中国念頭、ASEANと連携強化=高市氏、外交デビュー「大きな成果を」―26日首脳会議

【クアラルンプール時事】高市早苗首相は25日、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席するため、政府専用機でマレーシアを訪れた。26日にASEANとの首脳会議に出席。アジア太平洋地域で覇権主義的行動を強める中国を念頭に、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」や自由貿易の重要性を訴える。
首相にとって就任後初の外国訪問で、本格的な外交デビューの場となる。日本出発に先立ち、羽田空港で記者団に「ASEANはインド洋と太平洋の結節点、世界の成長センターで、日本が主導するFOIPの要だ」と強調。その上で「ASEAN首脳との信頼関係を深め、大きな成果を挙げたい。世界の真ん中で咲き誇る日本外交をしっかりと進めていく」と意欲を示した。
首相は24日の所信表明演説で、FOIPを「外交の柱として力強く推進し、時代に合わせて進化させていく」と宣言。中国の動向を視野に今後、基本的価値を共有する東南アジアの同志国との連携を深めたい考えだ。 [時事通信社]

ホテル問題の前橋市長、現時点での辞職否定「信頼回復に専念する」…来月にも公開型の市民対話集会

既婚の男性職員とホテルに10回以上行っていた問題を巡り、前橋市議会の7会派から辞職と出直し選への立候補を要求された小川晶市長(42)は24日、「自分の決断に基づき必要があればまた判断したい」と現時点での辞職を否定した。来月にも公開型の市民対話集会を開き、続投への理解を得たい考えだ。
小川市長はこの日の定例記者会見で、続投と給与減額の方針は変えず、「(市民の)信頼回復に専念する」と強調。7会派が「信頼回復は不可能」と主張する中、「いろいろな要素を含めて判断をしたいので、特に厳しい声は聞かせていただきたい」と述べた。ただ、賛否の割合を基に進退を改める考えは否定し、「最終的な判断は私が結論を出す」とした。
昨年の市長選で小川市長を支援した有志ら主催の市民対話集会(非公開)に出席したことへの批判を念頭に「支援者や近い方しか集まらない状況もあり、フラットな形で声を聞くのが難しかった」と釈明した。
一方、一部の市議が求めた第三者委員会に関しては「専門家に何を判断してもらうのかが難しい」と述べ、設置を見送るとした。男性職員の処分の公表については、任命権者の小川市長が最終的に判断する見通しで、市職員課は「懲戒処分になれば基準に照らし、公表する」としている。

自維連立をゼロから構築 フィクサーは「泉州のおっちゃん」首相を「サナエちゃん」と呼ぶエンちゃんって誰

大阪・ABCテレビのニュース情報番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜・前9時30分)が25日、生放送され、高市早苗首相の内閣発足を取り上げた。自民党と日本維新の会とを連立政権樹立に導いた陰の功労者として、番組では、ある政治家をピックアップした。
維新は連立の枠組みの中で、閣僚、副大臣、政務官を出さない閣外協力を選択。一方で維新国対委員長の遠藤敬氏が「連立合意政策推進担当」として首相補佐官に任命された。政治ジャーナリストの青山和弘氏は「この人は、維新と自民との連立を完全に陰で成立させた最もな功労者。なので(維新としては)この人は官邸の中に入れ、連絡調整係をちゃんとこっち側…江戸に置いておくという感じですね」と解説した。
さらに松井一郎前大阪市長のX(旧ツイッター)による「(遠藤氏は)誰とでも友達になれる懐の深い人」という投稿を紹介。そして元衆議院議員の宮崎謙介氏が以下のように続けた。
「陰でエンちゃんと呼んでます。表では遠藤先生って言ってますけど。吉村(洋文・大阪府)知事の言葉を借りて言いますと、みんなの共通認識ですけど『泉州のおっちゃん』なんですよ。もうその辺にいそうなおっちゃん。誰とでも仲良くできるというのは本当にその通りで。私、(9月に)『(岸和田)だんじり祭り』に遠藤先生に呼ばれて行ったんですよ。『いろいろ盛り上がるメンバー呼んどいたから』って。私も妻(金子恵美氏)を連れていって。三浦瑠麗さん(国際政治学者)とかもいて、あと、あのエッフェ…エッフェル…何だっけあの人? あの、松川るいさん…」
話がそれかけたところを、MCの東野幸治に「何で『エッフェル』の方で覚えてるんですか」とツッコまれ、宮崎氏は両手を合わせて平謝りしつつ、言葉をつないだ。
「松川さん(自民党の参院議員)もいらして(笑)。でね、そこに保守ばっかり固めたのかなと思ったら、何と蓮舫さん(立憲民主党の参院議員)がいたんですよ。ちょうどその1か月前ぐらいに、メディア上で金子と蓮舫さん、バチバチやったってのがあって。すごい寒い空気になって。でも遠藤さんはひとり笑っているという。そういう、みんなと仲良くなれるのは政治の世界では大事」
遠藤氏が保革問わず、太く幅広い人脈を持っていることをうかがわせた。
続いて青山氏が以下のように述べた。
「最初、小泉さんと維新(が蜜月)って言ってたんだけど、ちゃんと遠藤さんは、総裁選の期間中に高市さんと飲んでる」
ゲストが「へ~!」と感心する中、宮崎氏も「『サナエちゃん』って呼んでるんですよ。『サナエちゃんが~』って」とうなずきつつ、以下のように暴露した。
「小泉さんじゃなくて高市さんになった瞬間に、維新がみんなガックリきたんですよ。もう本当に握ってたんで。小泉新総理で維新と連立って握ってた」
東野が目を見開いて「完全に握ってた?」と確認すると、宮崎氏は「私の取材では完全です。完全中の完全です」と断言。東野に「俺が言うのもナンやけど、口軽すぎるやろ」とツッコまれたが、こう続けた。
「これは『言っていい』って言われてるんで。で、エンちゃんに『高市さんになっちゃいましたね』って(メッセージで)言ったら、ガッカリマーク(の絵文字)が来たんです。でも、その日にもう萩生田さん(光一・自民幹事長代行)から…仲いいんですよね…エンちゃんとこに連絡がいって。そこからゼロから、エンちゃんしかいなかったんで(維新で)高市さんと話せる人が。そこから今のこの(連立)劇が始まったので、エンちゃんはすごいんです」
最後は青山氏が「で、補佐官になるということにつながるんですね」とまとめると、レギュラーメンバーのほんこんが「エンちゃん(番組に)呼んだらええねん」と笑わせていた。
遠藤氏は大阪・高石市出身で大産大付高卒。「サナエちゃん」と呼ぶ高市首相の8学年下の57歳。岸和田市、泉大津市、和泉市、高石市、泉北郡の泉州北部を区域とする大阪18区から、衆院選に比例復活なしで連続5回当選している。

袴田さん姉、ローマへ出発 国際会議で死刑廃止訴え

1966年の静岡県一家4人殺害事件で死刑判決を受け、再審無罪が確定した袴田巌さん(89)の姉ひで子さん(92)は25日、ローマ教皇レオ14世らが出席する国際会議に参加するため、羽田空港からイタリア・ローマへ出発した。28日午前(日本時間28日午後)、死刑廃止を訴えるスピーチをする予定。袴田さんは拘禁症状や体調を考慮し、同行しない。
ひで子さんは25日午前8時前、袴田さんと暮らす浜松市の自宅を出た。袴田さんに「あんたの代わりにローマへ行ってくるでね」と伝えると、「ああ、そう」と返答があったという。ひで子さんは空港で「巌が頑張ったことを伝えたい」と話した。

火山情報 北海道・雌阿寒岳で噴火発生 約1ヶ月半ぶり

今日25日(土)13時17分頃、北海道の火山 雌阿寒岳(めあかんだけ)のポンマチネシリ火口で噴火が発生し、現在も継続中です。噴煙は灰白色で火口縁上の高さ約200mまで上がり、北東に流れています。

この噴火による大きな噴石の飛散は確認されていません。
火山活動の状況及び予報警報事項
今回の噴火は、2025年9月12日から15日の間に発生した噴火以来です。

雌阿寒岳では、9月11日(木)から火山活動がやや活発になっており、9月15日(月)の現地観測により、熱活動の活発化が確認されました。また、ポンマチネシリ火口内及びその近傍にごくわずかな火山灰の堆積を確認しました。気象庁の火山監視カメラの画像では12日(金)に灰色の噴煙を上げている様子がみられており、この際に火山灰を噴出した可能性が考えられます。
噴火警戒レベル2が継続中
9月15日(月)、気象庁は雌阿寒岳(めあかんだけ)の噴火警戒レベルを、レベル1(活火山であることに留意)からレベル2(火口周辺規制)に引き上げました。レベル2になったのは2018年以来7年ぶりです。

雌阿寒岳では、今後、ポンマチネシリ火口から約500mの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があります。

▼対象市町村等

火口周辺警報:入山規制等

北海道釧路市 北海道足寄町
防災上の警戒事項等
ポンマチネシリ火口から約500mの範囲では、噴火に伴い弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体などの指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

風下側では火山灰や小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。

**(参考:噴火警戒レベルの説明)**

【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。

【レベル4(高齢者等避難)】:警戒が必要な居住地域での高齢者等の要配慮者の避難、住民の避難の準備等が必要。

【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて高齢者等の要配慮者の避難の準備等。

【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。

【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規制等。

(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)

静岡・清水港入港の貨物船からコカイン20キロ押収 5億円相当 海保

海上保安庁清水海上保安部は24日、静岡県の清水港に入港した外国籍の貨物船から押収したコカイン20キログラム(末端価格約5億円相当)を報道陣に公開した。
清水海保によると、名古屋税関清水税関支署や県警との合同捜査で7月10日、複数の国を経て清水港に着岸した貨物船の船底から、ボストンバッグに入ったコカインを発見した。かばんにはビニールで何重にも梱包(こんぽう)し小分けにされた1キログラムの塊が20包入っていた。末端価格は1グラム2万5000円。密輸犯は見つかっておらず、捜査を継続している。
入港船に実施する立ち入り検査の一環で、清水海保の潜水士が見つけた。水深約12メートルの船底に、エンジン冷却用の海水を引き込む取水口があり、付近にボストンバッグが隠されていた。通常は船員も点検しない場所だという。隠した時期や方法は捜査中で、船籍は公表していない。船員は密輸に関与していないとみているという。
各地の港を巡る船に品物を乗せ、知らぬまに運ばせる密輸は「パラサイト(寄生)型」と呼ばれ、2019年に愛知県豊橋市の三河港で発見されて以来、全国で2例目の摘発となった。【藤渕志保】

広島のベトナム人女性殺人、技能実習生の女を強盗殺人容疑などで逮捕

広島市西区中広町の集合住宅の一室で、住人のベトナム国籍のアルバイト女性(32)を殺害したなどとして、広島県警は25日、ベトナム国籍で同市佐伯区杉並台の技能実習生、ディン・ティ・フォン容疑者(32)を強盗殺人と住居侵入の両容疑で逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。
発表によると、フォン容疑者は15日午前9時5分頃~午後6時35分頃、女性宅で女性の頭や顔などを硬い物で複数回殴るなどして殺害した上、室内を物色した疑い。

須磨学園高、第三者委のいじめ報告書公表せず 元生徒側が公表求める

須磨学園高(神戸市須磨区)が校内であったいじめの問題を巡り、文部科学省のガイドラインで公表が望ましいとされる第三者委員会の調査報告書を、完成後も約1年間にわたって公表していないことが分かった。第三者委設置を求めた元生徒側は当初から公表を求めており、兵庫県に対して学校に公表を求めるよう改めて要望した。
第三者委の認定事実によると、2022年10月、X(当時はツイッター)で実名を挙げられて「死ね」などと同級生に書き込まれた。その後、体調を崩して転校したという。第三者委は24年10月、これらを「いじめに該当し、重大事態にあたる」と認定。学校側が当初いじめと認めず、教員の対応も不十分だったと指摘した。
学校側は24年4月、元生徒側の説明への反論と、学校独自にまとめた報告書をホームページで公表(後に元生徒側から抗議を受け削除)。第三者委の報告書は今年5月に県に提出したものの、いまだに公表していない。
これらについて、学校側の代理人弁護士は「訴訟になる可能性もあるため回答は差し控える」としている。元生徒の父親は「私たちにとっては報告書の公表がひとつの区切りだった。都合の悪い事実を隠したいだけではないか」と憤った。【稲生陽】

<独自>不透明運営指摘の朝鮮学校への補助金、5年度も1億9千万円超 実質的横ばい続く

全国の朝鮮学校に対し令和5年度に補助金を支出した道府県と市区町は計94自治体で、総額は1億9439万円に上ったことが25日、文部科学省への取材で分かった。前年度比で3700万円の減だが、在籍者が減少する中、実質的には横ばいでの推移とみられる。北朝鮮の影響を強く受ける教育活動など不透明な運営実態が指摘される中で日本の自治体からの補助金支出が続いている現状がうかがえる。
文科省の内部資料によると、5年度に管内の朝鮮学校や通学する子供がいる家庭に補助金を支出した自治体は兵庫や愛知など11道府県と、荒川区や京都市、足立区など83市区町の計94自治体に上る。自治体数を見ると、補助金支出は、平成28年度が計121自治体(14道府県、107市区町)で4年度に100を割り込んだが、5年度も大きくは減っていない。
一方、補助金の総額は5年度は前年度比3700万円減の1億9439万円だった。内訳は道府県が同3139万円減の9127万円で、市区町が同562万円減の1億312万円となっている。
全体の減少額(3700万円)のうち愛知県が2766万円で7割超を占めるが、県私学振興室によると、校舎の建て替え事業への補助が終了したためで、補助自体の見直しを行ったものではないとしている。
自治体の関係者によると、朝鮮学校を巡っては少子化行や日本国籍取得などで在籍数が減少傾向にあり、生徒数に応じて反映される補助も減少しているとみられる。こうした要因を加味すると補助金支出は横ばいで推移しているとされる。
朝鮮学校では故金日成主席の功績をたたえ、日本や米国を批判するなど日本の学習指導要領に即さない偏向教育が行われている。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の影響下にあるとされ、不透明な運営実態に対して補助金の支出を続ける妥当性を問う声も根強い。
北朝鮮事情に詳しい麗澤大の西岡力特任教授は「朝鮮学校の教育内容が北朝鮮の意向に左右されることは明らかで支配を受けた状態だ。補助金を出す判断をするならば、少なくとも東京都や大阪府が実施したような調査をすべきだ」と話した。

未曽有のクマ被害、対策グッズの品切れ続出…米国製の撃退スプレー1万6467円も売り上げ2倍

盛岡市でクマの目撃が相次いでいる。特に9月以降、市役所や県庁が立ち並ぶ中心部、住宅街の近くで別の個体とみられるクマが次々と出没。23日もクマ1頭が約4時間にわたり、中津川の河川敷などを疾走し、周囲は緊迫した雰囲気に包まれた。これまでけが人や物的被害は確認されていないが、盛岡市は自治体が市街地での発砲を認める「緊急銃猟」の体制整備を急いでいる。
盛岡東署によると、23日午前6時10分頃、中津川にかかる「下の橋」付近の河川敷で、「クマが歩いている」と通行人から110番があった。クマは目撃場所から近い盛岡城跡公園に向かった後、市役所裏手の河川敷のやぶに同7時頃からとどまった。
朝の通勤ラッシュの中、現場では署員や市職員らが対応にあたり、クマと約2時間「にらみ合い」に。散歩中の70歳代女性は「こんな街中にクマが出るなんて恐ろしくてびっくり。被害が出ないといいが」と心配そうに状況を見つめた。
クマはその後、河川敷を走ったり川の中を泳いだりしながら上流方面へ移動。署員らが花火や爆竹を鳴らすなどして追いかけたが、山岸地区の住宅街に逃げ込み、同10時半頃を最後に姿が見えなくなったという。

市中心部では9月以降、クマの出没が続発している。先月25日にはJR盛岡駅からほど近い住宅街の店舗に成獣とみられるクマが体当たりした。今月19、20日には、若園町の住宅街や県庁に近い内丸などでも2~3頭のクマの目撃情報が複数寄せられた。
市の担当者は「どこにクマが出没するかわからない状況にある。家の外に生ゴミを放置しないなどの基本的な対策を徹底するなど、常に注意を払ってほしい」と呼びかけている。
対策グッズ売れ行き好調…例年の数倍、品切れも

クマの出没が相次ぐ中、岩手県内のホームセンターではクマ対策グッズの売れ行きが好調だ。撃退スプレーや爆竹などの商品が例年の数倍売れており、品切れも続出。店舗の担当者は「万が一のために備えてほしい」と呼びかけている。
盛岡市の「サンデー盛岡本宮店」は店頭に特設コーナーを設置した。9月頃から売れ行きが伸び始め、関連商品の売り上げは例年の約6倍に急増。店舗近くの原敬記念館では20日にクマが出没し、翌日には撃退スプレーが完売した。携帯用ブザーも品切れ状態が続いている。
山田町の「ホームワンサトー」では、米国製の撃退スプレー(税込み1万6467円)の売り上げが昨年の約2倍のペースで推移している。店によると、役場関係者やマツタケ採りなどで山に入る客が買い求めているという。
クマが嫌う大型犬の鳴き声を大音量で流す新商品「熊よけわんわんホーン」は、今月販売を始めたが、初回仕入れ分は完売し、現在は第2弾が並ぶ。同店の佐藤正基専務は「お客さんには命を守るために必要なグッズだと説明している。万全な対策をお願いしたい」と話している。