北海道は14日、所有するテレビやモニター、カーナビの計912台に関し、NHK受信料計8120万円が未払いだったと明らかにした。カーナビやモニターにテレビ機能がある場合に受信料が発生するとの認識が欠けていたなどとしている。事務経費を節約して支払うという。
道によると、2025年に他の自治体で受信料の未払いが報道されたことを受け、5月に調査を開始。公用車のカーナビ190台や道立学校で使うモニターなど521台で未払いが判明した。未払い期間は最長で07年からの18年間。25年度は適正に支払っている。
特別支援学校では児童・生徒専用で使用する場合は受信料の支払いが免除されるが、その申請もしていなかった。
道は再発防止策として、テレビ受信機を管理する台帳の整備▽テレビ受信機能のない機器の設置▽免除申請の徹底――などを挙げ、「今後、適切な受信料の支払いに努めたい」とした。【片野裕之】
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「妹を困らせてやろうと思って…」歯科医院に立てこもり 45歳の男逮捕 4人を殺害しようとしたか
13日、大阪府東大阪市の歯科医院で、油のようなものをまき火をつけ、4人を殺害しようとしたとして、男が逮捕されました。男はナイフを持って立てこもり、警察が突入して確保しました。
逮捕されたのは、木村寛之容疑者(45)で、13日午後5時ごろ、東大阪市足代北の歯科医院に侵入し、スタッフの妹に油のようなものをかけて火をつけ、中にいた4人を殺害しようとした疑いがもたれています。
警察によりますと、妹は顔にやけどを負いましたが、命に別条はなく、ほかの3人も逃げ出して無事でした。その後、木村容疑者はナイフを持って歯科医院に立てこもり、約2時間半後に警察が突入して確保していました。
調べに対し、「妹を困らせてやろうと思ってやったことだが、建物に火をつけようとしていません」と容疑を一部否認していて、警察がいきさつを調べています。
少年3人を暴行、トランクに監禁 容疑で当時17歳逮捕 報復目的か
少年3人を乗用車のトランクに押し込んで監禁し暴行を加えたとして、神奈川県警暴力団対策課などは14日、住居不定、無職の当時17歳の少年を逮捕監禁と傷害の疑いで逮捕したと発表した。県警は認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は2023年12月15日夜、川崎市高津区内の公園周辺で当時高校1年生と3年生の少年3人をレンガや拳で複数回殴り、車のトランクに無理やり押し込んで監禁。その後、同市川崎区内の公園まで移動し、約1時間にわたって少年らの胸部をバットでたたいたり、スプレー缶から噴射したガスにライターで火を引火させ、顔面や頭髪を燃やしたりするなどの暴行を加えたとしている。
同課によると、逮捕された少年は事件前に被害者らの知り合いから暴行を受けたといい、その人物を呼び出す目的や報復のために3人に暴行を加えたとみられる。この事件に関係したとして、県警は同じ逮捕監禁と傷害の疑いで、平塚市の当時17歳の会社員ら少年4人を既に逮捕している。【矢野大輝】
歴史問題とレアアース協力で日韓双方に成果 奈良で首脳会談 “実用外交”を実践し関係改善に期待
(中谷しのぶキャスター)
14日朝、高市首相は韓国の李大統領とともに法隆寺を視察されました。
では、なぜ今日(14日)法隆寺を視察されたのか。それにはこういった背景があります。
法隆寺の国宝・金堂は中国から朝鮮半島を経由して伝えられた建築技法が使用されています。他にも文化財が、朝鮮半島から来た人の子孫が作ったものであったりとか、日韓交流の象徴であるということからも、法隆寺が視察先として選ばれました。
とても和やかな雰囲気で視察も行われたということなんですが、昨日(13日)の共同記者発表でもこのような発表がありました。
過去の歴史問題に進展ということで、1942年に山口県の宇部市の炭鉱で水没事故があったんですが、183人の方が犠牲となって、そのうち7割の方が朝鮮半島出身者でした。去年8月には潜水調査で遺骨が回収されたということがあったんですが、昨日、高市首相は山口県宇部市の炭鉱で発見された遺骨に関して、DNA鑑定の協力に向けた日韓間の調整が進展していると話しました。これがいわゆる韓国側への日本からの“お土産”ということになるんですかね。
(高橋克哉解説委員)
会談の成果からすると、韓国側それから日本側の双方に一定の成果があったものと言えると思います。まず長生炭鉱の話は、あまり日本に住んでいると聞き慣れない部分はあると思いますが、韓国国内では戦争中の遺骨収集というのは、大変世論で関心が高いテーマです。実は日韓首脳会談が始まる前も、韓国側はこちら(歴史問題)で何か成果がほしいという発表をしていました。私は週末に韓国・ソウルに行っていたんですが、10日の新聞でこんな記事がありました。
先週9日に日韓双方の政府が「来週、奈良で日韓首脳会談やります」と発表して、韓国側のブリーフィングの話なんですが、13日、14日に高市首相の故郷・奈良で首脳会談。そして最初に長生炭鉱など過去の歴史問題を議論すると書いてまして、この後の細かい記事を読んでいくと、日本側にそういうこと(歴史問題の議論)を求めますということを、韓国側がブリーフィングをしているということなんです。
ただこの問題、本来、政治家としての高市首相の立ち位置からすると、ともすれば『ゼロ回答』になる可能性もあるかもしれませんでした。けれども、こういう形で答えて、李大統領も一つの成果として共同発表で挙げてました。その背景には、日本側のお土産になると思うんですけど、こういった背景があったと思います。
日本側は経済安全保障、やはり『レアアースの問題』が中国との間でこじれていますので、ここで韓国と何らかの協調する関係を築きたかった。もう一つ、新聞をご紹介したいと思うんですが、こちらは最大手の朝鮮日報です。
実は韓国の今最大の関心事は、前大統領・尹 錫悦さんの裁判の問題です。死刑が求刑されましたが、これが話題を席巻しています。でありながら、新聞の一面の2番手に、高市首相と会談するという話がありまして、韓国側は『中国のレアアース規制』について議論することになるだろう。これはどちらかというと、日本側の求めに応じて議論することになるだろうという見通しを示していました。
結果的に、李大統領が経済安全保障などでより幅広い協力が必要だということで、日本側の求めに応じる形で、しっかりとこの問題についても議論をしていきましょう。言葉としては出てきませんけれども、取材によると『レアアース』を当然念頭に置いているということです。
シャトル外交という意味で言うと、日本政府関係者の話を聞くと、大統領の対応には敬意を表していると言いますか、よくやってくれたというコメントをよく聞きます。
というのも、日本に来る前に中国に行って、国賓待遇で招かれて、ともすれば相当甘い汁を飲まされかけたところを、中国と一定の距離を置いて日本に来て、日韓の連携強化というところで、この対応はすごくいいなと思うんですが、韓国ではこういうふうに大統領の外交方針が言われています。
『実用外交』。
少しビジネスライクで、突き放したようなイメージがあるんですが、役に立つものを取っていこう、いろんな課題があっても、とりあえず棚上げしてお互いに身のある外交を進めていこう。これを実践された一つの成果なのかなという感じはしますし、高市首相の外交方針にも、少し相通ずるというか、こういうものを活かしていければ、もう少し良くなるのかなと思います。
石材会社役員「私は無実」=練炭で住職殺害、起訴内容否認―東京地裁
東京都足立区の源証寺で2023年、住職を練炭で一酸化炭素(CO)中毒にさせて殺害したとして、殺人罪などに問われた石材会社役員、青木淳子被告(66)の裁判員裁判の初公判が14日、東京地裁(伊藤ゆう子裁判長)であった。青木被告は「私は無実です」と起訴内容を否認し、無罪を主張した。
検察側は冒頭陳述で、寺が所有する土地で同社が開発していた霊園を巡るトラブルから、青木被告が男性住職=当時(70)=に強い不満を持ち、同社社長の男(52)=殺人罪などで懲役25年が確定=と殺害を計画したと主張。寺の地下納骨堂に練炭を運び込むなどして犯行に及んだと述べた。
弁護側は、青木被告は男と寺を訪れたが、敷地内の事務所で仕事をしていたと説明。男が地下納骨堂に練炭を並べ、火を付けたことは知らなかったと訴えた。
起訴状によると、青木被告は23年7月22日夜、男と共謀して寺の地下納骨堂で練炭28個を燃やし、翌朝訪れた住職をCO中毒にさせて殺害。住職の妻と次女にもCO中毒の傷害を負わせたとされる。 [時事通信社]
〈大田区・社長密室殺人〉「二人は親友だった」逮捕された部下は酒にだらしなく「ちゃんとしろよ」「会社の評判にも関わる」と被害者の社長から心配されていた
〈〈大田区・社長密室殺人〉「上司として態度が気にいらない」逮捕された部下は“まっちゃん”“かわちゃん”と呼び合った一番仲が良い同級生…密室の謎も解明〉から続く
被害者と加害者は親友だった。1月8日朝、東京都大田区の自宅マンションで音響会社社長・河嶋明宏さん(44)が密室状態の部屋で血まみれの遺体で見つかった事件。警視庁が殺人容疑で逮捕した同社営業部長の山中正裕容疑者(45)の母親は「二人は親友だった」と絞り出すようにつぶやいた。
〈画像〉爽やかなイケメンだった若かりし頃の山中容疑者と動物好きだった河嶋さんが投稿していたお椀をかぶったネコの写真
同じ高校で机を並べた二人は、成人して飲みながら愚痴をこぼし合う間柄になり、不惑を過ぎると「社長と部下」という関係に激変した。それが最悪の結果を招き寄せたのか。
行きつけのバーで挙動不審だった山中容疑者
帰宅した河嶋さんが襲撃されたとみられる1月7日から1週間が経とうとする13日夜、山中容疑者の自宅では年老いた母親が心細い夜を過ごしていた。
「河嶋さんと(息子は)高校時代から仲良くしていて、私も会ったことがありました。二人は親友だったと思います。事件については私は何もわかりませんし、大変申し訳ありませんが警察から報道陣と接触しないようにと言われておりますので…」
山中容疑者は7日夜に河嶋さんを殺害した後、地元の行きつけの飲食店をはしごして飲み歩いていたとみられる。知人が取材に対しこう明かした。
「河嶋さんが遺体で見つかる前日、山中は蒲田駅西口の飲み屋街で何軒かはしごして夜遅くまで飲んでいた。ただ、行きつけのバーで山中があまりにも挙動不審だったらしく、河嶋さんの事件をニュースで知った飲食店の従業員が『あいつがやったんじゃないか』と周囲に漏らしていた。
あの二人を7年前から知ってる私からしても、喧嘩してるところなんて見たこともないし、ましてや山中は人を殺せるような性格じゃないと思ってました。でも、それから山中とは誰も連絡が取れなくなって、案の定ということになってしまった」
「酔って会計を忘れてそのまま帰ってしまったことがあったそうです」
二人と10年以上付き合いがあるという飲食店経営者は、山中容疑者が河嶋さんの会社に転職した経緯も知っていた。
「二人が蒲田界隈で飲み歩き出したのはもう15年も前のことだと思いますよ。『まー』『あきちゃん』と呼び合っていて、本当にコンビとか相棒っていう感じでした。高校から一緒でずっと友達として仲良くて、旅行なんかもよく一緒に行っていたし、河嶋さんは山中さんの結婚式にも出てましたよ。
最近はやらなくなってたけど、昔はよくダーツを一緒にやってましたね。当時山中さんはアパレルの会社に勤めていたのですが、『給料があまり上がらない』と愚痴をこぼしていて、それを心配した河嶋さんが『ウチで働かないか』と声をかけたんです」
それが4年ほど前のこと。親友同士の関係が大きく変わるきっかけとなった。
「それ以降も二人で一緒に飲みに来ることは最近までありましたよ。二人とも大人なんで仕事とプライベートは切り分けていましたけど、山中さんは部下としてストレスが溜まっていた部分はあると思います。
河嶋さんが経営者として山中さんに『ちゃんとしろよ』と注意することもあったので、ケンカというほどじゃないけどそれがもつれていくというか、山中さんが『何でそんなこと言われないといけないんだよ』と応戦するような雰囲気になったことはありました。
それに二人とも週5日レベルで飲み歩く人たちで、ウチの店じゃないけど山中さんは酔って会計を忘れてそのまま帰ってしまったことがあったそうです。もちろん後日きちんと払いに来ていたそうですが、そういったことを河嶋さんは『会社の評判にも関わるようなことにならないか』と心配していました」
「経営者と部下という関係の中で積もり積もったものがあったのでは…」
酒乱というほどではないが、酒がらみでだらしなく振る舞う山中容疑者は、「経営者」である河嶋さんからすると、「部下」として心許ない存在に変わっていったのかもしれない。
「山中さんは酔って暴れたり、泥酔してその辺で寝てるようなこともなかったし、『あの人酒癖悪いよね』と評判になるようなこともなかったです。ただ、それでも河嶋さんは会社の看板という意味で気にしていました。結局そういうことがボーナスの件に繋がるんだとは思いますけど。
とはいえ、山中さんが警察で供述している、『ボーナスが1.5ヶ月から1ヶ月に減ったこと』だけが犯行の動機とは思えません。河嶋さんが社長然として山中さんに偉そうに物を言うというのは見たことありませんでしたが、経営者と部下という関係の中で積もり積もったものがあったのではないでしょうか。
友達付き合いでは言わなくてもいいことを仕事上では言わなきゃいけないことってありますし、友達同士(のまま)で一緒に働かなければ良かったってよく言うじゃないですか。本当そんな感じだったんじゃないかって思います。二人を見ていてさすがに今回の事件のようなことになるとは思いませんでしたが……。
報道を見ると着替えを用意したりと計画的だったと言われていますが、もうその頃には冷静に見れなくなっていたんじゃないかなって思います。山中さんについても普段は本当に気のいい人でしたし、こんなことをするような雰囲気はありませんでしたから……」
「上司」に対して芽生えた殺意を押しとどめられなかった「部下」。父から引き継いだ会社を守ろうと気を配った末に、河嶋さんは刃を向けられることになった。その相手が30年来の「親友」だったというのは悲劇というしかない。
※「集英社オンライン」では、今回の事件についての情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。 メールアドレス: [email protected] X(旧Twitter) @shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
高市首相、衆院解散伝達へ=与党幹部と会談、23日国会冒頭―来月8日投開票有力
高市早苗首相(自民党総裁)は14日、日本維新の会の吉村洋文代表と首相官邸で会談する。23日召集の通常国会冒頭で衆院を解散する意向を伝える方向で調整。自民幹部にも14日中に伝達する見通しだ。複数の自民関係者によると、衆院選の日程は「1月27日公示、2月8日投開票」が有力。解散から16日後の投開票は戦後最短になる。
国会召集日の「冒頭解散」は5回目で、1月の衆院解散は1990年以来36年ぶり。参院で与党が過半数を割り込む中、首相は高い内閣支持率を追い風に衆院選に勝利し、政権基盤を強化しつつ「直近の民意」を得て政策の推進力を高めたい考えだ。
政府・与党には「2月3日公示、15日投開票」で実施する案もあった。解散すれば2026年度予算案の年度内成立は困難とされるが、ずれ込みを最小限に抑えるため可能な限り早い日程を検討しているとみられる。
首相は16日、来日するイタリアのメローニ首相と会談。17日は阪神大震災から31年を迎える。こうした日程を考慮し、正式な解散表明は週明けの19日とする案が浮上している。
与党は定数465の衆院で過半数ぎりぎりの233議席。首相は衆院選で「強い経済」「責任ある積極財政」などを訴える構えだ。14日現在、700人超が立候補を予定しており、首相の解散決定を受け、与野党は候補者擁立を急ぐ。 [時事通信社]
トルコのビザ免除停止要望=大野埼玉知事が外務省に
埼玉県の大野元裕知事は14日、外務省の岩本桂一・中東アフリカ局長を訪ね、トルコとの相互査証(ビザ)免除協定の一時停止を求める要望書を手渡した。同協定で入国した一部のトルコ人が正当な理由なく滞在を続けていることで、住民の不安が高まっていると訴えた。
同県内ではトルコ国籍を持つクルド人らが関係するトラブルが起きており、大野氏は昨年8月にも同様の要望をしていた。
大野氏は記者団に「トルコに対して悪い感情が募ることは互いにとって良くない。他の国と同様に査証を取って入ってきてほしい」と主張。岩本氏は「(2028年度導入予定の)電子渡航認証制度(JESTA)を待たずに、どう対応できるか検討する」と応じたという。 [時事通信社]
カンボジア拠点に特殊詐欺関与か 「かけ子」グループの日本人男女13人を逮捕
カンボジアを拠点に、特殊詐欺に関与したとして、警視庁と神奈川県警の合同捜査本部は詐欺の疑いで、住居・職業不詳、佐伯皇正容疑者(20)ら20~60代の日本人男女13人を逮捕した。現地から送還する航空機が、13日夜から14日朝にかけて羽田、成田両空港に到着。警視庁特別捜査課は、いずれの認否も明らかにしていない。
特捜課によると、13人はカンボジア南東部バベットを拠点とするかけ子グループとみられる。昨年11月に現地当局に拘束されていた。
逮捕容疑は令和7年10~11月ごろ、相模原市の60代女性に警察官や郵便局員をかたる電話で「マネー・ロンダリングの犯人として紙幣調査をする」などとをいい、現金1100万円を指定した口座に振り込ませ、だまし取ったとしている。
グループはこのほか、7年10~11月、東京、神奈川、大阪の40~70代の男女十数人が計約5千万円をだまし取られた詐欺事件に関与した可能性があり、捜査本部は全容解明を進める。
特殊詐欺の海外拠点を巡っては、カンボジアやタイなど東南アジアで日本人のかけ子らが摘発されるケースが相次いでいる。カンボジアでは、7年12月にも南部シアヌークビルで日本人16人が現地当局に拘束されている。
安倍元首相銃撃の日、“高市最側近”佐藤啓副長官が「統一教会の応援集会」に招かれていた《自民党調査で虚偽回答の疑い》
〈 「高市氏が自民党総裁になることが天の最大の願い」統一教会“マル秘報告書”3200ページに記された自民党との蜜月【独占入手】 〉から続く
2022年7月8日午前11時31分。奈良市、大和西大寺駅前で佐藤啓参院議員の応援演説中に安倍晋三元首相が凶弾に斃(たお)れた。現場はパニックに陥り、間もなく統一教会信者2世の山上徹也被告が逮捕されたが、実はこの日、佐藤氏が、自身のために統一教会が開いた応援集会に招かれていたことが、「 週刊文春 」の取材でわかった。
7月8日、佐藤氏は統一教会の応援集会に招かれていた
驚愕の事実が記されているのは、フリーライターの石井謙一郎氏が入手した、統一教会の「TM特別報告」と題された文書。TMとは「トゥルーマザー(真のお母様)」の略で、韓鶴子総裁のことを指す。
この文書には、統一教会の会長だった徳野英治氏や天宙平和連合(UPF)ジャパンの議長だった梶栗正義氏が、教団本部に宛てた報告などが記載されている。1月8日、徳野氏は自らの報告が載った文書であることをXで正式に認めた。
TM特別報告には、銃撃事件当日について、奈良教区長の次のような報告が記載されている。
〈本日、勝利に向けた全食口(シック)総動員・天心苑祈祷出発式が終わり、自民党奈良県公認候補の佐藤啓候補者の応援集会を10時から行いました。候補者本人は11時からある大和西大寺駅前での安倍元総理の応援演説があるため来られず、夫人が代わりに来て奈良教会で応援集会を行いました〉
「食口」とは統一教会の会員を指す。つまり7月8日、佐藤氏は統一教会の奈良協会で行われた応援集会に招かれていたが、安倍氏が急遽応援に来たため、名代として佐藤氏の夫人が参加したというのだ。さらに報告書には、応援集会の後、食口たちが佐藤氏の勝利のために有権者に電話をかける選挙支援を行っていたことも記されていた。
事件後に自民党が公開した調査結果では…
ただ2022年9月に自民党が公開した、統一教会や関連団体との関係についての調査結果で、佐藤氏は〈選挙におけるボランティア支援を受けたことがある〉とする名簿には名を連ねていない。つまり党の調査に虚偽の回答をしていた疑いがあるのだ。
この疑惑について確認するべく、1週間以上にわたって、佐藤事務所に何度も書面で問い合わせたが、一切回答しなかった。
配信中の「 週刊文春 電子版 」並びに1月15日(木)発売の「週刊文春」では、統一教会が佐藤氏の選挙のために行っていた「電話かけ大会」の実態、高市氏が「啓くん」と呼ぶほど佐藤氏を信頼している理由、解散を検討していたことを事前に知らされなかった鈴木俊一幹事長や萩生田光一幹事長代行の怒りの声などを、詳しく報じている。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2026年1月22日号)