富士急コースター挟まれ男性死亡 「ええじゃないか」点検中29歳

28日午前11時50分ごろ、山梨県富士吉田市の富士急ハイランドで、ジェットコースター「ええじゃないか」の点検作業中だった従業員の嘉村伊織さん(29)が、車輪とレールの間に挟まれ負傷したと周りにいた従業員から119番があった。県警富士吉田署と地元消防によると、ドクターヘリで甲府市の病院へ搬送されたが、死亡が確認された。
嘉村さんは28日午前11時45分ごろ、ええじゃないかのホーム付近で停止中の車両の下に潜り込んで点検していたところ、何らかの原因で車輪とレールの間に腰などを挟まれたとみられる。ええじゃないかは整備のため終日運休していたという。
事故を受け、同社の松村武明社長は記者会見を開き「不幸な事故に遭い、心よりお悔やみ申し上げる」と謝罪。ええじゃないかの営業を当面見合わせると発表し「安全対策、原因究明をしっかり進める」と述べた。
ええじゃないかを巡っては2007年12月、ブレーキパッド交換中の男性従業員が、突然動いた車輪とレールの間に腹部を挟まれ、重傷を負う事故があった。

平成以降最大、延焼続く ヘリ増強し消火活動

岩手県大船渡市の大規模山林火災は発生3日目の28日も延焼が続き、市によると、焼失面積は少なくとも1200ヘクタールに上った。27日までは600ヘクタール以上としており、実態把握が進んで倍増した。総務省消防庁によると、平成以降の林野火災として国内最大となる。自衛隊がヘリコプターの数を増やすなど態勢を強化して消火活動に当たっている。
1200ヘクタールは東京ドーム約250個分に当たる。記録では、これまでの最大は1992年に、北海道釧路市で起きた1030ヘクタールだった。
大船渡市赤崎町や三陸町綾里では住宅など少なくとも84棟が燃えたとみられ、実態把握にはさらに時間がかかるという。赤崎町合足では火の手が西側の大船渡湾方面に向かって広がっており、市街地への延焼を食い止めるため、地上とヘリから消火活動が進められている。ヘリは16機に増強し、このうち散水能力が高い自衛隊の大型ヘリは4機で、今後さらに2機増やす。
政府は28日、首相官邸に設置していた情報連絡室を官邸対策室に格上げした。

富士急ハイランドのコースター「ええじゃないか」点検中に事故 男性従業員が死亡

山梨県富士吉田市のテーマパーク、富士急ハイランドは28日、20代の男性従業員がローラーコースター「ええじゃないか」の点検作業中に事故が起き、けがをしたと発表した。山梨県警はその後、男性が死亡したと発表した。
富士急ハイランドによると、男性従業員は「ええじゃないか」の点検場所で、車両の下に潜り込んで作業していたという。何らかの理由で車両とレールの間に挟まれているのを同僚が発見。救急車で搬送する際、男性に意識はなく、ドクターヘリで甲府市内の病院に搬送されたが、死亡が確認されたという。
富士急ハイランドは28日、営業していたが、「ええじゃないか」は点検のため営業していなかった。
同社は28日午後6時半から富士吉田市の本社で会見する。

「女性を何だと思っているのか」SNSで炎上、県にも苦情…秋田県配布の”プレコン”冊子が物議 専門家の考えは

「プレコンセプションケア」という言葉をご存じでしょうか?
将来の妊娠を考えながら、女性や夫婦、それに恋人同士などが、自分たちの生活や健康に向き合うことで、略して”プレコン”とも呼ばれます。
正しい知識を身につけることで、健康な生活習慣の習得につながるヘルスケアとして、近年注目されています。
このプレコンを巡って、県が高校生などに配った冊子が、いま、物議を醸しています。
卵子の老化の表現方法などにSNS上で批判が集中していて、県にも苦情が寄せらせています。
価値観や生き方が多様化する中、思春期からの健康に対する考え方のいまを、専門家に聞きました。
SNSを中心に批判を浴び、いま注目されている冊子。
妊娠や出産に関する正しい知識を身に付けてもらおうと、県が2020年度と2022年度、それに2023年度に、県内の高校2年生や市町村に配布しました。
2013年に東京の一般社団法人が作成したもので、県は3万部あまりを配るために、約300万円を投じました。
問題視されているのが、表紙を開いてすぐのページ。
年齢を重ねるごとに卵子の元となる細胞の数が減ったり、老化したりする様子が描かれています。
35歳を過ぎたところでは…。
「熟女キラーです」
「まだいけるかしら?」
シワの寄った卵子を”熟女”と表現する精子。
さらに、50歳で閉経した状態は”閉店”と書かれています。
「えっ、もう会えないの?」
将来の妊娠を考えながら、女性や夫婦、それに恋人同士などが、自分たちの生活や健康に向き合う、プレコンセプションケア。
その一環で県が配った冊子として、先月、あるウェブサイトに取り上げられると、SNS上には批判的なコメントが集中。
いわゆる炎上状態になりました。
「女性を何だと思っているのか」
「こんなものを子どもに配るなんて絶望しかないんだけど」
「秋田終わりすぎでは?」
県には、これまでに、理解を示す声が4件寄せられた一方で、9件の苦情がありました。
70歳女性
「ちょっとショックですね。ずいぶん年の離れた下の人たちの話ではあるんですけど、ちょっといかがなものかなと思いました。ビックリです」
21歳女性
「男女平等の本っぽそうなんですけど、表面は中身で女性を下げるような表現というかされているのが良くないのかなとは思いますね」
30歳女性
「あ、じゃあもう出産するの諦めようとか思う人も出てくると思うので、あんまりいい表現ではないなと思います」
実際に高校生の時に配られたという男性は。
20歳男性
「思春期の我々には一番刺さりやすい、分かりやすいかもしれないっすね」
18歳女性
「知識が無いよりはいいんじゃないですかね」
18歳男性と16歳女性
「(知識は)大事だけど、言葉選びをしっかりしましょうみたいな感じですね」
「若いころから妊娠や出産に関する知識を身に付けておくべきだった」。
冊子の配布は、不妊に悩む人たちからの切実な声を受けたものでした。
その上で県は、「冊子を選定する過程で配慮が足りない部分があった」と釈明しています。
武蔵野大学 看護学部 坂上明子 教授
「やっぱりこれだったらいろいろ高校生が気になるのはあるだろうなっていうのが率直な感想です」
武蔵野大学看護学部教授で、日本生殖看護学会理事長の坂上明子さんです。
プレコンセプションケアでは、国内の出生率の現状や背景、セクシャリティに対する多様な考え方などを理解したうえで、発達段階に応じたアプローチが重要だと指摘します。
武蔵野大学 看護学部 坂上明子 教授
「女性の年齢を制御しても、男性の年齢が高いと流産につながりやすいとか、お子さんの先天異常の起こる割合が高くなるとか、そういうことも分かっているんですね。ですので、実は男性もすごく重要なんですよ」
「いま妊娠を計画していなくても、健康管理をきちんとしていかなければいけないということもありますので、そういうことを伝えていくためにも、プレコンセプションケアっていうのはすごく重要なことだと思いますし、今回の炎上をきっかけに、みなさんが正しい知識を持っていただけるというのは、すごくいい機会かなっていうふうに思っています」
県は、策定を進めている秋田県こども計画に、プレコンセプションケアの推進を盛り込み、思春期からの切れ目のない健康づくりにつなげたい考えです。

犯行当時の動画に映っていた「被害者が橋の欄干に座り嫌だと叫ぶ様子」旭川高校生殺人・小西被告

北海道旭川市の神居古潭で2024年4月、女子高校生を殺害した罪などに問われている当時19歳の女の裁判員裁判です。
犯行当時の動画が裁判員に公開され、女子高校生が橋の欄干に座り「嫌だ」と叫ぶ様子が明らかになりました。
殺人の罪などに問われているのは、当時19歳だった小西優花被告です。
起訴状などによりますと小西被告は2024年4月、内田梨瑚被告とともに旭川市の神居古潭で、留萌市に住む17歳の女子高校生を橋の欄干に座らせて川に転落させ、殺害した罪などに問われています。
28日に開かれた2回目の裁判員裁判では、犯行当時、被告らが撮影していた動画が裁判員に公開され、女子高校生が全裸で橋の欄干に座り「嫌だ」などと叫ぶ様子が明らかになりました。
また、女子高校生の母親の「生きて返してほしい」「犯人には極刑を望みます」などといった心境を検察が読み上げました。
次回は3月3日で、内田被告の証人尋問が予定されています。

「命をもって償ってもらいたい」殺害された男性の遺族が意見陳述 佐伯区バラバラ殺人事件の公判で・広島市

広島市内の住宅で知人男性を殺害し、遺体を海に捨てたなどとされる男の裁判で、男性の遺族による意見陳述がありました。
起訴状などによると、広島市佐伯区の無職・渡部大地被告(32)は、2021年10月、祖母の自宅で知人男性をコンクリートブロックで殴って殺害。遺体を切断し、海に捨てるなどした疑いです。広島地裁で28日に開かれた被告人質問で、渡部被告は「黒づくめの男が男性を殺害した。男に指示されて、遺体を捨てた」などと、これまでの裁判と同様の主張を繰り返しました。28日の裁判では、最後に男性の遺族である息子が意見陳述をおこない、「被告人には人の命を奪った以上、命をもって償ってもらいたい。おそらくそれがかなわないだろうと分かっているが、それが息子としての本心だ」などと述べました。渡部被告はまっすぐ前を向き、表情を変えることなく、意見陳述を聞いていました。裁判は3月4日に結審し、3月13日に判決が言い渡される予定です。
【2025年2月28日】

小4男児 プールの授業中おぼれて死亡 業務上過失致死の疑いで7人を書類送検「毎日毎日帰ってきてほしいしか思わない。会いたい。」「事故後の学校の対応についても残念でならない」両親が心境語る

4年生の男児がプールの授業中に溺死した事故で7人が書類送検されたことをうけ、亡くなった男児の両親が心境を語りました。
去年7月、高知市立の小学校に通っていた4年生の松本凰汰さん(9)がプールの授業中に溺れて死亡した事故で、警察は26日、事故当時の市の教育長や校長など7人を、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
事故当時、小学校のプールは設備の故障で使えず、水深が10センチ深い、近くの中学校のプールで授業が行われていました。
警察は、市教委については安全性の検討や必要な助言をしなかったこと。小学校については、安全対策や監視体制が不十分なまま授業を続けたことについてそれぞれ過失があると判断したということです。7人の認否は明らかにしていません。
ー亡くなった松本凰汰さん(9)両親 ー
Q.事故から7ヶ月余りが経過、今の生活やその心境は
父「生活が変わったって言ったらもうこの子がおらんなったのが一番の大きな変化。この生活に違和感しかない、本当に。違和感よね。返事はもらえんけど毎日話しかける。心境と言ったら、もう毎日毎日帰ってきてほしいしか思わない。会いたい。だってまだ9歳やもん。あの子もいっぱいしたいこともあったろうし、けど俺もあの子といっぱいしたいことがあった。いろんなところ連れてって、いろんな景色見せたりで、いろんなことをして遊んだりしたかった」
Q.書類送検された人についてはどのようにとらえていますか
父「起訴されるなり、何かしらきちんと責任を取ってほしいと思う」
父「事故の後の学校からの対応もひどいものがあった。まず、基本的に謝罪に来ないっていうのは違うと思う。自らの意思で来るのと、人から言われた後で来るのとは値打ちが違う。あの人らは基本的に謝罪に来なかったから、僕らが教育委員会の方に言うて、初めてアクション起こすよね。それって意味ない」
「学校の連絡網にしてもそう。凰汰がなくなってからも4年生の催し事があることに関して、出席をしますかしませんかって。残念でならない」
母「12月ごろまで(お知らせが)届いていたが、もう耐えれんかった」
父「実際、保護者説明会の時にはうちには故意に外して保護者に連絡しているから、そういうこともできたはず。それさえしてくれん。うちがそれを受け取ってどんな気持ちになるか考えなかったのだろうか。あの校長が言ったのは『4年生がどんなことをしゆうか知ってもらいたくて』って僕らに言った。体裁の問題じゃない、道義的なことや人間として」
Q.刑事責任が学校現場、教育行政のトップまで及んでいることをどのように捉えているか
父「しょうがないと思う。調査内容とか聞きよっても何の協議せずに了承したとかそういうことを僕らも見た。命を軽んじてるというか。当日のプールの水深もどう見ても深かかったってわかってるのに、何もせずつに入らすっていう」
Q.今後、捜査の行方と検証委員会をどのように見守っていきますか
父「見守るもなにも僕らは基本的に手が出せない。うちができることといえば、いずれ起こるであろう裁判に備えて例えば弁護士に相談してとかね。もう待つしかない。
教育委員会などは去年から『来年度の授業に向けて』っていうけど、今回の話もまだ終わっていないのに、来年度の話も何もない。急いでもいいことはない。ゆっくりじっくりちゃんと考えて、みんなが納得できる答えを出さないといけない。結局犠牲になるのは力のない者」

石破首相、旧安倍派幹部の再調査せず=年金改革法案の見送り示唆―衆院予算委

衆院予算委員会は28日、石破茂首相と関係閣僚が出席し、政治資金問題を主なテーマに集中審議を行った。自民党派閥の裏金事件を巡り、首相は旧安倍派幹部の再調査を行わない考えを明らかにした。年金制度改革関連法案の今国会提出見送りも示唆した。
立憲民主党の奥野総一郎氏は、27日の同派元会計責任者の参考人聴取を踏まえ、政治資金パーティー収入の還流再開の経緯で、幹部の主張と食い違いがあると指摘。再調査を求めたが、首相は「自民も検察当局も結論を出している事柄で、現在そのようなことは考えていない」と拒否した。
首相は「真相解明に向けた国会の努力に、わが党は全面的に協力する責務がある」とも述べた。立民の野田佳彦代表への答弁。
年金改革法案に関しては、新たな国民負担の発生が避けられない内容のため、参院選への影響を懸念する与党内の一部で先送り論が浮上。首相はこれを念頭に「(今国会の)提出予定法案だが、決定ではない」と含みを残した。立民の今井雅人氏への答弁。
首相は、政党のガバナンスの在り方を定める政党法について「各党で議論がなされるべきだ」と述べ、制定に前向きな姿勢を改めて示した。自民の小泉進次郎元環境相への答弁。
[時事通信社]

<独自>万博工事入札3分の2が「1者応札」 支出増要因か 談合立件の東京五輪でも続発

4月13日開幕の大阪・関西万博で、日本国際博覧会協会(万博協会)が発注した会場整備工事の一般競争入札を巡り、1事業体のみが参加する「1者応札」が全体の3分の2を占めたことが28日、産経新聞の調べで分かった。建設コスト高騰などで入札参加を控えた影響もあったとみられるが、予定価格と落札価格の差を示す平均落札率は1者応札に限ると98%超。競争性の低さが事業費増大につながった恐れもあり、検証が求められそうだ。
協会公表の入札資料などによると、令和4年4月~昨年12月、木造大屋根(リング)や催事場などの工事入札は、参加者がなく再入札となった「取りやめ・不調」の25件を除くと計66件。このうち1者応札は44件、2者応札は11件、3者以上の応札は11件だった。
1者応札の最高落札額は、リングの一部を含むパビリオンワールド北東工区施設事業で166億8千万円(税抜き)。再入札となった各テーマ館でも1者応札が相次ぎ、44件の平均落札率は98・9%だった。一方、2者応札の平均落札率は91・9%、3者以上の応札では89・4%と低下した。
出展各国が原則発注するパビリオン建設などを除く万博の会場整備費は最大2350億円で、政府と大阪府・大阪市、経済界が等分に負担する。1者応札の多い状況に、万博協会の担当者は「デザイン性を重視した建築で、製作や施工の難易度が高い」など工事の特殊性から参加業者が少なくなったと説明。資材費や人件費など近年の建設コスト急騰も「影響した可能性がある」としている。
ただ、1者応札は競争性の低さから支出増大につながる上、不透明性が問題視されるケースが多い。東京五輪・パラリンピックのテスト大会や本大会の運営を巡っては、総額400億円超の入札談合が事件化。東京都がまとめた調査報告書では、テスト大会の入札26件のうち17件が1者応札で、「不正リスクに対しての牽制(けんせい)が十分に機能しなかった」と指摘した。
入札制度に詳しい上智大の楠茂樹教授は、万博の入札について「入札不調は(利益にならず)魅力のない工事に誰も手を挙げないという自由競争の結果だろうが、1者応札の多さは不信感を招く。予算や工期などに問題があった可能性があり、入札だけでなく万博招致からの一連のプロセスを検証する必要がある」と述べた。(鈴木文也)

区立中教諭に懲役19年=「犯行後にアリバイ工作」―江戸川男性殺害・東京地裁

東京都江戸川区の民家で2023年、住人の男性を殺害したとして、殺人罪などに問われた区立中学教諭尾本幸祐被告(38)の裁判員裁判の判決が28日、東京地裁であった。中尾佳久裁判長は「犯行後にアリバイ工作をし、公判でも虚偽の弁解に終始した」として懲役19年(求刑懲役25年)を言い渡した。
中尾裁判長は、現場で見つかったマスクから検出されたDNA型が尾本被告のものと合致したことなどから、「被告が犯人と強く推認できる」と判断。事件時は自宅にいたとする弁護側主張については、被告のスマートフォンに長距離を歩いた記録があり、「客観証拠と矛盾する」と退けた。
尾本被告が退勤時刻を事件発生後の時間に変更していたことにも触れ、「被告が犯人であるからこそ、警察を欺くうそのアリバイを作り出した」と指摘。「動機は明らかではないが、特段の人間関係のない男性を殺害しており、刑事責任は相当重い」と非難した。
判決などによると、尾本被告は23年2月24日、職場から約200メートル離れた山岸正文さん=当時(63)=宅に侵入。山岸さんの顔や首を刃物のようなもので複数回にわたって切り付けるなどし、殺害した。
[時事通信社]