原宿・竹下通りでみかじめ料要求=恐喝未遂容疑で自称組員ら2人逮捕―警視庁

東京・原宿の竹下通りにある洋服店で、「みかじめ料」名目で現金を脅し取ろうとしたとして、警視庁原宿署は27日までに、恐喝未遂容疑で、自称特定抗争指定暴力団山口組系組員の千田凌平容疑者(34)=東京都東久留米市新川町=ら2人を逮捕した。
他に逮捕されたのは自称組関係者の井手著人容疑者(57)=西東京市東伏見。千田容疑者は「金は要求していない」と容疑を一部否認し、井手容疑者は否認しているという。
逮捕容疑は1月18日午後2時ごろ、東京都渋谷区神宮前の竹下通りにある洋服店で、経営者の60代男性に対し、「俺たちはやくざだ」「この辺りは俺たちのものだ」などと怒鳴り、みかじめ料名目で現金を脅し取ろうとした疑い。
同署によると、男性がその場で110番したため両容疑者は逃走。同署は竹下通りの他の店で同様の被害がないか調べる。 [時事通信社]

再審証拠活用の罰則に反対、新聞協会が声明…報道除外求める「知る権利守る」

日本新聞協会は27日、国民の知る権利を守る観点から、刑事裁判の再審請求を求めた人らが、開示された証拠の写しを第三者に提供する「目的外使用」を罰則付きで禁じる規定の創設に反対し、報道機関への情報提供を禁止対象から除外するよう強く求める声明を公表した。
再審請求審は非公開で行われ、通常の刑事裁判に比べ証拠や審理の内容を外部から検証することが難しい。
声明は「目的外使用」を罰則付きで禁止すれば、再審請求者や弁護士らが証拠を公益目的で活用したり、報道機関に提供したりすることが困難になる、と指摘。規定は取材・報道の実質的な制限につながりかねず、「国民が再審事件の問題点を知る機会が損なわれることを深く危惧する」と懸念を示した。
また、同協会加盟社は、名誉やプライバシー、人権に十分配慮しながら報道活動を行っているとして、表現の自由や知る権利に奉仕する使命を負う報道機関への情報提供を一律に制限し、取材・報道活動を阻害することは「認められない」と表明した。
同協会は、同規定の創設が浮上した今年1月、同趣旨の見解を公表した。しかし国会で審議入りした刑事訴訟法改正案には、懸念が払拭されないまま罰則付きの禁止規定が盛り込まれたことで、改めて強く反対した。

比大統領夫妻迎え晩さん会=天皇陛下「平和な未来、共に」―悠仁さまが初出席・皇居

国賓として来日したフィリピンのマルコス大統領夫妻を歓迎する天皇、皇后両陛下主催の宮中晩さん会が27日夜、皇居・宮殿「豊明殿」で開かれた。天皇陛下はあいさつで、今年は両国の国交正常化70周年に当たることに触れ、「平和で可能性にあふれる未来を共に織りなし、繁栄していくことを期待いたします」と述べられた。
宮中晩さん会には秋篠宮ご夫妻ら皇族方、高市早苗首相や両国の閣僚ら約90人が出席。秋篠宮家の長男悠仁さま(19)=筑波大2年=も初めて出席した。
陛下は「両国の間には、過去に苦難の時期もありました」と歴史を振り返った上で、国交正常化以降は友好関係を確固たるものとしてきたと述べ、「信頼関係がますます深まることを切に願っております」と語った。
大統領は答辞で、両国の絆について「分断よりも友情を、孤立よりも連携を選んできた、フィリピン人と日本人の何世代にもわたる人々の歩みによって築かれてきた」と述べた。
同日午前には宮殿東庭で大統領夫妻の歓迎行事が行われた。その後、宮殿「竹の間」で両陛下と大統領夫妻が約20分間会見。宮内庁によると、会見後、陛下が中学3年生でオーストラリアを訪れた際にフィリピンの空港に立ち寄ったと明かし、「外国の地に足を踏み入れたのはフィリピンが最初」と話すと、大統領は「ぜひ本格的に来ていただきたい」と両陛下に同国訪問を招請した。
国賓歓迎行事は昨年3月のブラジル大統領以来で、令和では3例目。 [時事通信社]

スパイ対策本格化、国会前で抗議 市民ら「監視強まる」と懸念

政府のインテリジェンス(情報活動)機能強化に向けた「国家情報会議」創設法が27日の参院本会議で成立し、「スパイ対策」が本格化する見通しとなった。国会前で「市民監視が強まる」などとプライバシーや思想の自由の侵害を懸念する抗議活動が連日開かれるなど、不安も広がっている。
市民団体が26、27日両日に開いた集会では、参加者が「私の情報を勝手に見るな」「自由を奪う法律いらない」と反対の声を上げた。
法案に反対する弁護士団体「自由法曹団」に所属する萩尾健太弁護士は、国の裁量であらゆる人々が監視対象になる恐れがあると指摘。「外国と取引する会社や、外国人を雇用する企業など、対象は限りない。民主主義と自由の問題だ」と訴えた。

「極めて恣意的、撤回求める」辺野古事故の文科省調査結果に京都教職員組合が声明

沖縄県名護市辺野古沖で船が転覆し、同志社国際高(京都府)の女子生徒ら2人が死亡した事故を巡り、京都教職員組合執行委員会は27日、文部科学省が同校の沖縄研修旅行を含む教育内容について政治的活動を禁じる教育基本法に違反すると認定した是正指導を「極めて恣意(しい)的」として撤回を求める声明を発表した。声明は26日付け。
声明は「辺野古見学」について「同校は『現地での体験と住民の証言から戦争について学び、沖縄について理解する』ことを目的にしている」と強調。さらに「今の学校現場では『政治的中立性』がことさら強調され、焦眉の社会問題を取り扱わない傾向が強まっている」と指摘し、「今回の文科省の措置がいっそう学校現場を萎縮(いしゅく)させ、子どもたちと一緒に考える平和教育・政治教育を後退させることになりかねないと懸念している」とした。
声明はまた、府が管轄する同校の私学助成金の減額を検討していることに対し「予算を梃子(てこ)に教育内容を統制することになりかねず、減額しないことを強く求める」と訴えた。
京都教職員組合は、京都府内の公立学校の教職員で構成。同志社国際高など私立校の教職員は加入していない。

いわき市の市道で普通乗用車が街路灯に衝突 運転していた50代男性の死亡を確認

いわき市で車が街路灯に衝突し、車を運転していた50代男性の死亡が確認されました。
警察によりますと、5月27日午前0時半ごろ、いわき市平の市道で、いわき市に住む50代男性が運転する普通乗用車が市道を進行中、道路脇の街路灯に衝突しました。
男性は意識不明の状態で病院に搬送されましたが、搬送先の病院において死亡が確認されたということです。
男性の死因については、警察が捜査を進めています。

「国家情報局設置法」参議院本会議で可決・成立 政府のインテリジェンス機能を強化へ

政府のインテリジェンス機能を強化するための「国家情報局設置法」が参議院本会議で採決され、一部野党を含む賛成多数で可決・成立しました。
参議院 関口昌一議長
「賛成187、反対58、よって本案は可決されました」
情報収集・分析などインテリジェンス機能の強化は高市政権の看板政策のひとつです。採決では野党・立憲民主党などが「情報活動の対象が不明確だ」などとして反対しましたが、与党と、国民民主党などの賛成多数で可決・成立しました。
国家情報局設置法では総理大臣をトップとする「国家情報会議」を新設し、安全保障やテロ防止に関する「重要情報活動」や外国によるスパイ活動への対処を行うとしています。
さらに、現在の内閣情報調査室を「国家情報局」に格上げします。各省庁の「縦割り」をなくすことで情報収集・分析の「司令塔」機能を強化する狙いです。
一方で個人情報やプライバシーへの配慮や、政治的中立性を損なう情報収集は行わないことなどを盛り込んだ付帯決議も採択されました。
高市首相は今回の法律を「改革の第一歩」と位置づけていて、海外で主体的に情報を収集する「対外情報庁」やスパイ活動など「外国勢力による不当な干渉を防止する制度」にも意欲を示しています。
政府は夏に有識者会議を開き、議論を深める方針です。

【旭川・女子高校生殺害】有罪確定の受刑者が証言「内田被告が両手で押した。姿が一瞬で消えた」

北海道旭川市で女子高校生を橋から転落させ、殺害したなどの罪に問われている23歳の女の裁判で、すでに有罪判決が確定している受刑者の女が証人として出廷しました。旭川地裁前から中継です。
裁判は午前10時半から予定通り始まりました。証人としてすでに懲役23年の判決が確定している小西優花受刑者が出廷し、「梨瑚さんが肩甲骨のあたりを両手で押しました」と証言しました。
殺人などの罪に問われているのは内田梨瑚被告(23)です。起訴状などによりますと、内田被告はおととし4月、旭川市の神居大橋で留萌市に住む女子高校生を全裸にしたほか、橋の欄干に座らせ「落ちろ」「死ねや」と言うなどして川に落とし、殺害したとされています。27日の裁判では、同じ殺人の罪などに問われた小西優花受刑者が長袖のシャツに紺色のズボン姿で出廷しました。
検察側の証人尋問で、小西受刑者は「梨瑚さんが肩甲骨のあたりを両手で押しました。姿が一瞬で消えました」と女子高校生が転落したときの状況を証言しました。裁判の争点は、殺人の実行行為や殺意があったのか、共犯者との共謀の有無などです。

裸で食事させ放置、利用者死亡 障害者施設で虐待、高知県が処分

高知県は27日、同県四万十市の障害者支援施設「レジデンスわかふじ」で、利用者にシャワー室で裸のまま食事をさせ、長時間放置し死亡させた虐待があったとして、6月1日から3カ月間の新規利用者受け入れ停止の行政処分にした。
施設側は「誠に遺憾だ。反省し、改善に努める」とコメント。虐待に関与した職員3人の懲戒処分を検討するとしている。
県警は業務上過失致死の疑いも視野に入れ捜査している。
県や施設によると、利用者は1月9日午後7時ごろ、施設2階のシャワー室で、シャワーを浴びる際に必要な見守り支援を受けないまま約1時間放置されている間に死亡した。翌10日に施設長が県に報告し発覚した。
利用者が以前住んでいた自治体が、障害者虐待防止法に基づき施設職員への聞き取りなどを実施し、身体的、性的、心理的虐待や放棄・放置といった4種類の虐待を認定し県に報告。県は報告を受け実施した監査を基に「常習性はない」と判断した。死因は把握していないとしている。

暴行容疑で阿部監督辞任 AI相談の長女「警察来て驚き」 児童相談所が通報した理由は

暴行容疑で逮捕・釈放された阿部慎之助氏の長女は、生成AIに相談し、児童相談所に連絡したことが明らかになりました。児童相談所、そして警察の対応は適切だったのか。また、AIとはどのように向き合えばいいのか。議論も起きています。
【画像】警察の対応、元刑事は
若者「自分もそうしてしまうかも」
長女の手紙

「父とのこのような大がかりなケンカというのは初めてのことであり、チャットGPTに相談した結果『匿名で相談できる児童相談所というものがありますよ』という説明書きがなされ、それでお電話をさせていただきました」
生成AIのチャットGPTに「父親から暴力を受けた どうしたらいい」という趣旨の質問をしたところ、「児童相談所に通報する」という回答があったため連絡したといいます。
18歳長女の対応について、若者からはこのような声が聞かれました。
「身近な人からそういうこと(暴行)されて困ったら、人よりチャットGPTとかの方が聞きやすいかなと思って自分もそうしてしまうかも」
若い世代を中心に当たり前のように利用されている生成AI。専門家は便利な反面、使い方には注意が必要だと言います。
情報リテラシーに詳しい
成蹊大学 高橋暁子客員教授

「確実に回答がこれしかない、というようなことを聞く時には(AIは)非常に効率よく回答を得ることができます。一方で自分の決断判断などが必要な場合、そういう場合はAIは必ずしも適切な回答を一発で出してくれるとは限らないので、その場合は他の方法でファクトチェックしたり、それで適切なのか自分で自らの判断をする必要がある」
警察の対応 正しかった?
阿部監督の長女は、児童相談所の対応について納得していない部分があるようです。
長女の手紙

「どうすればいいかといった私自身の意向が聞かれることはなく、警察に通報されるという形になってしまいました。警察が来て、一番驚いているのは自分自身ですし、父が警察に連行された姿を見て、目前で私は泣き崩れてしまいました」
児童相談所の元職員は、夜間で緊急性も高いと判断したため110番したとみています。
児童福祉に詳しい
明星大学 川松亮教授

「18歳のお子さんの場合は、児童相談所が対応する対象とはならないが、かといって何もしないということはないので。必要があると思った場合は、18歳以上の場合でも必要な機関につなげる対応をします。この場合緊急性があるということで、夜間ということで、警察の方に連絡をしたということになるのかなと思います」
児童相談所の対応は正しかったと擁護します。
「この案件で阿部監督がかわいそうというムードになると思うんですけど、子どもに対して暴力を振るうということは認められないということは、社会全体で確認する、よく認識する必要があるのかなと」
現場での注意で済まさず、現行犯逮捕に至った理由について警察は。
「児童虐待で通報が入っているということと『首を絞められた』という児相からの報告を重く受け止め、人身安全事案と判断した。阿部氏が当時、酒を飲んだ状態だったため、物理的に被害者と離す必要性があった。娘と阿部氏に話を聞くと双方で『暴行があった』という内容に間違いなかった」
現行犯逮捕という警察の対応は正しかったのでしょうか。
元埼玉県警刑事 佐々木成三氏

「僕も刑事の時代から、家族内の身内トラブルというのは判断が本当に難しい。被害者の保護を第一優先とした逮捕だったとは思いますね」
長女にとっては予期せぬ結末となった今回の辞任。会見で阿部監督は、娘の今後を案じていました。
「あと、いいですか。娘も高校3年生という年ごろな子ですので、どうか皆様、温かく見守っていただければ幸いです」
(2026年5月27日放送分より)