障害がある人が受け取る障害年金の審査で、日本年金機構の職員が医師の作成した認定調書に誤りなどがあると判断し、当初の調書を破棄して別の医師に作成を依頼し直していた問題で、厚生労働省は30日、調書に不備があっても同じ認定医に書き直してもらうことを原則とするなどの対応方針を公表した。
厚労省は問題を受け、障害年金の審査に関わっていた機構の職員約300人に聞き取りを実施。その結果、機構が定める標準的な処理期間の3カ月を守るために、別の認定医に依頼せざるを得なかった▽別の医師に調書の作成を依頼する際、当初の調書の内容を伝えるかが明確になっていない――などの課題が明らかになった。
厚労省がまとめた対応方針では、審査の透明性を確保するために、調書の不備で作成し直す必要がある場合は、同じ認定医に確認することを原則とする。やむを得ず別の医師に依頼する場合でも、当初の認定調書を作成した認定医の意見も反映して審査するようにする。また、処理期間は現場の実情に合わせて審査に時間を要する場合には4カ月に延ばすことにした。
厚労省は「審査のやり直し自体に違法な点はないが、より丁寧に審査をする観点から見直す」としている。【寺原多恵子】
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漫画家・田森庸介さん死去 74歳 日本漫画家協会が公表 代表作「ポポロクロイス物語」はアニメ化なども
「ポポロクロイス物語」で知られる漫画家の田森庸介さんが4月10日に死去したことが分かった。74歳だった。日本漫画家協会が30日までに公式サイトを通じて伝えた。
同サイトは20日付で訃報を伝え、「当協会会員の田森庸介氏が、2026年4月10日に74歳でご逝去されました」と明かした。葬儀は近親者で執り行われ、香典などは故人の遺志により辞退する。同協会は「謹んでご冥福をお祈り申し上げます」と偲んだ。
1951年生まれ、東京都出身の田森さんは、慶大在学時から活動を行い、1977年に高峰丈名義で「ぞうり虫の詩序曲」でデビュー。78年に、田森庸介名義としての初作品にして代表作の「ポポロクロイス物語」を発表。同作は96年に初のゲーム化、03年にはアニメ化もされるなど人気を博した。他にも「まほうねこダモン」、「金の月のマヤ」などのシリーズで知られている。
田森さんは運営する個人サイトで今年5月に開催予定の「Japan Comic Art Expo2026」への参加の意向を明かしており、「Japan Comic Art Expo2026に参加する予定です。いつものように、午後から出る予定です。もはや出す物はもうないと思われましたが、只今発掘中です。何か発掘しましたらまたお知らせします」とつづっていた。
抗体製剤、予防接種で使用可に=RSウイルス、新生児を想定―法改正、定期化目指す・厚労省部会
厚生労働省の専門部会は30日、RSウイルス感染症の予防効果がある抗体製剤について、ワクチンと同様、予防接種に使用可能とするよう提言を取りまとめた。
厚労省は改正予防接種法案を今国会にも提出し、新生児を対象に同剤の速やかな定期接種化を目指す。予防接種に使用できる医薬品の範囲が拡大されるのは初となる。
RSウイルスは乳幼児の大半が感染し、風邪のような症状で、肺炎など重症化することがある。厚労省は4月から、妊婦への接種で子に予防効果が表れる「母子免疫ワクチン」を用いた定期接種を開始している。
新生児に用いる抗体製剤も効果が認められているが、現行法では予防接種に用いることができない。このため、専門部会が検討を急いでいた。 [時事通信社]
平和学習アドバイザーに辺野古反対抗議者 沖縄・玉城デニー知事「適当と認めた」
沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、平和学習中の同志社国際高(京都府)2年の女子生徒ら2人が死亡した事故を巡り、県の委託で運営されている修学旅行サイトに米軍普天間飛行場の辺野古移設反対の抗議活動を続けてきた男性が平和学習のアドバイザーとして登録されていたことについて、玉城デニー知事は30日、「適当と認めたわけで登録している」との考えを示した。
玉城氏は同日開かれた定例記者会見で、平和学習の政治的中立性の観点から見解を問われ、「どのような学習を選択し実施するかは、実施主体である各学校が判断するものだ」と述べた。
そのうえで、「常に公平・公正な視点で講話できる方、学校側との事前の打ち合わせの内容に沿った講話ができる方などを本人の(登録)申請から確認しており、適当と認めたわけで登録している」と強調した。
平和学習のアドバイザーとして男性が登録されていたのは、県の委託で沖縄コンベンションビューロー(OCVB)が運営する修学旅行専門サイト「おきなわ修学旅行ナビ」。この男性は、抗議活動中の女性を制止した警備員が令和6年6月、ダンプカーに巻き込まれ死亡した名護市安和(あわ)の土砂搬出港周辺で抗議活動に参加していることが、何度も確認されている。
玉城氏はアドバイザーの登録可否の判断について、「アドバイザーがどういった団体に所属しているかではなく、修学旅行に訪れる生徒に対し、どのような内容を提供してもらえるか、講座の内容が学校の要望に合致しているかなどを基準としている」とし、「その講座を受ける、受けないは学校側の判断によるものだ」との見解を示した。(大竹直樹)
元検事正からの性被害訴えた女性検事が辞表提出…「訴えが無視され続け、戻る場所がなくなった」と涙
女性副検事の不起訴は不当と検察審査会に申し立て
部下への準強制性交罪に問われた大阪地検の元検事正・北川健太郎被告(66)の捜査を巡り、被害者の女性検事を中傷したとする名誉毀損(きそん)などの疑いについて女性副検事を不起訴にしたのは不当だとして、女性検事が30日、大阪第2検察審査会に審査を申し立てた。
女性検事は、女性副検事が「虚偽告訴」と職場で言いふらしたなどとして名誉毀損容疑などで告訴・告発。大阪高検は昨年3月、女性副検事を不起訴とした。一方で女性検事の名前を同僚に伝えたことなどは不適切だとして戒告の懲戒処分とした。
また、女性検事は30日、大阪地検に辞表を提出した。職場に被害を訴えた後、体調不良となり仕事を続けることができなかったという。女性検事は同日、大阪市内で記者会見し、「検事の仕事が大好きだったが、私の訴えは無視され続けて戻る場所がなくなってしまった」と涙を流した。
北川被告は2024年10月の初公判で起訴事実を認めたが、弁護人が今後の公判で無罪主張に転じる方針を明らかにしている。
クマ1頭を緊急銃猟で駆除 富山市北部 昨夜、女性がクマに襲われけが
富山市の住宅街で昨夜、犬の散歩をしていた女性がクマに襲われ大けがをしました。現場付近できょう、自治体の判断で発砲できる緊急銃猟によりクマ1頭が駆除されました。
「パンパン」
吉本記者
「3分ほどで10発の発砲音のような音が聞こえています」
富山市によりますと、駆除されたクマは、体長150センチ、体重は推定110キロのオスの成獣1頭です。
駆除された現場に近い富山市森ではきのう午後7時半すぎ、犬の散歩をしていた45歳の女性がクマに襲われ、顔や頭、首などを引っかかれる大けがをしました。
きょう午前、ヘリコプターによる探索で、近くのやぶの中にクマと見られる熱源が見つかったため、富山市長が緊急銃猟の許可を出しました。
猟友会があわせて12発を撃ち、午後1時ごろ、クマの駆除を確認したということです。
女性がクマに襲われたのは、富山市北部の海に近いエリアの住宅街です。富山県内でのクマによる人身被害はことし初めてです。
安全よりも稼働率優先か「安全装置の無効化」が事故原因の可能性 スキー場5歳児死亡…調査報告書を発表
北海道小樽市にある朝里川温泉スキー場で2025年12月、当時5歳の男の子がベルトコンベヤー式のエスカレーターに右腕を挟まれ死亡した事故で、第三者委員会が調査報告書を発表しました。
事故の要因は「現場責任者による安全装置の無効化」の可能性があるということです。
事故があったエスカレーターは、駐車場とゲレンデを結ぶために設置されたもので、男の子は終点付近でしりもちをつき転倒し、ローラーとベルトの間に右腕が巻き込まれました。
男の子の死因は窒息死で、腕とともに衣服も巻き込まれ、首を圧迫したとみられていています。
報告書によりますと、事故が発生したエスカレーターには4つの自動停止機能と、手動の緊急停止スイッチが備えられていましたが、現場責任者はこのうち3つの安全装置について、これまでに無効化(正常に機能しない状態)したことがあり、事故当日は1つを無効化していたと説明していることが分かりました。
しかし報告書では、エスカレーターに問題がなかった場合、男の子が転倒し安全蓋が開いた時点でベルトが緊急停止していたはずであり、実際には男の子の腕が安全蓋奥のベルトとブラシの間に挟まれたことから、ほかの安全装置は稼働していたとする現場責任者の話には疑義があるとしています。
大雪による雪詰まりでセンサーが頻繁に誤作動したり、エスカレーターが停止した際に利用者から「早く動かせ」と要求されるケースが相次ぎ、現場では安全よりも稼働率や作業効率を優先し、安全装置の一部を無効化していたということです。
また、事故発生後から警察の捜査が始まるまでに、無効化されていた設定を元の状態に戻した可能性を指摘する証言が存在するということです。
スキー場は2019年、中国メーカーのエスカレーターを日本の正規代理店を通さず中国から直接輸入していました。
正規代理店を通した場合、高額な仲介手数料が必要なところ、直接輸入であればコストが抑えられることなどが理由でしたが、2019年8月に北京の工場で現場責任者が講習を受けた際、通訳の質の低さなどから十分な情報を得られていなかったということです。
取扱説明書は中国語のみで、日本語の公式な取扱説明書がなく、現場スタッフが安全装置の正確な仕様や調整方法などを理解していなかった可能性があるとしています。
警察は、業務上過失致死の疑いで捜査を続けています。
【連続空き巣】GW直前に…滋賀・彦根市で5軒が被害 高級外車など被害総額は約1400万円相当 玄関こじ開け、窓ガラス破壊など類似の手口で同一犯の可能性も 半径300mの範囲に集中
「連休が狙われた」ということなのでしょうか…琵琶湖畔で、連続して空き巣被害が発生しました。
(MBS前田春香アナウンサー)「おととい=28日、滋賀県彦根市の住宅5軒で空き巣被害が相次ぎました。そのうち4軒がこのあたりの住宅で発生したということです」
警察によりますと4月28日午前7時ごろから午後7時ごろにかけて滋賀県彦根市の住宅5軒で空き巣被害がありました。
被害にあった住宅のうち4軒はびわ湖岸から歩いてすぐの住宅街にあり、半径300mの範囲に集中。
盗まれたのは現金55万円のほか高級外車や貴金属などあわせて約1400万円相当だということです。
被害にあった住宅は玄関が工具のようなものでこじ開けられたり窓ガラスが割られたりするなど手口が似ていて、同一犯の可能性もあるとみられています。
きっかけは「騒音トラブル」殺人未遂の疑いで高林輝行容疑者(44)を指名手配 2年半前にも逮捕→不起訴に 母親「名乗り出てきたらいい」
“金づち殴打”40代の男逃走中
上下グレーのスウェット姿でマスクをつけ、フードを深くかぶった男。きょう、警視庁が殺人未遂の疑いで指名手配した高林輝行容疑者(44)が現場から立ち去った直後、福生市内ではない場所で捉えられた映像です。
きのう午前7時過ぎ、福生市加美平で男子高校生(17)に対し、殺意をもって金づちのようなもので顔面を複数回、殴打した疑いがもたれています。
事件のきっかけは「騒音トラブル」でした。
目撃者 「若い子たちがたむろしてて、目の前の家の人(男)がうるさいって」
きのう午前7時ごろ、高林容疑者の自宅前でたむろしていた男子高校生ら7人。高林容疑者の母親が注意したということですが、男子高校生らはその場を離れず、その後、高林容疑者が金づちのようなもので男子高校生2人に次々と殴りかかったということです。
高林容疑者の母親は…
高林容疑者の母親 「息子は(自宅の)1階のすぐそばですから、(午前)5時半ぐらいにうるさいと思っていたらしい。怒っていました、すごく。息子はすごく身体の大きい子だから制止するなんて無理だけど、やめてやめてと言った」
その後、高林容疑者は自宅に戻り、駆けつけた警察官にサバイバルナイフを突きつけたうえで、農薬とみられるものを噴射。さらに自宅の2階にあがると、そこからも噴射します。
男子高校生2人や警察官が重軽傷を負いました。
高林容疑者はおよそ2年半前にも…
捜査関係者によると、高林容疑者はおよそ2年半前にも、家の前での騒音に腹を立て、10代の少年を斧で殴るなどして殺害しようとしたとして逮捕され、その後、不起訴になっていたことがわかりました。
正午ごろ、警視庁は男の自宅に突入。これは、その瞬間を捉えた映像です。警察官とみられる声も聞こえます。ところが、自宅に男の姿はありませんでした。
実は捜査関係者によりますと、高林容疑者は2階から農薬とみられるものを噴射した直後の午前8時ごろ、現場が混乱する中で裏口から逃げていたのです。突入のおよそ4時間前にはいなくなっていたことになります。
自宅の裏を見てみると、1階と2階どちらからも出られるように見えます。どこに逃げたのか…。
母親は取材に対し、高林容疑者はオートバイを持っていて、車は持っていないと話しています。自宅には、高林容疑者のものとみられるバイクが残されていました。
警視庁は都内や近県を捜索しています。
容疑者の母親「大ごとになる前にお巡りさんを呼んでれば…」
高林容疑者の母親 「悲しいですよ。私が大ごとになる前にお巡りさんを110番で呼んでれば…。名乗り出てきたらいい」
【情報提供先】 福生警察署 042-551-0110
《衝撃》高市早苗陣営が野党中傷動画を投稿していた 今年の衆院選期間中に中道大物候補を「一度国を壊した素人」、野党批判ショート動画を続々と作成
〈 高市陣営が対立候補への“中傷動画”を投稿していた《総裁選の期間中に…小泉氏に「無能」、林氏に「アウト」》 〉から続く
今年行われた衆議院議員総選挙(1月27日公示、2月8日投開票)の期間中、高市早苗首相の陣営が、野党の候補者を中傷する動画を作成してSNSに投稿していたことが「 週刊文春 」の取材で分かった。
〈一度国を壊した素人〉
TikTokなど複数の政治系アカウント運営に、高市陣営が深く関与していた実態を「週刊文春」取材班は突き止めた。公設第一秘書の依頼から野党批判動画が続々と作成されており、馬淵澄夫氏に対しての動画では、次のようなナレーションが読み上げられていた。
〈改革を口にする彼の背後で古い支援団体と既得権益が密かに祝杯を挙げています 彼が権力を握れば行き過ぎた労働規制が復活し日本の経済成長は完全にストップします〉
〈一度国を壊した素人に今の激動の世界を乗り切れるはずがない〉
馬淵氏に訊くと、こう答えた。
「酷いね、とんでもないね。ネガティブキャンペーンを受けているとは思っていたが、こんなおどろおどろしいものにエネルギーを割くなんて」
高市首相に質問状を送付すると、主に「ネガティブな情報を発する、あるいはそのような動画を作成して発信するといったことは一切行っておりません」と否定した。
だが動画の流布は、馬淵氏に対してだけではなかった。岡田克也氏や枝野幸男氏も標的とされたのだ。
4月29日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および4月30日(木)発売「週刊文春」では、高市陣営によるSNS作戦の実態を詳報。公設第一秘書のショートメッセ―ジなどを基に、主な動画とターゲットになった政治家をリスト付きで詳しく報じる。さらに「週刊文春 電子版」では、 高市陣営が作成した実際の動画も公開 している。
〈 高市早苗陣営が匿名アカウントで高市礼賛動画を投稿していた 昨年の自民党総裁選で〈あなたの生活と雇用を守る盾 高市早苗〉〈圧倒的な実行力〉 〉へ続く
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2026年5月7日・14日号)