逮捕状請求などをオンラインで 「電子令状」今年度中に東京など一部の裁判所で導入へ

逮捕状の請求などをオンラインで行う「電子令状」の手続きについて、今年度中に東京など一部の裁判所で導入予定であることがわかりました。
捜査や刑事裁判の手続きのデジタル化をめぐっては、去年、法律が成立していて、現在は警察官などが裁判所に出向いている逮捕状の令状請求などがオンラインで可能になり、タブレット端末での執行ができるようになります。
この「電子令状」の手続きについて、最高裁が導入スケジュールを決めたことが関係者への取材でわかりました。
まずは今年度中に、東京、神奈川、千葉、埼玉にある裁判所で覚醒剤の使用や所持に関する事件を対象に運用する予定です。
来年5月からは、大阪や愛知など高等裁判所のある道府県の裁判所でも運用を始め、来年7月には全国の裁判所で全ての事件を対象とする方針です。

40代男性受刑者が死亡=横浜刑務所

横浜刑務所(横浜市)は19日、40代の男性受刑者が単独室で死亡したと発表した。遺書は見つかっていないが、発見時の状況から自殺とみられる。
同刑務所によると、18日午後2時3分ごろ、単独室内の窓側の鉄格子にパジャマのズボンを結び、首をつっている男性受刑者を巡回中の刑務官が発見。病院に搬送したが、死亡が確認された。 [時事通信社]

愛子さま、鳥取砂丘を初訪問 「わー、すごい」

鳥取県を訪問中の天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは19日、鳥取市の鳥取砂丘を見学された。砂丘の入り口に立って目の前に広がる景色に「わー、すごい」と声を上げた。ビジターセンターガイドの女性から風景や植物のほか、景観維持の取り組みについて説明を受けた。愛子さまが鳥取砂丘を訪れるのは初めて。「来られてよかった」と話していたという。
これに先立ち、2023年8月の台風被害で集落が孤立した鳥取市佐治町を訪れ、当時炊き出しなどの支援活動に従事した住民らと懇談した。「何に一番苦労されましたか」と尋ねていた。
国内屈指の大型望遠鏡がある市立天文台「さじアストロパーク」にも足を運んだ。

元カープ選手・多田大輔容疑者を逮捕 現金などを盗んだか

「住居侵入」などの疑いで、カープの元選手・多田大輔容疑者が逮捕されました。
2026年5月、広島市中区の住宅に侵入し、現金1万8000円などを盗んだ疑いです。調べに対し容疑を認めています。
9月、クレジットカードを不正使用した疑いで東京で逮捕されていました。
【2026年10月19日 放送】

万引きの疑いで書類送検の元高松北警察署署長(66)を不起訴 丸亀区検

ホームセンターで万引きしたとして、窃盗の疑いで書類送検された高松北警察署の元署長(66)について丸亀区検察庁は19日付で不起訴処分にしました。
不起訴の理由について丸亀区検察庁は「諸般の事情を考慮した結果」としています。
元署長は9月21日、丸亀市のホームセンターで、マスキングテープや手袋、ハケの3点、約2700円相当を盗んだ疑いで書類送検されていました。

宿泊施設の一室に30代女性遺体、施設にいた台湾人の女を銃刀法違反容疑で逮捕…関係を捜査

山梨県富士河口湖町内の宿泊施設の一室で19日、30歳代女性の遺体が見つかった。外傷があり、県警が事件の可能性もあるとみて捜査している。
一方、県警は同日、この宿泊施設内にいた台湾籍で職業不詳の女(27)を、刃物1本(刃体約12センチ・メートル)を所持していた銃刀法違反容疑で逮捕。亡くなった女性との関係についても調べている。
現場は、富士急行線河口湖駅から北東約2キロ。富士河口湖岸沿いの宿泊施設が立ち並ぶエリア。

福島市の郵便局員が郵便物を持ち出し開封、懲戒解雇 警察が捜査 福島

郵便物を持ち出して開封したとして、郵便局の配達担当者が懲戒処分を受けました。
処分を受けたのは、福島市の郵便局の契約社員で50代の男性です。
日本郵便東北支社によりますと、契約社員は7月30日、集配事務室から郵便物1通を持ち出し、開封したということです。
社内の聞き取りに対し事実を認めていて、「現金が入っていたら自分のものにしようと思った」などと話していると言うことです。
日本郵便東北支社は10月15日付で契約社員を懲戒解雇処分にしました。
また、9月には福島北警察署に告訴状を提出していて、警察は郵便法違反事件として捜査しています。

自動運転で止まらず 日比谷線300m通過 なぜ

通勤ラッシュの都心が大混乱となりました。19日朝、東京メトロ日比谷線が駅でとまらず、300メートルオーバーラン。自動運転中だったという列車に、何があったのでしょうか。
【画像】なぜオーバーラン?考えられる原因
自動運転で止まらず300m通過
日比谷線の乗客

「霞ケ関駅はごった返していました。階段上がるのに大渋滞」
週明け、通勤ラッシュの都心は混乱しました。
19日午前8時前、虎ノ門ヒルズ駅に停車するはずだった日比谷線の車両が、約300メートルオーバーランしたということです。
オーバーランが起きたのは、日比谷線北千住行きの電車。神谷町を出て、午前7時55分に虎ノ門ヒルズ駅で停車するはずが、約300メートルオーバーランしました。一時運転を見合わせ、約3万4000人に影響が出ました。
直通運転する東武鉄道の竹ノ塚駅。乗客は途中で降ろされ、改札では入場規制も行われていたそうです。北千住駅でも、秋葉原への振り替え輸送で混雑する様子が見えます。
電車に乗り合わせた男性。神谷町に通勤していましたが…。
日比谷線の乗客

「車内アナウンスで『虎ノ門ヒルズでオーバーランが発生しました』『霞ケ関で止まって折り返しになります』。霞ケ関で電車を降りざるを得ない状況。乗客の皆さんは混乱していた感じ」
なぜオーバーラン?
日比谷線は、全線自動運転で走行していて、車掌と運転士が緊急ブレーキを操作して止まりました。
なぜ、オーバーランを起こしたのでしょうか。
鉄道ジャーナリスト 梅原淳氏

「プログラム側が、ブレーキの指令に向けて信号を発したけれどもブレーキが反応しなかったのか、自動運転装置がブレーキ指令を出さなかったのか」
気がかりなのは、サイバー攻撃などの影響です。
「鉄道の専用無線を電車が受信している。外部のネットワークとは全然関係ないので、サイバー攻撃の可能性は低い」

「原因は分からない。今後自動運転を行ううえでちょっと怖い。課題を残した」
東京メトロは、原因について調査中としています。
(2026年10月19日放送分より)

町議が経営する農業法人で外国人虐待「首を絞めて、叩いて…」新たな“証言”次々と 北海道京極町

【動画】町議が経営する農業法人で外国人虐待「首を絞めて、叩いて…」新たな“証言”次々と 北海道京極町
外国人労働者への暴行などが問題となっている、北海道京極町の農業法人。
私たちは新たに保護された外国の人たちや、過去に問題の法人で働いていた日本人からも証言を得ました。
さらに浮き彫りになる暴力の実態。
その影響や懸念が、澱のように影を落としています。
現職の京極町議が暴行 外国人労働者たちを番号で呼び…
(動画)「わからんかコノヤロー!ちょっと来い。来いってだから、教えてやるから」
全道に衝撃を与えた映像。
被害にあったのは、京極町の農業法人で働くミャンマー国籍の外国人。
目を疑う暴行の主は、この法人の実質的な経営者。
それが「現職の京極町議」と聞いて、衝撃はより一層強いものに。
(動画)「日本のご主人さまは誰だ!11番、14番、誰だ」
番号で呼ばれ、金属製の棒で殴られ、けがもー
男性のひとりは警察に告訴状を提出。
9月、彼らを保護した札幌地域労組などが「お別れ会」を開催。
(札幌市地域労働組合 鈴木一顧問)「今回の経験はつらい経験ではあったけど、日本人のなかにも助けてくれる人がいると分かってもらってよかった」
京極町で暴力を受けていたミャンマー国籍の6人のうち、女性3人が道外に引っ越すことに。
せめてもの「お別れ宴」。
(ミャンマー国籍の女性)「会社の社長からつらい扱いをうけ、ここに来てからみなさん本当の子どものように温かく大切にしていただきました。言葉では伝えきれないほど感謝しています」
祖国・ミャンマーを離れ、夢いっぱいでやってきたはずの北海道を離れることに…
(動画)「来いってだから、教えてやるから」
団体交渉で町議による暴行を一部認めた法人側。
しかし、疑惑の町議は姿を見せていません。
10月に入っても、問題の農業法人から、新たにミャンマー国籍の3人が保護されました。
STVのカメラの前で赤裸々に語った、さらに驚くべき実態とはー
「胸を押して首をしめてそのあと叩いた」「奴隷のように扱われた」
(新たに保護 ミャンマー国籍の女性)「私たち2人は(町議に)お尻を叩かれたことがある。(ミャンマー国籍の男性を)殴るのを見たことがある。(町議が男性の)胸を押して首をしめてそのあと叩いた。私たちの前で。その時私はとても怖かった」
さらに、問題の町議が発した驚きの指示。
ミャンマー国籍の男性に「電気柵を触れ」。
(新たに保護 ミャンマー国籍の女性)「電気がつくかつかないか知りたいと触らせた。電気がつきました、バチって。奴隷のように扱われた。日本は安全なところで日本人は優しいと思った。でも全然違う」
(音声)「ふざけんなよコノヤロー!ミャンマー帰れよ」
さらにSTVは、問題の農業法人で5年前にアルバイトで働いた日本人男性にも行き当たりました。
(男性)「外国人がとにかく目をつけられているような感じ。日本人のいない場所では恫喝が聞こえたりとかはしていましたね。外国人が怯えているような感じ」
(男性)「(町議の息子が女性の)腰とか下あたりを触っているなというのは見たことがある」
この農業法人のような1号特定技能外国人の「受け入れ機関」には、外国人の生活を支援する10項目の義務があります。
その中には「相談や苦情への対応」もー
(移住連 鳥井一平共同代表理事)「ざるですよね」
強い言葉で制度自体の不備を指摘する専門家もいます。
(移住連 鳥井一平共同代表理事)「一般的にもセクハラやパワハラ、そういった問題がある時に通報制度というのをやっていますよね。上司が通報制度の窓口だったら誰が相談しますか?外国人労働者がどこにでも外部に相談できるように、日本における法的な権利を(外国人労働者が)使えるような道筋をつくる必要がある。そのために特定技能制度の改善をしていく必要がある」
今回のケースも、農業法人から受けた暴力の相談を、その農業法人にするのは難しいだろう…ということです。
外国人労働者を受け入れる農家は…「応募する外国人も減る可能性…懸念している」
空知の長沼町。
長ネギ農家・三木田農場では、10年前から外国人労働者を受け入れています。
インドネシアやベトナムから来た30人近くの外国人が働いています。
社長の三木田佑介さんは、今回の虐待問題に眉を顰め、影響を懸念しています。
(三木田農場 三木田佑介社長)「(京極の問題について)経営者の方がエゴで怒ったりとかすることはちょっと違うんじゃないかなと思います。とにかくいま人手不足で、若い人とかもあまり農業に来てくれない状況の中、日本はこういう劣悪な環境で働かされるというのはすごくイメージが悪いので、応募する外国人もどんどん減る可能性があるから、それはすごい懸念していますね」
三木田農場で働くイザ・リン・ニサさん25歳。
インドネシアからやってきました。
周りには常に笑顔。
「ニサ」と呼ばれ、農場の人気者です。
(三木田農場 金子岳史さん)「いつも日本人やほかの国の人とコミュニケーションとったりして、すごくいい子」
(イザ・リン・ニサさん)「初めて日本に来た時はまじで全然話せなかった。言葉がわからないときは、これこれ(ジェスチャー)で分かりましたと。日本の文化とか仕事のやり方を教えてもらいました」
この日、三木田さん一家とニサさんたちは、年に一度のお楽しみへ!
空知の一大秋のイベント「栗山祭り」です!
(三木田農場 三木田佑介社長)「日本で働くには日本の文化も学んでほしいし、日本ってこんなに楽しいとわかってもらって、自分の国の友達にも話してまた日本に来てもらえればと思う」
もはや北海道の基幹産業には欠かせない外国人の労働力。
長ネギ農家の三木田さんも強く思っていることがあります。
(三木田農場 三木田佑介社長)「制度面が厳しくなっているが、逆にいいこと。やはりしっかりした会社がちゃんと受け入れるということで、こういうこと(京極町の虐待)があったら受け入れられないというのはちゃんとはっきりさせた方がいい。制度はもっと厳しくなっていいと僕は思う」
労使対等、外国人であれ日本人であれ、同じ「人間」。
目指すべきは「誰もが安心して働ける北海道」。

《リベラルは再生できるのか》石戸諭氏が分析「再建にはまず“反戦平和に頼る姿勢”を見直し、自民党が苦手とする規制改革に取り組むべき」

中道改革連合の解体、沖縄県知事選での玉城デニー氏の敗北など、リベラル勢力の退潮が鮮明となっている。かつて左派の牙城とされた沖縄でも、有権者は変化を選んだ。なぜリベラルは支持を失い、対抗軸を示せなくなったのか。そして再生する道はあるのか。ノンフィクションライター、石戸諭氏が分析する。
中道改革連合が衆院選で結果を残せなかった最大の原因
中道改革連合が2月の衆院選で結果を残せなかった最大の原因は、経済政策が乏しかったことにあると考えています。
自由主義経済を前提にした政党なのに、公約には経済、特に必要とされる成長戦略に力を入れているようには見えませんでした。
象徴的なのは2月の衆院選の最終盤です。当時の野田佳彦(立憲民主党代表)・斉藤鉄夫(公明党代表)の両氏が拠り所としたのは、「ママ、戦争止めてくるわ」という反戦平和の文言。9条の理念を守るという代わり映えしない内容にとどまったのです。しかもあたかも高市政権だと戦争に近づくかのような主張でしたが、明確な根拠を示すこともなかった。
そこしか立つ瀬がない姿に、中道リベラルというより、昔ながらの左派政党との受け止めが広がったのです。
軍備を増強させてきた中国や核開発を進める北朝鮮は現実の脅威であり、国民が不安を感じているのも確かです。
内閣府の「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」によれば、軍備について「今の程度でよい」の49%に次いで多いのは、「増強したほうがよい」の45%。これに対して「縮小したほうがよい」は2%にとどまります。具体的な防衛政策を提示できなければ国民に響きません。
メディア環境の変化に対応できなかったという面も見逃せません。そもそも国政政党の間で当初、X(旧ツイッター)を巧みに活用したのは共産党でした。ところが近年、高齢者も含めて動画を眺めて情報収集する視聴スタイルが主流になると、ニコニコ生放送時代から動画投稿に熱心だった保守側の発信力も強くなります。リベラル陣営のおかしさへの指摘、野党批判が、右派でも左派でもない真ん中の層に説得力を持って届くようになった背景です。
再建に必要なのは護憲派に引きずられず、反戦平和に頼る姿勢を見直すことです。経済政策で言えば、高市政権の成長戦略を是々非々で議論し、規制改革による市場活性化を打ち出すところから始めるべきではないでしょうか。
農業や医療など、多くの支持母体を抱える自民党は苦手とする分野が規制改革です。ビジネス機会創出につながり、国民が具体的な恩恵を期待できます。時間はかかっても、探求する価値があると私は思います。
【プロフィール】石戸諭(いしど・さとる)/毎日新聞、BuzzFeed Japanの記者を経て、2018年からフリーに。著書に『ルポ 百田尚樹現象 愛国ポピュリズムの現在地』(小学館)など。
※週刊ポスト2026年10月30日号