大阪・関西万博の閉幕が9日後に迫る中、イタリアパビリオンが今回の万博のために制作したという新たな工芸品を披露しました。
4日午前10時過ぎにイタリア館でお披露目されたのは「聖フランチェスコ像」。
中世イタリアの聖人、聖フランシスコをモデルにした彫刻です。
この作品はイタリアの伝統技法を継承する現代の芸術家、マリアンナ・コスティ氏に制作されたもので、世界平和を守護しているという聖フランシスコの全身が表現されています。
これまで数々の美術品を公開するなど話題を呼んできたイタリア館。
万博閉幕の13日にはパビリオン前にスケートリンクを設置し、オリンピックメダリストらが登場する閉会セレモニーが予定されています。
自民新総裁、午後に選出=決選投票確実な情勢―20都道府県高市氏、5県小泉氏、4県林氏
石破茂首相の後継を決める自民党総裁選は、4日午後に国会議員の投票が行われ、党員・党友票と合わせて結果が発表される。先行してきた小泉進次郎農林水産相(44)と高市早苗前経済安全保障担当相(64)、林芳正官房長官(64)が競り合う構図。1回目の投票では過半数を得る候補がなく、上位2人による決選投票にもつれ込むのが確実な情勢だ。新総裁は午後3時20分ごろに選出される見通しだ。
総裁選には小林鷹之元経済安保相(50)、茂木敏充前幹事長(69)も出馬した。決選投票では、両氏を支持した議員の動向も焦点になる。麻生派を率いる麻生太郎最高顧問は、党員・党友票で1位だった候補を決選投票で支持する考えを周辺に伝えた。
党本部で午後1時から行われた国会議員投票に先立ち、既に締め切られた党員・党友票の開票が午前に各都道府県連で始まった。
高市氏は20都道府県でトップの票を獲得。青森、鹿児島、沖縄など5県では小泉氏が首位だった。林氏は山梨、鳥取、広島、山口の4県でトップ。茂木氏は地元の栃木で1番手となった。 [時事通信社]
183票の高市早苗氏と164票の小泉進次郎氏で決選投票…1回目で過半数得た候補なく
自民党総裁選は4日午後、1回目の投票が行われ、過半数を得た候補はおらず、高市早苗・前経済安全保障相(64)、小泉進次郎農相(44)の上位2人による決選投票が行われることが決まった。
1回目の投票は、国会議員票295票と同数の党員・党友票の計590票で争われた。党員票は各候補の全国の得票に応じてドント方式で比例配分された。
高市氏はトップの183票、小泉氏は164票だった。3位以下は林芳正官房長官(64)が134票、小林鷹之・元経済安保相(50)が59票、茂木敏充・前幹事長(69)が49票だった。
【総裁選】高市早苗氏が史上初の女性首相へ「自民党を、多くの方の不安を希望に変える党にする」 決選投票で小泉進次郎氏を破る
石破茂首相(68)の後任を選ぶ自民党総裁選が4日、都内で投開票され、高市早苗前経済安全保障担当相(64)が第29代総裁に選出された。自民党初の女性総裁。決選投票で本命視されていた小泉進次郎農相(44)を下す大逆転勝利。15日召集予定の臨時国会で、日本初の女性首相が誕生する公算が大きい。
投票結果の発表を受け、拍手の中前に壇上に進んだ高市氏は「自民党の新しい時代を刻みます。ありがとうございました」とあいさつし深々と一礼。その後「みなさまとともに自民党を多くの方の不安を希望に変える党にする」と言い切った。
高市氏が、3度目の総裁選挑戦で悲願を達成した。前回の2024年総裁選は、決選投票の末に石破茂首相に敗北。あと一歩だった史上初女性首相は夢と消えた。その後、石破氏から打診された総務会長の就任も固辞。党三役の重職を蹴ってまで石破氏と距離を置き、この日のために爪を研いできた。
高市氏は党内有数の保守派。先月22日の所信表明演説では、奈良の鹿にまつわる和歌を朗々と詠み上げたあと「そんな奈良の鹿を外国から観光に来て蹴り上げるとんでもない人がいます」と唐突に外国人問題に言及。SNSなどで論争の的となった。高市氏の陣営関係者は「世間的な評価は別にして、党員票は増えたと思う」。4候補が党内融和を考えて突出した政策を打ち出さない中、自民保守層に刺さる発言で議員票の不足を補った。
あこがれは英国の「鉄の女」サッチャー元首相。13年には自民党女性初の政調会長に就任するなど、ガラスの天井を打ち破ってきた。
高市氏といえば「議員の飲み会に参加せず、党内外の友人が少ない」とやゆされ続けてきたことで有名。この飲み会の少なさも、当時の男性優位の永田町の状況がそうさせたものだった。かつてスポーツ報知の取材に「男性議員にお酌をさせられるだけで、意味がない。その時間を勉強に使った方がいい」と告白。高市氏と同じく女性で総裁選出馬経験がある野田聖子氏も、かつて「昔はセクハラが当たり前。国会内でおしりを触られたりもしょっちゅう」と証言したことがあった。
ただ、最近は高市氏自身も軟化。「ここ1年で飲み会にも参加するようになって、あの議員はこんな人なんやとか、いろいろな気づきがあった」と話す。男性社会と戦い、ときには融和することも辞さない柔軟さが、初の女性総裁につながった。
今後の焦点は野党連立の動き。野党連合は事実上消滅しており、少数与党のために自公以外の野党の協力が不可欠だ。取り沙汰されるパートナー候補は日本維新の会、国民民主党など。国民の玉木雄一郎代表は選挙期間中、「維新は連立まっしぐらですからね…」とけん制しながら「政権と協力できることはする」と連立入りの可能性もほのめかした。
【総裁選】高市早苗氏、初の女性首相へネット沸騰「やっと女性が総理大臣に」「何か変えてくれるかも」「めちゃめちゃ勇ましかったな」
石破茂首相(68)の後任を選ぶ自民党総裁選が4日、都内で投開票され、高市早苗前経済安全保障担当相(64)が第29代総裁に選出された。自民党初の女性総裁。決選投票で本命視されていた小泉進次郎農相(44)を破る大逆転勝利。15日召集予定の臨時国会で、日本初の女性首相が誕生する見込みとなる。
初の女性首相誕生への歴史的瞬間にネットも沸騰。X(旧ツイッター)のトレンドワードにも1位「高市さん」、2位が「決選投票」、3位が「決戦投票」、4位が「自民党総裁選」、5位が「高市早苗」と関連ワードが上位5つを席巻した。
ネット上には「高市早苗 自民党新総裁就任おめでとうございます」「やっと女性が総理大臣になれた でも二人目は遠そう」「高市早苗、めちゃめちゃ勇ましかったな これで日本がよくなるか、どうかはわからんけども」「新しい時代、初の女性自民党総裁。別に自民党推しじゃないけど、何か変えてくれるかもと少し期待する」などの祝福と期待の声があふれた。
「ワークライフバランスという言葉を捨てます」…高市早苗氏、新総裁選出後のあいさつ全文
自民党総裁選は4日、投開票され、決選投票で高市早苗氏が新総裁に選出された。高市氏の選出後のあいさつ全文は以下の通り。
皆様、本当に多くの皆様とともに、自民党の新しい時代を刻みました。誠にありがとうございます。まず、これまで本当に、衆参とも少数与党という厳しい厳しい状況の中で、丁寧に丁寧に、野党の皆様とも向き合われて、ご苦労を重ねられ、そしてまた、去年の総裁選挙のときに強く訴えておられた。防災庁の設置、地方創生に大きな道を開いてくださった石破総裁に心よりの敬意を持って感謝申し上げます。
私は今、嬉しいというよりも、本当にこれからが大変なことだ。皆様と一緒に力を合わせてやらなきゃいけないことが山ほどある。そう思っております。たくさんの政策、それもスピーディーに実行しなければいけないことが沢山ございます。そして、皆様とともに、自民党をもっと気合の入った明るい党にしていく。多くの方の不安を希望に変える党にしていくそのための取り組みも必要です。
先ほど申し上げました通り、私は約束を守ります。全世代総力結集で、全員参加で頑張らなきゃ立て直せませんよ。だって、人数少ないですし、もう全員に働いていただきます。馬車馬のように働いていただきます。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて働いて参ります。皆様にもぜひとも日本のために、また自民党を立て直すために、沢山沢山、それぞれの専門分野でお仕事をしていただきますよう、心からお願いを申し上げます。そして、これから私はちゃんと謙虚にやってまいりますので、様々なご指導を賜りますようお願いを申し上げます。誠にありがとうございました。
【総裁選】小泉進次郎氏が敗戦の弁「改めて昨年に続き、自分の力不足。これにしっかりと向き合いたい」
日本テレビ系報道特番「news every.特別版 自民総裁選生中継」(午後1時半)が4日放送され、この日行われた自民党総裁選で高市早苗前経済安全保障担当相(64)が第29代総裁に選出されたことを速報した。
自民党初の女性総裁。決選投票で本命視されていた小泉進次郎農相(44)を破る大逆転勝利。15日召集予定の臨時国会で、日本初の女性首相が誕生する公算が大きい。
番組では、敗れた直後の小泉氏の囲み取材を速報。
小泉氏は「勝てなくて申し訳ないなと。改めて昨年に続き、自分の力不足。これにしっかりと向き合いたいと思います」と話した。
さらに「高市候補が訴えたことを実現する。それが総裁選で勝った者のやるべきことと思いますし、総裁選で戦った私も含め、選ばれた新総裁の下でみんなで一致結束、チーム自民党を作り上げる。そして、もう1回、自民党が信頼回復できるように全員が持ち場、持ち場でその責任を果たす。当然のことだと思います」と続けていた。
林芳正氏の地元後援会「次こそは必ず悲願を達成していただきたい」県連幹事長は「暗黒の石破政治が終わり希望に胸膨らむ」
自民党の総裁選挙の投開票が4日行われ、高市早苗さんが新たな総裁に選ばれました。衆議院山口3区選出の林芳正さんは3位となりました。
林芳正さんら5人が立候補した自民党の総裁選挙…
林さんの地元・下関市では後援会の関係者およそ40人が集まり、見守りました。
開票の結果、林さんは1回目の投票で国会議員票と党員票あわせて134票を獲得、決戦投票には進めませんでしたが前回より大きく票を伸ばしています。
(林芳正下関後援会 郷田祐一郎副会長)
「今日の結果を見ればぜひ次もチャレンジしていただいて後援会がしっかりと応援して次こそは必ず悲願を達成していただきたい」
山口県内の党員・党友による投票では林さんがトップの7235票、2番手が高市さんの2993票などとなりました。
(自民党県連・友田有幹事長)
「やはり高市さんが持っておられるしっかりとした日本に対する国家像ですかねそういうものに期待いたしたい というふうに思っております」「やはりほんとうに暗黒の石破政治が終わって、そして新しい総裁が決まって私たちはやはり希望に胸を膨らませる」
なお決選投票で山口県連の1票は高市早苗さんに投じられています。
新総裁の高市早苗氏を待ち構える悪路、初の女性首相が短命政権になるかも…注目の人事はどうなる
新しい自民党総裁に高市早苗・前経済安保相が選ばれた。10月中旬召集の臨時国会で、新首相に指名されれば、日本初の女性首相になる見通しだ。「政治とカネ」を巡る問題で逆風が収まらない自民党だが、人気者の小泉農相を抑え、支持を伸ばした高市氏への期待は大きい。ただ、新政権の行方に目をこらすと、各所に悪路が待ち構えている。(編集委員・吉田清久)
挙党一致も演出、幹事長は誰に
新政権のキーワードは「刷新感」「世代交代」あたりではないか。参院選後の「石破おろし」で分断した党内状況を踏まえ、「挙党一致・全員野球」も演出するはずだ。
そこでまず、注目すべきは高市氏が党役員人事や組閣でどんな手を打つのかだ。
人事の焦点は幹事長ポスト。有力候補として名前が挙がっているのが小泉進次郎農相、加藤勝信・財務相、鈴木俊一・総務会長(麻生派)あたり。
ベテランの鈴木氏の処遇は、後ろ盾の麻生太郎元首相への配慮が透けて見える。鈴木氏は総務会長留任の可能性もある。総裁選で高市氏に肉薄した小泉氏の起用は選択肢の一つだが、そのキャリアから実現性に疑問符がつく。サプライズとして、萩生田光一・元政調会長の登板も可能性がありそうだ。
連立枠の拡大、重み増す…国会対策委員長は?
政調会長には総裁選を戦った小林鷹之・元経済安全保障相、岸田前首相側近の木原誠二・前選挙対策委員長の名前が取りざたされている。
後述するが、新政権は連立枠の拡大に取り組む必要がある。そのため、国会対策委員長はこれまで以上の重みを持つ。国対経験が豊富な御法川信英・元財務副大臣を推す声があるが、森山裕・幹事長の国対委員長への横滑りもありえる。
もう一つ、人事面での注目点は、派閥の政治資金問題で政治資金収支報告書に不記載があった旧安倍派議員らの処遇だ。手のひらを返したように重用すれば、世論の反発を買うことになる。
「維新」軸に連立協議、公明が納得するか
野党との連携のあり方も焦点だ。まずは日本維新の会との連立協議が軸となる。水面下の協議は進んでおり、維新の藤田文武・共同代表は読売新聞の取材に対し「(打診があった場合は)交渉のテーブルに就くことは当然だ」と明らかにした。
維新の連立参画に慎重な公明党を説得し、「自公維連立政権」にこぎ着けたいところだ。
果たして公明党が素直に応じてくれるかどうか。維新が連立に参画となれば、衆参両院で与党は過半数を回復し、当面政局は安定すると見られる。
「政治とカネ」対応不足、逆風の主因に目を向けず
刷新感や世代交代を打ち出し、連立枠も拡大となれば、新政権は順調な船出となりそうだ。
もっとも、懸念する向きもある。ベテランの自民党衆院議員がこう指摘する。
「自民党への逆風の主因は『政治とカネ』の問題だが、総裁選の論議では各候補は政治資金の透明化を言うだけ。まさしく旧態依然。これまでと同じ党の顔をすげ替えてすむ話ではない」
逆風の背景に目を向けていない。危機感が足りないというのである。
「政治とカネ」の問題はもちろん、透明な党運営、政策を巡る支持団体との利権構造まで実効性のある具体策を講じるべきだ。
「長老支配」旧態依然の権力構造
さらに言えば、「刷新感」「世代交代」を打ち出しても新政権の権力構造は、麻生太郎、岸田文雄、菅義偉の3元首相や森山裕幹事長に依拠した相変わらずの「長老支配」が実態との指摘がある。とりわけ麻生氏の影響力が増しそうだ。
政局の節目で長老支配が顔をのぞかせば、自民党への不信は一気に強まる。高市氏がタカ派色を出せば、対中国、韓国外交で壁にぶち当たる可能性がある。与党公明も距離を置きかねない。対応しだいで思わぬ落とし穴にはまり、新政権は短命に終わる可能性だってあるのだ。
高市早苗氏の地元で約300人が集結 決選投票での新総裁に同級生も歓喜
高市早苗前経済安全保障担当相の地元・奈良では、約300人の支援者らが、総裁選の行方を見守った。
高市氏の高校の同級生5人も、それぞれ神社で必勝祈願して会場に集まった。小学校から高校まで同級生だったという島田資子(もとこ)さんは「小学校時代は目立つわけではなく、ニコニコ笑っている控えめな女の子でした」と印象を語った。一方で、転校生が来ると学校案内や友達紹介などを積極的に行う世話好きな一面もあったようで「困っている人を自然に助ける行動力がありました。私が高校受験の時にお弁当を忘れた時も、3人で受験したんですけど、お昼になると2人がお弁当を分けてくださった」と、エピソードを明かした。
総裁になり、日本が世界にとってなくてはならない国にしてほしいと願っていた同級生たち。高校、大学の同級生という八木宏昌さんは「自民党を立て直して、とにかく日本を明るい国にしてほしい。それができるのは高市さんだけ。国民に優しい政治をしてほしい」と期待した。また、奈良県在住の30代女性は「奈良県民として、同じ女性としてもすごく誇らしいです。物価高対策や研究に対する補助を期待しています」と喜んだ。