「殺すぞ」「今から行くからな」“新宿AV撮影部屋・死体遺棄”30代女好き容疑者が見せた狂気の片鱗とアダルト配信計画「女が絡むと変なスイッチが入って…」

「異臭がする」
東京・新宿区内にあるマンションの管理会社から110番通報があったのは、7月1日昼過ぎのこと。1K、25㎡ほどの部屋に駆け付けた警察が目にしたのは、浴室内で頭にポリ袋を被せられ、下半身がバケツに入っている男性の遺体だった――。
その翌日、住所、職業不詳の成瀬壮一郎さん(35)の遺体を遺棄した疑いで逮捕されたのは、北誠一容疑者(30)だった。全国紙社会部記者が明かす。
「北が逮捕された8日後の7月10日に、友人である梨本俊弘容疑者(31)が逮捕されました。2人は6月27日頃、遺体にブルーシートを被せるなどして隠し、遺体が見つかったマンションに遺棄したとみられている。梨本は被害者と面識がなかったが、『(北から)片付けを手伝ってほしいと言われ断れなかった』と関与を認めています」
浴室はテープで目張り、頭部は鈍器のようなもので殴られ…
6月24日午前10時頃、2人が、さいたま市内の量販店で段ボールやブルーシートを購入している姿が防犯カメラに映っていたという。購入後、遺体が見つかった新宿区のマンションへ入る2人の姿も確認されている。
「部屋には血などを拭いたような跡があり、遺体が発見された浴室は、テープで目張りがされていた。容疑者2人が量販店へ買い出しに行った24日までに成瀬さんは、死亡したとみられています。成瀬さんの頭部には、鈍器のようなもので殴られた複数の挫裂創(ざれつそう)があり、逮捕された2人が成瀬さんが死亡した経緯も知っているとして捜査を続けています」(同前)
なぜ事件は起こったのか。北と被害者は「アダルトビデオの配信を行い、一儲けしようと考えていた」という。2人の仕事について北の知人が明かす。
アダルト動画のネット販売ビジネスを画策
「2人は同人AVをネット上で配信、販売するビジネスを始めようとしていたんです。数カ月前から女の子を集め、撮影、編集など準備をし、本格的に動き出す直前だったそうです。遺体遺棄現場になった新宿区内のマンションは、AVの撮影や編集のための作業スペースとしても使われていました」
同人AVとはAVメーカーが販売する商業AVと異なり、個人の撮影者がハメ撮りなどを撮影し、FC2などのサイトで動画配信する。出演しているのは、ほとんどが“素人”の女性たちで、毎日のように動画がアップロードされている。手軽に参入できることもあり、平日は社会人として働き、休日に副業として、撮影・編集を行う人もいるという。2022年のAV新法施行後、急速に市場規模を拡大している。
「通常のAVよりもギャラや売り上げが高くなることも多く、年に数千万円稼ぐ素人女優も珍しくありません」(IT担当記者)
そんな「業界のブルーオーシャン」に飛び込もうと、準備を進めていた最中で起こってしまった今回の事件。前出の北の知人は「2人がトラブルになるなんて考えられない」と首をかしげる一方で、こんな話も明かすのだ。
被害者は「とにかくギャンブルが好きで、かなりの額を稼いでいた」
「成瀬くんは、同人AVの配信については、資金調達を担当していました。それまでどんな仕事をしていたか詳しくは分からないですが、とにかくギャンブルが好きで、かなりの額を稼いでいた。歌舞伎町ではちょっとした有名人でしたよ。いつでもギャンブルができるように常に100万円の札束を2、3個バッグにそのまま入れているというのは有名な話。北は北で、お金に困っていたとも聞くので、もしかすると、今回の事件は“金銭目的”だったのかもしれません」
パソコンが得意な北は、同人AVの編集やHP作成に携わっていたという。北について取材を進めていくと狂気の片鱗が見えてきた。
北の別の知人が話す。
「礼儀正しくて、いつも敬語を使うような腰の低いヤツっすよ。一見、小太りの好青年のように見えるんですが、女性が絡むと変なスイッチが入ってしまう。北は、女の子が大好き、というより女の子に対して妄想を膨らませるタイプなんです。北が仲良くしている女の子を勝手に『彼女だ』と言いふらし、まるで付き合っているように振る舞っていた、と聞いたこともある」
「殺すぞ」「今から行くからな」
女性の前では羽振り良く、シャンパンを入れたり、豪快に飲んでいたという。しかし、攻撃的な一面も持ち合わせていたと知人は続ける。
「女の子とトラブルになったとかで、北が『殺すぞ』『今から行くからな』と女の子のSNSに脅迫メッセージを送りつけているとか聞いたことがあります。二重人格というか、普段は揉めるようなヤツじゃないのに女、金、酒が絡むと人が変わっちゃうんですよ」
果たして2人のあいだに何があったのか。現在、被害者のスマホなど一部所持品が見つかっておらず、警察は、強盗殺人を視野に入れて捜査を続けている。
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「 週刊文春 」では、今回の事件について情報を募集しています。文春リークスまで情報をお寄せください。
文春リークス: https://bunshun.jp/list/leaks
(「週刊文春」編集部/週刊文春)

【気象予報士解説】警報級大雨のおそれ 警戒必要な時間帯は? 台風5号【バンキシャ!】

13日午前3時、小笠原諸島の近海で台風5号が発生しました。発達しながら北上を続けていて、14日の日中、関東に接近する見込みで、東日本や北日本では非常に強い風が吹き、警報級の大雨となる恐れがでています。今後の台風の動きについて、伊藤気象予報士が解説します。
──今後の台風の動きはどうなるのでしょうか。
こちらの最新の予報円。台風5号は、父島の東にあって、中心気圧は994hPa、中心付近の最大風速は20メートルで、北北東に進んでいます。今後、発達しながら北上し、14日日中、風速25メートル以上の暴風域を伴って関東に近づき、沿岸部では、非常に強い風が吹くおそれがあります。
14日夜から15日にかけては、東北の太平洋側を通って、北海道に接近し、上陸するおそれもあります。警報級の大雨や暴風のおそれがあり、警戒が必要です。
──具体的にはいつごろ雨風に警戒すべきしょうか。
「台風」の雨雲のほかに実は、九州の西には「熱帯低気圧」の雨雲があってそれぞれに注意が必要なんです。
西日本では、13日夜から雨雲が広がって、暗い時間に非常に激しく降る所もありそうです。
そして、このあとやってくる台風5号。関東では、14日朝から雨の降る所が多くなりそうです。
通勤・通学の時間から、沿岸部を中心に雨脚が強まって、また、風も強まりますので、交通への影響にも注意が必要です。関東の沿岸部では、夕方から夜にかけて激しい雨が降り、東北の太平洋側でも、雨や風が強まる所がありそうです。
また、夜は東海に発達した雨雲がかかりますが、関東では、台風が離れたあとも、16日(水)頃にかけて、こうした雨雲がかかって警報級の大雨が続く可能性があります。
──具体的な雨の量は?
14日夕方までの予想雨量は、四国で200ミリ、九州南部で120ミリ、関東甲信と東北で100ミリと予想されています。また、関東や東北では、35メートルの最大瞬間風速が予想され、暴風や高波に警戒が必要です。
──そして夏休みシーズンも近づきますが、この先1週間の天気はどうでしょうか。
週間予報、西日本と沖縄です。15日(火)・16日(水)は、晴れ間が出ますが、17日(木)は曇りや雨、18日(金)も、福岡と鹿児島は雨が降りそうです。大阪や鳥取は、猛暑日の日が多く、鳥取では体温並みの暑さとなる日もありそうです。
東日本、北日本です。北海道では15日(火)に雨や風が強まり、大荒れとなるおそれがあります。東京は16日(水)まで、名古屋は17日(木)まで雨が降り、大雨となるおそれがあります。新潟は、16日(水)から猛暑日が続き、東京でも18日(金)以降は、35度以上の暑さになりそうです。
──まずは、西日本の大雨。そして台風の情報に注意してください。

天皇、皇后両陛下「素晴らしいおもてなし」 モンゴル訪問の感想全文

モンゴル訪問を終えた天皇、皇后両陛下は13日、感想を公表された。全文は以下の通り。
この度、モンゴル国から国賓としてご招待を頂き、二人で同国を訪問できたことをうれしく思います。フレルスフ大統領ご夫妻には、歓迎式典や晩さん会など、心をこめてご準備くださり、また、ナーダムの開会式をはじめ弓射やシャガイ、競馬などさまざま競技をご一緒頂き、素晴らしいおもてなしを頂いたことに深く御礼を申し上げます。また、行く先々でモンゴルの方々に温かく迎えていただいたことは、うれしく、ありがたいことでした。モンゴル国政府・国民の皆さんのご厚意に対し、心から感謝いたします。
今回、歓迎式典や晩さん会、ナーダムの開会式や競技を通じ、また、ガンダン寺やホスタイ国立公園などを訪れ、モンゴルの豊かな歴史・文化や素晴らしい大自然を肌で感じることができました。また、平成19年に訪問した時から、経済発展などに伴いモンゴル社会全体が更に力強さを増したように感じました。日本のさまざまな支援・協力が発展の一助となっていることを、モンゴル日本病院やガチョールト水源などを訪れて実感することができたこともうれしく思います。
また、今回の訪問を通じ、我が国とモンゴルの人々の間で長年にわたって培われてきた友好親善の歩みについて理解を深めることができました。日本とモンゴルの交流にさまざまな形で携ってきた幅広い年代の方々に直接お会いしてお話しする中で、両国の友好親善関係が人々の交流を通じて深まってきたことや、モンゴルの人々が日本に対して温かい気持ちを寄せていただいていることを実感し、うれしく思いました。ウランバートル市第149番学校、モンゴルコーセン技術カレッジなどにおいて、モンゴルの若い人々や子どもたちと交流することもできました。若い世代の人々が、今後もお互いの国に対する関心を深め、両国の相互理解と友好親善に大きな役割を果たしていくことを期待しています。
日本人死亡者慰霊碑に供花し、心ならずも故郷を離れた地で亡くなった方々を慰霊し、そのご苦労に思いを致しました。また、モンゴル赤十字社の方々などが慰霊碑を大切に維持管理していただいていることをありがたく思いました。先の大戦で亡くなられた方々のことを忘れず、過去の歴史に対する理解を深め、平和を愛する心を育んでいくことが大切ではないかと改めて思います。
今回、初めて二人でモンゴルを訪れ、とても思い出深い訪問となりました。この訪問を準備していただいた日本とモンゴル双方の多くの関係者の皆さんの尽力に深く感謝いたします。この度の訪問により、両国の国民の相互理解が更に深まり、日本とモンゴルの友好親善と協力関係がより一層進展することを心から願っています。

大阪・吹田市の住宅に高齢の男女2人の遺体 室内にエアコンなし熱中症で死亡した可能性も

大阪府吹田市の住宅で高齢の男女2人の遺体が見つかりました。室内にエアコンはなく、熱中症とみられています。
11日午前、大阪府吹田市の住宅で「女性がすでに死亡しています。窓の外から見ています」と女性を担当するケアマネジャーから110番通報がありました。
警察などが駆けつけたところ、男性が玄関であおむけで、女性が寝室のベッドであおむけで倒れているのが見つかり、現場で死亡が確認されました。
警察によりますと、2人は同居する89歳の男性と92歳の女性とみられ、遺体に目立った外傷はないものの、腐敗が進んでいたということです。室内にエアコンは設置されておらず、警察は2人が熱中症で死亡した可能性もあるとみて調べています。

【速報】男性がクマに襲われ死亡「新聞配達員がクマに襲われ、引きずられていった」と目撃者 捜索の警察が藪の中で発見 北海道福島町

12日早朝、北海道福島町で、男性がクマに襲われて死亡しました。
12日午前2時49分ごろ、福島町三岳で近くに住む男性から「新聞配達員がクマに襲われ、引きずられていった」と110番がありました。
警察と消防、ハンターが捜索したところ午前4時41分に草藪の中で倒れている男性を発見し、男性はその場で死亡が確認されました。
現場の状況からクマに襲われたとみられています。
警察は、男性の身元の確認を調べるとともに、ハンターとともに男性を襲ったクマを捜索しています。
男性が見つかった現場は、グループホームの近くの草藪で、歩いて5分ほどの距離には小学校もあり、役場は付近住民へ防災無線などを使って注意を呼びかけています。
福島町ではおととし10月にも、山に入った男性3人がクマに襲われ、22歳の大学生が死亡しています。

【参院選情勢】牛田茉友、山尾志桜里も参戦…東京選挙区「台風の目」参政党さや氏とは何者か シンガーソングライターの意外な経歴《東京選挙区当落予測》

〈 《参院選東京・情勢予測》山尾志桜里、音喜多駿、鈴木大地も…32人が立候補、激戦区で「優勢」予測の意外な候補《全45選挙区予測も》 〉から続く
7月20日に投開票を迎える参議院議員選挙。全国の選挙区の中で最多の定員7人(うち1人は欠員分で任期3年)に対し、32人が立候補する乱戦模様となっているのが東京選挙区だ。立憲現職の塩村文夏氏、共産現職の吉良佳子氏、国民民主新人で元NHKアナウンサーの牛田茉友氏など、女性候補が鎬を削っている。
当落予測において、台風の目とされるのが、支持率が急上昇中の参政党の新顔・さや氏だ。一体、何者なのか。
政治部記者が解説する。
「さや氏は『シンガーソングキャスター』を名乗り、保守系ネット番組でキャスターを務めてきた人物。元航空幕僚長の田母神俊雄氏が2014年に都知事選に出馬した際、応援活動に参加した“田母神ガールズ”の一員で、出馬会見にも田母神氏が同席しました」
「差別されているのは私たち日本人のほうです!」
6月28日、さや氏は東京・築地の路上で街頭演説を行った。物価高による国民生活の困窮やインバウンド客の急増を念頭に、
「買物ができているのは海外から来た人ばっかり」
「差別されているのは私たち日本人のほうです!」
とアピール。これに、集まった聴衆も「そうだ~!!」と応じ、ボルテージは最高潮に。演説終了時には「さや、頑張れ~!!」との歓声が上がった。
田母神氏に安全保障政策などを学んだと語るさや氏
演説後のさや氏に、参政党の支持拡大への手ごたえを尋ねた。
「参政党が掲げる『日本人ファースト』と消費税の段階的廃止という政策が、支持が広がる要因なのではと思っています。自民にも心ある保守派の方々はいますが、内側から変えるのはもう無理です」
田母神氏に安全保障政策などを学んだと語るさや氏。“育ての親”でもある田母神氏に訊くと、
「(出馬にあたり)特に助言はしていません。彼女が挑戦するというから応援している。この30年間、国民生活を貧しくしてきたのが自民党政治。それがダメだと彼女はよくわかっている」
東京選挙区には他にも「再生の道」新顔の吉田綾氏、国民民主党から公認取消を受けた無所属の山尾志桜里氏などの女性候補にも注目が集まっている。一体どのような結果となるのか。現在配信中の「 週刊文春 電子版 」では全国45選挙区の当落や各政党の獲得議席を完全予測、その結果を公開している。また 完全予測を担当デスクが解説する参院選の動画 もあわせて見ることができる。
〈 《参院選東京》国民民主から出馬、元NHKアナ・牛田茉友「とにかくアナウンサーになりたがっていた」過去 〉へ続く
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年7月10日号)

カナダ館、残業問題で要請書 万博協会に労組側

大阪・関西万博のカナダ館で、時間外労働があることを定めた労使協定(三六協定)が周知されないまま残業が発生していた問題に絡み、派遣スタッフが加盟する労働組合「ゼネラルユニオン」(大阪)が12日までに、日本国際博覧会協会(万博協会)に対し、健康対策など適切な労務管理の監督を求める要請書を提出した。3日付。
カナダ館の30代女性スタッフが9日、体調不良を訴えて搬送され、「熱中症の疑い」と診断されたことも労組への取材で分かった。労組は6月、雇用主の「BLR JAPAN」(東京)にも同様の要請書を提出している。

130人に売春あっせんか=全国連れ回し、トクリュウ摘発―被害少女「10日で100人と」・大阪府警

SNSで募集した未成年に売春させていたとして、大阪府警は12日までに、匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)を摘発した。同グループのメンバーは約70人で、約130人の少女らを全国各地に連れ回し、過酷な状況で売春させていたとみられる。
府警少年課はこれまでに、売春防止法違反(周旋)などの容疑で、リーダーの木村有亮容疑者(34)とメンバー4人を逮捕し、いずれも起訴された。同容疑者は昨年6月中旬ごろ、女子高校生に大阪府岸和田市で男性2人と売春させたなどの疑いが持たれている。
同課によると、この女子高生はその直後、別のメンバーにより東北地方などへ連れて行かれ、10日間で約100人と売春させられたとみられる。「1日1食しか与えられず、帰りたくて仕方がなかった」と話しているという。
SNSで募集した女性に売春をあっせんするグループは府内に多数存在するとみられる。同課は木村容疑者らが他のグループとのトラブル回避や、収益確保のため府外で大規模に売春させていたとみている。 [時事通信社]

「従業員喫煙の事実を確認」『吉野家』店員が厨房内でタバコ、同社が認めるも店舗名は明かさず

7月10日、大手牛丼チェーン店『吉野家』の厨房で、従業員が喫煙する動画がネット上で拡散された。
「営業取り消しレベル」
「拡散された動画は約1か月前のものだそうです。投稿者によると、店員は厨房奥で紙巻きタバコを吸っていたといいます。この動画がどこの店舗で撮影されたのかはわかっていません。
つい先日、人気ラーメン店で同様の“疑惑”が問題になったばかり。厨房で喫煙など、もってのほかですが、いつどこで誰に撮影されるかわからない昨今はより用心するべきでしょうね」(全国紙社会部記者、以下同)
牛丼チェーン店の炎上といえば、『すき家』の異物混入騒動が記憶に新しい。
「今年1月、客に提供したみそ汁にねずみの死骸が混入していたことが明らかに。その後、3月末には利用客が持ち帰った商品にゴキブリの一部が混入していたと指摘されました。異物混入事案が相次いだこともあり、『すき家』はショッピングセンター内などの一部を除いて、全国の約1900店舗の営業を中止する事態にまで発展。4日間の営業停止期間中は清掃作業や衛生面の対策を行っていたそうです。
『吉野家』の動画の真偽はわかりませんが、こうした問題行動に対しては真摯な台頭を取るべきでしょう」
問題になった動画は本当に『吉野家』で撮影されたものなのか。広報担当者に問い合わせてみると、
「今回、一部SNSに投稿された映像について確認を行ったところ、厨房奥にあります従業員用スペースにおいて、従業員が喫煙をしていた事実を確認しました。当該従業員に対しては、社内規程および基準に基づき、厳正に対処いたしました」
とのこと。拡散された動画に対して、ネット上では
《流石に厨房内はダメやな 外なら別にいいけど》 《飲食店の厨房で喫煙は流石にないわ》 《厨房は100%ダメですね。 営業取消しレベルです》
と厳しい意見が寄せられる一方で、
《タバコの吸い殻牛丼にぶち込んでるとかなら大問題だけど別に端で一服は良いのでは?あかんの?》 《別に良くない?》
というコメントも見受けられた。
「吉野家では、喫煙に関しては、改正健康増進法の考え方に基づき管理・従業員指導を行っており、原則として屋内の従業員スペースは禁煙としています。
再発防止のため、全従業員に対し改めて喫煙ルールの徹底を周知することと致します。なお、当該店舗の名称については、個人情報保護の観点から、公表は差し控えさせていただきます。今後このような事態が発生しないよう、衛生管理・従業員教育のさらなる徹底に努めてまいります」(前出・『吉野家』広報担当者)
安全に「うまい、やすい、はやい」牛丼を提供してもらいたい。

アンチコメントこそが「最高の追い風」…なぜ参政党は「高齢女性は産めない」発言でも失速しなかったのか

参院選の投開票日が近づき、各政党が支持アップに向けて、論戦を交わしている。2024年の衆院選で自民・公明が少数与党に転落し、「ねじれ」の行方に注目が集まるなか、話題になっているのが、新興政党の動きだ。各種世論調査を見ると、総選挙で躍進した国民民主党に続き、今回の参院選では参政党が伸びるのではとされている。
両政党に共通するのが、「ネット世論との親和性の高さ」だ。筆者はネットメディア編集者として、十数年にわたりSNSユーザーの動向を眺めてきた。その経験から考えると、ここに来ての“参政党ブーム”には、ある程度の納得感がある。
まず改めて、簡単に参政党を説明しよう。元大阪府吹田市議の神谷宗幣氏(現:党代表)らが2020年に結党し、2022年の参院選で神谷氏が初当選。公式サイトによると、国会議員5人、都道府県議7人、市区町村議143人の計155人が所属している。
党の主張としては、強い保守思想が特徴だ。2025年の参院選では「日本人ファースト」のキャッチフレーズをうたい、減税や子どもへの給付などに加え、「行きすぎた外国人受け入れに反対」「食糧自給率100%」「オーガニック給食を推進」といった政策を提言している。
また、憲法については「改憲」ではなく「創憲」のスタンスを打ち出し、5月には「国は、主権を有し、独立して自ら決定する権限を有する」(第4条)などの条文を盛り込んだ「新日本憲法(構想案)」を発表した。
そんな参政党が、参院選の選挙戦が伝えられるにつれて、存在感を増している。神谷代表らの発言を受けて、SNS上では支持者からの熱心な応援と、アンチからの激しいバッシングが飛び交っている。
なかでも注目されているのが、神谷氏が7月3日の街頭演説で行った「高齢の女性は子どもが産めない」発言だ。これには支持者から「当たり前のことだ」といった賛同のコメントが出る一方で、批判的なネットユーザーからは「女性蔑視だ」との声も絶えない。
なお、神谷氏はXで、これらの批判に対して「女性には適齢期があるから歳を重ねていけば出産ができなくなるのは生物として当然のこと。だから適齢期に出産できる社会環境を政治の力でつくろうと言ったことを叩く意味がわかりません」と反論している。
初めに言っておくが、筆者は参政党の支持者ではない。むしろ政策やスタンスは、ほとんど正反対と言っていいだろう。ただ、長年のSNSウオッチャーとしては、いまの時代に合った「うまい見せ方」をしているなと、主にマーケティング面で感心している。
昨今のSNSを見ていると、「キッパリした態度」と「対立構造」がウケる傾向がある。政治で言えば、元広島県安芸高田市長の石丸伸二氏が、市議への苦言を呈する「切り抜き動画」で人気を集めたのが代表例だ。
兵庫県の斎藤元彦知事が、その素質を問われながら“出直し選挙”を制したのも、「県政改革を止めるか、止めないか」を最大の争点にしたからだろう。ひとたびブレない姿勢が支持されると、寄せられるアンチコメントは、反対に「主張が正当である裏付け」として評価される。その結果、さらに存在感が増し、風が吹くのだ。
多くのSNSでは「その人に合った投稿」が、おすすめとして表示される。論点を明確かつ短くしつつ、リーダーシップを感じさせる表現手法は、その性質にピッタリだ。こうした背景を考えると、参政党はSNS時代の戦い方に合っている。
筆者はかねてから、SNS社会では「物語性」が重んじられていると感じている。その点、当初から「DIY(Do It Yourself)」を掲げ、政党の船出から躍進までをストーリーとして描いてきた参政党は、他党と比べて一日の長がある。
加えて、追い風となっているのは、「ボートマッチ」だ。いくつかの質問から、あなたの主張の近い候補者や政党を絞り込むボートマッチは、いまや大型選挙ごとの風物詩になった。
この試みは、政治に関心を持たせ、候補者の全容を伝える意味において、重要な存在である。ただ、あくまでこれは、きっかけに過ぎない。ほとんどの場合、多岐にわたる論点は「はい」「いいえ」「中立」といった選択肢に絞られて、質問そのものも20問程度となっている。
そのため「メディア側が争点と考えた項目」以外は、候補者・政党の公式サイトや選挙公報、政見放送などで、しっかり確認する必要がある。とはいえ現代人には時間がない。ボートマッチのみで投票先を決めることも珍しくなく、とくにスマートフォンに親しんだ若年層では、より顕著にその傾向が出てくるだろう。
その際にカギを握るのは、メディアが何を“争点”と位置づけるかだ。しかしこれは、各社報道を見ていれば、ある程度の傾向を読み取れる。今回であれば、「憲法(9条)改正」「選択的夫婦別姓/旧姓の通称使用」「同性婚」「防衛費」「女性天皇・女系天皇」「外国人労働者」といった項目が盛り込まれたボートマッチが多いが、どれも昨今のニュースを見ていれば、さもありなんという感じだろう。
ここで参政党の優位性が増す。「日本人ファースト」に代表されるように、強い保守色を打ち出しているため、各質問への賛否もまた、きっぱりとした態度になる。その結果、中道政党の回答は、相対的に「あいまいな態度」に見えてしまい、より主張の強い政党が「政権運営を担うべき存在だ」と支持されるのではないだろうか。
ボートマッチの注意点としては、主要争点に絞った質問のため、各政党の「独自色」が見えにくくなることも挙げられる。例えば参政党は、重点政策のひとつに「化学的な物質に依存しない食と医療の実現」を掲げ、「薬やワクチンに依存しない治療・予防体制強化で国民の自己免疫力を高める」などと訴えているが、ボートマッチ結果からは伝わらない。
こうした背景から、SNS上での人気は醸成されていったのだと考える。もちろん参政党は「地上戦」と言われる活動も力を入れている。参院選に初挑戦した3年前から、一気に150人の地方議員を輩出。今回の参院選でも全45選挙区に擁立している「足腰の強さ」は、ネット人気をリアルに波及させる原動力になっている。
ここまで「参政党がバズった背景」を考察してきたが、これは裏を返すと、ひとたび“時代の波”から外れてしまえば、その影響力を一気に失う可能性を秘めている。ネットユーザーは、熱しやすく冷めやすい。ストーリーの消費サイクルが激しく、数日単位でブームが入れ替わる。失望させないように、常に支持者に刺激を与え続ける必要がある。
すぐに“旬”が変わる例として、典型的なのが国民民主党だ。2024年10月の衆院選で、議席を4倍に増やす躍進を見せたが、翌月に報じられた玉木雄一郎代表の女性スキャンダルで潮目が変化。2025年5月には、参院選比例候補(予定)者による過去の言動が問題視され、公認基準の一貫性が問われた。
参政党に目を向けると、この“熱狂”を維持できるかが、今後のカギを握るだろう。それは参院選の17日間も例外ではない。参政党は公約として、「終末期の延命措置医療費の全額自己負担化」(公式サイトより)を盛り込んでいる。これについて、神谷氏が7月8日に「蓄えもしないと大変だと啓発する思いで入れた」などと発言したところ、「終末期医療が必要なのは高齢者だけではない」といった批判が相次いでいる。
発言に対する反発といえば、自民・鶴保庸介参院議員(今回は非改選)の「運のいいことに能登で地震があった」発言も話題だ。鶴保氏は謝罪するも、離党や議員辞職は否定。あくまで1議員の失言ではあるが、党執行部がキッパリとした態度を取らないとなれば、自民党全体のイメージダウンは避けられない。こうした票もまた、「モノ言う参政党」へと流れていくのだろう。
今回の参院選では、物価高などの要因から、「社会保険料をめぐる現役世代の負担増」も主要な争点だ。もし医療費負担を削減できれば、当然ながら“票”につながりやすい。しかし、どう削減するかの手法までは、ボートマッチで可視化されない。
参政党の成功により、今後は“短絡ルート”を攻略しようとする政党や政治団体も増えていきそうだ。そうなった時に重要なのは、有権者みずからの判断能力だ。ボートマッチ頼みにするのではなく、有権者一人ひとりが真剣に各政党の主張を比較検討しない限り、民主主義の成熟には、まだまだほど遠い状況と言えるだろう。
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(ネットメディア研究家 城戸 譲)