天皇、皇后両陛下は9日、三重県志摩市で開かれた第44回全国豊かな海づくり大会の式典に出席された。
天皇陛下はあいさつで、幼少期に三重県を訪れた際に見た海女の作業の様子や、真珠の加工工程、海を船が行き交う風景は、海と共に暮らす人々の日常を感じさせたと回顧。漁業関係者の苦労をねぎらい、「日頃から豊かな海づくりに取り組んでいる皆さんの活動が、今後とも多くの人々によって支えられ、発展していくことを希望します」と述べた。
続いて両陛下は南伊勢町に移動し、宿田曽漁港で県立水産高校の実習船「しろちどり」を視察後、放流行事に出席。会場はあいにくの雨となったが、漁船による海上パレードに手を振って応え、イセエビの稚エビとマダイの稚魚を海に放流した。同日夜に帰京した。 [時事通信社]
<1分で解説>生活保護減額訴訟で高市首相が「おわび」 国の対応は
生活保護費の減額が違法とされた最高裁判決を受けて、高市早苗首相が7日、国会で「深く反省し、おわびを申し上げます」と謝罪しました。また厚生労働省は同日、最高裁判決を受けた対応について公表しました。「生活保護訴訟で首相がおわび。国の今後の対応は」について解説します。
Q 生活保護費の減額って、どんなことがあったの?
A 2013年から15年に、厚生労働省は生活保護のうち「生活扶助」の受給額を最大10%、平均で6.5%減らしました。
Q 減額に対して最高裁はどう判断した?
A 国はデフレを根拠の一つとして減額をしました。これに対して最高裁は6月、厚労省の専門家部会にも諮られず「合理性を基礎付ける専門的知見が認められない」として違法と判断し、減額の決定を取り消しました。
Q 高市首相はなんと言った?
A 判決について「厚労相の判断の過程、及び手続きには過誤、欠落があったと指摘された」と認めました。また、6月末の判決以降、政府として初めて謝罪の意を示しました。
Q 厚労省は今後どうする?
A 厚労省は7日、改めて、引き下げが必要だという考え方を示しました。最高裁が違法性を認めなかった別の根拠を挙げています。改定前との差額の全額支給を求める原告とは隔たりがあり、高市首相の謝罪について、原告側は「口先だけの謝罪だ」と反発しています。
防犯カメラに殺害された被害者と男性がもみ合う様子 北松戸駅前
千葉県松戸市の路上で住所不詳の礒貝要平さん(46)が刃物で刺されて殺害された事件で、現場付近の防犯カメラに礒貝さんが男性ともみ合っている様子が映っていたと県警が明らかにした。別の事件で逮捕された容疑者がこの男性と外見の特徴が似ており、県警は関連を調べている。
県警によると、8日午前4時15分ごろ、松戸市のJR常磐線北松戸駅前の路上で、倒れている礒貝さんを通行人が見つけて110番した。礒貝さんの右脇腹に刺し傷があり、血のようなものが付いた刃物が刃が折れた状態で見つかった。近くには缶チューハイと缶コーヒーも落ちていたという。
その直前に、礒貝さんと男性が1~2分もみあう様子が付近の防犯カメラに映っていた。現場から立ち去った男性は中肉中背で、コートのようなものと長ズボンを着ていた。
一方、8日に松戸市内で暴行事件を起こしたとして中年の男性容疑者が現行犯逮捕されており、髪形や体格などの特徴が防犯カメラの男性と似ているという。県警は、この男性容疑者が殺人事件に関わっている可能性があるとみて調べている。【林帆南、中村聡也】
玉川高島屋「シャネル」でバッグ奪われる=男逃走、けが人なし―警視庁
9日午後1時40分ごろ、東京都世田谷区のショッピングセンター「玉川高島屋S.C.」内にある高級ブランド「シャネル」の店舗で、「店員が突き飛ばされた」と110番があった。警視庁玉川署によると、男が高級バッグ2個を奪って逃走したといい、同署が男の行方を追っている。
同署や捜査関係者によると、現場の店舗は本館1階の出入り口付近にあり、男は客を装って1人で入店。店内にあった女性向けのトートバッグ2個を持ったまま、店員に体当たりして走って逃げた。店内には当時、少なくとも2人の女性店員がいて、うち1人が男の対応に当たっていたとみられる。店員らにけがはなかった。
事件直後、付近で警察官が指紋を採取するなどしていた。
玉川高島屋の担当者は「被害があったのは事実だが、詳しい状況は確認中」と話した。 [時事通信社]
「すぐに海岸から離れて」岩手県沿岸に津波注意報 高市首相がXで注意呼びかけ
9日午後5時すぎに三陸沖で発生した地震に関して、高市首相は自身のXで「岩手県・宮城県で震度4を観測し、直ちに情報連絡室を官邸に設置しています。津波注意報が発令されましたので、すぐに海岸から離れてください」と投稿しました。
さらに、「今後到達する津波が予想より大きくなる可能性があるので、今後の情報に注意してください。また、余震の可能性もありますので、引き続き強い揺れにご注意ください」と注意を呼びかけています。
首相官邸の危機管理室は午後5時13分に情報連絡室を設置したということです。
有料道路で正面衝突など3台絡む事故 3歳とみられる男児含む4人が搬送も命に別条なし 軽ワゴン車がスリップしてセンターラインを越えたか 神戸市
11月9日午後、神戸市の六甲有料道路で車3台が絡む事故があり、3歳の男の子を含む4人が搬送されました。29歳の男性が重傷ですが、命に別状はないということです。
9日午後2時前、神戸市北区の六甲有料道路で、29歳の男性が運転する軽ワゴン車がセンターラインを越え、30代の夫婦と3歳の男の子の家族が乗るミニバンと正面衝突しました。
軽ワゴン車はその後、後続のミニバンとも接触していて、合わせて3台が絡む事故となりました。
この事故で、軽ワゴン車を運転していた男性がひざを骨折する重傷、また3歳の男の子と両親が病院に搬送されましたが、34歳父親と3歳の男の子が軽傷だということです。
後続のミニバンを運転していた44歳の男性にけがはありませんでした。
警察によりますと、有料道路のセンターラインにはゴム製のポールが立っていて、事故直前、軽ワゴン車がスリップしてポールを倒しセンターラインを越えたとみられています。
天気は雨で、道路は濡れていたということです。
「立花は二度と出てくるな」の叫び声も 立花孝志容疑者逮捕で兵庫県警本部前は物々しい雰囲気に
斎藤元彦・兵庫県知事の告発文書問題を追及し、2025年1月に亡くなった竹内英明元兵庫県議の名誉を傷つけたとして、兵庫県警は2025年11月9日、政治団体「NHKから国民を守る党」立花孝志党首を名誉毀損の疑いで逮捕した。
「動きが遅すぎると思う」
兵庫県警本部前には、逮捕の一報を受け、報道陣や配信者約20人が集まり、物々しい雰囲気となった。集まった人の中には「兵庫県警頑張れ。立花は二度と出てくるな」と大声で叫ぶ人もいた。
近くを通った70代男性は、立花氏の逮捕を初めて知ったといい、
と話していた。
県警は、立花容疑者の発言を「事実無根」と完全否定も
報道によると立花容疑者は、24年12月13日~14日、立候補していた大阪府泉大津市長選の街頭演説で竹内氏について、「警察の取り調べを受けているのは多分間違いない」などと発言した。
竹内氏が亡くなった後の25年1月19~20日には、XやYouTubeに「竹内元県議は県警からの継続的な任意の取り調べを受けていた」「明日逮捕される予定だった」と虚偽の情報を投稿するなどしたという。
こうした発言が、竹内氏の名誉を毀損した疑いがあるとのことだ。
なお25年1月20日には、当時の村井紀之県警本部長が竹内氏について、
と、立花容疑者の主張を完全否定していた。
竹内元県議は、斎藤元彦知事の疑惑を巡って、百条委員会の委員として知事を厳しく追及していた。24年の知事選では、立花容疑者が「黒幕は竹内氏」と名指しするメモをSNSに投稿。竹内氏の事務所には無言電話やいたずら電話が増え、誹謗中傷のメールなどが送られてくるようになった。竹内氏は24年11月に議員辞職した。
その後も竹内氏個人への誹謗中傷が続く中、25年1月に自宅で亡くなった。25年6月、竹内氏の妻が兵庫県警に刑事告訴し、県警による捜査が続いていた。
【続報】鳥取県の養豚場火災 焼け跡から2人目の遺体見つかる 火事以降従業員2人と連絡取れず 鳥取県南部町
11月7日、鳥取県南部町の養豚場で発生した火災について、9日は警察による実況見分が行われ、焼け跡から新たに1人の遺体が見つかりました。
鳥取県南部町にあるファロスファーム西伯農場では、7日の夕方に火災が発生し、豚舎など6棟が全焼しました。また、この火事で、従業員2人と連絡が取れなくなっていて、8日までに焼け跡から年齢・性別不明の1人の遺体が見つかっています。
9日、火災現場では午前9時半から警察による実況見分が行われ、午後2時20分に新たに年齢・性別不明の1人の遺体が見つかったということです。
警察で遺体の身元確認を急ぐとともに引き続き火事の詳しい原因を調べています。
亡くなった竹内英明前県議の妻、立花孝志容疑者の逮捕に「ほっとしている」…オンラインで記者会見
政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者(58)が名誉毀損(きそん)容疑で兵庫県警に逮捕されたことを受け、1月に亡くなった竹内英明前県議(当時50歳)の妻(50)が9日、代理人弁護士とともにオンラインで記者会見を開き、「どうなるのか不安、心配もありましたが、今はほっとしております」と心境を語った。
竹内氏の妻は、立花容疑者を同容疑で告訴し、県警が6月に受理していた。
会見で、竹内氏の妻はニュースなどで逮捕の一報を知り、夫の仏前に報告したと説明。告訴前について「夫の死の衝撃で打ちひしがれ、いわれのない誹謗(ひぼう)中傷に恐れ、立ち向かう気力すらなかった」と振り返り、「色々な方の助けで声を上げられるようになってきた。誹謗中傷で同じことが繰り返され、これ以上、犠牲が生まれてほしくない」と語った。
竹内氏を巡っては、昨年の県知事選の期間中、斎藤元彦知事の疑惑を追及する様子がSNSで拡散して中傷する投稿が相次いだ。投開票日の翌日に「一身上の都合」を理由に辞職し、今年1月18日に亡くなった。
県警によると、立花容疑者は昨年12月の街頭演説で、竹内氏について「警察の取り調べを受けているのは多分間違いない」などと発言。竹内氏が亡くなった後の今年1月には、SNSに「県警から継続的な任意の取り調べを受けていた」と虚偽の投稿をするなどし、竹内氏の名誉を傷つけた疑い。
代理人の郷原信郎弁護士は、県警が死後の名誉毀損容疑でも逮捕したことについて「SNSでの中傷が広がるなか、死者への悪質な誹謗中傷は立件されると社会に示されたことは非常に重要だ」と述べた。
岩手に津波注意報 「1週間は震度4程度の地震に注意を」 気象庁
岩手県に津波注意報を発表したことを受け、気象庁は9日、記者会見を開き「今回地震が発生した地域では過去に同程度の地震が続発した事例もある。今後1週間程度は最大震度4程度の地震に注意する必要がある」と呼びかけた。
気象庁によると、地震は9日午後5時3分ごろ発生。盛岡市と宮城県涌谷町などで震度4を記録した。震源の深さは16キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・9と推定される。津波は9日午後5時37分以降、岩手県各地で確認され、久慈市と大船渡市で20センチ、宮古市と釜石市で10センチとなっている。
【木村敦彦】