米関税担当に赤沢経済再生相=石破首相、中小企業支援を指示

政府は8日、トランプ米政権の関税措置を受け、石破茂首相と全閣僚で構成する「総合対策本部」を首相官邸で初開催した。米政府との交渉に当たる担当閣僚に赤沢亮正経済再生担当相を指名。米側に措置の見直しを働き掛けていく。
首相は対策本部で、関税措置について「あらゆる産業に大きな影響を与えかねない」と懸念を表明。「関係省庁と協力、連携の上、政府を挙げて対応してほしい」と強調した。措置の長期化も見据え、中小企業や小規模事業者への支援など国内対策に万全を期すよう閣僚に指示した。
首相は全国約1000カ所の特別相談窓口設置を既に打ち出している。資金繰りや雇用維持に対する懸念が広がっている現状を踏まえ、産業の下支えに努める意向だ。
財務省と農林水産省は8日、米関税措置への対策を検討する省内会議をそれぞれ設置した。
林芳正官房長官は記者会見で、赤沢氏の担当閣僚指名を発表した。「所管分野の状況、本人の手腕や経験などを踏まえて首相が判断した」と説明。米側との交渉に向け、「何が国益に資するか、何が最も効果的かを考えながら取り組んでいく」と語った。
首相は7日夜にトランプ大統領と電話会談。措置の見直しを求めるとともに、担当閣僚を指名して協議していくことで一致した。対面でも働き掛けるため、訪米時期を探る。 [時事通信社]

自称広末涼子容疑者を現行犯逮捕…新東名で追突事故、搬送先の病院で看護師蹴るなどした疑い

静岡県島田市の病院で看護師を蹴るなどしてけがを負わせたとして、県警掛川署は8日、住所不詳の女を傷害の疑いで現行犯逮捕したと発表した。女は自分を俳優の広末涼子(44)だと名乗っており、同署は本人とみて身元の特定を進めている。
発表によると、女は8日午前0時20分頃、島田市の病院で看護師の女性(37)を蹴ったり、腕を引っかいたりしてけがを負わせた疑い。看護師は軽傷とみられる。女は7日午後6時50分頃、掛川市内の新東名高速道路を乗用車で走行中、大型トレーラーに追突する事故を起こし、この病院に搬送されていた。車にはマネジャーとみられる男性も同乗していたという。

転覆の医療ヘリ、医師が語った導入の背景 「救える命のために」

長崎県の離島・対馬から福岡市の福岡和白病院に患者を搬送していた医療搬送用ヘリコプターが海上で転覆した状態で見つかった事故で、同病院での勤務時に医療用ヘリの導入に関わった米盛(よねもり)病院(鹿児島市)の冨岡譲二副院長(63)が取材に応じた。冨岡さんは「離島やへき地に住むことが医療面で不利にならず、どんなところでも安心安全に暮らせることが理想だ。民間ヘリはそのツールの一つ」と語った。
ドクターヘリは運営費を国と都道府県が半分ずつ負担し、主に重症患者に対応している。一方、福岡和白病院が運用している医療用ヘリは2008年に病院が独自に導入した。
冨岡さんは05~13年に福岡和白病院で勤務し、医療用ヘリ導入のプロジェクトリーダーを務めた。その背景の一つとして、当時、対馬では心筋梗塞(こうそく)などの死亡率が島外に比べて数倍高いという状況があったという。
離島では、島外に出る船の便数も限られ、すぐに必要な医療を受けられないことも多い。早期に治療したほうが合併症などのリスクを軽減できるが、病状などによってはドクターヘリが使えない場合があり、冨岡さんは「ドクターヘリの恩恵を受けられない人のために民間ヘリがある」と強調する。
福岡和白病院によると、医療用ヘリの導入以降の搬送件数は年間40~102件。病院と長崎県の壱岐の間を約15分、対馬との間を約40分で移動することができ、離島医療を支える。担当者によると「8割ほどが壱岐・対馬からの搬送になる」という。
壱岐と対馬は、博多港(福岡市)との間に高速船やフェリーの定期便があり、行き来する人も多い。福岡県のドクターヘリは県域を越えるため対応できないが、民間のヘリは柔軟な運用ができる。
冨岡さんが現在、副院長を務める米盛病院でも救急医療用ヘリ「レッドウイング」を運航している。鹿児島県のドクターヘリが対応できない場合に出動する補完的な役割を担い、離島が多い県内の地域医療を支えている。事業としては赤字だが、「救える命のために」と飛び続けている。
今回の事故には冨岡さんも大きな衝撃を受け、「亡くなられた患者らに哀悼の意を表するとともに、今後ヘリに乗る医師らのトラウマにならないようケアも必要だ」と話す。
本来は離島などでも高度な医療が受けられる社会が理想だとするが、現状ではヘリが不可欠だと考える。冨岡さんは「事故は本当に残念。民間の医療機関がヘリを運航するメリットはあり、この瞬間も対馬で治療できない人がいるかもしれない。事故で事業が途絶えることがないよう祈る」と語った。【宗岡敬介】

選択的夫婦別姓で日本はどう変わるのか?「子どもの約50%が反対」専門家が“杜撰な法案”の危険性と指摘するワケ

◆選択的夫婦別姓で日本はどう変わるのか? 選択的夫婦別姓というと、2025年3月8日の「国際女性デー」に合わせ、市民団体が9日に都内で開催した集会で「男は黙れ 男は黙れ 男が産めるのうんこだけ」のコールで物議をかもしたのが記憶に新しい。集会には社民党首の福島瑞穂氏や前東京都武蔵野市長で立憲民主党の松下玲子氏、共産党の吉良佳子氏ら現職の国会議員も参加した。 立憲民主党の野田佳彦代表は、「国際女性デー」の前日7日に東京都内で街頭演説し、選択的夫婦別姓制度について「この国会中に実現していくことを誓う」と訴えている。賛成派は、個人の自由と自己同一性(アイデンティティ)の侵害、ジェンダー平等の観点からも、法案の成立を目指している。世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数(2024年版)で、日本が146カ国中118位と低迷している背景には、夫婦同姓義務化のような制度が影響していると賛成派は指摘する。 この問題に詳しい、東京都豊島区南大塚にある東京あかつき法律事務所の岩本拓也弁護士(56歳)に話を聞いた。 ◆「別姓を導入すべき」と考える国民は26% 令和6(2024)年7月7日のJNN(日本の民放テレビ局のニュースネットワーク)の夫婦別姓に関する調査結果では、「同じ名字を維持すべき」が21%、「同姓を維持し通称(旧姓使用)を法制化」が47%、「別姓を導入すべき」は26%に留まった。朝日新聞の2024年7月調査だと、「賛成」が73%とかなりの差があるものの、JNNニュースがネットワーク各局の共同制作であることを踏まえると、国民の大半は反対と考えられる。 「たたき台となる法務省案は、平成8(1996)年 に出ています。立憲民主党案では、婚姻時か妊娠時に子どもの氏を決めることになっていますが、夫婦の話し合いで決まらない時は、家庭裁判所で決めることになります。婚姻時や妊娠時など、幸せで絶頂の時に、なぜなくていい対立を生み出すのだろうと思います。家裁の調査官は、どちらの姓がいいかなんて、どういう基準で決めるのでしょうか?」 日本の場合、姓は遡れば、出自の問題にまで行きつく。双方の親も含め、揉める・差別問題にまで発展する可能性は大いにある。 岩本氏は、立憲民主党が推し進める夫婦別姓の問題点は以下にあるという。 1 氏は名字としての役割を喪失し、個人を示すものに変わる 2 子どもの氏を出生時に夫婦で協議して決めるため、子の氏が出生から14日以内に決まらない場合、無戸籍児となる可能性がある。「親子別姓」「兄弟別姓」となる 3 令和3(2021)年の政府世論調査 では、国民の7割が子どもへの悪影響を心配している。具体例としては、「友人から指摘され嫌な思いをする」が79%、「親との関係で違和感や不安を覚える」が60%、「家族の一体感の喪失」が23% 4 別姓導入後、2年に渡り、既に結婚している同姓夫婦も別姓を選択する経過措置が用意されるが、別姓を選択した夫婦は、子をどちらの姓にするかが迫られる

闇バイトで逮捕され、服役中の息子。きっかけはオンラインカジノ…「きっと私が育て方をまちがったせい」

オンラインカジノ客の摘発が増え、ヘビーユーザーたちが逮捕の可能性に震えている――。かつては大手メディアでさえ大々的に広告を打っていたものが、今になって逮捕者続出の背景とは? その真相に迫る!

◆オンカジの借金を返すために闇バイトの道へ

西日本の地方都市に暮らす太田靖子さん(仮名・39歳)。彼女には21歳の息子がいるが、「闇バイト」で逮捕され現在服役中だ。

「息子が闇バイトを始めたきっかけは、ギャンブルにお金を使いすぎたせい。もともと店舗型の闇カジノに出入りしていて心配してたんです。その店が昨年の夏には摘発されて一時閉店となりほっとしていた直後、闇カジノに行けないからとオンラインのほうを始めてしまいました」

◆クレカを取り上げるも…“オンカジ”への止まらぬ課金

太田さんの息子はクレジットカードを持っていなかった。2年前にソーシャルゲームで数十万円課金したため、激怒した太田さんが彼のカードを取り上げたのだ。

「息子が所持していたのはキャッシュカードのみ。それでも周囲からお金を借りてまでオンラインカジノに注ぎ込んでいたんです。闇バイトに手を出したのも、返済に困ったからでしょう。お金を借りていた先輩に仕事を勧められたと聞いています」

闇バイトの内容は大麻の売り子。昨年末に現行犯逮捕となった。

「息子がこうなったのは、きっと私が育て方をまちがったせい」と太田さんは自身を責め続けている。

取材・文/週刊SPA!編集部

―[[オンカジ逮捕者続出!]の真相]―

旧安倍派幹部2人が“喪明け”に蠢く醜悪…「裏金は終わった話」とばかりにポスト石破に虎視眈々

“喪”が明けて早速、蠢き始めた。組織的な裏金づくりに手を染めていた自民党旧安倍派の幹部だった西村康稔元経産相が、4日に地元の兵庫・明石市で国政報告会を開催。その場に麻生太郎最高顧問が登壇し、永田町がザワついている。
「西村さんは裏金問題で1年間の党員資格停止処分を受けましたが、3日にその期間が終了。翌日の報告会に非主流派に転落した麻生さんが駆け付けたのですから驚きです。総理のイスに意欲満々の西村さんは党内唯一の派閥を率いる麻生さんを頼り、一方、キングメーカーとして君臨したい麻生さんは旧安倍派の『数』をまとめたい。『ポスト石破』を見据えた政局だと目されているのです」(永田町関係者)
そんなキナくささを覆い隠したかったからか、報告会はマスコミシャットアウト。潜入したジャーナリストの横田一氏によると、登壇した麻生氏は開口一番「(西村は)極めて厳しい状況におったのが、無事解放されためでたい日の第1日目」と話して会場の笑いを誘い、裏金問題についてこう話した。
「一派閥の会計処理がズサンだったということに端を発して、それがいつの間にか派閥が悪いということになったんだよ」「うちは派閥を継続しますと言ったら、ボロカスに叩かれた」
裏金問題を「会計処理のズサンさ」に矮小化し、被害者ヅラとはフザけている。西村氏も笑顔で「1年、長かったようで短かったようで、やっぱり長かったですぅ」と、反省の色がなかったそうだ。
東南アジア訪問は「ポスト石破」を意識した動き
裏金2728万円の萩生田光一元経産相も1年間の役職停止処分の期間が3日に満了。同日に「信頼回復に全力を尽くすとともに、初心に立ち返り、日本の発展と国民生活の向上に誠心誠意取り組む」などとするコメントを公表。反省のそぶりを見せてはいるが、昨年末の衆院政治倫理審査会での弁明を強いられたことに「内心ではブチ切れている」(自民関係者)という。
裏金は「もう終わった話」とばかりに復権を狙ってか、岸田前首相に接近中だ。岸田前首相は5月上旬にもインドネシアとマレーシアを訪問する予定。東南アジア各国との脱炭素の連携枠組み「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」の推進について各国の要人と会談し、連携を図る目的だ。その道中に、萩生田氏や小泉進次郎元環境相が同行するのだという。
「岸田さんは昨年末にAZEC議連を設立し、最高顧問に就任。萩生田さんと進次郎さんは議連メンバーです。テーマが脱炭素化ですから、経産相、環境相経験者の2人が名を連ねるのは不自然ではない。ただ、メンツが濃すぎるため『政局か』と囁かれているのです」(官邸事情通)

「顔殴ったり、腹に膝蹴りしたりした」 男性死亡、会社経営者を逮捕

千葉県柏市のアパートで意識不明の男性が見つかり、その後死亡した事件で、県警柏署は8日、この部屋に住む会社取締役の斎藤城(けんじょう)容疑者(21)を傷害容疑で逮捕した。「けんかになって顔面を殴ったり、腹に膝蹴りしたりした」と容疑を認めている。
逮捕容疑は6日午後7時~9時半ごろと翌7日午前2時半~3時半ごろ、アパートの自室で、野上永遠(とわ)さん(21)の腹の辺りを複数回殴るなどして傷害を負わせたとしている。
柏署によると、野上さんは意識のない状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は殴打などによる出血性ショックだった。
斎藤容疑者は野上さんを雇い、同居させていたと説明しているという。柏署は傷害致死容疑への切り替えも視野に捜査している。【中村聡也】

愛知県警、鑑定資料の大麻を取り違え…名古屋地検は20代男性の起訴取り消し

愛知県警は7日、誤った証拠を基に、名古屋市中区の20歳代の会社員男性が麻薬及び向精神薬取締法違反(所持)で起訴されていたと発表した。名古屋地検は同日、起訴を取り消すとした。
県警などによると、男性は大麻草約0・418グラムを所持した疑いで3月18日に中署に逮捕され、同28日に起訴された。しかし、同署員が同31日に事件記録と証拠品を調べたところ、別の事件で押収した大麻と取り違えて鑑定が行われていたことが判明したという。男性が所持していた疑いのある大麻は約1・919グラムだった。今後の捜査について県警は「検察庁と調整し適切に処理する」としている。一方の事件は捜査中。
男性が所持していた疑いのある大麻と、別事件の大麻を中署員が同時に県警科学捜査研究所に持ち込んでおり、いずれかの時点で取り違えが起きたとみられる。県警薬物銃器対策課の鈴木和博次長は「原因を特定した上で再発防止に努めたい」と話した。

西成区の路上で“14分間”に3件の強盗事件…いずれも若い男3人組による犯行で警察が行方追う

7日から8日にかけ、大阪市西成区の路上で、若い男3人組に金を奪われる強盗事件が、14分間に3件連続して起きました。このうち1件は被害者が顔面を殴られるなどして軽いけがをしていて、警察が男3人の行方を追っています。
警察によりますと、7日午後11時56分ごろ、西成区太子で男性(41)が1人で路上を歩いていたところ、いきなり押し倒され、「金出せ」などと若い男3人組に脅されたうえ、差し出した1万円を奪われたということです。
男性(41)が110番通報をしていた午後11時59分ごろ、わずか約20メートル離れた太子の路上で、男性(74)が若い男3人組に「いくら持っているのか」と脅され、男性(74)が「何で言わなあかんねん」と応じなかったところ、投げ飛ばされ顔を殴られたということです。男らは何も奪わず逃走し、男性(74)は顔に軽いけがをしました。
さらにその11分後の8日午前0時10分ごろ、また別の男性(65)が交番を訪れて被害を訴え、3件目の事件が判明。太子の路上で、若い男3人組に後ろから首に手を回されて脅され、差し出した2000円などを奪われたということです。警察は3件いずれも同一犯とみて、付近の防犯カメラを解析するなどして逃げた男らの行方を追っています。

広末涼子容疑者を逮捕=傷害容疑、看護師に暴行か―静岡県警

静岡県島田市の病院で看護師を蹴るなどの暴行を加え、けがをさせたとして、県警掛川署は8日、傷害容疑で、俳優の広末涼子容疑者(44)=東京都世田谷区=を現行犯逮捕した。認否は明らかにしていない。
逮捕容疑は8日午前0時20分ごろ、島田市野田の病院内で看護師の女性(37)を複数回蹴ったり、腕を引っかいたりするなどの暴行を加え、けがをさせた疑い。
同署によると、広末容疑者は7日午後6時50分ごろ、同県掛川市内の新東名高速道路で車を運転中、大型トレーラーに追突。軽傷を負い、病院へ搬送された。
病院内をうろついていた広末容疑者に、看護師が治療のため近づいたところ、同容疑者から暴行されたという。看護師は軽傷とみられる。
捜査関係者によると、広末容疑者は奈良県内から東京方面に向かう途中だった。浜松サービスエリア(SA)までは同乗していた自称マネジャーの男性が運転していたが、同SAを通過後に運転を交代した広末容疑者が追突事故を起こした。車は広末容疑者の私物ではなかったという。
広末容疑者の公式サイトでは、事務所が同容疑者の逮捕を伝えるコメントを公表。「本人が運転する車で交通事故を起こし、搬送先の病院で一時的にパニック状態に陥った結果、医療関係者の方にけがをさせてしまいました」と説明した。
その上で、「被害に遭われた方をはじめ、関係者の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけし、心より深くおわび申し上げます」と謝罪し、「本人は当面の間、全ての芸能活動を自粛する」とした。
同サイトによると、広末容疑者は高知市出身。数々のドラマや映画に出演し、2022年公開の「あちらにいる鬼」などで第96回キネマ旬報ベスト・テンの助演女優賞を受賞した。5月に朗読劇「星の王子さま」に出演が予定されている。 [時事通信社]