お笑い芸人・なかやまきんに君が代表を務める会社から現金800万円をだまし取ったとして、元スタッフの51歳の男が警視庁に逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、なかやまきんに君が代表を務める会社の元スタッフ・飯尾雄一容疑者(51)です。
飯尾容疑者は2024年4月、「私が運営している洋服の通販事業でお金を用意できなくなったので貸してくれませんか」と持ちかけ、自身の口座に現金800万円を振り込ませ、だまし取った疑いがもたれています。
飯尾容疑者と連絡が取れなくなったことから、会社側が警視庁に被害届を提出していました。
警視庁によりますと、飯尾容疑者が通販事業を運営していた事実はないということです。
取り調べに対し、飯尾容疑者は黙秘していますが、警視庁は余罪があるとみて捜査を進めています。
事件を受け、なかやまきんに君は「信頼していた元スタッフがこのような行為に及んだことに、僕自身大変ショックを受けております」などとコメントしています。
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〈船橋・殺人未遂〉「長男を包丁で刺した」…暴力にたえかねた父親(76)の顔には大きなアザ、親族は事件直後「ボケ老人がやっちまった」
送検された容疑者の左目には殴られたような大きなアザができていた。千葉県船橋市高野台で8月3日午後0時50分頃、閑静な住宅街のなかにある集合住宅の一室で、76歳の父親が同居する52歳の長男を殺そうと背中を複数回刺す事件が起きた。父親はその場で現行犯逮捕され、調べに対して「長男から日常的に暴力を受けていた」と話しているという。
【画像】玄関口には青色の車椅子、スロープも…自治会長を務めていた古谷容疑者が住んでいたマンション
長男の「殺すぞ」頻繁に
逮捕された男は千葉県船橋市高野台にある4階建ての集合住宅の2階に住む無職・古谷隆信容疑者(76)。8月3日午後1時1分ごろ、古谷容疑者から「長男を包丁で刺した」と110番通報があった。
千葉県船橋東警察署の署員が現場に急行。長男が自宅内で血を流して倒れており、古谷容疑者が包丁を所持していたことから、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。
登記簿謄本によれば、古谷容疑者は集合住宅の一室である約70平方メートルの部屋を1991年に購入していた。
船橋東警察署によると、「同居していた2人が口論になり、座っていた長男を背後から自宅にあった刃渡り約15センチメートルの包丁で複数回刺した」という。長男は重傷で意識不明の状態で病院に搬送されたものの、意識は次第に回復し、現在は命に別条はないという。
調べに対して、古谷容疑者は容疑を認めており、「長男からの暴力に耐えられなくなった」と捜査員に話しているという。
警察関係者は「古谷容疑者が長男から日常的に暴力を受けていたと見ており、送検時の殴られた(ような、目の)アザは長男によるものだった可能性が高い」と話す。今後、長男から古谷容疑者への暴力についても事情を聞き、(長男の)立件も視野に入れているという。
事件当日の様子を、同じ集合住宅に住む50代女性がこう語った。
「午前10時ごろ、玄関のドアから外に出て用事を済ませにいこうと外出をしたところでした。『てめえ!』という大きな声が聞こえてきたのです。
いつものように長男がまた怒鳴っているんだろうかと思ったので、通報はしませんでした。午後2時ごろ、アパートに帰ってきてみると規制線が張られていて、ご近所さんに聞いたら『古谷さんが長男を刺してしまった』と聞いた」
複数の住民によれば、古谷容疑者は少なくともここ10年ほどは妻と長男の3人で暮らしていたという。古谷容疑者と長男の関係が悪いことはこの集合住宅では有名だった。母は3~4年前に体調を悪くして、介護サービスを受けていたという。
そのころから、長男が古谷容疑者に対して「殺すぞ」「てめえ!」などと叫ぶ声が聞こえるようになったと話す。
前出の50代女性が続けた。
「ケンカしているのか、一方的にキレているのかわからないけれども、怒鳴り声は週2回くらい。夕方から夜にかけてがほとんどでした。長男が叫んでいる一方で、古谷さんの声はまったく聞いていません。
私もその大声を初めて聞いたときは、通報したほうがいいのかなと思いました。でも、助けてなどとは聞こえていないから、大丈夫かなと判断しました。それ以降、長男の声を聞くたびに『またいつものか』と思って聞き流していましたね。長男はいつも家にいたし、仕事をしていなかったんじゃないかな」
そして、古谷容疑者のことについて、「ここ数年は見たことがないの。家にこもっていたのかな。だからニュースで見た父の顔があんなにアザだらけになっていることは知らなかった」と明かした。
「あの人が何もなしに刺すわけがない」
別の近隣住民は後悔の念がたえないという。
「事件当日は午後1時過ぎに家に帰ってきた。古谷さんの長男以外の親族が携帯電話で『ボケ老人がやっちまった』と電話で誰かに話していた。そのときは警察がまだいなかったと思う。
夏や冬は窓を閉めていたからあまり聞こえなかったけど、春や秋の窓を開ける季節はよく晩御飯どきに『殺すぞ』『てめえなめてんのか』と聞こえていた。最初は大丈夫かなと心配だった。でも長男の一方的な声だけで、古谷容疑者の言い返す声などは聞こえなかった。
長男の大声が聞こえているとき、たまにドンと鈍い音が聞こえてきた。人が床に倒れる音だったと思う。でもいつものことだからと思って、通報などはしなかった。なので、まさかこんなことになるとは思わなかった。あのとき通報していたら結果が変わったのではないか……」
管理人によれば、古谷容疑者は3~4年前に集合住宅がある地域の自治会長を1年間務めていたという。古谷容疑者について、「古谷さんは大人しい印象だけど、集会の場では意見も述べるし、ちゃんと仕事をしていた印象」と語る。
古谷容疑者と一緒に自治会の仕事をやったことがあるという70代女性は次のように証言する。
「年に一度、自治会の役員メンバーが変わるのですが、住民からの推薦ということで、古谷さんが選ばれました。穏やかな人で、仕事が丁寧なことで印象的です。長年住んでいることから、回覧板に入れる資料はどう作ってどういうふうに回せば良いのか、掃除のローテーション作成など、ここのアパートのことならなんでも知っている感じでした。また、丁寧にいちから私に教えてくれたのです。仕事は十数年前に引退したと聞いており、何をしていたかなどは聞きませんでした」
そして、「あの人は理由なしに人を殺そうとする人ではないんです。きっと息子にも問題があるんです」と訴えた。
「数年前に古谷さんの家から、長男の『殺す』といった叫び声が聞こえると住民の間でうわさになったことがあります。古谷さんの声は私がよく知っていますから、大きな声は古谷さんのものではありませんでした。
それどころか古谷さんの声は一回も聞こえなく、我慢されているのかなと思っていました。次第に古谷さんを見かけなくなり、そして今回の事件が起きました。あの人が刺した背景にはなにかあるはずです。事件に驚きを隠せません」
古谷容疑者の親族にも話を聞いた。事件現場となった一室のインターホンを押すと、40代の男性が玄関の扉を開けた。
「いろいろとバタバタしていて精神的に疲労しているんです。取材には答えられません。騒ぎになってごめんなさい」
玄関口には青色の車椅子が畳んで置いてあり、玄関と通路の段差にはスロープがかけられ、左側には手すりが設置されるなど、バリアフリー化が進んでいる部屋だった。玄関から見て通路奥の部屋には昇降ができる介護ベッドが見えた。
なぜこのような悲惨な事件が起きたのか。解明が急がれる。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
47歳男の鑑定留置終了=駅前3人殺傷―長野地検
長野市のJR長野駅前で1月、男女3人が刃物で刺され、男性会社員=当時(49)=が死亡した事件で、殺人容疑で再逮捕された無職矢口雄資容疑者(47)の鑑定留置が12日、終了した。長野地検は鑑定結果を踏まえ、刑事処分を決める。同容疑者の勾留期限は18日。
矢口容疑者は長野駅前のバス乗り場付近で3人を相次いで襲い、男性会社員を死亡させ、男女2人に重軽傷を負わせたとして、これまでに3度逮捕された。 [時事通信社]
川床崩れ1人転落2人を搬送 京都・貴船、救助の男性軽傷
12日午前11時過ぎ、京都市左京区鞍馬貴船町の貴船川で、営業していた川床が浸水して崩れた。府警などによると、客の無職女性(79)=滋賀県高島市=が転落し、救助に入った店経営者の男性(49)とともに救急搬送された。女性にけがはなく、男性は両足に打撲などの軽傷。
他に客の女性5人がいたが、いずれも自力で避難して無事だった。
府警によると、女性は親族と来店していた。雨による増水の影響で川床が崩れた可能性もあるとみて、詳しい原因を調べる。
川床は、川沿いにある飲食店が屋外に設ける座席。京都の夏の風物詩として知られる。
ロシア国籍の元力士ら2人不起訴 渋谷のカラオケ店で性的暴行容疑
東京地検は12日、東京・渋谷のカラオケ店で女性に性的暴行をし、現金を奪ったとして、強盗不同意性交の疑いで逮捕されたロシア国籍で元大相撲力士の男性(41)と、ウズベキスタン国籍の男性(35)をそれぞれ不起訴とした。理由を明らかにしていない。
2人は4月、渋谷区のカラオケ店で女性に性的暴行を加え、財布から現金4万円を奪った疑いで、7月に逮捕されていた。
高市早苗氏、離党促した橋下徹氏にXで反論「自民党は割れるべきでない」「党の中でしっかり働く」
高市早苗・前経済安全保障相は12日、自民党からの離党を促した日本維新の会創設者の橋下徹・元大阪府知事にX(旧ツイッター)で反論した。高市氏は「今の自民党が保守とリベラルでごちゃごちゃになっているから割れるべきだとは、思わない」とし、「自民党の中でしっかりと働いていく」と投稿した。
橋下氏は10日の民放番組で「自民党が割れるのは大賛成。高市さんが勇気と覚悟があるなら、自民党から同じような思想の人を全部引き連れて参政党なのか、日本保守党なのか、そっちの方とグループを組めばいい」と語っていた。
九州大雨、熊本で2人死亡=7市町に一時大雨特別警報―川に流され4人不明
九州北部では10日から12日にかけ、日本海側に停滞する前線の影響で大雨が降った。一部自治体に大雨特別警報が発表された熊本県では、土砂崩れに巻き込まれるなどして2人が死亡したほか、熊本、福岡両県で計4人が行方不明になった。
気象庁は11日午前0時20分、熊本県玉名市と長洲町に大雨特別警報を発表し、朝になって八代市と宇城市、氷川町、上天草市、天草市を順次追加。その後雨の勢いが弱まったのを受け、同午後3時45分にこれら7市町すべて、警報に切り替えた。
熊本県などによると、同県甲佐町では11日午前4時すぎ、「車で避難しようとして土砂崩れに巻き込まれた」と通報があり、車内から女性と長女(4)、長男(1)の3人が救出された。午後1時半すぎ、車外にいた夫とみられる男性(57)が心肺停止状態で救助されたが、その後死亡が確認された。
同県八代市では11日午後0時半ごろ、「普通乗用車が用水路に転落している」と付近の住民から119番があった。車内にいた70代女性が心肺停止の状態で病院に搬送され、市によると、死亡が確認された。
熊本、福岡両県では10日から11日にかけ、川に流されて計4人が行方不明になった。熊本市北区では車両2台が流出。1台から1人が脱出したものの、もう1台に乗っていた男性1人の行方が分からなくなっている。同市南区でも同居する男性がいなくなったと通報があり、県警などが捜索している。
福岡県福津市の本木川では10日午後5時半ごろ、近隣住民から「高齢の男女2人が川に流された」と消防に通報があった。県によると、2人は同市に住む夫婦で、県警と消防などが捜索を続けている。
気象庁の立原秀一予報課長は11日午後の記者会見で、「東シナ海から前線や前線上の低気圧に向かい、非常に暖かく湿った空気が流れ込み続けたのが大雨の要因」と説明。前線が予想より南下しなかったため、熊本県で10日夜から断続的に線状降水帯が発生し、記録的短時間大雨情報が相次いで出された。
玉名市は11日午前8時10分までの12時間雨量が404.5ミリ、八代市は午前10時50分までの同雨量が385.5ミリとなり、いずれも観測史上最多記録を更新した。 [時事通信社]
京都・貴船の名物「川床」崩れ、客の女性が一時流され経営者男性が救助 増水が影響か
12日午前11時10分ごろ、京都市左京区鞍馬貴船町の貴船川沿いの飲食店の川床が浸水して崩れた。同市消防局などによると、川床で食事をしていた女性客6人のうち、無職女性(79)=滋賀県高島市=が流され、同店経営の男性(49)=同市左京区=が川に入り救助した。男性は足に打撲の軽傷、女性は気分不良を訴え、ともに救急搬送された。
他の客の女性5人は避難して無事だった。雨による増水で川床が崩れたとみて、京都府警下鴨署が調べている。
同署によると、川床は、川沿いの各店舗が木製の土台に畳を敷くなどして設置。床下に川が流れているため、日ごろから増水した際に取り外せるようになっていた。
当時、現場周辺に雨は降っておらず、川の水位も低かったため同店が午前11時に営業を開始。救助された女性を含む3組の女性計6人が飲食をしていたところ、突然増水し川床の畳などが流されたという。
現場は、貴船神社近くにある飲食店。川床は観光客らが多数訪れる京都・貴船の名物で、夏の風物詩として知られる。
「自分止められず」検察は常習的と指摘 火事場窃盗の元捜査1課警部
火災現場の捜査中に見つけた現金を盗んだとして、窃盗罪に問われた元警視庁捜査1課警部、政野亮二被告(51)は12日、東京地裁であった初公判で起訴内容を認めた。検察側は冒頭陳述で、政野被告が事件性がない現場では詳しい捜査がされないと考え、盗みを繰り返していたと指摘した。
政野被告は鈴木悠裁判官から起訴内容に誤りがないか問われ、「間違いありません。申し訳ありませんでした」と述べた。
検察側は冒頭陳述で、政野被告が住宅ローンや子どもの学費の支払いが続くことに不安を抱えており、2022年10月に東京都渋谷区で発生した火災の現場検証中に現金約340万円を見つけて、初めて盗みをしたと指摘した。
検察側は「盗んだ現金は生活費やクレジットカードの支払いなどに充てていた。他の人が作業に集中し、見ていないと思って盗んだ。自分を止められなかった」とする政野被告の供述調書も読み上げた。
25年1月に政野被告が火災現場にあったポーチから現金1000円を抜き、ポケットに入れるのを一緒にいた消防隊員が目撃し、上司に報告。上司が警視庁に通報して発覚した。
起訴状によると、政野被告は22年10月~25年1月に東京都内で起きた3件の住宅火災現場で、捜査中に見つけた現金計約640万円を盗んだとされる。警視庁は25年7月、政野被告がこの3件を含む8件の盗みをしたとして懲戒免職処分とした。【安達恒太郎】
「妻と心中しようと」 殺人容疑で90代夫逮捕、病気で悲観か 千葉
妻の首を絞めて殺害したとして、千葉県警茂原署は12日、千葉県一宮町一宮の無職、野村八郎容疑者(92)を殺人の疑いで逮捕した。夫婦ともに病気を抱えており、茂原署は野村容疑者が将来を悲観して無理心中を図ろうとしたとみて調べている。
逮捕容疑は3月4日、一宮町の自宅で妻の奈美子さん(当時91歳)の首を電気コードで絞めて殺害したとしている。死因は窒息死だった。
茂原署によると、野村容疑者は「練炭コンロを使用し、妻と心中しようとした。ベッドで苦しがっている妻を早く楽にさせたいと首を絞めた。妻を殺そうと思ったわけではない」と供述しているという。
同日午前8時40分ごろ、夫婦の様子を見に来た親族が「1階に遺書がある」と110番。駆け付けた警察官が2階のベッドの上であおむけで倒れている夫婦を見つけた。野村容疑者は当初意識がなかったが、病院に搬送された後に回復した。夫婦は2人暮らしだった。【林帆南】