現職が圧倒的に有利とされる知事選で、異例の結果が起きた。3月8日投開票の石川県知事選で、自民党などが推薦した現職の馳浩氏が、無所属新人の山野之義氏に敗北。石川県は「知事多選日本一」とも呼ばれ、現職が1期で落選するのは極めて珍しい。なぜ、この“政変”は起きたのか。背景には、能登半島地震をめぐる対応への厳しい評価と、盤石だったはずの組織票の崩れがあった。
【画像】今日は何回転? レスラー時代の馳浩氏の必殺技
現職有利とされる石川で「1期で落選するのは極めて異例」
3月8日投開票の石川県知事選挙において、無所属新人の山野之義氏(元金沢市長)が、自民党・日本維新の会推薦の現職である馳浩氏を破り、初当選を確実にした。長年「知事多選日本一」と言われる石川県において、現職が1期で落選するのは極めて異例である。
その主な敗因としては、能登半島地震における県の初期対応に対する有権者の厳しい評価、与党支持層の票の流出、そして無党派層からの支持離れが挙げられる。
詳しくみていこう。
石川県は前知事の谷本氏が7期28年、その前の中西知事が8期31年を務めた「知事多選日本一」の県である。現職知事が1期だけで落選に至るのは異例の出来事だ。
現職は知名度やこれまでの行政実績、盤石な支援組織を持つため選挙戦において圧倒的に有利とされるのが一般的だが、今回はその常識が完全に覆る結果となった。
災害対応の評価や復興の進め方が最大の争点の一つに
この異例の政変の最大の背景として、朝日新聞(3月8日)は、「能登半島地震への対応のまずさがあることは疑いない」と報じている。2024年に起きた能登半島地震や奥能登豪雨後、初めての知事選となった今回、災害対応の評価や復興の進め方が最大の争点の一つであった。
石川県防災会議が2024年10月にまとめた公的な報告書「能登半島地震における対応の検証結果」において、県自身の対応について厳しい自己評価が下されている。
報告書には「県が救助の実施主体という意識、全庁体制で災害対応を行うという意識が欠如し、対応が受け身」「組織横断チームを編成し、臨機応変に対応するも、危機部局の権限が不明確」「執務スペースが狭隘であった結果、関係者が一堂に会する場所がなく、情報の一元化・分析・整理が困難」といった厳しい文言が並んでいる。
専門人材不足と支援団体との連携不足
同資料には他にも「応援団体の活動調整等を行うことができる防災の専門人材が不足」「被災者の生活支援の実績を持つ災害支援NPOなど民間支援団体との連携が不足」などが指摘されている。
こうした厳しい指摘に対し、馳知事は東洋経済オンライン(2026年1月10日)のインタビューで反論と釈明を行っている。
県職員の意識が欠如し受け身だったという点については、「大地震が起きたときに県のどの部局が何をするかというマニュアルがなかったのです。ですから、実際に大地震が発生しても職員は動き方がわからない。動きようがなかったんです」と語り、過去27年間被害想定が見直されていなかった県の背景を主張した。
また、危機部局の権限が不明確だった点には、「独立した部にするほど大きな組織ではなかったので、各部局との連絡調整が多い総務部内に危機管理監室を位置づけたのです」と説明している。
さらに、被災地への訪問が遅れたことや現地対策本部を設置しなかったとの批判に対しても、知事は自らの行動を説明している。「発災翌日の朝7時6分から、消防防災ヘリで2時間かけて被災地をすべて回り、すさまじい状況を目の当たりにしました」と初動の早さを強調した。
開設初期に間仕切りが設営できず雑魚寝が発生
その上で、現地に対策本部を置かなかった理由を「自分が被災地に入れば、市町の関係者が応接に手間を取られ、災害対応が滞る懸念があった。だから知事室に泊まり込んで、24時間体制で陣頭指揮を執ったのです」と反論している。
また、「甚大な被害が1自治体ではなく、6市町の広範囲に及び(中略)現実的に難しかった」とし、「指揮命令系統が(中略)国の対策本部につながることにもなり、混乱が予想された」と当時の判断の妥当性を主張した。
報告書は被災者支援についても、県の想定不足を指摘している。
県も支援される側という意識から、主体的な活動調整を行う意識が欠如していた、広域避難が必要な場合の想定が希薄であり、避難を希望する方は指定避難所に全て避難できるという固定観念があった、さらに長期的なライフライン途絶による長期間の生活支援の想定も不足しており、開設初期に間仕切りが設営できず雑魚寝が発生した…
これらについても馳知事は、当時の法制度の限界を反論として挙げている。
経験と人脈を駆使して国政を動かしたと強調
「法制度が、被災した人は指定避難所に入るものと想定しており、自宅などに自主避難している人には支援が行き届かなかった」と語り、災害対策基本法に福祉の観点が抜けていたと指摘した。
さらに、過酷な環境となった1.5次避難所についても、「もともと1.5次避難所は(中略)一時的なトリアージの施設として立ち上げました」「ところが開所すると、介護が必要な高齢者がどっと入ってこられた」と語り、想定外の事態であったことを強調した。
その上で、国の支援制度の壁に対しては自らの政治力を活かしたと胸を張る。「被災者生活再建支援制度では、住宅の再建に対して最大300万円しか支給されないことになっていましたが(中略)岸田首相に電話し、直談判しました」と明かし、結果として高齢者や障害のある世帯には特例的に最大600万円まで支給されることになった成果をアピールした。
また、問題視された災害対策基本法についても、「25年5月の法改正で、『福祉サービスの提供』が法律として明文化されました。私たちも、この改正を国に強く働きかけました」と述べ、自身の経験と人脈を駆使して国政を動かした実績を強調している。
報告書ではこのほかにも、災害広報においてデジタルになじみのない高齢者に情報を届ける仕組みが欠如していた点や、デジタル技術の活用において紙ベースの入所者管理が多くデータ化に苦慮した点が検証されている。様々なデータを各団体ごとに収集・保有する中で、名簿等個人情報の共有にも時間を要したことが明らかになっている。
知事に対する県民の不満や不信感が選挙の敗北に直結
このように知事からの明確な反論や法的な限界の主張はあったものの、災害時における初動の遅れや県の想定不足が公的な検証結果として詳細に記録された事実は重く、結果として、トップである知事に対する県民の不満や不信感が選挙の敗北に直結したとみられる。
政党の支持動向からも、現職の敗因が明確に読み取れる。馳氏は自民党の県連から推薦を獲得し、全面的にバックアップを受けて戦ったほか、日本維新の会からも推薦を受けていた。しかし、TBS NEWS DIG(3月8日)が報じた出口調査のデータによれば、この巨大な組織戦が機能不全に陥っていたことがわかる。
強固なはずの組織票をまとめきれずに流出
まず自民党支持層の動向について、馳氏は6割以上を固めたものの、逆に言えば残りの層をまとめきれず、山野氏が3割以上の支持を獲得した。報道では、馳氏の足元の支持が一定数、山野氏にも流れた状況であったと指摘されている。
さらに日本維新の会は党として馳氏を推薦したにもかかわらず、出口調査では山野氏が6割近くの支持を固め、推薦したはずの馳氏を上回る結果となった。加えて、立憲民主党と公明党が自主投票とした中道改革連合の支持層では、山野氏が7割弱を固めた。
そして勝敗の鍵を握る、支持する政党のない無党派層においても、山野氏が6割近くの支持を固めるに至った。
約340団体の推薦を受け、巨大な組織戦を展開した馳氏に対し、山野氏はボランティアを核とした市民参加型の運動を展開したと朝日新聞は報じている。強固なはずの組織票をまとめきれずに流出したうえ、無党派層の大きな支持が新人の山野氏へと向かったことが、現職敗北の致命傷となったのである。
文/小倉健一
《不倫相手だった警部補Xとのツーショットも存在》内田梨瑚被告と北海道刑事たちの「上半身ハダカ乱痴気騒ぎ」リアルな実態…公判で問われる「更生可能性」【旭川女子高生殺害・公判】
北海道旭川市の吊り橋「神居大橋」で2024年4月、女子高生・Aさん(当時17歳)が吊り橋から川に転落し、殺害された事件。首謀者とされる旭川市の無職・内田梨瑚被告(23)の第1回公判前整理手続きが3月3日に行われ、初公判日程が5月25日に決定した。
内田被告の”舎弟”とされる共犯の小西優花受刑者(21)はすでに公判を終えており、懲役23年の実刑判決が確定している。内田被告の公判のポイントは、「内田被告の殺人の実行行為性」、「全裸にし動画撮影した不同意わいせつとAさんの死亡の因果関係」「内田被告の量刑」の3点とされる。
量刑においては、犯行の悪質性のほか、内田被告の反省や「更生可能性」も裁判員らに見極められ、判断されることになる。【前後編の後編。前編から読む】
「強そうな年上の男に…」
先述の小西受刑者の公判に、検察側の証人として出廷していた内田被告。公判を傍聴したライターは、「内田被告の態度はかなりキツくみえた」と明かす。
「上下とも黒の長袖とズボンという服装で出廷した内田被告は裁判長から宣誓を求められたのですが、『同じ内容の裁判を控えているので、ここでは話したくないです』と繰り返すばかりでした。法廷を睨むような目つきも非常に印象的でした。
内田被告が証言を拒否し10分程度で退出したため、結果として検察側が内田被告の供述調書を読み上げることとなったのですが、自身の公判にはどのような態度で出廷するのか……」
NEWSポストセブンは事件発生後、内田被告の人柄や素行について、地元旭川で取材している。内田被告の知人は、「旭川市にある繁華街『3・6(サンロク)街』によく出入りしていた」と話していた。
「内田は高校卒業後、地元の化粧品メーカーの販売店で働いたり、3・6(サンロク)街のクラブでキャストを務めたりと、職を転々としていました。事件があったから言うわけではないですが、学生時代から”不良少女”として有名で、年上の悪そうな男たちとよく飲み歩いていたのが印象的です」
サンロク街の飲食店関係者は、「男癖も非常に悪かった」と話す。
「決まった彼氏がいる感じではありませんでしたが、出会った人、誘われた人など誰とでもやる。特に先輩や年上など、強そうな男性に自分から媚びを売っていた印象があります」
X警部補は「刑事職から外された」
さまざまな男性と関係を持っていた内田被告について、2024年7月には「週刊文春」が衝撃のスクープを報じた。事件の捜査にあたっていた旭川中央警察署の刑事(当時)であるX警部補と内田被告が、不倫関係にあったというものだ。
福島知事の東日本大震災式辞、一部が報道と酷似 県「参考にした」
福島県主催で毎年3月11日に開かれる東日本大震災の追悼復興祈念式で、内堀雅雄知事が読み上げる式辞の一部が過去に新聞やテレビで報じられた被災者の発言や情景描写の表現と酷似している。県は取材に「報道を参考にした」とするが、被災者や報道機関への事前連絡はなく、引用元も示していない。
酷似しているのは2023~25年の式辞。知事本人が視察していないのに、その場で話を聞いたかのような言い回しが目立ち、被災者や識者は「誤解を招く表現だ」「自分の言葉で語ってほしい」と指摘する。
24年の式辞は、東京電力福島第1原発の立地する福島県大熊町で事故後初めて町内で開催された前年秋の町民参加の運動会を紹介。知事は視察していないが、次のように盛り込んだ。
「私が最も希望を感じたのは、運動会で住民の皆さんと共に汗を流した女の子が、満面の笑みで語ってくれた、この言葉でした。『地域の人たちとどんな時でも助け合えるようになりたい』」
運動会当日、NHKが報じたローカルニュースでは、女子生徒が「地域の人とどんな時でも助け合えるようになりたいです」とインタビューに答えており、式辞の文言と酷似していた。【尾崎修二】
「亡くなった36人は『運がなかった』」と言い放つ被告 被害者の兄はやり場のない憤り「全く関わりのない人間でした。それでも、突然命を奪われてしまった」【京アニ放火殺人事件⑤】
2019年7月、京都市伏見区で起きた京都アニメーション放火殺人事件。この事件で、多くのクリエイターの尊い命が奪われました。
その1人、渡邊美希子さん(当時35)は、京都アニメーションを代表するアニメーターで、美術監督も務めるなど、多くの作品で活躍していました(【画像】に渡邊美希子さんの作品も)。
美希子さんの兄・渡邊勇さんは、家族を失った苦しみに加え、法廷での被告の言動にも心を痛めました。被告は、あまりにも無責任な言葉を言い放ったのです。
(2026年2月11日「犯罪被害者支援を考える市民のつどい」講演より)
※この記事は【1】【2】【3】【4】【5】の【5】です。
亡くなった36人に 被告は「運がなかった」と言い放った
(渡邊勇さん)
「また、36名もの方が亡くなったことに対しては、『運がなかった』と言い放ちました。
自らが引き起こした結果に対して、あまりにも無責任な言葉を聞いたとき、本当にしんどい感情がこみ上げてきました。
裁判を通じて、彼が過去にコンビニ強盗などで前科があったこと、訪問看護や生活保護などの支援を受けていたことも知りました。
なぜ、社会から多くの支援を受けていた人物が、このような凶行に及び、大切な妹の命を奪わなければならなかったのか。苦しくて、情けなくて、やり場のない憤りを覚えました。
一人で裁判に臨まなければならなかったら、精神がおかしくなっていたかもしれません。辛いとき、憤りを感じたときに、それを共有できる家族がいたこと、そして、裁判に付き添ってくださる被害者支援の制度があったことに、心から感謝しています」
「加害者も被害者も生み出さない世界へ」
(渡邊勇さん)
「彼のことは決して許すことはできません。しかし彼が言った『今のような環境があれば、事件は起こさなかった』という言葉は、憤りとともに、私たちに一つの問いを投げかけているようにも感じました。
どこかで、彼が立ち止まるタイミングはなかったのでしょうか。
もし彼に心から大切に思う人がいて、『この人に迷惑をかけたくない』と思えていたら。。。孤独や孤立によって自暴自棄にならなければ、あのような事件は起きにくかったのではないでしょうか。
一番に望むのは、『加害者も被害者も生み出さない世界』です。それは、社会のルールや政治、経済、そして教育や文化、社会全体の空気感といった、様々なものが関わってくるのだと思います。
事件後、僕自身の考え方も変わりました。以前は、『自分の家族や友人、同僚など、身近な大切な人たちが幸せであればよい』と思っていました。
しかし、今回の事件の犯人は、妹からすれば全く関わりのない人間でした。それでも、突然命を奪われてしまった。
この経験を通じて、『自分の周りだけではだめなのだ』と痛感させられました」
美希子さんと同じ誕生日に生まれた我が子
(渡邊勇さん)
「不思議なことに、事件後に生まれた僕の子どもは、美希子と全く同じ誕生日に生まれてきてくれました。予定日でもなかったのに、です。『ちゃんとしっかり生きていけよ』と、妹に言われているような気がして、その子の笑顔に日々、元気をもらっています。
私たちの話は、暗い話かもしれません。でも、ただ暗い話として持ち帰っていただくのではなく、この話をきっかけに、皆さんの周りにいる大切な人の存在を、改めて感じていただけたら、これほど嬉しいことはありません。
そして、まずはあなたの大切な人に『大切だよ』と伝えることから始めていただけたらと、切に願っています」
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「先が見えぬ恐怖あった」 中東から無事帰国に喜び
イラン周辺国から政府のチャーター機で退避してきた邦人ら281人が10日早朝に成田空港に到着した。ホテルから出られず、ミサイルやアラートの音でたたき起こされる日々を「先が見えない恐怖があった」と振り返り、無事の帰国を喜んだ。カタールの首都、ドーハで知り合った日本人約180人はチャットグループで情報交換し、励まし合っていたという。
友人とイタリア旅行に向かっていた神奈川県海老名市の大学生前島陸斗さん(22)はカタールで2月28日から足止めされていた。スマートフォンにアラート画面が何度もアラビア語などで表示されたが「ミサイル関連のものとしか分からず不安だった」と疲れた表情で話した。「ボン!」と花火のような音が聞こえることもあった。
卒業旅行でスペインを訪れる予定だった横浜市の大学4年志水里沙さん(22)と森花織さん(22)も乗り継ぎだけのはずだったドーハのホテルに滞在。「1カ月ほど戦闘が続くという報道もあって先が見えなかった」「家族に『ただいま』と元気な顔を見せたい」と話した。
在留手数料、上限最大30倍に=電子渡航認証制度を創設―入管法改正案を閣議決定
政府は10日、外国人の在留許可に関する手数料の上限を最大30倍に引き上げることを柱とした入管難民法改正案を閣議決定し、衆院に提出した。上限見直しは1981年以来。入国の可否を渡航前に審査する電子渡航認証制度「JESTA」の創設も盛り込んだ。今国会中の成立を目指す。
日本の在留外国人は2025年末時点で過去最高の約413万人。手数料引き上げは高市政権が進める外国人政策の財源を捻出するのが狙いだ。
現在、手数料の上限は(1)在留資格の変更許可(2)在留期間の更新許可(3)永住許可―のいずれを行う場合も一律1万円と決まっている。法改正により(1)(2)を10万円、(3)を30万円に変更する。
実際の手数料は上限の枠内で政令で定めており、現在は(1)(2)が5500~6000円、(3)が1万円。改正案が成立すれば、政府は外国の例なども参考に26年度中に新たな手数料を定める。 [時事通信社]
晴海フラッグでトラブル続出 駐車場には不審車両や排泄物 住人「怖くて不安」【詳細版】
東京オリンピックの選手村の跡地に建設された「晴海フラッグ」周辺では今、悪質なマナー違反や不審車両の目撃が相次ぎ、警察がたびたび出動する騒動が起きています。
【画像】取材中に駐車場内に侵入してきた不審車両
住人たちが国や自治体に助けを求める事態になっていて、不安が広がっています。
不審車両は「白タク」か
マンション住人
「すみません。不審車両がずっとマンションの前に止まっていまして、シーヴィレッジのD棟の前です」
高層マンションが建ち並ぶ晴海フラッグエリアに止まった車に、大きなキャリーバッグを持って乗り降りする集団。
シーヴィレッジは東京湾を一望できるオーシャンビューがウリで、購入の際、競争率が1000倍にも達した人気のマンション棟ですが、毎日のように警察が駆け付ける事態となっています。
マンション住人
「(不審車両を)頻度でいうと、1日で数回は必ず見かけますね。朝と夜『またいるよ』と思いながら見てます。警察からは『見かけたら110番通報してほしい』とアドバイスを頂いている」
マンションの近くではタクシー営業の許可を受けず、利用料金を取って客を運ぶ、いわゆる「白タク」の可能性がある不審車両が相次いで目撃されています。
警察官
「(白タクの)疑いがあるなら、そのまま行かせるわけにはいかない」
女性
「(乗せたのは)友達」
警察官
「それは分からない」
女性
「1円も取ってないから」
駆け付けた警察官に、「白タクではない」と主張する外国人女性。
女性
「会社がちゃんと責任とる」
警察官
「会社でやってるんですか?会社でやってたらダメ」
女性
「会社のモノ(車)を友達が借りるのは良いでしょ?タダだよ」
警察官
「タダで貸したという証明をしてください」
不審車両侵入注意に逆ギレ
マンションでは、外国人と住人らの間でトラブルが続出しています。
マンション住人
「犯罪にあったら怖いと思って、住人の方ではない車らしいので」
先月、住人専用の地下駐車場に無断で1週間近く止められていたシルバーの乗用車。ボンネットには漢字で「非法駐車」と書かれています。
マンション住人
「(Q.住人の車ではない?)ないですね。(持ち主は)20代の中国の方。『違法』ではなく『非法』と書いてあって。誰がやったか分からないですけど、注意喚起の落書きがされた状態です」
放置された不審車両にペンで書かれた不気味な落書き。危機感を募らせた住人らは車を他の場所へと移動させましたが、一時的にレッカー費用など30万円を負担することになりました。
マンション住人
「怖いです。分からないことが起きていて、みんな住人が不安になっている」
住人への取材中にも、駐車場内には不審車両が入ってきました。
管理組合によると、入ってきたのは登録されてない車両で、駐車できない旨を伝えると運転手が激怒したといいます。
通報を受けて警察が駆け付けました。地下駐車場にパトカーが到着しました。
通報した住人に話を聞きました。
マンション住人
「(運転手が)完全に逆切れして、大きな声を出して威嚇行為をしていた。子育て世帯が多いので、小さい子のいるご家庭はすごく不安になっている」
「知らない人たち出入り」
過去には駐車場内で、信じがたい出来事も起きているといいます。
マンション住人
「人間の糞ですね」
「(Q.人間の糞が駐車場に?)はい。管理の方がチェックをちゃんとして、人間のって分かる状況で残っていた。普通はしないですよね、人間が路上に」
さらに、住人らが暮らす部屋の近くでも問題が起きていました。
マンション住人
「エレベーターの中は犬の尿です。犬の糞ですね。そのまま置いてあります。臭いもしますね」
マンション住人
「エレベーターを降りたところに、嘔吐(おうと)物がありました。すごい量ですね。降りたところに2カ所。廊下にも2カ所、赤いシミがついていた」
こちらの男性が住む部屋の近くには、見知らぬ人たちが頻繁に出入りする部屋があり、不安だと話します。
マンション住人
「不特定多数の知らない人たちが出入りしているという。1週間で20人ぐらい出入りしているというのを確認しています。長期滞在の民泊だと思います」
男性が撮影した写真には、キャリーバッグを持った人が出入りする様子が写っていました。
マンション住人
「廊下でたむろしていたり、家を出たら3人くらい立っていて、たばこをベランダで吸って、タンを吐いたりとかですね。ごみの捨て方もひどいですし、とても住んでいられない」
晴海フラッグ周辺では無許可の民泊を疑うようなキーボックスが確認されていて、警察も警戒を強めています。
内閣府副大臣ら視察も
住人らは、これまでに国や東京都に改善を求めて相談。年末には、外国人政策を担当する内閣府の副大臣らが視察に訪れました。
鈴木隼人内閣府副大臣(視察後のXの投稿から)
「地元の皆さんの不安や不満の解消に向け、何かできることはないか、全力で検討したいと思います」
晴海フラッグのシーヴィレッジ管理会社・野村不動産ホールディングスは、こうコメントしています。
「管理組合様とも相談させていただきながら、関係各所と連携して対応しています。管理組合の規定では民泊禁止を定めております」
住人らは安心して住める環境になるよう、今後も自治体などに訴えていきたいと話します。
マンション住人
「ちゃんとモラルを守って、穏やかに過ごしていきたい。場所的に本当にすてきな場所なので、ここでゆっくり過ごしたいと思って住んでいるので、良い方向に向かってほしい」
(2026年3月10日放送分より)
文科相「いじめ被害者に寄り添った対応を」 卒業文集の書き直し要求
卒業文集の作文にいじめ被害について記した福島県郡山市立中学校3年の女子生徒が校長から書き直しを求められた問題で、松本洋平文部科学相は10日の閣議後記者会見で「断定的な評価は控える」とした上で、「いじめの対応では被害者に寄り添った対応を行うことが基本だ」と述べた。
関係者によると、女子生徒は2年生の時にノートに暴言を書かれるなどのいじめを受けるようになり、2025年10月から不登校になった。12月に卒業文集の作文にいじめの被害について記したところ、校長から「一つぐらいは楽しかったことがあるはずだ」と書き直しを求められた。
この問題を巡っては、女子生徒側がいじめ被害を訴えているにもかかわらず、学校や市教育委員会がいじめ防止対策推進法による「重大事態」とみなしていない。
松本氏はこの点について「市教委に対して法やガイドライン等に沿った丁寧な対応を要請している」と話した。【木原真希】
障害者の踏切死亡事故で書類送検 元職員、スマホ閲覧で目離したか
東京都国立市の踏切で昨年3月、知的障害がある男性=当時(48)=から目を離し、男性が電車にはねられて死亡する事故を招いたとして、警視庁は10日、業務上過失致死容疑で、障害者支援施設「滝乃川学園」元職員の男性(46)を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、死亡した男性は施設の利用者。元職員や他の利用者らと車で踏切付近を訪れ、電車を見るため車を降りた。元職員は車内でスマホを見ていて、電車の警笛で踏切内に男性がいることに気付いた。救助に向かったが、間に合わなかった。
元職員は過去にも男性に電車を見せるため外出したことがあり「1人でも安全だと過信した。申し訳ないことをした」と話している。
東京都内でもミゾレや雪 一部では芝生にウッスラ積雪も
今日10日(火)は上空の強い寒気の影響で広く雪や雨が降り、東京都内でも多摩エリアを中心にミゾレや雪になっています。念のため路面への影響に注意が必要です。
芝生にウッスラと積雪
上空の寒気を伴った気圧の谷が本州付近を通過しています。関東では昨夜から雨が降り、未明には栃木県内で雨が雪に変化しました。栃木県内から埼玉県を経由して東京都内まで伸びる雲が組織化して発達。東京都内でも午前7時頃から多摩エリアや23区西部を中心に雨がミゾレや雪に変わっています。東京都町田市や練馬区からは芝生が雪でウッスラと白くなった報告が寄せられました。
積雪による路面悪化に注意
関東南部では昼過ぎまで雨や雪が降りやすい状態が続き、東京23区内でも一時的に雨が雪に変化する可能性があります。局地的に道路にシッカリと雪が積もる可能性があるので、車の運転は冬タイヤを装着していつも以上に慎重に運転してください。交通機関への影響にも要注意です。
気圧の谷が通過する昼過ぎ以降は雨や雪のエリアが徐々に縮小していくとみています。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)