辺野古転覆事故 同志社国際は過去の研修旅行でも抗議船の下見を行わず 調査で判明

沖縄県名護市辺野古沖で船が転覆し、平和学習中だった同志社国際高校(京都府)の女子生徒(17)ら2人が死亡した事故を巡り、文部科学省と連携して同校を調査していた京都府は22日、辺野古沖での乗船プログラムが令和4年度に初めて計画されて以降、学校側が現地で事前の下見を一度も実施していなかったことを明らかにした。
転覆事故があった今年3月の乗船プログラムで下見を実施していなかったことは判明していたが、計3回実施された乗船プログラムのいずれも下見を行っていなかったことが調査で確認された。
乗船プログラムが始まった経緯について、府の調査に対する学校側の説明では令和4年夏に高校2年の複数の担任教員が、翌年3月に予定する沖縄研修旅行の下見をした際、事故で亡くなった抗議船「不屈」の船長で牧師の金井創氏から、生徒を乗船させることを提案されたという。
教員らは沖縄で受けた提案を学校に持ち帰り、担任教員6人の「担任会」で応じる方針を決定。その後、乗船プログラムは今回を含めて3回実施されているが、いずれも乗船に伴う危険性などを確認する下見は行わなかった。
府の調査では、令和5年3月と6年3月の研修旅行での乗船プログラムの際に、抗議船が警備中の海上保安庁の船から注意を受けたり、船に乗ることに恐怖を感じる生徒がいたりしたことを、学校側が認識していたことも確認された。

埼玉などで空き巣繰り返し…被害総額1億円以上か ベトナム人グループ摘発

埼玉県などで空き巣を繰り返していたベトナム人グループが摘発されました。このグループによる被害総額は1億円以上にのぼるとみられます。
警察によりますと、ベトナム国籍のドー・ヴァン・トイ被告は2024年から去年にかけ、埼玉・群馬・栃木の3県で住宅など72か所に侵入し、現金や貴金属類などあわせておよそ2300万円相当を盗んだなどの疑いが持たれています。
ドー被告をリーダーとしたベトナム人グループは留守の住宅や空き家を狙い、見張り役などを立てたうえで、窓ガラスを割るなどして侵入し空き巣などを繰り返していて、調べに対し、ドー被告は「生活費を稼ぐために泥棒を繰り返していました」と容疑を認めているということです。
グループによる被害件数は170件、被害総額はおよそ1億670万円にのぼるということです。

全船舶のホルムズ通過を=茂木氏、イラン外相に要求

茂木敏充外相は22日、イランのアラグチ外相と電話で会談し、日本関係船舶を含むすべての国の船舶がホルムズ海峡を安全に通過できるよう求めた。アラグチ外相から米イランのやりとりの状況について説明を受け、両国間の交渉の早期再開に「強い期待」を示した。
米国とイスラエルによる対イラン攻撃後、両外相の電話会談は6回目。茂木氏は「イラン情勢が重要な局面を迎える中、外相間の意思疎通は有益だ」と伝達。両外相は事態の早期沈静化に向け協議を重ねていくことで一致した。 [時事通信社]

高市首相、参院自民と連携強化=少数与党の法案審議にらみ

高市早苗首相は22日夜、参院自民党の幹部と首相公邸で初めて会食した。参院で「少数与党」状態が続く中、重要法案の成立や憲法改正論議の進展に向けて参院側との連携を強化し、政権運営を安定させる狙いがある。
首相が就任後、参院幹部を食事に招いたのは初めて。22日は松山政司参院議員会長、石井準一参院幹事長らが出席し、首相は「少数与党でご苦労いただいている」とねぎらった。
首相と参院自民の関係は、今国会での2026年度予算の成立時期を巡って緊張が生じた。3月までの「年度内成立」を掲げた首相と、充実審議を求める野党との板挟みで参院自民幹部は対応に苦慮。首相、参院自民の双方から不満が示されるなど「隙間風」が指摘された。今回の夕食会には関係修復の狙いもあるとみられる。
与党は参院で過半数に4議席足りず、法案ごとに野党の協力が必要な綱渡りの国会対応が続く。今後も、与党が提出を目指す「国旗損壊罪」創設法案など「国論を二分する」法案で野党との対立が予想される。首相が編成検討を指示した26年度補正予算案が提出されれば、参院野党第1党の立憲民主党は十分な審議時間を求める構えだ。 [時事通信社]

約半年間にわたり“無断欠勤”続けた国立大の50代男性准教授を懲戒解雇 大学側からの業務連絡にも応じず

岐阜大学は、およそ半年間にわたって無断欠勤を繰り返したとして、50代の准教授を20日付で懲戒解雇しました。 大学によりますと、大学院医学系研究科の50代の男性准教授は、おととし7月から去年2月中旬までのおよそ半年間にわたって、無断欠勤を続けていたということです。 大学側は准教授にメールや電話での連絡を繰り返しましたが、無断欠勤を続けたほか業務連絡にも応じなかったため、20日付けで懲戒解雇処分としました。 准教授は聞き取りに対して、無断欠勤については「正当な理由がある」などと説明しましたが、大学側が「認められる理由ではない」と判断したといいます。 岐阜大学の吉田和弘学長は「誠に遺憾であり再発防止に努める」とコメントしています。

「拉致被害者が生存している」北朝鮮ニセ文書に内閣情報調査室が踊らされていた 脱北者の売り込みに“相応の金額”を払い込みか 高市政権の“日本版CIA”創設に重大懸念

高市早苗首相の肝煎りで進められている”日本版CIA”の創設。現行の内閣情報調査室(内調)を格上げして「国家情報局」を新設する構想だが、本当に内実が伴ったものとなるのか──ある文書をめぐる経過を辿ると、重大な懸念が浮上した。元朝日新聞ソウル特派員のジャーナリスト・鈴木拓也氏がレポートする。
誤字脱字の多い文書
日本の情報収集や分析力を強化する国家情報局の新設などを盛り込んだ法案が近く国会で成立する見込みだ。「インテリジェンスの司令塔機能を強化することにより、国民の安全や国益を戦略的に守る取り組みを強化してまいります」と高市首相の鼻息は荒い。だが、「日本版CIA」とは程遠い日本の情報機関の実態が、北朝鮮の拉致問題をめぐる情報収集活動で浮き彫りになった──。
解決への道筋が見えない拉致問題への関心が薄まるなか、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)系の日刊紙・世界日報が3月17日にソウル発で、センセーショナルな見出しの記事を配信した。
〈正恩氏 拉致解決承諾か 北朝鮮内部文書「政府認定12人の大部分生存」ロシア派兵前、外貨不足で〉
記事によれば、同紙が入手した「北朝鮮内部文書」には〈敬愛する最高領導者 金正恩同志の2022年12月7日批准方針〉と記され、党組織指導部が作成したとみられると指摘。正恩氏は同年11月15日と12月7日に〈共和国(北朝鮮)に造成された難関を克服し、日本植民地賠償金問題に終止符を打つための事業を了解〉し、〈日本政府と(の間で)提起されるあらゆる問題は、金与正副部長同志の責任の下、関係部門の人員と議論し、具体的な対策案を立てる〉という指示を出したというのだ。
さらに対策会議では、最も重要な問題として日本政府の認定拉致被害者12人を挙げ、〈実際12人のうち一部死亡者がいるが、大部分が生存している〉との認識が示されたという。事実であれば衝撃的な大スクープだ。
一方、文書には誤字脱字が多く、世界日報も記事でそのことを指摘している。ただ、北朝鮮の元駐英公使、太永浩氏が「これは金正恩氏への報告が済んだ後、下部組織に伝達される段階の文書」「下部組織に伝達される過程で生じた、避けられない誤字脱字と見るべきだろう」と指摘するコメントを紹介。文書は本物の可能性が高いとのトーンで報じた。だが、約10年前に脱北した北朝鮮の元省庁幹部は苦笑交じりに話す。
「首領様に報告する文書には1字たりとも誤字脱字は許されない。もしそうした文書を誤って上奏すれば誰かの処分問題に発展するのは間違いない。仮に太氏が指摘するように金正恩が批准した内容を下部組織に伝える文書だとしても、首領様の指示を誤字脱字で伝えるのは不敬にあたる。行間が不自然に空いているなど北朝鮮の行政文書のスタイルとはかけ離れている。このような最高機密が文書を通じて下部組織に共有されるはずもない」
情報を持ち込む脱北者

転落の瞬間、指が触れた被害者の絶望【旭川女子高校生殺害】「梨瑚さんも本当のことを話して」服役中の共犯の女が出廷へ…内田被告が争う“殺意の有無”《連載④》

2024年4月、北海道旭川市の郊外で、当時17歳の女子高校生が衣服を脱がされて暴行を受け、さらに吊橋の上から石狩川へ転落死した事件。
事件から約2年を経て、主犯格とされる北海道旭川市の無職・内田梨瑚被告(23)の公判が25日から始まる。
まだ雪が残る人気のない真夜中の現場で一体、何が起きていたのか。
事件が発覚した当時の捜査機関や関係者への取材、共犯の女の裁判で明らかになった内容から、改めて事件の経過を追う。《5回シリーズの4回目》
【第4回】共犯の女
内田被告の共犯とされる、受刑者の女(19歳・事件当時)は、2025年に旭川地裁で懲役23年の判決が確定し、服役している。 当時の裁判員裁判では、生々しい犯行の状況を証言した。
北海道旭川市の無職の19歳の女(年齢は事件発生時)は、内田梨瑚被告の「舎弟」として、荷物持ちや買い物の代行をするなど親密な関係を持ち、内田被告を「りこしゃん」と呼び、慕っていた。
2人は数年前に何度か会う程度の間柄だったが、事件の直前に偶然再会してから親密になった。
女は犯行時、19歳であったために少年法が適用され、検察庁は家庭裁判所に女の身柄を送った。
家庭裁判所は、審判で「刑事処分が相当」であると決定し、身柄を検察庁に送り返した(いわゆる「逆送」)
2022年に改正された少年法では、18歳と19歳の少年は「特定少年」とされ、重大事件の容疑で逆送された場合、原則として20歳以上と同様に取り扱われる。犯罪が重大で地域社会に与える影響が大きいと判断された場合には、起訴時に検察庁が実名を公表する場合もある。
事件当時19歳だった共犯の女は2024年8月、北海道の特定少年事件としては初めて検察庁が起訴時に実名を公表した。(HBC北海道放送は、地上波テレビ放送では実名で放送したが、インターネット上に配信する記事は、実名や顔写真が半永久的に残る特性を考慮して、更生の妨げにならないよう匿名で報じている)
2025年2月に旭川地裁で始まった裁判員裁判で、共犯の女は起訴内容を全て認め、量刑が争点となった。
内田被告が”出廷”
法廷では、生々しい犯行状況が明かされ、共犯の女は涙ながらに聞いたり、傍聴席の関係者に謝罪したりする場面があった。
公判の中盤、検察側が求めた証人として内田梨瑚被告が出廷した。
黒いタートルネックに黒いズボンで法廷に現れた内田被告。
傍聴席や「舎弟」と呼んでいた共犯の女に、視線が向けられることはなかった。
「話したくありません」
法廷で内田被告は何を話すのか、注目されたが…
裁判長「証人尋問にあたり、宣誓してください」 内田被告「しないです」
「宣誓」とは、真実を述べ、何事も隠さず、偽りを述べないことを誓うもので、宣誓後、嘘の証言には刑事罰が科される。
宣誓をしない証言は、真実性を担保できないため、そのまま証人尋問が進められることはない。
裁判長は何度も宣誓を促したが、内田被告は「同じ内容の裁判を控えているので、ここでは話したくありません」と述べ、結局、証人尋問は打ち切られた。
わずか5分程度で退廷させられた内田被告は、事件について一言も述べることはなかった。
公判終盤の被告人質問で、共犯の女は検察側の取調調書の内容を全て認めたうえで、女子高校生が橋から転落する時の状況を説明した。
川の方を向き、大きく深呼吸…
「吊橋の欄干の外側に女子高校生が立つ形となり、女子高校生は川の方を向き、肩の高さまで手を広げて大きく深呼吸し、前の方へ向きかけたところ、内田被告が押した」
「転落時、女子高校生は吊橋のロープと欄干につかまっていて、手を伸ばしたが、指が触れる程度で、「キャー」という声が聞こえたあと「バン」という音が聞こえた」
「内田被告に『ヤバくないですか』と言ったら、『行くよ』と手をつかまれて駐車場に向かった」
「私たちは責任を負うべき」
「あの日の本当のことを話しておきたかった。被害者への義務だと思った。梨瑚さん(内田被告)にも本当のことを話してほしい」
「梨瑚さんを止めなければいけない立場だったが、止めるどころか、一緒に暴力を振るったり、何度もひどいことをした。その結果、被害者の子を亡くならせてしまった。私たちはその責任を負うべきだと思う」
共犯の女は涙ながらに傍聴席の関係者に何度も頭を下げた。
判決で裁判所は「残酷で極めて悪質な犯行。酌量の余地はないが、犯行で果たした役割の大きさは、内田被告に比べやや低い」などとし、検察側の懲役25年の求刑に対し、懲役23年の実刑判決を言い渡した。
女は、判決を受け入れる意思を弁護人に示し、控訴する権利を放棄する手続きを裁判所に行い、検察側も同様の手続きをしたため、控訴期限より前に判決が確定した。
共犯の女は証人として内田被告の裁判員裁判に出廷へ
25日に始まる内田被告の裁判員裁判。服役中の共犯の女は、今度は「証人」として出廷することになっている。
内田被告の弁護人は、「共犯の女の裁判が内田被告の裁判に影響はあると思う」と前置きをしたうえで「共犯の女と内田被告の裁判は別々であり、裁判所や裁判員には、冷静に分けて考えてほしい、目の前に現れたもので判決をしてほしい」と主張している。
内田被告の弁護側は、裁判では「殺人への関与と殺意」など、3点について争う方針だという。
5回シリーズのはこちらから

警棒が接触して失明した元少年と示談へ、沖縄県が8800万円支払い

沖縄県沖縄市で2022年1月、元同県警巡査の男性が持つ警棒がバイクで走行中の当時17歳だった元少年に接触し、右目を失明するなどした事件を巡り、県側と元少年側で示談が成立する見通しであることが県警への取材でわかった。示談金は約8800万円。関連議案が県議会で可決されれば、正式に示談が成立する。
確定判決などによると、22年1月27日未明、宮崎県警から沖縄県警に出向中の男性(現在は宮崎県警在籍)が、職務質問のため元少年のバイクを停止させようとした際、右手に持っていた警棒が元少年の右目付近に当たり、失明するなどした。
県警は同11月、男性を特別公務員暴行陵虐致傷容疑で那覇地検に書類送検し、地検が業務上過失傷害罪で在宅起訴。那覇地裁は23年12月、男性の過失を認定して罰金100万円の支払いを命じる判決を言い渡し、その後、確定した。
県警によると、男性の在宅起訴後、県側は元少年側に示談を打診。元少年側は治療に一定のめどがついたこともあり、昨年11月、治療費を含む約8800万円の支払いを求める書面を県側に提出した。双方の代理人弁護士が調整を進め、県側が全面的に応じることでまとまった。県は、6月開会の県議会定例会に関連議案を提出する方針だ。
事件を巡っては、SNSで拡散され、憤った多数の人が現場を管轄する県警沖縄署に集結。同署敷地内に投石するなどし、暴力団組員を含む若者らが摘発された。

「下着をください。そうすれば危害はあたえません」20代女性の車のワイパーにメモ 強要未遂の疑いで会社員の男(25)を逮捕 新潟・長岡市

知人の20代女性の車に「下着をください。そうすればあなたや家族に危害はあたえません」という旨を記載したメモを残した強要未遂の疑いで、25歳の男が逮捕されました。
強要未遂の疑いで逮捕されたのは、新潟県長岡市に住む会社員の男(25)です。
警察によりますと、男は5月8日から11日までの間に、知人関係にあった20代女性の駐車中の軽自動車に「下着をください。そうすればあなたや家族に危害はあたえません」という旨を記載したメモを残し、女性に対し義務のないことを行わせようとした疑いが持たれています。
メモは封筒の中に入れられ、ワイパーに挟んであったということです。
調べに対し男は「私がやったことに間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察はストーカーにあたるような行為の有無も含めて、捜査中としています。

伐採した木が頭に直撃し男性作業員が死亡 国道9号脇で保守管理作業中の事故 島根県大田市

5月20日、島根県大田市の国道9号沿いで枝木の伐採をしていた48歳の男性に折れた枝木が直撃する事故があり、男性が亡くなりました。
事故があったのは大田市仁摩町天河内の国道9号脇の法面で、20日の午前10時45分頃「40代の男性が木の伐採中に、頭に木が当たった。呼吸はあるが意識がない」と、通報がありました。
この事故で、出雲市の建設会社に勤務する48歳の男性が出雲市内の病院にドクターヘリで搬送されましたが、死亡が確認されました。
警察によりますと男性は、現場の責任者として国道9号沿いの保守管理作業を担当し、枝木の伐採作業を行っていました。
男性がチェーンソーで枝木に切り込みを入れ、別の作業員がショベルカーで枝木を引き倒そうとしたところ、枝木が折れてはね男性の頭を直撃したということです。
警察が事故の原因などを詳しく調べています。