京都府南丹市で小学生の息子の遺体を遺棄したとして逮捕された父親が、逮捕前の調べに対し、「息子を学校に送ったあと、公衆トイレに寄った」と説明していたことがわかりました。
京都府南丹市で息子の結希くんの遺体を遺棄したとして、父親の安達優季容疑者が逮捕されて1週間となる23日、遺体が見つかった現場近くの献花台には、結希くんを悼む人の姿がみられました。
安達容疑者は当初、結希くんを「小学校近くまで送り届けた」と説明していましたが、捜査関係者への取材で、「学校に送ったあと、公衆トイレに寄った」とも説明していたことが分かりました。
また、学校周辺の防犯カメラには結希くんの姿は映っておらず、警察は安達容疑者が学校で結希くんを降ろさずに移動した可能性があるとみて、この公衆トイレを現場検証するなど、遺体を遺棄した経緯について詳しく調べています。
岩手・大槌町の山林火災、津波警報に続いて住民避難…震災後に再建した自宅が「心配で眠れない」「仕事も何も手につかない」
岩手県大槌町の2か所で発生した山林火災は23日も延焼が続き、自衛隊のヘリコプターなどが消火活動にあたっている。町などによると、同日朝の時点で焼失面積は200ヘクタール超に拡大し住宅など7棟が全焼。102世帯245人が避難している。「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されるなか、避難者は不安を募らせている。(盛岡支局 小林晴紀、山森慶太)
火災は22日午後1時55分頃、小鎚(こづち)地区で発生。4時半頃、10キロほど離れた吉里吉里(きりきり)地区でも火の手が上がった。町は900世帯約1900人を対象に避難指示を発令した。60歳代女性が避難所で転倒して軽傷。
県からの災害派遣要請を受けた自衛隊は23日早朝から吉里吉里地区でヘリによる消火活動を実施。青森、秋田両県の防災ヘリも活動に加わる。現場周辺は東日本大震災の津波で被災した地域。20日の地震では津波警報が発表され、避難指示が一時出されていた。火は住宅街まで100メートルほどに迫っているという。
「自宅が心配で、眠ることができなかった。仕事も何も手につかない」
町立吉里吉里学園小学部の避難所で一夜を明かしたワカメ養殖業の女性(63)は険しい表情で語った。22日夕、漁港近くでワカメの出荷作業をしている時、自宅の方向から白煙が上がっているのに気づいた。慌てて自宅に戻ると、周囲に煙が立ちこめ火の粉が飛んできた。敷地に水をまいていたところ、消防団に促されて避難所へ向かった。
15年前の震災では津波で自宅が大規模半壊し、高台の山側に家を再建した。ローンも残っている。20日の津波警報でも避難したばかりで、女性は「地震では震災の記憶がよみがえって怖かった。自宅は燃えないでほしい」と願った。
小鎚地区で避難所となった城山公園体育館内には多くのテントが並んだ。震災の津波で自宅が流された団体職員の男性(49)は高台に再建した自宅前に火と煙が迫り、津波警報に続く避難で「何度も避難することは、精神的にも苦しい。とにかく早く火が消えてほしい」と祈るように話した。食品工場の同僚と一緒にテントで過ごしたインドネシア出身者(27)は寮の状況が心配といい、「慣れない避難所に入るのは体力的にもきつい」と疲れをにじませた。
盛岡地方気象台によると大槌町には23日朝、乾燥注意報が出されている。今後数日、まとまった雨は見込めないという。
県営団地で水道メーター29個盗まれたか 「天井から水漏れがある」住民からの連絡で発覚 兵庫・姫路市が被害届
兵庫県姫路市の県営団地で水道メーター29個が盗まれたとして、市が警察に被害届を出しました。 姫路市などによりますと、被害にあったのは姫路市花田町の姫路花田鉄筋団地で、全8棟に63世帯(1日時点)が暮らしています。 22日未明、8号棟の住人から「天井から水漏れがある」と、市の水道メーター交換業者に連絡がありました。業者から報告を受けた市の職員が22日午前9時半ごろに団地を訪れて調べると、計5棟で水道メーター29個がなくなっていて、1個は取り外そうとした形跡があったということです。 市は、警察の現場検証や鑑識作業の結果を踏まえて、何者かが水道メーターを盗んだとみて、22日午後に窃盗と窃盗未遂の疑いで被害届を出しました。被害額は約16万円相当ということです。 警察は住人からの届け出も踏まえ、両方の容疑で捜査しています。
「トケマッチ」元社員を逮捕 国際手配、UAEから移送
高級腕時計を所有者から預かり貸し出すシェアリングサービス「トケマッチ」を巡り、預かった腕時計を詐取したとして、警視庁捜査2課は23日、詐欺の疑いで運営会社の元社員永田大輔容疑者(40)=住所不詳=を逮捕した。
同課によると、永田容疑者は2024年1月、元代表社員福原敬済被告(44)=業務上横領罪で起訴=とともにアラブ首長国連邦(UAE)に出国し、国際手配されていた。今年1月に現地当局に拘束され、今月23日に日本に移送された。福原被告は25年12月に逮捕された。
永田容疑者の逮捕容疑は福原被告と共謀して23年、東京都の30代男性から預かった高級腕時計15本(時価計1800万円相当)を詐取した疑い。
保育園が入る建物でガス発生か 工事の作業員3人を搬送 園児4人が受診 福岡
福岡市によりますと、23日午前10時ごろ、福岡市中央区長浜の舞鶴保育園が入る建物で行われていた工事で、作業員3人が救急搬送されました。
園児たちは避難し、体調に違和感を訴えた園児4人が消防局のバスで病院に搬送されました。
この建物には、1階と2階に保育園が入り、3階と4階に旧・老人福祉センター「福岡100プラザ中央」が入ります。「福岡100プラザ中央」にいた、およそ30人の利用者と5人の職員も避難し、無事だということです。
福岡市によりますと当時、保育園1階の屋内で、壁やタイルをはがす工事が行われていました。
現場にいた20代と60代の作業員3人と、3歳から5歳までの園児4人が、頭痛やのどの痛みなど体調不良を訴えました。いずれも命に別条はないということです。
現場には一時、ガスが充満し、何らかのガスが発生したとみられています。
ガスは現在、健康に影響のないレベルになっているということです。
福岡市は「一酸化炭素の発生によると思われる事故」と発表しています。
警察と労働基準監督署が事故の原因を調べています。
消防によりますと、午前9時50分ごろ「発電機を動かして解体作業をしていたところ、気分不良者が出た」と通報があったということです。
ニセの“逮捕状”郵送も 県内の男女2人が計2050万円相当の「ニセ警察詐欺」被害 鹿児島
ニセの「逮捕状」が自宅に郵送され
警察官をかたる詐欺が相次いでいますが、新たな手口です。ニセの逮捕状が県内の80代女性の自宅に郵送され、女性は現金550万円をだまし取られました。
県警によりますと、県内の80代女性は今年2月中旬、自宅の固定電話に、警察官を名乗る男から電話があり、「鹿児島出身の男性を捕まえている。その男性の自宅を捜索したら、あなたの携帯と通帳が出てきた。あなたも関係者として逮捕する」などと言われ、その数日後、女性の氏名などが書かれたニセの「逮捕状」が自宅に郵送されてきたということです。
検事を名乗る男「お金を調べないといけない」
その後、検事を名乗る男から「あなたのお金を調べないといけない」などと言われ、口座からお金を下ろすよう指示されました。
女性は指示通り、現金550万円を引き出し、自宅近くの指定された場所に現金を置いたところ、だまし取られたということです。
他県警の特殊詐欺捜査の過程で、女性の名前が分かり、情報を寄せられた県警が女性に話を聞きに行ったところ、被害が発覚したということです。
「東京であなたの口座を勝手に作って使っている者がいる」
また、県内の50代男性は今年1月下旬、警察官を名乗る男から携帯電話に電話があり、「東京であなたの口座を勝手に作って使っている者がいる。あなたは容疑者になる」などと言われました。
その後、ビデオ通話で警察官の制服のような服を着た男が出てきたため、男性は本物の警察官だと信用し、指示通りに4回にわたって、合わせて1500万円相当の暗号資産を送金し、だまし取られたということです。
男性が、巡回連絡で男性宅を訪ねた警察官に話をして、被害が発覚しました。
今年1月から3月までの間に「ニセ警察詐欺」が16件発生
県内では、今年1月から3月までの間に、捜査機関をかたり、被害者に犯罪の疑いがあるとして、捜査目的で金銭を要求する「ニセ警察詐欺」が16件発生しているということです。
県警は「警察が、逮捕状を郵送したり、捜査などの名目で金銭を要求したりすることはない」としています。
そのうえで、「警察官を名乗る者から、電話で『捜査対象となっている』などと言われた場合は、電話を切って、警察に相談してほしい」としています。
【速報】「国家情報会議」設置法案 衆院を通過
政府の情報収集などインテリジェンス機能の強化に向けて、「国家情報会議」を創設する法案が衆議院を通過しました。
「国家情報会議」は総理大臣を議長に、政府の意思決定を支える情報収集・分析の司令塔の役割を担い、その事務局として「国家情報局」が新設されます。
政府案には野党側が主張していた▼個人情報やプライバシーが無用に侵害されないこと、▼政治的中立性を損なう情報収集は行わないことなどが付帯決議案に盛り込まれました。
そして、きょう午後おこなわれた衆議院の本会議で、自民・維新の与党のほか、中道改革連合や国民民主党なども賛成して可決し、衆議院を通過しました。
野党も賛成にまわっていることから少数与党の参議院でも可決され、いまの国会で成立する見通しになりました。
水俣病「子世代」訴訟、原告を患者と認めず 福岡高裁、1審支持
胎児・小児期にメチル水銀の被害を受けたのに、公害健康被害補償法に基づく水俣病の患者認定申請を棄却処分にされたとして、熊本県や鹿児島県に住む60~70代の男女7人が両県に処分取り消しと患者認定を求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁(高瀬順久裁判長)は23日、患者と認めずに全員敗訴とした2022年3月の1審・熊本地裁判決を支持し、原告側の控訴を棄却した。
7人は未認定患者団体「水俣病被害者互助会」の会員ら。公式確認前後の1953~60年に生まれ、重症患者が相次いだ発生初期の「子世代」に当たる。激しいけいれんの症状などがあった親世代とは異なり、7人は手足のしびれなどの感覚障害を主張。熊本県や鹿児島県に患者認定を申請したが、15~16年に棄却された。症状を自覚してから医師の診断を受けるまでに40年以上かかった人もおり、高濃度の汚染被害の有無や感覚障害との因果関係が争点だった。
原告側は「汚染された魚介類を食べた時期があり、感覚障害を発症しているならば患者と認めるべきだ」と主張。一方、県側は「水俣病を発症するほどの水銀を摂取したとは言えない。発症時期は遅く、症状にも変動があり、他の疾患の可能性がある」などと反論していた。
22年3月の1審・熊本地裁判決は「原告が医師から症状を診断されたのは水銀の摂取停止から数十年後で、水俣病の発症の仕組みに合わない。他の疾患の可能性が否定できない」として原告の全面敗訴としていた。【栗栖由喜】
「何年たっても夢であってほしいと…」 京都・亀岡暴走事故14年 遺族ら現場で法要
京都府亀岡市で平成24年4月、無免許の元少年が運転する車が暴走し、集団登校中の児童ら3人が死亡、7人が重軽傷を負った事故から23日で14年がたった。事故現場ではこの日、法要が営まれ、参列した遺族らが手を合わせて被害者の冥福を祈った。
事故が発生した同日午前8時ごろ、遺族ら約20人は雨が降る事故現場で、遺影の置かれた献花台に祈りをささげた。周辺では京都府警の警察官らがプラカードなどを掲げ、通行する車に徐行運転を促すなど、啓発活動を行った。
小学2年の次女、小谷真緒ちゃん=当時(7)=を亡くした父の真樹さん(43)は、交通犯罪を少しでも減らそうと、各地で講演活動などに取り組んできた。法要後、報道陣の取材に応じた真樹さんは「事故から14年がたち社会も変化したが、いまだに多くの方が交通犯罪で苦しんでいる。私の経験や感情を多くの方に伝えることで、少しずつ前に進んで行きたい」と話していた。
事故で妊娠中だった娘の松村幸姫(ゆきひ)さん=当時(26)=を亡くした中江美則(よしのり)さん(62)も同日午前11時ごろ、家族とともに現場を訪れ「年月が流れるほどに幸姫と引き離されている気がする。何年たっても夢であってほしいという思いが消えない」と言葉を詰まらせた。
美則さんは、幸姫さんが生まれ育った南丹市園部町で、3月23日に安達結希(ゆき)さんが行方不明となり、遺体で見つかった事件を受け、事故現場を訪れる前に結希さんの遺体発見現場でも献花を行った。
中江さんは「(結希さんは)娘と名前が似ていたこともあり、どうしてもひとごとに思えず現場を訪れた。(結希さんの死が)あまりにも惜しまれる」と悔しさをにじませた。(小野田銀河、写真も)
高市首相「もっと眠りたい」=甘利元幹事長にぼやき
高市早苗首相は23日、自民党の甘利明元幹事長と首相官邸で面会した。甘利氏が「ちゃんと休んでいますか」と気遣ったのに対し、首相は「睡眠はもうちょっと取りたい」「首相公邸での食事が大変」とぼやいたという。甘利氏が記者団に明らかにした。
甘利氏は2月、自身のX(旧ツイッター)で昨年末の首相とのメールのやりとりを紹介。「党内根回しの必要があれば、お手伝いしますから」と支援を申し出たところ、首相から「党には迷惑をかけてばかりですから、兄貴が助けてくださると心強いです」と返信があったと明かしていた。 [時事通信社]