茨城県警結城署は25日、同県結城市東茂呂、ベトナム国籍の技能実習生グエン・チー・タイン容疑者(24)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。
発表によると、タイン容疑者は同日午後8時半頃、居住する寮内で、同居する同国籍の技能実習生ブイ・ヒュー・フンさん(36)と口論になり、包丁で左肩や背中などを刺して殺害しようとした疑い。フンさんは搬送先の病院で死亡が確認された。同署は殺人容疑で調べる。
同じ敷地に住む受け入れ先の関係者が119番した。タイン容疑者は容疑を認めているという。
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闇バイトに海外からの実行役も出現…背景に警察の抑止対策が影響か?
闇バイト目的で来日し、特殊詐欺に関与したとして「台湾籍の容疑者が逮捕されるケースが相次いでいる」──と25日付の朝日新聞が報じている。
記事によると、台湾籍の男(20)ら2人は10月末ごろ、フェイスブックで「楽かつ手早くできる仕事しませんか」との広告を目にし、バイトに応募。秘匿性の高い通信アプリ、テレグラムなどで募集役と連絡を取り合い、募集役の指示で逮捕の3日前に来日したという。
「台湾籍の男らは短期滞在資格で来日。来日後に指示役から“(中野区の男性宅から)袋を取ってこい”と指示を出されていました。男らが受け取ろうとしていたのは、男性が事件前に警察官らをかたる人物らに促されて用意した7キロ(約9000万円相当)の金塊。男性が不審に思い通報したため、犯行当日に別の台湾籍の男と現場で合流したところを詐欺未遂容疑で逮捕されたと記事では伝えています」(社会部記者)
海外からの「闇バイト」実行役が出現したのは、「警察による闇バイト対策の表れではないか」と前出の記者が推測する。
「今年8月以降から発生している首都圏連続強盗事件を受け、警察庁は露木康浩長官の号令のもと、徹底した“闇バイト”対策に取り組み、メディアも盛んに報じています。それらの抑止効果もあってか、最近では連続強盗事件は減少傾向にあります」
今月12日に行われた警察庁の定例会見では、露木長官が(闇バイトを抑止するための)「仮装身分捜査」の必要性について説き、「雇われたふり作戦」と命名。17日の犯罪対策閣僚会議では石破茂首相も「仮装身分捜査も活用した徹底的な取り締まりをする」と言及している。
「警察などの徹底的なキャンペーンにより、募集側からしてみれば、日本での実行役を探すのが難しくなってきている可能性も考えられます。実際に最近では特殊詐欺などでベトナム人の出し子が捕まるケースも目立ってきています」(同前)
仮装身分捜査は、来年早々の導入も検討されている。日本人の「闇バイト」に代わって海外からの「闇バイト」が台頭するのだろうか。
別の警察官を名指しして「殺しに来た」と話した男性を誤認逮捕 対象者への害悪告知無く「脅迫罪」不成立 福岡県警・小倉北署
福岡県警・小倉北警察署は罪が成立していないにもかかわらず28歳の男性を脅迫の疑いで現行犯逮捕したことを明らかにしました。
男性は約5時間、身柄を拘束された後に釈放されています。
25日午後10時すぎ、北九州市小倉北区にある片野交番を訪れた28歳の男性が「俺のことを逮捕しろ」などと警察官に告げてそのまま立ち去りました。
後を追った警察官が男性を発見し、職務質問をしたところ男性は、別の警察官を名指しして「殺しにきた」などと話したということです。
これを受けて警察官が、脅迫の疑いで男性を現行犯逮捕しましたが、その時点では、別の警察官に対して害悪の告知がされていなかったため「脅迫罪」は成立せず、約5時間後に男性を釈放したということです。
その後、男性に名指しされた警察官が話を聞いた警察官を通して害悪の告知を受けたため、警察は、脅迫の疑いで男性から事情を聞いています。
今回の誤認逮捕について小倉北警察署の河村一郎副署長は「緻密かつ適正な捜査を推進し、同種事案の防止に努めてまいります」とコメントしています。
積み荷が散乱…高速道路のJCT付近で大型トラック3台が絡む事故 道路上に停まっていた車両に後続車両が追突
愛知県豊田市の伊勢湾岸自動車道で12月26日未明、大型トラック3台が絡む事故があり、積み荷が道路に散乱しました。 警察によりますと、伊勢湾岸自動車道・下りの豊田JCT付近で26日午前1時半ごろ、道路上に停車していた大型トラックに後続の大型トラックが追突するなど、トラック3台が絡む事故となりました。 事故で、道路上には積み荷の書類などが散乱し、追突した大型トラックの男性運転手(50代)が病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。 追突された大型トラックは、ジャンクションの合流地点に設けられている付加車線に止まっていたということで、警察が当時の状況を調べています。
【独自】ショベルカーで約9mの高さから落下させた疑いで男ら3人逮捕 会社内で日常的いじめか
ショベルカーで男性を持ち上げるなどして約9mの高さから落下させたとして、同僚の男ら3人が逮捕されたことが捜査関係者への取材でわかりました。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、大阪府八尾市の産廃業者「泰幸」の元専務・杉本竜司容疑者(48)ら男3人です。
捜査関係者によりますと杉本容疑者らは、今年6月、ショベルカーで男性を持ち上げて約9mの高さにある作業場の天井の梁にしがみつかせ、落下させた疑いがもたれています。
(記者リポート)「被害男性は日常的にいじめを受けていたとみられ、容疑者のスマートフォンには犯行の様子が動画で残されていたということです」
杉本容疑者らは、男性の顔面に洗浄用のスプレーを噴射してやけどを負わせるなどした傷害の疑いでもすでに逮捕・起訴されています。
頭から血を流した男性遺体、中学校のグラウンド付近で発見…教員が見つけ教頭が110番
26日午前8時頃、岐阜県中津川市中津川の市立第二中学校のグラウンド付近の通路で、男性が倒れているのを登校した教員が見つけ、教頭が110番した。同県警中津川署によると、男性は成人とみられ、頭から血を流して死亡していた。
同署は男性が学校関係者ではない人物とみて身元の確認を急ぐとともに、事件と事故の両面で調べている。
「袴田さんの供述に真摯に耳傾けず」 最高検が検証結果を公表
1966年6月に静岡県清水市(現静岡市)で一家4人が殺害された事件で、再審無罪が確定した袴田巌さん(88)に対する検察官の当時の取り調べについて、最高検は26日、「袴田さんの供述に真摯(しんし)に耳を傾けたものではなかった」とする検証結果を公表した。
長期にわたった再審請求審にも言及。請求審で、捜査当局側が保有する証拠の発見が遅れたとし、「証拠の保管・把握が不十分だった」とした。
一方で、最初の再審開始決定に不服を申し立てたことや、再審で有罪立証したことは問題がなかったとした。
事件は66年6月30日未明に起きた。清水市のみそ製造会社の専務一家が殺害されて袴田さんが逮捕・起訴され、静岡地裁は68年に袴田さんに死刑を言い渡した。
死刑判決は80年に最高裁で確定。しかし、2008年に始まった第2次請求審で、静岡地裁が14年、再審開始と袴田さんの釈放を決定した。
検察側は不服を申し立て、決定は一度は取り消されたが、東京高裁が約2年の審理の末、再審開始を決めた。
検察側は不服を申し立てず、23年3月に再審開始が確定した。静岡地裁が再審開始決定が出て確定するまで、実に9年を要した。
静岡地裁は24年9月、袴田さんに再審無罪判決を言い渡した。地裁は判決で、確定判決が犯行着衣と認定した「5点の衣類」と、袴田さんの実家から見つかった5点の衣類の一つであるズボンと同じ生地の切れ端、自白調書について、捜査当局による三つの捏造(ねつぞう)があったと認めていた。
検察トップの畝本直美検事総長は24年10月に控訴断念を発表した際に、「袴田さんは相当な長期間にわたり、法的地位が不安定な状況に置かれてきた」とする談話を出し、最高検として一連の経緯を検証する考えを明らかにしていた。【安元久美子、北村秀徳、岩本桜】
インフル 首都圏でも急増 千葉・埼玉で警報レベルに
首都圏でインフルエンザの感染者が急増しています。千葉県と埼玉県では警報レベルを超えていて、県は感染対策の徹底を呼びかけています。
千葉県では今月16日から22日までの1週間に定点医療機関から報告されたインフルエンザの感染者数が1医療機関あたり60.03人となりました。
前の週から2倍以上の増加となっています。
また埼玉県でも1医療機関あたり51.06人で感染が急拡大しています。
いずれも警報レベルの基準値30人を超えているため県は流行警報を出して感染対策の徹底を呼びかけています。
世耕弘成氏が自民裏金の全容を知るキーパーソンに浮上 参院政倫審で「指示を受けた」の証言相次ぐ
参院政治倫理審査会(政倫審)は25日、自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件に関する閉会中審査を開催。旧安倍派(清和政策研究会)の4議員が弁明に立ち、例によって「派閥の指示だった」「自分は知らなかった」などと繰り返したのだが、見逃せない重大証言もあった。キックバック廃止の経緯を巡って世耕弘成前参院幹事長(62=現衆院議員)の名前が相次いで上がったことだ。
石田昌宏議員(57)は2022年4月に同派が政治資金パーティー券販売ノルマ超過分のキックバック(還流)廃止をいったん決定した時を振り返り、世耕氏から「ノルマ分だけ販売してください」と電話で指示されたと証言。赤池誠章議員(63)もキックバック廃止について「世耕氏から連絡があった」と明らかにした。
旧安倍派幹部「5人衆」の一人で、同派の参院議員らで作る「清風会」の会長も務めた世耕氏。
政治資金収支報告書の不記載額は2018年からの5年間で1542万円に上り、3月14日に行われた参院政倫審に出席した際には「派閥で不記載(裏金化)が行われていることを一切知らなかった」と言い、自らの関与を完全否定していた。
■「決める過程に全く関与していないので説明できない」と言っていたが…
そして22年4月と同8月の2回に渡って行われた旧安倍派幹部によるキックバックに関する会合に出席しつつも、「8月の会合で現金還付の復活が決まったことはない」「(復活の経緯は)残念ながら分からない」と断言し、キックバックの仕組み自体についても、「私は決める過程に全く関与していないので説明できない」と言っていたはずだ。
だが、石田、赤池両氏の発言が事実であれば、世耕氏はノルマ分を超えた分のキックバックの存在を以前から知っており、かつ、「決める過程」にも関与していた可能性は否定できないのではないか。世耕氏には改めて、裏金の全容を知るキーパーソンとして、今度は証人喚問して事実関係を問い質すべきだろう。
いずれにしても、衆参両政倫審に出席した自民党議員の話を聞くと、自らの関与は否定しつつも、そろって裏金の実態をよ~く知っていたことが分かる。東京地検特捜部は一体何を捜査していたのだろうか。
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まだまだ終わらない自民の裏金問題。●関連記事【もっと読む】『東京都議会自民党でも裏金作りが常態化と朝日新聞が報じる 来夏の都議選へ致命的ダメージ…今後の展開は?』【さらに読む】で『政治資金規正法に精通するはずが…自民・柴山昌彦元文科相 裏金政倫審の弁明は「子どもの言い訳」』を取り上げている。
日本航空(JAL)にサイバー攻撃 国内線75便に遅れ 今後、欠航便が出る可能性も
日本航空のネットワークがサイバー攻撃を受けた影響で、全国的にシステムで不具合が発生しています。復旧の見通しは立っておらず、国内線で出発の遅れも出ています。羽田空港から中継です。
羽田空港・第1ターミナルの国内線出発ロビーでは、心配そうにする利用客の姿が多く見られました。
日本航空によりますと、きょう午前7時半ごろから、日本航空のネットワーク機器がサイバー攻撃を受け、現在も全国的にシステムで不具合が続いているということです。
正午時点で、羽田空港を出発する国内線75便に30分以上の遅れが発生しているということです。
システムの不具合は徐々に解消されつつあるということですが、チェックインカウンターでは自動での手荷物の預かりができなくなっているため、手動で受け付けていて、作業に時間がかかっています。
また、今後さらに遅れが広がれば、欠航便が出る可能性もあるということです。
帰省客 「子連れなので、来ている途中にニュースで知って心配。乗れればいいかなって感じですけど、今から手続きをして、時間をその都度、確認しようかなと思う」
また、このサイバー攻撃の影響で、日本航空は国内線・国際線ともにきょうは終日新規のチケット販売を取りやめるとしていて、年末年始や仕事納めを控えるなか、帰省や出張などに影響が出そうです。
捜査関係者によりますと、日本航空はサイバー攻撃による被害について、警視庁に相談しているということです。