森喜朗氏発言、東京都に500件超の意見 ほぼ抗議 ボランティア辞退も

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の発言を巡り、東京都のオリンピック・パラリンピック準備局には5日午後5時までに、「更迭すべきだ」「都としてどう対応するのか」などの電話やメールが542件あった。ほとんどが抗議の内容だったという。
また、大会で観光案内などを行う都市ボランティアについて、発言を理由にした辞退申し出が5日正午までに少なくとも14件あった。
同日開かれた都議会オリンピック・パラリンピック推進対策特別委員会でも各会派から批判の声が相次いだ。最大会派「都民ファーストの会」の滝田泰彦議員は「森会長の適格性を含めて現在の体制が本当に最適なのか、組織委に真摯(しんし)な自己検証を求めるべきだ」と都に求めた。【斎川瞳】

森会長「不適切」署名広がる=発言に批判やまず

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視とも受け取れる発言をめぐり、処遇の検討を求めるオンライン署名が始まり、6日午前0時半までに9万3000筆以上を集めた。インターネット交流サイト(SNS)などで署名集めは広がり、発起人らは「発言を撤回したら終わりではない」と賛同を呼び掛けている。
署名は「Change.org」で4日夜から始まった。森氏の発言を「女性に対する偏見、蔑視、差別だ」と批判。「このような偏見を持つ方が会長職を継続するのは不適切」とし、政府に森氏の処遇検討と再発防止を求めている。
発起人でスウェーデン在住の大学院生福田和子さん(25)は「森氏個人の問題以上に、その地位に居続けられることが問題」と指摘。反響の大きさについて「ジェンダー平等が当たり前に尊重される社会に変わりつつあるということでは」と話した。
[時事通信社]

神戸山口組系組長を逮捕 男性を殺害、山中に遺棄した疑い 兵庫県警

兵庫県姫路市の男性を殺害し、京都府福知山市の山中に遺棄したとして、兵庫県警は5日、特定抗争指定暴力団・神戸山口組系山健組傘下組長の岡田渉容疑者(48)を殺人と死体遺棄の疑いで逮捕した。事件を巡っては、殺人、死体遺棄などの罪で岡田容疑者と同じ組の幹部、八軒(はちけん)丈弥(たけや)被告(42)が起訴されている。県警は岡田容疑者が指示したとみて捜査している。
岡田容疑者の逮捕容疑は2019年11月27日、八軒被告らと共謀。兵庫県高砂市の路上で姫路市の職業不詳、吉田力さん(当時47歳)を刃物で切りつけるなどして殺害し、同12月7日に遺体を福知山市の山中に遺棄したとしている。県警は認否を明らかにしていない。
県警によると、岡田容疑者の組と吉田さんの間には金銭トラブルがあったという。

在日ミャンマー人デモに日本人から賛否……「ミャンマーの争いを日本に持ち込むな」という意見に彼らの思いは届くか

ミャンマーで発生したクーデターに対して国際社会から非難の声が上がっているが、日本では在住ミャンマー人たちもいっせいに声を上げた。2月1日には東京・青山の国連大学前に1000人ほどが集まると、3日には霞が関の外務省前に3000人の在日ミャンマー人が集結し、拘束されたアウンサンスーチー氏の釈放を訴えた。
日本政府への協力を日本語で呼びかけ
印象的なのは、彼らはミャンマー語だけでなく、日本語でも演説を行い、シュプレヒコールを叫んでいることだ。
「日本政府はアウンサンスーチー氏を釈放するために協力してください!」
「国際社会から軍に圧力をかけてください!」
などと先導役が達者な日本語で呼びかけると、続いてデモ隊が、
「よろしくお願いします!」
と唱和して、日本人のようにお辞儀をする。いまミャンマーでなにが起きているのか。なんとしても日本人にも知ってもらいたいという熱意を感じるが、それは軍事政権時代の「恐怖」を誰もが共有しているからだ。
ほんの10年ほど前まで続いていたミャンマーの「暗黒時代」
ミャンマーでは1962年にやはり軍がクーデターを起こして政権を掌握。以降、長い「暗黒時代」が続いてきた。民主化運動はことごとく武力で弾圧され、1989年には民主化運動指導者のアウンサンスーチー氏が拘束、自宅軟禁された。
強硬な姿勢を崩さない軍によって言論の自由は制限され、国民の政治への参加は認められてこなかった。そればかりか、軍政に異を唱えれば政治犯として容赦なく逮捕され、拷問や虐待が日常的だった。法的根拠のない拘束が横行し、軍に拉致されて行方が分からなくなった人も数知れない。激しい拷問は地下で民主化運動を行っていた人々やジャーナリストだけでなく、ときに子供や僧侶に対しても行われていたという。
こうした人権侵害を理由に国際社会は経済制裁を科し、国内経済は低迷。ミャンマーは長らく世界最貧国だったが、その影では軍関係者が利権を握り、わずかな富を独占し続けた。
そんな状況が、ほんの10年ほど前まで続いていたのだ。いま仕事や留学で日本に住んでいるミャンマー人たちも、その地獄のような時代を知っている。だからこそ、もう2度と軍政には戻りたくないという気持ちが強い。
ミャンマー人がデモの場に国連大学を選んだ理由
およそ50年に渡る軍政にいったん終止符が打たれたのは2011年のことだ。アウンサンスーチー氏もその前年に長い自宅軟禁を解かれ、政治活動を再開させた。2015年には民政移管後初の総選挙が行われ、アウンサンスーチー氏率いるNLD(国民民主連盟)が圧勝。翌年、悲願ともいえる民主政府が実現した。
その背景には世界の急速なグローバル化や国際社会の圧力があったと考えられている。これ以上、国際社会から孤立し続けると、経済的にも民心も、国が持たないところまで来ていたのだ。そのため軍は影響力を保持しつつ、民主化へ舵を切った。
だからこそ今回のクーデターに対しても、ミャンマー人たちは「国際社会に訴える」ことを強く意識している。東京で行われた1日のデモの場に、国連大学を選んだのはそのためだ。とりわけ在日ミャンマー人たちは日本に親しみを持っており、日本政府がミャンマー国軍に圧力をかけてくれればという期待は大きい。
日本人に広く知ってほしいミャンマー人、一方の日本人は?
だが、こうした在日ミャンマー人のデモに対して、日本人からは冷めた意見も目立つ。
「ミャンマーの争いを日本に持ち込まないでほしい」
「外国人が日本国内でデモをやるのはおかしい」
といった声がネット上に見られた。政治に対してリアル社会で声を上げるという行為に対する忌避感が、日本人には根強いのかもしれない。
また、
「そもそもコロナ禍で密になってデモを行うべきではない。クラスターになったらどうするのか」
そんな意見も非常に多い。ミャンマー人たちは日本人に広く知ってほしいと熱望してデモを行っているが、理解を得られにくい現実もあるようだ。
確かにコロナは心配だが、彼らはあくまで日本の法律に則り、平和的なデモを繰り広げている。母国を憂う在日ミャンマー人たちの気持ちは、日本政府に届くだろうか。
(室橋 裕和)

「同意なく店名公表」と県提訴=新型コロナ感染者立ち寄り先―徳島地裁

同意なく新型コロナウイルス感染者の立ち寄り先として店名を公表され、名誉を毀損(きそん)されたとして、ラーメン店の経営者らが5日、徳島県を相手に1100万円の損害賠償を求める訴訟を徳島地裁に起こした。
原告は県内のラーメン店「王王(わんわん)軒」を経営する近藤純氏ら2人。訴状によると、飯泉嘉門知事は昨年7月31日の記者会見で、感染者の立ち寄り先について、「店の同意が得られた」として店名を公表。店の経営は新型コロナの影響から回復しつつあったが、この後売り上げが激減したという。
近藤氏は提訴後、「同意した事実はなく、店名が公表され頭が真っ白になった。県に再三説明を求めたが、明確な回答がなかった」と語った。
原告側代理人弁護士は「当時、感染者は20分ほど店に立ち寄っただけで、クラスターも発生しなかった。店名公表の必要性はなかった」と指摘した。
県は「訴状が届いていないため、コメントは控える」としている。
[時事通信社]

巽外夫氏が死去=イトマン事件を処理、97歳

旧住友銀行(現三井住友銀行)の頭取を務めた巽外夫(たつみ・そとお)氏が1月31日午前1時25分、老衰のため死去した。97歳だった。福井県出身。戦後最大級の経済事件とされる「イトマン事件」の処理に尽力した。葬儀は近親者らで執り行った。後日「お別れの会」を開く予定。喪主は長男文夫(ふみお)氏。連絡先は三井住友銀行秘書室。
巽氏は1947年に住銀に入行。融資、審査部門などで早くから頭角を現し、79年に実現したマツダと米自動車大手フォード・モーターとの資本・業務提携を橋渡しした。
87年の頭取就任後、大阪の中堅商社イトマンを舞台にした不正経理事件が発覚。「住銀の天皇」と称され、不良債権化したイトマンへの巨額融資を主導したとされる故磯田一郎会長に退任を迫るなど、住銀再生に道筋を付けた。
[時事通信社]

接触確認アプリ「COCOA」なぜ大失態? 4カ月も不具合放置、背景に根本的な問題

コロナ対策のスマホ向け接触確認アプリ「COCOA(ココア)」について、利用者の約3割が使うアンドロイド版で昨年9月28日以降、陽性者との接触通知が届かない不具合が起きていた。大失態としかいいようがないが、4カ月以上も不具合が放置された背景には根本的な問題がある。
田村憲久厚生労働相は3日、「大変なご迷惑をおかけし、信頼を損ねた」と謝罪した。アンドロイド端末アプリは約770万件ダウンロードされたが、年末から年始にかけて「(感染者と)接触があったのに通知が来なかった」という報告が相次いだ。不具合解消は2月中旬になる見込み。
COCOAは検査で陽性と判明した人が自ら「処理番号」を入力する必要がある。国内の累計感染者は約40万人だが、陽性登録は1万人超にとどまる。不具合が解消しても、事実上機能しない状態は続きそうだ。

「PM2・5」でコロナ重症化リスク、大気汚染で死者急増の恐れ

国内で3日、新型コロナウイルス感染症の死者数が過去最多となる120人と過去最多を更新した。重症者や死者が高止まりするなか、気がかりな研究が発表された。大気汚染を引き起こす微小な「PM2・5」などの粒子状物質(PM)を吸い込むことで、感染・重症化しやすくなる恐れがあるというのだ。
京都大の高野裕久教授(環境医学)らの研究グループが3日、米学術誌に発表した。PMは主に工場や車から大気中に排出され、ヒトの肺の奥深くまで入り込み、呼吸器や循環器への健康被害が懸念されている。
中国や米国などPMによる大気汚染が深刻な地域では、新型コロナ患者の重症者や死者が多いとの調査結果も報告されている。
グループは国内の大気から採取したPM2・5をマウスに吸い込ませ、肺の細胞表面にあるタンパク質の変化を調べた。吸入させた量は、大気汚染が深刻な地域で数日間過ごした際と同程度という。その結果、ウイルスが細胞侵入の足掛かりとする「ACE2」と、侵入を促す「TMPRSS2」の2種類のタンパク質が、特に酸素と二酸化炭素を交換する肺胞で増加していることを確認。両タンパク質が多いほど感染・重症化しやすいとされ、PMがウイルスの侵入を助けている可能性が明らかになった。
例年春にはPM2・5の濃度が上昇し、花粉や黄砂も飛んでくる。マスクがますます重要になりそうだ。

明日6日(土)の天気 春の気配を感じる暖かさ 東京などは花粉飛散に注意

■ 天気のポイント ■

予想天気図 6日(土)9時
明日6日(土)は、北海道北部を低気圧が通過するため、北日本はスッキリしない天気となります。暖かな空気が入り、東北は雨になるところが多く、北海道でも札幌周辺では雨が混じる見込みです。東日本や西日本は日中は晴れるところが多く、暖かな陽気となります。東京など関東や東海、九州では花粉がやや多く飛ぶ見込みで、花粉症の方は対策が必要です。
東日本、西日本は日差し暖か
九州や四国、紀伊半島で朝のうち雲が多く、雨が降るところがあります。ただ、日中は天気が回復し、東日本から西日本にかけては晴れて、昼間が日差しが暖かく、春の気配を感じられそうです。
関東は花粉シーズン突入の可能性
花粉飛散予想 6日(土)
関東は気温が15℃前後まで上がって、花粉の飛ぶ量がやや多くなります。すでに花粉シーズンに入っている東海の一部や九州でも花粉が飛びやすくなる予想です。花粉症の方はしっかりと対策をとってください。まだ花粉が少ないエリアでも症状が出やすい方は対策をはじめておくと安心です。
北日本は3月並みの気温で融雪注意
北日本は雪や雨が降りやすい空模様です。昼間は3月並の気温まで上がるため、東北は雨になるところが多く、北海道でも札幌などは雨が混じる見込みで、雪解けによる路面状況の悪化が心配されます。屋根からの落雪や山ではなだれにも注意してください。一方、道北ではドカドカ雪が降り、さらなる積雪増加が懸念されます。

身分偽り住宅ローン融資金詐取 容疑で男女2人逮捕 埼玉県警

埼玉県警組織犯罪総合対策本部は5日、身分を偽って金融機関から住宅ローン融資金を借りたとして、詐欺の疑いで、同県鴻巣市鎌塚、職業不詳、古平朋宏容疑者(46)と、東京都世田谷区北沢、ビデオ制作会社経営、皆川敦子容疑者(63)を逮捕し、さいたま地検に送検したと発表した。
送検容疑は、共謀して平成28年5月ごろ、皆川容疑者が埼玉県内の市役所の職員であるように装い、金融機関に虚偽の源泉徴収票などを提出、同年7月に皆川容疑者の預金口座へ住宅ローンの融資金として2800万円を振り込ませ、だまし取ったとしている。
調べに対し古平容疑者は容疑を認めている。皆川容疑者は「嘘の申し込みはしたが、書類の偽造は古平容疑者がやった」と一部否認している。