アニメ映画「君の名は。」のプロデューサーの男が、SNSで知り合った少女2人に現金を渡し、わいせつな行為をした罪などに問われている裁判で、和歌山地裁が懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、東京・渋谷区の無職、伊藤耕一郎被告(53)は2022年11月~2023年12月にかけ、SNSで知り合った少女2人(当時18歳未満)に対し、自宅などで現金2万円から6万円を渡し、計11回にわたり、わいせつな行為をした罪などに問われています。
伊藤被告はかつて、アニメ映画「君の名は。」のプロデューサーとして製作にかかわっていました。
初公判で伊藤被告は、起訴内容を認めましたが、弁護側はわいせつな画像を送らせたことについては争う姿勢を示していました。
和歌山地裁は2月28日、児童買春11件、性的姿態撮影9件、児童ポルノ製造10件、などと件数も示したうえで「インターネット上で性交渉可能な未成年の女性を探し、金を渡してわいせつ行為をし、それを隠し撮りする行為を繰り返していた。未熟な者の心身の健全な発達に重大な影響を及ぼした」などとして、伊藤被告に懲役4年の判決を言い渡しました。
【速報】クジラ「淀ちゃん」処理費用めぐり大阪市の幹部職員3人を懲戒処分 「業者と飲食・額を大きく引き上げ言動」の男性課長は戒告処分
大阪湾で死んだ、クジラの「淀ちゃん」の処理費をめぐる問題で、外部の調査委員会で「不適正な行為があった」と指摘された当時の課長など、市幹部3人を大阪市が懲戒処分しました。
おととし、淀川の河口付近に迷い込んだクジラの「淀ちゃん」の処理をめぐっては先月、弁護士らでつくる外部の調査委員会「外部監察専門委員会」の報告書で、港湾局の当時の課長が金額交渉に関係のない立場でありながら関与したことや、処理にあたった業者との会食について「不適正である」と指摘。処理費は、最大1400万円ほどの減額の余地があったとも言及しました。
◆「一連の行為により、結果として市民の疑惑や不信を招いた」
こうした調査結果も受け、大阪市は、港湾局総務部経営改革課の当時の課長(57)を戒告処分としました。
この課長は、契約金額交渉担当部署の職員ではないにもかかわらず、業者と連絡を取り合って調整を試み、局内で積算額を大きく引き上げる言動をするなどしていて、大阪市は「一連の行為により、結果として市民の疑惑や不信を招いた」としています。
このほか、クジラの処理業務委託にかかわっていた大阪港湾局計画整備部の部長級職員(57)を戒告処分としました。
また、外部調査委に「年度末に向けて拙速に契約締結の判断をした点において不適切」と評された、港湾局の当時の局長(59)については、減給1か月の処分としました。
プロレスラーで文京区議会議員の西村修さんが53歳で死去 2024年からステージ4の食道がんで闘病
ステージ4の食道がん(扁平上皮がん)で闘病していたプロレスラーで東京・文京区議会議員の西村修さんが28日に死去したことが分かった。53歳だった。
西村さんは1990年4月に新日本プロレスに入門し、翌91年4月にデビュー。カール・ゴッチやドリー・ファンク・ジュニアの指導を受け、クラシカルなスタイルで観客を魅了した。2006年に新日本を退団すると、藤波辰爾の「無我ワールドプロレスリング」の旗揚げに参加。翌07年10月に無我を退団し、全日本プロレスに入団した。
2010年に政治活動を開始すると、11年に東京都文京区議会議員選挙で初当選。全日本を退団しフリーランスとなって以後は、議員活動とレスラー活動を両立させていた。
しかし24年に体調不良を訴え、検査の結果食道がんが発覚。左側上半身全体に転移しており、ステージ4と診断された。不屈の闘志でレスラーとしてリングに上がりながら闘病生活を続けていたが、出場が予定されていた1月31日の『ジャイアント馬場没25年追善~太陽ケア引退試合~木原文人リングアナデビュー35周年記念大会』(東京・後楽園ホール)は欠場。転移した脳腫瘍の進行と副作用などで容体が悪化し、緊急入院したため来場もかなっていなかった。
ジャンパー盗み店員を暴行した疑いで逮捕された広島南警察署の係長(55) 広島地検が不起訴処分
広島市内のリサイクルショップでジャンパーを盗んだ後、店員に暴行を加えたとして逮捕された広島南署の係長の男性(55)について、広島地検は不起訴処分としました。
県警によると、ことし2月、広島南署の係長(55)は、広島市南区のリサイクルショップで約2万円のジャンパー1着を盗んだ後、追いかけてきた男性店員の足を複数回踏みつけた疑いで現行犯逮捕されました。
当時、係長は店員と男性客に取り押さえられ、その後の県警の調べに対して「盗んでいないし暴力もふるっていない」と容疑を否認していました。
係長について広島地検は、2月25日付けで不起訴処分としました。
理由については「情状全般を考慮した」としています。
【2025年2月28日放送】
PTA預金、5000万円着服か 徳島県高校連合会の前会長
徳島県高等学校PTA連合会で会長を務めていた50代の男性が、連合会の預金約5千万円を着服したとして、徳島県警が業務上横領の疑いで捜査していることが28日、複数の関係者への取材で分かった。連合会は27日、使途不明金が判明したと発表した。
関係者によると、昨年秋、旅行会社から、全国の高校PTA連合会関係者が集まる大会に参加した際の旅行代金が支払われていないと問い合わせがあり発覚した。
男性は2023、24年度に口座から何度も現金を引き出していたとみられる。預金は県内の各高校PTAから会費として集金したもので、口座は男性が1人で管理していた。
連合会の調査に着服を認めたという。
北海道の女子高校生殺害、被害者を欄干に座らせ「背中を内田被告が押した」…公判で仲間側が主張
北海道旭川市・神居古潭(かむいこたん)地区の神居大橋で昨年4月、留萌市の女子高校生が石狩川に転落させられて溺死した事件を巡り、殺人罪や監禁罪などに問われた被告の女(20)の裁判員裁判が27日、旭川地裁で始まった。起訴事実を全面的に認めたが、弁護側の冒頭陳述には事件の根幹に関わる指摘が含まれている。転落の直前、被害者の背中を押した人物がいる――。(高橋剛志、岡絃哉)
昨年4月19日午前3時29分。女と「姉貴分」の内田梨瑚(りこ)被告(22)(殺人罪などで起訴)、被害者の女子高生(当時17歳)が小雨にぬれる神居大橋に到着した時、周囲の気温は6度にも満たなかった。
SNSの投稿を発端に両被告から執拗(しつよう)な暴行を受け、全裸で橋の欄干に座らされる。もはや抵抗する気力もなく、両被告から「落ちろ」「死ねや」と迫られているうちに転落した。
これが検察側の主張する殺人事件の経緯だ。つまり、「両被告が直接手を下したわけではなかった」ということになる。
対する女の弁護人は冒頭陳述で、内田被告が橋の外側に足を出す格好で座るよう女子高生に命じ、女も二の腕などを押したと説明。そして、こう続けた。「内田被告が背中を押し、被害者が欄干から落ちた。(女は)ロープをつかんでいた被害者を引っ張り上げようとしたが手が届かず、そのまま転落していった」
冒頭陳述の手続きは、検察側と弁護側がそれぞれ「今後の審理で立証する事柄」を裁判官と裁判員に説明することを目的とする。
転落直前の3人の動きについて、弁護側はどのような根拠を示すのか。検察側はどう反撃していくのか。襟つきの白色シャツと紺色のズボンという服装で出廷した女は、うつむいてまばたきを繰り返しながら双方の冒頭陳述に耳を傾けていた。
証人尋問に内田被告出廷へ、証言拒否の公算大
女の公判は今後、28日に証拠書類の取り調べ、3月3日に証人2人の尋問、4日に被告人質問という日程で進む。検察側の論告求刑と弁護側の最終弁論は5日、判決の言い渡しは7日午後3時に予定されている。
3日の証人尋問には、検察側の請求で内田被告が出廷する。「内田被告が被害者の背中を押した」という女の言い分のみに依拠して事実認定が行われれば、内田被告にとって過度に不利な内容の判決になりかねないためだ。
検察側の「公益の代表者」としての配慮とも言えるが、内田被告の弁護人は「弁護士のバックアップを得られない中で発言することには大きなリスクがある」と指摘する。このため、当日は一切の質問に答えず、尋問開始前の「虚偽を述べない」という宣誓文の朗読も拒否するという。
内田被告が尋問を拒んだ場合、検察側は刑事訴訟法の規定に基づき、捜査段階の供述調書の証拠採用を求める公算が大きい。裁判所が採用すれば、法廷で検察官が調書の要旨を朗読することになる。
内田被告は弁護人に「被害者が落ちる前に橋から離れており、転落の瞬間は見ていない」と説明している。内田被告の公判日程は決まっていないが、殺人罪などの成立を争う方針だという。
「人が雪に埋まっている」公園にうつ伏せ状態、その場で死亡確認の遺体は年代も性別も不明 警察は事件と事故の両面で捜査 北海道稚内市
28日午前、北海道稚内市の公園で雪に埋まった身元不明の遺体がみつかり、警察が事件と事故の両面で捜査しています。
遺体が見つかったのは、稚内市中央1丁目の稚内公園で、28日午前9時すぎ通りかかった人が警察に「人が雪に埋まっている」と通報しました。
駆けつけた警察官が現場を確認したところ、うつぶせで尻と太もも以外が雪に埋まった状態でみつかり、その場で死亡が確認されました。
遺体の年代や性別はわかっておらず、衣服は身に着けていました。また顔などに外傷はなかったということです。
稚内公園は、冬の期間は車両が通行止めとなっていますが、歩行者は入園可能だということです。
警察は、遺体の身元や死因を調べるなど、事件と事故の両面で捜査しています。
高額療養費見直し、石破首相「8月の引き上げは予定通り」…新たな患者も「多数回該当外れない」
石破首相は28日の衆院予算委員会で、医療費が高額になった場合、患者負担を抑える「高額療養費制度」の見直しを巡り、今年8月からの引き上げは予定通り行う考えは示した上で、「本年秋までに患者団体を含む関係者の意見を十分承り、改めて方針を決定したい」と述べた。
首相は直近12か月のうち3回、上限額を超えると、4回目以降は上限額を引き下げる「多数回該当」の仕組みに関し、「新たに病気になられる方も多数回該当から外れることがないよう新たに判定基準を設ける」と明らかにした。
「海外のバイトで稼げる」東京の20代男性が出国、行方不明に 親が警視庁に届ける
東京都内の20代男性の親が今年2月、「息子が『海外のコールセンターのバイトで稼げる』と言って出国し、連絡が付かない」と警視庁に行方不明届が出していたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。親は「(男性が)友人とカンボジアに行く予定を立てていたようだ」とも話しているといい、警視庁は東南アジアで渡航者が特殊詐欺へ加担させられる事件との関連も視野に、情報収集を行っている。
男性は2月上旬に成田空港から出国したが、その後の足取りは不明という。
東南アジアでは、ミャンマー国境地域の犯罪拠点で特殊詐欺に加担させられたとみられる日本人の少年が保護されるなどしている。警察庁が昨年10月以降に保護した人の渡航先は、ミャンマーのほか、カンボジア、中国などだった。
「プライドのため命奪った」重ね交際の女子大生殺害、27歳男に求刑通り懲役22年判決
大阪府枚方市のマンション一室で昨年5月、交際相手の大学生、渡辺華蓮(かれん)さん=当時(19)=を刺殺したなどとして、殺人などの罪に問われた無職、西光勝被告(27)の裁判員裁判の判決公判が28日、大阪地裁で開かれた。三村三緒裁判長は「自身の見えやプライドのために被害者の生命を奪う行為は身勝手極まりない」として求刑通り懲役22年を言い渡した。
被告は「一切間違いありません」と起訴内容を認めていた。被告人質問などによると、実際は無職で借金があるのに「多額の収入がある」とをついて交際していた。
借金が重なる中、「これ以上をつくのは疲れた。本当のことを言うくらいなら、渡辺さんを殺して自分も死ぬ」と考えたと説明。その上で、「自分が死んだ後に、幸せになったり別の男性と付き合ったりするのが嫌だった。自分のものにしたかった」と殺害の動機を供述していた。
判決によると、昨年5月16日、渡辺さんの首などを包丁で複数回突き刺して失血死させたほか、渡辺さんのノートパソコンやスマートフォンなど6点を盗み、スマホの電子マネーで飲食代金などを支払った。