【台風情報】台風9号(クローサ) 暴風域を伴い1日夜~2日朝にかけて関東に最も近づくか 暴風や高波に警戒 【進路予報・3時間ごとの雨風シミュレーション・1日午前10時半更新】

台風9号は1日に伊豆諸島の東を北上し、2日には暴風域を伴って関東の東に進む見込みだということです。気象庁は、関東地方の海上では2日は暴風に警戒するほか、伊豆諸島と関東地方では2日にかけて、うねりを伴った高波にも警戒するよう呼び掛けています。
気象庁によりますと、台風9号は1日午前9時には、八丈島の東南東およそ200キロの海上を1時間におよそ15キロの速さで北に進んでいるということです。 中心気圧は975hPa、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルとなっています。
1日から2日に予想される波の高さは、伊豆諸島と関東地方でうねりを伴い5~6メートル、最大瞬間風速は30メートル~35メートルと予想されています。また激しい雨が降り大雨となる所がある見込みです。
気象庁は、関東地方の海上では2日は、暴風に警戒するよう呼び掛けています。また、伊豆諸島と関東地方では2日にかけて、うねりを伴った高波に警戒し、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水にも注意・警戒が必要です。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。
今後の進路予報
▼1日午後9時の予報 存在地域…千葉・銚子市の南南東 約180km 進行方向、速さ…北15km/h 中心気圧…975hPa 中心付近の最大風速…25メートル 最大瞬間風速…35メートル 予報円の半径…65km
▼2日午前9時の予報 存在地域…銚子市の東 約160km 進行方向、速さ…北北東 20km/h 中心気圧…975hPa 中心付近の最大風速…30メートル 最大瞬間風速…40メートル 予報円の半径…95km 暴風警戒域…全域165km
▼3日午前9時の予報 存在地域…日本の東 進行方向、速さ…東北東30km/h 中心気圧…980hPa 中心付近の最大風速…25メートル 最大瞬間風速…35メートル 予報円の半径…185km
台風は、2日朝にかけて関東地方に近づき、その後は速度を上げて日本から離れていく見込みです。なお、台風の中心が予報円に入る確率は70%です。
今後の雨と風のシミュレーションを見ると、関東の沿岸などを中心に雨風が強まる見込みです。暴風などに警戒するようにしてください。 また、前線の影響で、北日本を中心に5日は大雨となる所がある見込みで、警報級の大雨となる恐れもあるということです。
今後の気象情報に注意してください。

《戦後80年》「絶対国防圏外」極限のソロモン諸島から生還した元海軍大尉の証言「補給はしないが降伏は許さない」 犠牲者4万3000名のうち戦死者は約9000名にすぎなかった

太平洋戦争の激戦地となったソロモン諸島。そのひとつブーゲンビル島は、多くの犠牲者を出し「墓島」とも呼ばれた。ノンフィクション作家の神立尚紀氏が、常に死と隣り合わせのサバイバル生活について生還者が語った、貴重な肉声を紹介する。
国に見殺しにされた兵士たち
太平洋戦争の戦況が悪化した昭和18(1943)年9月30日、日本政府は、戦線縮小と作戦方針の見直しをふくめた「絶対国防圏」構想を発表する。これは、北は千島からマリアナ諸島、西部ニューギニアにいたるラインを絶対国防圏として死守するというものだが、それは同時に、その圏外にある日本軍将兵を、国が見殺しにする、ということと同義でもあった。
当時、ブーゲンビル島(現・パプアニューギニア)トリポイルで対空砲台指揮官を務めていたのが、福山孝之・元海軍大尉(故人)だ。
「絶対国防圏の外側には、東部ニューギニア、ラバウル、ソロモンを中心に、約30万もの将兵がいたんですよ。その30万名に対して、今後補給はしないが降伏は許さない、死ぬまで戦えと、そんな無茶な命令を出したというのは、世界史上にもあまり例を見ないんじゃないでしょうか。この構想を聞かされたときは、とんでもないことだとみんな憤慨していましたね」
福山さんは大正7年、島根県の生まれ。昭和16年12月、東京帝国大学法学部を繰り上げ卒業し、海軍の初級指揮官を養成するため新設された「海軍兵科予備学生」を志願。翌年1月、1期生として横須賀海兵団に入団し、千葉県の館山砲術学校で陸上戦闘指揮の猛訓練を受けた。
そして昭和18年1月、予備少尉に任官すると、横須賀鎮守府第七特別陸戦隊に配属され、ソロモン諸島の激戦場に送り込まれていた。
「絶対国防圏」構想発表からほぼ1か月後の11月1日、米軍はブインから約80キロ離れたブーゲンビル島中南部のトロキナに上陸。みるみるうちに飛行場を建設し、島全体の制空権を完全に掌握する。同時に、日本軍陣地に対する空襲も激しさを増していった。
「見捨てられても降参は許されない。敵機が来たら戦わなければなりません。私の砲台では、偽陣地をつくって敵の攻撃をそらすなどの工夫を重ねながら、戦闘に明け暮れました。あるとき、銃座が直撃弾をくらって5名が一度に戦死したことがありましたが、班長の下士官は、頭に負傷して血をしたたらせながらも手ぬぐいで鉢巻をして、一生懸命に機銃を修理していた。そういう責任感の強い部下に恵まれたことは、あの酷い戦争のなかでの唯一の救いでした」

万博で万引疑い16歳ら逮捕 関連グッズ、売却目的か

大阪・関西万博会場で、万博関連グッズを万引したとして、大阪府警は1日までに、窃盗容疑で少年(16)ら2人を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。捜査関係者によると、府警は少年宅から万博のラッピング列車の模型などを押収。2人が売却目的で窃盗を繰り返した可能性もあるとみて調べる。
捜査関係者によると、2人の逮捕容疑は6月、万博会場のオフィシャルストアで、関連グッズを万引した疑い。
少年の自宅などの関係先からは、鉄道模型以外にも複数の万博関連グッズが見つかったという。フリマサイトで高値で取引されている商品もあり、府警は出品していたかどうかも調べている。
会場での万引の摘発は相次いでおり、公式キャラクター「ミャクミャク」のぬいぐるみなどを盗んだとして、大学生の男2人が6月に逮捕された。うち1人は「転売目的だった。限定品は高く売れる」と供述した。

山形新幹線、E8系の単独運転再開…東京―山形で直通運転が復活

JR東日本は1日、山形新幹線で新型車両「E8系」の単独運転を再開した。東京と山形方面を結ぶ通常ダイヤでは順次、直通運転が復活する。E8系車両は6月、故障が相次いでいた。
故障したのはE8系車両の5編成で、JR東の調べでは、車内の補助電源装置が損傷していた。単独運転に使用するのは別の6編成で、JR東は安全性が確認されたとしている。
故障後、E8系車両は他系の車両と連結して運転し、福島駅から山形方面への乗り入れは中止。福島駅から山形県の新庄駅までの区間は一部を除き、E3系車両による折り返し運転をしていた。東京と山形方面を行き来する乗客は、福島駅で乗り換える必要があった。
月2回ほど山形に出張するという東京都葛飾区の会社役員の男性(46)は1日朝、山形駅で新幹線を降りた。「福島での乗り換えはホームの移動が大変だった。直通運転の再開で便利になり、気分がよくなる」と喜んでいた。

つば吐いた児童に職員げんこつ4回の虐待 鹿児島市が放課後デイを行政処分

放課後等デイサービスで職員が児童の頭をたたいたとして、鹿児島市は、施設の新規利用者の受け入れを停止する行政処分をしました。
きのう7月31日付で行政処分を受けたのは、鹿児島市で「放課後等デイサービスこう」を運営する指定障害児通所支援事業者セラスです。
市によりますと、事業所では去年6月から今年3月までの間に、つばを吐きかけるなどした児童の頭を職員があわせて4回げんこつでたたいたということです。
今年3月に市に通報があり、聞き取り調査をしたところ事業所が虐待を認めたということです。
これを受け市は、新規利用者の受け入れを3か月間停止にする行政処分をしました。
市の聞き取りに対し虐待した職員は「厳しく指導するつもりだったが、不適切だった」などと話し、事業所を運営するセラスは「二度と同じことがないよう気を付けたい」と話しているということです。

高齢者のATM操作中の携帯通話、今日から禁止 大阪府の改正条例施行、全国初

大阪府は1日、65歳以上の高齢者を対象に、ATMの操作時に携帯電話での通話を禁じることなどを盛り込んだ「大阪府安全なまちづくり条例」の改正条例を施行した。深刻化する詐欺被害を防ぐことが目的で、金融機関などにも防止措置を課すが、違反しても罰則はない。府によると、通話禁止の義務化は全国で初めて。
条例ではほかに、コンビニエンスストアなどの事業者に対し、高齢者にプリペイドカードを販売する際、詐欺被害の恐れがないかを確認することなどを求める。
府はこれまで、条例の対象となるATMを設置する府内の金融機関や、プリペイドカードを販売するコンビニ、商業施設などに条例を周知してきた。10月1日以降は、府内の70歳以上で過去3年間に振り込みをしていない高齢者の口座の振り込み上限額を、1日10万円以内に設定するよう金融機関に義務付ける。
府の担当者は「こうした対策を進めると若者を狙ったり、インターネットバンキングを介したりするなど、詐欺犯の手口は多様化しており、今回の条例改正だけでは被害を防ぐことは難しい。詐欺被害をひとごとではなく自分のこととして捉えながら最新の手口について情報収集を心がけ、家族や周囲に広めてほしい」と呼びかけている。(山本考志)

《まさかの“続投”表明》田久保眞紀市長の実母が語った娘の“正義感”「中国人のペンションに単身乗り込んでいって…」

事態は急展開を迎えている。実際には「除籍」処分を受けていたにもかかわらず、市の広報紙などで「東洋大学法学部卒業」と記載する学歴詐称疑惑が取り沙汰された田久保真紀・伊東市長(55)。7月31日夜に行われた定例会見でこう語ったのだ。
「市民の皆さんが勝ち取った改革の道筋の過程であり、山積する問題への改革の道は始まったばかりです」
これまで、設置された百条委員会への出席を拒否し、報道陣には「7月中には辞職する意向」などとほのめかしてきた市長だが、ここにきて“続投”に舵を切った。定例会見について、全国紙社会部記者が解説する。
「市長は自身が当選したことを『市民が勝ち取った改革への道』などと述べ、現在も支持する声が多くあがっていることをアピール。辞職しない理由については『公約である“新図書館の建設中止”と“(伊豆高原の)メガソーラー計画の撤回”を実現するのが使命』と語りました。また、大学をなぜ除籍になったかも明らかにしていく意向だとも伝えています」
世間は市長続投に驚いたが、地元ではすでに市長は辞める気がないのではないかと見越していた関係者も多かった。伊東市議会の中島弘道議長と青木敬博副議長は29日、取材に応じ「(やめない場合)覚悟を決めなければならない」と語っており、不信任決議案の提出も辞さない姿勢をみせている。
会見では「がんばって」「負けないで」など、支援の声が多く寄せられているとも話した田久保市長。市議会内では四面楚歌だが、市民の中には少なからず彼女を応援する者もいるようだ。
そんな市長の“1番の味方”である実の母親に、騒動をどう見ているのか話を聞いた。
実母が語った人物像
「詳しくはわからないけど、娘にも悪いところはある。ただ卒業証書の“偽装”をするような人ではないとは言っておきます。ああ見えてね、正義感は強い子なの。
最近、中国人が海沿いにペンションを買いまくっているんだけど、バーベキューか何かでうるさくて。街の人から『田久保さん助けて』と求められて、うちの娘が2回ほど、単身で乗り込んでいったことがあったわ」
辞任したら実施するとされていた“出直し選挙”への意欲についてもこう言及した。
「すごく出たいわけじゃないけど、『推してくれる人がいるから、責任がある』って。私は『お金もかかるしみっともないからやめなさい』って言っているんだけどね。今でも支援してくれる人は多いのよ」
「茨の道であることは重々承知している。結果でお返ししたい」──やや言葉を詰まらせながら、責務を全うしていく考えを示した市長。母の信頼に応えられるか。
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強まる「解散風」でも自公連立では無理筋なワケ

7月20日に投開票された参議院選挙で、自民党と公明党は合計で47議席しか獲得できず、衆参両院で与党は過半数を割ることになってしまった。通常国会終了の会見で「非改選を含めて自公で過半数」と勝敗ラインを宣言した石破茂首相に、敗戦の責任が問われている。
【図表4枚】「支持政党なし」や「新党やまと」といった党名も… 直近4回の国政選挙「比例代表」の得票状況は?
7月28日に開かれた自民党の両院議員懇談会には236人の国会議員が参加し、そのうち64人が発言。その多くは「辞任すべき」との主張だった。
読売新聞が21日と22日に行った緊急全国調査で、内閣支持率は前月比10ポイント減の22%までに急落し、内閣発足以来最低を記録。「石破首相は辞任すべき」と回答したのは54%と、過半数を占めた。望ましい政権については「野党中心の政権に交代」が最多の47%で、「自民党中心の政権の継続」の35%を上回った。
自公は解散に打って出られるのか
こうした事態に、野党から衆院解散を警戒する声も出ている。
国民民主党の玉木雄一郎代表は23日午後、「今後の(自民)党内政局によってはどうなるかわからない。注意深く注視しつつ、われわれとしては何が起こってもおかしくないように、衆院選挙の準備を加速したい」と記者団に話した。
立憲民主党の枝野幸男最高顧問もX(旧ツイッター)で「早ければ10月に総選挙が行われる可能性がある」と述べ、「10月12日投票日を想定して準備を進める」と具体的な日程まで示している。
今秋が大政局になることは間違いないだろうが、前回の衆院選(2024年10月27日投開票)からまだ1年も経っていない。もし実現すれば、1953年の「バカヤロー解散」や1980年の「ハプニング解散」に次ぐ早期解散になる。問題は「自公が次の衆院選に耐えうるのか」という点だ。
石破首相の就任直後に行われた昨年10月の衆院選で、自民党は67議席を失う大敗北を喫した。小選挙区での得票数は前回の2762万6157票から2086万7762票へと、675万8395票も減少した。
その前年からくすぶり続けた「政治とカネ」問題の影響も大きいが、石破首相が故・安倍晋三元首相と対立関係にあったため、「岩盤保守票が自民党から流出した」と言われた。しかし、原因はそれだけではなかったはずだ。
友党である公明党もこのとき、大きく票を減らしている。2021年の衆院選で公明党が獲得した比例票は711万4282票で、目標の800万票に達していなかったが、2024年の衆院選では596万4415票と、とうとう600万台を割り込んだ。

前川彰司さんの再審無罪が確定、名古屋高検が上告を断念…「検察として真摯に反省」

1986年に福井市で起きた中3女子生徒殺害事件を巡り、殺人罪で服役した前川彰司さん(60)を再審無罪とした7月18日の名古屋高裁金沢支部判決について、名古屋高検は1日、上告する権利(上訴権)を放棄したと発表した。逮捕から38年を経て、前川さんの無罪が確定した。
高検の浜克彦次席検事は記者会見で「検討した結果、憲法違反や判例違反といった上告理由は見当たらず、上告は行わないとの判断に至った」と説明。その上で、「裁判所の指摘を重く受け止めており、検察としても真摯(しんし)に反省し、教訓とすべきであると考えている」と述べた。

三重県桑名市で40℃に到達 全国では3日連続で40℃以上を記録

今日8月1日(金)も東海や西日本で猛烈な暑さになり、三重県桑名市で40℃に到達しました。
一昨日の兵庫県柏原など、昨日の岡山県高梁に続き、全国では3日連続で40℃以上を観測したことになります。
明日も各地で危険な暑さが続く
三重県桑名市では、昨年2024年8月9日の40.4℃以来、観測史上2回目の40℃到達です。
今日は各地で危険な暑さとなっていますが、明日も東海から九州にかけては40℃に迫るような気温が観測されそうです。万全な熱中症対策をしてお過ごしください。