江戸川区北小岩の2階建てアパートで火事 89歳の住人とみられる男性が死亡 火は約2時間で消し止められる

きょう未明、東京・江戸川区の2階建てアパートで火事があり、89歳の住人とみられる男性が死亡しました。
きょう午前3時半ごろ、江戸川区北小岩にある2階建てアパートから「火がついている」と119番通報がありました。
消防によりますと、アパート1階の1室から火が出て、消防車など18台が消火活動にあたり、火はおよそ2時間後に消し止められましたが、1部屋の10平方メートルが焼けたということです。
この火事で、火元となった部屋の89歳の住人とみられる男性が意識のない状態で救助され搬送されましたが、病院で死亡が確認されました。
警視庁は、詳しい出火原因を調べています。
現場は、京成電鉄・京成小岩駅から北東におよそ500メートルの住宅街です。

所持金はわずか23円…カラオケ店で無銭飲食か 「財布がなくなった」4800円払わず63歳の男を逮捕

代金を支払う意思や能力がないのに、福岡市博多区のカラオケ店で部屋の料金や飲食代を払わなかったとして、1日午後、63歳の無職の男が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、自称の福岡市博多区に住む63歳の無職の男です。
男は1日午後7時35分ごろから約1時間にわたって、福岡市中央区天神のカラオケ店を利用し、部屋の料金(2400円)と飲食代(2400円)を支払わなかった疑いが持たれています。
警察によりますと男は当時、23円しか所持していませんでしたが、部屋から出てきた後、「財布がなくなっている」「知人に連絡したいが携帯もない」などと弁解してきたということです。
男は取り調べに対し黙秘しているということです。

2025年、石破首相に立ちはだかる3つの壁 36年前の悪夢とは…「ポスト石破」は誰?

衆議院選挙で与党過半数割れに追い込まれた石破政権。2025年の通常国会では、最重要課題の予算成立に向け野党の協力を得るメドは立ってない。“12年に一度”の東京都議選と参院選がともに行われる年に、石破首相に立ちはだかる3つの壁とポスト石破について解説する。(政治部 自民党担当 長谷栞里)
自民・公明が過半数の議席を得られず“少数与党”となり「国会の景色が一変した」永田町。衆議院予算委員会の委員長など、重要ポストが野党の手に渡る中、2025年は与党にとってさらに苦しい場面が続くことが予想される。
国会で審議される予算案や法案は基本的に衆議院・参議院で“過半数の賛成”で可決されて初めて成立する。つまり、現状の与党の衆議院の議席数では、野党にも賛成してもらわない限り、2025年度の本予算案が成立させられないのだ。
2024年、少数与党になって初めての臨時国会では「補正予算」を成立させるために、与党は野党の協力を取り付けるために奔走することになった。
衆院選で大きく議席を伸ばした国民民主党の“看板政策”である「103万円の壁見直し」を取り入れ、日本維新の会とは「教育無償化についての協議開始」で合意。野党2党の賛成を取り付けたことで、何とか補正予算の成立にこぎつけた。
だが、2025年の通常国会では野党から本予算案の賛成を取り付けるメドや道筋は立っていない。国民民主は103万円の壁を「178万円」にすることを求めて、自民・公明を引き続き揺さぶり続けている。また維新も党内が一枚岩ではなく、教育無償化の協議を通じて与党との距離が近づくことへの反発が出ている。
夏には参議院選挙を控える中、国民民主・維新とともに与党に接近し過ぎることは選挙にマイナスとなりかねず、予算賛成へのハードルは高いと言わざるを得ない。
仮に政府・与党が予算を成立させられないと新年度から政策が実行できなくなり、政府の機能が停止するおそれもある。そのため、政府・与党内からは「予算の成立と引き換えに、石破首相は退陣に追い込まれるのではないか」との見方も出ている。
石破首相が予算の壁を乗り越えることができたとしても、次に立ちはだかるのが「内閣不信任決議案」という壁だ。
衆議院で出席議員の過半数が賛成すれば可決される不信任案は、これまでのように「出しても与党側に否決される」国会会期末の“風物詩”ではなく、野党が一致結束さえすれば「出せば通る」不信任案となっている。
野党が内閣不信任案を出して可決された場合、石破内閣は10日以内に“総辞職”するか、“衆議院を解散”しなければならない。過去には、少数与党政権だった羽田内閣が野党に内閣不信任案を提出され、政権発足からわずか64日で総辞職に追い込まれた例もある。
不信任案が可決されるリスクを抱えた石破政権にとって通常国会は後半にかけて緊張感のある状態が続くことになる。
そして、通常国会の2つの壁を乗り越えられたとしても、石破首相には「選挙」という壁も待ち受けている。
2025年は夏に「東京都議会議員選挙」と「参議院選挙」が相次いで行われる予定なのだ。この2つの選挙が同じ年に開かれるのは、12年に一度のこと。選挙の時期が接近しているため、先行する都議選の結果がそのまま参院選の結果と連動することが多い。
過去を振り返ると直近の2013年は民主党からの“政権奪還”直後、2001年は政権発足直後の小泉純一郎フィーバーで、いずれも自民党が都議選・参院選ともに勝利をおさめている。
一方で、さらに12年前の1989年は都議選で、野党の社会党が議席を3倍に増やし、自民党は大敗。直後に行われた参院選でも惨敗し、自民党は結党以来初めて参議院での過半数割れへと追い込まれた。
当時の宇野宗佑首相は辞任、参院選に勝利した日本社会党の土井たか子委員長が「山が動いた」の名言を残したことでも有名だ。
そして歴史はめぐり、2つの選挙を控える2025年。都議選では、小池都知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」が国民民主党との連携を模索しているほか、前回の都知事選に出馬した石丸伸二氏が新党を立ち上げて都議選に挑む見通しだ。
自民党にとっては厳しい展開が予想され、36年前の“悪夢の再来”を危惧する声も出始めている。
都議選が近づくにつれ、「石破総理という顔のままで2つの選挙に勝てるのか?」という声が自民党内から上がり、石破おろしに発展することも予想される。
では仮に石破首相が退陣に追い込まれた場合、「ポスト石破」となりうるのは一体誰なのか?
通常国会中に総理・総裁が交代する場合、政治空白を作ることはできないため、フルスペックの自民党総裁選をやっている時間的余裕はない。そのため、両院議員総会を開いて国会議員票を中心に一定数の地方票を加えて総裁選を実施することが想定される。つまり、ポスト石破は“緊急登板”という形になる可能性が高い。
そこで自民党内でまず最初に“即戦力”の候補者として名前が挙がるのが林芳正官房長官だ。林氏はこれまでも不祥事などがあった閣僚の後任として、何度も緊急登板した経験があり、数々の要職を歴任した安定感には定評がある。
ただ、林氏が所属していた旧岸田派の議員からは「再登板の可能性を残したい岸田前首相が林氏への『代替わり』を許さないのではないか」との声も出ている。党内の支持をどれだけ拡大できるかが課題と言える。
また、「ポスト石破」として、前回の総裁選で決選投票に進み、首相の座まで“あと一歩”に迫った高市早苗・前経済安全保障担当大臣を推す声もある。高市氏は党内の保守系グループ「保守団結の会」の会合に顔を出したり、これまでは苦手だった政治家との夜の会食の機会を増やしたりしていて、次の総裁選を見据えた動きとみられている。
ただ、前回の総裁選で高市氏を支持した議員で落選した人が多く、支持基盤に不安を抱えるほか、保守色が強いことから「選挙の顔」となるのか不安視する向きもある。
そのほか、ポスト石破には前回の総裁選に出馬した議員の名前も挙がる。
茂木敏充・前幹事長は、第一次トランプ政権下で日米貿易交渉を担当し、「タフ・ネゴシエーター」と呼ばれるなど、外交経験と即戦力なのが強みだ。
また、「刷新感」や「選挙の顔」となることを期待して小泉進次郎・元環境相や、小林鷹之・元経済安保相を推す声もある。小泉氏は政治改革をめぐる与野党協議を担当し、小林氏は総裁選での陣営メンバーを中心に勉強会をスタートさせている。
ただ、「即戦力」・「安定感」・「選挙の顔」という条件を全て満たすポスト石破は見当たらず、いずれの候補も「帯に短し、たすきに長し」で決定打を欠いている状況だ。
1月24日から始まる見通しの通常国会。石破政権は3つの壁を乗り越え、本予算案を無事に成立させた上で、内閣不信任案のリスクを乗り切り、都議選・参院選の「ダブル選挙」に勝利できるのか?
ポスト石破の候補者たちの動向も含め、石破政権の2025年は先行きが見えない不透明な展開になりそうだ。

護衛艦の居住区「カプセルベッドに!」「ネット回線使えます」具体的なイメージ公開 設置の期限は?

防衛省がこのたび公開した予算案で、護衛艦の寝室をカプセルベッド化すると明記しました。そのイメージも公開されたほか、主要艦艇へのWi-Fi環境も5年以内に改善する計画です。
Z世代の暮らし方に配慮した?
防衛省が2024年12月27日に公開した「2025(令和7)年度予算案の概要」では、さまざまな装備が調達されることが明らかとなりましたが、装備品以外の分野でも色々なものが盛り込まれていました。そのひとつが「自衛官の処遇の向上」です。
なかでも、「艦艇乗組員の生活・勤務環境改善・魅力化の整備推進」を図る目的で、新型護衛艦では艦艇居住区を従来艦とは大きく構造変更し、カプセルベッド化するとのことです。これによりプライバシーの確保と快適性の向上を図ると明記、そのイメージも掲載していました。
対象となるのは、2025年度から建造が始まる新型FFM、すなわち2024年現在、導入が進められているもがみ型護衛艦よりあとに誕生する新造艦です。
これまでの海上自衛隊の乗組員用寝台は、2段ベッドが基本で、通路との仕切りはカーテンのみ、照明は読書灯しかありませんでした。しかし、2段ベッドでもかなり改善された方で、海上自衛隊発足時にアメリカから貸与された大戦型駆逐艦を転用した、あさかぜ型護衛艦やありあけ型護衛艦などは4段ベッド、初期の国産護衛艦である、はるかぜ型なども4段ベッドでした。
その後、3段ベッド化し、このタイプに関しては艦齢の古いはたかぜ型練習艦やあさぎり型護衛艦などに残っていますが、数は少なく、2024年現在は多くの艦が2段ベッドになっています。今回のカプセル化では、2段式ではあるものの、よりプライベート空間の確保に配慮されており、また壁ができたことによって、側面には折り畳み式の簡易テーブルなども付くようです。
自衛艦内のネット環境の充実化も
加えて、通信面に関しても艦艇内にWi-Fi通信機を設置して、インターネット回線などが使用できるようにします。また洋上でもそういった民間回線にアクセスできるよう商用の低軌道衛星通信機材を自衛艦に搭載する計画です。
すでに練習艦「かしま」「しまかぜ」の2隻にはStarlinkの海上向けサービス「Starlink Business マリタイムプラン」が導入されていますが、同様のサービスを全艦艇に普及させる模様で、防衛省では2024年度は練習艦2隻を含む16隻に、2025年度は47隻に必要な経費を計上し、2028年度までに主要艦艇への搭載を完了させる見込みとしています。
これにより、洋上でも艦艇乗員がインターネットや携帯電話の通話が可能になりそうです。

帰省の5歳児が海で死亡、愛媛 姿見えず捜索中

1日午後8時25分ごろ、愛媛県上島町岩城の小漕港で、海中に同県新居浜市、田中朔ちゃん(5)がうつぶせの状態で浮いているのを親族が発見、搬送先の病院で死亡が確認された。県警伯方署によると、近くの親族宅に帰省中、姿が見えなくなり行方を捜していた。
1日午後8時5分ごろ、親族が駐在所を訪れ「食事の準備中にいなくなった」と届けていた。朔ちゃんに目立った外傷はなく、署は1人で親族宅を抜け出した後、誤って海に転落した可能性があるとみて、死因などを調べる。
現場は瀬戸内海の岩城島で、小漕港には対岸の生口島(広島県尾道市)と結ぶフェリーが就航している。

長門市油谷で車両が転覆炎上し車内から性別不明の1人の遺体

2日未明、長門市油谷の農免道路で乗用車が転覆し炎上しました。車内からは性別不明の1人の遺体が見つかっています。
現場は長門市油谷蔵小田の農免道路で2日午前4時26分頃、警察に「車がひっくり返り燃えている」と通報がありました。
消防が出動し午前4時46分に鎮火しましたが車内からは性別不明の1人の遺体が見つかっています。
警察では遺体の身元の確認を急ぐとともになぜ乗用車が転覆したのかを調べています。

【続報】「真っ赤に炎が」元日の夜に福島市の寺が全焼する火事 本堂の中から出火か 福島県

元日の夜、福島市で寺の本堂が全焼する火事がありました。
火事があったのは、福島市下飯坂にある金源寺です。元日の1月1日午後7時20分ごろ、「寺が燃えている」と近くの住民から消防に通報がありました。
■近くに住む人は
「夕食を食べて一家団らんでくつろいでいる時に外を見たら、真っ赤に炎が上がっている状態だった」
火は、約4時間後に消し止められ、この火事で木造平屋建ての本堂1棟が全焼しました。
警察によりますと、出火当時、本堂の中に人はおらず、敷地内の住宅に住職の60代男性を含む家族3人がいましたが、けがはなかったということです。
警察は、目撃情報などから本堂の中から出火した可能性が高いとみて、火事の原因を詳しく調べています。

バイクと接種事故 “飲酒運転”車の女逮捕 「ワイン缶3本飲んだ」 福岡県志免町

福岡県志免町で1日、車でバイクと接触事故を起こした女が飲酒運転の疑いで現行犯逮捕されました。
1日午前11時半ごろ福岡県志免町志免中央で駐車場に入ろうとした乗用車が直進してきたバイクを巻き込む事故がありました。
この事故でバイクを運転していた男性が足を打撲したということです。
警察によりますと車を運転していた女から酒の臭いがしたため呼気を調べたところ、基準値を超えるアルコールが検出され、警察は女を酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕しました。
逮捕されたのは福岡県篠栗町の自称派遣社員・杉野良重容疑者(65)です。
警察の調べに対して杉野容疑者は「350ミリリットルのワイン缶を3本飲んだ」と話し、容疑を認めているということです。

路上で男性が背中を複数回刺される 防犯カメラに男性を追いかける4人の姿 殺人未遂の疑いで2人を逮捕 残る2人の行方を追う 男性は肺にまで達する傷 大阪市

路上で男性の背中を複数回刺し、殺害しようとしたとして、ベトナム人の男女2人が逮捕されました。男性は肺にまで達する傷を負いました。警察は、他にも2人が関与しているとみて捜査しています。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、いずれもベトナム人で大阪市港区の会社員・グエン・ティ・フェン・チャン容疑者(27)と住居不定の無職・フィン・タン・フォン容疑者(27)の2人です。警察によりますと、グエン容疑者らは、12月27日午後10時ごろ、大阪市西成区津守の路上で、知人のベトナム人男性(25歳)の背中などを刃物のようなもので複数回刺し、殺害しようとした疑いがもたれています。
男性の背中には、肺にまで達する刺し傷があり、全治2~4週間のケガをしたということです。警察によりますと、男性がグエン容疑者らに呼び出され、家の近くで襲われていて、付近の防犯カメラには、男性がグエン容疑者らを含む4人から追いかけられる様子が映っていたということです。
警察は、グエン容疑者らの認否を明らかにしていませんが、男性との間になんらかのトラブルがあったとみて捜査するとともに防犯カメラに映っていた他の2人の行方を追っています。

“天空の廃虚”生まれ変わる 横須賀・田浦月見台住宅、店舗兼用住宅に転換へ

“天空の廃虚”と呼ばれる横須賀市田浦町の旧市営住宅「田浦月見台住宅」の再生に向けたプロジェクトが進んでいる。民官連携事業として新たなコミュニティーづくりを図るため、市は不動産会社「エンジョイワークス」(鎌倉市)と協定を締結し、築60年超の平屋の建物22棟をリノベーションして店舗兼用住宅として貸し出す。来年7月の「まちびらき」に向けて既に入居希望者は募集数を超えており、同社の福田和則社長は「古いものを大切にし、新たに創造的なものを見いだしてくれる方に入居してもらい地域を盛り上げてほしい」と期待している。
同住宅はJR田浦駅から徒歩10分ほどに位置し、長浦湾を望める標高約60メートルの小高い丘にある。住宅需要が増加した1960年に開設され、約1万3600平方メートルの敷地内に木造平屋とブロック造平屋の計32棟74戸があった。しかし、2020年に全入居者が退去し、市営住宅としては廃止。田浦月見台住宅は谷戸地域にあるため、急な坂や階段が多く、高齢化による人口減少も進んでおり、売却の見込みがない状態が続いていた。
活用法を探り民官連携事業として事業者公募を行い、23年12月に同社が選ばれた。市は土地と建物を無償で10年間貸与し、同社が資金を調達しリノベーションや運営などを担う。昭和の趣が残る平屋を維持したまま外壁補修や内装を解体し、22棟58戸の集落へと生まれ変わらせる計画だ。一部の棟は共用施設として、サウナ施設や地域住民の交流スペースなどを設けるという。