15日午後、福岡県久留米市で、解体中の建物が倒壊し、男性4人が病院に搬送されました。うち2人が意識がないということです。4人のうち3人は作業員で、1人は通行人が巻き込まれたということです。
こちらは、福岡県久留米市六ツ門町です。事故が起きたのは、グレーの布がかけられた建物です。鉄骨のようなものが見えて、折れ曲がっているのが見えます。
警察と消防によりますと、15日午後1時半すぎ、福岡県久留米市六ツ門町で「解体工事中の建物が倒壊した」と目撃した男性から通報がありました。「男性が鉄骨の下敷きになっている。ほかにも多数のケガ人がいる模様」という通報もあり、警察と消防が救助活動を行いました。
その後、消防が建物の中で解体作業をしていた42歳と30歳の作業員の男性2人と、現場近くを通行中に巻き込まれたとみられる50代の男性1人を病院に搬送しました。
このうち、42歳の作業員の男性は意識不明です。
30歳の作業員の男性は搬送時に意識はあったものの、およそ50分の間、鉄骨に挟まれていたとみられ、意識レベルが低いということです。
その後、さらに建物の中で解体作業をしていた24歳の男性が救助されましたが、意識不明の状態だということです。
そのほかに巻き込まれている人の情報はありません。
近くの店の人によりますと、FBSの取材に対し「ドンという地響きみたいな音がした。地震かと思った。砂ぼこりや土煙がたった」と話しています。
現場は、久留米市の中心部の建物が立ち並ぶ地域で、倒壊したのは2階建ての建物だとみられています。建物が、歩道に向かって倒れているのが分かります。
西鉄久留米駅から徒歩で10分ほどの所です。近くには繁華街もあります。
「ごみの味」を覚えたクマは危険!専門家が警鐘 クマを寄せ付けないための対策とは
9日から、福島町では目撃や痕跡が見つかったほか、周辺ではごみ置き場を荒らす被害も相次いでいます。新聞配達員が襲われた場所から北に500mほど離れたスーパーで14日と15日、2日続けてごみ置き場が荒らされました。
なぜクマはごみを狙うのか。そしてごみの味を覚えたクマはどのように危険なのか。
クマの生態に詳しい知床財団に聞きました。
相次いで狙われるごみ置き場。なぜ、クマは人里にあるごみを探し求めるのでしょうか。
知床で野生動物の保護管理を行う知床財団は、クマは学習能力や食べ物への執着心からこのような行動を繰り返すといいます。
知床財団 金川晃大さん)
「ヒグマは非常に鼻のいい動物です。居住地からごみのにおいが漏れてしまったりだとか、ごみが見つかってしまうとヒグマがそのあとも頻繁に(ごみの場所に)出没を繰り返すのがヒグマの習性なので」
人との接触や被害を防ぐためにはごみの味をクマに覚えさせないことが大切だと話します。
知床財団 金川晃大さん)
「市街地に出没したヒグマに食べ物やごみを絶対に奪われないという地域住民の心がけや対策が最も重要だと思います」
知床財団が網走の会社と協力して開発したのがクマが荒らすことができないごみステーションです。
暑さ2ミリの頑丈な鉄板を使った「とれんベア」。扉はクマの爪が引っかからないように設計され、下から手を入れてロックを外さないと開かない作りになっています。
野生のクマでの試験も行われましたが、強い力で押されても倒れたり破壊されることはありませんでした。
シティ環境 澤口和人常務取締役)
「鉄板の厚さが通常よりも厚いものを使っていて、ごみステーションとして使う部分が約250キロ、その下にコンクリートの平板を設置していて、それが約900キロあります。なので合わせると、1トンを超える」
価格は1台55万円。斜里町内に12カ所設置され、これまで被害は出ていないといいます。
シティ環境 澤口和人常務取締役)
「こういったごみステーションにとれんベアを導入するのも1つの対策だと思いますし、私たちがごみを出す側の人間のルールの徹底も一つの対策。とれんベアを通してごみ出しのルールを守っていただく」
ごみの味を覚えたクマは、どんどん人里に接近し物置や家に押し入る可能性もあるということです。
ごみステーションを頑丈にするという対策もありますが、ごみを野外に放置せず、ごみステーションを清潔に保つなど、日頃のマナーを守ることも大切です。
半グレ集団のメンバーら6人を逮捕 「テポドン」こと吉満容疑者ら 「頭割ったるわ」などと被害男性を脅し殴り現金を脅し取ろうとしたか 大阪府警
知人男性を殴り、現金100万円を脅し取ろうとしたなどとして、大阪・ミナミに拠点がある半グレ集団のメンバーら、男6人が逮捕されました。
うち1人は「テポドン」と呼ばれる男だということです。
傷害と恐喝未遂の疑いで逮捕されたのは、大阪市浪速区に住む「テポドン」こと吉満勇介容疑者(38)ら男6人です。
吉満容疑者らは4月、大阪・ミナミにある飲食店に20代の知人男性を呼び出し、顔面を殴るなどの暴行を加えた上、「殺してまうからな。頭割ったるわ」などと言い、現金100万円を脅し取ろうとした疑いが持たれています。
男性は顔や頭に全治約2週間のけがをしたということです。
警察は、男性と吉満容疑者らとの間に、トラブルがあったとみています。
吉満容疑者は、大阪・ミナミで「テポドン」を名乗って活動していました。
警察は、グループの実態などを捜査しています。
百日せき、1週間の患者数3578人…3週連続で過去最多更新
激しいせきを引き起こす百日せきについて、国立健康危機管理研究機構(JIHS)は15日、今年に入ってからの累計患者数が4万3728人(速報値)になったと発表した。年間で最多だった2019年の1万6845人を大きく上回っている。6月30日~7月6日の1週間に報告された患者数は3578人で、前週の3353人を225人上回り、1週間あたりの患者数も3週連続で過去最多を更新した。
百日せきは、主にせきやくしゃみなどの飛沫(ひまつ)に含まれる細菌から感染する。6か月未満の乳児は、呼吸困難などを起こして死亡する恐れもある。
岩屋外相、フェンタニル対策は万全と強調=福岡厚労相「乱用実態なし」
岩屋毅外相は15日の記者会見で、米国などで社会問題化している合成麻薬フェンタニルに関し、万全な国内対策を強調した。過去6年間に税関で密輸出入の摘発事案はないと説明。「関係省庁と緊密に連携して対応している」と述べた。
加藤勝信財務相、福岡資麿厚生労働相も同日の会見で言及。福岡氏は「欧米諸国のような乱用拡大の実態はない」との認識を示した。加藤氏も「米国をはじめ諸外国と情報交換を行うなど緊密な連携を図っている」と語った。 [時事通信社]
解体中の建物が倒壊 40代と20代の男性作業員2人が死亡 30代作業員と通行人の50代男性がけがをするも意識あり
15日午後、福岡県久留米市で解体中だった2階建ての建物が倒壊しました。
この事故でがれきの下敷きになった状態で見つかった40代と20代の男性作業員2人が意識不明の重体となっていましたが、その後2人とも病院で死亡が確認されました。
30代の男性作業員と近くを通行していた50代の男性の2人はけがをしたものの意識はあるということです。
15日午後1時半すぎ、久留米市六ツ門で行われていた2階建て建物の解体工事現場の周辺にいた人から「建物が倒壊して、鉄骨の下敷きになっている。けが人が多数いるもよう」と救急通報がありました。
救急隊と警察などが現場に駆けつけたところ、鉄骨2階建ての空き店舗の解体工事現場で建物が倒壊しているのを確認したということです。
警察によりますと、この事故でがれきの下敷きになった状態で見つかった40代と20代の男性作業員2人が意識不明の重体になっていましたが、その後2人とも病院で死亡が確認されました。
30代の男性作業員と近くを通行していた50代の男性の2人はけがをしたものの意識はあるということです。
警察は業務上過失傷害での立件を視野に建物が倒壊した原因について調べています。
函館・恵山でシカ猟していたハンター戻らず…山中に猟銃と血痕、ヒグマに襲われたか
15日午後4時半頃、北海道函館市の恵山(えさん)(618メートル)でシカ猟をしていたハンターから「仲間が帰ってこない」と110番があった。
道警や地元消防によると、行方不明になっているのは50歳代の男性ハンター。麓の林道に男性のものとみられる猟銃が落ちており、近くには血痕があった。道警はヒグマに襲われた可能性があるとみており、ヘリコプターで男性の行方を探している。この林道の付近では、12日にもヒグマが目撃されていたという。
日本ペンクラブが緊急声明 「デマに満ちた外国人攻撃は社会を壊す」
日本ペンクラブ(桐野夏生会長)は15日、東京都内で記者会見を開き、「選挙活動に名を借りたデマに満ちた外国人への攻撃は私たちの社会を壊す」とする緊急声明を出した。声明では、参院選を通じて外国人を問題視するような政策が掲げられたり、事実とは異なる根拠のないデマが叫ばれたりしていると、現状を懸念。「民主主義社会を守るために、有権者がいま一度立ち止まり、自身の一票を大切に行使することを願う」などとした。
声明の発起人で作家の中島京子常務理事は「デマはだめだということはちゃんと言わないと民主主義が壊れてしまう。デマを正当化するために真実がゆがめられることが怖い」と話した。【松原由佳】
悪石島から避難の十島村住民20人が帰島へ 「意思を尊重」
鹿児島県十島村は15日、強い地震が続く悪石(あくせき)島から鹿児島市に避難している住民約20人が、16日深夜に同市から出港する村営フェリーで島に帰る意向を示していることを明らかにした。避難した住民の帰島は初めてとなる。村は16日朝、住民の意向を最終確認する。
トカラ列島近海では6月21日以降、活発な地震活動が続き、悪石島では7月3日に震度6弱を観測。翌4日以降、隣の小宝(こだから)島と合わせて65人が避難した。
村は震度4以上の地震が5日間以上発生していない状況になれば帰島を判断するとしてきた。15日も悪石島で震度4を観測するなど強い地震は続いているが、村は「あくまで住民の自主的な避難なので帰島の意思も尊重する」としている。
震度4を観測した地震は15日午後1時20分ごろにあり、震源地はトカラ列島近海で、震源の深さは約20キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5・1と推定される。【取違剛】
川崎駅前で8人が目や喉の痛み訴える ガス漏れは確認されず
15日午後7時35分ごろ、川崎市川崎区のJR川崎駅前で、通行人から「数人が顔がヒリヒリしたり目や喉の痛みを訴えたりしている」と110番があった。神奈川県警と消防によると、成人の男女8人が痛みを訴え、うち20代の男性1人が病院に搬送された。意識はあり、軽症とみられる。ガス漏れなどは確認されなかったという。
県警や消防が詳しい状況を調べている。現場はJR川崎駅東口からすぐの繁華街。【木原真希】