1日、札幌市西区の路上で、配達中の車などを盗んだとして、51歳の男が逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、住所不定、無職の男(51)です。
男は、1日午後1時半すぎ、札幌市西区山の手の路上で、配達業の男性が止めていた車と、車内にあった現金約3万4000円、ショルダーバッグ、携帯電話など14点(時価合計約60万円相当)を盗んだ疑いが持たれています。
被害に遭った男性が「配達中にカギ付きのまま止めていた車を盗まれた」と警察に通報しました。
付近の防犯カメラなどの捜査から、男が浮上し、事件発覚から5日後の6日、逮捕に至りました。
盗まれた車は、東区内で見つかったということです。
取り調べに対し、無職の男(51)は「知人から借りただけで盗んではいない」と容疑を否認していますが、2人の間に面識はないということです。
警察が詳しい動機を調べています。
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「大きなけがはしてないと思い立ち去った」道路を横断中の男性を車ではねて逃走 ひき逃げの疑いで77歳男を逮捕 札幌市東区
2月、札幌市東区の交差点で、53歳の男性を乗用車ではね、その場から逃げたとして、77歳の男が逮捕されました。
過失運転傷害とひき逃げの疑いで逮捕されたのは、札幌市白石区に住む契約社員、神内一廣容疑者(77)です。
神内容疑者は、2月26日夕方、札幌市東区北34条東20丁目の交差点で、道路を渡っていた53歳の男性をはね、その場から逃走した疑いが持たれています。
男性は左腕を骨折するなどのけがをしました。命に別状はありません。
警察によりますと、神内容疑者は帰宅途中で、市道から札幌新道に右折したところ、右から歩いてきた男性をはね、その場から逃走したということです。
事故を目撃した人が「歩行者がひき逃げにあった」と警察に通報、防犯カメラの捜査などから神内容疑者が浮上し、6日夜、逮捕に至りました。
取り調べに対し、神内容疑者は「ぶつかったのが人だとわかった。大きなけがはしていないと思い立ち去ってしまった」と容疑を認めているということです。
民家から2遺体 住人の親子か 目立った外傷なし 玄関や窓は施錠 大阪・岸和田
6日午後8時40分ごろ、大阪府岸和田市上松町の木造2階建て民家で、大阪府警岸和田署員らが住人とみられる男性2人の遺体を発見した。いずれも腐敗が進んでいるが、目立った外傷はないという。民家には高齢男性とその息子が住んでいるとみられ、同署が身元の確認を進める。
同署によると、同日午後4時ごろ、近隣住民から「最近、姿を見ていない」と近くの交番に申告があった。同署員らが駆け付けたところ、1階和室のこたつ周辺と2階和室のベッド上からそれぞれの遺体を見つけ、その場で死亡が確認された。
玄関や窓は施錠されており、室内が荒らされた形跡はなかった。同署が経緯を調べるとともに、死因の特定を急ぐ。
関東で花粉が大量飛散のサイン 風が強く気温も上昇
今日7日(土)は関東は北から西の風が強く、気温が上昇しています。花粉が大量に飛散しやすい気象条件で、万全な対策が必須です。
午前中から花粉の大量飛散を示す花粉光環が出現しています。
各地で花粉光環が出現
今日7日(土)の関東地方は晴れているところが多くなっています。朝から北または西の風が強く、気温も上昇しています。
明け方までは南部を中心に雨が降り、雨上がりの晴天で花粉の飛散が多くなりやすい状況です。午前中から各地で花粉光環も出現しています。
夕方にかけて大量飛散のおそれ
夕方にかけて、広範囲で大量飛散のおそれがあるため、しっかりとした対策をしてお出かけください。東北南部も太平洋側沿岸部を中心に要注意です。
西日本では気温の上昇は控えめですが、北西の風が強くなっています。スギ花粉の本格的な飛散シーズンとなっているので、特にスギ林の風下では十分な注意が必要です。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
コロナ助成金6億円不正受給か 女社長と中国籍の夫逮捕 富豪生活が一変…督促状も
今週、新型コロナの助成金をだまし取ったとして、東京都内の旅行会社を経営する女社長と、中国籍の夫が逮捕されました。会社の部下は助成金を得てから羽振りがよくなったと証言しています。
【画像】きらびやかなドレスを身にまとい笑顔で踊る 逮捕された女社長
コロナ助成金 6億円不正か
きらびやかなドレスを身にまとい、笑顔を浮かべながら踊る女。
大きなシャンデリアが印象的な会場で行われた女が経営する会社の忘年会の映像です。
しかし一転、警視庁は今週、旅行会社JCIT社長・坂川馨容疑者(56)を詐欺の疑いで逮捕しました。
役員である夫の孟偉容疑者(53)とともに、雇用調整助成金、およそ1億1000万円をだまし取った疑いがもたれています。
坂川馨容疑者
「私は1992年9月に来日しました。2016年にJCITを設立しました。うちには150名のガイドがおり、正社員は50名以上います」
警視庁によりますと2人は2022年、従業員が10人しかいないのにもかかわらず、60人ほどの従業員を雇用していると見せかけ、休業したとうその申請をしていました。
警視庁は2人が不正に受給した金額は6億円以上に上るとみています。
坂川馨容疑者のSNSをみると、海外での滞在を満喫する様子や、高級ブランド店で買い物を楽しむ姿が見受けられます。
富豪生活が一変 督促状も
旅行会社の部下に話を聞くことができました。
「コロナの時は経営が厳しかったが、助成金をもらってから羽振りが良くなった。今はいろいろなところから催促状が来ている」
現在は、税金や光熱費を滞納し、去年12月に行った忘年会の費用、約120万円を施設側に支払っていないのだといいます。
2人はだまし取ったお金を、高級車の購入や、都内のマンションや山梨県内にある750坪の土地の支払いに充てたとみられています。
6日、山梨に行ってみると…。
山中湖にある600坪の宿泊施設。2024年10月に購入し、近隣住民によると、中国人観光客などが利用しているといいます。
この施設が自転車を何百台も手配し、付近では自転車で山中湖周辺を回る外国人が日常の風景となっていたそうです。
取材に応じた部下は坂川馨容疑者が日本で幅広い事業展開をしていたと証言します。
「中国人コミュニティーがあって、社長はそこで日本の補助金をもらえるシステムをみんなで教え合っていた。社長はやり手だった」
旅行事業だけでなく…拡大
2人が経営する旅行会社と同じ住所には、坂川馨容疑者が代表を務める2つのNPO法人があります。
日本に不慣れな在日中国人をサポートする国際協力NPO「NPO法人 アジアの風国際交流協会」と、女性の社会進出を手助けするNPO団体「NPO法人 WBA女性社会進出支援協会」です。
坂川馨容疑者
「私たちは旅行事業が軸ですが、不動産と医療、派遣、ジュエリー、民宿、ホテル、免税店、レストランも手がけました。私はより多くの人を助けたいと思っています。治療や美容といった高度医療を必要とするお客様がいたので私たちは自ら薬局も設立しました」
坂川馨容疑者が理事を務める、別の団体では、医療ツーリズムの手配を行い、薬局の営業もしています。
坂川馨容疑者
「事業はどんどん拡大していきました。お客様が必要とするものを、私たちは開拓して、提供してきました」
警視庁の取り調べに対して、2人は容疑を否認しています。
「申請したことは事実だが、当時は不正だと思っていなかった」
旅行会社の部下はこのように話します。
「業務を続けることができません。負債があるところに対しても支払いもできないため、申し訳なく思っています」
(2026年3月7日放送分より)
『武装工作員の脅威』を想定「顔の見える関係づくりが構築できる」陸上自衛隊と警察が合同訓練 新潟県新発田市
新潟県新発田市で6日、陸上自衛隊と新潟県警が合同訓練を行いました。
この訓練は、『外国の武装工作員による脅威』を想定したもので、新発田駐屯地所属の隊員およそ60人と県警の機動隊員らおよそ25人が参加。
【新潟県警本部 警備第二課 大滝勝己 課長】 「こういった共同訓練をやると、顔の見える関係づくりが構築できると思いますので、その部分が非常に大切だと思います」
【陸上自衛隊新発田駐屯地 第30普通科連隊 第1中隊 高橋一樹 中隊長】 「新潟県警と陸上自衛隊新発田駐屯地の部隊で、県民の皆さまに安心を届けられればいいかなと」
隊員らはそれぞれ、コミュニケーションの取り方や緊急時の動きの連携などを確認していました。
札幌ガス爆発、約1カ月たつ現場は 住民不安拭えず 被害は70世帯超
札幌市手稲区で5人が死傷したガス爆発による火災の発生から9日で1カ月となる。ガス爆発によって住宅が吹き飛び、周辺の70世帯以上に被害が出た。爆発現場近くの住民はどのような生活を強いられているのか。現場を歩いた。
3月3日の昼ごろ、手稲区西宮の沢の住宅街に向かった。宅配サービスのトラックが巡回し、自宅前で雪を片付ける住民の姿もあった。この日の札幌は気温が1度ほど。住宅の屋根からは雪解け水がポツポツと落ちていた。
道を歩いて行くと、規制線が現れ、道路上に無造作になだれ込んだ大量のがれきがあった。周辺は焦げた臭いがただよう。この場所では2月9日早朝、住宅2棟が全焼、7棟が半壊したガス爆発による火災があった。5人が死傷した。
火元になった住宅近くに行くと、建物は爆発で跡形もなく吹き飛び、建材と断熱材が散乱していた。隣の住宅も全焼し、掃き出し窓から室内が焦げた様子が目に入った。
北海道警などによると、周辺の70世帯以上に被害が出た。火元に近い住宅は窓枠をブルーシートで覆っていた。爆発の衝撃でガラスが割れ、吹き飛んだとみられる。
近くで自宅の雪かきをしていた50代男性は、爆風で「家がゆがんだ」と話す。一見すると大きな損傷はないが、玄関の引き戸は数センチほど開いたままだった。話を聞くと、室内もやや傾き、引き戸を閉めても勝手に開いてしまうそうだ。2階は全ての窓が開け閉めしにくくなったという。
小学5年の息子はショックを受け、数日間は学校に通えなくなった。火元で亡くなった住民の風間みち子さん(62)は毎朝、登校時に声をかけてくれていた。風間さんの家が燃える光景も見た。
「ガスは怖い。雪が解けたら、IHコンロに切り替える工事をする」。男性はこう話した。爆発の恐怖は住民に不安を植え付けていると感じた。
不安を話す住民は他にもいた。妻と2人暮らしの米浜司さん(86)は現場近くに35年ほど住む。自宅のガス設備の耐用期限が切れているという。事故後、北海道ガスの子会社でこの地域にガスを供給している北ガスジェネックスが2回点検をして問題はなかったと説明を受けたが、「怖いから取り換えてと言っている」と話した。
別の住宅の近くに行くと、北ガスジェネックス関係者が訪問していた。住民の男性(70)が自宅の被害状況を説明していた。
この住宅は1階の壁と天井の間に2センチほどの隙間(すきま)ができたそうだ。男性は「地震があったら危ない」と案じ、補償について北ガスジェネックスと相談しているが、詳細は未定らしい。
北ガスジェネックスによると、火元の住宅のガス管には直径約2ミリの穴があり、2022年の点検で腐食の兆候を確認したが、対処していなかった。
札幌は寒さが続いている。ガスは生活に欠かせないインフラにもかかわらず、突然被害を受けた住民らには不安が広がっていた。両社は住民の要望に応じ、信頼回復に努めるべきだ。こう考えながら現場を後にした。【和田幸栞】
「被害者も盛り上げようとしていると思った」社員40人参加の懇親会で30代同僚女性の胸をわしづかみ 47歳男の”余興”に懲役2年求刑 弁護側は無罪を主張【判決詳報・前編】
2024年9月、福岡市内のオフィスで開催された懇親会で同僚にあたる30代の女性社員に背後からいきなり両胸を両手でわしづかみにして不同意わいせつの罪に問われた47歳の会社員の男。
社員約40人が参加した懇親会の会場での犯行だった。
会社員の男は、被告人は以前から、懇親会の余興として女性社員の体を触るふりをして返り討ちにされたり、周囲の男性社員から懲らしめられたりして場を盛り上げていて、事件当日の懇親会においても同様のことをしていた。
会社員の男の裁判は、同僚の30代女性社員の同意があったのか、または女性社員の同意があると会社員の男が誤信していたか否かが争点となった。
会社員の男と女性社員は同僚 仕事以外での接点なし
判決によると、47歳の会社員の男は2024年9月26日午後8時半ごろ、福岡市内のオフィスで開催された社内懇親会の会場において、30代の女性社員に対し、瞬時のことで時間のゆとりがないことにより同意しない意思を形成することが困難な状態にあることに乗じ、その背後から、いきなり両胸を着衣の上から両手でわしづかみにするわいせつな行為をした。
会社員の男と被害を受けた女性社員は同じ会社に勤務している同僚であった。
しかし、仕事以外の場面で会うことはなく、個人的な連絡先もお互いに知らない関係であり、事件当日まで会社員の男が被害を受けた女性社員の体を触るようなことはなかった。
約40人が参加した会社の懇親会 会社員の男が”余興”で女性社員の体を触るふり
事件当日、勤務先の会社オフィス内で約40名の社員が参加して懇親会が開かれた。
会社員の男(47)は以前から、懇親会の余興として女性社員の体を触るふりをして返り討ちにされたり、周囲の男性社員から懲らしめを受けたりして場を盛り上げていた。
会社員の男は、事件当日の懇親会においても同様のことをしていた。
被害を受けた女性社員(30代)は懇親会の様子を他の支社と共有するため、ハンディカメラで撮影していた。
会社員の男の手が女性社員の胸を触る 事件はその約5分後に…
事件の約5分前、被害を受けた女性社員(30代)が会社員の男(47)に「来いよ」と言い、男がこれに応じて女性社員に近づき腕をつかむなどした。
女性社員が抵抗し、周囲の男性社員が男の行動を制止したが、その際に男の手が女性社員の胸を触るということがあった。
会社員の男はその後、女性社員の背後から近づき、声をかけることなく、突然、腕の下から手を差し入れて両胸を着衣の上から両手でわしづかみにした。
なお、女性社員は会社員の男が自分の胸を触ることを明示的に許諾したことはなかった。
また、会社員の男は懇親会を盛り上げるために女性社員の体を触るふりをしたり、腕や背中を触ったりしたことはあったが、女性社員の胸等の性的部位を触ることはなかった。
裁判の争点は”女性社員の同意の有無”あるいは”会社員の男の誤信の有無”
会社員の男(47)の裁判では、男が女性社員(30代)両胸を着衣の上から両手でわしづかみにしたという行為そのものに争いはなかった。
裁判の争点は、女性社員の同意があったか、あるいは女性社員の同意があると会社員の男が誤信していたか否かであった。
検察側「被害者が不同意の意思を形成することが困難な状態であった上、わいせつ行為をされることを同意していたとは言えない」
論告求刑で検察側は、会社員の男(47)が被害を受けた女性社員(30代)に声がけをすることもなく、背後から突然わいせつ行為をしていることから
「あらかじめ予期し得ない態様で行われていることからして、瞬時のことで時間にゆとりがないことにより同意しない意思を形成することが困難な状態であったことは明らかである」
と主張した。
さらに、事件の直前に行われたのは、宴席でふざけ合う中で会社員の男が女性社員の腕をつかもうとする際に女性社員に会社員の男の指が触れたというものであることを挙げたうえで
「背後から被害者にわいせつ行為をするというあからさまに性的な意味合いを有する行為とは異質なものである」
「被告人が従前の懇親会において女性社員にわいせつ行為はしていなかったことや懇親会には数十名が参加していたことなどからすれば、被害者とすれば、直前に被告人の指が触れたことがあったにせよ、更に、被告人から、わいせつ行為を受けることまで予期し得なかったことは明らかである」
と強調した。
「被告人が被害者の同意があったと錯誤に陥る状況でもなかった」検察側は懲役2年を求刑
検察側は会社員の男が(47)が女性社員(30代)の同意があると誤信していなかった理由について以下のとおり主張した。
「被害者と被告人は同じ会社で稼働している職場の同僚であり、連絡先等も知らず、プライベートで会ったことは一度もなく、お互いに恋愛感情を持ったことはなく、被告人が事件当日以前に被害者の体を触ることもなかったことからすると、許諾なく被害者の性的部位に触れられるような間柄ではない」
「会社の数十名が出席する懇親会の場であったことからすると、被告人の指が被害者に当たることがあったとしても宴席でふざけ合う中で生じたものであり、被害者が会社の懇親会の雰囲気を壊さないように、大事にはするまいと拒絶的態度を表面に出さないことは通常人であれば十分考え得る」
「被害者が、被告人に対しわかりやすく拒絶的態度をとらなかった事実は、被害者の同意があったと誤信するような事情とはなり得ない」
「被告人の指が被害者に触れたという態様と、背後から被害者にわいせつ行為をするという行為は異質なものであるから、被告人の指が被害者に触れた後に被害者が拒絶的態度を示さなかったからといって、単なるふざけ合いの際に生じうるものとは性的な意味合いが明らかに異なる、わいせつ行為まで被害者が同意していたと被告人が誤信するようなことはおよそあり得ない」
検察側は、女性社員がわいせつ行為をされることを同意していたとは言えず、会社員の男が女性社員の同意があったと錯誤に陥る状況でもなかったとして懲役2年を求刑した。
会社員の男「被害者も懇親会を盛り上げようとしていると思い、背後から触った」 弁護側は無罪主張
弁護側は、会社員の男(47)が女性社員(30代)の両胸を着衣の上から両手でわしづかみにしたこと自体は争わないものの、不同意わいせつ罪の成立を争い、女性社員の同意があった、あるいは女性社員の同意があると被告人が誤信していたと主張した。
弁護側は
「本件行為までに被害者が不同意の意思を形成・表明する時間的余裕はあった」
「少なくとも本件程度の接触について被告人は被害者の同意があると認識しており不同意であることにつき故意を欠く」
と述べ、被告人の無罪を主張した。
会社員の男は
「そんなに嫌がるような態度を見せなかったので、被害者も懇親会を盛り上げようとしていると思い、1回目と同じような延長線上で2回目に背後から触った」
と述べた。
男女約40人が集まり、オフィスで開かれた社内懇親会での不同意わいせつ事件。
注目の判決は、2月25日に言い渡された。
※この判決は前・後編で掲載しています。
子連れ去り規制求め、国を提訴へ 父母ら約30人、1人5万円請求
配偶者に子どもを連れ去られたとする男女ら約30人が、国が連れ去りを規制する法整備を怠ったため親権や監護権など憲法が保障する基本的人権を侵害されたとして、国に1人5万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に月内にも起こすことが7日、弁護団への取材で分かった。
同種訴訟は2020年にも14人が東京地裁に起こしたが「法規制の必要性の共通認識が国民に形成されているとは言い難い」として棄却され、最高裁で敗訴が確定。前回と今回の原告側代理人を務める作花知志弁護士は、離婚後の共同親権を選択可能とする改正民法が成立するなど、家族の多様化を認める国民的機運が高まっているとし「改めて司法に問うべき時だ」と話している。
原告側によると連れ去りや面会交流の妨害を防ぐ法規制や、交互監護を義務づける法律がないことで、親子間の養育の権利を侵害されたと主張。4月1日施行の改正民法でも連れ去りが規制されていないとしている。
イラン攻撃「評価」避ける高市首相、にじむ米配慮…トランプ氏から「タンカー護衛に協力迫られる」臆測も
高市首相は、米国とイスラエルによるイラン攻撃を巡り、難しい外交のかじ取りを迫られている。19日の日米首脳会談を前に、攻撃への法的な評価は避け、米国に配慮を見せている。ホルムズ海峡を航行するタンカーの護衛に関し、米国から支援を要請される可能性も取りざたされている。
首相は国会審議で、イラン攻撃が国際法に違反するかどうかを問われても、「しばらく時間をいただかないと、法的な評価ができるものではない」などと明確な答弁を避けている。
今回の攻撃は、国際法上の根拠が不十分との指摘があるものの、「仮に米国を批判するような発言をして日米関係が悪化すれば、中国やロシアを利することになる」(政府高官)との懸念があるためだ。
首相は6日に首相公邸で行ったカナダのカーニー首相との夕食会では、イランが周辺諸国の民間施設を攻撃していることや、ホルムズ海峡を封鎖していることに対しては「非難する」と明言した。両首脳は事態の早期沈静化に向け、意思疎通することも確認した。
エネルギーの安定供給や邦人保護での協力を求めるため、高市首相は中東諸国とも連携強化を進めている。12日には中東諸国の駐日大使と会談する予定だ。
一方、トランプ米大統領は、ホルムズ海峡を航行するタンカーの護衛を検討すると表明しており、日本政府内では「日米首脳会談で、トランプ氏から護衛への協力を迫られるのでは」との臆測も出ている。
日本政府は、安保関連法の国会審議では、ホルムズ海峡の機雷敷設などによる封鎖が、集団的自衛権の限定的な行使を可能とする「存立危機事態」になり得ると答弁してきたが、現状では「該当するといった判断は行っていない」(木原官房長官)。現時点では「米国が他国に協力を求めるかは見通せない」(外務省幹部)としており、米側の出方を見極める考えだ。