福島の放射線量、7割が全国並みに=25年末時点、測定結果―原子力規制庁

東京電力福島第1原発事故の発生から約15年となることを踏まえ、原子力規制庁は3日、福島県内における継続的な放射線測定結果をまとめ、原子力規制委員会に報告した。2025年12月時点の空間放射線量率は県内の約70%のエリアで全国水準とほぼ同じ毎時0.1マイクロシーベルト以下となったという。
同庁によると、空間線量率は時間の経過とともに減少する傾向にあり、同0.2マイクロシーベルト以下は県内92%のエリアにまで広がった。避難指示継続の目安となる同3.8マイクロシーベルトを超える地域は、事故当時の11年は608平方キロに及んでいたが、25年は7.4平方キロまで縮小。用地別の変化を見ると、減少率は建物用地や農用地で大きい一方、除染が難しい森林では緩やかだった。 [時事通信社]

【速報】”トクリュウ指示役“の男を公開手配 大阪府南部で店舗に侵入しスマホ60台盗むなどした疑い 大阪府警

今年3月、大阪府南部の店舗と会社事務所で、工具を使ってガラス戸が割られて、スマートフォン60台などが相次いで盗まれる事件があり、大阪府警は3日、指示役とみられる男を公開手配しました。
この事件では、同じく指示役とみられる暴力団組員の男や、闇バイトなどで集められた実行役の少年らが逮捕されていて、警察は「トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)」による犯行とみて、捜査しています。
窃盗と建造物侵入の疑いで公開手配されたのは、指示役とみられる住居・職業不詳の藤原朋輝容疑者(28)で、今年3月5日の未明、大阪府南部の店舗と会社事務所に工具でガラス戸を割るなどして相次いで侵入し、スマホ60台や現金約5万円などを盗んだ疑いがもたれています。
警察によりますと、藤原容疑者は身長172センチで、左肩から腕にかけて竜の入れ墨、左すねにも鳥のような入れ墨があり、公開された写真は2020年に撮影されたものだということです。
この事件では指定暴力団・六代目山口組系組員の神川将一容疑者(29)がさらに上位の指示役として逮捕されているほか、闇バイトなどで集められた少年ら4人も実行役として逮捕されていることから、「トクリュウ」の犯行とみられています。
警察は神川容疑者らの認否を明らかにしていませんが、大阪府内では、今年2月後半から、手口が似た出店荒らしなどが約60件起きているということで、関与を調べるとともに、藤原容疑者の行方を追っています。

ワゴン車トランクから男性遺体 男性を包丁で刺し殺害か 同級生の男逮捕 東京・武蔵村山市

ことし2月、東京・武蔵村山市でワゴン車のトランクから男性の遺体が見つかった事件で、この男性を包丁で刺し殺害したとして、同級生の男が逮捕されました。
警視庁によりますと、廃品回収業者の小和田和秀容疑者はことし2月、武蔵村山市の住宅で白鳥和輝さんの胸を包丁で刺すなどして殺害した疑いが持たれています。
小和田容疑者が事件のおよそ10日後に、「口論になって殺してしまった」と通報したことで発覚し、小和田容疑者は白鳥さんの遺体をワゴン車に遺棄したとして、すでに逮捕されていました。
調べに対し小和田容疑者は黙秘していますが、2人は同級生で会社も同じで、白鳥さんが会社の上司の関係だったということで、警視庁はなんらかのトラブルがあったとみて調べています。

「認知される危険性。あえて上告しない」原発設置許可取り消し訴訟で逆転敗訴弁護団が”大阪高裁判決に抗議する”声明

福井県にある大飯原子力発電所3号機と4号機の設置許可の取り消しを求める訴訟。二審で逆転敗訴となった住民側の弁護団が3日、上告を行わないことを明らかにし、声明を発表しました。
「地震動過小評価を追認―大阪高等裁判所判決に抗議するー」と題した声明の中で弁護団は、「地震の規模を計算する際の「ばらつき」を考慮しないことを正当化し、現状を追認し、考慮を求めた審査ガイドに違反することを正当化している」などと指摘。

「三権のうちの二権(司法・行政)が国民の安全などに対して、ないがしろにしていく過程を細心の注意力で監視しなければならない」としています。
そのうえで、上告しない決定については、「本来であれば上告して闘うところであるが、最高裁では審理の範囲が限られ、逆にこの高裁判決そのものを認知される危険性があるため、あえて上告は行わない。」としています。
そして「私達が被った苦汁の体験を他の原発訴訟関係者に伝え、大いなる逆転を期したいと考える。」とまとめています。
いっぽう、二審判決を受けて原子力規制委員会は、「引き続き、東京電力福島第一原発事故の反省と教訓に基づいて、策定された新規制基準への適合性審査を厳正に進めていく」とコメント。
関西電力は、「大阪地裁での敗訴判決、国が控訴して以降、訴訟参加人として控訴審において原判決を取り消していただくため、大飯発電所3、4号機の安全性が確保されていることを裁判所にご理解いただけるよう真摯に対応してきた」「判決は、国および当社の主張を裁判所にご理解いただいた結果と考えている」とコメントしています。

《栃木強殺で公開手配》「妻子がいて、仕事も真面目だった」“海外逃亡中”益田和彦容疑者がタクシー運転手から“堕ちた”経緯

「3年ほど前から様子がおかしくなり、怪しい事をしていたみたいです」
栃木県で起きた強盗殺人事件で“主導役”を担っていたとされる益田和彦容疑者(48)。元同僚が覚えているのは家族を愛し、仕事熱心で真面目な男の姿だった。しかし、ある人物との出会いが彼を変貌させた――。

「ルパンやる?」「1億40%」
社会部記者の解説。
「5月14日に富山英子さん(69)と飼い犬が殺害される事件が起き、栃木県警は17日までに実行役の高校生4人と現場指示役の竹前海斗容疑者(28)と妻の美結容疑者(25)を強盗殺人容疑で逮捕しました」
この事件を計画し、海斗に「ルパン(窃盗を意味する隠語)やる?」などと犯行を持ち掛けたのが益田だ。カズと名乗り、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」や「テレグラム」で指示を出すなど事件を主導したとみられる。
「益田は『1億40%』と4000万円の報酬額を海斗に示し、被害者宅の場所や資産の情報を送信。事件前に神奈川県内のホームセンターでバールを購入し、海斗に渡していたことも判明しています」(同前)
県警は5月26日、同容疑で益田に逮捕状を取り、29日に公開手配した。
「公表したスーツケースを持った映像は、17日に成田空港から中国へ出国した際のモノです。現在は東南アジアに潜伏しているとみられています」(同前)
益田は佐賀県出身。小学生時代は野球に勤しみ、中学ではソフトテニス部に入っていたという。小・中学校の同級生の母が語る。
「野球クラブに入っていて、小学校のグラウンドで頑張って練習していたよ。中学では周りからやって欲しいとお願いされて生徒会長をやっていてね。特段目立つ子ではなかったけど、明るくて友達も多くてリーダーシップはあったみたい」
タクシー運転手時代に募金活動の一方で…
中学卒業後は地元の高校へ進学するが中退。非行に走った。
「集団の仲間らとバイクに乗って細道を暴走したり、騒音を立てたり暴走族みたいなことをしていました。警察から追われた時の逃亡ルートを事前に把握していて、みんなを先導して走っていた。頭が切れて悪知恵が働く人だった」(益田の中学の後輩)
その後も益田は地元に残り、就職。佐賀市内の運送会社などを転々とし、タクシー運転手の職に就いたのは2010年ごろのことだ。そのタクシー会社の社長が明かす。
「3年くらい働いていたと思います。元気なドライバーさんという印象で、乗務中の事故などはあったみたいですがトラブルは把握していません。2013年7月に一身上の都合により退職しています」
この頃、同業の運転手が路上で暴行され死亡する事件が発生し、益田はこの運転手の遺族を支援するための募金を呼び掛けている。このことは地方紙に取り上げられ、同業者から感謝を述べられていた。
その一方で、こんな話も聞こえてくる。
「テレビ局記者の取材回りの仕事を『全部僕に下さい』と言って、指名をもらい、記者にいくらか代金をキックバックしたり、個人で直接仕事を受けて金銭を得たりしていた。それがバレて、タクシー会社を出て行ったと聞きました」(益田の知人)
突然姿を消した
知人によれば、この時すでに益田には妻子がおり、退社後は長距離運送の職に就いたという。
「そこも2年で辞めています。ウチも運送業で彼は2015年から働いていた。私が出会ったときには離婚していましたが、元妻の農業を手伝いながら仕事も真面目にしていました。しかし、2022年ごろ突然姿を消したんです」(冒頭・益田の元同僚)
それから1年後、益田から仕事の誘いがあったという。

《この続きでは、益田からの衝撃的な仕事の誘い、海斗容疑者や高校生の証言から浮かび上がる益田との接点などを詳しく報じている。記事の全文は現在配信中の「 週刊文春 電子版 」および6月4日(木)発売の「週刊文春」で読むことができる》
(「週刊文春」編集部/週刊文春)

【中継】女子高校生の母手紙「怒り・悲しみ…極刑を求める」内田被告は前方見据え動かず 旭川殺人裁判

「殺意あったと言われるのも当然」言葉に詰まる内田被告 橋から落下まで「30回以上、死ねと」
6月3日の裁判では先週に引き続き内田被告の被告人質問が行われ、被害者遺族の手紙も読み上げられました。
旭川地裁前から中継です。
3日は検察側の被告人質問が行われました。
内田梨瑚被告は先週の弁護側の被告人質問よりも声がか細く、言葉に詰まるような場面が多く見られました。
また、午後には女子高校生の母親の手紙が読み上げられました。
母親の手紙には「恐怖・怒り・悲しみがどれほどだったか思うとやり切れません」「一番の願いは生きて返してもらいたいが、かなわないので極刑を求めます」と書かれていました。
その言葉が聞こえても、内田被告は動くことはなく前方を見据えていました。
現在は内田被告の母親の証人尋問が行われていて、裁判は午後4時半ごろまで続けられる予定です。

「殴られたら殴り返せ」川村葉音被告の父親が出廷【大学生集団暴行死】「できるだけの賠償行為をしたい」声を震わせ謝罪 強盗致死罪への理解問われる場面も「うちの娘です!」

北海道江別市で集団暴行を受けた大学生が死亡した強盗致死事件の裁判員裁判で、川村葉音(21)の父親が出廷し、「できるだけの賠償の交渉をしたい」と述べました。
強盗致死などの罪に問われているのは、川村葉音被告(21)と当時18歳だった特定少年、そして当時16歳の少年の3人です。
3人は2024年10月、同じく強盗致死罪などで起訴されている八木原亜麻被告(21)と交際していた長谷知哉さん(当時20)に集団暴行を加え、キャッシュカードなどを奪い死亡させた罪に問われています。
3日の公判で、川村葉音被告の父親が出廷し、「できるだけの賠償行為をしたい」と述べました。
また、川村被告が高校時代にいじめにあっていた時のことを弁護人から聞かれ、「殴られたら殴り返せ」と指導したと証言しました。
以下は証人尋問の内容です。
「できるだけの賠償行為をしたい」父親が出廷
【弁護側の証人尋問】※一部抜粋
Q.最初に言いたいことはありますか? A.被害者及び被害者家族に多大なるご迷惑をおかけして、大変すみませんでした。
Q.この事件を知ってどう思いましたか? A.信じられませんでした。
Q.償いをどう考えてますか? A.真摯に向き合い、えっと、できるだけの賠償の交渉をしたい。
Q.賠償の持ちかけはしましたか? A.弁護士から…。
Q.したか、していないかです。 A.してません。
Q.なぜしていないのですか? A.弁護士から言われたのと相手の意向もありしていませんでした。
Q.今はどうすべきだと思いますか? A.…できるだけの賠償行為をしたいと考えてます。
Q.誰が支払うかということにもなりますが、あなたの妻のほかに親族や協力者などはいますか? A.いません。
Q.元々協力してくれる親族はいなかったのですか? A.今回のこともあり、みなさん離れて行きました。
Q.どの程度で面会をしていますか? A.月に1.2回です。
Q.交友関係は把握していましたか? A.してません。
Q.八木原との関係は知っていましたか? A.知りませんでした。
Q.金銭的な援助はしていましたか? A.最初はバイトをしていなかったので、月々いくらか送っていました。
Q.刑務所に入ったら親として何をしますか? A.面会をして手紙をできるだけ送ります。
「最初は信じられませんでした」
【検察側の証人尋問】※一部抜粋
Q.事件についてあなたが知った経緯は?いつ知りましたか? A.たぶん、(発生から)2日後ぐらいです。
Q.被告人は友人と一緒に警察に行ったのは聞きましたか? A.聞いていません。
Q.捕まったのは警察から聞きましたか? A.奥さんから聞きました。
Q.奥さんはどう知った? A.知り合いから聞いて電話かかってきて、テレビで知りました。
Q.まず被告人、あなたの娘ですが、関わっていると知ってどう感じましたか? A.最初は信じられませんでした。
Q.捕まった後は会いましたか? A.警察には行ってません。接見禁止だったので。
Q.事件後、捕まってから最初に会ったのはいつですか? A.多分1月だった?いや12月ぐらいかもしれないです。
Q.同じく逮捕された当時17歳の少年(川村葉音被告の交際相手)のことは知ってましたか? A.付き合ってることは知っていたが、名前とかは知りません。
Q.知っていたらでいいのですが、被告人から話を聞く機会があって、 当時17歳の少年から暴力を受けたと言ってたのですが、あなたに相談はありましたか? A.当時ありません。
Q.事件前、知っていたらどうしてましたか? A.別れさせて江別から(実家に)帰していました。
Q.言ってくれたらと思いますか? A.はい。
暴行の音声聞いた
Q.高校生のころ、いじめにあったと聞いたが、当時、学校に抗議しましたか? A.相談させてもらいました。
Q.いじめの中で、被告人にやられたらやり返していいと指導しましたか? A.それは…例えが違うかもしれないですが…はい、そうです。
Q.事件のころ、電話やメールで連絡とっていましたか? A.はい。
Q.毎日? A.ほぼ毎日です。
Q.父との連絡は20歳という年頃で疎遠になることもあるが、そんなことはなかったですか? A.なかったと思います。
Q.裁判は今日が初めてで、次は判決まで見る機会がないと話してますが、被害者が録音していた音声データ、ほかの共犯者が撮影していた動画など、これまで見たことがありますか? A.ありません。
Q.見ろとは言っていませんが、見せてほしいと申し入れたことはありますか? A.弁護士から見せてもらいました。
Q.み、み、見たんですか?何を見ましたか? A.音声。
Q.どんな音声でしたか? Aひどくてあまり覚えてません。言葉が悪かった感じがしました。
「うちの娘です!」「許せない」父親の胸中
Q.6人ほどの男女が1人の男性を殴ったり蹴ったり、キャッシュカード奪い、亡くならせた事件だとはご理解いただけてますか? A.はい。
Q.被害者遺族は、いまはどんな気持ちだと思いますか? A.同じ親として…煮えくり返ると思っています。僕がここにいる時点で、家族の気持ち伝わって来ます。そうですね、…娘側からすれば、申し訳ないことをしました。
Q.ご遺族の気持ち、加害者を許す気持ちになりますか? A.許せないですね。
Q.金銭賠償は、失った命が帰ってくることはありませんが、それでも金銭に換えるしかない。これはわかりますか? A.はい。
Q.直接申し入れしてないのは、弁護人より受け取ってもらえないとあったから? A.はい。
Q.いま、具体的に何か準備はありますか? A.いまはありません。
Q.発生してから。まもなく2年が経ちそうです。積み立てるとかはありませんか? A.いろんな面とかかっていましたので、そういうことができませんでした。
Q.いろんな面とは、この事件で遺族に対しての出費ですか? A.大学のことや、奨学金、マンションの払込、毎週毎週片付けしたりして、そういうのもあって申し訳ないのですが、できませんでした。
Q.6人の男女が命を奪いましたが、ほかの共犯の親と連携して、みんなでとか対応を考えたことありますか? A.そういうことであれば考えますので、こっちとしてもやりたいと思っています。
Q.この裁判の結果がどうなるのか、誰にもわかりません。午前中には裁判所のほうから、強盗致死が成立するという見解が示されました。これは法律上では、死刑もしくは無期懲役という重い罪ですが、どんな刑を受けることになるのか考えていますか? A.いまのところまだ考えていません。
Q.死をもって償う、もしくは一生刑務所から出られない… A.うちの娘です!
Q.そういうことではなくて、社会に戻って一緒に暮らすことは叶わないかもしれないですが、それでも金銭賠償をしていきますか?もう知らないとさじを投げることはありませんか? A.それはありません。
「殴られたら殴り返せ」
【再び弁護側の証人尋問】
Q.葉音さん(川村被告)にやられたらやり返すという指導したということですが、何をやり返すと指導しましたか? A.殴られたら殴り返せ。
Q.暴力されたらということですか? A.はい、でもそれもケースバイケースで、自分が悪ければやっちゃいけないと伝えていました。

内田梨瑚被告の母親「梨瑚の証言を信じています」【旭川女子高校生殺害】証人尋問で被害者への謝罪述べるも被告の証言支持 北海道・旭川地裁

2024年4月、北海道旭川市の橋から当時17歳の女子高校生を川に落下させ、殺害した罪などに問われている旭川市の無職・内田梨瑚被告(23)の裁判員裁判で3日、内田被告の母親が弁護側の証人として証言台に立ちました。
内田梨瑚被告(23)は公判で、女子高校生への監禁は認めたものの、殺人と不同意わいせつ致死については否認しています。一方で、検察側は、橋の上での発言や暴行など、一連の行為そのものが殺人にあたると主張しています。
弁護側の証人として出廷した内田被告の母親は「幼いころから陽気で、人懐っこい子。おじいちゃんおばあちゃんが大好きで、中学も明るくて、活発で、いつもニコニコ、元気だった」と述べ、高校卒業後は把握できないくらいの友人関係が広がり、土木関係や飲食店でのアルバイトを経験後、母親と同じ会社で美容スタッフとして勤務し、慣れない仕事だが頑張っていたなどと話すと、内田被告は目を涙を浮かべて聞き入っていました。
交友関係が広くなるとともに、暴力団との関係を持っていることも知り、20歳ころには金銭トラブルで夫と共に返金し、二度と関わらないよう約束させたと述べました。
弁護人から、なぜ事件が起こったかと問われると「後先を考えずに、自分の欲求のために周りを振り回して間違った行動を取ったと思います。成人していましたけど、大人になり切れず、人として未熟で、正しい判断ができなかったと思います」と述べました。
15冊のノートに”反省の思い”
内田被告の逮捕後、毎日、面会に行き、決まりで事件のことは話せなかったが、内田被告が拘置所などで書いたノートが15冊あると明かし、「日々の出来事やAさんの遺族への反省や思いが書かれていました」と話しました。
具体的な記述としては「Aさんに対しては、とても怖い思いをさせたり、痛い思いをさせたり、苦しい思いをさせたり、はだかにさせて暴力をふるったり」「Aさんは何回も何回も謝ってくれたのに、梨瑚は一度もAさんに謝れてない」「今、私が毎日面会で会えてますけど、Aは大好きな家族と会うことができない、すべて梨瑚が奪った」
「Aさんに対しては本当に申し訳ないという思いと…平常心で…許してあげれたと思う」「ご遺族の方にも大切なAさんの将来を奪ってしまって、怖い思い。痛い思い、苦しい思いをさせてしまって本当に申し訳ない」と書かれていたと話しました。
また、「面会の時も泣きながらAさんの暴力に対して、本当に申し訳ないという気持ちとAさんや遺族のことを1日たりとも忘れず思い続けている」と、反省を深めている様子だと述べました。
「梨瑚の証言を信じています」
一方、全ての公判を傍聴していた母親は、橋の上での状況について、共謀した受刑者の女(当時19)と証言が対立していることについては、「梨瑚の証言を信じています」と述べ、嘘をついていないか面会でも2回くらい確認し「(内田被告は)嘘は絶対についていないと言っていた」と証言しました。
女子高校生に対しては「大切なAさんに怖い思いや、痛い思いや、苦しい思いをさせて、将来と夢を奪ってしまったことに本当に申し訳なく思っています」と述べ、証人尋問を終えました。
内田被告の裁判員裁判の証人尋問は全て終了し、4日は引き続き被告人質問が行われます。

【兵庫・たつの市の川に男性遺体】揖保川に架かる橋から直線距離で約10キロの場所 “最後の目撃”から約2週間 大山容疑者の可能性も視野に捜査

兵庫県たつの市の川で成人とみられる男性の遺体がみつかりました。警察は5月、たつの市で母と娘が殺害された事件で全国に指名手配されている男との関連を慎重に調べています。
3日、事件現場となった住宅の玄関先には花が置かれていました。
兵庫県たつの市で、田中澄恵さん(74)と娘の千尋さん(52)が殺害された事件。警察は娘の千尋さんを殺害した疑いで、元隣人の大山賢二容疑者(42)を全国に指名手配し公開捜査を行っています。
大山容疑者が最後に目撃されたのは今から2週間前。警察は橋の下で座る大山容疑者の画像を公開しています。
田中さん親子が死亡したとみられるのは5月13日ごろ。その翌日の14日には、最寄りのJR播磨新宮駅近くの防犯カメラに、大山容疑者とみられる人物が映っていました。
そして、16日、現場から東に約30キロ離れた高砂市内の路上で、大山容疑者は警察官から職務質問を受けます。
その際、「人を殺した」と話したという大山容疑者。その後、警察署で話を聞きましたが、大山容疑者は具体的な日時、場所、殺害した相手について、明らかにしなかったということです。
このとき、大山容疑者の所持金はわずか550円でした。
警察は居住歴のあるたつの市の現場近くまで車で送り届けます。
その翌日、17日には…
(大山容疑者とみられる人物を目撃 近隣住民)「ちょっと小刻みに体が動いている。その体の動きからすると、寒さによる震えみたいな感じに見えて」
大山容疑者とみられる人物が、この男性の自宅の玄関先に座り込んでいたというのです。
(大山容疑者とみられる人物を目撃 近隣住民)「ずっとカバンを抱えてブルブル震えながら立ち上がって」
この目撃から2日後の5月19日、田中さん親子の遺体が見つかり、事件が発覚しました。
発覚翌日の20日夕方には、事件現場から約2キロの場所にある揖保川の橋の下で、大山容疑者の姿が捉えられています。
橋のすぐ近くに設置された防犯カメラの映像にも、首にタオルを巻いて歩く大山容疑者とみられる人物が映っていました。映像には農作業をしている男性の横で畑のほうをのぞき込むような様子も。
捜査関係者によりますと、大山容疑者はこの橋の周辺を数日にわたって、うろついていた可能性があるということです。
そして、6月3日午前10時半ごろ、たつの市御津町の河川で男性1人が浮いているのが見つかり死亡が確認されました。
遺体の発見場所は大山容疑者が5月20日に最後に目撃された揖保川に架かる橋から下流に直線距離で約10キロの場所で、警察が大山容疑者との関連を慎重に調べています。

神戸の女性殺害、懲役16年 高知の元郵便局員、徳島地裁

2025年3月、徳島県内で神戸市の女性を殺害し遺体を山中に遺棄したとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた高知県香美市の元郵便局員福留健太被告(46)の裁判員裁判で徳島地裁は3日、懲役16年(求刑懲役17年)の判決を言い渡した。
沖敦子裁判長は判決理由で、無防備な被害者の背後から首に腕を巻き付け、相応の時間にわたり絞め続け、死の結果をもたらす危険性の高い行為だったと指摘。動機について「不倫関係にあった被害者との関係が家族にばれたくないという身勝手な自己保身だ」と批判した。
判決によると、25年3月20日夜、徳島市の橋の上や公園で、飲食店店員=当時(37)=の首を絞め殺害した。