神戸市中心部のJR三ノ宮駅近くの交差点で今月、複数人が死傷した事故で、兵庫県警は15日、乗用車を急発進させ歩行者らをはねたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで、運転していた徳島市、会社役員矢部健司容疑者(58)を逮捕した。「覚えていない。なぜ事故を起こしたか分からない」と話しているという。
逮捕容疑は1日午後3時40分ごろ、赤信号で停止中に何らかの原因で車を急発進させ、横断歩道を渡っていた大学生岸上優空さん(21)を死亡させ、30代と60代の男性2人に重軽傷を負わせた疑い。県警によると、車を避けようとして転倒した1人もけがをした。
「安全保障の根幹は食料」農水大臣に起用された武部新議員が所属する武田グループで抱負語る
新しい農林水産大臣に起用される自民党の武部新議員が、所属する政策グループの会合に出席し、大臣としての抱負を述べました。
武部新衆院議員 「食料を国内でしっかりと確保して、国民を飢えさせない。安全保障の根幹が食料だと思っているので、しっかりと大臣の職を頑張りたい」
簗和生農林水産大臣の辞任を受け、後任の大臣に起用される武部議員は、自身が所属する政策グループ「総合安全保障研究会」の会合に出席し、大臣に就任するにあたって抱負を述べました。
このグループから大臣に起用されるのは、細野豪志復興大臣に続いて2人目です。
グループの会長を務める武田元総務大臣は、「食料の安全保障を考える上で、農業予算の全体枠を増やしていくということを目標に掲げ、今後、武部大臣の政策推進に一役買っていきたい」と話しました。
阪神戦チケットを高額転売 容疑で親子を逮捕 総売り上げ4200万円か
プロ野球・阪神タイガース戦のチケットを正規の価格よりも高額で転売したとして、兵庫県警生活経済課は15日、チケット不正転売禁止法違反の疑いで、姫路市坂田町の無職の男(28)と母親(56)を逮捕した。同課によると、いずれも容疑を認めている。
逮捕容疑は、3月24日~4月10日、球団などの同意を得ずに、3人に対し阪神戦のチケット計12枚(計約2万8000円分)を約6万2000円で不正転売したとしている。
同課によると、容疑者らは複数のチケット販売サイトで購入し転売していた。令和元年ごろから野球やコンサートなどのチケット転売を始め、少なくとも約3500枚を計約4200万円で売ったとみられるという。
昨年3月ごろ、球団が甲子園署にチケットが転売されていると相談し発覚した。
「地元で記者会見を」 簗前農相に議員辞職求める声も 栃木
道路予算を「カットした」と発言して批判を招いた自民党の簗(やな)和生前農相。更迭されたものの、「政治とカネ」の疑惑も浮上しており、県内からは「議員辞職すべきだ」との声も出ている。【仙石恭、藤田祐子、白川徹】
2024年と26年の衆院選で、簗氏の陣営が支持者をシャトルバスで無料送迎した問題に加え、24年衆院選を手伝った女性が「投票呼びかけの電話で報酬をもらった」と証言したことも新たに発覚。いずれも公職選挙法に抵触する可能性があり、説明責任を果たすことが求められている。
予算削減で名指しされた那須烏山市の市議は「地元はみんな怒っている。国会議員としての適性がなく、ただちに議員辞職すべきだ」と訴えた。かつては簗氏を支持した地方議員も「公選法の問題も出ており、農相辞任だけでは済まない」と議員辞職を求めた。
2月の衆院選で栃木3区は、簗氏と自民党籍があり無所属新人の渡辺真太朗氏が争う保守分裂選挙となった。予算削減に言及された那須烏山市、那珂川町のほか、大田原市の首長が渡辺氏を支持した。
その大田原市の相馬憲一市長は、15日の定例記者会見で「政治的信念の違いはあれど、地元選出の農相として期待していたので残念。(予算カット発言は)納得しかねるところが多く、説明責任を果たしてもらいたい」と求めた。信頼回復に向けて「地元で記者会見し、きちんと答える形が必要だ」と話した。
衆院栃木3区の自治体への取材に基づき、簗氏が言及したとみられる道路に関する「社会資本整備総合交付金」と「防災・安全交付金」について、国からの交付額合計を25年度と26年度で比べると、那須烏山市と那珂川町のみ減額されている。一方、大田原市や、首長が簗氏を支持した矢板市、那須塩原市、那須町は増額されていた。地元の不信感は根強く、簗氏の今後の対応が注視される。
メガソーラー許可取り消し 静岡地裁、災害対策不十分
静岡県伊東市で計画中の大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業を巡り、必要な災害防止措置が取られていないとして、地域住民らが県や市に設置許可の取り消しを求めた訴訟の判決で、静岡地裁(平山馨裁判長)は15日、許可を取り消した。
平山裁判長は判決理由で、市はソーラーパネル設置に伴い崖崩れや土砂流出が発生する可能性を検討していないと推認され、違法だとした。
判決や市などによると、市内の業者が建設を計画し、市は2018年に宅地造成等規制法に基づく申請を許可。さらに業者側は計画の一部変更を2回申請し、市はいずれも許可した。22年の2回目の変更許可について、23年に住民側が提訴していた。
新農相に武部新氏が就任、父に続く起用に「培ってきたものを全力で」…前任の簗氏には「説明責任果たして」
高市首相は15日、地元自治体の道路予算を「カットした」と発言した問題などで辞任した簗和生・前農相(47)の後任に、自民党の武部新・元農林水産副大臣(56)(衆院北海道12区、当選6回)を起用した。昨年10月の高市内閣発足後、不祥事による閣僚交代は初めてで、体制を早期に立て直し、消費税減税・支援金法案などの国会審議への影響を最小限にとどめたい考えだ。
武部氏は同日午後、皇居での認証式を経て正式に就任した。夜には首相から辞令の交付を受け、記念撮影に臨んだ。
首相はこれに先立ち、武部氏と面会し、食料安全保障の強化や、食の課題を先端技術で解決する「フードテック」などに取り組むよう指示した。武部氏を起用した理由について、首相は記者団に「農林水産行政に精通し、即戦力として国会対応も含めて活躍していただける」と説明した。
武部氏は初入閣で、小泉政権で農相や党幹事長を務めた勤氏の長男。党農林部会長や党水産総合調査会長、文部科学副大臣などを歴任した。旧二階派の継承を掲げる武田良太・元総務相の党内グループに所属し、2024、25年の党総裁選では小林政調会長の推薦人を務めた。
武部氏は首相と面会後、「農水行政にとって重要な局面を迎えている。重責をこなせるよう、これまで培ってきたものを全力で出し切りたい」と記者団に語った。事実上の更迭となった簗氏の発言については「あってはならない。一個人として説明責任を果たしてほしい」とし、「公平性、透明性の高い政策を推進していく必要がある。国民から信頼してもらえるようしっかり取り組んでいきたい」と強調した。
自民党の磯崎仁彦参院国会対策委員長と立憲民主党の斎藤嘉隆国対委員長は15日、首相らが出席する参院予算委員会の基本的質疑を予定通り16、19両日に開催することで合意した。
一方、衆院では、与党が消費税減税法案を20日の衆院本会議で審議入りさせることを提案したが、野党は難色を示し、折り合えなかった。
拘置支所でがんの23歳受刑者死亡 国が不適切な治療認め和解
さいたま拘置支所(さいたま市)に収容され精巣がんで亡くなった男性(当時23歳)の遺族が、国に約7000万円の損害賠償を求めた訴訟は15日、東京高裁(中村さとみ裁判長)で和解が成立した。国が治療に不適切な点があったことを認め、解決金として350万円を支払う内容。1審の賠償額150万円から増額された。遺族側が記者会見で明らかにした。
1審・東京地裁判決(2025年10月)によると、男性は強盗致傷罪などで服役中の20年1月に下腹部の違和感を訴えたが、拘置支所の医師は経過観察とした。その後に外部の医療機関を受診して精巣がんが判明。摘出手術を受けたが、翌年7月に亡くなった。和解条項には、外部の病院への移送を適切に判断すべきだとの内容が盛り込まれた。
地裁判決は適切な医療行為を受ける権利が侵害されたと認定したが、早期に発見できたとしても結果を回避できたとは言えないとして賠償金を150万円としていた。訴訟に参加した遺族の人数が増えたことなどから解決金が増額された。男性の母親(51)は「これを機に受刑者もきちんとした医療が受けられることを願っている」と話した。【安達恒太郎】
「命失うのは息子で最後に」名誉毀損被害者遺族がユーチューバーらに約2.3億の損害賠償求め提訴
動画共有サイトで動画を公開し会社役員の男性=京都市左京区=の名誉を傷つけたなどとして、動画配信業の池田実貴容疑者(28)らが京都府警左京署に逮捕された事件を巡り、男性の遺族が15日、記者会見を開き、池田容疑者らに約2億3000万円の損害賠償を求めて京都地裁に提訴したことを明らかにした。
提訴したのは昨年7月に死亡した中野拓磨さん=当時(36)=の母、さえ子さん(73)。ユーチューブで「KENZO 新宿109」のアカウント名で活動する池田容疑者と、拓磨さんへの恐喝未遂容疑で逮捕された赤木誠容疑者(46)、安田裕貴容疑者(35)を提訴した。同署は同日、3容疑者を京都地検に送検した。
さえ子さんによると、拓磨さんは令和5年、経営する不動産会社の株式を赤木容疑者らに譲渡したが意見の食い違いで関係が悪化し昨年5月、赤木容疑者らから恫喝(どうかつ)された。その様子を撮影した動画を池田容疑者は拓磨さんが詐欺を働いたとする内容に編集しユーチューブで公開。拓磨さんは自身や会社への誹謗(ひぼう)中傷などで経営が傾き精神状態が悪化し、自ら命を絶ったという。さえ子さんは「動画により命を失った拓磨のような子をもうつくらないでほしい」と訴えた。
警察署の金庫から「100万円」消える、内部の人間が盗んだ疑い…埼玉県警大宮署・留置容疑者の現金保管
埼玉県警大宮署で、署内の留置施設に入る容疑者から預かった現金を保管している金庫から約100万円がなくなり、県警が窃盗容疑で捜査していることが、捜査関係者への取材でわかった。金庫は署員以外は立ち入れない場所にあり、県警は、内部の人間が盗んだとみている。現金や金庫の鍵の管理状況を調べ、署幹部らの処分を検討する。
捜査関係者によると、現金がなくなっているのが発覚したのは今年4月。大宮署では容疑者が留置施設に入る際、所持している現金を預かり、金庫でまとめて保管している。預かった金額や金庫内の総額は記録をつけていたが、4月に金庫内の残高を確認したところ、出納記録と比べて約100万円少なかったという。
県警の内規では、預かった現金を各署で定期的に確認するよう定めている。昨年7月に県警本部が定期監査を行った時点では、金庫内の金額と出納記録は一致していたが、大宮署はその後、確認を怠っていたという。
現金の保管に使う金庫は複数の鍵で開ける仕組みで、鍵はそれぞれ別の署員が管理していた。県警は署内の人間が定期監査後に現金を持ち出した可能性があるとみて、複数の警察官から事情を聞いている。金庫周辺が映る防犯カメラは設置されていないという。
また、容疑者らが留置施設を出る際に返却する現金が不足する事態を防ぐため、県警が地方自治法の規定に基づき、約100万円を補填(ほてん)したことも判明した。県警は一時的に補填した金額分を知事による専決処分で県予算から執行する方針。
「優越感にスリル」90代の介護施設入所者に暴行か 元職員の男逮捕 “2026年3月~4月頃から”供述も
介護施設の入所者の90代の女性に暴行を加え、ケガをさせた疑いで元職員の男が逮捕されました。男は「いつ発覚するかというスリルがあった」などと供述しています。
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男の供述は耳を疑うような内容でした。
傷害の疑いで逮捕 西村雄太容疑者(36)
「ストレスの発散や無抵抗の人に暴力を加える優越感。いつ発覚するかというスリルがあった」
東京・新宿区にある介護施設の元職員・西村雄太容疑者は、入所者の女性に暴行を加え、ケガをさせた疑いがもたれています。
西村容疑者は、新宿区の施設でおよそ3年前から働いていたといいます。
複数人の介護を担当していて、被害にあった女性もその1人でした。
女性は90代、施設では個室を利用し、日常生活のすべてに介護が必要で、意思疎通が難しい状態だったといいます。
今月4日から5日にかけて泊まり勤務だった西村容疑者は、女性に対し、顔面を殴る、蹴ってベッドに倒す、脇腹を10回ほど連続で殴る、髪の毛を引っ張るなどの暴行を加えたとみられています。
女性は顔の左側に青あざと内出血、両目周辺に内出血と打撲を負いました。
西村容疑者は他の介護士に、こう報告したといいます。
西村雄太容疑者(36)
「被害者の左目に内出血があるが、原因がわからない」
「カメラを確認したが異常はなかった」
しかし、職員が個室の防犯カメラを確認したところ、西村容疑者が暴行する様子が映っていたということです。
西村雄太容疑者(36)
「暴行を加えて傷害を負わせたことに間違いありません」
容疑を認めている西村容疑者。さらに、供述からうかがい知れるのが“常習性”です。
西村雄太容疑者(36)
「2026年3月~4月頃から介助を行うたびに継続して暴行を加えていた」
職員による数々の暴行が、介護の現場で起きたとみられます。
13日夜、話を聞いたのは4日前に母親がこの施設に入所したばかりだという男性です。
母親が施設を利用
「施設の方が、そういうことがありましたと。まさかここ(この施設)だと思ってなかったのでびっくり。人間的に許せないところもあるし。そういう方がいたというだけで心配になるが、今後の対応やってくれると思う」
施設側は、「news zero」の取材に対し…
事件があった介護施設
「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。事件の後、90人弱いる入所者の身体検査などを実施しました。入所者の家族にも説明中で、これから具体的な調査が入ると思います」
施設側は現時点でほかの入所者への被害は確認されていないと話していて、再発防止と職員教育・管理体制の強化に取り組んでいくとしています。
(10月13日放送『news zero』より)