沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、同志社国際高校(京都)の女子生徒ら2人が死亡した事故で、同校を運営する学校法人同志社(同)は22日、文部科学省の指導を受け「極めて重大な責任を痛感している」とするコメントを同法人のホームページ上に掲載した。
同法人は指導を踏まえ、改善措置の取り組みとして4項目を提示。
校外活動の安全管理を統括する「安全管理室(仮称)」の設置(10月予定)▽安全管理マニュアルの見直し及び校外活動に関する統一的安全基準の策定、適用▽校外研修などの教育プログラムの安全性についての事前審査制度の導入▽設置者として、教育内容の適切性の検証及び継続的なチェック機能の構築―を掲げ、「すみやかに実施し、継続的な検証と見直しを行う」としている。
そのうえで「教育機関としての原点に立ち返り、『生徒の生命と安全を最優先する』という基本的責務を改めて徹底し、信頼の回復に全力で取り組む」とした。
文科省は22日、同校が実施した平和学習が「政治的活動」に該当し、教育基本法違反だと判断。学校法人同志社に是正を指導した。
「スーパー玉出」運営会社元役員の男らを逮捕 会社に約3900万円の損害与えた疑い 人材派遣会社への派遣手数料を水増し支払い→キックバック受け取っていたか
「スーパー玉出」の運営会社の元幹部は、4年あまりにわたりキックバックを受け取っていたとみられます。
特別背任の疑いで逮捕された大阪・西成区に本社がある「スーパー玉出」の運営会社「フライフィッシュ」の元取締役・浅浦哲夫容疑者(76)は、5月22日、身柄を検察庁に送られました。
警察によりますと、浅浦容疑者は人材派遣会社の役員・中西徹容疑者(63)と共謀し、2021年から19回にわたり「フライフィッシュ」が人材派遣会社に支払うスーパー玉出の従業員の派遣手数料を水増しし、「フライフィッシュ」に約3900万円の損害を与えた疑いがもたれています。
浅浦容疑者は、4年あまりにわたり「フライフィッシュ」が水増しして支払った金を、人材派遣会社側からキックバックとして受け取っていたとみられています。警察は2人の認否を明らかにしていません。
大阪都構想3度目の挑戦へ「法定協」設置案が委員会で可決 「スケジュールありき」進め方に批判相次ぐ
「大阪都構想」の設計図を作る法定協議会の設置案について、大阪市議会の委員会できょう(22日)審議が行われ、維新などの賛成多数で可決されました。
大阪市議会ではきょう(22日)午後から委員会が開かれ、今月15日に提出された「大阪都構想」の設計図を作る法定協議会の設置案について質疑が行われました。
維新以外の会派からは、来年(2027年)春の統一地方選挙と同じ日に住民投票の実施を目指すという維新の方針に対して、「スケジュールありき」の進め方ではないかなど、批判が相次ぎました。
公明党市議団・西徳人 幹事長
「結論ありきのスケジュールで、3度目の住民投票まで強引に進めるというのは、市民感情をないがしろにする」
先ほど約4時間にわたる質疑が終了し、採決では維新などの賛成多数で可決されました。議案は、今月27日の本会議でも可決される見通しです。
「知華の死が無駄にならぬよう」辺野古遺族がnoteに綴る思い 文科省報告に感謝と願い
「しっかりと追求していただいたことに、まずは深く感謝を申し上げたい」。沖縄県名護市辺野古沖の船の転覆事故で死亡した同志社国際高(京都府)2年、武石知華(ともか)さん(17)の父親が22日、インターネットの投稿プラットフォーム「note(ノート)」に「文部科学省の報告について」と題する文章を投稿し、全国の学校関係者に安全確保の徹底や公正な教育を求めた。
父親は文科省が同日公表した事故に関する調査報告について「内容をすべて読んだ」とし、「全容解明や再発防止に向けて大きな前進となる」と記した。
文科省は同校実施の平和学習について政治的活動を禁じる教育基本法に違反すると判断。同校を運営する学校法人同志社(同)に是正を指導し、安全管理も「著しく不適切」だと指摘した。
最終的に「学校法人および学校の責任は極めて重い」と断じた文科省の見解について、父親は「行政がここまで踏み込んだ表現で学校の安全管理を断じたのは、生徒の安全をそれだけ重くみている意思の表れだ」とつづり、全国の学校関係者に対し、「知華の死が無駄にならないよう」安全確保の徹底を求めた。
さらに文科省の見解について「賛否のある議題を取り上げるのが悪いのではなく、取り上げる場合は一方に偏るのが良くないということが、見解として示されたことになる」と指摘。
同校に対して、過去の事前学習での講師の話の内容▽コース設定▽各コースの平和ガイドや講師がどのような話を生徒にしていたか―といった項目を、辺野古コースに限らず検証し直し、結果を公表してほしいとした。
最後に父親は全国の学校関係者に対し、「同志社国際高校を特異な例とせず、自校で行われている教育が、生徒の多面的、多角的な考察、公正な判断を妨げていないかについて、再確認してほしい」と訴えた。
福岡県議会が取材制限検討 撮影、録音に事前承認
福岡県議会事務局は22日、報道陣に対し、議会棟での撮影や録音に事前承認を必要とする取材制限の導入を検討していると明らかにした。議長が今月上旬、取材に関するルールの明文化を指示。同県では、県幹部の互助組織による議長らの政治資金パーティー券購入問題などへの報道が相次いでいた。専門家は「報道の自由を恣意的に制限するものだ」と指摘した。
新ルール案は(1)取材する議員に原則、前日までに承認を得る(2)撮影、録音などを行う際は事前に議会事務局の承認を得る(3)議員の活動や職員の業務を妨げない―といった内容。今後、各会派の同意が得られれば、報道各社に通知する方針だ。
兵庫県豊岡市で男の子が車にはねられ重傷か ぐったりして意識ない状態で搬送…82歳の男を現行犯逮捕【現場映像あり】
兵庫県豊岡市で男の子が車にはねられる事故があり、警察は運転していた82歳の男を現行犯逮捕しました。
現行犯逮捕されたのは、豊岡市に住む加工機械販売業の82歳の男です。
警察などによりますと、5月22日午後3時半ごろ豊岡市日高町国分寺の交差点で、男が運転する軽乗用車に10歳に満たないくらいの男の子がはねられたということです。男の子は心肺停止ではないもののぐったりして意識のない状態で病院に搬送されていて、重傷だということです。
事故のあった現場は、信号機のない交差点だということで、警察が事故の詳しい状況を調べています。
アルバニア首相、高市氏を招請=来年のNATO会議に合わせ
高市早苗首相は22日、アルバニアのラマ首相と首相官邸で会談した。高市氏は欧州大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分だとして「アルバニアと連携を一層深化させていきたい」と強調。ラマ氏は首都ティラナで2027年に開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に合わせ、首相を同国に招待すると語った。実現すれば、同国への日本の首相の訪問は初めてとなる。 [時事通信社]
“二重生活に耐え切れず”不倫相手殺害の罪 女に判決
不倫相手を殺害したとされる女に判決です。女は10年にわたり、夫と不倫相手との間を行き来する「二重生活」を送っていました。
【画像】初めに出会ったのは被告と被害者 いつから?
“不倫男性を殺害”女に判決
露木康子被告の近隣住民
「本当にびっくり。あの人が?という感じ。見た感じはおとなしそうな感じ」
「(Q.派手さは?)なかった」
「(Q.夫婦が一緒にいるのを見たことは?)それはない」
「(Q.被告の印象は?)普通の人。仕事でいつも忙しそうだった」
二重生活を続けていたとされる露木康子被告(55)について、近隣住民は「忙しそうだった」と話します。
露木被告は神奈川県松田町にある一軒家で、夫と結婚生活を送っていました。
被告は結婚後約10年、夫と暮らしていましたが、これは「表の生活」に過ぎず…同時に恋人の家に通い詰める「裏の生活」を続けていました。この二重生活の末に、殺人事件が起きます。
検察側 冒頭陳述から
「被告は結婚後も被害者との交際を継続し、同居の夫に隠して被害者の家に通うという二重生活を約10年もの間続けていた。被告人が二重生活が立ち行かなくなって被害者の殺害を決意した」
露木被告は去年9月、静岡県小山町の住宅で交際相手の天野勝さん(56)の首を絞め、殺害した罪に問われています。
被告の「表向きの自宅」近くに住む人は地域の活動を断られた経験を明かします。
「『実は私は体の調子が悪くて(組合の)役もできない』『申し訳ないけれども』と。人に話せないようなこともあるという感じではなく、普通に自分が現在置かれている状態を言われた」
夫に隠し“10年の二重生活”
ここで2人の男性が絡む二重生活の経緯を整理します。
まず初めに出会ったのは、被告と被害者でした。1993年、被告はまだ20代です。
交際中、被害者から結婚を提案された被告は「5年同じ職場で働かなければ結婚することはない」と返したそうです。
結局、この2人が結婚することはありませんでした。
検察側によると、被告は約15年前、被害者とは交際を続けたまま、職場で知り合った男性と付き合い始めたということです。
第一の交際相手である被害者の存在を隠したまま、被告は第二の交際相手と結婚し、妻になりました。
ここから約10年にわたる二重生活が始まったのです。
被害者の母親と殺害か
県をまたぐものの、2つの家は車で30分ほどあれば行き来できる場所にありました。
ただ、二重生活が3年ほど続いたころ、被告は不満を感じ始めたようです。
検察側 冒頭陳述から
「被告は被害者との交際を続け、食料・酒・たばこ等の頼まれたものを買って持って行ったり、携帯料金を支払ったり、洗濯等をするようになる」
「被害者は当初は感謝を示していたが、次第に感謝を示すことはなくなり、世話をしてもらうのが当然かのような態度に変わり、被告に難癖をつけるようになった」
去年に入り、被告は被害者から「おばさん」と呼ばれるようになったそうです。
検察側は、被告が二重生活を続ける中で、被害者への怒りを募らせるようになったとしています。
露木被告 検察側の冒頭陳述から
「死んでくれたらいいのに」
「被害者がいなくなれば私の生活が楽になるのに」
そんな中、別の女の存在が浮上します。
実は、この事件では被害者の87歳の母親も殺害に加わったとして、逮捕・起訴されています。被害者が働かないことの悪口を話していたそうです。
被害者宅には、被害者の母親である天野松江被告(87)が同居していて、この母親もともに殺害を行ったとされています。
被害者の母・天野松江被告を知る人
「(Q.お母さん(天野被告)は)道の駅に勤めている。働き者だよ、ここの田んぼだって」
「お母さんは無口。あまり人前で出しゃばらない静かな人」
「(Q.親子の関係は?)息子(被害者)が仕事しないので、あまりよくなかった。(息子のことを)『全く仕事をしないで文句ばっかり言ってしょうがない』と」
ネクタイで背後から…
そして去年9月に事件が起きます。
被告はその日も夫と暮らす家を出て、被害者宅を訪れました。
被告は部屋に入ると、あらかじめ持ってきたネクタイで背後から突然、被害者の首を絞めたとされています。
ただ、その時点で被害者はまだ生きていて、うめき声を上げていたそうです。ここで被告が呼び寄せたのが、被害者の母親でした。
母親は救急車を呼ぶ提案をしたものの断られ、「(首を)絞めたほうがいいのかな。中途半端だから苦しいのかな」と発言したといいます。
被告は被害者の首を再びネクタイで絞め、母親もその上からタオルを巻き、2人で首を絞めて殺害したということです。
被告らは遺体を布団などで包み、現場の押し入れに隠しましたが、その後、被告が夫に犯行を自白したことで事件が明るみになります。
拘禁刑12年の判決
そして、静岡地裁沼津支部は22日、被告に拘禁刑12年の判決を言い渡しました。
裁判長
「被告は30年以上前から交際して、恋愛感情も肉体関係もないのに関係を断ち切れずに殺害した」
「経緯は同情すべき面もあるが、誰かに相談するなど取りうる手段があったが取らなかった」
被告は傍聴席を見て一礼し、法廷をあとにしたということです。
(2026年5月22日放送分より)
民家を初の国宝に指定へ 国内最古、神戸市の「箱木家住宅」
文化審議会は22日、現存する国内最古の民家「箱木家住宅」(神戸市北区)と、現存最古級の「旧古井家住宅」(兵庫県姫路市)の2件を国宝に、令和6年の能登半島地震で被災した「禄剛埼(ろっこうさき)灯台」(石川県珠洲市)など6件の建造物を重要文化財に指定するよう文部科学相に答申した。兵庫県教育委員会によると、民家が国宝に指定されるのは初めて。
箱木家住宅は、室町時代前期の14世紀ごろに建築された主屋が対象。屋根は入母屋(いりもや)造(づくり)のかやぶきで軒が低く、扉や窓などが少なく、柱と柱の間の寸法にばらつきがみられるなどの特徴がある。
もともと地域の祭祀(さいし)組織で神事をつかさどる「下頭屋(しもとうや)」を務めた土豪の箱木家の住宅で、現在は51代目の箱木真人(まひと)さん(94)が所有、管理している。ダム建設に伴い昭和50年代に現在の場所に移築され、平成30年から同市が姫路市教委と合同で実施した調査などで、14世紀ごろの建築と特定した。
神戸市の文化財保護審議会の委員で、神戸大の黒田龍二名誉教授(日本建築史)は「上質な造りで、建てられた当初の部材や形がよく残っている」と解説し、「火事などで失われず現代まで残ってきたのは奇跡だ。日本民家の原型と言ってよい」と評した。
答申について箱木さんは「国宝を守っていかなければならない責任の重大さを感じる」と受け止めを語った。
重要文化財となる禄剛埼灯台は明治16年、日本人技術者主導で建設した最初の本格的洋式灯台。能登半島の最先端部にあり、地震でレンズなどが破損した。
他5件は、鉄造灯台では現役最古の「姫埼灯台」(新潟県佐渡市)や「氷川神社本殿」(埼玉県川越市)など。また答申は、重要伝統的建造物群保存地区に松江市美保関を選定するよう求めた。
いずれも答申通り指定・選定される見通しで、建造物の重要文化財は2611件(うち国宝235件)、保存地区は130となる。
勾留中の男性に暴行疑い 巡査長ら2人を書類送検 奈良県警
勾留中の男性に暴行したとして、奈良県警は22日、20代男性巡査と30代男性巡査長を特別公務員暴行陵虐容疑で書類送検した。巡査は減給10分の1(3カ月)の懲戒処分を受け、自らの申し出で巡査長から降任した。巡査長は本部長訓戒とされた。
県警監察課によると、2人は2025年10月に警察署の留置施設内の運動場で、勾留されていた20代男性のズボンを引き上げて下着を破ったとされる。さらに巡査は25年7~9月に5回以上、寝ている男性の顔をつかんだのに加え、下半身にアルコールを吹きかけるなどした疑いがある。
県警留置管理課に26年2月、男性から「不適切な行為を受けた」との封書が届いて発覚した。2人は容疑を認め、巡査は「最初は注意するためにやっていたが、途中からは面白半分だった。警察官としてあるまじき行為で深く反省している」と話しているという。
県警は監督責任として、2人の当時の上司に当たる40代男性警部を所属長注意、50代男性警部補を本部長注意とした。
県警の中井義男首席監察官は「誠に遺憾でおわびする。指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。【池尻真希】