群馬県警前橋東署は8日、前橋市の無職女性(85)が現金20万円をだまし取られる詐欺被害に遭ったと発表した。警察官を装った男が「犯人を見張るからお金を渡して。後で逮捕する」と伝えるなど、警察が市民に協力を求めて摘発する「だまされたふり作戦」を逆手にとった手口だった。
発表によると、7日午後5時頃、女性宅に市職員を名乗る男から「厚生年金の残高が足りない。金融機関に手配して取りに行かせる」とうその電話があった。約30分後には警察官をかたる男から「犯人があなたの家に入っていくのを確認した。見張っているから金を渡して。渡した後に逮捕する。協力をお願いします」と電話があり、ほぼ同時に訪れた金融機関職員を装う男に、女性は現金20万円を渡した。
県警は「電話連絡のみで、だまされたふり作戦をすることはない」として、注意喚起している。
津波で不明の6歳女児「なっちゃん、ママとパパのもとに帰れたね」…100キロ先で遺骨見つかる
14年7か月捜し続け「あきらめていたところに…大変うれしい」
東日本大震災で津波にのまれ、行方不明となっていた岩手県山田町の山根捺星(なつせ)ちゃん(当時6歳)の遺骨の一部が、100キロほど離れた宮城県南三陸町志津川で見つかった。宮城県警が9日、鑑定による身元の特定を発表した。14年7か月にわたって娘を捜し続けた家族は「発見してくださった方々に大変感謝しています」とコメントした。(東北総局 徳山喜翔、釜石支局 押尾郁弥)
発表によると、遺骨は下あごの一部。南三陸町や隣接する気仙沼市の海岸などをボランティアで清掃していた工事業者が、2023年2月に収集物の中から発見し、警察へ届け出ていた。
宮城県警は東北大学などの協力を得て、母系の血縁関係を特定するミトコンドリアDNA型鑑定と、歯の表面から採取した微量のたんぱく質の解析などを進めた。その結果、今年9月24日に身元を特定できたという。
遺骨は近く、両親に引き渡される。身元判明の報告を受けて、家族は宮城県警を通し「ボランティアで清掃してくださった方々、収集物から発見してくださった方々、調査をしていただいた警察の方々に大変感謝しています。あきらめていたところに連絡をいただき驚きましたが、大変うれしいです」と談話を出した。
震災当日、捺星ちゃんは祖母と2人で自宅にいたところを津波に襲われた。逃げようとしたが、玄関先に迫った水を怖がり、家の中に引き返して流された。祖母は奇跡的に助かった。
被災直後、捺星ちゃんが通う山田町の保育所の卒園式では、代理として母(49)が保育証書を受け取った。見つからないまま時間だけが経過し、24年の追悼式で、母は20歳を迎えるはずだった娘を思って花を手向けたが、「私の中では6歳で止まっている」と語っていた。
捺星ちゃんは、おままごとやブロック遊びが大好きだった。遊戯会では元気いっぱいに踊っていた。給食の「おいなりさん」を楽しみにしていた。
当時を知る保育士の女性(50)は「写真を見る度、早く見つかってほしいと思っていた。『なっちゃん、ママとパパのもとに帰れてよかったね』と声をかけてあげたい」と感無量の様子で話した。
行方不明者数は2519人に
警察庁によると、依然として2519人が行方不明となっている。不明者の身元が特定されたのは、23年以来という。
高市総裁、内モンゴル自治区巡る人権問題集会にメッセージ…中国共産党の弾圧「憤りを禁じ得ない」
自民党の高市総裁は9日、中国の内モンゴル自治区の人権問題などを議論する集会にメッセージを寄せ、同自治区(南モンゴル)で中国共産党による弾圧が続いていると指摘して「憤りを禁じ得ない」と批判した。
集会は国会内で開かれ、世界モンゴル人連盟などが主催した。高市氏のメッセージは、自民の「南モンゴルを支援する議員連盟」会長として出したもので、司会者が代読した。「自由、法の支配、基本的人権などを共に守るために連帯を強めていきたい」とも訴えた。
宮城県知事選挙、現職と新人4人の計5人の争い確定…26日投開票
宮城県知事選は9日告示され、いずれも無所属で、6選を目指す現職と新人4人が立候補を届け出て、5人による争いが確定した。投開票は26日。5期20年の現県政への評価などが争点となる。
現職の村井嘉浩氏は、自民党県議らが支援組織を作ったほか、公明党県議団も支持を決めた。新人で前県議の遊佐美由紀氏は、立憲民主党の地方議員や共産党県組織が自主的に支援。新人で前自民党参院議員の和田政宗氏は参政党と政策に関する覚書を締結している。
村井 嘉浩(よしひろ) 65 無現 知事和田(わだ)政宗(まさむね) 51 無新 (元)参院議員金山(かなやま)屯(じゅん) 85 無新 (元)設備工事業遊佐(ゆさ)美由紀(みゆき) 62 無新 (元)県議伊藤(いとう)修(しゅう)人(と) 33 無新 (元)角田市職員
(届け出順。(元)は前職を含む。年齢は投票日現在)
商店街で起きた強盗致傷事件…14歳中学生を逮捕 洋服店でベストを万引きし男性の顔殴って重傷負わせた疑い
10月7日に大須商店街で起きた強盗致傷事件で、中学生が逮捕されました。 警察によりますと、住居不詳の14歳の男子中学生は7日夜、中区大須3丁目の洋服店で1万6280円のベストを万引きし、止めようとした男性(33)の顔を殴ってケガをさせた疑いで逮捕されました。 男性(33)は近くの店の店員で、顔の骨を折る重傷です。 男子中学生(14)は、9日未明に名古屋市内の警察署に出頭していて、「物を盗んだのは違うけど、殴って逃げたのは間違いない」と容疑を一部否認しています。 また、共犯とみられるもう1人の男も別の警察署に出頭していて、警察が事情を聴いています。
ツイートは「著作物」認定 無断転載に賠償命令、東京地裁
ツイッター(現X)の投稿をスクリーンショットした画像を無断転載された原告が、著作権を侵害されたとして、転載したアカウントの利用者に約200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は9日、投稿は著作物に当たると認定し、約40万円の支払いを命じた。
判決によると、原告は2023年、自身のアカウント画像と過去に投稿した特定の俳優を応援するツイート内容をスクリーンショットされ、インターネット掲示板などに転載された。
杉浦正樹裁判長は、アカウント画像や投稿は「個性が表れたものといえ、思想や感情を創作的に表現したもの」と認定し、著作物だと判断。転載は著作権侵害に当たるとした。
毎日放送と社員ら不起訴に=航空法違反容疑で書類送検
毎日放送(大阪市)は9日、大阪・関西万博開幕日のドローン使用を巡り、航空法違反容疑で書類送検された法人としての同社と社員ら3人について、いずれも不起訴処分になったと発表した。処分は7日付。
同社によると、4月13日の万博開幕日のイベント撮影でドローンを使用した際、国土交通省への「飛行計画の通報」手続きをしていなかった。大阪府警が9月26日、書類送検していた。 [時事通信社]
前橋市の小川晶市長、きょう自身の事務所にコールセンター開設…市役所へ苦情や無言電話7918件
前橋市の小川晶市長(42)が既婚の男性職員とホテルに10回以上行っていた問題で、市長の事務所は9日、市民の意見や要望を聞くコールセンターを10日午後1時に開設すると発表した。
事務所によると、平日は午前9時~午後5時、土日は午前10時~午後4時に対応する。市の発表によると、9日午後4時までに市役所に来た苦情や無言電話などは計7918件に上る。
北陸道にクマの親子3頭の死骸 先に死んだ2頭の周辺を1頭うろつく
9日午前5時5分ごろ、富山県立山町前沢の北陸道上り線で道路の真ん中でクマ2頭が死んでいると、車で走行していた目撃者から道路管理者の中日本高速道路(NEXCO中日本)を通じて、富山県警高速隊に通報があった。
高速隊によると、親とみられるクマ1頭と子グマ1頭の死骸が見つかった。別の子グマ1頭がこの2頭の周辺をうろついていたため、北陸道の富山インターチェンジ(IC、富山市)―立山IC(立山町)間の上下線が一時、通行止めとなった。
約10時間後の午後3時10分ごろ、現場近くの上り線で子グマ1頭の死骸が発見された。3頭とも車にはねられたとみられる。【砂押健太】
自民税調会長に「インナー外」の小野寺五典・前政調会長を起用へ…財政規律派の宮沢洋一氏と交代
自民党は9日、新執行部発足に伴う党内人事で、党税制調査会長に、旧岸田派の小野寺五典・前政調会長(65)を起用する方針を固めた。同じ旧岸田派の宮沢洋一税調会長(75)の後任となる。
税調会長は高い専門性が求められるため、党税調の実質的な意思決定機関である「インナー」と呼ばれる非公式会合のメンバーから選ばれることが多く、インナーではない小野寺氏の起用は珍しい。自民の高市総裁は、積極財政路線の経済政策を掲げており、旧大蔵省出身で財政規律派として知られる宮沢氏を交代させる方向で調整していた。
小野寺氏は、衆院宮城5区選出の当選9回で、2度の防衛相などを歴任している。昨年9月からは党政調会長を務め、所得税の課税最低限を引き上げる「年収の壁」見直しなど野党との調整に当たった。
高市氏は9日夜のNHK番組で小野寺氏の起用を認めた。与野党で「年内のできるだけ早い時期の実施」で合意しているガソリン税の暫定税率廃止と、国民民主党と「178万円への引き上げを目指す」と合意している「年収の壁」見直しについて触れ、「公党の合意はしっかり守っていくことを基本に活躍してほしい」と語った。