中部電力浜岡原発(静岡県)の地震想定に関するデータ不正問題で、同社が原子力規制委員会による調査を受けた後、弁明できるようにデータを集めたり、上書きしたりしていたことが1日、分かった。規制委事務局の原子力規制庁が同日開かれた規制委の定例会合で報告。山中伸介委員長は記者会見で「不正隠しが行われたのではないかと推測している」と述べた。
規制委は同日、中部電上層部の関与の有無などを解明するよう規制庁に指示した。不正行為の詳細な事実関係も確認した上で、今夏にも同社への対応措置を決める方針。同社は「極めて深刻に受け止めており、改めて心よりおわび申し上げる」などとするコメントを出した。
中部電は浜岡3、4号機の再稼働の前提となる審査で、想定される地震の揺れ(基準地震動)を策定するためのデータを規制委への説明と異なる手法で選定。都合の良いデータを選定しながら、妥当な計算手法で行ったかのように装っていたケースもあり、基準地震動を過小評価した疑いがある。こうした不正は複数の部署にまたがって行われていたとされる。
規制庁によると、同庁が問題を把握し、中部電と面談を開始した昨年5月以降、同社は都合良く選定したケースについて、事後的にデータを集めたり、上書きしたりする作業をしていたことが判明。調査対象の225件のうち69件が該当するという。 [時事通信社]
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山中規制委員長「倫理観の喪失」=中部電に不満あらわ
中部電力浜岡原発(静岡県)を巡る同社の「不正隠し」の疑いが表面化し、原子力規制委員会の山中伸介委員長は1日の記者会見で、「技術者の倫理観の喪失が集団で起こったのではないか。非常に残念だ」と不満をあらわにした。
規制委は同日、不正隠しの疑いについて同社上層部の関与の有無を調べるよう事務局の原子力規制庁に指示。浜岡原発の地震想定に関するデータ不正の範囲や時系列も確認するよう求めた。
山中委員長はデータ不正と不正隠しの疑い両方に触れ、「分けて考えないといけないが、どちらも許し難い事象だ」と批判。「捏造(ねつぞう)と表現してもらっていいし、同じ悪質性だ」と言い切った。
データ不正については「できるだけ(基準地震動を)小さくするという意図があったんだろうと推測していた。言語道断だ」と強調。「そういうことが起きにくい審査プロセスを考えないといけない」と語った。 [時事通信社]
国会正常化、与野党に要請=典範改正「最優先で」―森衆院議長
森英介衆院議長は1日、与野党7党の幹事長らと国会内で会談した。国会の与野党対立が続く中、「互譲の精神で協議してほしい」と述べ、早期の正常化を要請。皇室典範改正案にも触れ、「静謐(せいひつ)な環境で成立するよう最優先で取り組んでほしい」と呼び掛けた。
野党は、高市早苗首相が出席する予算委員会集中審議と党首討論の開催を主張している。森氏は、与党に「さらなる努力」を求めた。
会談後、自民党の鈴木俊一幹事長や梶山弘志国対委員長、日本維新の会の遠藤敬国対委員長らが断続的に協議。一方、中道改革連合の階猛幹事長は記者団に「しっかりした回答がなければ静謐な環境は整わない」と述べ、与党に対応を迫った。鈴木、階両氏は2日、会談する。
衆院では、与党が衆院議員定数削減法案と「副首都」創設法案の審議入りを強行したことに野党が反発。本会議や委員会の出席を拒否し、不正常な状態が続いている。中道など野党5党は6月30日、2法案の審議中断などを与党に働き掛けるよう、森氏に申し入れていた。
ただ、衆院は1日も政治改革特別委員会で定数削減法案、地域活性化などに関する特別委で副首都法案の審議を行った。野党はいずれも欠席した。維新内には1日の2法案採決を求める声もあったが、見送られた。
首相は1日、首相官邸で記者団に「国会から求めがあれば出席して答弁してきた。その方針に変わりはない」と述べた。
参院でも立憲民主党など野党が2日、関口昌一議長に集中審議の実施などを申し入れる方針だ。 [時事通信社]
出雲死体遺棄事件 庭から見つかった男性2人の遺体は容疑者の父と兄と判明 島根県出雲市
6月26日に、出雲市の住宅の庭で男性2人の遺体が見つかった事件で、警察は司法解剖の結果、見つかった遺体は容疑者の父親と長男と発表しました。
この事件は6月26日、出雲市大津町にある住宅の庭から男性2人の遺体が見つかり、死体遺棄の疑いで住居不定の男(49歳)が逮捕・送検されたものです。島根県警は司法解剖の結果、見つかった遺体が男の父(85)と兄(55)だったと7月1日に発表しました。遺体にはいずれも、頭部と腹部に出血を伴う外傷があり、深さ30センチの穴にうつ伏せの状態で埋められていたということで、警察は殺人容疑も視野に捜査を進めています。
男は死体遺棄容疑について「否認します」と供述しています。
鎌倉の強盗致傷事件に関与か “指示役”ら男3人を新たに逮捕
今年1月、神奈川県鎌倉市の住宅で住人が殴られ現金などが奪われた事件で、指示役とみられる男ら3人が新たに逮捕されました。
警察によりますと、逮捕された秋岡翔容疑者ら3人はことし1月、鎌倉市の住宅に侵入して鉄パイプで住人の40代男性を殴り、現金およそ50万円と腕時計などおよそ1100万円相当を奪った疑いがもたれています。
この事件では実行役とみられる男6人がすでに逮捕されていますが、秋岡容疑者が指示役として関与したとみられるほか、松平容疑者が運転役、馬場容疑者が実行役とみられるということです。
3人は「トクリュウ」のメンバーとして、ほかの実行役と秘匿性の高い通信アプリでやりとりしながら役割分担をして犯行に及んだ可能性もあるとみて、実態を調べています。
自民、中道の幹事長ら2日に会談へ 定数削減・副首都法案の採決は…与野党の攻防が激化
国会では、野党がすべての審議を欠席する中、国会の正常化に向けた調整が行われています。
森衆院議長は1日、皇室典範改正案の成立を最優先するよう与野党に要請しました。この要請を受け、自民党と日本維新の会は、皇室典範改正案の審議を最優先する方向で調整しています。
自民党と中道改革連合は2日午前、両党の幹事長らが会談する予定で、皇室典範改正案のほか、衆院議員の定数削減法案や「副首都構想」関連法案の扱いを協議するとみられています。
定数削減法案と副首都法案は、衆議院でいつ採決が行われるのかが焦点です。定数削減法案をめぐっては、野党側が今国会での成立に強く反発する一方、維新は、看板政策として早期の成立を目指していて、与野党の攻防が激しさを増しています。
「僕のこれですかね…」と外国人の男性 「クマよけスプレー」を誤噴射か 名古屋の郵便局で男女8人が体調不良訴え5人が搬送される
名古屋の郵便局で「クマよけスプレー」が誤って噴射されたか。5人が病院に運ばれました。
(田中希宜記者) 「午後1時前の中区金山です。郵便局でスプレーのようなものが撒かれ、現場では消防隊員や警察官が対応にあたっています」
多くの救急隊員が集まり物々しい空気に包まれた現場…
(現場付近にいた人) 「顔を拭いたり体を拭いたりとか。スプレーを拭かれていたので取りたいのかなと思った」
男女8人が体調不良を訴え、そのうち5人搬送
警察と消防によりますと、きょう正午ごろ、金山総合駅から北東に約400メートル離れた名古屋流町郵便局で、「クマよけスプレーを噴出し、複数人が体調不良を訴えている」と消防に通報がありました。
消防が駆けつけたところ、20代から50代までの男女8人が体調不良を訴え、そのうち5人が病院に運ばれました。いずれも意識はあるということです。
(郵便局内にいた人) 「鼻がツンとしてくしゃみも止まらなくなって。最初自分だけかと思ったら周りの人もどんどんくしゃみとかし出していて、みんなワアーッと外に出てって…」
日本郵便によりますと、クマよけスプレーは郵便局のものではないということです。なぜこんなことに?
「外国人が3人いて1人が『僕のこれですかね』って」
(郵便局内にいた人) 「外に外国人が3人いて、その中の1人が『僕のこれですかね』って。スプレーのボトルを(見せて)『これですかね』って」
捜査関係者によりますと、スプレーを持っていた外国人とみられる男性から任意で事情を聴いていて、「持っていたクマよけスプレーを誤って撒いてしまった」という趣旨の話をしているということです。
母子3人死傷、元夫が「服毒」=殺人未遂容疑で逮捕後、釈放―長野県警
1日朝、長野県東御市新張の民家で、住人の飯島瞳さん(49)と長女絃巴さん(12)の遺体が見つかった。直前に、長男(14)が「父親に襲われた」と近所に助けを求めていた。県警は同日、飯島さんの元夫で、同居する職業不詳の飯島啓輔容疑者(46)を長野市内で発見し、長男への殺人未遂容疑で逮捕した。
容疑を認め、2人の殺害をほのめかしているという。「有毒物を飲んだ」とも供述し、体調不良で釈放され入院した。命に別条はないという。県警は回復を待ち逮捕する。
県警によると、午前7時すぎ、長男が「父親から襲われた」と近くの商店に駆け込み、助けを求めた。手に軽いけがをしており、商店から通報を受けた警察官が瞳さんらの遺体を発見した。
逮捕容疑は自宅で長男を刃物で切り付け、殺害しようとした疑い。 [時事通信社]
ダンプで土砂かぶせたか=三原市の土中遺体―広島県警
広島県三原市で4月、会社敷地内の土の中から男性=当時(29)=の遺体が見つかった事件で、強盗殺人容疑で逮捕された無職倉本幹太容疑者(29)が事件当日、ダンプカーで男性に土砂をかぶせたとみられることが捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、男性が殺害されたとみられる3月9日、ダンプカーで男性と一緒に現場に移動する倉本容疑者の様子が防犯カメラに映っていた。同容疑者は現場の土地所有者から整地作業を依頼されており、ダンプカーとパワーショベルを使い、男性と2人で作業する様子が目撃されているという。
県警は同容疑者が整地作業中に大穴を掘り、穴に入った男性にダンプカーで土砂をかぶせたとみて捜査している。
男性の遺体は東広島市で2月に発生した放火殺人事件の捜査中に見つかった。県警は、同容疑者が事件で共犯関係にあった男性が捜査線上に浮上したことを知り、口封じのために殺害したとみて調べている。 [時事通信社]
女性議員にキスか 横浜市議を不同意わいせつ容疑で書類送検
横浜市議の女性に無理やりキスをしたとして、神奈川県警が1日、谷田部孝一横浜市議(76)を不同意わいせつ容疑で書類送検したことが捜査関係者への取材で判明した。
捜査関係者などによると、2人は昨年10月下旬、市議会の委員会の視察で大分県を訪問。谷田部市議は宿泊先のエレベーター内で、女性議員に同意を得ないでキスをするなどしたという。
県警は、女性議員側からの被害届を受理して捜査していた。谷田部市議は横浜市金沢区選出で現在9期目。会派は立憲民主党に所属している。【真栄平研、國枝すみれ】