25日閉幕の第221特別国会では、政府による新規提出の64法案が全て成立した。皇族数確保策を盛り込んだ改正皇室典範や、インテリジェンス(情報収集・分析)機能を強化する「国家情報会議」設置法など、高市早苗首相の肝煎り政策が含まれる。
再審制度を見直す改正刑事訴訟法や、政府全体の防災・災害対応の司令塔となる「防災庁」設置法も成立した。
衆院解散・総選挙の影響により、2026年度予算の成立は年度をまたいで4月7日にずれ込んだ。高市政権は暫定予算の編成を余儀なくされた。
議員立法は、自民党と日本維新の会が連立政権合意で掲げた政策の扱いが焦点となった。日本の国旗を傷つける行為を禁じる国旗損壊処罰法や、大規模災害時に首都機能を代替する「副首都」創設法が成立。一方、衆院議員定数削減法案は野党の強い反発で継続審議となった。
副首都法の成立を期すため、政府・与党は会期を8日間延長した。 [時事通信社]
【19人犠牲の津久井やまゆり園事件】発生から10年を前に相模原で追悼式 共生社会の実現へ決意新た
2016年7月26日に神奈川県立知的障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)で入所者ら45人が殺傷された事件で、犠牲になった19人の追悼式が25日、市立あじさい会館(同市中央区)で開かれた。翌26日で事件から丸10年。遺族や入所者、施設の関係者らが冥福を祈るとともに、痛ましい事件が二度と繰り返されないよう、人格や個性を尊重し合う共生社会への実現へ思いを強くした。
事件直後に施設を訪れた黒岩祐治知事は式辞で、「あの時現場で感じた、胸が締め付けられるような息苦しさを今も忘れることができません」と回顧。一方、「事件を知らない世代も増えてきた。10年の節目にあたり、この想(おも)いをしっかりつないでいかなければいけない」と述べた。
23年4月に施行した「神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例」を踏まえ、「障害を理由に差別や虐待されることなく安心して暮らせて、誰もがうれしいと感じられる社会を実現するため、今後も全力で取り組む」と話した。
園の指定管理を担う社会福祉法人「かながわ共同会」の山下康理事長は、式壇で「空の上から見ていただいている亡くなられた皆さんから、この10年間の障害福祉の歩みはどのように見えていたのでしょうか」と問うた。
園で進めてきた地域移行などの取り組みについて「まだ道半ば」とした上で、「これからの10年は追悼だけではなく、事件を風化させず、教訓を未来へつなぐ時間にしていかなければならない」と結んだ。
追悼式は県と相模原市、かながわ共同会の主催。命日の26日には、園で献花が行われる。
やまゆり園事件10年 元職員「社会を問い続ける」
相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件からあすで10年です。支援する側だった男がなぜ事件を起こしたのか。社会への問いは今も続いています。
【映像】2005年まで園で働いていた元職員のコメント
「被害者が置き去りにされてしまっているような感触がありました」(社会福祉士・専修大学講師 西角純志さん、以下同)
園の職員だった植松聖死刑囚(36)は2016年、刃物で入所者らを次々と襲い、45人を殺傷しました。
2005年まで園で働いていた西角さんは、「異常な犯人による事件」としての側面ばかりが語られてきたと指摘します。
「障害者を支援するはずだった彼が、どうして殺傷するに至ったのかというのが問題。命の選別とか生産性とか能力で、その人の価値というものを測るというのは、こういう考え方は今でもあると思う」
善意を殺意へと変えた偏った考え方から目をそらさずに、助長させないために向き合っていく必要があると訴えます。
「どんな人でも生きる価値がある。この事件は過去の事件じゃなくて、社会を問い続ける事件だと感じます」
園内のモニュメントには、亡くなった19人のうち、これまで10人の名前が刻まれていましたが、事件の被害を伝え続けるため、今年、新たに1人の名前が刻まれました。(ANNニュース)
電動丸ノコギリから死亡男性のDNA型、遺体切断後にフリマサイト出品か…利根川河川敷で遺体発見
群馬県伊勢崎市の利根川河川敷で4月、男性の切断遺体が見つかった事件で、強盗殺人容疑で再逮捕された埼玉県本庄市日の出、工場作業員新井雅尚被告(50)(死体遺棄罪などで起訴)が以前所有していた電動丸ノコギリから、男性のDNA型が検出されたことが捜査関係者への取材で分かった。新井被告は否認を続けているが、県警は事件への関与を示す証拠とみて調べている。
新井被告は2月26日頃、群馬県周辺で、元同僚の前橋市富士見町石井、パート従業員小渕和則さん(当時59歳)を何らかの方法で殺害し、キャッシュカード2枚を奪ったとして強盗殺人容疑で再逮捕された。
新井被告は小渕さんを殺害後、遺体をノコギリで切断して河川敷に埋めたとして死体遺棄罪などでも起訴されており、捜査関係者によると、ノコギリは事件後にフリーマーケットサイトに出品していたという。
県警は24日、新井被告を強盗殺人容疑で前橋地検に送検した。
政府、ホルムズは「国際海峡」 評価回避転換、通航料反対根拠に
政府は25日までに、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡について、国際法上の通過通航制度が適用される「国際海峡」に当たると判断した。従来は確定的な評価を避けてきたが、方針転換した。国際海峡と認定することで、イランによる通航料徴収に反対し「航行の自由」を訴える根拠とする狙いがある。
イランは国連海洋法条約を批准しておらず、ホルムズ海峡を航行の自由が保障される国際海峡と認めていない。オマーンも通過通航制度の適用を留保している。政府は、沿岸国の立場に利用国側から異論が呈されている状況では確定的な見解を示すのは困難だと曖昧な評価をしてきた。
だが、今年3月のイランによる通航料徴収の主張を受け、政府は解釈の精査に着手。茂木敏充外相は5月13日の衆院外務委員会で(1)ホルムズ海峡がオマーン湾、ペルシャ湾それぞれの公海やEEZの間に位置している(2)世界物流の要衝として国際航行に使用され、代替航路が存在しない(3)航行の自由を認めるべきだとした国連安全保障理事会決議―を挙げて「国際海峡」に該当すると明言した。
山梨県で1時間に約110mmの猛烈な雨 気象防災速報・記録的短時間大雨
山梨県付近で局地的に雨が強まっています。
山梨県笛吹市付近では17時50分までの1時間に約110mmの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は気象防災速報・記録的短時間大雨を発表しました。
山梨県付近では今夜22時頃にかけて、大雨による低地の浸水や土砂災害等に警戒してください。
気象庁が気象防災速報(記録的短時間大雨)を発表
▼山梨県で猛烈な雨
17時50分までの1時間に、
笛吹市付近で約110mm(解析雨量)
神奈川県から山梨県を中心に雨雲の発達が続いています。局地的に激しい雨が降り、落雷が頻発している状況で、今夜にかけて警戒が必要です。
気象防災速報(記録的短時間大雨)とは
その場所で数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測・解析をしたときに、気象庁が発表するものです。2026年5月までは「記録的短時間大雨情報」として発表されていた情報です。その基準は、1時間雨量歴代1位または2位の記録を参考に、概ね府県予報区ごとに決められています。
この情報が発表された地域の周辺では、災害の発生につながるような猛烈な雨が降っていることを意味しています。地元自治体の発表する避難に関する情報に留意し、早めの避難を心がけてください。
酷暑はようやく落ち着く 来週後半からは再び危険な暑さに
明日26日(日)以降は太平洋高気圧が勢力を弱めて、次第に西に後退します。東海などの酷暑は少し落ち着く見込みです。ただ、来週後半は再び高気圧が西から張り出し、危険な暑さが戻ってきます。
暖気の後退は一時的
高気圧の勢力が弱まることに併せて、猛烈な暑さをもたらしている上空1500m付近で+21℃以上の暖気も西に後退します。来週はじめの27日(月)から28日(火)は九州にかかる程度となりそうです。
29日(水)頃からは再びエリア拡大の兆しがみられ、30日(木)は西日本の広い範囲を覆う予想となっています。31日(金)から8月1日(土)は東日本まで広がる見通しで、それとともに危険な暑さが戻ってくる見込みです。
次の酷暑にしっかりと備えを
今日まで5日連続で最高気温が39℃台を記録した名古屋市は、明日が37℃の予想でわずかながら暑さが落ち着くとみられます。
27日(月)~28日(火)はさらに気温が下がって35℃に留まる見通しです。厳しい暑さには変わりないものの、多少は熱中症のリスクが低下します。ただ、高気圧の勢力が強まる来週中頃からは再び気温が上昇して、8月1日(土)や2日(日)は39℃と再び40℃に迫る予想です。
西日本の各地も体温を上回る暑さの所が多くなります。少し気温が下がるタイミングでしっかりと体調を整え、次の暑さに備えるようにしましょう。
北方領土元島民が洋上慰霊=ウクライナ侵攻で交流中断、5年連続
北方領土の元島民らが船に乗り、洋上から先祖を供養する「洋上慰霊」が25日、始まった。ロシアのウクライナ侵攻により、北方四島交流事業が中断しているためで、今年で5年連続となる。
この日は元島民とその家族ら計47人が参加。午後1時40分ごろ、国後島の沖合に到着した交流船「えとぴりか」の船上で慰霊式が行われた。
択捉島出身で「千島歯舞諸島居住者連盟」理事長の松本侑三さん(85)は「ふるさとの島を訪れることができない状況が続いていることは誠に無念で、残念だ」と、早期の墓参再開を訴えた。
歯舞群島の元島民3世で小学6年の木村朋輝さん(12)=東京都杉並区=は「ロシアに奪われた北方領土には上陸できないが、おじいちゃんの思いを未来へ受け継ぐため頑張りたい」と語った。 [時事通信社]
輸送中落ちた2千万円を窃盗疑い 仙台市の路上、男逮捕
仙台市の路上で警備会社の作業員が輸送中に落とした現金2200万円を盗んだとして、仙台中央署は25日、窃盗の疑いで宮城県東松島市大曲筒場、パート末永拓也容疑者(42)を逮捕した。容疑を認めている。署によると、作業員2人が現金の入った袋を台車に乗せて、店から輸送車に運んでいたところ、そのうち1袋を落とし、目撃した容疑者が持ち去ったとみられる。
逮捕容疑は3月5日正午ごろ、仙台市青葉区の路上で、同市の警備会社が管理する現金2200万円が入った専用の袋を盗んだ疑い。
署は会社から届け出を受け、防犯カメラなどの捜査で容疑者を特定した。現金の一部を押収し、詳しい状況を調べている。
維新・吉村氏発言は「国会軽視」=国民・玉木氏が猛反発
国民民主党の玉木雄一郎代表は、日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)が「副首都」創設法の付帯決議の趣旨に反し、来春の知事選と「大阪都」構想の住民投票を同日に実施する考えを示したことに強く反発した。24日夜の党会合で「国会軽視も甚だしい。許すわけにはいかない」と批判。「国会審議もやり直したらいい。何のための議論だったのか」と語った。
中道改革連合の重徳和彦国対委員長も党会合で、「適切に法律が運用されるよう見ていく」とくぎを刺した。
これに対し、維新の藤田文武共同代表は25日、大阪市内で記者団に「国会軽視とは思わない」と反論。同日実施の是非について「当事者である自治体が組成する法定協議会および選挙管理委員会が判断していくことだ」と強調した。 [時事通信社]