中部空港の小型機逸脱、滑走路3時間以上閉鎖…14日も国内線と国際線で欠航

13日午後10時頃、愛知県常滑市の中部空港で、着陸した小型ジェット機が滑走路を逸脱し、滑走路が3時間以上閉鎖された。
国土交通省大阪航空局中部空港事務所によると、小型ジェット機は成田空港を出発し、2人が搭乗していた。けがはなく、火災も起きていない。
中部国際空港会社によると、中部空港には滑走路が1本だけで、逸脱後から14日午前1時半頃まで閉鎖した。国内線6便が羽田、関西空港に目的地を変更し、国際線では出発便が1便欠航、1便が遅れた。
14日も国内線の出発便4便と、国際線の到着便1便が欠航した。

なぜ「クロスカブ」ばかり盗難急増? スーパーカブでも“超人気モデル”でもなく… 盗難経験者の“思い当たる節”

スーパーカブシリーズのひとつ「クロスカブ」の盗難が急増。しかし、今はもっと人気が高く、価格も高いモデルがあるのに、なぜ「クロスカブ」なのでしょうか。実際にクロスカブを愛用する筆者には、“思い当たる節”がありました。
ハンターカブ人気のなかで、なぜ「クロスカブ盗難」なの?
累計販売台数1億台オーバーのホンダのスーパーカブシリーズ。中でも2013年にラインナップされた「クロスカブ」は、アウトドア的な外装を装備させながらポップなカラーリングが特徴で、根強い人気を誇るモデルです。
筆者も愛用するクロスカブですが、とんでもないニュースが飛び込んできました。なんと大阪府内で2024年4月~11月までに126台ものクロスカブが盗まれたというもの。中には、この間「2度もクロスカブを盗まれた」という被害者もいるほどで、バイク盗難事件としてはかなり大掛かりな組織的犯罪を予想させるものでした。
ここで気になるのが「なぜクロスカブなのか」ということです。
そもそもクロスカブは、オーストラリアやニュージーランドへの輸出モデル、CT110が逆輸入のカタチで日本国内において絶大な支持を得ている現象を受けて、新たに開発されたモデル。後の2020年には、CT110をリファインさせたCT125「ハンターカブ」がリリースされて以降は、クロスカブ人気は一気にハンターカブに奪われる格好となりました。
ちなみに、クロスカブ110の現行車の新車価格は36万3000円(税込)。CT125・ハンターカブの現行車の新車価格は、47万3000円(同)。その11万円ほどの価格差をもってしてもハンターカブの販売台数のほうがクロスカブ110よりも遥かに上回っています。
本来、バイク窃盗集団の立場に立ってみれば、人気があって価格も高いCT125・ハンターカブのほうに狙いを定めそうにも思いますが、それでもなおクロスカブに決め打ちしているところが謎です。
とはいえ、実は古くから、まことしやかに「スーパーカブの盗難車が海外に輸出されている」という噂が語られてきました。実際に筆者がまだ10代だった頃、「もしかして、スーパーカブ専門の盗難グループによるものではないか」と思う場面に2つほど遭遇したことがあります。
実際盗まれたカブ
1つは、高校生だった頃に筆者が愛用していた不動のスーパーカブが2台丸ごと盗まれたこと。
当時、スーパーカブを数台乗り継いでいた筆者ですが、ある日、父から「動かないバイクをいつまでも家に置いているな。近所の人から『ゴミ』をほったらかしにしてるように見えるから早く処分しろ」と迫られ、泣く泣く近くの歩道橋の下に移動させていました。昭和の時代はまだまだユルく、このように公道にバイクを置いていても、厳しい取り締まりはなかったのです。
しかし、その後まもなくして歩道橋の下に置いた2台のスーパーカブは忽然と姿を消しました。警察や自治体が撤去したのであれば、後日お叱りと合わせての連絡が来るはずですが、一向に連絡はありません。明らかに盗まれた様子でした。
また、後にアルバイトをしていた写真店でのこと。仕事上、預かったフイルムを現像・プリントするサービスを行うため、写真からどうしても顧客のプライベートを目の当たりにしてしまうのですが、ある人が依頼してきたフイルムに、ボロボロのスーパーカブが何百台と並んでいました。
そして、その様子がとにかく怪しげ。日本国内で、スーパーカブの中古車ばかりを何百台も集める専門業車というのは後にも先にも聞いたことがなく、てっきり筆者は「これが噂の盗難スーパーカブの輸出前の写真ではないか」と思ったものでした。
筆者の記憶にあるこの2つが、「スーパーカブの盗難グループ」によるものだという確約はできませんが、しかし、古くから諸外国には「本来の正規輸出台数以上のスーパーカブが走っている」という矛盾する現象もあり、やはり何がしかのプロセスを経て、盗難車が輸出されていることは否めないように思います。
やっぱり「なぜクロスカブ?」 防犯対策はあるのか?
そんな先入観がある中での、ここでのクロスカブの盗難急増。筆者はこんな推測を立ててみました。
国内のバイク専門業者がなんらかの供給なり販売を見込んで盗むにはあまりにリスクが大きく、さらにそう高値がつかないクロスカブを126台も盗む必然性はなく、このパターンは考えられません。
それよりも自然に思えるのは、やはり「ハンターカブが走っておらず(あるいは走っていても人気がない)、クロスカブが多く走っており、一定人気がある国」への輸出に向けた組織的な犯罪なのではないかというものです。
警察でも「特定車種をこれだけの台数を盗むのは、組織的な犯罪である可能性が高い」と発表していますが、一方で「一度盗めば隠しやすい」のがバイクであり原付です。一説にはバイクの盗難車が手元に戻ってくるのは被害全体の1割程度とも言われ、その多くは泣き寝入りするしかないのが現状です。
筆者もクロスカブ愛用者なので、被害者の方の気持ちに同情するばかりですが、他人事でもありません。今後はしっかりと防犯対策をとっておこうと思いました。
ちなみに、ホンダや損害保険会社では、盗難補償のある保険サービスを用意しています。また、定番のディスクロックやU字ロックといった物理的な盗難防止グッズのほか、GPSによる追跡機能のあるハイテクな盗難防止アイテムも、近年は比較的安価で購入できるようにもなりました。
こういった防犯対策を二重、三重に重ねることで、大事にしている愛車を盗まれる可能性は大きく減るのではないかと思います。

宮城の海岸に女性保育士の遺体、殺人事件か…家族から行方不明届

宮城県岩沼市下野郷の海岸で13日午前、仙台市太白区鹿野、保育士行仕由佳さん(35)が死亡しているのが見つかった。胸などに傷があり、宮城県警は殺人事件の可能性があるとみて捜査している。
県警によると、同日10時10分頃、通行人から「人が倒れている」と110番があった。行仕さんは衣服を着た状態で、砂浜にあおむけで倒れていた。身分証明書などの所持品はなかったが、今年に入り、行仕さんの家族から県警に行方不明届が出されていたという。
現場は仙台空港(名取市、岩沼市)から南東に約3キロの砂浜で、近くには人工防潮丘「千年希望の丘」がある。

「まるで監獄」だった豪華クルーズ船、新型コロナで夫は孤独な最期を迎えた

「コロナウイルス…?」。2020年2月3日、神奈川県に住む多岐沢よう子さん=仮名、(79)=は、大型クルーズ船内の放送で、初めてその感染症の名を耳にした。既に下船した乗客の陽性が判明したとのことだった。同室の夫茂男さん=仮名、当時(75)=も、数日前からせきをしていた。 その後、横浜沖に停泊した船内で大規模な集団感染へと突き進むダイヤモンド・プリンセス。感染者は712人に上り、亡くなった13人のうち1人は、茂男さんだ。体調が悪化する中、助けを求め続けたが、救われなかった。5年前、日本国内に新型コロナウイルス襲来の衝撃を与えた豪華客船で、何が起きたのか―。(共同通信=桂田さくら)
※筆者が音声でも解説しています。「共同通信Podcast」でお聴きください。
▽幸せな船旅は監獄に
船が横浜沖に停泊を開始した2020年2月3日によう子さんが船内で書いた日記。「コロナウイルス?」と記されている=2025年1月、神奈川県
よう子さんと茂男さんにとって、船旅は結婚記念日のお祝いだった。1月20日に横浜港を出発し、アジアの国を巡って、2人でたくさん写真を撮った。記念日当日の2月4日には横浜へ戻り、下船するはずだった。 しかし、その前日の3日、船内で新型コロナ感染者の発生がアナウンスされた。糖尿病の持病も抱えていた茂男さんは、せきと胸の苦しさの症状を訴えて、医務室で受診した。その時の体温は36度台で、いったん様子見となった。船は横浜沖に停泊することになり、2週間の船内待機が決まった。
2月3日に客室へ配られた、新型コロナウイルスの感染者発生を知らせる「健康に関するご案内」(右)と、4日の船内イベントの案内(左)。すぐに対策はとられず、通常通りコンサートなどが行われた=2025年1月、神奈川県
7日に配られた体温計で測ると、茂男さんの熱は38・2度。発熱時は申告するよう指示されていたが、よう子さんが何度医務室に電話しても、取り合ってもらえない。「なんで対応してくれないんだろうと、もどかしかった」。8日には医師が客室を訪れて検体を採取したが、解熱剤の処方すらなかった。
よう子さんの2月8日の日記。夫の体温や、医務室に繰り返し電話した状況が記録されている=2025年1月、神奈川県
その後も38~39度台の高熱が続いた。しかし何度電話しても状況は変わらない。「機械的に、手いっぱいだと言っているように感じた」。耐えかねたよう子さんが医務室に駆け込もうと廊下に出ると、屈強な見張りの乗員に制された。「部屋に戻れ」。まるで監獄のようだ、と絶望した。
▽最後の会話
「ダイヤモンド・プリンセス」から離れる感染者を乗せたとみられる救急車=2020年2月7日、横浜・大黒ふ頭
10日に客室を訪れた医師が、血中酸素濃度を測るパルスオキシメーターで茂男さんの指先を挟み、顔色を変えた。「直ちに支度を」。病院へ搬送されることになり、茂男さんとは離れることになった。それでも、よう子さんは、茂男さんが回復して家に帰ってくるものと疑わず、服や靴、現金をリュックに詰めて、医師に渡した。 慌ただしい搬送の後、病院に着いた茂男さんから電話がかかってきた。「重篤だと言われたよ、先生に代わるね」。たった一言、それが夫との最後の会話になってしまった。その後、よう子さん自身も感染が判明し、他県の病院に搬送された。
よう子さんが入院中、茂男さんの病院から電話がかかってきた。自発呼吸が停止したとの知らせだった。しかし自分自身も感染し、隔離されている。陰性が確認されるまでは駆けつけることもできない。もどかしい日々を過ごした。
そして2月末、茂男さんの病院を訪ねた。病室のガラス越しにようやく再会できた茂男さんの意識はなく、人工呼吸器や人工心肺装置で全身管だらけ。変わり果てた姿にぼうぜんとして、涙も出なかった。担当する医師から、搬送時には既に肺が真っ白だったと聞かされた。
▽夫のを伝った涙
その後も回復の兆しが見えないまま3月になった。急に血圧が低下したと病院から呼び出され、看護師から「何か、かける言葉はありませんか」と聞かれた。夫婦の間だけの愛称がとっさに口を突いて出た。「ジョン」。以前一緒に買いに行った眼鏡が、ビートルズのジョン・レノンのような丸眼鏡だったので、そう呼んでいた。 ガラス越しの夫に付き添う看護師に「ジョン、愛しているよ」と伝えてもらうと、涙が茂男さんのを伝った。その瞬間、胸が押しつぶされそうになった。「うれしかったし、同時に悲しかった」。言葉も発することができず、孤独に苦しんできた夫の気持ちを想像し、涙があふれた。
▽ぬくもりのない別れ
よう子さんの自宅に飾られた茂男さんの写真=2025年1月、神奈川県
そして3月22日、茂男さんは亡くなった。最期の別れに、看護師が持ち上げてくれた茂男さんの手とよう子さん自身の手をガラス越しに合わせた。ぬくもりはなく、無機質な感触だけがあった。茂男さんの兄の到着を待つことは許されず、すぐにジッパー付きの袋に入れられ、二度と開けることはできなかった。
心の整理をする間もなく、病院が手配した火葬は、その翌日。最小限の人数にと指示され、茂男さんの兄と親しい友人の3人で見送った。火葬場では読経もなく、焼香を終えるとすぐに職員がお棺を運び、火葬炉へ入れた。よう子さんは気が遠くなるのを感じた。「こんなに悲しい別れがあるなんて」。きちんとした葬儀ができたのはしばらくした後だった。
▽検証は2ページのみ
搬送時に船内で乗客へ配られたマスク=2025年1月、神奈川県
船で集団感染が発生した当時、日本政府の対応は国内外から批判された。乗客乗員に、医療体制が整っていない船内で長期間待機するよう強いたからだ。 それから3年以上たった2023年9月、国土交通省はクルーズ船での感染対策を示す「最終とりまとめ」を公表。しかしダイヤモンド・プリンセスについての検証はわずか2ページで、死者が出た事実すら記載されていなかった。よう子さんはつぶやく。「船内で死者は出さなかったかもしれないが、夫は船内の対応で死んだも同然。しっかり検証して過去の教訓から学ばなければ、また同じ事を繰り返すのではないか…」
横浜港に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」=2020年2月19日(共同通信社ヘリから)
一方、新型コロナで一時停止していた国際クルーズの受け入れは2023年に再開した。政府はクルーズ船での訪日客を増やす目標を掲げ、港を抱える自治体も経済効果に期待する。新型コロナの5類移行後は、政府や業界団体が示した船や港の感染症対策も緩和されている。
▽失った存在の大きさ
庭の花柚子の木。皿に置いた米粒をついばむスズメを眺めるのが夫婦の日課だった=2025年2月、神奈川県
今もよう子さんは茂男さんと暮らした家に住んでいる。毎朝、庭の木にくくり付けた皿に米粒を置き、ついばむスズメを眺める。一緒に楽しんだ日課だ。居間には目を細めて笑う茂男さんの写真が飾ってある。優しくて、心の温かい人だった。よう子さんの帰りが夜遅くなった日は、近くのバス停まで迎えに来てくれた。突然失った存在の大きさを、日々の生活の至る所で感じている。
夫の命はなぜ救われなかったのか。天災ではなく人災ではないか。消えない怒りや悲しみとともに、船の中で起きた事を記録に残そうと、手記を出版した。タイトルは「別れへの船出」。
よう子さんは、新型コロナ禍初期の混乱の中で失われた命の存在を、もっと知ってほしいと願う。「何年たっても過去のことにならない。もしも自分の大切な家族に同じ事が起きたら、と考えてみてほしい」

万博の東ゲートにWi-Fi設置へ 通信障害受け改善策

大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は14日、開幕初日の13日に東ゲート付近で通信障害が起きた問題を受けて、東ゲートにQRコードを表示するためのWi―Fi(ワイファイ)を設置すると明らかにした。
万博協会によると、13日午前9時半から午後2時半ごろにかけて、東ゲート周辺で、携帯電話やインターネットがつながりにくい通信障害が発生。入場に必要な電子チケットのQRコードを、スマートフォンなどで表示できないトラブルが起きた。大勢の客が集まり通信量が増えたことが原因という。万博協会は、通信事業者には通信環境の強化を要請し、来場者には事前にQRコードを紙に印刷しておくなどの協力を呼び掛けている。【岡崎英遠】

【速報】重体だった中学生1人の意識が回復 もう1人は引き続き重体 学校のグラウンドで落雷事故

奈良市で学校のグラウンドに落雷があり、中学生2人が重体となっている事故で、2人のうち1人の意識が回復したことがわかりました。
4月10日午後6時前、奈良市にある帝塚山学園のグラウンドに雷が落ち、サッカー部の男子中学生2人が意識不明の重体でした。その後、重体だった男子中学生のうち1人の意識が回復したということです。
帝塚山学園の顧問の教諭らはこれまでの警察の聞き取りに対し「雨脚が強くなって練習を中断しようか検討していたところ、いきなりドンと大きな音が鳴って落雷があった」と話していたということです。
12日に学校側は会見を開きました。その際、学校側は「校内で起きたことなので学校に管理責任がある」と説明した一方で、「急激な天候の変化が起こったということで、なかなか今回は防ぎきれなかったと考えております」と述べました。
また、サッカー部の顧問の2人が、当時、雷注意報が出ていたことを認識していなかったことも明らかにしました。奈良県全域には10日朝から雷注意報が発表されていましたが当時、グラウンドではサッカー部や野球部など生徒115人が練習をし、顧問の教員など8人がいたということです。
また、グラウンドには避雷針が2本ついた屋根付きのスタンド(140人が収容)があるということですが、雨が降り始めてからすぐに雷が落ちたため、避難させる余裕はなかったと会見で言及していました。
学校は今後、専門家を交えた調査委員会を立ち上げて再発防止策を検討する方針です。

【速報】開幕初日に間に合わなかった5か国のパビリオン 2日目も開館できず インド、ネパール、チリ、ベトナム、ブルネイ 博覧会協会「引き続きサポートしていく」

4月13日に開幕した大阪・関西万博。5か国の海外パビリオンが開幕に間に合いませんでしたが、2日目も引き続き開館できないと博覧会協会が発表しました。
大阪・関西万博は158の国や地域と7つの国際機関がパビリオンを出すことにしています。
博覧会協会によりますと、このうち153の国や地域が客を入れることのできる使用許可を得ていますが、インド、ネパール、チリ、ベトナム、ブルネイの5か国は内装や展示工事が間に合わず、パビリオンの使用許可が得られていないため、13日に開館できませんでした。
博覧会協会は14日も引き続き、準備が整わないとして、開館しないことを博覧会協会は発表しました。協会は「速やかに開館できるようスムーズに開館できるようにサポートしていく」としています。

万博の大屋根リングで雨漏り、補修工事へ…上部から雨水滴り落ちる

日本国際博覧会協会(万博協会)は14日、大阪・関西万博が開かれている人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)の大屋根リング(1周2キロ)で雨漏りが確認されたと発表した。補修工事を行うとしている。
万博会場では開幕日の13日、雨が降った。雨漏りが確認されたのはリング東側のエリアで、上部から雨水が滴り落ち、下を歩く来場者にスタッフが注意を呼びかけた。
万博協会幹部は記者団に「施工業者に原因調査や補修を依頼する」と説明。大きな補修費用はかからないとの見解を示した。

石破首相、補正編成「適切に判断」=25年度予算の執行見極め

衆院予算委員会は14日、石破茂首相と赤沢亮正経済再生担当相ら関係閣僚が出席し、トランプ米政権の関税措置などをテーマに集中審議を行った。首相は関税や物価高を踏まえた2025年度補正予算の編成について「必要かどうか適切に判断したい」と述べた。国民民主党の浅野哲氏への答弁。
首相は経済対策としての給付金や減税について「現時点で考えているものではない」と説明。25年度予算の執行状況を見極める必要があると指摘した上で「『選挙目当てのばらまき』を行うことは考えていない」と語った。立憲民主党の後藤祐一氏への答弁。
対米交渉に際し、首相は「どのような主張をすることが最もわが国の国益に資するものか、あらゆる観点から考えたい」と表明。報復関税の実施については「国益に結び付くとは今のところ考えていない」と否定した。
関税措置を巡り、首相は7日のトランプ大統領との電話会談で「世界貿易機関(WTO)協定、日米貿易協定との整合性について深刻な懸念を有している」との見解を伝えたと明らかにした。共産党の田村智子委員長への答弁。
立憲民主党の野田佳彦代表は「国難を突破するため、野党第1党として政府と協力する用意がある」と強調。首相は「政争の具にせず、与野党ともに立ち向かっていく体制をつくりたい」と応じた。 [時事通信社]

日本人1人の死亡確認=ミャンマー地震で初―外務省

外務省は14日、大規模地震に見舞われたミャンマーの第2の都市マンダレーで崩壊した建物に居住し、連絡が取れなくなっていた日本人の成人1人の死亡が確認されたと明らかにした。今回の地震で邦人の犠牲が確認されたのは初めて。
外務省は地震に巻き込まれた可能性があるとみて、在ミャンマー大使館を通じてミャンマー政府に捜索と救助を要請していた。関係者によると、倒壊現場で12日に遺体が発見されたという。
林芳正官房長官は14日の記者会見で「捜索、救助に当たっていただいたミャンマーの関係者に深く感謝を申し上げる」と強調。政府として引き続き家族への支援に全力を挙げる考えを示した。
マンダレーは震源に近く、甚大な被害が出た。 [時事通信社]