺し傷があり、司法解剖の結果、死因は刃物のようなもので刺されたことによる失血死だった。県警は14日、殺人・死体遺棄事件と断定し、岩沼署に捜査本部を設置した。
県警によると、行仕さんは波打ち際に衣服を着た状態であおむけに倒れており、スマートフォンなどの所持品はなかった。今月12日を最後に行仕さんと連絡がつかなくなったことから、両親らが県警に行方不明者届を出していた。
行仕さんは仙台市内の保育施設に勤務していたという。かつての勤務先の関係者は「苦手なことに一生懸命に取り組む真面目な人だった。亡くなったことは今でも信じられず、本当にショックだ」と悔やんだ。
現場は仙台空港から南東に約3キロ。住宅は建てられない岩沼市の災害危険区域に指定され、東日本大震災の慰霊碑や津波襲来時の避難場所が整備されている。

徳島市内のアパートで50歳女性遺体、殺人の疑いで交友関係があった39歳男を逮捕

今月10日、徳島市内のアパートで50歳の女性の遺体が見つかり、警察は殺人の疑いで39歳の男を逮捕しました。
殺人の疑いで逮捕されたのは、住居不定・無職の豊田和也容疑者(39)です。
警察によりますと、豊田容疑者は先月25日ごろ、徳島市内のアパートで、嘉野真美さん(50)の背中などを鋭利な刃物のようなもので突き刺すなどして殺害した疑いが持たれています。嘉野さんは今月10日、死後数日が経過した状態で発見されました。
豊田容疑者は、嘉野さんの自宅に出入りするなど交友関係があったということで、香川県高松市内のパチンコ店にいたところを警察に見つかり、任意同行されて逮捕に至ったということです。
警察の調べに対し、豊田容疑者は容疑を認めているということで、警察は動機や犯行状況を調べることにしています。

広島の公園で男性死亡 「助けて」と声、殺人か

12日午後10時ごろ、広島県府中町の水分峡森林公園で、利用者の男性から「『助けて』という声を聞いた。(誰かが)もめているのではないか」と110番があった。広島東署の署員が現場で倒れている男性1人を発見、広島市内の病院に搬送されたが、死亡が確認された。同署は、殺人事件の可能性があるとみて捜査している。
署によると、男性は成人とみられ、公園の管理事務所近くで、血を流してうつぶせで倒れていた。署は男性の身元の確認を進めている。
現場はJR天神川駅から北東約2.8キロの山あいにある森林公園で、敷地内にはキャンプ場などがある。

「能登に残るべきか…」被災家族の葛藤 解体予定の家屋に眠る驚きの“価値”とは 震災から1年あまり

能登半島の地震から1年あまり。地震で家も仕事も失った男性が、古材を使ったある取り組みで再起を図ろうとしています。能登の復興のため、そして家族のために奔走する男性を追いました。
能登で見た”原風景”に魅了され東京から移住
3月、東京ミッドタウンで開かれたある展示即売会。人々が手に取るのは…
(購入した人) 「煮物わん。朱の色がいいので」 「岡持ちセット。かわいかったから。デザイン的に昔のものってもうないじゃないですか」 「美しい品々を買いました。完璧なものではありませんが、作り手の精神や歴史を感じました」
去年、能登を襲った地震と豪雨で、壊れて解体される住宅は約4万棟に上っていますが、こうした家とともに捨てられる運命だった家財を持ち主から買い取り、販売する取り組みです。
仕掛け人は輪島市のボランティア団体の代表、山本亮さん(38)。
生まれも育ちも東京。能登との出会いは大学時代にさかのぼります。里山を研究するゼミで輪島市を訪れ、そこで見た風景に心を奪われました。
(山本亮さん) 「かやぶき屋根の風景とか能登瓦の古民家がたくさん立ち並んでいて田んぼがあって。当時の僕はアルバイトしては服を買ったり旅行に行ったり飲み会したり、お金でやりたいことをやるという関係しか知らなかったんですけど、自然に関わることで恵みを得られて、しかもその恵みを自分のためだけじゃなくて大切な家族だったり知り合いだったりのために作ったりシェアする。そうした豊かさがすごいかっこいいなと」
「家族で能登に戻るのが本当にいいことなのか…」
日本の原風景にひかれ、一旦はまちづくりのコンサルティング会社に就職しましたが、能登への憧れを捨てられず、輪島市の地域おこしを仕事に選び移住。
その後、地域全体を一つの宿泊施設に見立て、かやぶき屋根の古民家と郷土料理で観光客をもてなす「里山まるごとホテル」を開業しました。しかし…
(山本亮さん)去年4月 「これだけ壁が落ちたり天井が落ちたり。これ全部ごみです」
ホテルとして使っていた古民家は、地震で大きな被害を受け廃業。自宅も半壊となり、妻と子どもは金沢に引っ越しました。
それでも1人で能登に残った山本さん。ホテルの敷地を解体業者に貸すほか、ボランティアの紹介で手数料をもらうなどして生計を立てながら、街の復興に取り組んでいます。
(山本亮さん)去年4月 「家族として戻ってこられる能登になるかはまだ分からない。来年子どもが小学生になるんですけど、戻ってきて通わせることが本当にいいことなのか、彼にとって。でも彼自身は能登が大好きで能登に戻りたいって言ってくれていて、じゃあどういう未来がつくれるのか」
能登の家屋に眠る“価値”を復興の力に
こうした中思いついたのが、公費解体を待つ家屋の有効利用。1軒数万円で買い取り、日用品や家具などを販売するだけでなく、築100年を超えるものも少なくない能登の家そのものの再利用も目指しています。
(山本亮さん) 「建具には漆が塗られている。あと畳の下の床材にも漆が塗られているんですね。とにかくふんだんに漆が使われてるのが能登の古民家の一つの特徴で」
単なる解体ではすべて廃棄物として処分されるところを少しでも後世に残そうという取り組み。これができている背景には、被災した建物の解体が遅れ、そのまま残されている皮肉な現実もあります。
将来的には古材を建築材料として再利用してもらう構想もあります。
(山本亮さん) 「住宅メーカーの家が立ち並ぶ能登ではなく、こうした古材を利活用してデザインを考えた家がちょっとでも増えたら」
そして3月。まだ使える日用品などの販売会を東京で開いたのです。
展示会の開催に協力した名古屋出身のデザイナー鈴木啓太さんは。
(鈴木啓太さん) 「能登というと漆塗りのイメージがあるかもしれませんが、そういうものだけではなくて面白い生活の道具がたくさんあります。これは農作業で使う『かご』ですけど、こうした細く竹を割く技術は日本からほとんどなくなっていると言ってもいいと思います。非常に美しい工芸品のようなものだと思います」
山本さんは、能登への注目がどんどん薄れる中、行動を進めなければ未来はないと考えています。
(山本亮さん) 「今能登では『去年の今頃よりもつらい』と言ってる人たちが多いんですね。この先能登ってどうなっていくんだろうと。今人と人の顔の見える関係をたくさん作っていくことによって(能登に)行こうと思える人を増やすことが大事」
能登に残るか金沢に移住か 家族の決断
山本さん一家は地域の人々にとっても特別な存在です。
谷内信子さん(78)は山本さんが東京から移住した頃からの付き合いで、山本さんの長男・泰生くんが金沢から帰ってきたときは必ず顔を見に行きます。
(谷内信子さん) 「(泰生くんが)小さいときはいつも家に泊まっていました。いちゃけなくて(かわいくて)どうにもならんです」
輪島市では地震の後、人口の約3割が流出したと推定される中、山本さん家族の選択は…
泰生くんの小学校入学にあわせて金沢との2拠点生活をやめ、家族3人もう一度、輪島市で暮らすことにしたのです。
(山本さんの妻・晶子さん) 「ちょうど金沢の暮らしも慣れてきたところだったので、結構迷いはあったんですけど。金沢で心配なく暮らせるからといって街の暮らしを選んだとしても、そこで友達もできて楽しいけど、便利だから幸福度が高いかというとそれは違うんだなと金沢に出て思った」
偶然にも谷内さんと同じ仮設住宅でした。
(谷内信子さん) 「泰生と一緒になるなんて。お泊まりに来れるかな?」 「なんか元気出た、泰生見たら」
能登を襲った地震から1年あまり。復興の道筋は見えてきませんが、住民同士の絆を取り戻す動きは少しずつ進んでいます。
CBCテレビ「チャント!」2025年4月9日放送より

高齢男性をひき逃げか…ペルー国籍の男逮捕 男性は重体 群馬

11日、群馬県・大泉町の県道で高齢男性を車ではねてそのまま逃走したとして、警察はペルー国籍の男を逮捕しました。男性は今も意識不明の重体です。
警察によりますと、ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは、群馬県・大泉町に住むペルー国籍の自称アルバイト、ラナスカ・ウエハラ・ホスエ・エイキ容疑者(24)です。
ラナスカ容疑者は11日午後8時半ごろ、大泉町朝日の県道で乗用車を運転していたところ、道路を歩いて渡っていた深町 宣司さん(83)をはねてケガをさせた上、救護措置をとらずにその場から逃走した疑いなどがもたれています。
深町さんはその後、別の車にもひかれ、病院に搬送されましたが、頭や腰を骨折し、現在も意識不明の重体です。
現場は片側一車線の見通しの良い道路ですが、横断歩道はありませんでした。
防犯カメラや聞き込みなどの捜査でラナスカ容疑者の関与が浮上し、逮捕に至ったということで、警察の調べに対し「ぶつかったのは動物だと思った」と容疑を一部否認しているということです。警察で当時の状況を詳しく調べています。

大阪・関西万博スタート=「いのち」テーマに半年間―158カ国・地域が参加

大阪・関西万博が13日、大阪市の人工島「夢洲」で開幕した。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、10月13日まで184日間の会期が始まった。国内の万博では過去最多となる158カ国・地域が参加し、医療、科学などの最新技術や独自の文化を発信する。世界の分断への懸念が高まる中、政府は万博を通じ、次世代に平和や協調のメッセージを伝えたい考えだ。
大規模な万博が国内で開催されるのは2005年の愛知万博以来で、大阪では1970年以来55年ぶり2回目。
午前9時の開場に先立ち、東側の入場ゲートでは、日本国際博覧会協会の十倉雅和会長(経団連会長)らが出席して開幕式典が行われた。十倉氏は式典後、記者団に「コロナ禍を越えて初めての国際万博だ。各国が一堂に会して、命に向き合う万博にしたい」と語った。
会場は四方が海に囲まれ、主なアクセス方法は地下鉄大阪メトロ中央線か、周辺の専用駐車場で自家用車を降りてシャトルバスに乗り換える「パークアンドライド(P&R)」、主要駅からのシャトルバスに限られる。初日は事前にオンライン予約した約14万人が来場する見込み。早朝から多くの人が訪れ、ゲート前には長蛇の列ができており、混雑の緩和が今後の大きな課題だ。
建設の遅れが問題となっていた海外パビリオンでは、中国やフランスなどが相次いで開館式典を開いた。一方、インドやネパールなど5館は準備が間に合わず、当面閉館となった。ポーランドなど3館も開館式典のため、終日閉館された。
前売り入場券は11日までに約934万枚を販売。修学旅行などの予約分を含めると1100万枚超となったが、目標の1400万枚には届かなかった。協会は閉幕までに2300万枚の売り上げを目指す。 [時事通信社]

開会式会場を設計した「プリツカー賞」建築家、万博のテーマに反発し応募…意識したのは「太陽の塔」

12日に大阪・関西万博の開会式が開かれたEXPOホール「シャインハット」は、国際的な建築家で、文化功労者の伊東豊雄さん(83)が設計した。「文化が耕される場所にしたい」と語った。(高木文一)
「未来社会とは」問う

伊東さんは、「せんだいメディアテーク」や東日本大震災を機に設計した「みんなの家」などの公共建築で知られる。「建築界のノーベル賞」と呼ばれるプリツカー賞を受賞している。
ホールは、黄金に輝く円形の大屋根(直径67メートル)が特徴。内部には円形の舞台を備える。
伊東さんは、万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」への反発心から設計の公募に参加した。万博は未来社会の実験場とされており、先端技術の活用ばかりが強調されないか、危機感を持ったという。
「AI(人工知能)や最先端の映像技術に頼っても、生きる素晴らしさや喜びは満たされないのではないか。『未来社会』に徹底的に逆らってやろうと思った」
頭にあったのが、1970年大阪万博で岡本太郎が手がけた太陽の塔だった。下積み時代、丹下健三が主導した大阪万博の全体計画に関わっていた。当時、丹下が描いた未来都市に憧れたが、建築費の高騰で計画は先細りした。失望し、開幕後は会場にも行かなかった。
結局、大衆に支持されたのは未来都市ではなく太陽の塔だったと感じた。「技術の進化では満たすことができない生命力や自然とのつながりを、人々は太陽の塔に求めたのだろう」
設計にあたり、建築で人に生きる力を与えることに挑んだ。古代の遺跡を思わせるシンプルな形状を採用し、ホールの壁には短冊状の白い布を重ねて貼る装飾を施した。「手の痕跡」を残し、人の息づかいを感じられる空間にした。黄金の屋根は、太陽の塔の顔を意識して作ったものだ。
「文明は土から離れ、文化は土に近づいていくものだ」と考えている。ホールで祝祭が華やかに幕を開けた後は、参加国や地域の催しがたくさん開かれ、文化を耕す場所になってほしいと願う。
「いのち輝くとは何か。未来社会とは何か。今一度、問い直すきっかけになればいい」と話している。