熱中症疑いで70代女性死亡 千葉・習志野、県内で今年3人目

30日午前10時50分ごろ、千葉県習志野市の路上で倒れている女性の意識がないと、通行人から119番通報があった。
地元消防によると、倒れていたのは市内に住む70代の女性で、熱中症とみられ、搬送先の病院で死亡が確認された。県によると、熱中症の疑いで県内で死亡したのは今年3人目。
県内ではこの日も気温が上がり、千葉市の最高気温は33・0度を記録した。

「お好み焼き買った男女」が銃撃犯目撃か ナンペイ事件の情報求める

警視庁八王子署は30日、東京都八王子市のJR八王子駅と京王八王子駅前で、通行人らに情報提供を呼び掛けた。
捜査員や警察OBら約80人が参加。新しく作製したポスターを交番に張り出し、事件概要などが書かれた扇子約3000枚を配った。四郎園(しろうぞの)文明署長は「被害者の無念を晴らすため、強い意思をもって捜査を続ける」と話した。
事件は1995年7月30日午後9時15分ごろ発生。スーパー2階にいたパート従業員の稲垣則子さん(当時47歳)、いずれもアルバイトで高校2年の矢吹恵さん(同17歳)、前田寛美さん(同16歳)の3人が頭を拳銃で撃たれて殺害された。
警視庁によると、24日までに延べ22万6347人が捜査に従事。提供された情報は計1678件で、うち32件がこの1年で寄せられた。捜査本部は事件当日、午後9時の閉店間際にお好み焼きなどを買った男女が銃撃犯を目撃した可能性があるとみて行方を追っており、「匿名でもいいので名乗り出てほしい」と呼び掛けている。情報提供は八王子署捜査本部(042・621・0110)。【朝比奈由佳、菅健吾】

小5女児がスキューバダイビング中に行方不明、救助されるも死亡確認

30日午後0時頃、愛媛県今治市・大島の海岸で、「小学5年生の女児がスキューバダイビング中、行方不明になった」と、親族から119番があった。
今治海上保安部によると、同0時45分頃、監視取締艇が大島沖の海中で女児(10)を発見。今治市消防本部の潜水士が救助し、市内の病院に搬送されたが、同5時25分頃、死亡が確認された。

性犯罪クルド人男に懲役8年判決「反省全くない」法廷で刑務官に頭突き、親族は大声で騒ぐ 「移民」と日本人

埼玉県川口市内で女子中学生に性的行為をして有罪となり執行猶予中に、別の少女に再び性的暴行をしたとして不同意性交の罪に問われたトルコ国籍のクルド人で無職、ハスギュル・アッバス被告(22)の判決公判が30日、さいたま地裁で開かれ、室橋雅仁裁判長は「反省の態度が全くみられない」などとして懲役8年(求刑懲役10年)を言い渡した。確定した場合、別の事件での懲役1年の執行猶予も取り消される。
ハスギュル被告は、白い丸首半袖シャツに黒いズボン姿。トルコ語の通訳を介し判決を告げられると、身じろぎせず聞いていた。だが、判決理由の朗読が始まると、突然がっくりうなだれるなど、落ち着きがみられなくなった。
傍聴席ではクルド人の親族とみられる4人が傍聴。閉廷後、そのうち民族服姿でスカーフをかぶった初老の女性がクルド語で叫び始めた。職員から制止されても叫び続ける騒ぎの中、ハスギュル被告も呼応するように、刑務官が腰縄をつけようとした際に抵抗して頭突き。刑務官3人に制止され、抱きかかえられるようにして退廷した。
判決によると、ハスギュル被告は中学生の少女(当時12歳)が16歳未満と知りながら、昨年9月13日夜、川口市内のコンビニ駐車場に止めた車内で性的暴行を加えるなどした。被告は別の女子中学生(当時14歳)に性的行為をしたとして昨年5月、県青少年健全育成条例違反罪で懲役1年、執行猶予3年の判決を受け確定、執行猶予中だった。
「二度としません」3カ月後に再犯
この日の判決理由で室橋裁判長は、被告側が「同意があった」「被害者の年齢を知らなかった」と主張した点を検討。被害少女と、公判で証言拒否に転じたクルド人とみられる少年の捜査段階の供述調書について「十分信用できる」と認定した一方、被告の供述は「重要な部分であいまい、不自然な点がみられる」などとして全面的に退けた。
その上で、量刑の理由として「被害者の人格を一顧だにしない欲求本位の粗暴かつ卑劣な犯行で、被害者の身体的、精神的苦痛は大きく、今後の健全な成長への悪影響も懸念される。被害者は事件後に周囲から誹謗中傷を受けていると供述しており、処罰感情は厳しい」と指摘。
「被告は執行猶予3年の有罪判決を受けて社会で更生する機会を与えられ、その裁判で『二度と同じような犯罪も、他の犯罪もしません』などと供述したにもかかわらず、わずか3カ月余りで何ら思いとどまることなく本件犯行に及んでおり、女子児童に対する性犯罪の規範意識は希薄というほかない」とした上で、「犯行後に被害者や少年に口止めするなどした上、公判では犯行を否認し、不合理な弁解をしており、反省の態度は全くみられない」と断罪した。

【速報】関東より西に出ていた津波警報は注意報に 北海道・東北は引き続き津波警報 警戒続けて

ロシアのカムチャツカ半島付近でマグニチュード8.8の大きな地震が発生しました。気象庁は、北海道と東北以外の警報が出ていた地域について、注意報に引き下げました。警報が続いている地域では、安全な場所から離れないよう呼びかけています。
気象庁は午後6時半、これまで警報が発表されていた、茨城県、千葉県九十九里・外房、千葉県内房、伊豆諸島、小笠原諸島、相模湾・三浦半島、静岡県、愛知県外海、三重県南部、和歌山県について注意報に引き下げました。
引き続き津波警報が発表されているのは、北海道太平洋沿岸東部、北海道太平洋沿岸中部、北海道太平洋沿岸西部、青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県、福島県です。
気象庁は「少なくとも1日程度以上は津波の高い状態が継続する見込み」としたうえで、必ずしも第1波が高いわけではなく、反射や屈折により思わぬところで津波が高くなることもあるとして、警報の解除までは安全な場所から離れないよう呼びかけています。
気象庁はこの後、午後7時10分から会見を行うとしています。

外国人受け入れで政府に提言=知事会「国主体で制度設計を」

全国知事会の外国人受け入れに関するプロジェクトチームは提言をまとめ、鈴木康友静岡県知事が30日、鈴木馨祐法相や青木一彦官房副長官にそれぞれ手渡した。鈴木法相は「外国人を巡る政策が参院選でも大きな議論を呼んだ。多文化共生が実現できるよう努力していきたい」と応じた。
提言は、地方で深刻化する人材不足の解消に向け、国が主体となって外国人受け入れの環境整備へ制度設計を進めるよう要望。多文化共生政策の実現へ司令塔組織の設置も求めた。 [時事通信社]

「首を5分以上絞めた」殺害ほのめかす供述 ロシア人女性変死 容疑者の長男(21)を送検

逮捕された長男が、殺害をほのめかしていたことがわかりました。
強盗殺人の疑いで逮捕、送検されたのは、静岡県に住む派遣社員の伊藤金木容疑者(21)です。
伊藤容疑者は先月、大阪市浪速区のマンションで、この部屋に暮らす母親でロシア国籍のイトウ・エレナさん(50)の顔や頭を殴るなどして殺害し、現金約1万5000円を奪った疑いが持たれています。
警察の調べに対し伊藤容疑者は黙秘しています。
その後の警察への取材で、伊藤容疑者が強盗殺人容疑で逮捕される前に、「(母親を)何発か殴って首を5分以上絞めた」などと殺害をほのめかす供述をしていたことが新たに分かりました。
警察はこれまでにも伊藤容疑者が、エレナさんの部屋への侵入を繰り返していたとみています。

留学生の支援限定を了承 文科省委、学生は抗議署名

文部科学省の人材委員会は30日、今後の科学技術人材政策の方向性を了承した。大学院博士課程の学生に対する支援制度「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」を見直し、年間最大240万円の生活費支給の対象を日本人に限定する方針が盛り込まれた。研究費は引き続き留学生にも支給する。2027年度にも実施する。
文科省前では留学生や支援する日本人学生らが抗議活動を実施。制度変更に反対する約1万9千人分の署名を職員に手渡した。署名した名古屋大の博士課程に在籍する中国籍の男子学生は「ショックだ。経済的理由で留学を断念する外国人が増えるだろう」と懸念を示した。

【速報】JR東日本 各路線の運転再開見込みを発表 大幅に本数を減らしての運行へ

JR東日本は、津波警報の発表を受け、一部の路線で運転を見合わせていましたが、先ほど、再開の見込みを発表しました。
運転の再開は、東海道線の東京~熱海間と、横須賀線の大船~久里浜間で午後10時ごろ、内房線の君津~安房鴨川間と外房線の茂原~安房鴨川間で午後11時ごろ、伊東線の熱海~伊東間で午後8時ごろを見込んでいるということです。これらの列車は、再開となっても大幅に本数を減らして運行するということです。
一方、湘南新宿ラインの池袋~小田原間と、池袋~逗子間は、きょうは最終列車まで運転を見合わせるとしています。
JR東日本は当初、気象庁からの情報を受け、最終列車まで運転を再開できない見通しを発表していましたが、津波警報が注意報に切り替わったことにより再開を決めたということです。

川重裏金、海幕長ら90人超処分=別の3社でも不正認定―特別防衛監察が最終報告・防衛省

海上自衛隊の潜水艦修理を巡り、川崎重工業が架空取引などで捻出した裏金で海自隊員に物品提供や接待をしていた問題で、防衛省は30日、三菱重工業など3社でも不正があったなどとする特別防衛監察の最終報告を取りまとめた。川重を含む4社の不正での監督責任を問い、海自トップの斎藤聡海上幕僚長を減給10分の1(1カ月)の懲戒、隊員92人を訓戒や注意とする処分も公表した。
増田和夫事務次官は、海幕長への指導が不十分だったとして口頭で厳重注意を受けた。
斎藤海幕長は同日、臨時記者会見を開き、「期待と信頼を大きく損なう不祥事を起こし、深くおわびする」と陳謝。「おかしいものはおかしいと言える雰囲気づくりを現場目線で行っていく」と述べた。
最終報告は、三菱重工業やジャパンマリンユナイテッド(JMU)、佐世保重工業の3社について、海自側の要請に基づき、不正に物品を提供していたと認定。海自側は、その原資とするため虚偽の工事指示書を作成していた。防衛省は「海自側の問題に端を発するものだった」などとし、川重についても過払いが生じていないことから、それぞれ厳重注意や注意にとどめ、指名停止措置は取らない方針。
川重以外の3社は、モニターや椅子など艦内業務で使われる備品を中心に提供。隊員から私物や艦内生活用の備品を求められても拒否していた。
一方、川重は海自との架空取引でプールした裏金を原資に、隊員13人にゲーム機やゴルフ用品、腕時計といった私物を購入。総額は約140万円相当に上り、1人で約50万円相当を受領した隊員もいたという。 [時事通信社]