「真歩と連絡がとれないんだけど、なにか知らない?」──知人が室賀真歩さん(25)の母親から連絡を受けたのは、9月29日15時前のこと。この時点で、室賀さんはすでに息を引き取っており、遺体は宮城県栗原市の山中に捨てられていた。
室賀さんに対する死体遺棄容疑で捕まったのは、交際相手でバー経営の三浦拓也容疑者(36)。28日、同棲していた練馬区の自宅から350キロ以上離れた山中に車で運び、室賀さんの遺体を遺棄した疑いがある。
複数の会社の役員を務める父親のもとで育ち、”高級志向”のバーを経営していた容疑者。事件の背景にあったという室賀さんとの金銭トラブルとは──。【前後編の前編】
社会部記者が話す。
「司法解剖の結果、室賀さんの死因は首を絞められたことによる窒息でした。警視庁は三浦容疑者が殺害にも関与している可能性を視野に捜査している。
逮捕前の任意の調べに対し、容疑者は『宮城県には酒の買い付けに行った』と説明した。一方、男の自宅付近の防犯カメラ映像には、29日3時ごろに男が自家用車からスーツケースを下ろす姿が映っていたとのことです。捜査関係者は、容疑者がこのケースを遺体の運搬に使ったとみている」
室賀さんは2025年7月ごろに愛知県から上京し、容疑者が切り盛りしていた東京・沼袋のバーに客として来店。9月ごろから容疑者のアパートで同棲していた。出会いのきっかけになったバーがオープンしたのは10年近く前のことで、店名は容疑者の卒業した中学校からそのまま引用されたものだという。
10年来の知人だという男性が語る。
三浦容疑者を取り巻く環境の変化
「拓ちゃん(三浦容疑者)のバーって、もともとはスナックがあったんですよ。そのときに拓ちゃんが客として来ていて、そこから仲よくなった。拓ちゃんは当時、あまりお酒に詳しくなくて、『どんな酒を仕入れたらいいですか』という相談をされて。私はウイスキーには詳しかったので、いろいろと教えていた。
あの店名にしたのは、地元の仲間たちで集まれる場所を作りたかったから。最初の頃は、中学の友達も経営に関わっていました。親とか祖父母が資産家で、儲けを出そうとははなから思っていなかったはず。”たまり場”にしたかったんでしょう」
容疑者の酒に対するこだわりは年々、強くなった。ヴィンテージのウイスキーやワイン、1本10万円はくだらないテキーラなどを仕入れ、客に提供していた。近くの飲食店や、近隣で飲んでいる客からは「ぼったくり」「高すぎる」という声もちらほら聞かれた。
“サケ密漁”瞬間 漁獲高激減のなか地元は怒り「4年後に影響する」目を疑う犯行の実態とは 北海道
【動画】 “サケ密漁”瞬間の映像 漁獲高激減のなか地元は怒り 目を疑う…犯行の実態とは 北海道
あとを絶たないサケの密漁。
“海の異変”でサケが大きく減っているいま、地元の怒りは頂点に達しています。
密漁対策に密着する中で、目を疑うような犯行の実態・その一部始終の映像を入手しました。
まとめて「筋子」を取り出す手口…密漁逮捕の瞬間
これはSTVが独自に入手したサケ密漁…瞬間の映像。
サケを釣ってはいったん草むらに隠し…
また釣っては、隠す。
そしてまとめて筋子を取り出す手口です。
北海道幕別町の十勝川で、道の漁業取締船がドローンで捉えた一部始終。
現場を立ち去ろうとする車。
運転席から出てきた男は、俄かに獲物が入った袋を投げ捨てました。
駆けつけたのは警察車両!
男は逮捕されました。
9月も同じ場所で、男たちの密漁の瞬間をまたしてもドローンがとらえました。
なぜここが・この川が狙われるのかー
(漁業取締船「ほくと」 内村嘉幸船長)「この川というのはちょっと独特で、川で魚が釣れちゃうという、ふ化場の下にあって魚がたまりやすい。そういう特殊な場所だということで、密漁者があとを絶たないのかなと」
密漁者の狙いは、イクラになる筋子なのです。
(漁業取締船「ほくと」 内村嘉幸船長)「どれくらいの年齢でどういう風体の人間がやっているかというのもわかってしまいますし、当然車のナンバーもわかりますし、車がどこからやってきてどこに帰っていくかというのも全部わかりますし。だから絶対やっちゃいけないんだよということを非常に訴えたいし、やめてもらいたい」
24時間体制で密漁の取り締まり「みんな散り散りに逃走して…」
この日、オホーツクの斜里町では町をあげての密漁対策。
視界を遮る川沿いの草や藪の刈り取りです。
中でも総勢で40人の斜里警察署は、署員十数人でシフトを組み、連日24時間体制で密漁の取り締まりに当たります。
(会議)「どこの川で密漁がやられてもおかしくないような状況となっています。なので広い範囲で密漁警戒に当たっていただけたらなと思います」
(斜里警察署 佐藤充紀署長)「夜間の警戒態勢も24時間で強化しておりますので、絶対にトクリュウチームを管内に入れさせないという強い意志で臨むように考えています」
匿名流動型犯罪グループ・トクリュウによる密漁が急増している実態。
密漁犯を確保した現場とはー
(密漁犯を確保した警察官)「ちょうどこのあたり。この辺にポーチが最初落ちていて。数時間前に警戒した時はなかったポーチが落ちていて、ポーチの中を見たらカッターナイフとか結束バンドがいっぱい入っていたので、近くにいるかなと思ってここを下って。川のへりにみんな隠れていて、何やってるんだって言ったらみんな散り散りに逃走して」
29匹のサケを密漁した疑いで逮捕されたのは男9人。
捕らえた警察官が生々しく証言する“そのとき”。
(密漁犯を確保した警察官)「全員は追えなかったのですが、そのうちの1人はとりあえず自分がとったサケを抱えるように震えて。ずっとしばらく川の中で隠れていたらしいので、服がもうベチャベチャだったので、声かけたときは震えあがっていましたね」
秋サケ釣り「ひとり竿3本・サケ3尾まで」罰則規制を導入
斜里町の漁師・小川貢一さんです。
この海で40年生き抜いてきました。
これは15年前の斜里町のサケ漁です。
銀色に輝く魚体があふれんばかり。
ところがいまは…
(漁師 小川貢一さん)「特に去年、ことしは今までないですね。ここまで少ないのはなかなか。一番とった年から見ると6分の1とか7分の1とか」
日本一のサケのマチだけに、シーズンともなると全国から釣り人が訪れます。
斜里町を含むこの地域の海に秋サケ釣りに訪れる人・およそ5万5000人。
釣り上げるサケは11万匹にのぼり、来遊するサケ全体の15%にものぼります。
そこで道は今シーズン初めて、「ひとり竿3本・サケ3尾まで」という罰則規制を導入。
違反者には拘禁刑もしくは罰金を科すことができます。
(道の担当者)「啓発を地道にやっていくことで守ってもらえるのかな」
しかしー
(釣り人)「バカなこと言うな、あんたらなんで毎日周らないのよ?」
(道の担当者)「一応毎日周っているのですが」
(釣り人)「いやいや来ないぞおまえら。毎日周ってちゃんと注意しないとダメだわ。時たま来たりよ。だからおかしな奴がいるんだよ。おれちゃんと守ってやってんだから。毎日監視しないとダメだよ。罰則規制が出来たんだから」
地元の釣り人から激しい口調で詰め寄られることもー
(釣り人)「たまたま来ないときに5本も6本も釣って帰ったってわからないでしょう?」
監視体制には限界があるのも度し難い現実です。
密漁は「4年後に影響してくる」地元の憤りは頂点に
斜里町秋の一番のイベント、47年の歴史を誇る「産業まつり」。
漁師の小川さんの姿もー
町民がずらりと並ぶ先には…小川さんが釣ったサケが!
このまつりの一番の目玉です!
それもそのはず、破格の値段!
(漁師 小川貢一さん)「町民に少しでも安い値段で還元してあげられればいいなというところがスタートですね」
(訪れた人)「うれしいですね」
(訪れた人)「普通のスーパーとか行ってもあまりないからね」
近年の“海の異変”もあり、そもそもの数が減っているサケ。
それだけに、ルール違反や、ましてや犯罪行為の密漁など言語道断なのです。
(山本記者)「密漁という犯罪を小川さんはどう考えていますか?」
(漁師 小川貢一さん)「当然やってもらったら困ることだが、特に困るのが河川での密漁。河川は次の将来の魚の種になる卵をとるために遡上してきて、もう間もなく産卵、稚魚を作るという段階なので。次の世代の卵が少なくなるということですから、4年後の魚に当然影響はしてくるので、川の密漁は絶対にやめてほしい」
密漁はサケだけじゃなくマチの未来も奪い取るー
地元の憤りは頂点に達しています。
「有事なのに乗員がいない…」自衛隊が挑む「艦船の無人化」とは? たった“20時間”で改造できる最新技術まで
防衛省が民間輸送船の自動運航調査に着手。有事の物資輸送や住民避難に不可欠な民間船の活用と、船員の安全確保・人手不足解消を狙います。「MEGURI2040」や海自哨戒艦の無人化構想と併せて解説します。
有事の島嶼防衛に「民間船の補完」は不可欠 防衛省が自動運航の調査へ
防衛省は2026年7月に発表した「令和9(2027)年度概算要求」に、民間海上輸送力の活用に向けた調査研究「自動運航技術を搭載した輸送船舶の導入に係る調査研究」を新たに盛り込みました。
この調査研究は、将来的な船員不足などの制約を見据え、民間海上輸送力を安定的に確保することを狙ったものです。計上額は「事項要求」のため明示されておらず、国家安全保障戦略など「安保三文書」の改訂や検討を経て、年末の予算案確定までに固まる見通しです。
事業実施期間は2027年度末までの約1年間。既存の民間船舶に自動運航技術を適用する際、船側にどのような改修が必要になるか、船種に応じて調査研究を進める方針です。
背景には、海上自衛隊や自衛隊海上輸送群の輸送艦艇、そして2027年までに8隻へ拡充されるPFI船舶だけでは、有事の島嶼防衛における部隊展開や物資輸送、住民避難を十分に賄いきれず、民間船舶の補完が不可欠という認識があります。民間船員の危険を最小限に抑えるためにも、将来の無人化を見据えた自動運航技術の研究が必要と判断されたと見られます。
海自で進む さくら型哨戒艦などの省人化
一方で、防衛省の取り組みとは別に、国内では公益財団法人日本財団が中心となり、海運・造船・通信などの企業とともに2020年から無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」を推進しています。
「MEGURI2040」は、少子高齢化に伴う内航海運の船員不足解消や、ヒューマンエラーによる海難事故の低減を目指すプロジェクトです。2019~2022年度の第1フェーズでは、世界で初めて内航船の実海域における無人運航実証に成功しました。
現在は第2ステージ(2022年10月~2026年9月)を実施中で、完全自動運航が一部可能なレベル(自動車の自動運転「レベル4」相当)を目指しています。既存の離島航路船、コンテナ船、Ro-Ro船のほか、無人運航機能を備えた新造コンテナ船などで実績を上げており、防衛省もこれらの成果を参考にする可能性があります。
また、人手不足は民間海運だけでなく海上自衛隊にとっても深刻な課題です。そのため海上自衛隊では、もがみ型護衛艦や、さくら型哨戒艦で大幅な省人化を追求してきたのに続き、哨戒艦自体の無人化検討も始まっている模様です。
さくら型哨戒艦は、防衛力整備計画に基づき10隻の整備が明記されており、ジャパン マリンユナイテッド横浜事業所磯子工場で建造中の1~4番艦は2026年度末までに就役する予定です。
平時における日本周辺海域の警戒監視を主目的とする同型は、自動航行機能の導入と固有武装の最小化(30mm機関砲1門)により、約30名という少人数での運航を可能にしています。警戒監視にはVTOL-UAV(垂直離着陸型無人航空機)「V-BAT」を運用しますが、将来的には開発中のコンテナ式対艦ミサイル発射装置の搭載や、SHIELD(無人アセットによる多層的沿岸防衛体制)における攻撃用UAVの母艦としての活用構想も浮上しています。
わずか「20時間」で既存船が無人化!? 米最新システムの実用性
個艦防御力が限られる哨戒艦が攻撃の一翼を担う構想に対し、斎藤聡海上幕僚長は2025年11月の記者会見で「(無人化の)技術的な推移を見ながら対応したい」と述べるなど、海上自衛隊は慎重かつ着実に無人化への検討を進めています。
こうした日本の動向を受け、国内での情報発信を強めているのが、船舶用自律航行システムと遠隔操作技術で世界をリードする米シー・マシーンズ・ロボティクス(Sea Machines Robotics)社です。同社は2026年4月に開催された国際海事展「Sea Japan 2026」にも出展しました。
同社のプロダクトは、米軍をはじめNATO諸国、中東、東南アジアなどで採用実績があります。なかでも船舶用自律航行システム「SM300」は、レーダーやカメラなどの各種センサーデータとAI画像解析を組み合わせることで、10フィート(約3m)から300フィート(約91m)までの既存船舶・艦艇の遠隔操縦や無人化を実現します。
さらに、紛争下でのGPS・通信妨害環境(デニード環境)下での動作性能も実証済みです。また、既存船を短時間で無人化・遠隔操作化できるよう、制御装置・通信機器・センサー・インターフェースを一体化したパッケージも用意されており、同社によれば「20時間以内」での改修作業が可能とされています。
自衛隊の海上展開を支える民間補給船から、哨戒艦をはじめ輸送艦艇に至るまで、既存アセットの「無人化・自動化」という要請は高まる一方です。防衛省・自衛隊がこの課題をどのように実現していくのか、今後の取り組みが注目されます。(小林春彦(月刊『軍事研究』記者))
住宅地に現れた子グマを緊急銃猟 麻酔銃で 兵庫県内で初
兵庫県丹波市氷上町常楽で9日午前、「体長40~50センチの子グマ1頭を見た」と丹波署に通報があった。署員や市職員らが住宅地の茂みに逃げ込んだクマを取り囲み、市長の判断で発砲を可能とする「緊急銃猟」を実施。実弾ではなく麻酔銃で撃った後、駆除した。県によると、県内での緊急銃猟は初めて。
署によると、最初の目撃は午前9時40分ごろ。同11時半ごろ、捜索していた署員が近くの茂みに逃げ込むクマを見つけた。丹波市によると、住宅地が近く、人命の安全確保が必要なことなどから午後3時45分に市長が緊急銃猟の実施を指示。市が委託した民間業者が同4時20分ごろ、麻酔銃を撃って命中させ、その後、薬剤で殺処分した。
対象となったのはツキノワグマのメスで、体長約70センチの子グマとみられる。
現場周辺では署や市関係者ら約20人が警戒したり、通行を止めたりした。近くに住む50代女性は「朝、洗濯物を干していたら、警察官から『クマが出たので家の中に入って』と言われた。子グマと聞いたが、親グマが近くに居たら怖いです」と心配そうだった。【幸長由子、前田優菜、木山友里亜】
「介抱のために触ってしまった」JR川崎駅で女性の胸触ったか 54歳航空自衛官を不同意わいせつ容疑で逮捕 わいせつ目的は否認
JR川崎駅で女性の胸などを触ったとして、航空自衛官の男が逮捕されました。
不同意わいせつの疑いで現行犯逮捕されたのは、航空自衛隊の准空尉、山中茂人容疑者(54)です。
山中容疑者はきのう(10日)未明、JR川崎駅の通路で、腰かけて休んでいた女性(22)の隣に座り、肩に手を回して胸を触るなどした疑いがもたれています。通行人からの通報で駆けつけた警察官が、山中容疑者が女性の体を触っているのを発見し、現行犯逮捕したということです。
取り調べに対し、山中容疑者は「介抱のために触ってしまいました」などと供述していますが、わいせつ目的については否認しています。
政治家から官僚への“お願い”は「日常的」元官僚が明かす予算編成の舞台裏 簗農水大臣の“生みの親”も指摘「官僚にとって渡りに船。議員に貸しを作っている」
簗和生農林水産大臣が、選挙で自身を支持しなかった首長のいる自治体の道路予算を「大幅にカットした」と発言した問題を巡り、野党の追及が続いている。【映像】議員の“お願い”は「日常的」だと語る元官僚 発端は今年5月、地元の自民党支部の会合での発言とされ、実際に地元・栃木3区では、対立候補を支持した市長の自治体の今年度の国土交通省の道路関連交付金が昨年度比で減額となる一方、支持した自治体は増額となっていることが明らかになっている。後に簗農水大臣は発言を撤回し謝罪。高市早苗総理も発言は不適切だと認め、厳しく注意したとしながら、更迭は否定した。『ABEMA Prime』では、この発言を巡る問題と、政治家と官僚の関係、そして構造的な問題について考えた。■「官僚は絶対に口にしない。政治家も本当は言っちゃいけないこと」 簗大臣が初出馬した時から支え、自ら「生みの親」と称する元大田原市長の千保一夫氏は、今回の問題について「プラスな面での積極的な顔の利かせ方、マイナス面の『減額しろ』というやり方、普通に両方あるもの。ただし官僚は絶対に言わないし、政治家も本当は言っちゃいけないこと」と語る。 千保氏自身も現職市長時代に、ある政治家を支持したことで、下水道事業でマイナスの働きかけを受けた経験があるとし、「あなたを支持しているおかげで、大田原市はこういう不利益を被ったから、政治的に解決してくれと言った」と訴え、自身が支持していた政治家に対応してもらい、問題が解決したことがあると述べた。 一方で、今回の簗大臣の発言については「政治家になる人は、最初は有権者がみんな神様、お客様。だから『自分を奉仕者として使ってくれ』とお願いをして、頭を下げる。ただ、だんだん当選して経済的にも豊かになり、地盤がある程度固まってくると、主客が逆転して、『俺を応援するのか、しないのか』となってくる。それは簗さんだけではなく、他の国会議員のみなさんにも申し上げたい。ただちょっと簗さんは、それが過ぎた。与党議員にしかできないことだからこそ、権力があるなら責任も大きいという自覚を持つべき」と述べた。 政治アナリストの渡瀬裕哉氏は、実際に予算が減額されたとしても、簗大臣が減額を働きかけたかどうかは分からないと指摘する。「予算が減っているのを見てから『俺が減らした』と言っている、はったりの可能性も十分ある。(問題の発言は)地元の税金で食っているような土建業者を集めたところで言っているので、そういう人たちに対しては、言っても全然おかしくない。政治家として、地元有権者にそういうグリップを効かせるために言う人もいる」。
簗和生農林水産大臣が、選挙で自身を支持しなかった首長のいる自治体の道路予算を「大幅にカットした」と発言した問題を巡り、野党の追及が続いている。
【映像】議員の“お願い”は「日常的」だと語る元官僚
発端は今年5月、地元の自民党支部の会合での発言とされ、実際に地元・栃木3区では、対立候補を支持した市長の自治体の今年度の国土交通省の道路関連交付金が昨年度比で減額となる一方、支持した自治体は増額となっていることが明らかになっている。後に簗農水大臣は発言を撤回し謝罪。高市早苗総理も発言は不適切だと認め、厳しく注意したとしながら、更迭は否定した。『ABEMA Prime』では、この発言を巡る問題と、政治家と官僚の関係、そして構造的な問題について考えた。
■「官僚は絶対に口にしない。政治家も本当は言っちゃいけないこと」
簗大臣が初出馬した時から支え、自ら「生みの親」と称する元大田原市長の千保一夫氏は、今回の問題について「プラスな面での積極的な顔の利かせ方、マイナス面の『減額しろ』というやり方、普通に両方あるもの。ただし官僚は絶対に言わないし、政治家も本当は言っちゃいけないこと」と語る。
千保氏自身も現職市長時代に、ある政治家を支持したことで、下水道事業でマイナスの働きかけを受けた経験があるとし、「あなたを支持しているおかげで、大田原市はこういう不利益を被ったから、政治的に解決してくれと言った」と訴え、自身が支持していた政治家に対応してもらい、問題が解決したことがあると述べた。
一方で、今回の簗大臣の発言については「政治家になる人は、最初は有権者がみんな神様、お客様。だから『自分を奉仕者として使ってくれ』とお願いをして、頭を下げる。ただ、だんだん当選して経済的にも豊かになり、地盤がある程度固まってくると、主客が逆転して、『俺を応援するのか、しないのか』となってくる。それは簗さんだけではなく、他の国会議員のみなさんにも申し上げたい。ただちょっと簗さんは、それが過ぎた。与党議員にしかできないことだからこそ、権力があるなら責任も大きいという自覚を持つべき」と述べた。
政治アナリストの渡瀬裕哉氏は、実際に予算が減額されたとしても、簗大臣が減額を働きかけたかどうかは分からないと指摘する。「予算が減っているのを見てから『俺が減らした』と言っている、はったりの可能性も十分ある。(問題の発言は)地元の税金で食っているような土建業者を集めたところで言っているので、そういう人たちに対しては、言っても全然おかしくない。政治家として、地元有権者にそういうグリップを効かせるために言う人もいる」。
簗農相「予算カット」発言、交付金大幅削減に2市町困惑…道路工事発注取りやめも
簗農相が自身を衆院選で支援しなかった地元首長の自治体の道路予算を「大幅にカットした」と発言した問題で、簗氏が言及した栃木県那須烏山市と那珂川町では、一部の道路整備事業を先送りせざるを得なくなり、地元からは困惑する声が上がっている。
那珂川町大山田上郷の町道「上郷須賀川線」は、拡幅工事が完了している部分は片側1車線だが、未着工の部分は道路幅が狭く中央線もない。道路幅が狭いため車がすれ違うのは難しく、拡幅工事が完了した道路で待機する車も見られた。近くに住む男性は「この道路は大きなトラックが通ることもある。住民としては切実な問題なので、早く道路を広げてほしい」と話していた。
しかし、同町は今年度、同路線の工事の財源にする予定だった国の交付金の内示額が少なかったため、工事の発注を取りやめた。同町によると、道路予算の「防災・安全交付金」について国土交通省に7208万円を要望したが、内示額は2262万円で、前年度比では約54%減っていた。
事業は2019年度に始まり、全長約2キロのうち約4割で工事が完了、今年度の工事区間は約200メートルだった。32年度に完了予定だったが、工期が遅れる可能性があるという。
同様に道路関連の交付金が削減された那須烏山市でも、今年度予定していた市道拡幅工事3路線のうち、同市藤田の市道・富士見台工業団地線が来年度に延期される見通しとなった。市幹部は「那須烏山のような財政規模の小さい自治体で交付金を大幅に削減されれば事業が成り立たない」と憤る。
市建設課によると、同路線の拡幅工事は13年度に始まり、全長約1・3キロのうち今年度は約100メートルで工事を実施する予定だった。市は、今年度の道路工事費として「社会資本整備総合交付金」と防災・安全交付金の計約1億5000万円を国に要望していたが、内示額は約70%で、前年度比で約30%減った。
簗氏は、2市町の予算について国交省に問い合わせたことを認めているが、予算を減らすよう働きかけたことは否定している。これに対し、川俣純子市長は、「暗に予算減額の圧力をかけ、忖度(そんたく)を強要しているとも受け取れる」「2市町に限定した問い合わせを行った理由は何か」などとするコメントを出し、疑念を深めている。
那須烏山市議会は14日に臨時会を開催し、簗氏の言動に抗議する決議について審議する予定という。
自民県連幹事長「非常に遺憾」
自民党栃木県連は10日、宇都宮市上大曽町のホテル東日本宇都宮で、政治資金パーティー「とちぎ自民党2026政経フォーラム」を開催した。県連によると、4年ぶりの開催で、会場には県選出の国会議員や県内首長、団体関係者ら1050人が集まった。
フォーラムは冒頭のみ公開され、県連会長の茂木外相はあいさつで、「来年4月、統一地方選の必勝に向けて、県連一丸となって取り組んでいきたい」と呼び掛けた。
簗農相は公務のため欠席したという。フォーラム後、報道陣の取材に応じた県連の日向野義幸幹事長は、簗氏の予算削減に関する発言について、「非常に遺憾だ」と述べ、「しっかりと自分自身の説明責任、職責を果たしていくことが責任の取り方だ」と強調した。
被害女性との間には過去に“交際トラブル”も…パチンコ店立てこもり事件で治療を受けていた容疑者の男(32)を逮捕 福島・会津若松
福島県会津若松市のパチンコ店で起きた立てこもり事件で、警察は、けがのため入院していた男(32)を逮捕しました。
建造物侵入と監禁の疑いで逮捕されたのは、会津若松市の無職・安部能人容疑者です。
警察によりますと安部容疑者は、10月5日の午後7時半ごろ、会津若松市にあるパチンコ店に侵入し、休憩室で店舗関係者である女性(30代)を監禁した疑いがもたれています。
安部容疑者と女性の間には過去に交際関係を巡る複数の相談が警察に寄せられていたということです。
警察の調べに対し安部容疑者は「監禁したつもりはなかった」と容疑を一部否認しています。
東大和市のアパートで女性が頭を刺された事件 元交際相手の男を発見 警視庁
10日、東京・東大和市のアパートで、女性が頭を刺された事件で、逃走していた刺したとみられる元交際相手の男が、11日、警視庁に発見されました。
警視庁によりますと10日午後1時ごろ、東大和市清原にあるアパートの敷地内で住人の50代の女性が外出しようとしたところ、男に頭を刃物のようなもので刺される事件がありました。
女性は側頭部を数針縫うケガで、命に別条はありませんでした。
刺したとみられる女性の元交際相手で50代の男は事件後に逃走していましたが、警視庁は11日、男を発見したということです。
過去に女性から男について警視庁に相談があったということで、警視庁は男女間のトラブルがあったとみて経緯などを詳しく調べています。
民家玄関先でクマに襲われ男性重傷、近くにツキノワグマのものと見られる爪痕…愛知・豊田
11日午前7時20分頃、愛知県豊田市小原北町の民家で、玄関先にいた住民の男性会社員(59)がクマ1頭に襲われ、頭などに重傷を負った。
豊田署などによると、男性は救急搬送されたが、命に別条はないという。同署員や同市職員、猟友会による周辺の捜索ではクマは見つからなかったが、近くの木からは、ツキノワグマのものと見られる爪痕が見つかったという。
同県によると、今年度は9月30日までに、この地域を含む県内北部を中心にクマの出没情報が58件寄せられていた。同県のクマによる人身被害は2019年10月以来約7年ぶりという。