新潟市中央区の国道7号で10日夜、新潟交通の路線バスが急ブレーキをかけ、乗客3人が車内で転倒し軽傷を負いました。
警察によりますと新潟市中央区東大通1の国道7号で10日午後9時30分ころ、新潟駅に向かっていた路線バスが急ブレーキをかけ、乗客3人が転倒しました。2人が救急搬送されましたが、全員軽傷ということです。
路線バスは、交差点で右折してきた反対車線の乗用車を避けようとして急ブレーキをかけたということです。バスには乗客約30人が乗っていて混雑していました。 警察が当時の状況を詳しく調べています。
《長野・親子3人死傷》「弟の葬儀の日に事件を起こした」はずが…親族が明かした「弟は亡くなっていない」父親が語っていた“病死”は何だったのか
〈《長野・親子3人死傷》「弟の後を追おうとして家族を巻き込んだのでは」妻と12歳長女が死亡…父を凶行に走らせた“葬儀の日”〉から続く
長野県東御市で親子3人が死傷した事件で、殺人未遂の疑いで逮捕された父親の飯島啓輔容疑者(46)。事件直前、飯島容疑者は元妻の親族など周囲に「弟ががんと糖尿病で危篤状態だ」と告げるなどし、元妻の親族は「弟は亡くなっており葬儀の日に事件が起きてしまった」と話していた。だが、飯島容疑者の親族は「弟は亡くなっておらず、病気でもないと思います」と証言した。事件直前、飯島容疑者を犯行に駆り立てた“動機”は何だったのか。
【画像】「幸せそうな仲良し一家だった」事件があった飯島容疑者が住んでいた自宅、出入りする捜査員
元妻の親族は「啓輔の実弟が亡くなり、その葬儀の日に事件を起こした」
7月1日の明け方、飯島啓輔容疑者(46)は長野県東御市の自宅で長男を刃物で切り付け、殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで逮捕されている。
同日には元妻(49)と長女(12)が首を絞められて死亡し、自宅で遺体となって見つかっており、警察は2人に対する殺人容疑でも再逮捕する方針だ。捜査関係者が語る。
「飯島容疑者は長男に対する殺人未遂容疑を認める供述をしており、元妻と長女の殺害についてもほのめかす供述をしています。確保前に自ら洗剤のようなものを飲み、体調不良を訴えたため入院措置が取られましたが、7月3日に退院し、改めて逮捕となりました。
逮捕当初は眠れなかったり、食事を取らなかったりする様子も見られましたが、徐々に落ち着き、事件について『後悔している』という趣旨の供述もしています」
周囲には子煩悩で家族思いとして知られていた飯島容疑者。事件の約10日前、勤務先の金属加工会社に「弟ががんで危篤状態になった」と連絡し、それきり出社しなくなっていた。
また、元妻の母親にも同じ時期、同様の理由でひどく落ち込んでいる様子を見せていた。(♯2参照)さらに、元妻の別の親族が現状についてこう語った。
「私自身、子どもたちがかわいそうで、事件後は一晩中泣きました。私からすると啓輔は真面目で家族思いで、事件については『なぜ』としか言いようがありません。
ただ、親族の間では、啓輔の実弟が亡くなり、その葬儀の日に事件を起こしたと言われていました。弟が病気だという話は気の毒だと思っていましたが、啓輔自身も体調が悪く、嫁も糖尿病だと聞いていました。
母親や長女の遺体は警察から戻り、長男については現在、保護されていると聞いています」
「亡くなっていませんし、病気でもないと思います」
しかし一方で、飯島容疑者の親族はこう証言している。
「(飯島容疑者の弟について)亡くなっていませんし、病気でもないと思います。(飯島容疑者と)最後に会ったのは先月ですが、そういった話もしていません」(飯島容疑者の親族)
また、飯島容疑者の弟の関係者からも、このような証言が出ている。
「弟も事件のことで落ち込んでいる様子は見られましたが、周りの支えの中で仕事にも行っています」
なぜ飯島容疑者は周囲にそのような話をしていたのだろうか。飯島容疑者と10数年来の知人は、別の側面をこう語る。
「飯島容疑者とは付き合いも長く、共通の知り合いも多いですが、私の知人がここ最近、飯島容疑者と会って、その変貌ぶりに驚いていました。もともと飯島容疑者は100キロを超えるような巨漢でした。数年前から痩せ始めてはいましたが、体格は良い方でした。
それが見る影もないほど痩せ細っていたと聞きました。それに、飯島容疑者は行きつけの飲食店で『死にたい』と繰り返していたそうで、その場にいた人が理由を尋ねると、『末期がんなんだ』と漏らしていたそうです。
私は飯島容疑者が糖尿病だと本人から聞いていましたし、もしかすると、自分の話を弟さんのものとして、話していたのかもしれません……」
知人によると、飯島容疑者は現在の金属加工会社に勤務する前は建設会社に長く勤めていたという。それ以前は職を転々とし、長続きしなかったようだ。飯島容疑者の印象についてこう話す。
「最初に会った時は、すごい目つきでガラが悪く、周囲を威嚇するような歩き方で『色々やらかして地元を出禁になっている』と言っていました。いわゆるヤンキーという感じでした。ただ、建設会社で働き始めてからは人が変わったように真面目になっていましたね」
離婚は…借金が原因、奥さんから「籍だけ抜いてほしいと言われた」
知人は飯島容疑者の家族思いな一面も何度も見てきた。結婚して子どもが生まれてからは、子どものことばかり気にしていたという。
「飯島容疑者は海などの旅行に行く時だけでなく、近所へ買い物に行く時もいつでも家族4人一緒という感じでした。お子さんたちが成長してから2人とも学校へ行けなくなったことがあり、その時はずっと心配していました。
奥さんは『そんな気にしなくても何とかなるよ』というタイプでしたが、飯島容疑者は『そうは言っても、俺たちがいなくなったら子どもたちだけになるんだから心配だろ』というタイプでした。
一時期、『奥さんの実家のそば店を継ごうと思う。家族がいなくなっても店があれば子どもたちだけでも生きていける』と話していたこともありました」
そんな家族思いの飯島容疑者が、なぜ離婚したのか。知人はその経緯についても聞いていたという。
「3、4年前だったと記憶していますが、飯島容疑者が昔につくった借金が原因で、奥さんから『籍だけ抜いてほしいと言われて離婚した』と聞いています。
ただ、この理由は表向きのものなんじゃないかなと周囲では話していました。生活上の事情があったのではないかという声も聞かれました。
当時の職場から誤解を招くから離婚をしたなら同居はしない方がいいと注意されたそうですが、その後も同居を続けていました」
知人は事件について肩を落としながらこう語った。
「自身の体の不調を訴えていたという話も聞いていますが、一方で今の職場で孤立して悩んでいたという話も聞いていました。何を思い詰めてしまったのか私にも分かりませんが、一言相談してほしかったですね……」
事件前、飯島容疑者は周囲に自身の体調や家族への不安など、さまざまな胸の内を語っていた。一方で、実弟の病状をはじめ、その説明には関係者の証言と食い違う部分も少なくない。飯島家で何が起きていたのか――。警察は引き続き、事件に至った経緯や動機について慎重に調べを進めている。
※「集英社オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
オートバイがガードレールに衝突 男性(40)が死亡 岡山・総社市
10日夜、岡山県総社市でオートバイが道路脇のガードレールに衝突し、運転していた男性が死亡しました。
総社警察署によりますと、10日午後11時5分ごろ、総社市富原の県道で、「人が倒れている。バイクが事故をしている」と110番通報がありました。
倒れていたのは、総社市門田の男性会社員(40)です。胸などを強く打ち、病院に搬送されましたが、約3時間後に死亡が確認されました。
現場は見通しが良い直線道路で、オートバイはガードレールと衝突していました。警察が男性の死因と事故の原因を調べています。
小学校のグラウンドにクマ出没 授業中の教諭が目撃⇒100mほど離れた住宅敷地でも複数の足跡 警察が警戒を強化 北海道別海町
10日午前、北海道別海町の小学校のグラウンドにクマが出没しました。さらに100メートルほど離れた住宅の敷地からもクマのものとみられる足跡が見つかり、警察は、警戒を強めています。
10日午前11時半ごろ、別海町尾岱沼潮見町の野付小学校で、授業中に教諭が、グラウンドにクマがいるのを目撃しました。
クマは現場から立ち去りましたが、午後5時半ごろには、およそ100メートル離れた住宅の敷地でも、幅がおよそ15センチの足跡が複数見つかりました。
いまのところ、人が襲われたり建物が荒らされたりする被害は確認されていません。
警察は付近の住宅に声をかけるなどして警戒を強めています。
中道が皇室典範改正案に賛成、党内から不満…採決で4人退席
中道改革連合は10日の衆院本会議で、皇室典範改正案に最終的に賛成した。皇族数確保の重要性に加え、与野党の対決構図を避けるための決断だったが、党内から不満も上がり、採決では複数の退席者も出した。
中道改革の小川代表は、本会議の採決に先立つ党会合で「100点満点の回答、解決ではない。歴史的な審議、採決に理解をお願いしたい」と呼びかけた。
中道改革は元々、衆参両院の正副議長が取りまとめた「立法府の総意」に賛同していた。改正案について皇族の養子の子に皇位継承資格を与える規定が総意から外れると批判していたが、その是非について検討することを妨げないとの答弁で矛を収めた。「天皇陛下は国民統合の象徴で、国会で分断が生じないようにしたい」(階幹事長)との姿勢を重視した。
ただ、党内の元立憲民主党議員には、野田佳彦・元首相を中心に養子の制度化などへの反発が根強かった。丁寧な党内議論で党見解をまとめたものの、執行部の決断は不満も残した。
野田氏は改正案に賛成したが、本会議後に国会内で「私にとっては敗北だ。至極、残念な結果だ」と記者団に語った。「本来ならば反対すべきだが、火中の栗を拾ってくれた執行部の邪魔をするわけにいかないと思い、党の決定通りに行動した」と説明した。
海外渡航中で本会議を欠席した西村智奈美副代表は、自身のX(旧ツイッター)で「改正案に反対です」と表明した。早稲田夕季副代表のほか、有田芳生、神谷裕、野間健の3氏は採決前に退席した。
自民議員が欠席 船田氏・村上氏ら
自民党では、船田元・元経済企画庁長官や村上誠一郎・前総務相らが皇室典範改正案の採決が行われた衆院本会議を欠席した。
船田氏は海外渡航中だったが、7日付のメールマガジンで、改正案が養子に生まれた男子が皇位継承資格を持つとした点などについて「議長のもとの(立法府の総意の)合意内容にはない」と批判していた。村上氏は体調不良を理由に欠席したが、周囲には改正案の内容に苦言を呈していた。
参院特別委 委員長に自民・松山氏
参院は10日の本会議で、皇室典範改正案を審議する特別委員会の設置を正式に決めた。引き続き開かれた特別委で、委員長に自民党の松山政司参院議員会長を互選した。
審議はテレビやインターネットで中継される方向となった。自民は公開に消極的だったが、野党の反発を受けて軌道修正した。
特別委の名称は「皇室典範等の一部を改正する法律案特別委員会」。委員は計25人で、各会派の人数に応じて割り当てられた。参院は少数会派が多いことから、委員を出せない少数会派にも出席を認める。短時間の質疑も許可する方向で調整している。
◇…特別委員長…◇
【皇室典範改正】松山政司氏(まつやま・まさじ)福岡。党参院議員会長。明大商。当選5回。67歳。(自民、旧岸田派)
バーで女性客が催涙スプレー噴射 店内にいた客と従業員約20人が咳の症状訴える「知人に効果見せるため噴射した」
名古屋市千種区のバーで11日未明、催涙スプレーが噴射され、およそ20人が咳の症状を訴えました。 警察と消防によりますと、11日午前4時10分ごろ、千種区今池5丁目のバーで、従業員の女性から「店内にいた方が咳をしている」などと119番通報がありました。 客の女性が店の外で催涙スプレーを噴射し、店内にいた客と従業員およそ20人が咳き込むなどしましたが、すぐに全員避難し、いずれも症状は軽いということです。 女性は催涙スプレーを護身用に持っていたと説明したうえで、「知人にスプレーの効果を見せるため噴射した」などと話しているということで、警察が当時の状況を詳しく調べています。
「伐採中に木が倒れて2メートル下に転落した」沢に落ちた30代男性が死亡 福岡・早良区の脊振山
11日朝、福岡市早良区の山中で木材の伐採中に木が倒れ、作業中の男性が沢に転落し、その後、死亡が確認されました。
11日午前8時半前福岡市早良区椎原の脊振山で「男性が木を伐採中に木が倒れて2メートル下に転落した」と男性の同僚から消防に通報がありました。
救急隊が駆けつけ30代の男性は病院に運ばれましたが、約4時間後に死亡が確認されました。
警察によりますと当時4人で木材の伐採作業をしていて、木が倒れた際に男性がおよそ2メートル下の沢に転落したということです。
警察は、当時の状況を詳しく調べています。
【琵琶湖死体遺棄事件】元風俗店員の女に判決『無期懲役』ホスト依存で借金膨らみ1億円近くに…資産家社長殺し琵琶湖に遺棄「依存症みたいになっていた」ホスト通いの実態とは【判決詳報】
会社経営の男性を殺害し、キャッシュカードを奪ったうえ、琵琶湖に遺体を遺棄した罪に問われた元風俗店店員の女の裁判。大津地裁は6月16日、無期懲役の判決を言い渡した。
なぜ彼女は「強盗殺人」という罪を犯すに至ったのか。
判決で「自己中心的で厳しく非難される」と断罪された犯行の背景には、借金を重ねてまでホストクラブへ通い詰める「ホスト依存」の実態があった。
元風俗店店員の女 強盗殺人や死体遺棄などの罪に問われる
6月8日、大津地裁で行われた裁判員裁判の初公判。
腰のあたりまで伸びた黒髪を一つに束ねた女は、かけていたメガネの位置をしきりに直すなど落ち着かない様子で座っていた。
女は元風俗店店員の市橋由衣被告(29)。判決文によると、市橋被告は2024年1月、自身の客だった男と共謀し、愛知県あま市の不動産会社社長の男性(当時55歳)の首を絞めて殺害。キャッシュカードを奪ったうえ遺体を琵琶湖に遺棄するなどした。
裁判を振り返りながら、彼女が凶行に及ぶまでの経緯をつまびらかにしていく。
裁判の2日目、市橋被告のことを親し気に「ゆい」と呼ぶ男が法廷に現れた。
「助けるためにお金を…」元客の男に総額1000万円以上を貢がせる
男は市橋被告の元客で、共犯者である加藤徹被告だ。市橋被告と共謀して、不動産会社社長の男性を殺害し、遺体を遺棄した罪などに問われている。
事件の3年前、客として訪れた風俗店で市橋被告と出会った加藤被告。市橋被告に誘われて、次第に店の外でも会うようになっていった。
検察官「交際関係にはありましたか?」
加藤被告「私のなかでは交際していたと思っています」
検察官「どうしてそのような表現を?」
加藤被告「ゆいが借金をしていて、助けるためにお金を渡していた」
市橋被告は奨学金や両親の借金を理由に何度も金を要求してきたという。
加藤被告は貯金を取り崩し、本業のほかに副業を4つ掛け持ちして、月400時間働いた。ときにはアルバイト先で金を横領してまで”市橋被告のための金”を作った。最終的に渡した金は総額1200万円に及ぶという。金を貢がされていた形だ。
加藤被告はなぜ、これほどの大金を貢いでいたのか。男は市橋被告への思いを吐露し、彼女との間に交わしていた“あるもの”について明らかにした。
「ひと言で言えば好意があった」「一緒になれれば、お金は返ってこなくていい」
検察官に「どんな気持ちでお金を渡していたのか」と問われると、男は次のように話した。
加藤被告「ひと言で言えば好意があったからです。付き合って1年してから、”婚姻届”を記入しました。ゆいからも『将来の旦那だろ』と言われていたので、そのために頑張って働いていた。一緒になれれば、お金は返ってこなくていいと思っていた」
二人の間には、将来を約束するかのように”婚姻届”が交わされていたという。加藤被告は自身の判子も押していた。「結婚できる」と思っていたのだ。
逮捕・起訴され、己の人生を破滅させられてなお、「市橋被告への好意に変わりはない」とはっきりと述べている。
しかし、その一途な想いは、のちに証言台に立った市橋被告の手によって踏みにじられることになる。
ホストクラブに通い詰めた女「行かないと生きていけなかった」
裁判の3日目。薄いピンクのトレーナーを着た市橋被告が証言台に立った。時折、言葉を詰まらせながら語ったのは“ホスト依存”になったきっかけだった。
大学に進学したものの、経済的な理由で中退。在学中に「お金(給料)がいいから」と風俗店で働き始め、息抜きでホストクラブに通い始めたのはそれからすぐのこと。これが、総額1億円近くに上る借金地獄への入り口だった。
弁護人「どうしてホストクラブに通う?」
市橋被告「どうして?」
弁護人「何のため?」
市橋被告「何のため…。行かないと生きていけなかった」
弁護人「楽しいから?」
市橋被告「いや、寂しいから」
「依存症みたいになっていた」 稼ぎを超えるホストへの費用に”パパ活”で重ねた借金
風俗店での稼ぎは多くて月に250万円ほど。しかし、ホストクラブに費やした金は1か月で500万円に達することもあったという。
そんな大金を、彼女はどうやってまかなっていたのか。
市橋被告「”パパ活”です。働いていたお店のお客さんに店の外でも会って、お金をもらっていました」
加藤被告と会って金を貢がせていたのも、ホスト遊びの資金を捻出するための“パパ活”の一環だった、ということなのだろう。
弁護人「(ホスト通いを)やめようとは思いませんでしたか?」
市橋被告「お金が大変だったけど、依存症みたいになっていた」
市橋被告が抱える個人相手の債務は9927万円にまで膨らんでいたが、当時の彼女は自分がどれだけの借金を背負っているのかわかっておらず、また、借りている感覚すらなかったという。
犯行のきっかけも”ホスト”
それでも、お金が足りなかった。
事件の1か月ほど前、2023年12月。
世間はクリスマスシーズンで、お気に入りのホストクラブでクリスマスイベントが開かれるとあって、市橋被告は“推し”のホストから「オリシャン(=オリジナルシャンパン)、おろして」と頼まれたのだ。
オリシャンは1本150万円。“パパ活”では用意できず、知人から200万円を借りた。返済期限は当初、12月26日。しかし金繰りの目途が立たず、1月14日まで延長して数万円ずつ返していくことにした。
しかし、“切羽詰まった”状態であることに変わりはない。
強盗殺人『好きな人のためなら、できちゃうかも』
そんな時、あるニュースと出会った。
市橋被告「名古屋であった強盗殺人事件のニュースを見たときに、加藤被告が『俺ならできるかも』と言っていた」
「強盗殺人」という凶悪犯罪が二人の行く末として現実味を帯び始めた瞬間は、拍子抜けするほどに些細な会話が発端であったようだ。
弁護士「ニュースを一緒に見ていた?」
市橋被告「電話で話していた。(加藤被告は)『好きな人のためならできちゃうかも』と言っていた」
ホスト遊びで金策に窮した女の手詰まりと、男が女に寄せていた好意。2人の間に「強盗殺人」という選択肢が降ってわいたのだ。
資産家の男性が狙われたわけ「お金が家に置いてあるのは…」
なぜ2人は不動産会社社長の男性を狙ったのか。
被害男性もまた、市橋被告が働く風俗店の客だったのだ。市橋被告はこの男性からも約2400万円を借りていて、弁護士を通じて返済を迫られていた。
さらに、市橋被告は被害男性の自宅にもたびたび訪問していたという。
最初はターゲットではなかったが、「お金が家に置いてあるのはあの男性だ」という考えが頭をよぎった。毎回、玄関は施錠されておらず、間取りも知っていた。
そして、女と男は、被害男性の家に向かった。
検察側「自己中心的で利欲的」無期懲役を求刑
愛知県あま市にある男性の家に押し入った市橋被告と加藤被告。
男性が帰宅すると首を絞めて殺害し、琵琶湖に遺体を遺棄。さらに奪ったキャッシュカードなどから現金400万円を引き出した。
その3週間後、2人は男性の会社の口座から現金を引き出した窃盗の疑いで逮捕された。その後、男性を殺害した疑いで再逮捕されている。
検察側「残忍かつ執拗」「自己中心的で利欲的で酌量の余地がない」
裁判の4日目。求刑を前に裁判官が被害男性の娘の心情を読み上げた。
被害男性の娘「離れて暮らしていても大きな出来事です。2年という月日がたっても、事件について考えます」「失われた命は戻りません。自分のしたことに向き合い、責任の重さを受け止めてほしいです」
検察側は論告で、市橋被告がホストで豪遊した結果、知人から重ねていた借金の返済が滞りがちになり、推しのホストが所属するホストクラブ経営者にそのことが発覚しそうになったことなどから、被害男性から金品をとろうと計画したと指摘。「残忍かつ執拗な犯行でそれなりの計画性がある。自己中心的で利欲的で酌量の余地がない」などとして無期懲役を求刑した。
市橋被告「娘さんの言葉を忘れずに、今後反省していきたい」
一方の弁護側は、犯行前日、被害者が家にいたため強盗を思いとどまったことなどから「はじめから被害者の命がどうでもいいと思っていたわけではない」と主張。また、ホスト依存症になっていた側面があると述べたうえで「社会復帰の道を残すことが重要」として、懲役20年が相当と意見を述べた。
この日の裁判の終盤、裁判官から「言いたいことはありますか?」と尋ねられた市橋被告は「娘さんの言葉を忘れずに、今後反省していきたいと思います」と消え入るような声で述べた。
“ホスト依存”のすえ…言い渡された判決
裁判は5日目を迎え、最終日。判決で大津地裁(畑口泰成裁判長)は「ホスト依存により強盗殺人という犯行の重大悪質性がわからなくなっていたとか、犯行に及ぶことが止められなくなっていたなどとも認めがたい」と強く指弾。
また、「自らに対する加藤被告の好意を利用して、随所で自らの手を汚さないように行動しようとし、卑怯である」などとして、市橋被告に無期懲役を言い渡した。
初公判では頑なに一つに束ねられていた黒髪は、この日は力なく肩へ下ろされていた。
「本気ではなかった」市橋被告が語る”婚姻届”の真意
市橋被告は当時、加藤被告が自身に向けている好意に気づいていたという。加藤被告は金を渡してくれるだけでなく、洗濯物に嫌いな虫がついていたとき、仕事終わりにわざわざ取りに来てくれたそうだ。
そんな加藤被告と記入した「婚姻届」だが、市橋被告は他の男性客とも取り交わしていたという。共犯者となった彼は、唯一無二の男ではなかったようだ。
弁護士「加藤被告と結婚しましたか?」
市橋被告「はい。話したのは私からです。本気ではなかったです。今は反省していますが、お金のタイミングが良かったら結婚していたかな」
弁護士「他にも婚姻届を書いていた人は?」
市橋被告「渡した記憶が、何人か」
弁護士「結婚しようと思っていた?」
市橋被告「条件次第で結婚していた」
身勝手な依存の果てに、他人の命だけでなく、従順な男の人生まで生贄に捧げた末に受けた「無期懲役」という判決。その重みを、彼女は今、どう受け止めているのだろうか。
なお、判決から8日後、市橋被告側は判決を不服として、控訴している(6/24付け)。
室井摩耶子さんが死去 105歳のピアニスト
100歳を超えても現役で活動を続けたピアニストの室井摩耶子(むろい・まやこ)さんが5日午前0時16分、老衰のため自宅で死去した。105歳。東京都出身。葬儀は近親者で行った。
東京音楽学校(現東京芸術大)を卒業後、太平洋戦争末期の1945年1月に日本交響楽団(現NHK交響楽団)の公演でソリストとしてデビュー。戦後はドイツに留学し、欧州を拠点に活動した。80年に帰国。解説を交えた演奏会を晩年まで開催し、テレビ出演や執筆活動でもピアノの魅力を伝えた。約12年半続けた音楽誌「月刊ショパン」の連載は今月の発売号で最終回という。
著書に「毎日、続ける」「マヤコ一〇一歳」など。
東京・渋谷区の路上でキッチンカーから出火3人が病院に搬送も命に別状なし
きょう(11日)午前、東京・渋谷区の路上でベビーカステラを販売するキッチンカーが焼ける火事があり、煙を吸うなどして3人が病院に運ばれました。
警視庁によりますと、きょう午前10時半過ぎ、東京・渋谷区千駄ヶ谷でベビーカステラを販売するキッチンカーから火が出たと119番通報がありました。
東京消防庁によりますと、この火事でキッチンカーの運転手の30代男性と同乗者の20代女性、それに近くを通りかかった80代女性のあわせて3人が煙を吸うなどして病院に運ばれました。
いずれも命に別状はないということです。
キッチンカーで作業中に火が出たとみられるということで、警視庁と東京消防庁が出火原因を調べています。