熊本県によりますと、八代市内の高校の生徒や職員ら66人がおう吐や下痢、発熱などを訴えていることがわかりました。
保健所が食中毒と感染症の両面で調べた結果、食中毒ではなくノロウイルスによる感染性胃腸炎の可能性が高いということです。この学校では、2月18日から21日まで修学旅行に行っていて、熊本県は集団行動が原因とみられるとしています。
大阪・関西万博会場のシンボル 大屋根リング完成 世界最大級の木造建築物
万博会場のシンボル、大屋根リングが完成しました。
大屋根リングは高さ約20メートル、全周約2キロで、世界最大級の木造建築物です。
おととし6月に木造部分の組み立てが始まった工事は、当初の予定通り進み、28日万博協会に引き渡されました。リングの下は雨風や日差しを遮る移動空間となり、屋上からは会場全体が見渡せるということです。
また、パビリオン「三菱未来館」が竣工し、報道陣に公開されました。「いのちの始まり、いのちの未来」をテーマに、深海から火星まで約7500万キロを旅するアニメーションを幅11メートル、高さ9メートルのスクリーンで楽しめるということです。
小美野一・館長は「100点満点の映像だ」「多くの皆さんに来て感想を語っていただきたい」としています。
高校無償化「朝鮮学校も対象に」 学者や支援者が記者会見
今国会で自民、公明、日本維新の会の3党が合意した高校授業料の無償化拡充に関し、全国の朝鮮学校が無償化から除外されたままなのは問題だとして、田中宏一橋大名誉教授ら学者や支援者が28日、国会内で記者会見を開き「子どもに罪はない。朝鮮学校排除をやめ、無償化対象に加えるべきだ」と主張した。
2010年導入の高校無償化制度では、国内の外国人学校やインターナショナルスクールも対象となったが、朝鮮学校は除外された。国連の各委員会は日本政府に、教育を受ける権利を侵すことになるとして是正勧告を出している。
会見で和田春樹東大名誉教授は「十数年にわたり排除する日本政府の姿勢はおかしい」と述べた。
ウイグル族の強制送還「遺憾」=岩屋外相
岩屋毅外相は28日の記者会見で、タイに不法入国したとして拘束された中国・新疆ウイグル自治区出身のウイグル族の男性40人をタイが強制送還したことについて、「懸念を繰り返し伝達したにもかかわらず、送還したことは誠に遺憾だ」と述べた。
岩屋氏は新疆ウイグル自治区の人権状況に関して「(人権団体などから)重大な侵害が行われているとの報告が数多く出されている」と指摘。「自由、基本的人権、法の支配が中国でも保障されることが重要だ」として、改善を求めて中国側に働き掛ける考えを示した。
[時事通信社]
旭川17歳殺害公判 法廷に流れた悲痛な「謝罪」の動画 すすり泣きも
北海道旭川市で2024年4月、留萌市の女子高校生(当時17歳)が川に転落させられて殺害された事件で、殺人などの罪に問われた旭川市の無職女性(20)=事件当時19歳=の裁判員裁判公判が28日、旭川地裁(小笠原義泰裁判長)であった。検察側が携帯電話の通話記録などを基に事件の発端となったSNS(ネット交流サービス)でのトラブルや事件当日の足取り、暴行をエスカレートさせていく様子などを明らかにした。【横田信行】
事件の発端
この日、検察側が明らかにした証拠によると、女子高生の監禁に関与して保護観察処分になった少女(17)が事件前からSNSで女子高生とつながっていた。その関係で24年4月18日、少女が撮影した旭川市の無職、内田梨瑚(りこ)被告(22)=殺人などの罪で起訴=がラーメンを食べている画像を女子高生が無断で転載しているのを発見したという。
少女から連絡を受けた内田被告が女子高生に謝罪と示談金として50万円を要求。暴力団構成員に扮(ふん)した少年(17)=第1種少年院送致とする保護処分=を連れて車で女子高生と道の駅るもいで初対面した。同日午後11時半過ぎから車に監禁し、旭川に向かった。
激化する暴行
その途中で内田被告らは再三、女子高生に土下座で謝罪させ、様子を動画撮影。女子高生の態度が気に入らないと「謝るくらいなら死んでくれ」などと脅し、逃げようとすると暴行を重ねていく過程を説明した。
高速道路で女子高生が走行中の車から逃げようとすると、内田被告は路肩に車を止めて暴行。立ち寄った旭川市内の小学校の駐車場で女子高生に土下座で謝罪させた様子を撮影した動画がまず法廷で流された。
旭川のコンビニエンスストアで内田被告が女子高生から奪ったスマホを使い、約9万5000円分の電子マネーでたばこなどを購入したとも指摘。再生された防犯カメラ映像に、トイレに行った後、すきを見て店員に「助けてください。通報してください」と女子高生が訴える音声も入っていた。被告女性は女子高生を店外に引きずり出し、馬乗りで暴行していた。
2人の被告はつり橋から転落させられた女子高生のスマホを車でひいて破損させ、旭川市内の川に投棄。道警が回収し、復旧したデータの内容も明らかにされた。見つかったのは、つり橋で全裸にされて謝罪させられている動画。再生されると、「なめた態度をとって申し訳ございませんでした」などという女子高生の声が法廷に流れた。
次々と明かされる生々しい様子に傍聴席にいた遺族とみられる人たちがすすり泣く場面もあった。
死刑囚の手紙、黒塗りは違法=再審請求依頼を抹消―大阪地裁
弁護士に送ろうとした手紙の一部を拘置所が黒塗りにしたのは違法だとして、山田浩二死刑囚(54)と弁護士が国に計約86万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が28日、大阪地裁であった。横田典子裁判長は再審請求を依頼した部分などを抹消した対応を違法と認め、国に6万6000円の賠償を命じた。
判決で横田裁判長は、死刑囚でも親族宛てや訴訟に関する信書はやりとりできることが刑事収容施設法で定められていると指摘。黒塗りされた一部は「再審請求事件の受任を希望していると容易に読み取れる」として、拘置所の注意義務違反を認定した。
[時事通信社]
「煙で視界不良、海水使えず」 大船渡山林火災、12都県が消防援助
岩手県大船渡市で26日に起きた山林火災では、地元の岩手県にとどまらず東北地方の隣県や関東地方の12都県の消防関係者も応援に駆け付けている。現場の厳しい気象条件や水の供給態勢などから、鎮火には時間がかかるとの見方も出ている。
総務省消防庁によると、2月28日現在で▽青森▽宮城▽秋田▽山形▽福島▽茨城▽栃木▽群馬▽埼玉▽千葉▽東京▽新潟▽仙台市――の計約1700人の緊急消防援助隊員が現場周辺で活動している。
「風が強くて気流の変化もあり、煙で視界が遮られて機体の安定を保つのが大変だ」
山形県の消防防災ヘリコプター「もがみ」の佐藤奨隊長は28日、毎日新聞の取材にこう語った。
佐藤隊長によると、消防庁の要請を受け、連日朝から山形空港を飛び立ち現場に向かう。約1時間で上空に着き、消火活動に着手している。機体がさびる恐れがあるためヘリは海水を使えず、地上の消防隊が水を供給している。現場付近には湖やダム、川などがなく、地上からの水が頼りだ。
火の勢いが強いため地上の隊員は現場に近づくのが難しく、上空からの消火を支援する。佐藤隊長は「地上の隊員と連携し、少しでも早い鎮火を目指したい」と話す。
山形県消防救急課によると、県内の全12消防本部から計36隊の112人が活動しているという。
秋田県内からは28日、12の消防本部から緊急消防援助隊として消防職員100人余りが派遣された。2019年の台風19号で被害を受けた宮城県丸森町に同年10月に派遣して以来約5年半ぶりとなる。
物資搬送などでも協力し、秋田市消防本部の担当者によると、現地では消火栓が少なく対応に苦慮しており「火の勢いが強くて収束の見通しがまだつかないとの報告を受けている。長期の活動も見据えて交代要員も検討している」と話す。【古賀三男、工藤哲】
オンラインカジノ「接続遮断」など検討へ…昨年は3倍増の160人摘発
海外のオンラインカジノサイトを利用して摘発される人が相次ぐ中、総務省は28日、カジノサイトへの接続を遮断する「ブロッキング」などの抑止策について、有識者らを交えて検討する方針を明らかにした。
28日の衆院予算委員会の分科会で、ブロッキングに関する検討状況を問われた総務省の大村真一・電気通信事業部長は、「検討の場の立ち上げを準備している。早急に検討を開始できるように進めたい」と述べた。技術的課題や想定されるコストなども含めて検討を進めるという。
海外で合法なオンラインカジノでも、日本で利用すれば違法になる。全国の警察が昨年摘発したオンラインカジノの利用者は160人を超え、前年の3倍に増えた。タレントやスポーツ選手の利用も明らかになり、問題になっている。
「そこまで来ている」避難所周辺に立ちこめる煙 大船渡山林火災、住民の不安と緊張ピーク
発生から3日目を迎えた28日も、岩手県大船渡市を襲った火の勢いは収まらず、数キロ離れた道路からも、いくつもの白煙が上がっているのが見えた。上空では、下に巨大なバケツをつるし、海の水をくんで火災現場を往復する自衛隊のヘリコプターの姿も確認できる。
「早く家に帰りたい」
日増しに避難指示は拡大され、避難所に身を寄せる住民の数は膨れあがる。「満杯です」。廊下にまでテントが並ぶ市文化会館の担当者の顔色もさえない。
「家がどうなっているのか分からない」。避難する同市三陸町綾里地区の今野伸二さん(61)も不安を隠せない。火災の一報は2月26日、職場で聞いた。すぐに、自宅に戻ろうとしたが、通行止めで自宅を「ひと目」確認することさえ、かなわなかった。「一日も早く帰りたい、それだけが一番の願いです」。そうつぶやいた。
避難した際には、自宅が無事でも、これだけ拡大した「被害」に、住民らの不安は尽きない。消防車のサイレンは鳴り止まず、微妙な風向きの変化にも住民らは敏感になっている。
津波と火災の二重ショック
避難所でテレビなどで映し出される「延焼の地図」を気にかける男性(68)がいた。妻の実家が綾里地区内にあり、盛岡から状況を確認するため、急いで駆け付けたという。「(妻の実家のある場所は)延焼の地図をみたら真っ赤だった。恐らくダメだろう」。男性はため息を漏らす。
14年前の東日本大震災で、妻は祖母を津波で亡くした。そして今回、両親の実家が火災に見舞われた。「妻のショックは計り知れない。両親は高齢で家の建て替えもできない。今後どうするのか…」。男性は途方に暮れた。
田浜 焼失5軒くらい清水地内に飛び火。避難所のホワイトボードには、火災の状況を知らせる情報が記されている。ただ、被害の全容など、詳細は分からない。「とにかく情報が欲しい」。住民らは口をそろえる。火は市の中心部にも迫る勢いで、避難所周辺にも焦げたようなにおいが立ちこめる。「そこまで来ているのか」。住民らの「不安」と「緊張」はピークに達している。(海野慎介)
パトカー追跡の車が川に転落 運転していた66歳会社員の男性死亡 警察「追跡方法に問題なかった」
27日未明、福岡県水巻町で、パトカーに追跡されていた軽乗用車が遠賀川に転落し、乗っていた男性が死亡しました。
RKB 浅上旺太郎 記者
「県道を走ってきた車はそのまま遠賀川に落ちたということです」
27日午前1時前、水巻町伊佐座で、軽乗用車が遠賀川に転落するのを警察官が目撃しました。軽乗用車は土手から河川敷に入り、そのまま遠賀川に転落したということです。
車から男性1人が引き上げられましたが、男性は搬送先の病院で死亡が確認されました。その後の調べで死亡したのは水巻町の会社員藤原文夫さん(66)と判明しました。
警察によりますと、藤原さんの車は中間市でパトカーに停止を求められて逃走し、道路標識に衝突するなどしました。
警察は車が川に転落する直前まで追跡と打ち切りを繰り返していたということです。
折尾警察署は、追跡の方法について「問題はなかった」としています。