「威嚇するつもり」と殺意を否認 殺人容疑で逮捕は21歳男、大阪・道頓堀17歳3人死傷

大阪・道頓堀で17歳の男性3人が刃物で刺されて死傷した事件で、大阪府警は15日、殺人容疑で大阪市住吉区の無職、岩崎龍我容疑者(21)を逮捕した。容疑者は現場から逃走したが、同市浪速区内で身柄を確保された。知人間のトラブルが発端となっている可能性があり、府警が動機などを調べている。
府警によると、容疑者は「殺意はありませんでした。ナイフで威嚇するつもりでしたが、向かってきた男性の胸付近を突き刺しました」と殺意を否認しているという。
府警によると、15日午前0時ごろ、同市中央区心斎橋筋のビル1階で「人が刺されている」と通報があった。奈良県在住の男性(17)が男に刃物で胸などを複数回刺され、搬送先の病院で死亡が確認された。
ほかに大阪府内に住む別の17歳の男性2人も上半身を刃物で刺され、病院に搬送された。1人は意識不明の状態で、もう1人は内臓を損傷して全治約3週間のけがという。
現場となったビルは、大阪のメインストリート「御堂筋」の道頓堀橋付近に位置し、グリコ看板で知られる戎橋にもほど近い観光スポット。ビル入り口や道頓堀橋周辺には血とみられる赤色の跡が点々と続き、周囲は一時騒然となった。

「誰からも好かれて礼儀正しかった子」大阪・ミナミで17歳少年が刺され死亡…知人とみられる21歳の男を緊急逮捕

昨夜遅く、大阪・道頓堀で男が少年3人を刃物で刺して1人が死亡、2人がけがをした事件で、警察は21歳の男を逮捕しました。

午前0時前、大阪・ミナミの道頓堀橋近くのビルで、男が少年3人を刃物で刺し、奈良県田原本町に住む鎌田隆之亮さん(17)が胸など複数か所を刺されて死亡、ほかの少年2人(17)も、上半身を刺され病院に搬送されました。

警察によりますと、被害少年らと男は知人とみられ、直前に何らかのトラブルがあったということです。

(現場のビルの警備員)「壁にどんと押し付けられた音がした。何かなと思ったら、(血が)ぽつぽつっという感じで(ビルの)出口に向かってだんだん血の量が多くなってきて」

(鎌田さんの知人)「誰からも好かれて礼儀正しかった子。信じられなかった。悲しい」

男は現場から逃走していましたが、警察はさきほど浪速区内で、21歳の男を殺人容疑で緊急逮捕しました。

警察は、動機などについてくわしく調べています。

福岡・夫婦殺害から間もなく25年 次女「わずかでも希望捨てない」

2001年2月に福岡市東区の民家で金丸金次郎さん(当時80歳)と妻愛子さん(同73歳)夫婦が殺害された事件は、未解決のまま間もなく25年がたつ。捜査本部がある東署の警察官や次女の藤堂早苗さん(70)らは13日夕、同区の商業施設でチラシを配って情報提供を呼びかけた。
事件は01年2月26日午後5時35分ごろ、東区若宮5の民家で、住人の金丸さん夫婦が遺体で見つかって発覚。司法解剖などから殺害されたのは17日午後11時ごろとされる。室内が荒らされており、県警は強盗殺人事件とみて捜査を続けている。
有力な情報には私費による懸賞金(上限250万円)が支払われる。しかし、この1年の情報提供は2件にとどまり、犯人特定には至っていない。
チラシを配り終えた後、藤堂さんは取材に「わずかでも希望を捨てないでいる。犯人が出てくるのを諦めてないと見せることで、犯人にプレッシャーをかけたい」と語った。
県警はこれまで延べ7万2000人の捜査員を投入してきた。東署の土谷武紀署長は「当時言えなかったこと、ささいなことでも構いません」と情報提供を呼びかけている。情報提供は東署(092・643・0110)。【川畑岳志】

田久保前市長宅を7時間家宅捜索 “卒業証書”押収されず 弁護士「事務所に保管」

静岡県伊東市の田久保真紀前市長の自宅に静岡県警が、7時間に及ぶ家宅捜索に入りました。卒業証書とされる書類の提出を拒否してから2日後、警察側が強制捜査に踏み切った狙いとは。
【画像】前伊東市長宅への家宅捜索の様子
7時間に及ぶ家宅捜索
虚偽の学歴を公表したとして、公職選挙法違反などの疑いで複数の刑事告発をされている田久保前市長。
14日午前8時前から始まった自宅への家宅捜索は、およそ7時間に及びました。
田久保前市長

「呼び出しの要請があり、話はしてきた」

「(Q.詳しい内容については?)捜査の関係もある。内容は差し控えたい」
先月、警察による任意の事情聴取を受け、容疑について否認していた田久保氏。
「みなさま、お久しぶりです。田久保真紀です。報道が出てご心配をおかけしているようですが、おかげさまでこのように私は、きょうも普通に元気に生活している」(先月30日投稿)
“卒業証書”押収されず
真相究明でカギを握るのは、「チラ見せだったか否か」で証言が食い違った田久保氏の「卒業証書」とされる文書です。
伊東市議会 中島弘道議長

「サッと出されてサッと目を向けたらスッと引かれて。チラ見です」
田久保前市長

「チラ見せという事実はありません。私としてはこうやって提示しまして、約19.2秒見ていただいた」
実際には、除籍されている田久保氏。あの文書は一体、何だったのでしょうか。
14日の家宅捜索では、押収されませんでした。その理由について、田久保氏の代理人・福島正洋弁護士はこう説明しました。
「まだ(弁護士)事務所に保管しているので、今後、捜査が進展していく中で、頑として最後まで出さないかというと、そこはまだ検討中ではある」
「卒業証書」とされる文書については、法律で認められた「押収拒絶権」を理由に、提出を拒否する文書を警察に提出したばかりだといいます。
「裁判になった場合には弁護側の証拠として出す方法もある。この捜査の初期段階であえて出す必要はないという判断をした」
今後の捜査の焦点は?
ただ専門家は、「卒業証書」の提出拒否が、自宅への強制捜査の引き金になったと指摘します。
元大阪地検 検事 亀井正貴弁護士

「“卒業証書”を出さないという対応をしたことにより、証拠隠滅の恐れが出てくる。しかも否認しているので、できる範囲の捜索はかけないといけないと。だから、これが引き金になっている。卒業証書に関連するようなものも含め、押さえるものは押さえておく」
では、今後の捜査の焦点は。
「『“卒業証書”をやはり出しませんか』というところ。それで出さないとなってきたら、弁護士事務所への強制捜査も、あり得ると思う。ポイントは弁護士事務所への“卒業証書”の捜索・押収を強行するか」
(2026年2月15日放送分より)

逃走した20代男を殺人容疑で緊急逮捕、大阪・道頓堀で17歳男性3人刃物で刺され死傷

大阪・道頓堀で17歳の男性3人が刃物で刺されて死傷した事件で、大阪府警は15日、現場から逃走した20代男の身柄を確保し、殺人容疑で緊急逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。知人間のトラブルが発端となっている可能性があり、府警が捜査を進めている。
府警南署によると、15日午前0時ごろ、大阪市中央区心斎橋筋のビル1階で「人が刺されている」と通報があった。奈良県在住の男性(17)が男に刃物で胸などを複数回刺され、搬送先の病院で死亡が確認された。ほかに大阪府内に住む別の17歳の男性2人も上半身を刃物で刺され、病院に搬送された。うち1人は意識不明の重体との情報があるという。
現場ビルは、大阪のメインストリート「御堂筋」の道頓堀橋付近に位置し、グリコ看板で知られる戎橋にもほど近い観光スポット。ビル入り口や道頓堀橋周辺には血とみられる赤色の跡が点々と続き、周囲は一時騒然となった。

「いま振り返ると、それが運の尽き」14億円を横領した『アニータの夫』(68)が振り返る“アニータと出会った日”の記憶

当時、青森県住宅供給公社で経理を担当していた千田郁司氏が14億円超を横領し、その多くをチリ人の妻であるアニータ・アルバラードに送金した「アニータ事件」。なぜ、一介の経理担当者だった千田氏は、これほどまでの大金を動かすことができたのか。そして、アニータ事件とは何だったのか。
朝日新聞の坂本泰紀記者が、千田氏の証言を基にまとめた書籍『 アニータの夫 』(柏書房)から、アニータと出会ったその日のエピソードを抜粋してお届けする。(全5回の1回目/ 続きを読む )
◆◆◆
出会ったのは「小汚いスナック」だった
その夜は公社の歓送迎会だったけど、途中で会場を抜け出しました。
公社は青森県庁から天下ってくる人間が多くて、県の係長クラスがぼこっときて課長になるけど、俺みたいなプロパーは頑張っても係長止まり。普段は「天下りの廃止求めようぜ」なんて、くさしているプロパーの連中が、飲み会では、天下ってきた連中の献杯に行く。
俺は自分のお膳の前で、ちびちび飲んでいたけど、そういう寒い光景を見るのが嫌になって、会場を出たんです。
ふと見上げると、「エンゼル」というスナックの看板が目に入った。
「さて、天使にでも会いに行くかな」って階段を上がっていった。青森の繁華街にある一流の店じゃなくて、小汚い感じのスナックだったけど、じゃあ一杯飲んでいこうかなって、パッて入った。
いま振り返ると、それが運の尽きだった。人生変わってしまうんだから、おそろしいもんです。
出会った初日、アニータからホテルに誘ってきた
店に入ると水槽があって、エンゼルフィッシュが泳いでいた。
「エンゼルって魚のことか」って思っていたら、「いらっしゃいませ。はじめてですか?」って日本人のママが出て来た。その後からぞろぞろと外国人や日本人の女の子たちが現れた。何飲みますかって言われたから、「じゃあウイスキーお願いします」って。ボックスの中に、俺とママが座って、向こうのボックスには女の子たちが待機していた。
「誰かお気に入りの子はいますか?」って聞かれたから、「別に誰でもいいよ」って答えたら、「じゃあ、キャンディ」って。ほお骨が出たガリガリの外国人の子を呼んだんだよね。日本語話せるかって聞いたら、話せるからって。
「この子、おなかが減っているの。向かいのお店に連れて行ってくれないですか?」
そうママに言われて、「ここでなんか食べさせればいいんじゃない。メニューは?」って聞いたら「ここにはポテトチップとかしかない。向かいにお店があるから連れて行ってもらえないですか」。
しょうがないから向かいの焼鳥屋に連れて行った。牛串を頼んだら、「おいしい、おいしい」って。「店に戻るか」って聞いたら「ダメダメ。これからあなたとわたし、そこに行く」って指さしたのがホテルだった。
俺は「帰るよ」って言ったけど、「帰るダメ。わたしなぐられる」。仕方なくホテルに行ったけど、香水の匂いだかいろんな匂いが混じって臭かった。
シーツも汚くて、その時は彼女にお金だけ渡して帰った。その日の後からです。彼女から電話がかかってくるようになったのは。
アニータが千田氏に語った「日本で売春を続ける理由」とは?
――交際が始まった「キャンディ」から「アニータ・アルバラード」という本名を教えられた。彼女が語った少女時代の思い出が、千田の心を激しく揺さぶった。
東京には外国人がそこら中にいたんだろうけど、20年以上前だと青森では珍しかった。
新鮮だったし、「なんでこんなへんぴなところ来てんの?」って身の上話を聞いたら、南米チリに2人の子どもを残して出稼ぎに来ているって。
当時、彼女は23、24歳。子ども2人ってだろって思ったけど、写真を見せて「愛しているんだ」って。目の前で子どもに電話をかけるわけですよ。そうなると、偽りないんだな、しょうがなくて売春しているんだなって、納得しちゃった。
たどたどしい日本語で、子どもの頃のクリスマスの思い出も話してくれた。
彼女の国ではお金持ちしか牛肉を食べられないから、アニータの家族は夕食に鶏肉を食べる準備をしていた。そうしたら、「コンコンコンコン」と扉をノックする音が聞こえた。外に出ると、もっと貧乏な親子が皿を持って立っていた。
「だからうちの家族、鶏肉あげた。少なくなったけど、みんなで分け合って食べた。お肉は足りなかったけど、みんな笑って幸せなクリスマスだった」
そんな話をするわけよ。その言葉に、本当に心がきれいで純粋だと思った。私は両親が公務員で、お金に困ったこともない。アニータの話を聞いて、ぼろぼろ涙が出たよね。
一生懸命、片言の日本語で話をするじゃない。「本当に困っているんだな」ってごまかされるんだよね。一生懸命の日本語は可愛くて、むなしくて、ダメなのよ。大きな体して、小さい子どもと一緒で可愛いのよ。
愛の形はそれぞれ色々あると思うんだけど、弱さとか、そういうところを好きになるのもあるじゃないですか。かわいそうという感情もあったのかな。遠いチリから日本にひとりで来てね。祖国に子ども2人を残しているけど、金がないから帰れない。愛しているとか、好きだとかいう前に、彼女を守ってあげたいという気持ちがあったのかもしれない。
〈 「それがアニータに渡した最初だよね」最初は300万円から…“アニータの夫”(68)が明かす、『総額8億円以上』も貢ぐことになった「きっかけ」 〉へ続く
(坂本 泰紀/Webオリジナル(外部転載))

17歳男性3人刃物で刺され死傷、逃走した男の身柄を確保 大阪・道頓堀

大阪・道頓堀で17歳の男性3人が刃物で刺されて死傷した事件で、大阪府警が現場から逃走した男の身柄を確保したことが15日、捜査関係者への取材で分かった。府警は殺人容疑などで詳しい状況を調べている。
府警南署によると、15日午前0時ごろ、大阪市中央区心斎橋筋のビル1階で「人が刺されている」と通報があった。奈良県在住の男性が男に刃物で胸などを複数回刺され、搬送先の病院で死亡が確認された。ほかに大阪府内に住む別の17歳の男性2人も上半身を刃物で刺され、病院に搬送された。うち1人は意識不明の重体との情報があるという。
3人を刺した男は刃物を持ったまま逃走したとみられる。知人間のトラブルが発端となっている可能性もあり、府警が捜査を進めている。
事件の発生は14日午後11時55分ごろ。現場ビルは、大阪のメインストリート「御堂筋」の道頓堀橋付近に位置し、グリコ看板で知られる戎橋にもほど近い観光スポット。ビル入り口や道頓堀橋周辺には血とみられる赤色の跡が点々と続き、周囲は一時騒然となった。

融雪槽に誤って転落か 60代女性死亡 「除雪に行ってくる」と母親に伝え1時間半後に… 北海道深川市

北海道深川市で2026年2月14日、住宅敷地内の融雪槽の中で佐藤恵さん(63)が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。
2月14日午後5時ごろ、深川市3条の住宅で、佐藤さんの母親から「融雪槽の中に落ちているのが見える」と消防に通報がありました。
警察と消防によりますと、佐藤さんはうつぶせで、体のほぼすべてが融雪槽内に入った状態で発見されたということです。佐藤さんは心肺停止の状態で病院に搬送され、その後死亡が確認されました。
融雪槽の大きさは幅が横およそ1メートル・縦およそ2メートルで、深さがおよそ50センチだということです。
警察によりますと、午後3時半ごろ、佐藤さんは「除雪に行ってくる」と母親に伝え家を出ましたが、1時間以上たっても戻らないことから、母親が窓の外を見たところ、融雪槽の端から佐藤さんの服が出ているのを見つけ消防に通報したということです。
警察は、佐藤さんが除雪作業中に融雪槽内に誤って転落したとみて捜査を進めています。

道頓堀死傷、週末の繁華街騒然 「信じられないこと起きた」

白いシャツが血で真っ赤に染まっていた。14日深夜、大阪市・道頓堀で3人が刺されて死傷した事件。週末でにぎわう繁華街では、トラブルや被害者の様子を多くの人が目撃し、騒然となった。「信じられない」と声を震わせる人もいた。
現場のビルの男性警備員(75)は、若者らがもめているような声を聞いた。防犯カメラのモニターを見ると、走り去る人物を、別の人が追っている様子が写っていた。管理室から出ると、建物の廊下に血が点々と付着。たどっていくと路上に人が倒れており、血だまりができていた。
20代の無職男性は「信じられないことが起きた」とおびえていた。この男性によると、若い男性がふらふらと歩き、目の前で倒れた。知人とみられる女性が懸命に心臓マッサージをしていた。友人と遊びに来た大阪府羽曳野市の男子大学生も目撃。倒れた男性は胸の辺りから出血し、白いシャツが真っ赤に染まっていた。大学生は「動揺が収まらない」。
現場には規制線が張られ、多くの人が不安そうに見ていた。

「斎藤元彦票」巡り自民県連内に不協和音、県議団と神戸市議団が一枚岩なれず…兵庫2区議席は維新に

衆院選兵庫2区(神戸市北区など)で、無所属で立候補した自民党の前神戸市議(自民党県連推薦)が斎藤元彦・兵庫県知事の支持票を取り込もうとしたことで、党県連内に不協和音が生じている。斎藤知事を巡るスタンスに違いがある県議と市議ではうまく協力できず、自民票が思うように得られなかった。今後の県連運営を懸念する声も出ている。
兵庫2区は長年、自民が候補者を立てず、公明党を支援。公明が立憲民主党と中道改革連合を結成して撤退したことで、自民県連が公認候補の擁立に動いた。
手を挙げたのが、神戸市議が全面支援する元市議会議長・坊恭寿氏(58)と同市北区選出の自民県議・奥谷謙一氏(40)だった。県連は2人の公認を党本部に求めたが、党本部は見送りを決定。連立政権を組む日本維新の会の要請を受けた対応だったが、反発した坊氏が無所属での出馬を決意し、県連が推薦した。
公認が出ず、党調査で知名度不足が明らかになった坊氏の陣営が着目したのが、前回知事選で111万票、2区内で8万票以上を集めた「斎藤票」だった。
2025年の参院選で投票日当日に読売新聞社がNHKや日本テレビ系列各局と共同実施した出口調査によると、投票の際に参考にしたメディアとして「SNS・動画投稿サイト」を選んだ人の68%が斎藤知事を「支持する」と回答していた。
陣営はSNSが有効だと考え、斎藤知事を支持する地域政党・躍動の会と連携。坊氏が所属県議と話し合う動画をSNSで発信したほか、街頭演説で「県市協調」を訴える様子も流し、「斎藤色」を強めた。
一方で陣営は、奥谷氏から応援を受けることを拒否。斎藤知事の内部告発問題を調査する県議会百条委員会の委員長を奥谷氏が務めたことから、「反斎藤色が強まる」(陣営幹部)と考えた。
奥谷氏は坊氏の出陣式に出席。「立候補できず、残念だったけど、(地元から)国会議員を出すために応援したい」と記者団に語ったが、その後個人演説会への出席自粛を求められた。坊氏との公認争いで自身が退いた経緯もあり、「県連推薦の候補なのに応援もさせてもらえなかった。これでは一丸となるのも無理だ」と周囲に話した。
結果は、当選した維新候補が8・2万票、坊氏が4・1万票。投票日当日に読売新聞社などが実施した出口調査によると、自民支持層の50%が維新候補に投票したと回答。坊氏は38%にとどまった。2区内の比例票で自民は維新の倍近くの6・1万票を集め、県連幹部は「一丸となれたら、勝てたかも」と悔やんだ。
斎藤知事との距離感を巡っては、知事選でも自民の県議団と神戸市議団で対応が異なった。不信任決議を主導した自民県議団は自主投票と決め、斎藤知事支援を禁止したが、神戸市議団が「自主投票なのに、支援を禁じるのは問題だ」などと反発。市議団が維新を離党した無所属候補を支援し、県議の一部が別の候補を応援したことで、票が分散し、斎藤知事の再選を後押しする結果を招いた。
自民県議は「斎藤知事と全面的には対立していない」と説明。内部告発問題で説明責任を果たすよう求める一方、予算案可決など政策面では是々非々で向き合っていることを強調し、「直接向き合っていない市議団中心の陣営が勝手に斎藤色を強めるのは面白くない」と不快感を示す。
選挙結果を踏まえ、坊氏を応援したある神戸市議は「露出増につながった」と手応えを強調。県連幹部のある県議は「一枚岩になれなかったことは今後の県連内に禍根を残すかもしれない」と不安を吐露した。