時事通信が9~12日に実施した10月の世論調査によると、高市内閣の支持率は前月比1.7ポイント減の42.4%だった。下落は5カ月連続。これまでの最低値を更新した。不支持率は同0.4ポイント増の29.7%。農林水産相を辞任した簗和生衆院議員の問題が報じられる中、半月にわたり続投させた高市早苗首相の判断も影響したとみられる。
簗氏を巡っては9月30日以降、地元自治体の「道路予算カット」発言や衆院選で支援者を無料バスで運んだとする公選法違反疑惑が報じられたが、首相が事実上の更迭に踏み切ったのは10月14日だった。
簗氏を続投させるとしていた判断の是非について尋ねたところ、49.6%が「問題だ」と答え、「どちらかと言えば問題だ」の28.4%と合わせると、問題視する声は8割弱に上った。擁護する声は13.2%にとどまった。
先月の内閣改造・自民党役員人事を「評価する」とした人は28.0%。これに対し、「評価しない」との回答は50.6%と大きく上回った。
自民党派閥裏金事件に関与した簗氏と関芳弘文部科学相の起用については、「問題だと思う」が「どちらかと言えば」を含めて65.9%に上った。
政党支持率は、自民党が22.1%(前月比1.1ポイント減)で首位。公明党が3.4%(同0.2ポイント増)で野党のトップを維持した。参政党が2.7%、国民民主党が1.9%、チームみらいが1.7%で続いた。以下、日本維新の会1.6%、立憲民主党1.5%、共産党1.4%、日本保守党0.4%、社民党0.3%、いのちの党0.2%。民主改革の会と中道改革連合はともに0.1%だった。「支持政党なし」は59.7%。
調査は全国18歳以上の2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は58.4%。 [時事通信社]
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犬猫へ無免許注射「コスト削減したかった」 ペット会社幹部供述
獣医師免許を持たないペットショップ従業員が動物に注射をしたとされる獣医師法違反事件で、逮捕されたペットショップ運営会社「Aペット」(本社・堺市)幹部の一人が、逮捕前の調べに「コストを削減したかった」と動機を説明していたことが、捜査関係者への取材で判明した。大阪府警は、無免許診療の背景に過剰な運営コストカットがあったとみて調べている。
逮捕されたのは、Aペット代表の天見恭之(ちかつな)容疑者(42)ら幹部4人。2025年1月~26年1月、運営するペットショップ4店舗で、獣医師免許を持たない従業員が販売用の犬や猫9匹に医薬品を注射した疑いがある。
府警生活環境課によると、9匹のうち7匹は投与後に死んだという。注射されたのは「インターキャット」という感染症治療薬で、獣医師の診察が必要な要指示医薬品だった。
府警が3月にAペットの関係先を家宅捜索したところ、投薬マニュアルが見つかった。逮捕された幹部の一人は、逮捕前の任意の聴取に「獣医師に診せるコストを削減したかった」と供述したという。病気になった動物を受診させる費用や送迎の手間を省く狙いがあったとみられる。
獣医師が診察することなく店内で従業員が注射していた疑いがあり、府警は会社ぐるみの無免許診療が常態的に行われていたとみて捜査している。
事件を巡っては、Aペット側に動物用医薬品を無許可で販売したとして、獣医師の埜田(のだ)博実容疑者(78)ら2人も医薬品医療機器法違反容疑で逮捕された。ノミ予防薬など計77点を販売し、約9万5000円の利益を得た疑いが持たれている。
府警は15日、天見容疑者や埜田容疑者ら6人を送検した。【松原隼斗】
児童文学作家・神沢利子さん、老衰で死去 102歳 「くまの子ウーフの童話集」などで人気博す
児童文学作家の神沢利子さんが11日、東京都三鷹市内にて老衰のため亡くなった。102歳だった。15日、ポプラ社が発表した。【写真】神沢利子さんの代表作『くまの子ウーフ』 同社は「児童文学作家の神沢利子氏が、2026年10月11日、東京都三鷹市内にて老衰のため逝去されました(享年102歳)。神沢利子氏は、300冊を超える作品を世に送り出し、長年にわたり日本の児童文学界を牽引してこられました。 代表作である「くまの子ウーフ」「ふらいぱんじいさん」「ちびっこカムのぼうけん」「流れのほとり」「鹿よ おれの兄弟よ」をはじめ、子どもから大人まで世代をこえて読み継がれる名作を数多く残されました」と紹介。 続けて「ここに、神沢利子氏の多大なる功績に深く感謝申し上げるとともに、謹んで哀悼の意を表し、お知らせ申し上げます。なお、葬儀はご本人ならびにご遺族のご意向により、近親者のみで執り行われました。 後日、あらためて「お別れの会」が開催される予定です」と伝えた。 神沢さんは1924年、福岡県に生まれ、北海道、樺太(サハリン)で幼少期をすごす。文化学院文学部卒業。詩、童謡、絵本、童話、長編と、児童文学の第一線で幅広く活躍した。「くまの子ウーフの童話集」(ポプラ社)は長年、教科書でも親しまれ、「ちびっこカムのぼうけん」(理論社)「うさぎのモコ」(新日本出版社)「ふらいぱんじいさん」(あかね書房)「はけたよ はけたよ」(偕成社)はじめ、世代をこえて読み継がれるロングセラーは数多い。また、自伝的長編「流れのほとり」(福音館書店)、エッセイ集「おばあさんになるなんて」「同じうたをうたい続けて」(いずれも晶文社)、句集「冬銀河」(絵本屋こども冨貴堂)なども好評を博す。 「いないいないばあや」(岩波書店)で日本児童文学者協会賞、「タランの白鳥」(福音館書店)で産経児童出版文化賞大賞、「おやすみなさい またあした」(のら書店)で産経児童出版文化賞、「おめでとうがいっぱい」(のら書店)で日本童謡賞、童話選集「神沢利子コレクション」(あかね書房)で路傍の石文学賞、「鹿よ おれの兄弟よ」(福音館書店)で小学館児童出版文化賞と講談社出版文化賞絵本賞、これまでの業績に対して、巖谷小波文芸賞、モービル児童文化賞、日本児童文芸家協会児童文化功労賞など受賞多数。
台風30号(チャンパー)発生 30号到達は13年ぶり 今後の進路に注意
10月15日(木)15時、マーシャル諸島で発達中の熱帯低気圧が台風30号(チャンパー)になりました。30号到達は2013年以来で13年ぶりです。
発達しながらマリアナ諸島を通ってフィリピンの東へ向かう予想ですが、その後の進路は予想のばらつきが大きくなっています。今後の台風情報に注意してください。
▼台風30号 10月15日(木)15時
中心位置 マーシャル諸島
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 西北西 20 km/h
中心気圧 1000 hPa
最大風速 18 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 25 m/s
発達して非常に強い勢力に その後の進路は不確実
台風30号の進路図を見ると、しばらく西北西に進んで、トラック諸島・マリアナ諸島を通ってフィリピンの東へ向かう予想となっています。次第に発達して暴風域を伴い、来週前半には非常に強い台風となる見通しです。
現時点では、気象庁の進路図よりも先の進路は予測のばらつきが非常に大きく、今後の影響を正確に予測するのが難しくなっています。そのまま西進して南シナ海方面に向かう可能性も、進路を北東に転じる可能性も考えられる状況です。
参考 世界各国の気象機関が計算した進路の数値シミュレーション結果
この図の細い線1本1本は、世界各国の気象機関が計算した数値シミュレーションの結果をあらわします。アンサンブル予報という手法による低気圧中心の計算結果で、初期値に意図的な誤差を与えることで予報の確実性などを検討する材料になります。
これらを比較すると、はじめのうち西北西に進む予測は概ね揃っていることがわかりますが、後半になるほどばらつきが大きくなっていることが読み取れます。南シナ海方面へ向かうと日本への影響は小さいものの、進路を北東に変えた場合には日本列島のどこかに影響が出る可能性があります。
特に今回は、従来型の物理気象モデルとAI予測モデルで予測の傾向が異なっています。AI技術が活かされたシミュレーションでは、従来型の物理モデルと比べて西寄りの予測をするものが多くなっています。
まだしばらく先の予測のため、シミュレーション結果には不確実性があります。この誤差は日がたつにつれて縮小する見込みですので、最新の台風情報を随時ご確認ください。
今年は早いペースで台風が発生 秋台風は要注意
平年の台風発生数
台風の発生は5日(月)の台風29号(コグマ)以来およそ10日ぶりで、今月4つめの台風発生です。
年間の台風発生数が30個に到達したのは2013年以来で13年ぶり、1951年からの統計で16例目です。30号の発生の早さとしては史上4番目です。
2026年はかなり早いペースで台風が発生していて、9月末までの累計で平年より7個ほど多くなっています。
10月の発生数の平年値は3.4個で、まだしばらく台風発生の多い時期が続きます。秋の台風はスピードも速いため、被害をもたらす台風が多いことも特徴です。台風対策・大雨対策を整えておくようにしてください。
また、今年は1月から10月まで毎月台風が発生している状況です。1951年からの統計で、1月から10月まで毎月台風が発生したのは1965年、2015年と今年2026年の3回のみです。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風30号の名前「チャンパー(Champi / )」はラオスが提案した台風の呼名で、気象庁によると「赤いジャスミン(Red jasmine flower)」を意味すると説明されています。
なお、ラオ語のChampi()は、モクレン科の白っぽい花を咲かせる植物(Magnolia × alba)を指します。一方、Red jasmineという英語名はプルメリア(Plumeria rubra)にも使われ、こちらはラオ語でChampa()と呼ばれるラオスの国花です。どちらを意図した呼称かは断定できません。
反ワクチン「神真都Q会」代表理事ら男3人を逮捕 無認可の寄生虫感染症薬を郵送か
国内無認可の医薬品を郵送したとして、大阪府警阿倍野署は15日、医薬品医療機器法違反の疑いで、新型コロナウイルスのワクチン接種に反対する団体「神真都(やまと)Q会」の代表理事、村井大介容疑者(57)=和歌山県田辺市龍神村甲斐ノ川=ら男3人を逮捕した。同署は認否を明らかにしていない。
3人の逮捕容疑は、昨年1~2月、国の認可を受けてない海外製の医薬品を団体の会員複数人に郵送したとしている。
同署によると、医薬品は海外で主に寄生虫感染症の治療薬として使用される「イベルメクチン」。SNSを中心に「がんに効く」などと科学的根拠のない発信が拡散され、問題視されている。
神真都Q会は米国発の陰謀論集団「Qアノン」から派生した団体とされ、全国で「コロナウイルスは存在しない」などと主張するデモを実施した。
神戸死傷事故で運転手逮捕 急発進し歩行者はねた疑い
神戸市中心部のJR三ノ宮駅近くの交差点で今月、複数人が死傷した事故で、兵庫県警は15日、乗用車を急発進させ歩行者らをはねたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで、運転していた徳島市、会社役員矢部健司容疑者(58)を逮捕した。「覚えていない。なぜ事故を起こしたか分からない」と話しているという。
逮捕容疑は1日午後3時40分ごろ、赤信号で停止中に何らかの原因で車を急発進させ、横断歩道を渡っていた大学生岸上優空さん(21)を死亡させ、30代と60代の男性2人に重軽傷を負わせた疑い。県警によると、車を避けようとして転倒した1人もけがをした。
「安全保障の根幹は食料」農水大臣に起用された武部新議員が所属する武田グループで抱負語る
新しい農林水産大臣に起用される自民党の武部新議員が、所属する政策グループの会合に出席し、大臣としての抱負を述べました。
武部新衆院議員 「食料を国内でしっかりと確保して、国民を飢えさせない。安全保障の根幹が食料だと思っているので、しっかりと大臣の職を頑張りたい」
簗和生農林水産大臣の辞任を受け、後任の大臣に起用される武部議員は、自身が所属する政策グループ「総合安全保障研究会」の会合に出席し、大臣に就任するにあたって抱負を述べました。
このグループから大臣に起用されるのは、細野豪志復興大臣に続いて2人目です。
グループの会長を務める武田元総務大臣は、「食料の安全保障を考える上で、農業予算の全体枠を増やしていくということを目標に掲げ、今後、武部大臣の政策推進に一役買っていきたい」と話しました。
阪神戦チケットを高額転売 容疑で親子を逮捕 総売り上げ4200万円か
プロ野球・阪神タイガース戦のチケットを正規の価格よりも高額で転売したとして、兵庫県警生活経済課は15日、チケット不正転売禁止法違反の疑いで、姫路市坂田町の無職の男(28)と母親(56)を逮捕した。同課によると、いずれも容疑を認めている。
逮捕容疑は、3月24日~4月10日、球団などの同意を得ずに、3人に対し阪神戦のチケット計12枚(計約2万8000円分)を約6万2000円で不正転売したとしている。
同課によると、容疑者らは複数のチケット販売サイトで購入し転売していた。令和元年ごろから野球やコンサートなどのチケット転売を始め、少なくとも約3500枚を計約4200万円で売ったとみられるという。
昨年3月ごろ、球団が甲子園署にチケットが転売されていると相談し発覚した。
「地元で記者会見を」 簗前農相に議員辞職求める声も 栃木
道路予算を「カットした」と発言して批判を招いた自民党の簗(やな)和生前農相。更迭されたものの、「政治とカネ」の疑惑も浮上しており、県内からは「議員辞職すべきだ」との声も出ている。【仙石恭、藤田祐子、白川徹】
2024年と26年の衆院選で、簗氏の陣営が支持者をシャトルバスで無料送迎した問題に加え、24年衆院選を手伝った女性が「投票呼びかけの電話で報酬をもらった」と証言したことも新たに発覚。いずれも公職選挙法に抵触する可能性があり、説明責任を果たすことが求められている。
予算削減で名指しされた那須烏山市の市議は「地元はみんな怒っている。国会議員としての適性がなく、ただちに議員辞職すべきだ」と訴えた。かつては簗氏を支持した地方議員も「公選法の問題も出ており、農相辞任だけでは済まない」と議員辞職を求めた。
2月の衆院選で栃木3区は、簗氏と自民党籍があり無所属新人の渡辺真太朗氏が争う保守分裂選挙となった。予算削減に言及された那須烏山市、那珂川町のほか、大田原市の首長が渡辺氏を支持した。
その大田原市の相馬憲一市長は、15日の定例記者会見で「政治的信念の違いはあれど、地元選出の農相として期待していたので残念。(予算カット発言は)納得しかねるところが多く、説明責任を果たしてもらいたい」と求めた。信頼回復に向けて「地元で記者会見し、きちんと答える形が必要だ」と話した。
衆院栃木3区の自治体への取材に基づき、簗氏が言及したとみられる道路に関する「社会資本整備総合交付金」と「防災・安全交付金」について、国からの交付額合計を25年度と26年度で比べると、那須烏山市と那珂川町のみ減額されている。一方、大田原市や、首長が簗氏を支持した矢板市、那須塩原市、那須町は増額されていた。地元の不信感は根強く、簗氏の今後の対応が注視される。
メガソーラー許可取り消し 静岡地裁、災害対策不十分
静岡県伊東市で計画中の大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業を巡り、必要な災害防止措置が取られていないとして、地域住民らが県や市に設置許可の取り消しを求めた訴訟の判決で、静岡地裁(平山馨裁判長)は15日、許可を取り消した。
平山裁判長は判決理由で、市はソーラーパネル設置に伴い崖崩れや土砂流出が発生する可能性を検討していないと推認され、違法だとした。
判決や市などによると、市内の業者が建設を計画し、市は2018年に宅地造成等規制法に基づく申請を許可。さらに業者側は計画の一部変更を2回申請し、市はいずれも許可した。22年の2回目の変更許可について、23年に住民側が提訴していた。